JP2010143776A - シリコン単結晶引上装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】気化した昇華性ドーパントを融液に供給する供給部から、粉状体の状態の昇華性ドーパントが融液に落下することを防止可能なシリコン単結晶引上装置を提供すること。
【解決手段】シリコン単結晶引上装置1は、引上炉2と、引上炉2の内部又は外部に設けられ、昇華性ドーパント23を収容する試料容器6と、引上炉2の内部に設けられ、試料容器6から供給される昇華性ドーパント23を融液5に供給する中空の供給部7と、試料容器6と供給部7とを接合し、試料容器6と供給部7との間を連通させる第1通路10を有する接合手段と、を備え、供給部7は、その内部に、第1通路10における供給部7側の一端の下方に設けられ第1通路10を通過した昇華性ドーパント23の粉状体を受ける受け部75と、受け部75から上方に向かって延び、昇華した昇華性ドーパント23が流通可能な第2通路20と、第2通路20から下方へ延びる第3通路30と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シリコン単結晶引上装置に関し、具体的には、引上炉内の坩堝に融液を貯留し、チョクラルスキー(CZ)法により、ドープされたシリコン単結晶を融液から引き上げるシリコン単結晶引上装置に関する。
従来より、ドーパントをシリコン結晶に添加する方法としては、昇華性ドーパントが収容された試料容器を、引上炉内の融液の上方の所定位置まで下降させ、融液から輻射される輻射熱によって昇華性ドーパントを加熱して昇華させて、昇華によって気体となった昇華性ドーパントを融液に導入する方法が取られている。
気化した昇華性ドーパントを融液に導入する方法の1つとしては、中空の供給部の開口端を融液の上方に配置し、気化した昇華性ドーパントを試料容器から供給部へ送り、アルゴンガス等の不活性ガスからなるキャリアガスによって搬送される昇華性ドーパントを、供給部から融液に向けて吹き付ける方式が挙げられる。
気化した昇華性ドーパントを試料容器から供給部へ送る方法として、本出願人は、試料容器と供給部とを接合する接合手段に関する技術を発明し、特許出願を行った(特願2008−195999)。この特許出願の明細書等に記載された発明は、接合手段の試料容器側に複数の貫通孔を有する仕切りを設け、試料容器と供給部を接合手段により接合すると、この貫通孔から気化したドーパントを移動させるように構成されている。
しかしながら、昇華性ドーパントは、固体から気体へ昇華するまでに徐々に体積が小さくなるため、この貫通孔よりも小さい粉状体となった昇華性ドーパントが、貫通孔を通過して試料容器から供給部の内部に移動することがあり得る。
粉状体の昇華性ドーパントが供給部の内部に移動した場合、粉状体の昇華性ドーパントは、粉状体の状態で融液に落下する可能性がある。落下した粉状体の昇華性ドーパントがシリコン単結晶に付着すると、シリコン単結晶が有転位化するおそれがあり、好ましくない。
本発明は、気化した昇華性ドーパントを融液に供給する供給部から、粉状体の状態の昇華性ドーパントが融液に落下することを防止可能なシリコン単結晶引上装置を提供することを目的とする。
(1) 本発明のシリコン単結晶引上装置は、ドープされたシリコン単結晶をチョクラルスキー法により融液から引き上げるシリコン単結晶引上装置であって、引上炉と、前記引上炉の内部又は外部に設けられ、前記融液に供給する昇華性ドーパントを収容する試料容器と、前記引上炉の内部に設けられ、前記試料容器から供給される前記昇華性ドーパントを前記融液に供給する中空の供給部と、前記試料容器と前記供給部とを接合し、前記試料容器と前記供給部との間を連通させる第1通路を有する接合手段と、を備え、前記供給部は、その内部に、前記第1通路における前記供給部側の一端の下方に設けられ前記第1通路を通過した前記昇華性ドーパントの粉状体を受ける受け部と、前記受け部から上方に向かって延び、昇華した前記昇華性ドーパントが流通可能な第2通路と、前記第2通路から下方へ延びる第3通路と、を有することを特徴とする。
(2) 前記受け部は、前記第1通路に交差する方向に延びる受け面を備え、前記第2通路は、前記受け面から連続して上方に延びる仕切り部を含んで構成され、前記第3通路は、前記仕切り部及び前記供給部の内壁を含んで構成されることが好ましい。
(3) 前記受け部と前記第2通路と前記第3通路とは、互いに連続する管状に構成され、前記第2通路は、前記受け部から屈曲して上方に向かって延び、前記第3通路は、前記第2通路の上方側の端部から屈曲して下方に向かって延びることが好ましい。
(4) 前記引上炉に外付けされ、前記試料容器を内部に収容する試料室をさらに備え、前記試料容器は、前記試料室の内部と前記引上炉の内部との間を昇降可能であることが好ましい。
(5) 前記接合手段は、前記試料容器における前記供給部側の端部に設けられ複数の貫通孔を備える板状体によって仕切られていることが好ましい。
本発明によれば、気化した昇華性ドーパントを融液に供給する供給部から、粉状体の状態の昇華性ドーパントが融液に落下することを防止可能なシリコン単結晶引上装置を提供できる。
以下、本発明のシリコン単結晶引上装置1の第1実施形態について具体的に説明する。図1は第1実施形態のシリコン単結晶引上装置1を説明する概略図である。図1に示すように、本実施形態のシリコン単結晶引上装置1は、引上炉(チャンバ)2と、坩堝3と、ヒータ9と、保温筒13と、引き上げ機構4と、整流筒15(15a、15b)と、試料室27と、試料管(試料容器)6と、供給部7と、接合手段11と、熱遮蔽部材8と、を備えている。
引上炉2は、その上方にシリコン単結晶41を引き上げるための開口を有するシリコン単結晶41引上げ用の容器である。引上炉2は、その内部を真空に保ち、CZ法による結晶成長に用いることができる。
坩堝3は、引上炉2の内部に設けられ、多結晶シリコン(Si)からなる原料を溶融した融液5を収容する。坩堝3は、黒鉛坩堝32とその内側の石英坩堝31とから構成されている。ヒータ9は、坩堝3の周囲に設けられ、坩堝3の中にある原料を加熱して溶融する。保温筒13は、ヒータ9と引上炉2の内側の面との間に設けられ、ヒータ9からの輻射熱を遮断し、保温する。なお、本明細書において「内側」とは引上炉2の中心側を意味し、「外側」とは引上炉2の中心から反対側へ離れた側を意味する。
整流筒15は、坩堝3の上方に設けられ、上方のカーボン製の第1整流筒15aと、第1整流筒15aの下方に接続された石英製の第2整流筒15bとを有する。整流筒15により、パージガス(引上炉2の内部の不純物を除去するように排出されるガス)は、引上炉2の上下方向に流通することができる。
引上げ機構4は、坩堝3の上方における整流筒15の内側に設けられている。引上げ機構4は、引上げ用ケーブル4aと、引上げ用ケーブル4aの下端に取り付けられた種結晶ホルダ4bとを備える。この種結晶ホルダ4bによって種結晶が把持される。
試料室27は、引上炉2の上方に外付けされており、融液5に供給する昇華性ドーパント23を収容できる。試料容器としての試料管6は、試料室27の内部に配置され、昇華性ドーパント23が供給される。試料管6は、試料室27の内部と引上炉2の内部との間を昇降可能な昇降手段25に取り付けられて、試料室27の内部と引上炉2の内部との間を昇降できる。
供給部7は、中空の形状を備え、第2整流筒15bの外面と一体化して引上炉2の内部に設けられている。供給部7は、引上炉2の内部へ下降した試料管6と接合手段11により接合され、試料管6から供給される昇華性ドーパント23を融液5に供給する。
熱遮蔽部材8は、引上炉2の内部における供給部7の外側に設けられる。熱遮蔽部材8は、融液5の輻射熱を遮蔽する筒状の部材である。熱遮蔽部材8の内壁面には、整流筒15を載置する載置部18が設けられている。
次に、本実施形態に係るシリコン単結晶引上装置1の各部について詳細に説明する。図2(a)は、試料管6が供給部7に接合された状態のシリコン単結晶引上装置1の部分縦断面図である。図2(b)は、試料管6が供給部7に接合される直前の部分拡大縦断面図である。
図1、図2(a)及び図2(b)に示すように、試料室27は、成長させるシリコン単結晶41にドープさせる昇華性ドーパント(不純物)23を収容するものである。試料室27は、引上炉2の上方に、後述する遮蔽手段24を介して外付けされている。ここで、試料室27に収容する昇華性ドーパント23としては、シリコン単結晶41にN型の電気的特性を与えるためのN型用のドーパントである、砒素As及び赤燐Pが挙げられる。砒素As及び赤燐Pは、昇華可能な昇華性ドーパントであるため、比較的低い温度で固相から気相に気化させることができる。
試料室27に昇華性ドーパント23を収容する際には、試料管6に昇華性ドーパント23が収容されるとともに、試料管6が試料室27に収容される。試料管6は、略円筒形の形状を有する。試料管6は、試料室27の内部から引上炉2の内部に延びるように設けられるガイドレール25bの溝に沿って配置され、ガイドレール25bに案内されて試料室27の内部と引上炉2の内部との間を昇降する。試料管6については、後に詳述する。
昇降手段25は、試料管6を、供給部7に接合するように昇降させるものである。昇降手段25は、試料管6が摺動可能なガイドレール25b及びガイドレール25bに沿って試料管6を昇降させるワイヤ機構25aを備える。ワイヤ機構25aは、試料管6に取り付けられるワイヤ26と、ワイヤ26を巻き取る巻き取りドラム252と、巻き取りドラム252を駆動するモータ251と、を備える。ワイヤ機構25aは、試料管6をガイドレール25bに沿ってワイヤ26により昇降させる機構であり、モータ251により巻取りドラム252を駆動して、ワイヤ26を介して試料管6の高さ位置を調節する。
ガイドレール25bは、試料室27の内部から供給部7に向かって設けられ、試料管6が昇降する位置を規定するものである。ガイドレール25bは、黒鉛材からなることが好ましい。ガイドレール25bを黒鉛材から形成することにより、高い耐熱性を持たせることができる。
これらの昇降手段25は、図1に示すように、シリコン単結晶41及び引上げ機構4と干渉せず、融液5に浸漬しない位置に配置される。昇降手段25を引上げ機構4と干渉しない位置に配置することにより、シリコン単結晶41を引き上げながら昇華性ドーパント23を投入することができる。
遮蔽手段24は、引上炉2と試料室27とを熱的に遮断するものである。遮蔽手段24は、試料室27から引上炉2の内部に向かってガイドレール25bが延びる方向に直交するように設けられている。遮蔽手段24としては、スライドゲートバルブが好ましく用いられる。引上炉2の内部の輻射熱及び雰囲気は、遮蔽手段24により熱的に遮断される。このため、所望のタイミングで試料室27の内部の圧力を調整し、遮蔽手段24を開放して昇華性ドーパント23を気化させたり、遮蔽手段24を閉じて試料室27の内部を大気圧に戻し、試料管6に昇華性ドーパント23を繰返し投入したりすることができる。
図2(a)に示すように、試料管6は、管状の試料管本体64と、供給部7側に向かって突出する凸部61とを備える。凸部61は、試料管6をガイドレール25bに沿って配置した場合に供給部7側となる端部に設けられている。凸部61は、試料管6の試料管本体64の端面63(図2(b)参照)の略中央部から突出し、略球状の形状を有する。「略球状の形状」とは、完全な球状ではないが、大部分が球状の曲面を備えていることを意味する。この凸部61は、後述する供給部7とともに、試料管6と供給部7とを接合し、試料管6と供給部7との間を連通させる第1通路10を有する接合手段11を構成する。
凸部61の内部は中空である。試料管6の供給部7側の端部には、試料管6の内部から外部へ連通する排出口62が設けられる。排出口62には、複数の貫通孔67が形成された板状体66が取り付けられている。上述の接合手段11は、試料管6の供給部7側の端部に設けられ複数の貫通孔67を備える板状体66によって仕切られている。この複数の貫通孔67の直径は、例えば1〜3mm程度である。試料管6は、遮蔽手段24が開いたときに、ワイヤ機構25aの駆動によって、ガイドレール25bを摺動して降下する。試料管6は、降下した後、引上炉2の内部に設けられた供給部7と接合される。試料管6が供給部7と接合された際に、排出口62に取り付けられた板状体66の複数の貫通孔67より、試料管6の内部から供給部7の内部へと連通する第1通路10が形成される。
図1から図3を参照して、供給部7の構造の詳細について説明する。図3は、正面から視た供給部7の縦断面図である。供給部7は、中空の形状を備え、昇降手段25により降下した試料管6と接合し、融液5等からの輻射熱が与えられることによって気化した昇華性ドーパント23を融液5に導くものである。供給部7は、試料管6から排出される昇華性ドーパント23を引上炉2の内部に供給する。
図1に示すように、供給部7は、シリコン単結晶41及び引上げ機構4と干渉せず、融液5に浸漬しない位置に配置される。供給部7の材質は、融液5等の輻射熱による高温に耐える材質を用いることができ、具体的には石英を用いることができる。
供給部7は、昇華性ドーパント23を融液5に導く供給部本体74と、供給部7の上方の端部に設けられ、試料管6側へ突出する接合部72とを備える。供給部本体74は、第2整流筒15bと一体となっており、第2整流筒15bの外壁と供給部本体74の内壁とは、一体となっている。供給部本体74は、第2整流筒15bの外周面に沿うように湾曲した形状を有する。
接合部72は、試料管6の凸部61が嵌合可能な凹形状を有する凹部71を備える。試料管6の凸部61と供給部7の凹部71とは、試料管6と供給部7とを接合する接合手段11を構成する。接合手段11の第1通路10は、上述の凸部61及び凹部71が接合された状態のボールジョイント構造で形成される。凹部71は、ガイドレール25bに沿って降下した試料管6の凸部61が嵌合して接合するように、ガイドレール25bの軌道上に配置される。
凹部71の内面は、試料管6の凸部61との接触面となり、この接触面が曲面となるように形成される。凹部71の内面は、試料管6の凸部61の外面に対応する湾曲した湾曲形状を有する。凹部71の最も深く窪んだ部分には、供給口73が設けられている。供給口73は、第1通路10の供給部7側の一端となり、中空の供給部7の内部へと連通している。
昇華性ドーパント23は、気化する過程で体積が小さくなる。このため、粉状体となった昇華性ドーパント23の一部が、板状体66における複数の貫通孔67を通過する場合がある。図3に示すように、供給部7の供給部本体74の内部には、受け部75と、仕切り部76と、第2通路20と、第3通路30とが設けられている。
受け部75は、第1通路10の供給部7側の一端(供給口73)の下方に設けられ、第1通路10を通過した昇華性ドーパント23の粉状体を受け止める。受け部75は、第1通路10に交差する方向に延びる受け面75aを備える。この受け面75aは、供給部7の下方側で、供給部7の内側面から連続して形成され、受け面75aの一端75bのみが供給部7の内側面と離れて形成されている。この一端75bは、供給口73の真下ではなく、供給部7の内壁77側に寄った位置に位置している。このため、第1通路10を昇華性ドーパント23の粉状体が通過した場合に、受け面75aで粉状体を受け止めることができる。
第2通路20は、受け部75から上方に向かって延び、昇華した昇華性ドーパント23が流通可能となっている。仕切り部76は、受け部75の受け面75aから、連続して上方に延びるように形成されている。第2通路20は、受け面75a及び仕切り部76の内側面によって形成され、試料管6から第1通路10を経て供給部7に供給された気化した昇華性ドーパント23が流通する。
第3通路30は、第2通路20から下方に延びるように設けられている。第3通路30は、仕切り部76の外側の面と、供給部7の内壁77(内壁77の仕切り部76に隣接する部分)を含んで構成される。仕切り部76の上方の端部76aは、供給部7の上面と離間している。すなわち、仕切り部76は、供給部7の内部を完全に区切って閉鎖しておらず、供給部7の上方には開放された空間が存在している。仕切り部76は、上方の端部76aを除いて供給部7の内側面と連続している。第3通路30では、第2通路20を流通した気化した昇華性ドーパント23が、仕切り部76の上方の端部76a付近から、下方に向かって流通する。
供給部7の下方には、融液5の表面に昇華性ドーパント23を吹きつけるための供給管78が設けられている。供給管78は、第3通路30に連続している。
次に、本実施形態のシリコン単結晶引上装置1の使用の例について説明する。
まず、図1に示すように、種結晶ホルダ4bによって種結晶(図示せず)が把持された状態で、坩堝3の中にシリコン原料を入れ、ヒータ9を用いて加熱し、シリコン原料を溶融して融液5にする。融液5の溶融状態が安定化したところで、引上げ用ケーブル4aを降下して種結晶ホルダ4bに把持させた種結晶を融液5に浸漬する。種結晶を融液5になじませた後で、引上げ用ケーブル4aを上昇させ、融液5からシリコン単結晶(シリコン単結晶インゴット)41を引上げて成長させる。シリコン単結晶41を成長させる際、坩堝3を回転軸16によって回転させる。それとともに、引上げ機構4の引上げ用ケーブル4aを、回転軸16の回転方向と同じ方向又は逆の方向に回転させる。ここで、回転軸16は鉛直方向にも駆動することができ、坩堝3を任意の上方方向の位置に上下動させることもできる。
このとき、引上炉2の内部は外気を遮断して真空状態(例えば数KPa程度)に減圧し、パージガスとして不活性ガスのアルゴンガス17を供給しつつ、ポンプを用いてアルゴンガス17を排気する。引上炉2の内部にアルゴンガス17を流通させることにより、引上炉2の内部で発生した蒸発物を、アルゴンガス17とともに引上炉2の外部に除去することができる。このときのアルゴンガス17の供給流量は、結晶成長の各プロセスによって各々設定することができる。
シリコン単結晶41が成長してくると、融液5の減少によって融液5と坩堝3との接触面積が変化し、坩堝3からの酸素溶解量が変化するため、引き上げられるシリコン単結晶41中の酸素濃度分布に影響が出る。ここで、坩堝3の上方及びシリコン単結晶41の周囲に、熱遮蔽部材8が設けられているので、引上炉2の上方より供給されるアルゴンガス17は熱遮蔽部材8により融液表面5aの中央に導かれ、さらに融液表面5aを経由して融液表面5aの周縁部に導かれる。アルゴンガス17は、融液5からの蒸発物とともに、引上炉2の下部に設けた排気口(図示せず)から排出される。それにより、融液表面5a上のガス流速を安定化させ、融液5から蒸発する酸素を安定な状態に保つことができる。
また、坩堝3、融液5、ヒータ9等の高温部で発生する輻射熱の大部分は、熱遮蔽部材8により、種結晶及び成長するシリコン単結晶41に対して遮断される。熱遮蔽部材8の下端と融液表面5aとの距離は、坩堝3の上下動によって調整してもよく、熱遮蔽部材8の昇降装置による上下動によって調整してもよい。
稼働中の引上炉2の内部に昇華性ドーパント23を投入するにあたり、遮蔽手段24を閉じた状態で試料室27を開放し、試料室27に収容されている試料管6に昇華性ドーパント23を投入する。試料管6は、昇降手段25のワイヤ機構25aに接続され、ワイヤ機構25aによってガイドレール25bを摺動し、昇降する。
その後、シリコン単結晶41に昇華性ドーパント23をドープし始めるタイミング、すなわちシリコン単結晶41の肩部から直胴部の前半部まで成長したタイミングで、遮蔽手段24を開放する。ここで、遮蔽手段24を開放する際には、昇華性ドーパント23を試料室27の所定の位置に収納して試料室27の扉を閉めた後、試料室27側の真空ポンプを作動させて引上炉2の内部と試料室27の内部とを調圧してから、遮蔽手段24を開放するようにする。
次に、図2(a)及び図2(b)に示すように、試料管6は、ガイドレール25bに案内されて引上炉2内に入り、試料管6の下方に配置されている供給部7に接合される。具体的には、試料管6の供給部7側の端部に設けられた凸部61が、供給部7の試料管6側の端部に設けられた接合部72の凹部71に嵌合する。試料管6の供給部7側の端部には、排出口62が形成されており、排出口62には、細かい複数の貫通孔67を備える板状体66が取り付けられている。このため、接合手段11としての凸部61及び凹部71が接合されると、板状体66の複数の貫通孔67を介して試料管6と供給部7との間を連通する第1通路10が形成される。気化した昇華性ドーパント23は、この第1通路10を流通し、試料管6から供給部7へ供給される。
昇華性ドーパント23が気化する過程で、体積が小さくなった粉状体の昇華性ドーパント23は、複数の貫通孔67を通過して、供給部7の内部へ落下してしまう場合がある。しかしながら、図3に示すように、第1通路10の供給部7側の一端に設けられた供給口73の下方に、受け部75が設けられている。このため、第1通路10を通過した昇華性ドーパント23の粉状体は、受け部75により受け止められ、融液5まで到達しない。
一方、受け部75の第1通路10に交差する方向に延びる受け面75aは、上方に延びて仕切り部76に連続している。この受け面75a及び仕切り部76の内側面は第2通路20を構成しており、気化した昇華性ドーパント23は、第2通路20を流通して供給部7内の上方へ移動することができる。したがって、試料管6から供給部7に供給された昇華性ドーパント23のうち、気化する前に供給された粉状体は供給部7内に留められ、気化した昇華性ドーパント23のみが第2通路20を流通する。
仕切り部76の外側面と、供給部7の内壁77(内壁77の仕切り部76に隣接する部分)とは、第3通路30を構成している。このため、第2通路20を流通した気化した昇華性ドーパント23は、第3通路30を流通して供給部7の下方に移動する。供給部7の下方には、供給管78が設けられており、第3通路30は供給管78に連続している。このため、第3通路30を流通した気化した昇華性ドーパント23は、供給管78を流通して融液5に吹き付けられる。
本実施形態によれば、次のような効果が奏される。
本実施形態によれば、昇華性ドーパント23は、接合手段11に設けられた第1通路10を流通して供給部7に供給される。供給部7には、接合手段11の供給部7側の端部(供給口73)の下方に、受け部75が設けられている。このため、供給部7に供給された昇華性ドーパント23が粉状体を含んでいた場合であっても、この粉状体を受け部75で受け止めて供給部7内に留め、第2通路20及び第3通路30を介して気化した昇華性ドーパント23のみを融液5に供給することができる。
本実施形態によれば、供給部7内に受け部75及び仕切り部76を形成することにより第2通路20を形成し、仕切り部76及び供給部7の内壁77により第3通路30を形成したので、余分なスペースをとらずに供給部7内で昇華性ドーパント23の粉状体及び気体を分別し、気体のみが供給部7を通過することができる。
本実施形態によれば、接合手段11は、試料管6の供給部7側の端部に設けられ複数の貫通孔67を備える板状体66によって仕切られている。このため、複数の貫通孔67よりも大きい固体の昇華性ドーパント23が、供給部7に供給されることを防止できる。
次に、本発明の第2実施形態に係るシリコン単結晶引上装置について、図4を参照しながら説明する。尚、第2実施形態の説明にあたって、第1実施形態と同一の構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
図4は、本発明の第2実施形態に係る供給部7Aを正面から視た断面図である。
第2実施形態では、供給部7Aがその内部に仕切り部76を有さず、供給部7Aの外側に第2通路20A及び第3通路30Aが設けられている点で、第1実施形態と異なる。
具体的には、第2実施形態では、第2通路20Aと第3通路30Aとは、互いに連続する管状に形成されている。供給部7Aの下端から供給管78が延び、U字状に屈曲して上方に延びる。供給管78における最も供給部本体74に近接する位置で屈曲するU字状の屈曲部は、受け部75Aとなる。受け部75Aは、供給口73の真下に位置しないよう、位置をずらして設けられている。
受け部75Aから屈曲して上方に延びる供給管78の一部は、第2通路20Aを構成する。第2通路20Aの上方側の端部は、屈曲して下方に延び、第3通路30Aを構成する。供給管78の一部が受け部75Aから上方に延びているため、粉状体は第2通路20Aを移動することができず、気化した昇華性ドーパント23のみが、第2通路20Aを流通できる。また、第2通路20Aには気化した昇華性ドーパント23のみが流通しているため、気化した昇華性ドーパント23は第2通路20Aから連続して第3通路30Aを流通し、融液5に供給される。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が奏される。また、第2実施形態によれば、供給管78の形状を適宜変更することにより、受け部75Aの面積を大きくすることができる。
本発明の実施形態は、上記の実施形態に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲は、これに限定されるものではない。
例えば、上記の実施形態では供給管78は一本設けられているが、供給部の形状に合わせて複数設けてもよい。
また、上記の実施形態では、試料室27は引上炉2に外付けされているが、試料室27は、引上炉2の内部に取り付けられていてもよい。
例えば、引上炉の内部に設けた試料室の内部から、試料室の外部の融液側に向かって延びるガイドレールを設け、試料室と引上炉内の雰囲気との間にスライドゲートバルブを配置し、試料管がワイヤ機構によりガイドレールに沿って昇降する構成としてもよい。
また、上記の実施形態では、試料室27が設けられているが、昇華性ドーパント23を気化させて供給部7に供給することができれば、試料室27を含まない構成としてもよい。
例えば、試料管を引上炉の内部に取り付け、ワイヤ機構により駆動させて、試料管が、供給部に接続されるように構成してもよい。試料管及び供給部の配置は、引上炉の内部の他の構成によって適宜変更可能であり、試料管を供給部に対して略水平方向に移動するものとしてもよく、上下方向に昇降させるものとしてもよい。
また、上記の実施形態では、試料容器6は中空の管状の形状を備えた試料管としているが、昇華性ドーパント23を供給部7に供給できる形状であれば、特に限定されない。
例えば、試料容器は、立方体等の上部が開口した筐体であってもよい。あるいは、試料容器は、その内部に複数に分かれた収納部を備え、この収納部を順次供給部に接合させることにより、昇華性ドーパントを順次供給部に供給する構成としてもよい。
なお、上記の実施形態では、吹き付け法により昇華性ドーパント23を融液5に供給するようにしているが、供給部の供給管78を融液5に浸漬する浸漬法を用いて昇華性ドーパント23を融液5に供給してもよい。
第1実施形態のシリコン単結晶引上装置を説明する概略図を示す。 (a)は、本実施形態に係る試料管が供給部に接合された状態の部分縦断面図である。(b)は、試料管が供給部7に接合される直前の状態の部分拡大縦断面図である。 第1実施形態に係る供給部の正面の断面図を示す。 第2実施形態に係る供給部の正面の断面図を示す。
符号の説明
1 シリコン単結晶引上装置
2 引上炉
6 試料管(試料容器)
7 供給部
10 第1通路
11 接合手段
20、20A 第2通路
23 昇華性ドーパント
27 試料室
30、30A 第3通路
41 シリコン単結晶
66 板状体
67 複数の貫通孔
75 受け部
75a 受け面
76 仕切り部
77 内壁

Claims (5)

  1. ドープされたシリコン単結晶をチョクラルスキー法により融液から引き上げるシリコン単結晶引上装置であって、
    引上炉と、
    前記引上炉の内部又は外部に設けられ、前記融液に供給する昇華性ドーパントを収容する試料容器と、
    前記引上炉の内部に設けられ、前記試料容器から供給される前記昇華性ドーパントを前記融液に供給する中空の供給部と、
    前記試料容器と前記供給部とを接合し、前記試料容器と前記供給部との間を連通させる第1通路を有する接合手段と、を備え、
    前記供給部は、その内部に、前記第1通路における前記供給部側の一端の下方に設けられ前記第1通路を通過した前記昇華性ドーパントの粉状体を受ける受け部と、
    前記受け部から上方に向かって延び、昇華した前記昇華性ドーパントが流通可能な第2通路と、
    前記第2通路から下方へ延びる第3通路と、を有することを特徴とするシリコン単結晶引上装置。
  2. 前記受け部は、前記第1通路に交差する方向に延びる受け面を備え、
    前記第2通路は、前記受け面から連続して上方に延びる仕切り部を含んで構成され、
    前記第3通路は、前記仕切り部及び前記供給部の内壁を含んで構成される請求項1に記載のシリコン単結晶引上装置。
  3. 前記受け部と前記第2通路と前記第3通路とは、互いに連続する管状に構成され、
    前記第2通路は、前記受け部から屈曲して上方に向かって延び、
    前記第3通路は、前記第2通路の上方側の端部から屈曲して下方に向かって延びる請求項1に記載のシリコン単結晶引上装置。
  4. 前記引上炉に外付けされ、前記試料容器を内部に収容する試料室をさらに備え、
    前記試料容器は、前記試料室の内部と前記引上炉の内部との間を昇降可能である請求項1から3のいずれか1項に記載のシリコン単結晶引上装置。
  5. 前記接合手段は、前記試料容器における前記供給部側の端部に設けられ複数の貫通孔を備える板状体によって仕切られている請求項1から4のいずれか1項に記載のシリコン単結晶引上装置。
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