JP5542731B2 - 空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5542731B2 JP5542731B2 JP2011091652A JP2011091652A JP5542731B2 JP 5542731 B2 JP5542731 B2 JP 5542731B2 JP 2011091652 A JP2011091652 A JP 2011091652A JP 2011091652 A JP2011091652 A JP 2011091652A JP 5542731 B2 JP5542731 B2 JP 5542731B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- air
- fan
- heat exchanger
- air conditioner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、実施の形態1による空気調和装置100の構造を示す断面図である。図1において空気調和装置100は、ケーシング1内に設置されたモータ5の上部に直結されたターボファン6と、熱交換器8を主な構成要素とする。尚、モータ5とターボファン6とで送風機7を構成する。ケーシング1の上部には外気を導入する吸気口2が、側部9にはターボファン6が送り出す空気を排出する排気口3が設けてあり、またケーシング1の底板4にモータ5が設置されている。このケーシング1に支持される熱交換器8はターボファン6の外周部10に対向して設けてあり、この熱交換器8と対向するケーシング1の側部9に前記排気口3が設けられている。
図3にステータ50の正面断面図を示す。図3において、鉄心18には複数極(図3では9極)のティース18aが設けられているとともに、各ティース18aには、コイル20が集中巻きされている。ここで鉄心18は薄鋼板を打ち抜き後積層されたものである。
尚、当然のことながら前記コーナ部13aとファンベース15との間にも空気は流れる。さらにモータ5の上部のターボファン6が直結されるファンベース15の中央部15aには複数個の通気口16が設けてあり、この通気口16を通り前記冷却用溝14から送出される空気がターボファン6内に戻され、吸気口2から導入される外気と合流する。
図4はモータ5を上部、すなわちターボファン6側から見たステータフレーム13に設けられた冷却用溝14を示す平面図である。
図5には、図3に示したステータ50の内径側から見た平面展開図を示す。図5から判るように、ステータフレーム13に設けられた複数極である複数のティース18aに巻線されたコイル20のコイルエンド31部分は大きなコイルコーナR部30を形成しているため、隣接するコイル間つまり極間にはコイル20の無いデッドスペース27が生じる。
図4に示すように上記デッドスペース27に相当する部位のステータフレーム13の外側のコーナ部13aにX−X矢視で示すように冷却用溝14が設けられており、空気は矢印Aから矢印Bの流路を通る。
図1に示すように、モータ5の駆動によりターボファン6が回転すると、ケーシング1の上部吸気口2から外気が導入される。この流入した外気の空気はターボファン6の外周部10から第1の流路11である熱交換器8を介して温度調節され排気口3からケーシング1の外部に排出される。この第1の流路11を流れる空気は空気調和装置100の本来の機能であり、例えば室内や車両内の冷暖房に供される。一方、ターボファン6の外周部10から前記第1の流路11から一部の空気流が分岐して、ターボファン6のファンベース15とケーシング1の底板4との間からモータ5のステータフレーム13に至りステータフレーム13の冷却用溝14をAからBへと通り、さらにファンベース15の中央部15aに設けられた通気口16から、ターボファン6内の前述した第1の流路の空気と合流する第2の流路12が形成される。この第2の流路12を通る空気は、熱交換器8を介するものではないのでモータ5に対しては、常に冷却風として機能する。従って、ステータフレーム13に設けられた冷却用溝14を冷却風が通ることにより、モータ5が冷却される。
従って、コイル20自体の通電に伴う発熱を効率よく放熱して銅損増大を防止し、軸受25等の機械損による温度上昇も低下可能となる。それに伴い、永久磁石24の温度上昇も抑制可能となり、長寿命化し、モータ5の性能を損なうことなく、結果として優れた性能を備えた薄型化、コンパクト化された省エネの空気調和装置100を得ることができる。
次に実施の形態2を図に基づいて説明する。
図6は、実施の形態2による空気調和装置100の構造を示す断面図であり、前述した実施の形態1の図1ではターボファン6がモータ5の上部に直結されていたのが、この実施の形態2では前記ターボファン6に代替してプロペラファン29をモータ5の上部に直結したものであり、それ以外は図1と同一であるので説明を省略する。
次に動作を説明する。
モータ5の駆動によりプロペラファン29が回転し、吸気口2から導入された外気は、熱交換器8を通り温度調節されて排気口3から外部に排出される。またプロペラファン29の内径側を通る空気は、モータ5のステータフレーム13の冷却用溝14をBからAへと通りモータ5を冷却して、前記熱交換器8を介して外部に排出される。
このようにこの実施の形態2でも、プロペラファン29と近接するステータフレーム13の上部のコーナ部13aに冷却用溝14を設けているので、冷却風通路が確保されてモータ5が冷却され、結果として空気調和装置100の薄型化、コンパクト化が可能となる。
次に実施の形態3について説明する。
前記実施の形態1は空気調和装置100の第1の流路および第2の流路の一部であるステータフレーム13の冷却用溝14を空気(冷却風)が流れる構成により、また実施の形態2もプロペラファン29の内径側からステータフレーム13の冷却用溝14を通る空気(冷却風)によりモータ5の過熱を防止したものであった。しかしながら前記実施の形態1、2によるモータ5の構造は、空気調和装置100に限定して使用されるものではなく、一般的な用途のモータであって、例えば電気装荷がきびしく、温度上昇が大きな自然空冷式のモータにも適用可能である。すなわちモータ5のステータフレーム13に複数の冷却用溝14が冷却ファンとして作用し、放熱面積が拡大してモータ5の過熱を抑制する。従って強制的な通風冷却を備えた装置以外のモータとしても適用できるという利点がある。
上記実施の形態1、2では、ステータフレーム13を熱伝導性の良い樹脂モールド成形フレームとする例を示したが、これに限らず、鉄やその合金等の熱伝導性のよい金属性フレームであってもよい。
また、冷却用溝14は断面形状を略長方形状のものを示したがこれに限らずコイル20間のデッドスペース27形状に対応した、例えば逆凸字状や、さらにはステータフレーム13の製作性からU字形状等であってもよい。ここで溝断面の終端は面取りをすることで冷却風路面積が大きくなる。さらに実施の形態1、2のモータ5のステータは9極の場合であって冷却用溝14も極間に設けられた9本の例を示したが、これに限らずモータ5に要求される機能に応じた6極、12極に対応した6本、12本の冷却用溝14であってもよく、また必ずしも極間毎に設ける必要もない。またティース18aに巻きつけるコイル20は、ティース18aの先端側(ロータ側)に集中するように巻線することで、デッドスペース27を大きくすることができ、大きな冷却用溝14の形成が可能となる。
またさらに、冷却用溝14は図1、図2、図4で示した例では直線状に形成された例を示したが、モータ5の回転方向、つまりターボファン6あるいはプロペラファン29の回転方向と同じ方向に実施の形態1ではステータフレーム13の下方から上方に、すなわち図1のAからBにかけて、実施の形態2ではステータフレーム13の上方(B)から下方(A)にかけてスキューして設けてもよく、その結果圧損が低減される。
6 ターボファン、8 熱交換器、9 側部、10 外周部、11 第1の流路、
12 第2の流路、13 ステータフレーム、13a コーナ部、14 冷却用溝、
15 ファンベース、16 通気口、29 プロペラファン、50 ステータ、
100 空気調和装置。
Claims (5)
- ケーシング内の底板に設置されたモータと、該モータの上部にターボファンが直結された空気調和装置であって、前記ケーシングには、前記ターボファンと対向する上部に吸気口が、前記ターボファンの外周部に対向して熱交換器が設けられているとともに、該熱交換器と対向する側部に排気口が設けられているものであり、前記空気調和装置内における空気の流路として、前記ターボファンの回転によって前記吸気口から導入される外気が、前記ターボファンの外周部から前記熱交換器を介して前記排気口から排出される第1の流路と、この第1の流路から分岐して前記ターボファンの外周部から前記底板とファンベースとの間を通り、前記モータのステータフレームの上部のコーナ部に設けられた複数の冷却用溝を介し、前記ファンベースの中央部の通気口を通り、前記吸気口から導入される外気と合流する第2の流路とが設けられていることを特徴とする空気調和装置。
- ケーシング内の底板に設置されたモータと、該モータの上部にプロペラファンが直結された空気調和装置であって、前記ケーシングには、前記プロペラファンと対向する上部に吸気口が、前記プロペラファンの外周部に対向して熱交換器が設けられているとともに、該熱交換器と対向する側部には排気口が設けられているものであり、前記プロペラファンの回転によって前記吸気口から導入される外気が、前記プロペラファンの外周部から、および前記モータのステータフレームの上部のコーナ部に設けられた複数の冷却用溝を通り、前記熱交換器を介して前記排気口から排出されることを特徴とする空気調和装置。
- 前記ステータフレームは熱伝導性樹脂モールド成形フレームあるいは金属製フレームであることを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の空気調和装置。
- 前記冷却用溝は、前記ターボファンあるいはプロペラファンの回転方向と同じ方向にスキューして設けられていることを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の空気調和装置。
- 前記冷却用溝は、前記モータのステータの極間毎に設けられていることを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011091652A JP5542731B2 (ja) | 2011-04-18 | 2011-04-18 | 空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011091652A JP5542731B2 (ja) | 2011-04-18 | 2011-04-18 | 空気調和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012225541A JP2012225541A (ja) | 2012-11-15 |
JP5542731B2 true JP5542731B2 (ja) | 2014-07-09 |
Family
ID=47275908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011091652A Expired - Fee Related JP5542731B2 (ja) | 2011-04-18 | 2011-04-18 | 空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5542731B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6059057B2 (ja) * | 2013-03-27 | 2017-01-11 | ファナック株式会社 | ガスレーザ用オイル潤滑ブロワ |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02107252U (ja) * | 1989-02-14 | 1990-08-27 | ||
JP2000274732A (ja) * | 1999-03-25 | 2000-10-06 | Mitsubishi Electric Corp | 空調装置 |
JP3846468B2 (ja) * | 2003-09-12 | 2006-11-15 | ダイキン工業株式会社 | ターボファン |
JP2005315236A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Nidec Shibaura Corp | 送風機 |
JP2007085661A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気調和システム |
JP2010281232A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Panasonic Corp | 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 |
-
2011
- 2011-04-18 JP JP2011091652A patent/JP5542731B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012225541A (ja) | 2012-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8648505B2 (en) | Electrical machine with multiple cooling flows and cooling method | |
CN101517865B (zh) | 具有内冷转子的电机 | |
US8502425B2 (en) | Totally enclosed motor | |
JP5156223B2 (ja) | 回転電機 | |
JP2000333409A (ja) | 誘導電動機 | |
JP5570572B2 (ja) | 機電一体型駆動装置 | |
JP2012147513A (ja) | 磁気ギヤ及びそれを有する回転機 | |
CN112186952B (zh) | 一种永磁牵引电机 | |
JP2014036517A (ja) | アキシャルギャップ型回転電機 | |
JP4640008B2 (ja) | 車両用回転電機 | |
CN109450151B (zh) | 内置散热风道的永磁伺服电机 | |
JP2005104620A (ja) | エレベータ用巻上機 | |
JP5689448B2 (ja) | 高効率の空冷構造を有するモータ | |
JP2013062898A (ja) | 回転電機 | |
JP4020414B2 (ja) | ファンモータ | |
JP5993216B2 (ja) | 回転電機 | |
JP2007162661A (ja) | 電動圧縮機 | |
JP5542731B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP2008106611A (ja) | 遠心ファン | |
JP2019503644A (ja) | 冷却フィンを有する回転電気機械 | |
CN108155756B (zh) | 外转型旋转电机 | |
JP5129993B2 (ja) | 回転電機 | |
US10608504B2 (en) | Rotary electric machine | |
JP2020145834A (ja) | 電動機のフレーム構造及び電動機 | |
JP5517714B2 (ja) | 回転電機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130924 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140326 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140408 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140507 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5542731 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |