JP2010146676A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】セルサイズを縮小化しつつ、読み出し特性を向上させることができる半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、複数のSRAMセルMCがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイを有する。SRAMセルMCは、第1のインバータINV1と、第1のインバータINV1と入力端及び出力端が相互に接続された第2のインバータINV2と、第1のインバータINV1又は第2のインバータINV2のいずれか一方の入力端にゲートが接続された第1の読み出しドライバトランジスタQrd1と、第1の読み出しドライバトランジスタQrd1を介して第1の読み出しビット線RBLと接続され、ゲートが読み出しワード線RWLに接続された第1の読み出し転送トランジスタQrx1とを備える。第1の読み出し転送トランジスタQrx1は、メモリセルアレイ内の少なくとも2つのSRAMセルMC1、MC2の間で共有される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、特にSRAM(Static Random Access Memory)セルを配置したセルアレイを有する半導体記憶装置に関する。
一般にSRAMセルは、PMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタからなるインバータを2つ備え、その2つのインバータの入力端子と出力端子とを相互に接続して構成される。そして、このSRAMセルに対するデータ読み出しを高速化するため、あるいはデータ書き込み中にデータ読み出しを実行するために、SRAMセルに書き込みポートに加えて、読み出しポートを設ける構成が知られている。読み出しポートとしては、SRAMセルの2つのインバータのいずれかの入力に接続された読み出しドライバトランジスタと読み出し転送トランジスタとにより構成されるものが知られている。この場合、1つのSRAMセルは8個のMOSトランジスタにより構成されることになる。
また、読み出しポートとして、SRAMセルの2つのインバータの双方の入力にそれぞれ接続された2つの読み出しドライバトランジスタ及び読み出し転送トランジスタを備える構成も知られている。この場合、1つのSRAMセルは10個のMOSトランジスタにより構成されることになる(特許文献1及び2参照)。
近年、スケーリングの進展に伴いセルサイズの縮小が図られている。トランジスタを流れるセル電流の値は、素子の微細化により減少するが、読み出しポートにおける読み出し特性の向上のためには、読み出し転送トランジスタを流れるセル電流が大きい方が望ましい。そのため、読み出し転送トランジスタのセルサイズを縮小することは困難であった。
特開平11−7773号公報 特開平7−240095号公報
本発明は、以上の点に鑑みなされたもので、セルサイズを縮小化しつつ、読み出し特性を向上させることができる半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る半導体記憶装置は、複数のSRAMセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイを有する半導体記憶装置であって、前記SRAMセルは、第1のPMOSトランジスタ及び第1のNMOSトランジスタからなる第1のインバータと、第2のPMOSトランジスタ及び第2のNMOSトランジスタからなり、前記第1のインバータと入力端及び出力端が相互に接続された第2のインバータと、第1の書き込みビット線と前記第1のインバータの出力端との間に接続され、ゲートが書き込みワード線に接続された第1の書き込み転送トランジスタと、第2の書き込みビット線と前記第2のインバータの出力端との間に接続され、ゲートが前記書き込みワード線に接続された第2の書き込み転送トランジスタと、前記第1のインバータ又は前記第2のインバータのいずれか一方の入力端にゲートが接続された第1の読み出しドライバトランジスタと、前記第1の読み出しドライバトランジスタを介して第1の読み出しビット線と接続され、ゲートが読み出しワード線に接続された第1の読み出し転送トランジスタとを備え、前記第1の読み出し転送トランジスタは、前記メモリセルアレイ内の少なくとも2つの前記SRAMセルの間で共有されることを特徴とする。
本発明によれば、セルサイズを縮小化しつつ、読み出し特性を向上させることができる半導体記憶装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置に使用されるSRAMセルMCの回路図である。
本実施の形態に係る半導体記憶装置のメモリセルアレイには、SRAMセルMCがマトリクス状に配列されている。図1には、2つのSRAMセルMC1及びMC2が示されている。SRAMセルMC1、MC2は、第1のインバータINV1及び第2のインバータINV2を有する。第1のインバータINV1は、ソースが電源線VDD及び接地線VSSにそれぞれ接続され、直列接続された第1のPMOSトランジスタQp1及び第1のNMOSトランジスタQn1からなる。第2のインバータINV2は、ソースが電源線VDD及び接地線VSSにそれぞれ接続され、直列接続された第2のPMOSトランジスタQp2及び第2のNMOSトランジスタQn2からなる。第1のインバータINV1と第2のインバータINV2は、それぞれの入力端子と出力端子とが相互に接続されている。
また、第1のインバータINV1の出力端と第1の書き込みビット線WBLBi(i=1、2)との間に第1の書き込み転送トランジスタQwx1が接続され、第2のインバータINV2の出力端と第2の書き込みビット線WBLi(i=1、2)との間に第2の書き込み転送トランジスタQwx2が接続されている。第1及び第2の書き込み転送トランジスタQwx1、Qwx2のゲートは、書き込みワード線WWLに接続されている。本実施の形態において、この第1及び第2の書き込み転送トランジスタQwx1、Qwx2がSRAMセルMC1、MC2の書き込みポートとなる。
SRAMセルMCへのデータ書き込み時には、書き込みデータに応じた電圧を書き込みビット線WBLi及びWBLBiに印加する。その後、書き込みワード線WWLを選択して書き込み転送トランジスタQwx1及びQwx2を導通させて、SRAMセルMCにデータを書き込む。
第2のインバータINV2の入力端には、第1の読み出しドライバトランジスタQrd1のゲートが接続されている。第1の読み出しドライバトランジスタQrd1のドレインは読み出しビット線RBL1に接続され、ソースは第1の読み出し転送トランジスタQrx1のドレインに接続されている。第1の読み出し転送トランジスタQrx1のソースは接地線VSSに接続され、ゲートは読み出しワード線RWLに接続されている。本実施の形態において、読み出しドライバトランジスタQrd1及び読み出し転送トランジスタQrx1がSRAMセルMC1の読み出しポートとなる。
SRAMセルMC1、MC2からのデータ読み出し時には、読み出しワード線RWLを選択して読み出し転送トランジスタQrx1を導通させる。また、読み出しドライバトランジスタQrd1及びQrd2の導通、非導通は、SRAMセルMCのデータに基づいて制御される。ここで、読み出しビット線RBL1及びRBL2に読み出し電流を流して、この読み出し電流が接地線VSSに放電されるか否かによりSRAMセルMCに保持されたデータを検知することができる。
2つのSRAMセルMC1及びMC2は、メモリセルアレイ上において、第1の読み出し転送トランジスタQrx1を中心に線対称のパターンで配置されている。SRAMセルMC2において、SRAMセルMC1と対応する箇所には対応する符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態のSRAMセルアレイでは、SRAMセルMC1の読み出しドライバトランジスタQrd1のソースと、SRAMセルMC2の読み出しドライバトランジスタQrd2のソースとが互いに接続されている。また、SRAMセルMC1の読み出しドライバトランジスタQrd1のソースと、SRAMセルMC2の読み出しドライバトランジスタQrd2のソースとは、第1の読み出し転送トランジスタQrx1に共通に接続されている。すなわち、隣接する2つのSRAMセルMC1、MC2の間で、1つの読み出し転送トランジスタQrxが共有されている。
図2は、本実施の形態のSRAMセルMCの半導体基板上でのレイアウトを示す平面図である。図3は、図2に示すSRAMセルMCの半導体基板上でのレイアウトを拡大して示した平面図である。なお、このレイアウトは、半導体基板上に形成されるウエル領域から第1金属配線層までの各層のレイアウトを重ねて図示したものである。第1金属配線層の上層の第2金属配線層には、書き込みワード線WWL、書き込みビット線WBL、WBLB、読み出しワード線RWL、読み出しビット線RBL、電源線VDD及び接地線VSSがウエル領域に沿って形成されるが、図2及び図3においてはこれらの構成を省略している。また、後述するコンタクトC0〜C26において、内部が空白のコンタクトは、第2金属配線層に形成される配線に接続され、内部に×印のあるコンタクトは、半導体基板上のウェル領域に接続されるコンタクトである。
図2は、半導体基板上において、SRAMセルMC及び書き込みポートを構成するトランジスタが形成されるセル領域(Cell Region)と、読み出しポートを構成するトランジスタが形成される読み出しポート領域(Read Port)とを示している。図2には、4つのSRAMセルのレイアウト及び読み出しポートが示されている。以下、図2の破線部Aの拡大図である図3を用いて、SRAMセルの具体的な構成を説明する。
1つのSRAMセルMCを構成するトランジスタQn1、Qn2、Qp1、Qp2と、書き込みポートを構成するトランジスタQwx1、Qwx2とは、Nウエル領域NW1と、その両側のPウエル領域PW1、PW2からなる平行な3つのウエル領域PW1、NW1、PW2内に、ほぼ点対称パターンに形成される。Pウエル領域PW1、PW2には、これらPウエル領域PW1、PW2と平行に延びるストライプ状のN型拡散層DN1、DN2がそれぞれ形成されている。Nウエル領域NW1には、Nウエル領域NW1と平行に延びるストライプ状のP型拡散層DP1、DP2が形成されている。
Pウエル領域PW1のN型拡散層DN1に沿って第1のNMOSトランジスタQn1及び第1の書き込み転送トランジスタQwx1が直列に形成されている。また、Nウエル領域NW1のP型拡散層DP1、DP2に沿って第1及び第2のPMOSトランジスタQp1、Qp2がそれぞれ形成されている。そして、Pウエル領域PW2のN型拡散層DN2に沿って第2のNMOSトランジスタQn2及び第2の書き込み転送トランジスタQwx2が直列に形成されている。
トランジスタQn1、Qp1の共通のゲートGC1は、ウエル領域NW1、PW1の境界を横切るストライプ状のポリシリコンによって形成されている。トランジスタQn2、Qp2の共通のゲートGC2は、ウエル領域NW1、PW2の境界を横切るストライプ状のポリシリコンによって形成されている。トランジスタQn1、Qp1のドレインは、ウエル領域NW1、PW1の境界を横切る金属配線M11を介して接続されると共に、コンタクトC5を介してトランジスタQn2、Qp2の共通のゲートGC2に接続されている。また、トランジスタQn2、Qp2のドレインは、ウエル領域NW1、PW2の境界を横切る金属配線M12を介して接続されると共に、コンタクトC7を介してトランジスタQn1、Qp1の共通のゲートGC1に接続されている。トランジスタQp1、Qp2のソースは、コンタクトC6、C8を介して上層の第2金属配線層に設けられる電源線VDDに接続されている。トランジスタQn1のソースは、コンタクトC4、金属配線M10、コンタクトC0を介して接地線VSSに接続されている。トランジスタQn2のソースは、コンタクトC9、金属配線M13、コンタクトC13を介して接地線VSSに接続されている。
書き込み転送トランジスタQwx1、Qwx2のゲートGC3、GC4は、それぞれウエル領域PW1、PW2を横切るストライプ状のポリシリコンによって形成され、コンタクトC1、C12をそれぞれ介して書き込みワード線WWLに接続されている。書き込み転送トランジスタQwx1、Qwx2のソースは、コンタクトC2、C11を介して書き込みビット線WBLB1、WBL1にそれぞれ接続されている。N型拡散層DN1において、第1の書き込み転送トランジスタQwx1のドレインは、第1のNMOSトランジスタQn1のドレインと直列に接続され、コンタクトC3を介して金属配線M11に接続されている。また、N型拡散層DN2において、第2の書き込み転送トランジスタQwx2のドレインは、第2のNMOSトランジスタQn2のドレインと直列に接続され、コンタクトC10を介して金属配線M12に接続されている。
読み出しポートを構成するトランジスタQrd1、Qrd2、Qrx1は、Pウエル領域PW2内に、ほぼ線対称パターンに形成される。Pウエル領域PW2には、隣接する2つのSRAMセルMC1、MC2に用いられる読み出しドライバトランジスタQrd1、Qrd2及び第1の読み出し転送トランジスタQrx1が形成される。ここで、図3ではその構成をほぼ省略しているが、SRAMセルMC1と隣接するSRAMセルMC2は、読み出しポートの形成される領域を挟んで、線対称パターンに形成される。
Pウエル領域PW2には、Pウエル領域PW2と平行に延びるストライプ状のN型拡散層DN3、DN4がそれぞれ形成されている。Pウエル領域PW2のN型拡散層DN3に沿って第1の読み出しドライバトランジスタQrd1が形成されている。また、N型拡散層DN4に沿って第2の読み出しドライバトランジスタQrd2が形成されている。
SRAMセルMC1のトランジスタQn2、Qp2の共通のゲートGC2は、N型拡散層DN3まで延長して、第1の読み出しドライバトランジスタQrd1においても共通のゲートとされている。また、SRAMセルMC2のトランジスタQn2、Qp2の共通のゲートGC2も、N型拡散層DN4まで延長して、第2の読み出しドライバトランジスタQrd2において共通のゲートとされている。第1及び第2の読み出しドライバトランジスタQrd1、Qrd2のドレインは、コンタクトC20、C21を介してそれぞれ読み出しビット線RBL1、RBL2に接続されている。第1及び第2の読み出しドライバトランジスタQrd1、Qrd2のソースは、コンタクトC22、C23及び金属配線M20を介して互いに接続されている。
N型拡散層DN3において、第1及び第2の読み出しドライバトランジスタQrd1、Qrd2のソースは、第1の読み出し転送トランジスタQrx1のドレインと直列に接続されている。第1の読み出し転送トランジスタQrx1のゲートGC10は、コンタクトC24を介して、読み出しワード線RWLに接続され、ソースは、コンタクトC25、C26を介して接地線VSSに接続されている。N型拡散層DN3、DN4において、第1の読み出し転送トランジスタQrx1は、ドレインが第1及び第2の読み出しドライバトランジスタQrd1、Qrd2に共通に接続され、読み出しワード線RWLによりその導通が制御される1つのトランジスタとして機能する。これにより、隣接する2つのSRAMセルMC1、MC2の間で、1つの読み出し転送トランジスタQrxが共有される。
次に、図4を参照しながら、本実施の形態の読み出しポートについて説明する。図4は、比較例の半導体記憶装置に使用されるSRAMセルMCの回路図である。比較例のSRAMセルMC1、MC2の構成は上述の第1の実施の形態と同様であるため、対応する箇所に対応する符号を付してその説明を省略する。比較例のSRAMセルMCは、読み出しドライバトランジスタQrd及び読み出し転送トランジスタQrxの構成が第1の実施の形態と異なる。
図4において、SRAMセルMC1の第2のインバータINV2の入力端には、第1の読み出しドライバトランジスタQrd1’のゲートが接続されている。第1の読み出しドライバトランジスタQrd1’のドレインは、第1の読み出し転送トランジスタQrx1’を介して第1の読み出しビット線RBL1に接続されている。また、第1の読み出しドライバトランジスタQrd1’のソースは接地線VSSに接続されている。
SRAMセルMC1に隣接するSRAMセルMC2の第2のインバータINV2の入力端には、第2の読み出しドライバトランジスタQrd2’のゲートが接続されている。第2の読み出しドライバトランジスタQrd2’のドレインは、第2の読み出し転送トランジスタQrx2’を介して第2の読み出しビット線RBL2に接続されている。また、第2の読み出しドライバトランジスタQrd2’のソースは接地線VSSに接続されている。読み出し転送トランジスタQrx1’、Qrx2’のゲートは、それぞれ読み出しワード線RWLに接続されている。
図4において、読み出しドライバトランジスタQrd1’、Qrd2’及び読み出し転送トランジスタQrx1’、Qrx2’が読み出しポートとなる。これにより比較例の半導体記憶装置では、読み出しポートを含めた1つのメモリセルは、8つのトランジスタを用いて構成されることとなる。比較例の半導体記憶装置において、SRAMセルMCからのデータ読み出し時には、読み出しワード線RWLを選択して読み出し転送トランジスタQrx1’、Qrx2’を導通させる。また、読み出しドライバトランジスタQrd1’及びQrd2’の導通、非導通は、SRAMセルMCのデータに基づいて制御される。ここで、読み出しビット線RBL1及びRBL2に読み出し電流を流して、読み出し電流が接地線VSSに放電されるか否かによりSRAMセルMCに保持されたデータを検知することができる。
比較例の半導体記憶装置は、読み出しドライバトランジスタQrd1’、Qrd2’のドレイン側に読み出し転送トランジスタQrx1’、Qrx2’が設けられている。読み出しドライバトランジスタQrd1’、Qrd2’のドレイン側は、それぞれ別の読み出しビット線RBL1、RBL2に接続する必要があるため、2つの読み出し転送トランジスタを用いなければ読み出し動作を制御することができない。
一方、上述の第1の実施の形態に係るSRAMセルMCでは、第1の読み出し転送トランジスタQrx1を、読み出しドライバトランジスタQrd1、Qrd2のソース側に配置すると共に、隣接する2つのSRAMセルMCの間で共有している。読み出しドライバトランジスタQrd1、Qrd2のソース側は、双方とも接地線VSSに接続されるため、この導通・非導通は1つのトランジスタにより制御することができる。これにより、本実施の形態に係るSRAMセルMCでは、読み出しポートに配置するトランジスタを1つ減らすことができる。そのため、SRAMセルMCのセルサイズを縮小化することができる。
[第2の実施の形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶装置に使用されるSRAMセルMCの回路図である。
図5において、SRAMセルMC1、MC2、第1及び第2の書き込み転送トランジスタQwx1、Qwx2、読み出しドライバトランジスタQrd1、Qrd2及び第1の読み出し転送トランジスタQrx1の構成は第1の実施の形態と同様であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。第2の実施の形態に係る半導体記憶装置は、第3及び第4の読み出しドライバトランジスタQrd3、Qrd4及び第2の読み出し転送トランジスタQrx2を備える点において、第1の実施の形態と異なる。
SRAMセルMC1の第1のインバータINV1の入力端には、第3の読み出しドライバトランジスタQrd3のゲートが接続されている。第3の読み出しドライバトランジスタQrd3のドレインは読み出しビット線RBLB1に接続され、ソースは第2の読み出し転送トランジスタQrx2のドレインに接続されている。第2の読み出し転送トランジスタQrx2のソースは接地線VSSに接続され、ゲートは第1の読み出し転送トランジスタQrx1と同様に読み出しワード線RWLに接続されている。本実施の形態において、第3の読み出しドライバトランジスタQrd3及び第2の読み出し転送トランジスタQrx2も、SRAMセルMC1の読み出しポートとなる。
また、SRAMセルMC1に隣接するSRAMセルMC2の第1のインバータINV1の入力端には、第4の読み出しドライバトランジスタQrd4のゲートが接続されている。第4の読み出しドライバトランジスタQrd4のドレインは読み出しビット線RBLB2に接続され、ソースは第2の読み出し転送トランジスタQrx2のドレインに接続されている。第2の読み出し転送トランジスタQrx2のソースは接地線VSSに接続され、ゲートは読み出しワード線RWLに接続されている。本実施の形態において、第4の読み出しドライバトランジスタQrd4及び第2の読み出し転送トランジスタQrx2も、SRAMセルMC2の読み出しポートとなる。
本実施の形態のSRAMセルアレイでは、SRAMセルMC1の第3の読み出しドライバトランジスタQrd3のソースは、図示しない隣接するSRAMセルMCの読み出しドライバトランジスタのソースと互いに接続される。また、SRAMセルMC1の第3の読み出しドライバトランジスタQrd3のソースと、隣接するSRAMセルMCの読み出しドライバトランジスタのソースとは、第2の読み出し転送トランジスタQrx2に共通に接続されている。また、SRAMセルMC2の第4の読み出しドライバトランジスタQrd3のソースも、図示しない隣接するSRAMセルMCの読み出しドライバトランジスタのソースと互いに接続されるとともに、第2の読み出し転送トランジスタQrx2に共通に接続されている。すなわち、一の側で隣接する2つのSRAMセルMC1、MC2の間で、1つの第1の読み出し転送トランジスタQrx1が共有される。これとともに、2つのSRAMセルMC1、MC2は、他の側で隣接するメモリセルと1つの第2の読み出し転送トランジスタQrx2を共有している。
図6は、本実施の形態のSRAMセルMCの半導体基板上でのレイアウトを示す平面図である。図7は、図6に示すSRAMセルMCの半導体基板上でのレイアウトを拡大して示した平面図である。図6は、半導体基板上において、SRAMセルMC及び書き込みポートを構成するトランジスタが形成されるセル領域(Cell Region)と、読み出しポートを構成するトランジスタが形成される読み出しポート領域(Read Port)とを示している。図6には、4つのSRAMセルのレイアウト及び読み出しポートが示されている。以下、図6の破線部Bの拡大図である図7を用いて、SRAMセルの具体的な構成を説明する。
図7において、SRAMセルMC1と、書き込みポートを構成するトランジスタとのレイアウトは、第1の実施の形態と同様であるためその記載を省略している。また、読み出しポートのうち、第1の読み出しドライバトランジスタQrd1、第2の読み出しドライバトランジスタQrd2及び第1の読み出し転送トランジスタQrx1のレイアウトは、図3に示す第1の実施の形態と同様であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態において、読み出しポートを構成するトランジスタは、Pウエル領域PW1内にも形成される。Pウエル領域PW1には、SRAMセルMC1に用いられる第3の読み出しドライバトランジスタQrd3及び第2の読み出し転送トランジスタQrx2が形成される。
Pウエル領域PW1には、Pウエル領域PW1と平行に延びるストライプ状のN型拡散層DN5が形成されている。Pウエル領域PW1のN型拡散層DN5に沿って第1の読み出しドライバトランジスタQrd1が形成されている。SRAMセルMC1のトランジスタQn1、Qp1の共通のゲートGC1は、N型拡散層DN5まで延長して、第3の読み出しドライバトランジスタQrd3においても共通のゲートとされている。第3の読み出しドライバトランジスタQrd3のドレインは、コンタクトC30を介して読み出しビット線RBLB1に接続されている。第3の読み出しドライバトランジスタQrd3のソースは、コンタクトC31を介して金属配線M30に接続されている。
N型拡散層DN5において、第3の読み出しドライバトランジスタQrd3のソースは、第2の読み出し転送トランジスタQrx2のドレインと直列に接続されている。第2の読み出し転送トランジスタQrx2のゲートGC20は、コンタクトC32を介して、読み出しワード線RWLに接続され、ソースは、コンタクトC33を介して接地線VSSに接続されている。N型拡散層DN5に形成された第2の読み出し転送トランジスタQrx2は、図示しない隣接するSRAMセルMCとの間で共有される。
次に、図8を参照しながら、本実施の形態の読み出しポートについて説明する。図8は、比較例の半導体記憶装置に使用されるSRAMセルMCの回路図である。比較例のSRAMセルMC1、MC2、第1及び第2の読み出しドライバトランジスタQrd1’、Qrd2’、及び、第1及び第2の読み出し転送トランジスタQrx1’、Qrx2’の構成は、図4に示す第1の実施の形態の比較例と同様であるため、対応する箇所に対応する符号を付してその説明を省略する。第2の実施の形態の比較例のSRAMセルMCは、読み出しドライバトランジスタQrd及び読み出し転送トランジスタQrxの構成が第2の実施の形態と異なる。
SRAMセルMC1の第1のインバータINV1の入力端には、第3の読み出しドライバトランジスタQrd3’のゲートが接続されている。第3の読み出しドライバトランジスタQrd3’のドレインは、第3の読み出し転送トランジスタQrx3’を介して第1の読み出しビット線RBLB1に接続されている。また、第3の読み出しドライバトランジスタQrd3’のソースは接地線VSSに接続されている。
SRAMセルMC1に隣接するSRAMセルMC2の第1のインバータINV1の入力端には、第4の読み出しドライバトランジスタQrd4’のゲートが接続されている。第4の読み出しドライバトランジスタQrd4’のドレインは、第4の読み出し転送トランジスタQrx4’を介して第2の読み出しビット線RBLB2に接続されている。また、第4の読み出しドライバトランジスタQrd4’のソースは接地線VSSに接続されている。読み出し転送トランジスタQrx3’、Qrx4’のゲートは、それぞれ読み出しワード線RWLに接続されている。
図8において、読み出しドライバトランジスタQrd1’〜Qrd4’及び読み出し転送トランジスタQrx1’〜Qrx4’が読み出しポートとなる。これにより比較例の半導体記憶装置では、読み出しポートを含めた1つのメモリセルは、10個のトランジスタを用いて構成されることとなる。比較例の半導体記憶装置において、SRAMセルMCからのデータ読み出し時には、読み出しワード線RWLを選択して読み出し転送トランジスタQrx1’〜Qrx4’を導通させる。また、読み出しドライバトランジスタQrd1’〜Qrd4’の導通、非導通は、SRAMセルMCのデータに基づいて制御される。ここで、読み出しビット線RBL1、RBLB1、RBL2、RBLB2に読み出し電流を流して、読み出し電流が接地線VSSに放電されるか否かによりSRAMセルMCに保持されたデータを検知することができる。
比較例の半導体記憶装置は、読み出しドライバトランジスタQrd1’〜Qrd4’のドレイン側に読み出し転送トランジスタQrx1’〜Qrx4’が設けられている。読み出しドライバトランジスタQrd1’〜Qrd4’のドレイン側は、それぞれ別の読み出しビット線RBL1、RBL2、RBLB1、RBLB2に接続する必要があるため、それぞれ別のトランジスタを用いなければ制御することができない。
一方、上述の第2の実施の形態に係るSRAMセルMCでは、第1の読み出し転送トランジスタQrx1を、読み出しドライバトランジスタQrd1、Qrd2のソース側に配置すると共に、隣接する2つのSRAMセルMCの間で共有している。また、第2の読み出し転送トランジスタQrx2を、読み出しドライバトランジスタQrd3、Qrd4のソース側に配置すると共に、隣接する2つのSRAMセルMCの間で共有している。読み出しドライバトランジスタQrd1〜Qrd4のソース側は、2組とも接地線VSSに接続されるため、この導通・非導通は2つのトランジスタにより制御することができる。これにより、本実施の形態に係るSRAMセルMCでは、読み出しポートに配置するトランジスタを2セルあたり2つ減らすことができる。そのため、SRAMセルMCのセルサイズを縮小化することができる。
[第3の実施の形態]
図9は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体記憶装置に使用されるSRAMセルMCの回路図である。
図9において、SRAMセルMC1、MC2、第1及び第2の書き込み転送トランジスタQwx1、Qwx2の構成は第2の実施の形態と同様であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。第3の実施の形態に係る半導体記憶装置は、読み出しドライバトランジスタQrd1、Qrd2、Qrd3、Qrd4及び第1の読み出し転送トランジスタQrx1の構成が、第2の実施の形態と異なる。
SRAMセルMC1の第2のインバータINV2の入力端には、第1の読み出しドライバトランジスタQrd1のゲートが接続され、第1のインバータINV1の入力端には、第3の読み出しドライバトランジスタQrd3のゲートが接続されている。第1及び第3の読み出しドライバトランジスタQrd1、Qrd3のドレインはそれぞれ読み出しビット線RBL1、RBLB1に接続されている。本実施の形態に係る半導体記憶装置において、第1及び第3の読み出しドライバトランジスタQrd1、Qrd3のソースは、共通ソース線ICELを介して互いに接続されている。第1の読み出し転送トランジスタQrx1のドレインはこの共通ソース線ICELに接続され、ソースは接地線VSSに接続されている。また、第1の読み出し転送トランジスタQrx1のゲートは読み出しワード線RWLに接続されている。
また、SRAMセルMC1に隣接するSRAMセルMC2の第2のインバータINV2の入力端には、第2の読み出しドライバトランジスタQrd2のゲートが接続され、第1のインバータINV1の入力端には、第4の読み出しドライバトランジスタQrd4のゲートが接続されている。第2及び第4の読み出しドライバトランジスタQrd2、Qrd4のドレインはそれぞれ読み出しビット線RBL2、RBLB2に接続されている。第2及び第4の読み出しドライバトランジスタQrd2、Qrd4のソースも、共通ソース線ICELを介して互いに接続されるとともに、第1の読み出し転送トランジスタQrx1のドレインに接続されている。
このSRAMセルアレイでは、SRAMセルMC1の第1及び第3の読み出しドライバトランジスタQrd1、Qrd3のソースは、隣接するSRAMセルMC2の第2及び第4の読み出しドライバトランジスタQrd2、Qrd4のソースと、共通ソース線ICELを介して互いに接続されている。ここで、ワード線WWL、RWLの延長する方向に隣接する複数のSRAMセル(図示せず)の読み出しドライバトランジスタQrdも同様に、共通ソース線ICELに接続されるとともに、第1の読み出し転送トランジスタQrx1と共通に接続されている。すなわち、メモリセルアレイ内において、ワード線方向に並ぶ複数のSRAMセルの間で、1つの第1の読み出し転送トランジスタQrx1が共有される。
第3の実施の形態に係るSRAMセルMCでは、第1の読み出し転送トランジスタQrx1を、読み出しドライバトランジスタQrd1〜Qrd4のソース側に配置すると共に、複数のSRAMセルの間で共有している。読み出しドライバトランジスタQrd1〜Qrd4のソース側は、いずれも接地線VSSに接続されるため、この導通・非導通は1つのトランジスタにより制御することができる。これにより、本実施の形態に係るSRAMセルでは、図8に示した10トランジスタ型のSRAMセルに比して、読み出しポートに配置するトランジスタを1セルあたり約2つ減らすことができる。そのため、SRAMセルMCのセルサイズを縮小化することができる。
[第3の実施の形態の他の例]
図10は、本発明の第3の実施の形態の他の例に係る半導体記憶装置に使用されるSRAMセルMCの回路図である。
図10において、SRAMセルMC1、MC2、第1及び第2の書き込み転送トランジスタQwx1、Qwx2、及び読み出しドライバトランジスタQrd1〜Qrd4の構成は第3の実施の形態と同様であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。本例に係る半導体記憶装置は、第1の読み出し転送トランジスタQrx1の接続される箇所と、第2の読み出し転送トランジスタQrx2を備える点とにおいて第3の実施の形態と異なる。
第1及び第3の読み出しドライバトランジスタQrd1、Qrd3のソースは、共通ソース線ICELを介して互いに接続されている。また、第2及び第4の読み出しドライバトランジスタQrd2、Qrd4のソースも、共通ソース線ICELを介して互いに接続されている。本例における第1の読み出し転送トランジスタQrx1は、複数のSRAMセルMCが設けられたメモリセルアレイの端部に設けられている。第1の読み出し転送トランジスタQrx1のドレインは、共通ソース線ICELの一の端部に接続され、ソースは接地線VSSに接続されている。また、第1の読み出し転送トランジスタQrx1のゲートは読み出しワード線RWLに接続されている。
また、本例において、第2の読み出し転送トランジスタQrx2が、複数のSRAMセルMCが設けられたメモリセルアレイの別の端部に設けられている。第2の読み出し転送トランジスタQrx2のドレインは、共通ソース線ICELの他の端部に接続され、ソースは接地線VSSに接続されている。また、第2の読み出し転送トランジスタQrx2のゲートも読み出しワード線RWLに接続されている。
ここで、ワード線WWL、RWLの延長する方向に隣接する複数のSRAMセル(図示せず)の読み出しドライバトランジスタQrdも同様に、共通ソース線ICELに接続されるとともに、第1及び第2の読み出し転送トランジスタQrx1、Qrx2と共通に接続されている。すなわち、メモリセルアレイ内において、ワード線方向に並ぶ複数のSRAMセルの間で、第1及び第2の読み出し転送トランジスタQrx1、Qrx2が共有される。
第3の実施の形態の他の例に係るSRAMセルMCでは、第1及び第2の読み出し転送トランジスタQrx1、Qrx2を、読み出しドライバトランジスタQrd1〜Qrd4のソース側に配置すると共に、複数のSRAMセルの間で共有している。これにより、本例に係るSRAMセルMCでは、図8に示した10トランジスタ型のSRAMセルMCに比して、読み出しポートに配置するトランジスタを1セルあたり約2つ減らすことができる。そのため、SRAMセルMCのセルサイズを縮小化することができる。また、メモリセルアレイの外部に読み出し転送トランジスタQrx1、Qrx2を設けたため、読み出し転送トランジスタのサイズがメモリセルアレイ内のレイアウトの制約を受けることがない。そのため、読み出し転送トランジスタQrx1、Qrx2を読み出し電流を十分に流すことができる程度まで大きく形成することが可能となる。そして、読み出しワード線RWLをメモリセルアレイ上の金属配線層に設ける必要がないため、ビット線・ワード線等が設けられる上層の金属配線層におけるレイアウトも容易になる。
図11は、図8に示した10トランジスタ型のSRAMセルMCと、本例に係るSRAMセルMCとの半導体基板上でのレイアウトを示す平面図である。図11(a)は図8に示した10トランジスタ型のSRAMセルMCを示し、図11(b)は本例に係るSRAMセルMCを示している。
図11(a)に示すセル領域には、SRAMセルMC及び書き込みポートを構成するトランジスタが設けられている。また、読み出しポート領域には、図8に示した10トランジスタ型のSRAMセルの読み出しポートを構成する読み出しドライバトランジスタQrd1’〜Qrd4’が設けられると共に、各読み出しドライバトランジスタQrd1’〜Qrd4’と読み出しビット線RBL1、RBL2、RBLB1、RBLB2とを接続する読み出し転送トランジスタQrx1’〜Qrx4’が設けられている。
図11(b)に示すセル領域には、SRAMセルMC及び書き込みポートを構成するトランジスタが設けられている。ここで、読み出しポート領域には、図10に示したSRAMセルの読み出しポートを構成する読み出しドライバトランジスタQrd1〜Qrd4のみが設けられている。読み出しドライバトランジスタQrd1〜Qrd4のソースはコンタクトを介して共通ソース線ICELに接続されている。ここで、読み出し転送トランジスタQrx1、Qrx2は、図示しないメモリセルアレイの端部に設けられ、共通ソース線ICELと接地線VSSとを接続している。
図11に示すように、本例におけるSRAMセルMCが形成されるセル領域と、読み出しポート領域との面積(図11(b)参照)を、比較例のセル領域と、読み出しポートとの面積(図11(a)参照)に比べて約15%縮小することができる。また、本例においては、SRAMセルの読み出しポートを構成する読み出しドライバトランジスタQrd1〜Qrd4が形成される領域が共有されているため、トランジスタのチャネル幅を大きくすることが可能となる。これにより、トランジスタの抵抗を低減して、読み出しドライバトランジスタを流れるセル電流を約66%増加させることができる。
このセルサイズの縮小と、読み出し特性の向上とは、半導体記憶装置の動作に必要なスペックに基づいて調整することが可能である。例えば、読み出し特性が十分に確保されている場合には、比較例の半導体記憶装置とセル電流を同じ値として、セルサイズを更に縮小することが可能である。一方、比較例の半導体記憶装置と同じセルサイズのままセル電流を増加させ、読み出し特性を向上させることも可能である。
[第4の実施の形態]
図12は、本発明の第4の実施の形態に係る半導体記憶装置に使用されるSRAMセルMCの回路図である。
図12において、SRAMセルMC1、MC2、第1及び第2の書き込み転送トランジスタQwx1、Qwx2、及び読み出しドライバトランジスタQrd1、Qrd2の構成は第3の実施の形態と同様であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。第4の実施の形態に係る半導体記憶装置は、第3及び第4の読み出し転送トランジスタQrd3、Qrd4が設けられておらず、図4に示すような8トランジスタ型のSRAMセルとして構成されている点において第3の実施の形態と異なる。
本実施の形態においても、第1及び第2の読み出しドライバトランジスタQrd1、Qrd2のソースが、共通ソース線ICELを介して互いに接続されている。また、第1及び第2の読み出し転送トランジスタQrx1、Qrx2が、複数のSRAMセルMCが設けられたメモリセルアレイの端部にそれぞれ設けられている。第1及び第2の読み出し転送トランジスタQrx1、Qrx2のドレインは、共通ソース線ICELの両方の端部にそれぞれ接続され、ソースは接地線VSSに接続されている。また、第1及び第2の読み出し転送トランジスタQrx1、Qrx2のゲートは読み出しワード線RWLに接続されている。
ここで、ワード線WWL、RWLの延長する方向に隣接する複数のSRAMセル(図示せず)の読み出しドライバトランジスタQrdも同様に、共通ソース線ICELに接続されるとともに、第1及び第2の読み出し転送トランジスタQrx1、Qrx2と共通に接続されている。すなわち、メモリセルアレイ内において、ワード線方向に並ぶ複数のSRAMセルの間で、第1及び第2の読み出し転送トランジスタQrx1、Qrx2が共有される。
第4の実施の形態に係るSRAMセルMCでは、第1及び第2の読み出し転送トランジスタQrx1、Qrx2を、読み出しドライバトランジスタQrd1、Qrd2のソース側に配置すると共に、複数のSRAMセルの間で共有している。これにより、本例に係るSRAMセルでは、図4に示した8トランジスタ型のSRAMセルに比して、読み出しポートに配置するトランジスタを1セルあたり約1つ減らすことができる。そのため、SRAMセルMCのセルサイズを縮小化することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更、追加等が可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るSARMセルの回路図である。 同実施の形態に係るSRAMセルの半導体基板上でのレイアウトを示す平面図である。 図2に示すSRAMセルMCの半導体基板上でのレイアウトを拡大して示した平面図である。 比較例に係るSARMセルの回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係るSRAMセルの回路図である。 同実施の形態に係るSRAMセルの半導体基板上でのレイアウトを示す平面図である。 図6に示すSRAMセルMCの半導体基板上でのレイアウトを拡大して示した平面図である。 比較例に係るSARMセルの回路図である。 本発明の第3の実施の形態に係るSRAMセルの回路図である。 同実施の形態の他の例に係るSRAMセルの回路図である。 同実施の形態の他の例に係るSRAMセルの半導体基板上でのレイアウトを示す平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るSRAMセルの回路図である。
符号の説明
MC・・・SRAMセル、 PW1、PW2、NW1・・・ウエル領域、 DP1、DP2、DN1〜DN5・・・不純物拡散層、 Qp1、Qp2・・・PMOSトランジスタ、 Qn1、Qn2・・・NMOSトランジスタ、 Qwx1、Qwx2・・・書き込み転送トランジスタ、 Qrd1〜Qrd4・・・読み出しドライバトランジスタ、 Qrx1、Qrx2・・・読み出し転送トランジスタ。

Claims (5)

  1. 複数のSRAMセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイを有する半導体記憶装置であって、
    前記SRAMセルは、
    第1のPMOSトランジスタ及び第1のNMOSトランジスタからなる第1のインバータと、
    第2のPMOSトランジスタ及び第2のNMOSトランジスタからなり、前記第1のインバータと入力端及び出力端が相互に接続された第2のインバータと、
    第1の書き込みビット線と前記第1のインバータの出力端との間に接続され、ゲートが書き込みワード線に接続された第1の書き込み転送トランジスタと、
    第2の書き込みビット線と前記第2のインバータの出力端との間に接続され、ゲートが前記書き込みワード線に接続された第2の書き込み転送トランジスタと、
    前記第1のインバータ又は前記第2のインバータのいずれか一方の入力端にゲートが接続された第1の読み出しドライバトランジスタと、
    前記第1の読み出しドライバトランジスタを介して第1の読み出しビット線と接続され、ゲートが読み出しワード線に接続された第1の読み出し転送トランジスタとを備え、
    前記第1の読み出し転送トランジスタは、前記メモリセルアレイ内の少なくとも2つの前記SRAMセルの間で共有される
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記メモリセルアレイ内において、
    隣接する2つの前記SRAMセルの前記第1の読み出しドライバトランジスタの一端が互いに接続されるとともに、隣接する2つの前記SRAMセルの間で前記第1の読み出し転送トランジスタが共有されている
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1のインバータ又は前記第2のインバータの他方の入力端にゲートが接続された第2の読み出しドライバトランジスタと、
    前記第2の読み出しドライバトランジスタを介して第2の読み出しビット線と接続され、ゲートが前記読み出しワード線に接続された第2の読み出し転送トランジスタとをさらに備え、
    前記メモリセルアレイ内において、
    一の前記SRAMセルと一の側で隣接する前記SRAMセルとの前記第1の読み出しドライバトランジスタの一端が互いに接続されるとともに、一の前記SRAMセルと一の側で隣接する前記SRAMセルとの間で前記第1の読み出し転送トランジスタが共有され、
    一の前記SRAMセルと、他の側で隣接する前記SRAMセルとの前記第2の読み出しドライバトランジスタの一端が互いに接続されるとともに、一の前記SRAMセルと、他の側で隣接する前記SRAMセルとの間で前記第2の読み出し転送トランジスタが共有されている
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第1のインバータ又は前記第2のインバータの他方の入力端にゲートが接続された第2の読み出しドライバトランジスタをさらに備え、
    前記メモリセルアレイ内において、
    一の方向に並ぶ複数の前記SRAMセルの前記第1の読み出しドライバトランジスタの一端及び前記第2の読み出しドライバトランジスタの一端が共通接続されるとともに、一の方向に並ぶ複数の前記SRAMセルの間で前記第1の読み出し転送トランジスタが共有されている
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 前記メモリセルアレイ内において、
    一の方向に並ぶ複数の前記SRAMセルの前記第1の読み出しドライバトランジスタの一端が共通接続されるとともに、一の方向に並ぶ複数の前記SRAMセルの間で前記第1の読み出し転送トランジスタが共有されている
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
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