JP2008106611A - 遠心ファン - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明は、小型高性能化に対応する放熱対策や悪環境下での実装等での対応に係る改善要求に応える遠心ファンの実現を目的とする。
【解決手段】
本発明に成る遠心ファンは、モータの前部筐体が、蝸牛状ケーシングの一方の側板を兼ね、または、モータの前部筐体と後部筐体が、夫々内周側とこれに連接する外周側で同心状になって、前記蝸牛状ケーシングの一方の側板を形成するように構成され、好ましくは、モータの後部筐体が、熱放散を補間する良伝熱部材を介して前部筐体に当接するように構成され、また、モータの前部筐体が、蝸牛状ケーシングの通風路側に凸の熱放散拡大面を備え、さらに、モータの前部筐体と一体を成す軸受箱の円筒部外周端縁に、鍔状の環状突起を備える如く構成される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、放熱性に優れ防塵性にも優れた遠心ファンの改良に関する。
本願発明に係る遠心ファンでは、小型化が進む中でも、性能向上・長寿命化のニーズが緩和されることは無く、これらの動力源として多用されているブラシレスDCモータでは、駆動回路をも内装する構成を採ることから、駆動回路を構成する電子部品の放熱への配慮も欠くことの出来ないものであることは周知の通りである。
また、実装環境の拡大に伴い、劣悪環境下での使用に際し、当該ファン内部、特にファンの寿命に直接的に関連する軸受部への塵埃の侵入対策も俎上に上っていることも疑いの余地が無い。
上記公知文献もそれぞれ放熱対策、防塵対策に係る提案であって、相応の成果を実現しており、詳細は夫々の公報に拠ることとし省略するが、図5は、これ等従来技術に成る遠心ファンの構成を示す一例の断面略図である。
従来技術に成る遠心ファン0は、図に示すように、送風通路を形成するケーシング1が周縁壁と共に両側板を備え、固定子・回転子・駆動回路等を内蔵する形で前部筐体3−1と後部筐体3−2とで外被が形成されるモータ3を、一方の側板1−3に固定するように構成されている。
従来技術に成る遠心ファン0は、図に示すように、送風通路を形成するケーシング1が周縁壁と共に両側板を備え、固定子・回転子・駆動回路等を内蔵する形で前部筐体3−1と後部筐体3−2とで外被が形成されるモータ3を、一方の側板1−3に固定するように構成されている。
上述のような従来技術に成る遠心ファンの解決すべき課題は、小型高性能化に対応する放熱対策や悪環境下での実装等、止むことに無い改善要求に十分応えているものとは言えず、更なる改良が求められている。
本発明に成る遠心ファンは、モータの筐体の一部が、蝸牛状ケーシングの一方の側板を兼ね、好ましくは、
モータの前部筐体が、前記蝸牛状ケーシングの一方の側板を兼ね、または、
モータの前部筐体と後部筐体が、夫々内周側とこれに連接する外周側で同心状になって、前記蝸牛状ケーシングの一方の側板を形成するように構成され、また、
前記モータが電子部品を搭載した駆動回路を内蔵するモータであって、前記電子部品が、熱放散を補間する良伝熱部材を介して前部筐体に当接するように構成され、好ましくは、
モータの前部筐体が、蝸牛状ケーシングの通風路側に凸の熱放散拡大面(プレス成形波状突起やヒートシンクを包含)を備え、また、
前記モータの、前部筐体と一体を成す軸受箱の円筒部外周端縁に、鍔状の環状突起を備える如く構成される。
本発明に成る遠心ファンは、小型高性能化に対応する放熱対策や悪環境下での実装等での改善要求に応え、多様な実装条件への適用等、用途拡大に応えるものである。
以下図面により本発明の実施例を説明する。
図1は、第1の実施例を示す断面略図で、遠心ファン0の通風路を形成するケーシング1の一方の側板を、多翼羽根車2を駆動するモータ3の前部筐体3−11として兼用するものである。
図に示すように、モータ3は、ケーシング1の一方の側板を兼ねる前部筐体3−11と後部筐体とで固定子・回転子等を内蔵するように構成されている。
図2は、第2の実施例で、前部筐体3−11に、放熱面積を拡大するための凸状熱放散拡大面3−13を形成した例である。
上記凸状熱放散拡大面3−13の形成方法は特定するものではないが、通常平板状を成す前部筐体3−11へのプレス加工で容易に形成可能である。
図3は、第3の実施例で、前記蝸牛状ケーシング1の一方の側板は、内周側に配置される前部筐体3−12と、外周側に連接するように配置される後部筐体3−22とで構成されるものである。
図に示すように、蝸牛状ケーシング1の一方の側板を構成する内周側に配置される前部筐体3−12と、外周側に連接するように配置される後部筐体3−22とは、通風抵抗の低減から、通風路に面した表面が面一となるように組み合わされることが好ましい。
そして、本願発明の対象である遠心ファンでも、駆動用のモータ3として多用されるブラシレスDCモータ等では、小型化・高性能化のニーズに伴うモータ(特に駆動回路やコイル)の熱放散も重要な課題で、本願でもモータ3の前部筐体3−12を金属部材で形成し、該前部筐体3−12に蝸牛状ケーシング1の一方の側板を構成するモータ3の後部筐体3−22が良伝熱部材5を介して当接するようにして、熱放散を効果的に行うようにしている。該構成は、それぞれの図面にも示すように、後述実施例においても適用されることが好ましいことは言うまでもない。
図4は、第4の実施例で、上述第3の実施例での熱放散を更に高めるべく、モータ3の前部筐体3−11に、放熱面積を拡大するためのヒートシンク3−14を形成した例である。
形状寸法は、実装される多翼羽根車2とケーシング1のサイズに対応して、任意に設定することが出来る。
そして、本願発明は上述ケーシング1の側板構成に加えて、これとは別に、モータ3の回転軸を軸支する軸受4−1,4−2のうち、多翼羽根車2に近接する側の前側軸受箱3−3を形成する円筒部外周端縁に鍔状の環状突起3−31を形成している。
これは、環境の良し悪しに左右されるが、多翼羽根車で強制通気される外気の塵埃が、通風路の一部に対向する前側軸受4−1に、直接的に侵入し難いようにするためのものである。当該構成の効用は、従来技術構成を示す図5と、本願発明構成を示す図1〜図4を対比して容易に理解可能なものである。
なお、駆動用モータ・駆動回路・回転部を形成する羽根車や回転子ハブ・永久磁石等、遠心ファン全体の構成については、従来周知のものであるので詳細は省く。
本発明に成る遠心ファンは、部品共用化でのコストメリットや高性能化に関わる熱放散効果向上と共に、モータ内部への塵埃の侵入を抑制することによる寿命伸長・実装環境の適用拡大が可能となる。
0 本発明に係る遠心ファン
1 ケーシング
1−1 吸込口
1−2 吐出口
2 多翼羽根車
3 駆動用のモータ
3−1 前部筐体
3−11 ケーシングの側板を兼ねる前部筐体
3−12 ケーシングの側板の内周側の一部を兼ねる前部筐体
3−13 前部筐体に形成される熱放散拡大凸面
3−14 前部筐体に形成される熱放散のためのヒートシンク
3−2 後部筐体
3−22 ケーシングの側板の外周側の一部を兼ねる後部筐体
3−3 前側軸受箱
3−31 前側軸受箱の外周面端縁に形成される鍔状の環状突起
3−4 後側軸受箱
4−1 前側軸受
4−2 後側軸受
5 良伝熱部材
1 ケーシング
1−1 吸込口
1−2 吐出口
2 多翼羽根車
3 駆動用のモータ
3−1 前部筐体
3−11 ケーシングの側板を兼ねる前部筐体
3−12 ケーシングの側板の内周側の一部を兼ねる前部筐体
3−13 前部筐体に形成される熱放散拡大凸面
3−14 前部筐体に形成される熱放散のためのヒートシンク
3−2 後部筐体
3−22 ケーシングの側板の外周側の一部を兼ねる後部筐体
3−3 前側軸受箱
3−31 前側軸受箱の外周面端縁に形成される鍔状の環状突起
3−4 後側軸受箱
4−1 前側軸受
4−2 後側軸受
5 良伝熱部材
Claims (6)
- 軸方向に開口する吸込口と円周方向に開口する吐出口を有し、環状内周面が、上流側から下流側に向かって順次拡大するように形成される蝸牛状ケーシングと、該蝸牛状ケーシングに内装され回転自在に軸支される多翼羽根車と、該多翼羽根車を駆動するためのモータを羽根車の外側に備える遠心ファンにおいて、
モータの筐体が、蝸牛状ケーシングの一方の側板を兼ねていること、を特徴とする遠心ファン。 - モータの前部筐体が、前記蝸牛状ケーシングの一方の側板を兼ねていること、を特徴とする請求項1に記載の遠心ファン。
- モータの前部筐体と後部筐体が、夫々、内周側とこれに連接する外周側で同心状になって、前記蝸牛状ケーシングの一方の側板を形成するように構成されていること、を特徴とする請求項1に記載の遠心ファン。
- 前記モータの前部筐体が、熱放散を補間する良伝熱部材を介して後部筐体に当接するように構成されていること、を特徴とする請求項1乃至3それぞれに記載の遠心ファン。
- モータの前部筐体が、蝸牛状ケーシングの通風路側に凸の熱放散拡大面を備えること、を特徴とする請求項1乃至4それぞれに記載の遠心ファン。
- 前記モータの、前部筐体と一体を成す軸受箱の円筒部外周端縁に、鍔状の環状突起を備えること、を特徴とする請求項1乃至5それぞれに記載の遠心ファン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006287112A JP2008106611A (ja) | 2006-10-23 | 2006-10-23 | 遠心ファン |
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- 2006-10-23 JP JP2006287112A patent/JP2008106611A/ja active Pending
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