JP2014055531A - 遠心ファン - Google Patents

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勝伸 劉
Tomohiro Hasegawa
朋広 長谷川
Shunji Matsumoto
俊二 松本
Kazuo Tanaka
一夫 田中
Takuro Kono
卓郎 河野
Yuji Katsurayama
祐二 葛山
Atsushi Mukai
敦 向井
Tomomitsu Yamamoto
倫詳 山本
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Abstract

【課題】薄型の遠心ファンにおける送風効率を向上する。
【解決手段】遠心ファンは、中心軸を中心とするインペラと、中心軸回りに回転するモータ部と、インペラを収納するハウジングと、を備え、インペラの側方を覆い、上プレート部31および下プレート部と共に送風口を形成する側壁部33と、を備え、前記上プレート部31または前記下プレート部が、吸気口を有し、前記上プレート部31、前記側壁部33および前記下プレート部により、前記インペラを囲む風洞部が構成され、前記上プレート部31の下面312および前記下プレート部の上面の一方の面と前記側壁部33の内側面333との境界350に、前記境界に沿って延びる線状の整流部材35が配置され、前記整流部材35が、前記一方の面312から前記内側面333に至り、前記一方の面312から離れるに従って径方向外方へと向かう整流面351を含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、遠心ファンに関する。
ノート型PC等の小型かつ高性能な電子機器では、筐体内部のCPU等における発熱量が多い。したがって、発熱対策が重要となる。発熱対策の一手法として、送風ファンを筐体内部に設け、熱の排出が行われる。一方、ノート型PCでは、薄型化が求められている。これに伴い、送風ファンには、送風性能の低下を抑制しつつ薄型化が求められる。
送風ファンが遠心ファンである場合、このような要求を満たすために、金属や樹脂にて形成された薄板状の部材を組み合わせてハウジングが構成される。例えば、特開2008−157216号公報では、ファンケーシングは、フレームと、カバーと、により構成される。フレームは、底部と側壁部とを有し、樹脂やアルミニウム合金のダイカストにより成型される。カバーは、プレート状の樹脂または金属である。カバーは、フレーム上に固定される。
特開2008−157216号公報
ところで、側壁部に板状のプレートを取り付ける場合、ハウジングの内側において、側壁部とプレートとの間に直角の隅部が形成される。隅部では、インペラから径方向外方へと送り出された空気が淀む。これにより、送風口から空気を送出する効率が低下する。また、隅部では空気の流れが乱れるため、隅部の存在は騒音の原因にもなる。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、薄型の遠心ファンにおける送風効率を向上することを目的としている。
本発明の一の側面に係る遠心ファンは、上下方向を向く中心軸を中心とするインペラと、前記インペラを前記中心軸回りに回転するモータ部と、前記インペラを収納するハウジングと、を備え、前記ハウジングが、前記インペラの上側を覆う上プレート部と、前記インペラの下側を覆うとともに前記モータ部が固定される下プレート部と、前記インペラの側方を覆い、前記上プレート部および前記下プレート部と共に送風口を形成する側壁部と、を備え、前記上プレート部または前記下プレート部が、吸気口を有し、前記上プレート部、前記側壁部および前記下プレート部により、前記インペラを囲む風洞部が構成され、前記上プレート部の下面および前記下プレート部の上面の一方の面と前記側壁部の内側面との境界に、前記境界に沿って延びる線状の整流部材が配置され、前記整流部材が、前記一方の面から前記内側面に至り、前記一方の面から離れるに従って径方向外方へと向かう整流面を含む。
本発明では、送風効率を向上することができる。
図1は、一の実施形態に係る遠心ファンの断面図である。 図2は、上プレート部および側壁部の組立体の底面図である。 図3は、上プレート部および側壁部の組立体の平面図である。 図4は、上プレート部、側壁部および整流部材の縦断面図である。 図5は、整流部材の周方向端部近傍を斜め下方から見た図である。
本明細書では、図1中における遠心ファンの中心軸方向の上側を単に「上側」と呼び、下側を単に「下側」と呼ぶ。本明細書における上下方向は、実際の機器に組み込まれたときの上下方向を示すものではない。また、中心軸を中心とする周方向を、単に「周方向」と呼び、中心軸を中心とする径方向を、単に「径方向」と呼ぶ。中心軸に平行な方向を、単に「軸方向」と呼ぶ。
図1は、本発明の例示的な一の実施形態に係る遠心ファン1を示す断面図である。遠心ファン1は、例えば、ノート型パーソナルコンピュータ(以下、「ノート型PC」という。)に搭載され、ノート型PCの筐体内部の機器の冷却に利用される。
遠心ファン1は、モータ部2と、ハウジング3と、インペラ4と、を含む。インペラ4は、上下方向を向く中心軸J1を中心とする。モータ部2は、インペラ4を中心軸J1回りに回転する。ハウジング3は、モータ部2およびインペラ4を収納する。
ハウジング3は、上プレート部31と、下プレート部32と、側壁部33と、を含む。上プレート部31は、インペラ4の上側を覆う。下プレート部32は、インペラ4の下側を覆う。下プレート部32には、モータ部2が固定される。側壁部33は、インペラ4の側方を覆う。側壁部33は、上プレート部31および下プレート部32と共に送風口331を形成する。上プレート部31、側壁部33および下プレート部32により、インペラ4を囲む風洞部30が構成される。
上プレート部31および下プレート部32は、アルミニウム合金もしくはステンレスなどの金属により、薄板状に形成される。側壁部33は、アルミニウム合金のダイカストにより成型される。側壁部33の下端部と下プレート部32の周縁部とは、ねじ留めにより締結される。上プレート部31は、側壁部33の上端部にかしめにより固定される。上プレート部31は吸気口311を含む。吸気口311は、インペラ4の上方に位置する。
モータ部2は、アウターロータ型である。モータ部2は、固定組立体である静止部21と、回転組立体である回転部22と、軸受であるスリーブ23と、を含む。スリーブ23は、中心軸J1を中心とする略円筒状である。回転部22は、スリーブ23により、中心軸J1を中心として静止部21に対して回転可能に支持される。
静止部21は、ステータ210と、軸受保持部24と、を含む。軸受保持部24は、スリーブ23を収容する。軸受保持部24は、中心軸J1を中心とする略円筒状であり、樹脂により形成される。軸受保持部24は、下プレート部32のおよそ中央から上向きに突出する。軸受保持部24は、下プレート部32に設けられた孔部327に固定される。軸受保持部24の下端部と、孔部327の周囲の部位とは、インサート成型により締結される。
ステータ210は、中心軸J1を中心とする環状であり、軸受保持部24の外側面に取り付けられる。ステータ210は、ステータコア211と、インシュレータ212と、コイル213と、を含む。ステータコア211は、薄板状の珪素鋼板が積層されて形成される。インシュレータ212は、ステータコア211の表面を被覆する絶縁体である。
回転部22は、シャフト221と、ヨーク222と、ロータマグネット223と、カップ224と、を含む。カップ224は、中心軸J1を中心とする有蓋略円筒状であり、下側に向かって開口する。シャフト221は、中心軸J1を中心として配置され、上端部がカップ224に固定される。ヨーク222は、中心軸J1を中心とする略円筒状であり、カップ224の内側面に固定される。ロータマグネット223は、中心軸J1を中心とする略円筒状であり、ヨーク222の内側面に固定される。
シャフト221は、スリーブ23に挿入される。スリーブ23は、含油性の多孔質金属体により形成され、軸受保持部24に挿入されて固定される。なお、軸受機構として、例えば、ボール軸受が利用されてもよい。
インペラ4は、複数の翼41を含む。複数の翼41は、カップ224の外側にて、中心軸J1を中心として環状に配列される。各翼41の径方向内側の端部は、カップ224の外側面に固定される。静止部21に電流が供給されることにより、ロータマグネット223とステータ210との間に、中心軸J1を中心とするトルクが発生する。これにより、インペラ4が、中心軸J1を中心として回転部22と共に回転する。インペラ4の回転により、吸気口311からハウジング3内へと空気が吸引され、送風口331から送出される。
図2は、上プレート部31および側壁部33の組立体の底面図である。図3は、組立体の平面図である。図2および図3の上側が送風口331に対応する。側壁部33は、第1側壁部341と、第2側壁部342と、第3側壁部343と、を含む。第1側壁部341は、吸気口311の送風口331とは反対側に位置する。すなわち、第1側壁部341は、インペラ4の送風口331とは反対側に位置する。
第1側壁部341は、インペラ4の外周に沿って湾曲する。第1側壁部341は、中心軸J1から離れた軸を中心として周方向に延びる。第1側壁部341の内側面も、インペラ4の外周に沿って湾曲する。すなわち、側壁部33の内側面333は、インペラ4に対して送風口331の反対側において、インペラ4の外周に沿って湾曲する湾曲面345を含む。
第2側壁部342は、第1側壁部341からインペラ4の回転方向に延びる。第3側壁部343は、第1側壁部341からインペラ4の回転方向とは逆方向に延びる。第1側壁部341の径方向の厚さは、第2側壁部342および第3側壁部343の図2の左右方向の厚さよりも薄い。
図3に示すように、側壁部33と上プレート部31とは、複数のかしめ部344にて結合される。かしめ部344の側壁部33に含まれる部位は、上方に向かって僅かに突出する突起346を含む。かしめ部344の上プレート部31に含まれる部位は、突起346が挿入される孔部を含む。突起346が孔部に挿入されて突起346が僅かに押しつぶされることにより、側壁部33と上プレート部31とが結合される。上プレート部31の孔部の周囲は、他の部位に対して僅かに軸方向下方に位置する。
本実施形態では、突起346は、側壁部33の水平方向外方へと突出する部位上に設けられるが、突起346の位置は、適宜変更されてよい。本実施形態では、第1側壁部341に2つのかしめ部344が配置され、第2側壁部342に1つのかしめ部344が配置され、第3側壁部343に1つのかしめ部344が配置される。
なお、側壁部33において突起346の下方には、図2に示すように、下プレート部32と側壁部33とを締結するための複数のねじ穴347が設けられる。ねじ穴347が、側壁部33の下面から上方へと窪む。
図2に示すように、上プレート部31の下面と側壁部33の内側面との境界に整流部材35が配置される。整流部材35は、境界に沿って延びる線状である。本実施形態では、整流部材35は、上プレート部31の下面と第1側壁部341の内側面との間の境界に配置される。さらに詳細には、整流部材35は、送風口331から最も離れた2つのかしめ部344、すなわち、第1側壁部341の2つのかしめ部344の間に位置する。
図4は、上プレート部31、側壁部33および整流部材35の縦断面図である。整流部材35は、インペラ4に対向する整流面351を含む。整流面351は、上プレート部31の下面312から側壁部33の内側面333に至る。整流面351は、下面312から軸方向下方に離れるに従って径方向外方へと向かう。整流部材35は、下面312と内側面333との間の境界350に沿って接着剤を塗布することにより形成される。整流部材35を形成する接着剤は、実質的に接着剤として機能する材料であればよく、接着剤として使用されない材料により形成されてもよい。整流部材35を容易に理想的な形状とするために、整流部材35は、流動性を有する樹脂が硬化したものであることが好ましい。
整流部材35を設けることにより、上プレート部31の下面312と側壁部33の内側面333との間の隅部が直角ではなくなり、下面312と内側面333とは滑らかに繋がる。これにより、インペラ4により吸気口311から吸引されて径方向外方へと向かう空気の乱れが抑制され、滑らかに周方向へと流れる。その結果、遠心ファン1における送風効率が向上する。また、整流面351が境界350に向かって窪む凹状であることから、遠心ファン1の送風効率をさらに向上することができる。
整流部材35は、上プレート部31の下面312および側壁部33の内側面333に結合する。ここでの結合とは、容易に分離しない程度に密着していることをいう。これにより、上プレート部31および側壁部33の振動を抑制することができる。特に、送風口331から最も離れた2つのかしめ部344の間の領域は振動の発生箇所となる可能性が高いため、この領域に整流部材35を設けることにより、振動を効果的に抑制することができる。また、結合にかしめも利用するため、上プレート部31と側壁部33とを強固に結合することができる。
なお、送風口331から最も離れた2つのかしめ部344とは、最も離れた1つのかしめ部344と2番目に離れた1つのかしめ部344とを指す。換言すれば、側壁部33において送風口331から最も離れた位置に隣接する2つのかしめ部344を指す。また、送風口331とかしめ部344との間に距離は、平面視した場合に送風口331が直線の場合は、その直線からの距離を指し、曲線の場合は、最小二乗法等により近似させた直線からの距離を指す。
本実施形態では、第1側壁部341が第2側壁部342および第3側壁部343よりも薄いため、第1側壁部341が振動の原因になり易い。このような構造であっても、整流部材35を上プレート部31と第1側壁部341との間に設けることにより、振動を効果的に抑制することができる。
境界350上には、撥油剤が塗布され、撥油膜36が形成される。撥油剤の一部は上プレート部31と側壁部33との間に進入する。図4では、境界350上に存在する撥油膜36を太線にて示す。撥油膜36により、接着剤を塗布した際に接着剤がハウジング3の外側までしみ出すことが防止される。整流部材35は、撥油膜36の径方向内側のエッジよりも径方向外側において上プレート部31の下面312に結合する。整流部材35は、撥油膜36の軸方向下側のエッジよりも軸方向上側において側壁部33の内側面333に結合する。すなわち、整流部材35と下面312との間、および、整流部材35と内側面333との間の全体に、撥油膜36が存在する。このように、撥油膜36が介在する状態で、上プレート部31と側壁部33とが整流部材35を介して結合する。
図5は、整流部材35の周方向端部352近傍をインペラ4側から、すなわち、斜め下方から見た図である。図5では、各部材に平行斜線を付している。撥油膜36は、境界350に沿って、整流部材35の端部352よりも周方向外側まで存在する。整流部材35の反対側の端部352においても同様である。これにより、接着剤を塗布する際に、撥油膜36の端部から接着剤がハウジング3の外側にしみ出すことが防止される。
端部352では、整流部材35の幅は、端点353に向かって漸次減少する。整流部材35の幅とは、境界350に垂直な面による断面における整流面351の幅である。これに伴い、整流面351は、端点353に近づくに従って境界350へと近づく。整流部材35がこのような形状を有することにより、端部352における気流の乱れが抑制され、送風効率の低下が防止される。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
上記実施形態では、第1側壁部341の2つのかしめ部344の間に整流部材35が配置されるが、整流部材35の配置は適宜変更されてよい。例えば、整流部材35は、第1側壁部341の全体に設けられてもよく、あるいは、第1側壁部341から第2側壁部342や第3側壁部343へと延びてもよい。すなわち、整流部材35の少なくとも一部は、上プレート部31の下面312と、側壁部33の図2に示す湾曲面345との境界に沿って配置される。これにより、送風効率を効果的に向上することができる。
吸気口は、下プレート部32に設けられてもよい。すなわち、吸気口は上プレート部31または下プレート部32に設けられる。ここでの「上プレート部31または下プレート部32」とは、「上プレート部31および下プレート部32の少なくとも一方」を意味する。吸気口が設けられることによりプレート部の剛性が低下することから、整流部材35は、上プレート部31の下面312および下プレート部32の上面のうち、吸気口が設けられる部材の面と、側壁部33の内側面333との境界に配置されることが好ましい。これにより、振動を抑制することができる。もちろん、整流部材35は吸気口を有しないプレート部と側壁部33との間に設けられてもよい。
下プレート部32の上面と側壁部33の内側面との間に整流部材35が設けられ、かつ、整流部材35が接着剤である構造は、下プレート部32と側壁部33とがかしめにて結合される場合の振動抑制にも適している。
整流部材35は、上プレート部31の下面312と側壁部33の内側面333との境界、および、下プレート部32の上面と側壁部33の内側面333との境界の双方に配置されてもよい。整流部材35は、接着剤以外の部材、例えば、樹脂にて別途成型された部材であってもよい。この場合、整流部材35は、接着剤等を用いて境界350上に配置される。
整流面351は、中心軸J1を含む面による縦断面において凹状でなくてもよく、例えば、縦断面において直線でもよい。
接着剤がハウジング3の外側に漏れないのであれば、撥油膜36は省略されてもよい。撥油膜36に代えて他の材料が用いられてもよい。
上記実施形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
本発明に係る遠心ファンは、ノート型PCやデスクトップ型PCの筐体内部における機器の冷却、その他の機器の冷却、様々な対象物に対する空気の供給等に利用可能である。さらに、他の用途として利用することができる。
1 遠心ファン
2 モータ部
3 ハウジング
4 インペラ
30 風洞部
31 上プレート部
32 下プレート部
33 側壁部
35 整流部材
36 撥油膜
311 吸気口
331 送風口
341 第1側壁部
342 第2側壁部
343 第3側壁部
344 かしめ部
345 湾曲面
350 境界
351 整流面
J1 中心軸

Claims (11)

  1. 上下方向を向く中心軸を中心とするインペラと、
    前記インペラを前記中心軸回りに回転するモータ部と、
    前記インペラを収納するハウジングと、
    を備え、
    前記ハウジングが、
    前記インペラの上側を覆う上プレート部と、
    前記インペラの下側を覆うとともに前記モータ部が固定される下プレート部と、
    前記インペラの側方を覆い、前記上プレート部および前記下プレート部と共に送風口を形成する側壁部と、
    を備え、
    前記上プレート部または前記下プレート部が、吸気口を有し、
    前記上プレート部、前記側壁部および前記下プレート部により、前記インペラを囲む風洞部が構成され、
    前記上プレート部の下面および前記下プレート部の上面の一方の面と前記側壁部の内側面との境界に、前記境界に沿って延びる線状の整流部材が配置され、
    前記整流部材が、前記一方の面から前記内側面に至り、前記一方の面から離れるに従って径方向外方へと向かう整流面を含む、遠心ファン。
  2. 前記側壁部の前記内側面が、前記インペラに対して前記送風口の反対側において、前記インペラの外周に沿って湾曲する湾曲面、を含み、
    前記整流部材の少なくとも一部が、前記一方の面と前記湾曲面との境界に沿って配置される、請求項1に記載の遠心ファン。
  3. 前記整流部材の前記中心軸を中心とする周方向両端部において、前記整流面の幅が漸次減少して前記整流面が前記境界へと近づく、請求項1または2に記載の遠心ファン。
  4. 前記整流面が、前記境界に向かって窪む凹状である、請求項1ないし3のいずれかに記載の遠心ファン。
  5. 前記整流部材が、前記一方の面および前記内側面に結合する、請求項1ないし4のいずれかに記載の遠心ファン。
  6. 前記整流部材が、流動性を有する樹脂が硬化したものである、請求項5に記載の遠心ファン。
  7. 前記境界上に撥油膜が存在し、
    前記撥油膜が、前記整流部材の前記中心軸を中心とする周方向両端部よりも周方向外側まで存在する、請求項6に記載の遠心ファン。
  8. 前記整流部材と前記一方の面との間、および、前記整流部材と前記内側面との間の全体に、前記撥油膜が存在する、請求項7に記載の遠心ファン。
  9. 前記側壁部と前記一方の面を含む部材とが、複数のかしめ部にて結合され、
    前記送風口から最も離れた2つのかしめ部の間に、前記整流部材が位置する、請求項5ないし8のいずれかに記載の遠心ファン。
  10. 前記吸気口が、前記上プレート部に設けられ、前記一方の面が、前記上プレート部の下面である、請求項5ないし9のいずれかに記載の遠心ファン。
  11. 前記側壁部が、前記インペラの前記送風口とは反対側において、前記インペラの外周に沿って湾曲する第1側壁部と、
    前記第1側壁部から、前記インペラの回転方向に延びる第2側壁部と、
    前記第1側壁部から、前記インペラの回転方向とは逆方向に延びる第3側壁部と、
    を含み、
    前記一方の面と前記第1側壁の内側面との間の境界に前記整流部材が配置され、
    前記第1側壁部が、前記第2側壁部および前記第3側壁部よりも薄い、請求項5ないし10のいずれかに記載の遠心ファン。
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