JP2010144990A - 空気調和機の室外機 - Google Patents
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Abstract
【課題】空気調和機の室外機においては、フィンアンドチューブ型熱交換器とファンモータ取付板との間でベース板より十分に離れた高さにある小形のＬ又はＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器を強固に保持するためにはそれ専用の固定用ブラケットが必要となるため、部品点数及び、取り付け工数の増大となるという課題を有していた。
【解決手段】Ｌ又はＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器４を強固に保持するフランジ部３ｂを有するファンモータ取付板３により、固定用ブラケットなどの部品を用いずに任意の高さでＬ又はＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器４を強固に固定することが可能となる。
【選択図】図１
【解決手段】Ｌ又はＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器４を強固に保持するフランジ部３ｂを有するファンモータ取付板３により、固定用ブラケットなどの部品を用いずに任意の高さでＬ又はＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器４を強固に固定することが可能となる。
【選択図】図１
Description
本発明は空気調和機の室外機に関し、フィンアンドチューブ型熱交換器の固定構造に関する。
従来、この種のフィンアンドチューブ型熱交換器は、空気調和機の室外機筐体のベース板に、ブラケットを介して固定される構造となっている（例えば、特許文献１参照）。
図５は従来の分離型空気調和機の室外機の分解斜視図、図６は同フィンアンドチューブ型熱交換器の取り付けを示す要部の斜視図である。
室外ユニットの器筐１０１の外部はベース板１０１ａと外箱前板１０６ａ、外箱天板１０６ｂ、外箱左側板１０６ｃ、外箱右側板１０６ｄで形成されている。室外機の器筐１０１の内部は仕切板１０２によって左右に仕切られ、その片側に機械室１０３が、他側に熱交換室１０４が形成されている。
機械室１０３内には圧縮機１０５等が配設されている。また、熱交換室１０４内には、ベース板１０１ａに隣接したＬ字形フィンアンドチューブ型熱交換器１０９ａが設けられ、さらに該Ｌ字形フィンアンドチューブ型熱交換器１０９ａの外側には、ベース板１０１ａより十分に離れた高さの位置にフィンの高さ方向の長さがＬ字形フィンアンドチューブ型熱交換器の高さ方向の長さより短い小形（以降は小形と表現する）Ｉ字形のフィンアンドチューブ型熱交換器１０９ｂが配設されている。また、図６に示すように、これら二つのフィンアンドチューブ型熱交換器は右側板１９３を共有して固定されている。このＬ字形熱交換器１０９ａは器筐１０１の背面に形成された空気取入口（図示せず）及び左側面に形成された空気取入口（図示せず）に対向せしめられている。また、小形のＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器１０９ｂは器筐１０１の背面に形成された空気取入口に対向せしめられている。また、プロペラファン１１０は器筐１０１の外箱前板１０６ａに形成された吹出口に臨むように配設されている。
さらに、小形のＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器１０９ｂの右側板１９３はＬ字形フィンアンドチューブ型熱交換器１０９ａと共有して固定されており、ボルト１２２によりベース板１０１ａの周縁立上り部に締結されている。また、小形のＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器１０９ｂには任意枚数の固定用ブラケット１２１がフィン１９１の下部間隙内に挿入固定され、ベース板１０１ａの周縁立上り部にボルト１２２にて締結されている。
特開平７−１９８１６５号公報
しかしながら、上記従来の室外機において、小形のＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器は、ベース板１０１ａより十分に離れた高さに位置し、その下部隙間内に任意枚数の固定用ブラケット１２１が挿入固定されただけである。またベース板１０１ａの周縁立上り部のボルト締結部との距離も離れているため、その取付強度及び剛性が低く、従って、圧縮機が振動すると、熱交換器も振動して騒音を発生し、甚だしい場合はその取付機構が破損するおそれがあった。また複数の固定用ブラケット１２１が必要なため、部品点数及び、取り付け工数の増大となっていた。また、ベース板１０１ａの周縁立上り部にボルト締結する取付機構であり、小形のＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器はＬ字形フィン
アンドチューブ型熱交換器の外側のベース板１０１ａの周縁立上り部側にしか設けることができず、取り付け位置の自由度が低いという課題を有していた。
アンドチューブ型熱交換器の外側のベース板１０１ａの周縁立上り部側にしか設けることができず、取り付け位置の自由度が低いという課題を有していた。
前記従来の課題を解決するために、本発明の空気調和機の室外機は、室外機の筐体のベース板に固定されたフィンアンドチューブ型熱交換器と、下部を前記ベース板固定され、上部を前記フィンアンドチューブ型熱交換器又は前記室外機の筐体の前板に固定されたファンモータ取付板と、小形のＬ又はＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器とを備えた空気調和機の室外機であって、前記小形のＬ又はＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器は、前記フィンアンドチューブ型熱交換器と前記ファンモータ取付板の間に、前記ファンモータ取付板に設けたフランジ部により固定する構成としたことにより、小形のＬ又はＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器を任意の高さで固定することが可能となり、取り付け自由度が向上する。
本発明の空気調和機の室外機は、小形のＬ又はＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器を、ファン取付板とＬ字形フィンアンドチューブ型熱交換器との間に配設したことで、該フィンアンドチューブ型熱交換器の取付自由度が向上するとともに、強固に固定することが可能である。
第１の発明は、室外機の筐体のベース板に固定されたフィンアンドチューブ型熱交換器と、下部を前記ベース板に固定され、上部を前記フィンアンドチューブ型熱交換器又は前記室外機の筐体の前板に固定されたファンモータ取付板と、小形のＬ又はＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器とを備えた空気調和機の室外機であって、前記小形のＬ又はＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器は、前記フィンアンドチューブ型熱交換器と前記ファンモータ取付板の間に、前記ファンモータ取付板に設けたフランジ部により固定するとしたものである。
これによって、小形のＬ又はＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器を任意の高さ位置に強固に固定することが可能になるとともに、固定用ブラケットが不要となり部品点数の減少によるコスト削減が可能となる。
第２の発明は、特に、第１の発明の小形のフィンアンドチューブ型熱交換器をＩ字形とし、該小形のＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器の左端板に設けたボルト受け部とファンモータ取付板に設けたボルト通し穴とをボルトにより固定したものである。
これによって、小形のＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器をさらに強固に固定することが可能である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
（実施の形態１）
図１は、本発明の第１の実施の形態における空気調和機の室外機内部の斜視図、図２は図１におけるＡ―Ａ断面図である。
図１は、本発明の第１の実施の形態における空気調和機の室外機内部の斜視図、図２は図１におけるＡ―Ａ断面図である。
図１に示すように、室外機の内部には、室外機筐体のベース板１に固定されたＬ字形フィンアンドチューブ型熱交器２が設けられ、該Ｌ字形フィンアンドチューブ型熱交器の内側には、小形のＬ字形フィンアンドチューブ型熱交換器４、ファンモータ取付板３が配設
されている。ファンモータ取付板３は、渡し板６を介して前板（図示せず）に接続されている。また、小形のＬ字形フィンアンドチューブ型熱交換器４はベース板より十分に離れた高さの位置にＬ字形フィンアンドチューブ型熱交換器２と右側板５を共有して配設されている。
されている。ファンモータ取付板３は、渡し板６を介して前板（図示せず）に接続されている。また、小形のＬ字形フィンアンドチューブ型熱交換器４はベース板より十分に離れた高さの位置にＬ字形フィンアンドチューブ型熱交換器２と右側板５を共有して配設されている。
また、図２に示すようにファンモータ取付板３の背面には、斜めに傾斜したフランジ部３ｂが構成されており、このフランジ部３ｂに前記小形のＬ字形フィンアンドチューブ型熱交換器４が組み込まれる構成となっている。
上記のように構成された、空気調和機の室外機において、小形のＬ字形フィンアンドチューブ型熱交換器４は、ベース板１に固定されたフィンアンドチューブ型熱交換器２とファンモータ取付板３との間にファンモータ取付板３の圧接面３ａを介して強固に圧接させることが可能である。従って、取付強度を確保することができ、圧縮機の運転による振動が生じても上記取付機構の破損を防止することができる。
また、この圧接面３ａの上下に設けられたフランジ部３ｂによって小形のＬ字形フィンアンドチューブ型熱交換器４の動きを止めることができるため、任意の高さに取付けることができる。さらに、本実施の形態においては、従来例のように複数の固定用ブラケット１２１およびボルト１２２は不要であるため、部品点数減及びコスト減に大きく貢献する。
なお、本実施の形態において、小型のＬ字形フィンアンドチューブ型熱交換器４を固定する構成について説明したが、Ｌ字形ではなくＩ字形の小型フィンアンドチューブ型熱交換器を用いても固定できることはいうまでもない。
（実施の形態２）
図３は、本発明の第２の実施の形態における空気調和機の室外機内部の斜視図、図４は図３におけるＢ―Ｂ断面図である。
図３は、本発明の第２の実施の形態における空気調和機の室外機内部の斜視図、図４は図３におけるＢ―Ｂ断面図である。
本実施の形態では、小形のＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器４を、ファン取付板３に固定する際に、更にボルトを用いるとした点が第１の実施の形態と異なる。
第１の実施の形態と、同様の部分については同じ符号を用い、説明を省略する。
本実施の形態において、小型のフィンアンドチューブ型熱交換器４はＩ字型とし、この小形のＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器４の左端板７を、ボルト８によりファンモータ取付板３に固定する。
図４に示すように、小形のＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器４の左端板７に設けたボルト受け部７ａとファンモータ取付板に設けたボルト通し穴３ｃとをボルト８によりファンモータ取付板３に固定する。上記のような構成にすることで、より強固にかつ確実に小形のＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器４を固定することが可能である。
以上のように、本発明の空気調和機の室外機は、Ｌ字またはＩ字形のフィンアンドチューブ型熱交器の取付け自由度を向上し、かつ強固に固定することができるため、各種冷凍サイクル装置等に用いられるフィンアンドチューブ型熱交器の取付に適用できる。
１ ベース板
２ Ｌ字形フィンアンドチューブ型熱交換器
３ ファンモータ取付板
３ａ 圧接面
３ｂ フランジ部
３ｃ ボルト通し穴
４ 小形のＬ又はＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器
５ 右側板
６ 渡し板
７ 左端板
７ａ ボルト受け部
８ ボルト
２ Ｌ字形フィンアンドチューブ型熱交換器
３ ファンモータ取付板
３ａ 圧接面
３ｂ フランジ部
３ｃ ボルト通し穴
４ 小形のＬ又はＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器
５ 右側板
６ 渡し板
７ 左端板
７ａ ボルト受け部
８ ボルト
Claims (2)
- 室外機の筐体のベース板に固定されたフィンアンドチューブ型熱交換器と、下部を前記ベース板に固定され、上部を前記フィンアンドチューブ型熱交換器又は前記室外機の筐体の前板に固定されたファンモータ取付板と、小形のＬ又はＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器とを備えた空気調和機の室外機であって、前記小形のＬ又はＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器は、前記フィンアンドチューブ型熱交換器と前記ファンモータ取付板の間に、前記ファンモータ取付板に設けたフランジ部により固定したことを特徴とする空気調和機の室外機。
- 小形のフィンアンドチューブ型熱交換器はＩ字形とし、該小形のＩ字形フィンアンドチューブ型熱交換器の左端板に設けたボルト受け部とファンモータ取付板に設けたボルト通し穴とをボルトにより固定したことを特徴とした請求項１に記載の空気調和機の室外機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008322147A JP2010144990A (ja) | 2008-12-18 | 2008-12-18 | 空気調和機の室外機 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2008322147A JP2010144990A (ja) | 2008-12-18 | 2008-12-18 | 空気調和機の室外機 |
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| Publication Number | Publication Date |
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| JP2010144990A true JP2010144990A (ja) | 2010-07-01 |
Family
ID=42565602
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008322147A Pending JP2010144990A (ja) | 2008-12-18 | 2008-12-18 | 空気調和機の室外機 |
Country Status (1)
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2008
- 2008-12-18 JP JP2008322147A patent/JP2010144990A/ja active Pending
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