JP2010147077A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】選択ゲート電極の上部と制御ゲート電極の上部の距離を短くしつつ、選択ゲート電極と制御ゲート電極の間の短絡不良を抑制させること。
【解決手段】半導体基板10のチャネル領域の両側に形成された不純物領域15と、チャネル領域上にゲート絶縁膜11aを介して形成された選択ゲート電極12aと、選択ゲート電極12aの両側面乃至チャネル領域の表面にゲート分離絶縁膜13を介してサイドウォール状に形成された制御ゲート電極14aと、制御ゲート電極14aの側壁上を覆う保護絶縁膜16、17と、選択ゲート電極12a上に形成されたシリサイド層18と、を備える。保護絶縁膜16、17は、制御ゲート電極14aの側壁上を覆うシリコン窒化膜16と、シリコン窒化膜16上を覆うシリコン酸化膜17との2層構造となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、不揮発性メモリを有する半導体装置に関する。
従来の不揮発性メモリを有する半導体装置では、半導体基板110の主面にチャネル領域を挟んで一対の不純物領域115が形成され、チャネル領域上にゲート絶縁膜111を介して選択ゲート電極112が形成され、選択ゲート電極112の両側面乃至チャネル領域(不純物領域115と選択ゲート電極112の間の領域のチャネル領域)の表面にゲート分離絶縁膜113(例えば、ONO膜)を介してサイドウォール状の制御ゲート電極114が形成されたメモリセルを有するものがある(図7参照)。このような半導体記憶装置では、選択ゲート電極112に所定の電位が供給されて当該セルが選択されると、各不純物領域115および各制御ゲート電極114へ供給する電位を制御することにより、各制御ゲート電極114下のゲート分離絶縁膜113中に電荷を蓄積させて書き込むことができ、読み出すことができ、ゲート分離絶縁膜113中の電荷を放出させて消去することができる。
このような不揮発性メモリを有する半導体装置において、ビット線と繋がる不純物領域では、抵抗値を下げるために、コンタクトプラグとの接続部分をシリサイド化する場合がある。不純物領域をシリサイド化すると、制御ゲート電極を保護する保護絶縁膜の被覆が不十分な場合に、制御ゲート電極と不純物領域とが短絡することがある。このようなシリサイド化による制御ゲート電極(コントロールゲート)と不純物領域(不純物拡散層)との短絡を防止する技術として、特許文献1では、制御ゲート電極(コントロールゲートCG)を被覆する保護絶縁膜(側壁保護膜)に、ライトエッチ(フッ酸系薬液を用いたウェットエッチ)に耐えうるSiON膜213を用いたものが開示されている(図8参照)。
特開2004−247521号公報
しかしながら、単層のSiON膜213からなる保護絶縁膜(側壁保護膜)では、エッチングのバラツキにより制御ゲート電極(コントロールゲートCG)とシリサイド層215との間のマージン(短絡マージン)を確保できないおそれがある。また、SiON膜213はライトエッチ(フッ酸系薬液を用いたウェットエッチ)に耐えうるとはいっても表面が劣化するので、これによってSiON膜213が剥がれて短絡してしまうおそれがある。
ところで、ワード線と繋がる選択ゲート電極でも、不純物領域の場合と同様に、抵抗値を下げるために、コンタクトプラグとの接続部分をシリサイド化する場合がある。ゲート電極形成時の内面ばらつきにより、選択ゲート電極の上部と制御ゲート電極の上部の距離が短い箇所が発生した場合、制御ゲート電極の上部付近にて保護絶縁膜で被覆されない部分が発生することがある。保護絶縁膜で被覆されない状態で選択ゲート電極112をシリサイド化すると、選択ゲート電極112のシリサイド化された部分(シリサイド層118)のせり下がり、制御ゲート電極114の上部がシリサイド化されて、制御ゲート電極114と選択ゲート電極112とが短絡することがある(図7参照)。
制御ゲート電極と選択ゲート電極の間の短絡を抑制するには、選択ゲート電極の上部と制御ゲート電極の上部の距離を広げることが考えられる。距離を広げる手段として、(1)選択ゲート電極を高くする、(2)制御ゲート電極を低くする、ことが考えられる。
選択ゲート電極を高くする場合は、同時に周辺回路領域のゲート電極を高くすることになり、微細な加工が困難となる。つまり、メモリセル領域の選択ゲート電極は周辺回路領域のゲート電極と同一材料で形成しているところ、仮にそれぞれの膜厚を制御するために別形式で作り込みを行えば、工程が複雑になり、コストが増大し、歩留まりでも不利になってしまう。また、メモリセル領域でメモリ素子を形成した後に周辺回路領域のゲート電極を形成すると、メモリセル領域でメモリ素子の側壁にサイドウォール状のポリシリコンが残ってしまうおそれがある。一方、制御ゲート電極を低くする場合は、制御ゲート電極の断面積が小さくなるため、制御ゲート電極の抵抗の増大につながる。以上のような問題を有するため、選択ゲート電極の上部と制御ゲート電極の上部の距離を広げることにメリットがない。
本発明の主な課題は、選択ゲート電極の上部と制御ゲート電極の上部の距離を短くしつつ、選択ゲート電極と制御ゲート電極の間の短絡不良を抑制させることができる半導体装置を提供することである。
本発明の一視点においては、半導体装置において、半導体基板のチャネル領域の両側に形成された不純物領域と、前記チャネル領域上にゲート絶縁膜を介して形成された選択ゲート電極と、前記選択ゲート電極の両側面乃至チャネル領域の表面にゲート分離絶縁膜を介してサイドウォール状に形成された制御ゲート電極と、前記制御ゲート電極の側壁上を覆う保護絶縁膜と、前記選択ゲート電極上に形成されたシリサイド層と、を備え、前記保護絶縁膜は、前記制御ゲート電極の側壁上を覆うシリコン窒化膜と、前記シリコン窒化膜上を覆うシリコン酸化膜との2層構造となっていることを特徴とする。
本発明によれば、制御ゲート電極上をシリコン窒化膜で覆い、当該シリコン窒化膜上をシリコン酸化膜で覆うことにより、選択ゲート電極の上部と制御ゲート電極の上部の距離を短くしつつ、選択ゲート電極と制御ゲート電極の間の短絡不良を抑制させることができる。選択ゲート電極の上部に形成されたシリサイド層のせり下がりが発生しても、制御ゲート電極がシリコン窒化膜及びシリコン酸化膜でカバーされているため、選択ゲート電極と制御ゲート電極の間で短絡を起こさないようにすることができる。
本発明の実施形態に係る半導体装置では、半導体基板(図1の10)のチャネル領域の両側に形成された不純物領域(図1の15)と、前記チャネル領域上にゲート絶縁膜(図1の11a)を介して形成された選択ゲート電極(図1の12a)と、前記選択ゲート電極(図1の12a)の両側面乃至チャネル領域の表面にゲート分離絶縁膜(図1の13)を介してサイドウォール状に形成された制御ゲート電極(図1の14a)と、前記制御ゲート電極(図1の14a)の側壁上を覆う保護絶縁膜(図1の16、17)と、前記選択ゲート電極(図1の12a)上に形成されたシリサイド層(図1の18)と、を備え、前記保護絶縁膜(図1の16、17)は、前記制御ゲート電極(図1の14a)の側壁上を覆うシリコン窒化膜(図1の16)と、前記シリコン窒化膜(図1の16)上を覆うシリコン酸化膜(図1の17)との2層構造となっている。
本発明の実施例1に係る半導体装置について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係る半導体装置におけるメモリセルの構成を模式的に示した部分断面図である。図2は、本発明の実施例1に係る半導体装置におけるメモリセルの制御ゲート電極の上部付近の構成を模式的に示した拡大部分断面図である。
この半導体装置は、不揮発性メモリを有する半導体記憶装置である。半導体装置は、メモリセルにおいて、半導体基板10の主面にチャネル領域を挟んで一対の不純物領域15が形成され、チャネル領域上にゲート絶縁膜11a(例えば、シリコン酸化膜)を介して選択ゲート電極12aが形成され、選択ゲート電極12aの両側面乃至チャネル領域(不純物領域15と選択ゲート電極12aの間の領域のチャネル領域)の表面にゲート分離絶縁膜13(例えば、電荷蓄積可能なONO膜)を介してサイドウォール状の制御ゲート電極14aが形成されている。不純物領域15のチャネル領域側の部分には、不純物領域15よりも浅く形成されたLDD(Lightly Doped Drain)領域15aが形成されている。
選択ゲート電極12aの領域ではMOS構造を採用し、制御ゲート電極14aの領域ではMONOS構造を採用している。
制御ゲート電極14a上にはシリコン窒化膜16が被覆されており、シリコン窒化膜16上にはサイドウォール状のシリコン酸化膜17が形成されている。シリコン窒化膜16及びシリコン酸化膜17は、制御ゲート電極14aの保護絶縁膜となる。なお、保護絶縁膜は、制御ゲート電極14aの側壁とシリコン窒化膜16の間に第2シリコン酸化膜が介在した構成であってもよい。シリコン酸化膜17の側壁には、周辺回路(図示せず)のゲート電極のサイドウォールを形成に伴って形成されたサイドウォール状のシリコン酸化膜20aが形成されている。選択ゲート電極12aの表面には、シリサイド層18が形成されている。不純物領域15の表面のうち、シリコン窒化膜16、シリコン酸化膜17、20aで覆われていない領域にシリサイド層19が形成されている。
半導体基板10は、不純物領域15とは逆導電型のシリコン基板である。
ゲート絶縁膜11aは、シリコン酸化膜等の絶縁膜である。
選択ゲート電極12aは、ポリシリコン等よりなる選択ゲート用の電極である。選択ゲート電極12aは、ビア(図示せず)、ワード線(図示せず)を介して周辺回路(図示せず)のワード線ドライバ(図示せず)に電気的に接続されている。
ゲート分離絶縁膜13は、ゲート絶縁膜11aと比べて蓄電性を有する絶縁膜であり、例えば、ONO膜を用いることができる。ゲート分離絶縁膜13の膜厚は、例えば、ONO膜であれば15nm(150Å)の膜厚とすることができる。
制御ゲート電極14aは、ポリシリコン等よりなる制御ゲート用の電極である。制御ゲート電極14aの一方は、ビア(図示せず)、配線(図示せず)を介してGND(接地配線)に電気的に接続されている。制御ゲート電極14aの他方は、ビア(図示せず)、配線(図示せず)を介して周辺回路(図示せず)の制御ゲートドライバ(図示せず)に電気的に接続されている。制御ゲート電極14aのサイドウォール面上は、シリコン酸化膜とエッチングレートが異なるシリコン窒化膜16と、さらにその上にシリコン酸化膜17とで覆われている。制御ゲート電極14aがシリコン窒化膜16とシリコン酸化膜17の2層構造の保護絶縁膜で覆われることで、制御ゲート電極14aと選択ゲート電極12aの短絡が抑制され、制御ゲート電極14aと選択ゲート電極12aの高さの差を、選択ゲート電極12aの高さの10分の1程度とすることができる。
不純物領域15は、半導体基板10とは逆導電型の不純物が半導体基板10に注入されたソース・ドレイン領域である。不純物領域15の一方は、シリサイド層19、ビア(図示せず)、ビット線(図示せず)を介して周辺回路(図示せず)のビット線ドライバ(図示せず)に電気的に接続されている。不純物領域15の他方は、ビア(図示せず)、共通ソース線(図示せず)を介してGND(接地配線)に電気的に接続されている。不純物領域15のチャネル領域側の部分には、LDD領域15aが形成されている。LDD領域15aは、不純物領域15と同一の不純物が注入された領域であり、不純物領域15よりも浅く形成され、不純物領域15に繋がっており、シリコン窒化膜16及びシリコン酸化膜17の下に形成されている。
シリコン窒化膜16は、制御ゲート電極14aを覆う保護絶縁膜である。シリコン窒化膜16は、シリコン酸化膜17によって覆われている。シリコン窒化膜16の膜厚は、10nm(100Å)以上であることが好ましい。10nm未満であると、選択ゲート電極12aと制御ゲート電極14aの間で短絡が発生するおそれがあるからである。つまり、シリコン窒化膜16の膜厚が10nm未満であると、シリコン酸化膜17のエッチバック(ドライエッチング)や、選択ゲート電極12a上にシリサイド層18を形成する際の前処理で行われるフッ酸によるウェットエッチング(選択ゲート電極12aの表面にできた自然酸化膜の除去)によって、シリコン窒化膜16が部分的に消失して、制御ゲート電極14aの表面が露出して、選択ゲート電極12aの表面のシリサイド化によって選択ゲート電極12aと制御ゲート電極14aの間で短絡してしまうおそれがあるからである。このようなことから、シリコン窒化膜16とシリコン酸化膜17の合計の厚さは、選択ゲート電極12aと制御ゲート電極14aの高さの差以下とすることが好ましい。また、シリコン窒化膜16の膜厚は、選択ゲート電極12aと制御ゲート電極14aの高さの差の半分以下の厚さとし、シリコン酸化膜17の膜厚以下とすることが好ましい。
シリコン酸化膜17は、シリコン窒化膜16を介して制御ゲート電極14aを覆う保護絶縁膜である。シリコン酸化膜17には、例えば、TEOS−NSG(Tetra-Ethyl-Ortho-Silicate Non Doped Silicate Glass)を用いることができる。シリコン酸化膜17は、シリコン窒化膜16がドライエッチングで叩かれたり、後工程のウェットエッチングによって、シリコン窒化膜16が剥がれるのを防止する保護膜であり、エッチングの緩衝材となる。このようなことから、シリコン酸化膜17は、最小膜厚となる箇所において、選択ゲート電極12aと制御ゲート電極14aの高さの差の半分以上の厚さであることが好ましい。
シリサイド層18は、選択ゲート電極12aの上部をシリサイド化した層であり、コンタクトプラグ(図示せず)との接続部分となる。シリサイド層19は、不純物領域15上のうちシリコン酸化膜20aと隣接する領域をシリサイド化した層であり、コンタクトプラグ(図示せず)との接続部分となる。
次に、本発明の実施例1に係る半導体装置の製造方法について図面を用いて説明する。図3〜図6は、本発明の実施例1に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した工程断面図である。
まず、半導体基板10上にゲート絶縁膜(図6の11a、11b)となるシリコン酸化膜11を成膜し、当該シリコン酸化膜11上に選択ゲート電極(図6の12a)及びゲート電極(図6の12b)となるシリコン層12を成膜する(ステップA1;図3(A)参照)。なお、ステップA1では、周辺回路領域40にもシリコン酸化膜11及びシリコン層12が成膜される。
次に、シリコン層12上に選択ゲート電極(図6の12a)として残す部分を覆うレジスト(図示せず)を形成し、その後、当該レジストをマスクとしてシリコン層12及びシリコン酸化膜11をエッチングすることにより、半導体基板10のチャネル領域上にゲート絶縁膜11a及び選択ゲート電極12aを形成する(ステップA2;図3(B)参照)。その後、レジストを除去する。なお、ステップA2では、周辺回路領域40の加工は行われない。
次に、選択ゲート電極12a、シリコン層12を含む基板1の表面にゲート分離絶縁膜13を成膜する(ステップA3;図3(C)参照)。なお、ステップA3では、周辺回路領域40にもゲート分離絶縁膜13が成膜される。
次に、ゲート分離絶縁膜13の表面に制御ゲート電極(図6の14a)用のシリコン層14を成膜する(ステップA4;図3(D)参照)。ここでは、シリコン層14の膜厚は、制御ゲート電極(図6の14a)のゲート長を決定するとともに、ゲート長が書込み・消去速度に依存するため、制御ゲート電極用のシリコン層14の膜厚をあまり厚くしないようにする。なお、ステップA4では、周辺回路領域40にもシリコン層14が成膜される。
次に、シリコン層(図3(D)の14)をエッチバック(異方性エッチング)することによりサイドウォール状の制御ゲート電極14aを形成し、その後、露出したゲート分離絶縁膜13をエッチング(等方性ドライエッチング)し、その後、選択ゲート電極12aの長手方向の両端に形成された制御ゲート電極13の部分を除去(ポリカットエッチ)する(ステップA5;図4(A)参照)。このとき、制御ゲート電極14aは、選択ゲート電極12aよりも低くなる。なお、ステップA5では、周辺回路領域40においてシリコン層(図3(D)の14)及びゲート分離絶縁膜(図3(D)の13)が除去される。
次に、選択ゲート電極12a、制御ゲート電極14a、シリコン層12の表面を酸化し、その後、半導体基板10に不純物を注入することにより、半導体基板10のチャネル領域の両側に一対のLDD領域15aを自己整合的に形成する(ステップA6;図4(B)参照)。ここで、選択ゲート電極12a、制御ゲート電極14a、シリコン層12の表面酸化により、第2シリコン酸化膜(図示せず)が形成される。この第2シリコン酸化膜は、5nm(50Å)程度であり、ステップA7でシリコン窒化膜16を成膜する際の緩衝材となる。なお、ステップA6では、周辺回路領域40の加工は行われない。
次に、選択ゲート電極12a、制御ゲート電極14a、シリコン層12、LDD領域15aを含む基板上にシリコン窒化膜16を成膜し、その後、シリコン窒化膜16上にシリコン酸化膜17を成膜する(ステップA7;図4(C)参照)。なお、ステップA7では、周辺回路領域40にもシリコン窒化膜16及びシリコン酸化膜17が成膜される。
次に、シリコン酸化膜17をエッチバック(異方性エッチング)することにより制御ゲート電極14aの側壁にてシリコン酸化膜17をサイドウォール状に形成し、その後、露出したシリコン窒化膜16をエッチング除去する(ステップA8;図5(A)参照)。なお、ステップA8では、周辺回路領域40においてシリコン窒化膜16及びシリコン酸化膜17が除去される。
ステップA8の後、周辺回路領域40の加工を行う。
周辺回路領域40の加工では、まず、メモリセル領域30全体を覆うとともに周辺回路領域40のシリコン層(図5(A)の12)上にゲート電極12bとして残す部分を覆うレジスト(図示せず)を形成し、その後、当該レジストをマスクとしてシリコン層(図5(A)の12)及びシリコン酸化膜(図5(A)の11)をエッチングすることにより、半導体基板10のチャネル領域上にゲート絶縁膜11b及びゲート電極12bを形成する(ステップA9;図5(B)参照)。その後、レジストを除去する。
次に、メモリセル領域30全体を覆うレジスト(図示せず)を形成し、その後、ゲート電極12bの表面を酸化し、その後、周辺回路領域40の半導体基板10に不純物を注入することにより、周辺回路領域40における半導体基板10のチャネル領域の両側に一対のLDD領域21aを自己整合的に形成する(ステップA10;図5(C)参照)。その後、レジストを除去する。
次に、メモリセル領域30及び周辺回路領域40を含む基板上にシリコン酸化膜を成膜し、その後、シリコン酸化膜をエッチバック(異方性エッチング)することによりゲート電極12bの側壁にてサイドウォール状のシリコン酸化膜20bを形成する(ステップA11;図6(A)参照)。このとき、サイドウォール状のシリコン酸化膜17の側壁にもサイドウォール状のシリコン酸化膜20aが形成される。
次に、基板上に不純物領域15、21となる領域に開口部を有するレジストを形成し、当該レジストをマスクとして半導体基板10に不純物を注入することにより、メモリセル領域30における半導体基板10のチャネル領域の両側に一対の不純物領域15を自己整合的に形成するとともに、周辺回路領域40における半導体基板10のチャネル領域の両側に一対の不純物領域21を自己整合的に形成する(ステップA12;図6(B)参照)。その後、不純物領域15、21を活性化させる活性化アニールを行う。
次に、基板をフッ酸系の薬液に浸漬して清浄化する(ステップA13)。このとき、シリサイド化しようとする部分に形成された自然酸化膜が除去される。
次に、シリサイド化のための金属(例えば、Co)をスパッタ堆積し、その後、熱処理することによってシリサイド層18、19、22、23を形成する(ステップA14;図6(C)参照)。
この後、従来技術と同様に層間絶縁膜、ビア、配線の形成を適宜行うことで、半導体装置が完成する。
実施例1によれば、制御ゲート電極14a上をシリコン窒化膜16で覆い、当該シリコン窒化膜16上をシリコン酸化膜17で覆うことにより、選択ゲート電極12aの上部と制御ゲート電極14aの上部の距離を短くしつつ、選択ゲート電極12aと制御ゲート電極14aの間の短絡不良を抑制させることができる。選択ゲート電極12aの上部に形成されたシリサイド層18のせり下がりが発生しても、制御ゲート電極14aがシリコン窒化膜16及びシリコン酸化膜17でカバーされているため、選択ゲート電極12aと制御ゲート電極14aの間で短絡を起こさないようにすることができる。制御ゲート電極14aの側壁を覆う絶縁膜の下層をシリコン窒化膜16とし、上層をシリコン酸化膜17とすることで、ドライエッチングやウェットエッチングによってシリコン窒化膜16の剥がれが防止され、シリコン窒化膜16と制御ゲート電極14aとの密着性を向上しつつ、シリコン窒化膜16自体は絶縁膜となるため、理論上短絡不良を0にできる。
また、選択ゲート電極12aと制御ゲート電極14aの間の短絡不良が抑制されることで、半導体装置の歩留まりを向上させることができる。
また、制御ゲート電極14aの高さの自由度が広がるため、選択ゲート電極12aと制御ゲート電極14aの高さの差を小さくし、制御ゲート電極14aの大きさを大きくすることで、制御ゲート電極14aの抵抗値が下がって、半導体装置の高速動作が可能となる。
さらに、周辺回路領域40におけるゲート電極12bのサイドウォールとなるシリコン酸化膜20bを形成したときに、メモリセル領域30における制御ゲート電極14aのサイドウォールとなるシリコン酸化膜17の側壁にサイドウォール状のシリコン酸化膜20aが形成されるので、制御ゲート電極14aとシリサイド層19との間のマージン(短絡マージン)が確保されるとともに、制御ゲート電極14aとシリサイド層19との短絡をなくすことができる。
なお、実施例1では半導体装置として半導体記憶装置を例に説明したが、半導体記憶装置以外にも制御ゲート電極部分にトレンチを形成して配線を埋め込んだ構成のトランジスタを有する半導体装置にも適用することができる。
本発明の実施例1に係る半導体装置におけるメモリセルの構成を模式的に示した部分断面図である。 本発明の実施例1に係る半導体装置におけるメモリセルの制御ゲート電極の上部付近の構成を模式的に示した拡大部分断面図である。 本発明の実施例1に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した第1の工程断面図である。 本発明の実施例1に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した第2の工程断面図である。 本発明の実施例1に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した第3の工程断面図である。 本発明の実施例1に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した第4の工程断面図である。 従来例1に係る半導体装置におけるメモリセルの構成を模式的に示した部分断面図である。 従来例2に係る半導体装置におけるメモリセルの構成を模式的に示した部分断面図である。
符号の説明
10、110 半導体基板
11 シリコン酸化膜
11a、11b、111 ゲート絶縁膜
12 シリコン層
12a、112 選択ゲート電極
12b ゲート電極
13、113 ゲート分離絶縁膜(電荷蓄積膜、ONO膜)
14 シリコン層
14a、114 制御ゲート電極
15、115 不純物領域
15a、115a LDD領域
16 シリコン窒化膜(保護絶縁膜)
17、117 シリコン酸化膜(保護絶縁膜)
18、118 シリサイド層
19、119 シリサイド層
20a、20b シリコン酸化膜
21 不純物領域
21a LDD領域
22、23 シリサイド層
30 メモリセル領域
40 周辺回路領域
210 シリコン半導体基板
211 ゲート酸化膜
212 絶縁ゲート構造
213 SiON膜
214 不純物拡散層
215 シリサイド層
MG メモリゲート
CG コントロールゲート
SR 電荷蓄積領域
BL ビット線
WL ワード線

Claims (9)

  1. 半導体基板のチャネル領域の両側に形成された不純物領域と、
    前記チャネル領域上にゲート絶縁膜を介して形成された選択ゲート電極と、
    前記選択ゲート電極の両側面乃至チャネル領域の表面にゲート分離絶縁膜を介してサイドウォール状に形成された制御ゲート電極と、
    前記制御ゲート電極の側壁上を覆う保護絶縁膜と、
    前記選択ゲート電極上に形成されたシリサイド層と、
    を備え、
    前記保護絶縁膜は、少なくとも、前記制御ゲート電極の側壁上を覆うシリコン窒化膜と、前記シリコン窒化膜上を覆うシリコン酸化膜との2層構造となっていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記シリコン酸化膜は、TEOS−NSGよりなることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記シリコン窒化膜の膜厚は、前記選択ゲート電極と前記制御ゲート電極の高さの差の半分以下の厚さであることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 前記シリコン窒化膜の膜厚は、10nm以上であることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 前記シリコン酸化膜の膜厚は、最小膜厚となる箇所にて、前記選択ゲート電極と前記制御ゲート電極の高さの差の半分以上の厚さであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の半導体装置。
  6. 前記シリコン酸化膜の膜厚は、最小膜厚となる箇所にて、10nm以上であることを特徴とする請求項5記載の半導体装置。
  7. 前記シリコン窒化膜と前記シリコン酸化膜の合計の厚さは、前記選択ゲート電極と前記制御ゲート電極の高さの差以下であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載の半導体装置。
  8. 前記シリコン酸化膜の側壁の少なくとも一部を覆う第2シリコン酸化膜と、
    前記不純物領域上の前記第2シリコン酸化膜と隣接する領域に形成された第2シリサイド層と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載の半導体装置。
  9. 前記保護絶縁膜は、前記制御ゲート電極の側壁と前記シリコン窒化膜の間に介在した第2シリコン酸化膜を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一に半導体装置。
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