JP2009212158A - 不揮発性半導体メモリ、及び不揮発性半導体メモリの製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体メモリ、及び不揮発性半導体メモリの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】メモリセルトランジスタ、選択ゲートトランジスタ及び周辺トランジスタを具えた不揮発性半導体メモリにおいて、前記メモリセルトランジスタの、前記制御ゲートをシリサイド化した場合において、前記選択ゲートトランジスタ及び前記周辺トランジスタの、トンネル絶縁膜まで達するようなシリサイド化の進行を抑制し、安定した動作を保持する。
【解決手段】半導体基板上において、メモリセルトランジスタ、選択ゲートトランジスタ及び周辺トランジスタを具えた不揮発性半導体メモリであって、前記選択ゲートトランジスタの第2の制御ゲート内において、その工面から第2の層間絶縁膜の開口部に到達しないようにしてシリサイド抑制膜を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、不揮発性半導体メモリ、及び不揮発性半導体メモリの製造方法に関する。
不揮発性半導体メモリの一つとして、NAND型フラッシュメモリが知られている。こ
のようなNAND型フラッシュメモリは、半導体基板上において、メモリセルトランジスタ及び前記メモリセルトランジスタ内に蓄積された情報を選択的に読み出すための選択ゲートトランジスタが形成されるとともに、メモリとして動作させるために必要な周辺トランジスタを含む周辺回路が形成されたような構成を呈する。
さらに、前記メモリセルトランジスタは、前記半導体基板上において、トンネル絶縁膜を介して設けられた、第1の半導体材料、例えばポリシリコンなどからなる浮遊ゲートと、この浮遊ゲートに対して層間絶縁膜などを介して設けられた、第2の半導体材料、例えば同じくポリシリコンなどからなる制御ゲートとを具えている。
一方、前記選択ゲートトランジスタ及び前記周辺トランジスタも、前記メモリセルトランジスタの製造工程に合わせて形成される。具体的には、前記半導体基板上に、トンネル絶縁膜を介して、前記第1の半導体材料からなる第1の半導体層が形成され、この第1の半導体層上に開口部を有する前記層間絶縁膜を介して、前記第2の半導体材料からなる第2の半導体層が形成される。上述したNAND型フラッシュメモリは、いわゆるスタックゲート型の不揮発性半導体メモリの構成を呈するようになる。
前記メモリセルトランジスタ及び前記選択ゲートトランジスタは、NAND型フラッシュメモリにおけるセル部を構成する。
近年においては、上記NAND型フラッシュメモリ等の不揮発性半導体メモリの微細化が要求されているが、前記フラッシュメモリ等の微細化によって、セル部の互いに隣接する浮遊ゲート間の間隔が狭くなり、それらの間に位置する制御ゲートの幅が極めて小さくなってしまう。その結果、前記制御ゲート中にはサブバンド効果が生じ、前記制御ゲート中に電圧がかからなくなり、前記制御ゲートがその機能を奏しなくなる場合がある。
かかる問題を回避すべく、前記制御ゲートをシリサイド化する事により、サブバンド効果をなくす事が可能となる。(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記セル部の選択ゲートトランジスタ及び周辺トランジスタにおいては、浮遊ゲートと制御ゲートとは、層間絶縁膜に形成された開口部を介して接触しているために、前記制御ゲートをシリサイド化する場合、シリサイド化が前記浮遊ゲート中まで深く進行し、例えば前記トンネル絶縁膜まで達してしまい、前記選択ゲートトランジスタ及び前記周辺トランジスタの閾値などのトランジスタの動作特性を変化させてしまい、安定したトランジスタ動作を保持することができなくなる場合がある。
特開2006−310454号
本発明は、上記問題に鑑み、半導体基板上において、メモリセルトランジスタ、選択ゲートトランジスタ及び周辺トランジスタを具えた不揮発性半導体メモリにおいて、前記メモリセルトランジスタの、前記制御ゲートをシリサイド化した場合において、前記選択ゲートトランジスタ及び前記周辺トランジスタの、トンネル絶縁膜まで達するようなシリサイド化の進行を抑制し、安定した動作を保持することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の一態様は、半導体基板上において、メモリセルトランジスタ、選択ゲートトランジスタ及び周辺トランジスタを具えた不揮発性半導体メモリであって、前記メモリセルトランジスタは、前記半導体基板上に順次に形成された第1のトンネル絶縁膜、第1の浮遊ゲート、第1の層間絶縁膜及びシリサイドからなる第1の制御ゲートを有し、前記選択ゲートトランジスタは、前記半導体基板上に順次に形成された第2のトンネル絶縁膜、第2の浮遊ゲート、開口部を有する第2の層間絶縁膜及び前記開口部を介して電気的に接続された第2の制御ゲートを有し、前記第2の制御ゲート内において、その工面から前記第2の層間絶縁膜の前記開口部に到達しないように形成されたシリサイド抑制膜を有することを特徴とする、不揮発性半導体メモリに関する。
また、本発明の一態様は、メモリセルトランジスタ、選択ゲートトランジスタ及び周辺トランジスタを具えた不揮発性半導体メモリの製造方法であって、半導体基板上において、トンネル絶縁膜、第1の半導体層、層間絶縁膜及び第2の半導体層を順次形成する工程と、前記選択ゲートトランジスタ及び前記周辺トランジスタを構成する箇所の、前記層間絶縁膜及び前記第2の半導体層を厚さ方向に貫通し、前記第1の半導体層に至る第1の溝部を形成する工程と、前記第1の溝部を埋設するようにして前記第2の半導体層上に第3の半導体層を形成する工程と、前記選択ゲートトランジスタ及び前記周辺トランジスタを構成する箇所の、前記第3の半導体層内に前記第2の半導体層に到達しないようにして第2の溝部を形成する工程と、前記第2の溝部を埋設するようにして前記第3の半導体層上にシリサイド抑制膜を形成する工程と、前記膜を介して、前記トンネル絶縁膜、前記第1の半導体層、前記層間絶縁膜、前記第2の半導体層及び前記第3の半導体層からなる積層体に対してエッチング処理を施し、前記積層体を貫通し、前記半導体基板が露出するようにして第3の溝部を形成する工程と、前記第3の溝部を埋設するようにして素子分離絶縁膜を形成し、メモリセルトランジスタ領域、選択ゲートトランジスタ領域及び周辺トランジスタ領域を画定する工程と、前記選択ゲートトランジスタ領域及び前記周辺トランジスタ領域内の、前記第2の溝部内に形成された前記膜が残存するようにして前記膜をエッチング除去し、前記第3の半導体層の表面を露出させる工程と、前記第3の半導体層の前記表面からシリサイド化処理を施し、前記メモリセルトランジスタ領域の前記第2の半導体層及び前記第3の半導体層をシリサイド化して、前記メモリセルトランジスタを形成するとともに、前記選択ゲートトランジスタ領域及び前記周辺トランジスタ領域内の、前記第2の半導体層及び前記第3の半導体層を、前記トンネル絶縁膜に到達しないようにしてシリサイド化し、前記選択ゲートトランジスタ及び前記周辺トランジスタを形成する工程と、を具えることを特徴とする、不揮発性半導体メモリの製造方法に関する。
上記態様によれば、半導体基板上において、メモリセルトランジスタ、選択ゲートトランジスタ及び周辺トランジスタを具えた不揮発性半導体メモリにおいて、前記メモリセルトランジスタの、前記制御ゲートをシリサイド化した場合において、前記選択ゲートトランジスタ及び前記周辺トランジスタの、トンネル絶縁膜まで達するようなシリサイド化の進行を抑制し、安定した動作を保持することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態におけるNAND型不揮発性半導体メモリの要部を概略的に示す断面図である。なお、本実施形態における特徴を明確にすべく、各構成要素の詳細については、実際のものと異なる場合がある。
図1に示すように、本実施形態の不揮発性半導体メモリ10においては、例えばSiなどからなる半導体基板11上に、メモリセルトランジスタ20、選択ゲートトランジスタ30及び周辺回路の構成要素である周辺トランジスタ40がそれぞれ形成されている。なお、選択ゲートトランジスタ30は、メモリセルトランジスタ20内に蓄積された情報を選択的に読み出すためのものであり、前記周辺回路は、メモリセルトランジスタを動作させるためのものである。
メモリセルトランジスタ20は、下側から順に、第1のトンネル絶縁膜21、半導体材料、例えばリンドープシリコンからなる第1の浮遊ゲート22、第1の層間絶縁膜23及びシリサイドからなる第1の制御ゲート24を含んでいる。第1のトンネル絶縁膜21は、例えば酸化シリコンから厚さ8〜10nmに形成することができ、第1の層間絶縁膜23は、シリコンのNONON膜(Nは窒素であり、Oは酸素である。)から厚さ85nmに構成することができる。前記シリサイド層は、例えばNi、NiPtやCoを使用し、シリサイド化して得たものであり、従来のポリシリコン層などに比較して低抵抗化されている。
このように、メモリセルトランジスタ20は、第1の層間絶縁膜23によって下側に浮遊ゲート22が位置するとともに、上側に制御ゲート24が位置するように構成されており、メモリセルとしてその本来的な機能を発揮する。また、制御ゲート24がシリサイドから構成されていることによってその抵抗が減少するので、不揮発性半導体メモリ10が微細化された場合においても、内部においてサブバンド効果を生じることがなく、制御ゲート本来の機能を奏することができるようになる。
選択ゲートトランジスタ30及び周辺トランジスタ40は、下側から順に、第2のトンネル絶縁膜31、前記半導体材料からなる第2の浮遊ゲート32、第2の層間絶縁膜33及び前記シリサイドからなる第2の制御ゲート34を含んでいる。なお、第2の層間絶縁膜33の略中央部には開口部33Aが形成されており、第2の制御ゲート34を構成する前記シリサイドは、開口部33Aを介して第2のトンネル絶縁膜31に到達しないようにして第2の浮遊ゲート32内まで延在している。
したがって、選択ゲートトランジスタ30及び周辺トランジスタ40においては、下方に位置する第2の浮遊ゲート32が第2の制御ゲート34と接触しており、上下の層が互いに電気的に接続されるようになるので、それぞれトランジスタとして機能することができる。
なお、第2のトンネル絶縁膜31及び第2の層間絶縁膜33は、それぞれ以下に説明する製造方法に起因して、同一の材料から構成される。すなわち、第2のトンネル絶縁膜31は、例えば酸化シリコンから厚さ8〜10nmに形成することができ、第2の層間絶縁膜33は、シリコンのNONON膜(Nは窒素であり、Oは酸素である。)から厚さ85nmに構成することができる。
本実施形態の不揮発性半導体メモリ10の、選択ゲートトランジスタ30及び周辺トランジスタ40における、当初第2の層間絶縁膜33の上方に位置する半導体層34の、第2のトンネル絶縁膜31まで達するようなシリサイド化の進行を抑制する第2の制御ゲート34となっている。この結果、シリサイド化が第2の浮遊ゲートへ深く進行することを抑制できる。したがって、これらトランジスタの閾値電圧などの動作特性を変化させることなく、安定したトランジスタ動作を確保することができる。
なお、メモリセルトランジスタ20、選択ゲートトランジスタ30及び周辺トランジスタ40は、互いに素子分離絶縁膜41〜43によって電気的に分離されている。また、特に選択ゲートトランジスタ30及び周辺トランジスタ40の側方に設けられている素子分離絶縁膜42及び43は、以下に示す製造方法に起因してこのように2層に存在するものであって、素子分離絶縁膜41のように単層とすることもできる。
また、図1から明らかなように、選択ゲートトランジスタ30及び周辺トランジスタ40の、第2の制御ゲート34内には、その表面に露出するようにして例えばシリコン窒化膜からなるシリサイド抑制膜35が残存している。この膜35は、以下の製造方法に起因して、メモリセルトランジスタ20における第1の制御ゲート24の、当初第2の層間絶縁膜33上に位置する前記半導体層をシリサイド化する場合において、このシリサイド化が第2の浮遊ゲート32内に深く進行するのを抑制するために設けられている部材である。
この膜35の存在によって、シリサイド化を行う際の、開口部33Aを介した第2の浮遊ゲート32までのシリサイド化距離が実質的に延長されるようになる。すなわち、前記シリサイド化に際して、当初第2の層間絶縁膜33上に存在する半導体層内を、シリサイド化を行う金属を拡散させる際に、その拡散距離が実質的に延長され、開口部33Aを介した第2の浮遊ゲート32まで前記金属が拡散しにくくなる。したがって、上述のように、シリサイド化が第2の浮遊ゲート32内に深く進行するのを抑制し、上述したような第2の制御ゲート34を形成することができるようになる。
以下、膜35について詳述する。図2は、選択ゲートトランジスタ30及び周辺トランジスタ40における膜35の寸法要件を説明するための図である。
図2に示すように、膜35の幅Aが、第2の層間絶縁膜33の開口部33Aの幅Fよりも大きいことが好ましい。これによって、上述したシリサイド化の第2の浮遊ゲート32内への進行を効果的に抑制することができる。
また、膜35の端部から開口部33Aの端部までの距離Dが、膜35の前記端部から第2の層間絶縁膜33までの垂直距離Eよりも大きいことが好ましい。これによっても、上述したシリサイド化の第2の浮遊ゲート32内への進行を効果的に抑制することができるようになる。
なお、上述した2つの要件は、上述のように、主としてシリサイド化を行う際の、開口部33Aを介した第2の浮遊ゲート32までのシリサイド化距離が実質的に延長されることに起因する。
また、膜35は、第2の制御ゲート34の幅方向の全体に亘って形成することもできる。つまり、第2の制御ゲート34となる以前の半導体層の表面は露出しなくなる。この場合、前記表面からのシリサイド化は行われず、前記半導体層の、素子分離絶縁膜41〜43の上方に露出した側面からシリサイド化が行われることになる。これは製造プロセスに依存するが第2の制御ゲート34の側壁からシリサイド化ができればこの方法も有効である。
さらに、膜35の厚さBは、基板全体に成膜された後、エッチバックによって除去される膜35Aの厚さの30%より大きいことが好ましい。これは、以下に説明する製造方法に起因する。
すなわち、膜は、メモリセルトランジスタ20、選択ゲートトランジスタ30及び周辺トランジスタ40の、第1の層間絶縁膜23及び第2の層間絶縁膜33の上方に形成された半導体層をシリサイド化するに際して、前記半導体層の表面(及び側面の一部)を露出させるために、エッチバックして取り除かれる。この際、前記半導体層においては、前記エッチバックに対するマージンとして、除去すべき前記膜の厚さの約30%に相当する厚さを担保している。換言すれば、前記半導体層は、前記エッチバックによって前記膜の厚さの約30%に相当する厚さ分を考慮して厚く形成されている。
したがって、第2の制御ゲート34内に残存する膜35の厚さが、除去すべき前記膜の30%以下であると、上述のようにエッチバックのマージンの範囲内であり、前記エッチバックによって消失してしまう場合がある。
かかる観点より、上述のように、膜35の厚さBを、エッチバックによって除去すべき膜35Aの厚さの30%より大きくしておけば、上記エッチバックによって消失することがなく、第2の制御ゲート層34内に確実に残存させることができる。結果として、シリサイド化の半導体層32内へのトンネル絶縁膜31にまで到達するような進行を効果的に抑制することができるようになる。
(第2の実施形態)
次に、上記実施形態の不揮発性半導体メモリ10の製造方法について説明する。図3〜11は、前記製造方法に関する工程図である。
最初に、図3に示すように、シリコンなどから半導体基板11上に、トンネル絶縁膜51、第1の半導体層52、層間絶縁膜53及び第2の半導体層541を順次形成する。なお、各層の形成は、CVD法などの公知の成膜手法を用いて製造することができる。
トンネル絶縁膜51及び層間絶縁膜53は、後の素子分離工程を経て第1のトンネル絶縁膜21及び第2のトンネル絶縁膜31、並びに第1の層間絶縁膜23及び第2の層間絶縁膜33を構成するものである。したがって、トンネル絶縁膜51及び層間絶縁膜53は、それぞれ第1のトンネル絶縁膜21等を構成する酸化シリコン及び第1の層間絶縁膜23等を構成するシリコンのNONON膜(Nは窒素であり、Oは酸素である。)などから構成する。
また、第1の半導体層52及び第2の半導体層541は、図1に示す不揮発性半導体メモリ10の第2の浮遊ゲート32などを構成するものであり、例えばポリシリコンから構成することができる。
次いで、図4に示すように、第2の半導体層541上に形成したマスクを介して、エッチング処理を施し、選択ゲートトランジスタ30及び周辺トランジスタ40を構成する箇所の、層間絶縁膜53及び第2の半導体層541を厚さ方向に貫通し、第1の半導体層52に至る第1の溝部53Aを形成する。
次いで、図5に示すように、第1の溝部53Aを埋設するようにして第2の半導体層541上に第3の半導体層542を形成する。この第3の半導体層542も、上記同様にポリシリコン等からCVD法などの公知の成膜手法を用いて形成することができる。
次いで、図6に示すように、第3の半導体層542上に形成したマスクを介してエッチング処理を施し、選択ゲートトランジスタ30及び周辺トランジスタ40を構成する箇所の、第3の半導体層542内に第2の半導体層541に到達しないようにして第2の溝部54Aを形成する。なお、第2の溝部54A内には、後にシリサイド抑制膜35が形成されることになるので、その大きさは、好ましくは膜35の大きさが図2に関連して説明したような要件を満足するような大きさに形成する。
次いで、図7に示すように、第2の溝部54Aを埋設するようにして第3の半導体層542上に膜55を形成する。この膜55は、上述のように例えばシリコン窒化膜などからスパッタリング法などの公知の成膜手法によって形成することができる。
次いで、膜55上に図示しないマスクを形成し、膜55を介して、トンネル絶縁膜51、第1の半導体層52、層間絶縁膜53、第2の半導体層541及び第3の半導体層542からなる積層体に対してエッチング処理を施し、前記積層体を貫通し、半導体基板11が露出するようにして第3の溝部41A及び42Aを形成する。この際、膜55の上面も前記エッチング処理によって平坦化処理がなされる(図8参照)。
次いで、第3の溝部41A及び42Aを埋設するようにして膜55上に絶縁膜61を形成し、エッチバックして膜55の表面を露出させる(図9参照)。この際、前記エッチバックによって、後にメモリセルトランジスタ20を構成する積層体間の絶縁膜61の上部が欠け、さらに後に選択ゲートトランジスタ30及び周辺トランジスタ40を構成する積層体の側方の絶縁膜61は、半導体基板11が露出するようにして欠けてしまうので、前記欠けを補完して平坦化するための絶縁膜62をさらに形成する(図10参照)。
なお、絶縁膜61及び62は、それぞれ素子分離絶縁膜41〜43を構成し、これによって、メモリセルトランジスタ領域、選択ゲートトランジスタ領域及び周辺トランジスタ領域が分離され、画定される。
次いで、図11に示すように、膜55をエッチバックして、第3の半導体層542の表面が露出するようにする。この際、前記選択ゲートトランジスタ領域及び前記周辺トランジスタ領域内の、第2の溝部54A内には膜55の一部が膜35として残存するようになる。
次いで、図11に示す構造体の表面に、Ni,NiPt又はCoなどの膜を形成し、ランプ加熱などによるアニール処理によって前記膜中のNi元素などを第3の半導体層542及び第2の半導体層541中に拡散させてシリサイド化する。この際、前記選択ゲートトランジスタ領域及び前記周辺トランジスタ領域内の第3の半導体層542内には膜35が残存しているので、前記シリサイド化は、第1の半導体層52内に深く進行せず、図1に示すような不揮発性半導体メモリを得ることができる。
以上、本発明を上記具体例に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記具体例に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸脱しない限りにおいてあらゆる変形や変更が可能である。
実施形態における不揮発性半導体メモリの要部を概略的に示す断面図である。 実施形態における不揮発性半導体メモリの、選択ゲートトランジスタ及び周辺トランジスタにおけるシリサイド抑制膜の寸法要件を説明するための図である。 実施形態における不揮発性半導体メモリの製造方法を説明するための概略工程図である。 同じく、実施形態における不揮発性半導体メモリの製造方法を説明するための概略工程図である。 同じく、実施形態における不揮発性半導体メモリの製造方法を説明するための概略工程図である。 同じく、実施形態における不揮発性半導体メモリの製造方法を説明するための概略工程図である。 同じく、実施形態における不揮発性半導体メモリの製造方法を説明するための概略工程図である。 同じく、実施形態における不揮発性半導体メモリの製造方法を説明するための概略工程図である。 同じく、実施形態における不揮発性半導体メモリの製造方法を説明するための概略工程図である。 同じく、実施形態における不揮発性半導体メモリの製造方法を説明するための概略工程図である。 同じく、実施形態における不揮発性半導体メモリの製造方法を説明するための概略工程図である。
符号の説明
10 不揮発性半導体メモリ
20 メモリセルトランジスタ
21 第1のトンネル絶縁膜
22 浮遊ゲート
23 第1の層間絶縁膜
24 制御ゲート
30 選択ゲートトランジスタ
31 第2のトンネル絶縁膜
32 半導体層
33 第2の層間絶縁膜
34 シリサイド層
35 シリサイド抑制膜
40 周辺トランジスタ
41〜43 素子分離絶縁膜

Claims (5)

  1. 半導体基板上において、メモリセルトランジスタ、選択ゲートトランジスタ及び周辺トランジスタを具えた不揮発性半導体メモリであって、
    前記メモリセルトランジスタは、前記半導体基板上に順次に形成された第1のトンネル絶縁膜、第1の浮遊ゲート、第1の層間絶縁膜及びシリサイドからなる第1の制御ゲートを有し、
    前記選択ゲートトランジスタは、前記半導体基板上に順次に形成された第2のトンネル絶縁膜、第2の浮遊ゲート、開口部を有する第2の層間絶縁膜及び前記開口部を介して電気的に接続された第2の制御ゲートを有し、
    前記第2の制御ゲート内において、その工面から前記第2の層間絶縁膜の前記開口部に到達しないように形成されたシリサイド抑制膜を有することを特徴とする、不揮発性半導体メモリ。
  2. 前記膜の幅が前記開口部の幅よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載の不揮発性半導体メモリ。
  3. 前記膜の下面端部から前記開口部の端部までの距離が、前記膜の前記下面端部から前記第2の層間絶縁膜までの垂直距離よりも大きいことを特徴とする、請求項1又は2に記載の不揮発性半導体メモリ。
  4. 前記残存した膜の厚さが、エッチバックによって除去すべき膜の厚さの30%より大きいことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載の不揮発性半導体メモリ。
  5. メモリセルトランジスタ、選択ゲートトランジスタ及び周辺トランジスタを具えた不揮発性半導体メモリの製造方法であって、
    半導体基板上において、トンネル絶縁膜、第1の半導体層、層間絶縁膜及び第2の半導体層を順次形成する工程と、
    前記選択ゲートトランジスタ及び前記周辺トランジスタを構成する箇所の、前記層間絶縁膜及び前記第2の半導体層を厚さ方向に貫通し、前記第1の半導体層に至る第1の溝部を形成する工程と、
    前記第1の溝部を埋設するようにして前記第2の半導体層上に第3の半導体層を形成する工程と、
    前記選択ゲートトランジスタ及び前記周辺トランジスタを構成する箇所の、前記第3の半導体層内に前記第2の半導体層に到達しないようにして第2の溝部を形成する工程と、
    前記第2の溝部を埋設するようにして前記第3の半導体層上にシリサイド抑制膜を形成する工程と、
    前記膜を介して、前記トンネル絶縁膜、前記第1の半導体層、前記層間絶縁膜、前記第2の半導体層及び前記第3の半導体層からなる積層体に対してエッチング処理を施し、前記積層体を貫通し、前記半導体基板が露出するようにして第3の溝部を形成する工程と、
    前記第3の溝部を埋設するようにして素子分離絶縁膜を形成し、メモリセルトランジスタ領域、選択ゲートトランジスタ領域及び周辺トランジスタ領域を画定する工程と、
    前記選択ゲートトランジスタ領域及び前記周辺トランジスタ領域内の、前記第2の溝部内に形成された前記膜が残存するようにして前記膜をエッチング除去し、前記第3の半導体層の表面を露出させる工程と、
    前記第3の半導体層の前記表面からシリサイド化処理を施し、前記メモリセルトランジスタ領域の前記第2の半導体層及び前記第3の半導体層をシリサイド化して、前記メモリセルトランジスタを形成するとともに、前記選択ゲートトランジスタ領域及び前記周辺トランジスタ領域内の、前記第2の半導体層及び前記第3の半導体層を、前記トンネル絶縁膜に到達しないようにしてシリサイド化し、前記選択ゲートトランジスタ及び前記周辺トランジスタを形成する工程と、
    を具えることを特徴とする、不揮発性半導体メモリの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104952801A (zh) * 2014-03-25 2015-09-30 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 半导体器件及其形成方法

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