JP2010146822A - 有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法 - Google Patents
有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010146822A JP2010146822A JP2008321739A JP2008321739A JP2010146822A JP 2010146822 A JP2010146822 A JP 2010146822A JP 2008321739 A JP2008321739 A JP 2008321739A JP 2008321739 A JP2008321739 A JP 2008321739A JP 2010146822 A JP2010146822 A JP 2010146822A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- light emitting
- light
- electrode
- organic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
Abstract
【解決手段】光透過性を有する透明陽極(第1電極)3と、透明陽極3に対向して配置された陰極(第2電極)5と、透明陽極3および陰極5との間に配置され、高分子化合物を含む3つの発光層9a、9b、9cを有する発光部4と、発光部4を基準にして透明陽極3の最外層に配置されたフィルム8と、を含み、発光部4を構成する各発光層9a、9b、9cが、互いに異なるピーク波長の光を発し、ピーク波長が長い光を発する発光層ほど、透明陽極3寄りに配置され、フィルム8の発光部4側とは反対側の表面に凹凸状を有し、フィルム8のヘイズ値が70%以上であり、かつフィルム8の全光線透過率が80%以上である。
【選択図】図1
Description
[1] 陽極および陰極のうちのいずれか一方の電極であり、光透過性を有する第1電極と、
前記第1電極に対向して配置され、前記陽極および陰極のうちの他方の電極である第2電極と、
前記第1電極および第2電極の間に配置され、高分子化合物を含む発光層を3層以上有する発光部と、
前記発光部を基準にして前記第1電極側の最外層に配置されたフィルムと、を含み、
前記発光部を構成する各発光層が、互いに異なるピーク波長の光を発し、ピーク波長が長い光を発する発光層ほど、前記陽極寄りに配置され、
前記フィルムは、前記発光部側とは反対側の表面が凹凸状であり、ヘイズ値が70%以上であり、かつ全光線透過率が80%以上である、
有機エレクトロルミネッセンス素子。
[2] 前記発光部は、赤色の光を発する発光層と、緑色の光を発する発光層と、青色の光を発する発光層とを備える、上記[1]に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
[3] 前記第1電極と前記フィルムとの間に設けられる支持基板をさらに有し、
該支持基板に前記フィルムが接して設けられる、上記[1]又は[2]に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
[4] 前記第1電極と前記フィルムとの間に設けられる保護膜をさらに有し、
該保護膜に前記フィルムが接して設けられる、上記[1]又は[2]に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
[5] 前記陽極と前記陰極との間に印加する電圧を変化させたときの、外に取出される光の色度座標における座標値xと、座標値yとの変化の幅が、それぞれ0.05以下である、上記[1]から[4]のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
[6] 前記フィルムの前記発光層側とは反対側の表面が複数の凹面によって構成されている、上記[1]から[5]のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
[7] 上記[1]から[5]のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を備える面状光源。
[8] 上記[1]から[5]のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を備える照明装置。
[9] 上記[1]から[5]のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を備える表示装置。
[10] 陽極および陰極のうちのいずれか一方の電極であり、光透過性を有する第1電極と、前記第1電極に対向して配置され、前記陽極および陰極のうちの他方の電極である第2電極と、前記第1電極および第2電極の間に配置され、高分子化合物を含む発光層を3層以上有する発光部と、前記発光部を基準にして前記第1電極側の最外層に配置されたフィルムとを含む有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法であって、
ピーク波長が長い光を発する発光層ほど、前記陽極寄りに配置されるように、各発光層を塗布法により順次形成する、前記発光部を作製する工程と、
前記発光部側とは反対側の表面が凹凸状であり、ヘイズ値が70%以上、かつ全光線透過率が80%以上のフィルムを形成するフィルム形成工程とを有し、
フィルム形成工程では、前記フィルムが形成される被形成面上に、前記フィルムとなる材料を含む溶液を、前記フィルムの厚みが100μm〜200μmの範囲となるように塗布し、塗布された前記溶液を湿度が80%〜90%の雰囲気に保持した後に乾燥し、フィルム化する、
有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法。
図1を参照しつつ、有機EL素子の第1の実施形態およびその変形例について説明する。図1は、本発明の有機EL素子の第1の実施形態を示す正面断面図である。
有機EL素子1を構成する基板として光透過性を有する平板状の透明支持基板2がある。この透明支持基板2上に、光透過性を有する第1電極として透明陽極3が配置されている。この透明陽極(第1電極)3の上に発光部4が配置され、その上に陰極(第2電極)5が配置されている。透明支持基板2は、第1主面2aおよび第2主面2bを有し、透明陽極(第1電極)3、発光部4および陰極(第2電極)5を含む発光機能部6が、第1主面2a寄りから透明陽極(第1電極)3、発光部4、陰極(第2電極)5の順に搭載されている。通常、これら透明支持基板2上に配置された発光機能部6を保護するために発光機能部6全体を保護する保護膜(上部封止膜という場合がある)7が設けられる。透明支持基板2の発光部4側とは反対側の第2主面2bにフィルム8が設けられており、発光部4を基準にして透明陽極(第1電極)3側の最外層に、該フィルム8が相当する。
すなわち透明陽極(第1電極)3とフィルム8との間に、第1主面2aおよび第2主面2bを有する透明支持基板2が介在し、発光機能部6が、第1主面2a寄りから透明陽極(第1電極)3、発光部4、陰極(第2電極)5の順に搭載され、第2主面2bにフィルム8が接して設けられている。
なおここでいう最外層とは、有機EL素子1を構成する層のうち、発光部4を基準にして透明陽極(第1電極)3側の最も外側に設けられている層をいい、本実施形態では、透明陽極(第1電極)3の発光部4側とは反対側に透明支持基板2が設けられているため、この透明支持基板2に接して設けられるフィルム8が最外層となる。
また本明細書では、「光透過性を有する支持基板」、「光透過性を有する電極」とは、入射した光の少なくとも一部が透過する支持基板、電極を意味する。
発光部4は、第1電極と第2電極との間に配置され、高分子化合物を含む発光層を3層以上有し、前記発光部を構成する各発光層が、互いに異なるピーク波長の光を発し、ピーク波長が長い光を発する発光層ほど、前記陽極寄りに配置されている。図1では、発光部4は、発光のピーク波長が異なる3つの発光層9a、9b、9cから構成される場合を示している。3つの発光層9a、9b、9cは、図1の配置では、それぞれ赤色、緑色および青色の光を発する発光層とされる。
なお発光部4を構成する発光層の発光するピーク波長とは、発光する光を波長領域で見たときに、最も強い光強度となる波長のことである。
架橋基としては、ビニル基などを挙げることができる。発光層を主に構成する材料として、具体的には、ベンゾシクロブタン(BCB)から少なくとも1つの水素原子を除いた残基を主鎖および/または側鎖に含む高分子化合物を用いたものを挙げることができる。
色素系の発光材料としては、例えば、シクロペンダミン誘導体、テトラフェニルブタジエン誘導体化合物、トリフェニルアミン誘導体、オキサジアゾール誘導体、ピラゾロキノリン誘導体、ジスチリルベンゼン誘導体、ジスチリルアリーレン誘導体、ピロール誘導体、チオフェン環化合物、ピリジン環化合物、ペリノン誘導体、ペリレン誘導体、オリゴチオフェン誘導体、オキサジアゾールダイマー、キナクリドン誘導体、クマリン誘導体、およびピラゾリンダイマーなどを高分子化したものを挙げることができる。
金属錯体系の発光材料としては、中心金属に、Al、Zn、Beなど、またはTb、Eu、Dyなどの希土類金属を有し、配位子に、オキサジアゾール、チアジアゾール、フェニルピリジン、フェニルベンゾイミダゾール、キノリン構造などを有する金属錯体を高分子化したものを挙げることができ、例えば、イリジウム錯体、白金錯体等の三重項励起状態からの発光を有する金属錯体、アルミキノリノール錯体、ベンゾキノリノールベリリウム錯体、ベンゾオキサゾリル亜鉛錯体、ベンゾチアゾール亜鉛錯体、アゾメチル亜鉛錯体、ポルフィリン亜鉛錯体、フェナントロリンユーロピウム錯体などを高分子化したものを挙げることができる。
高分子系の発光材料としては、ポリパラフェニレンビニレン誘導体、ポリチオフェン誘導体、ポリパラフェニレン誘導体、ポリシラン誘導体、ポリアセチレン誘導体、ポリフルオレン誘導体、およびポリビニルカルバゾール誘導体などを挙げることができる。
各発光層9a、9b、9cを主に構成する発光材料としては、前述の発光材料の他に、例えば発光効率の向上や発光波長を変化させるなどの目的でドーパント材料をさらに含んでいてもよい。このようなドーパント材料としては、例えば、ペリレン誘導体、クマリン誘導体、ルブレン誘導体、キナクリドン誘導体、スクアリウム誘導体、ポルフィリン誘導体、スチリル系色素、テトラセン誘導体、ピラゾロン誘導体、デカシクレン、フェノキサゾンなどを挙げることができる。なおこのような発光層の厚さは、通常約20Å以上、2000Å以下である。
各発光層9a、9b、9cは、例えば、各発光層9a、9b、9cを主に構成する発光材料を溶媒に溶解した塗布液によって成膜することができる。溶液からの成膜に用いられる溶媒としては、各発光層9a、9b、9cを主に構成する発光材料を溶解するものであればよく、例えば、水、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロロエタンなどの塩素系溶媒、テトラヒドロフランなどのエーテル系溶媒、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶媒、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチルセルソルブアセテートなどのエステル系溶媒、および水を挙げることができる。
また発光層を成膜する塗布法としては、スピンコート法、キャスティング法、マイクログラビアコート法、グラビアコート法、バーコート法、ロールコート法、ワイアーバーコート法、ディップコート法、スプレーコート法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、オフセット印刷法、インクジェットプリント法などの塗布法、真空蒸着法、転写法などを挙げることができる。
図1に示す有機EL素子1のように陽極上に赤色発光層9a、緑色発光層9b、青色発光層9cを順次積層し、発光部4を作製する方法について説明する。まず、赤色発光層9aを成膜する。具体的には前述した赤色発光層9aを構成する材料を溶解した塗布液を、慣用の塗布法によって透明陽極(第1電極)3の表面上に塗布する。次に、塗布した膜を加熱または光照射することによって、架橋した赤色発光層9aを得る。このように架橋した赤色発光層9aは、緑色発光層9bを形成するために塗布液を塗布したとしても、溶出しない。
フィルム8は、発光部4を基準にして透明陽極(第1電極)3側の最外層に設けられ、本実施の形態では透明支持基板2の発光部4側とは反対側の表面に設けられる。フィルム8は、発光部4側の表面が平面状であり、発光部4側とは反対側の表面が凹凸状に形成される。またフィルム8は、ヘイズ値が70%以上、かつ全光線透過率が80%以上である。
ヘイズ値は、以下の式で表される。
ヘイズ値(曇価)=(拡散透過率(%)/全光線透過率(%))×100(%)。
拡散透過率は、物質に入射した放射束または光束に対する、拡散透過した物質に入射した放射束または光束の比である。ヘイズ値は、JIS K 7136「プラスチック−透明材料のヘイズの求め方」に記載の方法で測定することができる。
全光線透過率は、JIS K 7361−1「プラスチック−透明材料の全光線透過率の試験方法」に記載の方法で測定することができる。
次に、フィルム8の形成方法について説明する。本実施形態のフィルム8は、凹凸形状をフィルムの表面に形成することで得られる。表面に形成される凹凸形状の大きさは、光の波長と同程度、またはそれよりも大きく、0.1μm以上、100μm以下が好ましい。
高分子溶液を基台にキャストし、水滴構造を表面に転写する方法によりフィルム表面に凹凸面を形成する方法を用いてフィルムを作製する方法について説明する。
まず、上述したフィルムとなる高分子材料を溶媒に溶解して、フィルム用の溶液を調合する。該溶媒としては、たとえばジクロロメタン、クロロホルムなどを挙げることができる。フィルム用の溶液としては、粘度の高いものが好ましい。またフィルム用の溶液としては、フィルムとなる高分子材料の濃度が高いものが好ましく、フィルムとなる高分子材料の溶液に対する濃度が、10wt%以上のものが好ましい。また凹凸形状の大きさや形の均一性を向上させるために、フィルム用の溶液にノニオン系界面活性剤などの界面活性剤を少量添加してもよい。
なお作製されるフィルムの膜厚は、乾燥開始時の液膜の膜厚を調整することによって制御できる。
また溶媒の蒸発速度および溶媒の沸点などによって液膜の表面が乾燥するまでの時間が変わるので、用いる溶媒を変えることによって、フィルムのヘイズ値を制御することもできる。
図1に示す実施形態では、フィルム8は透明支持基板2の透明陽極(第1電極)3側とは反側の外表面(第2主面2b)に設けられている。フィルム8は、上述のように基台上に作製したフィルムを透明支持基板2の外表面(第2主面2b)上に貼り付けるようにしてもよい。また透明支持基板2を基台として用い、透明支持基板2の外表面(第2主面2b)上にフィルムを直接形成するようにしてもよい。
これにより、透明支持基板2の外表面(第2主面2b)にフィルム8が形成される。
(a)前記発光部を作製する工程
(b)前記発光部を基準にして陽極および陰極のうちのいずれか一方の電極であり、光透過性を有する第1電極側の最外層にフィルムを形成するフィルム形成工程
発光部を作製する工程(a)では、発光層を構成する材料を含む塗布液を塗布した後、該塗布液を、該塗布液により形成される発光層の表面に次に積層される発光層を構成する材料を含む塗布液に対して不溶化し、且つ、前記陽極から前記陰極方向へ、ピーク波長が長い光を発する発光層から光のピーク波長が短い光を発する発光層の順に配置されるように各発光層を順次成膜する。
フィルム形成工程(b)では、上記の「フィルムの作製」する方法に従って、フィルムが表面上に形成される下地となる基台の一表面上に、フィルムとなる材料を含む溶液を塗布し、前記基台の一表面上に塗布された溶液を、湿度が80%以上、90%以下の雰囲気に保った後に乾燥し、成膜化する。
透明支持基板2としては、有機EL素子を形成する工程において変化しないもの、すなわち電極を形成し、有機物の層を形成する際に変化しないものであればよく、リジッド基板でも、フレキシブル基板でもよく、例えば、ガラス板、プラスチック板、高分子フィルムおよびシリコン板、並びにこれらを積層した積層板などが好適に用いられる。さらにプラスチック、高分子フィルムなどに低透水化処理を施したものを用いることもできる。透明支持基板2としては、市販のものが使用可能である。また透明支持基板2を公知の方法により製造することもできる。
なお後述の第2の実施形態にて示すような発光部4からの光を陰極5側から取出すトップエミッション型の有機EL素子では、支持基板は、透明のものでも、不透明のものでもよい。
第1電極は、陽極および陰極のうちのいずれか一方の電極であり、光透過性を有する電極である。本実施形態における第1電極(図1の構成では陽極)3は、発光部4の各発光層9a、9b、9cからの光を透過させる光透過性を有する透明電極であって、通常、本発明の有機EL素子の陽極となるものである。また後述のように、光透過性を有する第1電極を陰極として用いる構成の有機EL素子も可能である。透明陽極(第1電極)3には、電気伝導度の高い金属酸化物、金属硫化物や金属の薄膜を用いることができ、透過率が高いものが好適に利用でき、発光部4の構成材料に応じて適宜選択して用いることができる。
また透明陽極(第1電極)3を電気的に分離させた複数のセルに仕切る方法としては、例えば、第1電極を形成した後に、フォトレジストを用いたエッチング法によりパターン形成する方法が挙げられる。
第2電極は、第1電極に対向して配置され、前記陽極および陰極のうちの他方の電極である。本実施形態における第2電極5は、透明陽極(第1電極)3に対向して配置される電極であって、有機EL素子の陰極となるものである。このような陰極の材料としては、仕事関数が小さく、発光層への電子注入が容易な材料が好ましい。また陰極の材料としては電気伝導度が高く、可視光反射率の高い材料が好ましい。かかる陰極材料としては、具体的には、金属、金属酸化物、合金、グラファイトまたはグラファイト層間化合物、酸化亜鉛(ZnO)等の無機半導体などを挙げることができる。また第2電極を陽極として用いる構成の有機EL素子も可能である。
上述のように陰極(第2電極)5が形成された後、基本構造として透明陽極(第1電極)3−発光部4−陰極(第2電極)5を有してなる発光機能部6を保護するために、該発光機能部6を封止する保護膜(上部封止膜)7が形成される。この保護膜7は、通常、少なくとも一つの無機層と少なくとも一つの有機層を有する。積層数は、必要に応じて決定され、基本的には、無機層と有機層は交互に積層される。
以上、本実施形態の有機EL素子の構成について説明したが、本実施形態の有機EL素子の構成の変形例について、以下に説明する。
本実施形態において、透明陽極(第1電極)3と発光部4との間には、必要に応じて正孔注入層、正孔輸送層、電子ブロック層等が設けられる。
正孔注入層は、上述のように、透明陽極(第1電極)3と正孔輸送層との間、または透明陽極(第1電極)3と発光部4との間に設けることができる。正孔注入層を構成する材料としては、公知の材料を適宜用いることができ、特に制限はない。例えば、フェニルアミン系、スターバースト型アミン系、フタロシアニン系、ヒドラゾン誘導体、カルバゾール誘導体、トリアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、アミノ基を有するオキサジアゾール誘導体、酸化バナジウム、酸化タンタル、酸化タングステン、酸化モリブデン、酸化ルテニウム、酸化アルミニウム等の酸化物、アモルファスカーボン、ポリアニリン、ポリチオフェン誘導体等が挙げられる。
正孔輸送層を構成する材料としては、特に制限はないが、例えば、N,N’−ジフェニル−N,N’−ジ(3−メチルフェニル)4,4’−ジアミノビフェニル(TPD)、4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(NPB)等の芳香族アミン誘導体、ポリビニルカルバゾールもしくはその誘導体、ポリシランもしくはその誘導体、側鎖もしくは主鎖に芳香族アミンを有するポリシロキサン誘導体、ピラゾリン誘導体、アリールアミン誘導体、スチルベン誘導体、トリフェニルジアミン誘導体、ポリアニリンもしくはその誘導体、ポリチオフェンもしくはその誘導体、ポリアリールアミンもしくはその誘導体、ポリピロールもしくはその誘導体、ポリ(p−フェニレンビニレン)もしくはその誘導体、またはポリ(2,5−チエニレンビニレン)もしくはその誘導体などが例示される。
溶液からの成膜方法としては、前述した正孔注入層の成膜法と同様の塗布法を挙げることができる。
発光部4と陰極(第2電極)5との間には、必要に応じて、電子注入層、電子輸送層、正孔ブロック層等が設けられる。
電子注入層とは、陰極(第2電極)からの電子注入効率を改善する機能を有する層である。電子輸送層とは、陰極(第2電極)、電子注入層または陰極(第2電極)により近い電子輸送層からの電子注入を改善する機能を有する層である。正孔ブロック層とは、正孔の輸送を堰き止める機能を有する層である。なお電子注入層および/または電子輸送層が正孔の輸送を堰き止める機能を有する場合には、これらの層が正孔ブロック層を兼ねることがある。正孔ブロック層が正孔の輸送を堰き止める機能を有することは、例えばホール電流のみを流す素子を作製し、その電流値の減少で堰き止める効果を確認することが可能である。
電子注入層は、先に述べたように、電子輸送層と陰極との間、または発光部4と陰極(第2電極)5との間に設けられる。電子注入層としては、発光層の種類に応じて、アルカリ金属やアルカリ土類金属、あるいは前記金属を一種類以上含む合金、あるいは前記金属の酸化物、ハロゲン化物および炭酸化物、あるいは前記物質の混合物などが挙げられる。
この電子注入層の膜厚としては、1nm以上、1μm以下程度が好ましい。
電子輸送層を形成する材料としては、公知のものが使用でき、オキサジアゾール誘導体、アントラキノジメタンもしくはその誘導体、ベンゾキノンもしくはその誘導体、ナフトキノンもしくはその誘導体、アントラキノンもしくはその誘導体、テトラシアノアンスラキノジメタンもしくはその誘導体、フルオレノン誘導体、ジフェニルジシアノエチレンもしくはその誘導体、ジフェノキノン誘導体、または8−ヒドロキシキノリンもしくはその誘導体の金属錯体、ポリキノリンもしくはその誘導体、ポリキノキサリンもしくはその誘導体、ポリフルオレンもしくはその誘導体等が例示される。
また溶液または溶融状態からの成膜時には、高分子バインダーを併用してもよい。
溶液から電子輸送層を成膜する方法としては、前述の溶液から正孔注入層を成膜する方法と同様の成膜法が挙げられる。
本実施形態の有機EL素子において、透明陽極(第1電極)3から陰極(第2電極)5までの層構成の組み合わせ例を以下に示す。
a)陽極/発光部/陰極
b)陽極/正孔注入層/発光部/陰極
c)陽極/発光部/電子注入層/陰極
d)陽極/正孔注入層/発光部/電子注入層/陰極
e)陽極/正孔注入層/正孔輸送層/発光部/陰極
f)陽極/発光部/電子輸送層/電子注入層/陰極
g)陽極/正孔注入層/発光部/電子輸送層/電子注入層/陰極
h)陽極/正孔注入層/正孔輸送層/発光部/電子注入層/陰極
i)陽極/正孔注入層/正孔輸送層/発光部/電子輸送層/電子注入層/陰極
(ここで、記号「/」は、記号「/」を挟む各層が隣接して積層されていることを示す。以下同じ。)
j)陽極/(繰り返し単位A)/電荷発生層/(繰り返し単位A)/陰極
k)陽極/(繰り返し単位B)n/(繰り返し単位A)/陰極
上記層構成j)およびk)において、陽極、電極、陰極、発光層以外の各層は必要に応じて略してもよい。
正孔輸送層、電子輸送層は、それぞれ独立に2層以上用いてもよい。
次に、本発明に係る有機EL素子の第2の実施形態を、図2を参照して説明する。図2は、本発明の有機EL素子の第2の実施形態を示す正面断面図である。
第2の実施形態と、上述の第1の実施形態との違いは、第1の実施形態の有機EL素子が発光部4からの光を光透過性を有する透明陽極(第1電極)3を透過させて光透過性を有する透明支持基板2から外部へ出射するボトムエミッション型の素子であったのに対し、第2の実施形態の有機EL素子11では発光部12からの光を光透過性を有する透明陰極(第1電極)13を透過させて光透過性を有する保護膜14から外部へ出射するトップエミッション型の素子である点にある。
すなわち本発明の有機EL素子は、第1の実施形態によっても、第2の実施形態によっても、電極に印加する電圧の変化に対する色味の変化が少なく、かつ発光効率を高くすることができる。なおさらに他の実施の形態として、第2の実施形態の構成要素から保護膜14を除き、フィルム15を透明陰極(第1電極)13に接するように設けてもよい。この場合、空気および水蒸気などに対するバリア性が高い部材によってフィルム15を構成することで、フィルム15を保護膜としても機能させることができるとともに、有機EL素子の構成を簡略化することができる。
以上説明した本発明の各実施形態の有機EL素子は、曲面状や平面状の照明装置、例えばスキャナの光源として用いられる面状光源、表示装置に好適に用いることができる。
この作製例1では、発光する光のピーク波長が異なる複数の発光層を所定の順序で配置することによる効果を確認するために、光透過性を有する透明支持基板上に、光透過性を有する第1電極である透明陽極を配置し、この透明陽極(第1電極)の上に、正孔注入層、赤、緑、青に発光する3つの発光層から構成され、透明陽極(第1電極)側から赤色発光層、緑色発光層、青色発光層の順に配置した発光部が配置され、その上に第2電極である陰極を配置した有機EL素子を製造し、発光特性の向上を確認した。
比較例1として、白色の波長領域で発光する一層の発光層(以下、白色発光層という場合がある)のみから成る発光部を備える有機EL素子を作製した。白色発光層以外の製造工程は、上記作製例1の有機EL素子の製造工程と同じなので、重複する説明を省略して、白色発光層の製造工程についてのみ説明する。
比較例2として、赤色発光層、緑色発光層、および青色発光層の3層の積層順のみが、作製例1の有機EL素子とは異なる有機EL素子を作製した。陽極に最も近い層に、青色発光層を配置し、真中の層に、緑色発光層を配置し、陰極に最も近い層に赤色発光層を配置した。赤色発光層、緑色発光層、および青色発光層以外の製造工程は、作製例1の有機EL素子の製造工程と同じなので、赤色発光層、緑色発光層、および青色発光層の製造工程についてのみ説明する。
作製例1、比較例1、比較例2の各有機EL素子にそれぞれ電圧を印加して、輝度および色度を測定した。測定では、印加する電圧を段階的に変化させ、印加する電圧毎に輝度および色度を測定した。測定結果を表1に示す。
また作製例1の有機EL素子は、3層の発光層を所定の配置にすることによって、比較例2の有機EL素子よりも電流効率の最大値が向上した。
以下のようにしてフィルムを有する有機EL素子を作製した。光透過性を有する透明支持基板として、30mm×30mmのガラス基板を用いた。次に、スパッタリング法によって厚みが150nmのITOから成る導電体膜を支持基板の表面上に蒸着した。次に、この導電体膜の表面上にフォトレジストを塗布し、フォトマスクを介して所定の領域を露光し、さらに洗浄することによって、所定のパターン形状の保護膜を形成した。さらにエッチングを施した後、水、NMP(n−methylpyrrolidone)でリンスを施し、所定のパターン形状のITO膜から成る陽極を形成した。次に、陽極上のレジスト残渣を除去するために、酸素プラズマ処理を30Wのエネルギーで2分間行い、UV/O3洗浄を20分間行った。
作製例2の有機EL素子とはフィルムのみが異なる有機EL素子を作製した。本作製例3では、高いヘイズ値(82%)を示す市販品のフィルム(フィルムB)を用いた。フィルムBは、粘着層を有しているので、粘着剤などを用いずにそのまま支持基板に貼付けて有機EL素子を作製した。
作製例2の有機EL素子とは、フィルムのみが異なる有機EL素子を作製した。
フィルム用の溶液には、作製例2の溶液と同じものを用いた。湿度50%の恒温恒湿槽中において、成膜後のフィルムの膜厚が220μm程度となるように、フィルム用の溶液をガラスの基台上にキャストした。湿度50%の雰囲気中で5分間放置した後、窒素フローによりフィルムを乾燥し、20mm×20mmのフィルム(フィルムC)を得た。このフィルムCを、作製例2と同じ粘着剤を用いて作製例2と同様に支持基板に貼り付けて有機EL素子を作製した。
作製例2の有機EL素子とはフィルムのみが異なる有機EL素子を作製した。
フィルム用の溶液には、作製例2の溶液と同じものを用いた。湿度85%の恒温恒湿槽中において、成膜後のフィルムの膜厚が220μm程度となるように、フィルム用の溶液をガラスの基台上にキャストした。湿度85%の雰囲気中で5分間放置した後、窒素フローによりフィルムを乾燥し、表面に凹凸形状を有する20mm×20mmのフィルム(フィルムD)を得た。得られたフィルムDを、作製例2と同じ粘着剤を用いて作製例2と同様に支持基板に貼り付けて有機EL素子を作製した。
作製例2の有機EL素子とはフィルムのみが異なる有機EL素子を作製した。
フィルム用の溶液には、作製例2の溶液と同じものを用いた。湿度85%の恒温恒湿槽中において、成膜後のフィルムの膜厚が360μm程度となるように、フィルム用の溶液をガラスの基台上にキャストした。湿度85%の雰囲気中で5分間放置した後、窒素フローによりフィルムを乾燥し、表面に凹凸形状を有する20mm×20mmのフィルム(フィルムE)を得た。このフィルムEを、作製例2と同じ粘着剤を用いて作製例2と同様に支持基板に貼り付けて有機EL素子を作製した。
作製例2、3および比較例3、4、5で用いたフィルムの表面を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察した。
図3は、作製例2において作製したフィルムAの断面を模式的に示す図であり、図4は、作製例3で用いたフィルムBの断面を模式的に示す図であり、図5は、比較例3において作製したフィルムCの断面を模式的に示す図である。
作製例2、3および比較例3、4、5で作製したフィルムが貼り合わされた有機EL素子の光強度と、フィルムが貼り合わされていない有機EL素子の光強度とを比較した。表4に、フィルムが貼り合わされた有機EL素子の光強度を、フィルムが貼り合わされていない有機EL素子の光強度で割った光取り出し効率の比を示す。光強度は、有機EL素子に0.15mAの電流を流し、そのときの発光強度の角度依存性を測定し、全ての角度での発光強度を積分することによって測定した。
また作製例2、3では、支持基板の光透過性を有する第1電極(陽極)とは反対側の外表面にフィルムを設けた有機EL素子を製造し、発光効率が向上するのを確認した。
2 透明支持基板
2a 第1主面
2b 第2主面
3 透明陽極(第1電極)
4,12 発光部
5 陰極(第2電極)
6,17 発光機能部
7,14 保護膜(上部封止膜)
14a 第1主面
14b 第2主面
8,15 フィルム
9a,19a 赤色発光層
9b,19b 緑色発光層
9c,19c 青色発光層
13 透明陰極(第1電極)
16 陽極(第2電極)
18 支持基板
A 作製例2に用いたフィルム
B 作製例3に用いたフィルム
C 比較例3に用いたフィルム
Claims (10)
- 陽極および陰極のうちのいずれか一方の電極であり、光透過性を有する第1電極と、
前記第1電極に対向して配置され、前記陽極および陰極のうちの他方の電極である第2電極と、
前記第1電極および第2電極の間に配置され、高分子化合物を含む発光層を3層以上有する発光部と、
前記発光部を基準にして前記第1電極側の最外層に配置されたフィルムと、を含み、
前記発光部を構成する各発光層が、互いに異なるピーク波長の光を発し、ピーク波長が長い光を発する発光層ほど、前記陽極寄りに配置され、
前記フィルムは、前記発光部側とは反対側の表面が凹凸状であり、ヘイズ値が70%以上であり、かつ全光線透過率が80%以上である、
有機エレクトロルミネッセンス素子。 - 前記発光部は、赤色の光を発する発光層と、緑色の光を発する発光層と、青色の光を発する発光層とを備える、請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 前記第1電極と前記フィルムとの間に設けられる支持基板をさらに有し、
該支持基板に前記フィルムが接して設けられる、請求項1又は2に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。 - 前記第1電極と前記フィルムとの間に設けられる保護膜をさらに有し、
該保護膜に前記フィルムが接して設けられる、請求項1又は2に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。 - 前記陽極と前記陰極との間に印加する電圧を変化させたときの、外に取出される光の色度座標における座標値xと、座標値yとの変化の幅が、それぞれ0.05以下である、請求項1から4のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 前記フィルムの前記発光層側とは反対側の表面が複数の凹面によって構成されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 請求項1から5のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を備える面状光源。
- 請求項1から5のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を備える照明装置。
- 請求項1から5のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を備える表示装置。
- 陽極および陰極のうちのいずれか一方の電極であり、光透過性を有する第1電極と、前記第1電極に対向して配置され、前記陽極および陰極のうちの他方の電極である第2電極と、前記第1電極および第2電極の間に配置され、高分子化合物を含む発光層を3層以上有する発光部と、前記発光部を基準にして前記第1電極側の最外層に配置されたフィルムとを含む有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法であって、
ピーク波長が長い光を発する発光層ほど、前記陽極寄りに配置されるように、各発光層を塗布法により順次形成する、前記発光部を作製する工程と、
前記発光部側とは反対側の表面が凹凸状であり、ヘイズ値が70%以上、かつ全光線透過率が80%以上のフィルムを形成するフィルム形成工程とを有し、
フィルム形成工程では、前記フィルムが形成される被形成面上に、前記フィルムとなる材料を含む溶液を、前記フィルムの厚みが100μm〜200μmの範囲となるように塗布し、塗布された前記溶液を湿度が80%〜90%の雰囲気に保持した後に乾燥し、フィルム化する、
有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008321739A JP5156612B2 (ja) | 2008-12-18 | 2008-12-18 | 有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008321739A JP5156612B2 (ja) | 2008-12-18 | 2008-12-18 | 有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010146822A true JP2010146822A (ja) | 2010-07-01 |
JP5156612B2 JP5156612B2 (ja) | 2013-03-06 |
Family
ID=42567019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008321739A Expired - Fee Related JP5156612B2 (ja) | 2008-12-18 | 2008-12-18 | 有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5156612B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012085988A1 (ja) * | 2010-12-24 | 2012-06-28 | パナソニック株式会社 | 有機el素子およびその製造方法 |
WO2012085982A1 (ja) * | 2010-12-24 | 2012-06-28 | パナソニック株式会社 | 有機el素子およびその製造方法 |
KR101760221B1 (ko) * | 2016-12-09 | 2017-07-20 | 한국생산기술연구원 | 유기전계발광소자용 광추출 기판의 제조방법 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004325469A (ja) * | 2003-04-21 | 2004-11-18 | Seiko Epson Corp | 微小凹凸面の形成方法、樹脂散乱膜の形成方法、凹凸形状体、光散乱板、反射板、並びに液晶表示体 |
JP2004335183A (ja) * | 2003-05-01 | 2004-11-25 | Nitto Denko Corp | エレクトロルミネッセンス素子、面光源および表示装置 |
JP2005100921A (ja) * | 2003-08-22 | 2005-04-14 | Sony Corp | 有機el素子および表示装置 |
JP2007003824A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Nippon Oil Corp | 円偏光板、円偏光板の製造方法、光学フィルム、液晶表示装置およびエレクトロルミネッセンス素子 |
JP2007188708A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 表示素子用基板 |
JP2009032463A (ja) * | 2007-07-25 | 2009-02-12 | Nippon Zeon Co Ltd | 発光素子 |
-
2008
- 2008-12-18 JP JP2008321739A patent/JP5156612B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004325469A (ja) * | 2003-04-21 | 2004-11-18 | Seiko Epson Corp | 微小凹凸面の形成方法、樹脂散乱膜の形成方法、凹凸形状体、光散乱板、反射板、並びに液晶表示体 |
JP2004335183A (ja) * | 2003-05-01 | 2004-11-25 | Nitto Denko Corp | エレクトロルミネッセンス素子、面光源および表示装置 |
JP2005100921A (ja) * | 2003-08-22 | 2005-04-14 | Sony Corp | 有機el素子および表示装置 |
JP2007003824A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Nippon Oil Corp | 円偏光板、円偏光板の製造方法、光学フィルム、液晶表示装置およびエレクトロルミネッセンス素子 |
JP2007188708A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 表示素子用基板 |
JP2009032463A (ja) * | 2007-07-25 | 2009-02-12 | Nippon Zeon Co Ltd | 発光素子 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012085988A1 (ja) * | 2010-12-24 | 2012-06-28 | パナソニック株式会社 | 有機el素子およびその製造方法 |
WO2012085982A1 (ja) * | 2010-12-24 | 2012-06-28 | パナソニック株式会社 | 有機el素子およびその製造方法 |
JP5744061B2 (ja) * | 2010-12-24 | 2015-07-01 | 株式会社Joled | 有機el素子およびその製造方法 |
US9136475B2 (en) | 2010-12-24 | 2015-09-15 | Joled Inc. | Organic EL element and method for producing same |
KR101760221B1 (ko) * | 2016-12-09 | 2017-07-20 | 한국생산기술연구원 | 유기전계발광소자용 광추출 기판의 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5156612B2 (ja) | 2013-03-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5314409B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
JP5402143B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
US8552637B2 (en) | Organic electroluminescence element having a conductive resin layer and method for manufacturing the same | |
JP5314393B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
JP4947095B2 (ja) | 光取り出し構造体 | |
US8773015B2 (en) | Method for manufacturing organic electroluminescent element having organic layers with periodic structure | |
JP2010129825A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法 | |
JP2009181856A (ja) | 透明導電膜付き透明板および有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
WO2009119558A1 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子及びその製造方法 | |
US9879176B2 (en) | Organic electroluminescent element, production method for the same, planar light source, lighting device, and display device | |
JP2010153091A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
JP5156612B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法 | |
JP5178431B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
JP5249075B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
JP5314410B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
JP2010146893A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子、及びその製造方法 | |
JP5072816B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法 | |
JP5410774B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
JP5314395B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法 | |
JP5216623B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法 | |
JP5446472B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法 | |
JP2010040211A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子、その製造方法、照明装置、面状光源、および表示装置 | |
JP5314352B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子、照明装置、面状光源および表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110414 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120131 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120327 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121210 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |