JP2010143377A - タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】サイプ壁面同士の噛み合わせが外れることを抑制するとともに、氷上性能、耐摩耗性能、及び、ブロック耐久性能を更に向上させたタイヤを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明に係る空気入りタイヤでは、周方向主溝22とラグ溝24とによって区画されたトレッド部16にセンター陸部25及びセカンド陸部28L、28Rが形成されている。これらの陸部には、幅方向サイプ29と、幅方向サイプ29よりも浅い周方向サイプ26とが形成されている。幅方向サイプ29では、一方のサイプ壁面に2方向の尾根部が形成されているとともに、他方のサイプ壁面には2方向の尾根部と噛み合う2方向の谷部が形成されている。2方向の尾根部は、互いに合流する合流部を形成するとともに、タイヤ径方向内側にかけて徐々に互いに離れるようにサイプ長手方向両端側に向けて直線状に延び出している。
【選択図】図2

Description

本発明は、サイプを有する複数のブロックがトレッド部に形成されたタイヤに関する。
氷上における氷上性能(制動性能及び発進加速性能)を向上させるために、トレッド部のサイプ数を増やしサイプの間隔を狭くすることが従来から行われてきている。そして、サイプ深さ方向をジグザグ形状にして、氷上性能を更に向上させることも行われている(例えば特許文献1〜4参照)。
ところで、このようにサイプ深さ方向にジグザグ状としたサイプを形成した場合、氷雪路面上では、接地時に、ジグザグ状のサイプ壁面同士が接触し、ブロックの倒れ込みを抑制することで高い氷上性能を発揮する。しかし、特に乾燥路面で大きな駆動力もしくは制動力が加わると、ブロックが大きく変形し、ジグザグ形状のサイプ壁面同士の噛合せがずれてしまい、ブロック剛性が低下する。この結果、サイプエッジ部でいわゆる点接触で路面に接触する状態になり、ブロックの倒れ込みを抑制し難く、サイプ底で引裂力が生じ易くなる。このため、本出願人は、サイプ壁面同士の噛み合わせが外れることを抑制した空気入りタイヤを提案した(特許文献5参照)。
特開2003−118332号公報 特開平10−258615号公報 特開平8−99506号公報 EP0864448B1 特願2008−116127
しかし、サイプ壁面同士の噛み合わせが外れることを抑制した空気入りタイヤ(特許文献5に提案された空気入りタイヤ)で耐摩耗性能、及び、ブロック耐久性能を更に向上させると、より好ましいタイヤとなる。
本発明は、上記事実を考慮して、サイプ壁面同士の噛み合わせが外れることを抑制するとともに、氷上性能、耐摩耗性能、及び、ブロック耐久性能を更に向上させたタイヤを提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、周方向溝によって区画された複数の陸部がトレッド部に形成され、前記陸部には、幅方向サイプと、前記幅方向サイプよりも浅い周方向細溝と、が形成され、前記幅方向サイプでは、一方のサイプ壁面に2方向の尾根部が形成されているとともに、他方のサイプ壁面には前記2方向の尾根部と噛み合う2方向の谷部が形成され、前記2方向の尾根部は、互いに合流する合流部を形成するとともに、タイヤ径方向内側にかけて徐々に互いに離れるようにサイプ長手方向両端側に向けて延び出している。
本明細書で周方向細溝とは、周方向サイプも含む概念である。
一方のサイプ壁面及び他方のサイプ壁面はジグザグ状であることが多いが、波状、台形状(断面凸状の台形と断面凹状の台形が連なる形状)であってもよい。なお、ジグザグ状のサイプとは、サイプの延びる方向に対して傾斜しているサイプ部分が、傾斜方向が互い違いになるように折り返しながら延びているサイプのことをいう。
請求項1に記載の発明では、一方のサイプ壁面の2方向の尾根部、及び、他方のサイプ壁面の2方向の谷部がこのような略V字形状にされた3次元サイプを幅方向サイプとして有する。よって、サイプ壁面同士をタイヤ径方向にずらす力がブロックに入力されても、隣接するサイプ壁面同士のサイプ深さ方向(ブロック高さ方向)の接触長さが従来に比べて長くなる。これにより、大きな入力がブロックに加えられても、一定限度の接触長さを確保することができる。従って、サイプ壁面同士の噛み合わせが外れることが抑制され、また、サイプによってブロックに形成された小ブロックの動きも抑制される。よって、ブロックが倒れ込んでサイプ底に引裂力が生じることが回避される。また、このような3次元サイプを幅方向サイプとして有するので、略V字形状に排水経路を確保することができ、そして、周方向細溝が幅方向サイプよりも浅いので、氷上性能、耐摩耗性能、及び、ブロック耐久性能を更に向上させたタイヤとすることができる。
請求項2に記載の発明は、前記幅方向サイプは、一端で前記周方向溝に開口するとともに他端で前記周方向細溝に開口する。
これにより、幅方向サイプのサイプ長さを周方向溝から周方向細溝に至るまでの短い長さとしても、幅方向サイプをオープンサイプとすることができる。
請求項3に記載の発明は、前記一方のサイプ壁面には、前記合流部から陸部接地面側に延び出して陸部接地面に直交する接地面側尾根部が形成され、前記他方のサイプ壁面には、前記接地面側尾根部と噛み合う接地面側谷部が形成され、前記幅方向サイプは陸部接地面でジグザグ状に延びている。
請求項3に記載の発明では、このように互いに噛み合う接地面側尾根部と接地面側谷部とが形成されているので、接地面からブロックが浮き上がることを防止できる。また、モールドを作成する際、サイプ形成用のブレードを埋め込み易い。
そして、幅方向サイプがブロック接地面でジグザグ状に延びているので、踏み込み、蹴り出しの入力がブロックになされても、ブロック変形(特にブロック幅方向への小ブロックの変形)を更に防止することができる。
請求項4に記載の発明は、前記幅方向サイプのサイプ底に、引裂力によって発生する応力を緩和する空隙部が形成されている。
これにより、サイプ底の応力集中を緩和することができるので、サイプ底からクラックが生じることを更に防止した構造とすることができる。なお、空隙部の形状は特に限定しない。
請求項5に記載の発明は、前記2方向の尾根部は、何れもタイヤ形成方向内側に行くほどタイヤ径方向内側に対する傾斜角度が増大するように折れ曲がっている。
これにより、サイプ壁面同士の噛み合わせ力を高めることができ、サイプ壁面同士が更に外れ難い。従って、ブロック剛性の増加、耐摩耗性能の向上を更に効果的に奏することができる。
請求項6に記載の発明は、前記一方のサイプ壁面及び前記他方のサイプ壁面の形状がブロック幅方向に対称である。
これにより、ブロック幅方向の一方側と他方側とで、サイプ壁面同士の外れ難さを同等とすることができる。
請求項7に記載の発明は、前記幅方向サイプは、陸部接地面でのジグザグ位置が揃うように前記陸部に複数本にわたって形成されている。
これにより、タイヤ周方向に対して均一な陸部剛性を確保することができる。従って、タイヤ周方向に陸部を変形させる力が作用しても、陸部変形がタイヤ周方向に均一な変形となる。
請求項8に記載の発明は、前記トレッド部にラグ溝が形成されていることにより前記陸部の少なくとも一部がブロック部とされ、複数本の前記幅方向サイプによって前記ブロック部に3つ以上の小ブロックが形成され、ブロック端の小ブロックの幅がブロック中央部の小ブロックの幅に比べて広い。
ここで、小ブロックの幅とは、幅方向サイプに直交する方向の小ブロック幅のことである。請求項8に記載の発明により、接地性向上により氷雪上性能が向上するとともに、ブロック剛性向上により耐磨耗性能が向上する。
すなわち、ブロック部の中央部の小ブロックは、小ブロック幅方向両側にそれぞれ隣接する小ブロックで互いに支えあうことができるが、ブロック端の小ブロックではブロック幅方向一方側の小ブロックとしか隣接していない。このため、ブロック端の小ブロックでは、中央部の小ブロックに比べ、小ブロック幅が狭いと欠け、偏摩耗(H&T摩耗等)、氷上性能低下などが生じ易い。従って、請求項8に記載の発明により、ブロック端の小ブロックに欠け、偏摩耗(H&T摩耗)、氷上性能低下などが生じ難くなる。
請求項9に記載の発明は、前記ブロック部のタイヤ周方向に隣接するラグ溝深さが、ブロック端の小ブロックの幅よりも深くない。
ブロック部のタイヤ周方向に隣接するラグ溝の深さを浅くするために、タイバーなどを配置してラグ溝の底上げを行ってもよい
ブロック端の小ブロックはブロック中央部の小ブロックに比べて変形し易い。従って、請求項9に記載の発明により、ブロック剛性を向上させるとともに、小ブロック間の開口角度を小さくしてサイプ底の歪増加を抑制することができるので、ブロック耐久性能が更に向上する。
請求項10に記載の発明は、前記周方向溝として周方向主溝が形成され、前記幅方向サイプの深さが前記周方向主溝の深さの50〜100%の範囲である。
50%以上とすることにより、ブロックがある程度摩耗しても幅方向サイプを形成したことによって得られる性能を確保することができる。また、100%以下とすることにより、ラグ溝底からクラックが生じてベルト等のタイヤ内部に進展することを防止し易い。
本発明によれば、サイプ壁面同士の噛み合わせが外れることを抑制するとともに、氷上性能、耐摩耗性能、及び、ブロック耐久性能を更に向上させたタイヤとすることができる。
以下、実施形態を挙げ、本発明の実施の形態について説明する。なお、第2実施形態以下では、既に説明した構成要素と同様のものには同じ符号を付して、その説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る空気入りタイヤ(例えばバス・トラック用のタイヤ)10は、両端部がそれぞれビードコア11で折り返された1層又は複数層で構成されるカーカス12を備えている。
カーカス12のクラウン部12Cのタイヤ径方向外側には、複数枚のベルトプライが重ねられたベルト層14が埋設されている。
ベルト層14のタイヤ径方向外側には、溝を配設したトレッド部16が形成されている。図2に示すように、トレッド部16には、タイヤ赤道面CL上とその両側とに、タイヤ周方向Uに沿った複数本の周方向主溝22が形成されている。本実施形態では、周方向主溝22は、タイヤ赤道面CLに近い内側主溝21L、21Rと、内側主溝21L、21Rよりも幅方向外側にそれぞれ形成された外側主溝23R、23Lと、の合計4本の主溝で構成されている。
また、トレッド部16には、タイヤ周方向Uと交差する複数本のラグ溝24が形成されている。本実施形態では、ラグ溝24はタイヤ幅方向Vに沿って形成されている。各ラグ溝24は、一端部で周方向主溝22に連通している。
トレッド部16には、上述した4本の周方向主溝22(すなわち内側主溝21L、21R及び外側主溝23R、23L)により、センター陸部25と、その幅方向両側にセカンド陸部28L、28Rとが形成されている。そして、センター陸部25にはタイヤ周方向Uに一本に連なった周方向サイプ26が形成されている。セカンド陸部28L、28Rにも、それぞれ、タイヤ周方向Uに一本に連なった周方向サイプ26が同様に形成されている。
センター陸部25の周方向位置の位相は、周方向サイプ26の両側で互いにずれている。すなわち、周方向サイプ26の両側でラグ溝24はタイヤ周方向Uに交互に配置され、ラグ溝24は一端すなわちタイヤ赤道面CL側の端で周方向サイプ26に開口し、他端すなわちトレッド端T側の端で周方向主溝22(すなわち内側主溝21L、21Rの何れか)に開口している。
ここで、トレッド端とは、空気入りタイヤをJATMA YEAR BOOK(2007年度版、日本自動車タイヤ協会規格)に規定されている標準リムに装着し、JATMA YEAR BOOKでの適用サイズ・プライレーティングにおける最大負荷能力(内圧−負荷能力対応表の太字荷重)に対応する空気圧(最大空気圧)の100%を内圧として充填し、最大負荷能力を負荷したときのタイヤ幅方向最外の接地部分を指す。なお、使用地又は製造地においてTRA規格、ETRTO規格が適用される場合は各々の規格に従う。
このように周方向主溝及びラグ溝が形成されていることにより、周方向サイプ26のタイヤ幅方向一方側(紙面左側)には、タイヤ周方向Uに隣接するラグ溝24間に挟まれたブロック半部27Lが配列され、周方向サイプ26のタイヤ幅方向他方側(紙面右側)にも、タイヤ周方向Uに隣接するラグ溝24間に挟まれたブロック半部27Rが配列されている。そして、ブロック半部27Lとブロック半部27Rとが交互に配列されてタイヤ周方向Uに連なった陸部がセンター陸部25として形成されている。
セカンド陸部28L、28Rもセンター陸部25と同様の構成である。
図2〜図4に示すように、各ブロック半部27(27L、27R)には、3次元でジグザグ状とされた幅方向サイプ29がラグ溝24に沿って形成されている。上記の周方向サイプ26は各幅方向サイプ29よりもサイプ深さが浅くされている。また、各幅方向サイプ29は、一端で周方向サイプ26に開口し他端で周方向主溝22(すなわち内側主溝21L、21Rの何れか)に開口しており、いわゆる幅方向サイプ29はオープンサイプとされている。そして、幅方向サイプ29の深さが周方向主溝22の深さの50〜100%の範囲とされている。
本実施形態では、幅方向サイプ29は各ブロック半部27に4本形成されており、幅方向サイプ29によってブロック半部27には5つの小ブロック27A〜Eが形成されている。そして、ブロック端の小ブロック27A、27Eの幅W1が、ブロック中央部の小ブロック27B〜Dの幅W2に比べて広くなるように4本の幅方向サイプ29の位置が設定されている。また、本実施形態では、ラグ溝24及び幅方向サイプ29は、何れも、ブロック半部27の幅方向に沿って、すなわちタイヤ幅方向Vに沿って形成されている。
そして、図3に示すように、ブロック半部27のタイヤ周方向Uに隣接するラグ溝深さbが、ブロック端の小ブロック27A、27Eの幅W1よりも深くならないように、ラグ溝24にはタイバー24Tが配置されてラグ溝24の底上げが行なわれている。
各ブロック半部27に形成されたこの4本のサイプは同一状であるので、以下、1つのサイプについてその形状を詳細に説明する。
図4、図5に示すように、幅方向サイプ29によって形成された一方のサイプ壁面29Pには、サイプ長手方向中央かつタイヤ径方向外側端で互いに合流する合流部30を形成している2本の尾根部32、34と、合流部30から接地面側に延び出して接地面27Sに直交する接地面側尾根部36と、が形成されている。この合流部30はサイプ壁面29Pの長手方向中央線J上に位置しており、サイプ壁面29Pの形状は長手方向中央線Jに対して対称、すなわちブロック幅方向に対称となっている。
2本の尾根部32、34は、タイヤ径方向内側にかけて徐々に互いに離れるように合流部30からそれぞれサイプ長手方向両端側(すなわち、サイプ長手方向一端側F及びサイプ長手方向他端側K)に向けて直線状に延び出している。従って、2本の尾根部32、34はV字状を描いている。
本実施形態では、2本の尾根部32、34のタイヤ径方向Rに対する傾斜角度θは同じにされている。また、この傾斜角度θは20〜70°の範囲内とされている。
また、尾根部32からサイプ長手方向一端側Fにかけて、谷部VA1と尾根部RI1とが交互に平行に配列されている。そして、接地面側尾根部36からサイプ長手方向一端側Fにかけて、接地面側谷部VA2と接地面側尾根部RI2とが交互に平行に配列されている。更に、尾根部32から長手方向中央線Jにかけて、すなわち尾根部32からタイヤ径方向内側に、谷部VA3と尾根部RI3とが平行に順次形成されている。
尾根部34からサイプ長手方向他端側Kにかけても、谷部VA4と尾根部RI4とが交互に平行に配列されている。そして、接地面側尾根部36からサイプ長手方向他端側Kにかけて、接地面側谷部VA5と接地面側尾根部RI5とが交互に平行に配列されている。更に、尾根部34から長手方向中央線Jにかけて、すなわち尾根部34からタイヤ径方向内側に、谷部VA6と尾根部RI6とが平行に順次形成されている。
図6に示すように、サイプ壁面29Pに対向するサイプ壁面29Qには、サイプ壁面29Pに係合するように、尾根部や谷部が形成されている。例えば、サイプ壁面29Pの尾根部32、34に対向する位置に、尾根部32、34と係合する谷部42、44が形成され、接地面側尾根部36に対向する位置に、接地面側尾根部36と係合する接地面側谷部46が形成されている。
このような構成により、合流部30からサイプ深さが浅いサイプ部分では、タイヤ幅方向(ブロック幅方向)Vに沿ってジグザグ状に延びるサイプ部分、すなわち接地面側尾根部36、RI2、RI5及び接地面側谷部VA2、VA5がタイヤ径方向(サイプ深さ方向)Rに平行となっているサイプ部分(以下、深さ方向平行型サイプ部分38という)が形成されている。そして、合流部30からサイプ深さが深いサイプ部分では、タイヤ径方向(サイプ深さ方向)Rに対して斜め方向であるSF方向及びSK方向(何れも図5参照)にジグザグ状に延びるサイプ部分(以下、V字型サイプ部分39という)が形成されている。
また、4本の幅方向サイプ29は、接地面27Sでのジグザグ位置が揃うように形成されている。ジグザグ位置が揃うとは、隣接する幅方向サイプ同士の間隔がサイプ全長にわたって一定であるように、幅方向サイプ29の凹凸位置がタイヤ幅方向に対して揃っていることをいう
(作用、効果)
以下、本実施形態に係る空気入りタイヤ10を車両に装着して氷路面上及び乾燥路面上を走行したときの作用、効果について説明する。
氷路面上を走行する際、乾燥路面を走行する場合に比べてブロック半部27にはあまり高い入力が加えられない。しかし、乾燥路面を走行する際には、ブロック半部27が路面から高い入力(駆動力や制動力)を受けるので、この倒れ込み抑制は大きな効果を奏する。以下、乾燥路面を走行して路面から高い入力が加えられた際に、ブロック半部27の倒れ込みが抑制されることを図7、図8を用いて詳細に説明する。なお、説明を判りやすくするために、図7、図8では、V字型サイプ部分39のうち、尾根部からそのタイヤ径方向内側の谷部までのサイプ壁面領域をドットで示している。
乾燥路面の走行などでは大きな駆動力もしくは制動力がブロック半部27に加わる。この駆動力もしくは制動力により、隣接するサイプ壁面がタイヤ径方向にずれる力が作用する。この結果、図8に示すように、隣接するサイプ壁面同士では、ドットで示した領域がタイヤ径方向にずれる。
ここで、図7に示すように、V字型サイプ部分39では、尾根部32、34、RI1、RI4及び谷部VA1、VA3、VA4、VA6がサイプ深さ方向(ブロック高さ方向)Rに対して斜めであるので、ドットで示した領域のサイプ深さ方向Rの接触長さGが従来に比べて長くなる。従って、図8に示すように、大きな入力がブロック半部27に加えられて隣接するサイプ壁面同士がタイヤ径方向に1/4波長ずれても、この接触長さG(図8でドットを重ねて示した領域DDのサイプ深さ方向Rの長さ)を一定限度で確保することができる。従って、サイプ壁面同士の噛み合わせが外れることが抑制され、また、幅方向サイプ29によってブロック半部27に形成された小ブロック27A〜Eの動きも抑制される。よって、ブロック半部27が倒れ込んでサイプ底に引裂力が生じることが回避される。
以上説明したように、V字型サイプ部分39を有する幅方向サイプ29がブロック半部27に形成されているので、ブロック半部27への入力が大きくてもサイプ壁面同士の噛み合わせが外れ難い。よって、ブロック半部27が倒れ難く、サイプ底に引裂力が発生し難い。そして、V字型サイプ部分39が深さ方向にもジグザグ状成分を有するので、氷上での氷上性能が向上している。
更に、周方向サイプ26が幅方向サイプ29よりも浅いので、陸部全体としての剛性を効果的に高め、氷上性能、耐摩耗性能、及び、ブロック耐久性能が更に向上している。
また、幅方向サイプ29は、一端で周方向主溝22に開口するとともに他端で周方向サイプ26に開口する。これにより、幅方向サイプ29のサイプ長を周方向主溝22から周方向サイプ26までの長さとしても、幅方向サイプ29をオープンサイプとすることができる。
また、ブロック端の小ブロック27A、27Eの幅W1がブロック中央部の小ブロック27B〜Dの幅W2に比べて広い。これにより、接地性向上により氷雪上性能が向上するとともに、ブロック剛性向上により耐磨耗性能が向上する。すなわち、ブロック中央部の小ブロック27B〜Dは、小ブロック幅方向両側にそれぞれ隣接する小ブロックで互いに支えあうことができるが、ブロック端の小ブロック27A、27Eでは一方側の小ブロックとしか隣接していない。従って、このような小ブロック27A、27Eの幅W1を広くすることで、小ブロック27A、27Eに欠け、偏摩耗(H&T摩耗)、氷上性能低下などを生じ難くしている。
また、4本の幅方向サイプ29は、接地面27Sでのジグザグ位置が揃うように形成されている。これにより、タイヤ周方向Uに対するブロック半部27のブロック剛性の均一性を確保することができる。従って、タイヤ周方向Uにブロック半部27を変形させる力が作用しても、ブロック半部27の変形がタイヤ周方向Uに均一な変形となる。
そして、図3に示すように、ブロック半部27のタイヤ周方向Uに隣接するラグ溝深さbが、ブロック端の小ブロック27A、27Eの幅W1よりも深くならないように、ラグ溝24にはタイバー24Tが配置されてラグ溝24の底上げが行なわれている。
ブロック端の小ブロックはブロック中央部の小ブロックに比べて変形し易い。従って、このようにタイバー24Tを配置することにより、変形し易いブロック端の小ブロック27A、27Eのブロック剛性を向上させるとともに、小ブロック間の開口角度を小さくしてサイプ底の歪増加を抑制することができるので、ブロック耐久性能が更に向上する。
また、周方向溝として周方向主溝22が形成され、幅方向サイプ29の深さが周方向主溝22の深さの50〜100%の範囲とされている。50%以上とすることにより、ブロック半部27がある程度摩耗しても幅方向サイプ29を形成したことによって得られる性能を確保することができる。また、100%以下とすることにより、ラグ溝底24B(図3参照)からクラックが生じてベルト等のタイヤ内部に進展することを防止し易い。
また、サイプ壁面29P、29Qには、深さ方向平行型サイプ部分38が形成されている。これにより、接地面27Sからブロック半部27が浮き上がることを防止できる。また、幅方向サイプ29を形成する際、サイプ形成用のブレードをモールドに埋め込み易い。
更に、幅方向サイプ29の両端が周方向主溝22に開口しており、幅方向サイプ29はオープンサイプとされている。従って、吸水に伴って幅方向サイプ29内の空気が幅方向サイプ29の両端から周方向主溝22へ追い出されていく。従って、サイプの両端が周方向主溝22に開口していないクローズドサイプに比べ、吸水量、及び、吸水速度を高くすることができる。
また、V字型サイプ部39が深さ方向に対して外側を向いているので、サイプ両端からの排水速度を高くすることができる。
また、サイプ壁面29P、29Qの形状が長手方向中央線Jに対して対称、すなわちブロック幅方向に対称である。これにより、ブロック幅方向の一方側と他方側とで、サイプ壁面同士の外れ難さを同等とすることができる。
なお、周方向サイプ26の幅の好適な範囲は0.7〜2.5mmである。0.7mmよりも狭いと排水効果が不十分になり易く、また、2.5mmよりも広いとタイヤ周方向の前後のブロック同士が干渉し難くなるため、ブロック変形を抑制する効果が低くなり易いからである。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。図9、図10に示すように、本実施形態では、第1実施形態に比べ、2本の尾根部32、34に代えて、途中で折れ曲がっている尾根部52、54が一方のサイプ壁面49Pに形成されている。尾根部52、54は、タイヤ径方向外側端で互いに合流して合流部50を形成している。
尾根部52は、合流部50からタイヤ径方向内側(サイプ深さ方向)Rに対して斜めで、かつサイプ長手方向の一端側Fに向けて直線状に延び出す第1尾根部56と、第1尾根部56のタイヤ径方向内側端に連続し、タイヤ径方向内側に対して斜めで、かつサイプ長手方向の一端側Fに向けて直線状に延び出す直線状の第2尾根部58と、で構成される。そして、第1尾根部56と第2尾根部58とは折れ曲がって連続している。
タイヤ径方向に対する第1尾根部56及び第2尾根部58の傾斜角度は、20〜70°の範囲内である。そして、タイヤ径方向(サイプ深さ方向)に対する第2尾根部58の傾斜角度βは、タイヤ径方向に対する第1尾根部56の傾斜角度αよりも大きくされている。
尾根部52は、サイプ壁面49Pの長手方向中央線Jに対して対称となるように、同様に折れ曲がり部が形成されるように第1尾根部59及び第2尾根部60で構成されている。
本実施形態では、このように、尾根部52、54に折れ曲がり部が形成されているので、サイプ壁面同士の接触箇所をより増やすことができる。
また、タイヤ径方向(サイプ深さ方向)に対する第2尾根部58、60の傾斜角度βは、タイヤ径方向に対する第1尾根部56、59の傾斜角度αよりも大きくされている。これにより、サイプ壁面同士がより外れ難い。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。図11に示すように、本実施形態では、第1実施形態に比べ、引裂力緩和用の空隙部62がサイプ底に更に形成された幅方向サイプ68が幅方向サイプ29に代えて形成されている。
これにより、サイプ底からクラックが生じることを更に防止した構造とすることができる。
なお、図11では空隙部62を断面円筒状として描いたが、空隙部62の形状は、断面楕円状など、サイプ底で引裂力が緩和される他の形状としてもよい。
<試験例>
本発明の効果を確かめるために、本発明者は、第1実施形態に係る空気入りタイヤの一例(以下、実施例タイヤという)、比較のための空気入りタイヤの一例(以下、比較例タイヤという)、及び、従来の空気入りタイヤの一例(図12、図13参照。以下、従来例タイヤという)を用意した。何れのタイヤも未使用のタイヤである。そして、氷上性能、耐摩耗性能、ブロック耐久性能のテストをテストコースで行って各タイヤについて性能評価を行った。
本試験例では、タイヤサイズを全て 11R22.5/16PR とした。また、各タイヤでは、主溝深さを全て20mmとし、幅方向サイプの深さd2を全て12mmとした。
実施例タイヤでは、周方向サイプ26の深さd1を全て11mmとした。
比較例タイヤは、実施例タイヤに比べ、周方向サイプの深さが異なるタイヤであり、センター陸部に形成された周方向サイプの深さが14mm、セカンド陸部に形成された周方向サイプの深さが13mm、ショルダー陸部に形成された周方向サイプの深さが12.5mmである。すなわち、周方向サイプの深さが何れも幅方向サイプ29よりも深くされたタイヤである。周方向サイプ、幅方向サイプの形成位置は実施例タイヤと同じである。
従来例タイヤは、実施例タイヤ、比較例タイヤに比べ、図12、図13に示すように、幅方向サイプ88が平面状(踏面側で直線状)とされていることが異なっている。周方向サイプ86、幅方向サイプ88の形成位置、深さは比較例タイヤと同じである。
本試験例では、全てのタイヤについて、適用リムを7.50のリムとし、内圧を900kPaとし、正規荷重を負荷した状態で試験を行った。ここで、「正規荷重」とは、JATMAが発行する2008年版のYEAR BOOKに定められた適用サイズ・プライレーティングにおける最大荷重を指す。
本試験例では、氷上性能を評価するにあたり、氷路面上での発進加速度を測定した。そして、従来例タイヤの発進加速度に基づく評価指数を100とし、実施例タイヤ、比較例タイヤについては相対評価となる評価指数を算出した。評価結果を表1に示す。
Figure 2010143377
表1の評価結果では評価指数が大きいほど氷上性能が高いこと、すなわち発進加速性能に優れていることを示す。表1から判るように、氷上性能は、比較例タイヤでは従来例タイヤに比べて良好であり、実施例タイヤでも同様に良好であった。
また、本試験例では、耐摩耗性能を評価するにあたり、ドライ路面上での摩耗ライフを測定した。そして、従来例タイヤの摩耗ライフに基づく評価指数を100とし、実施例タイヤ、比較例タイヤについては相対評価となる評価指数を算出した。評価結果を表1に併せて示す。
表1の評価結果では評価指数が大きいほど耐摩耗性能が高いこと、すなわち摩耗ライフが長いことを示す。表1から判るように、耐摩耗性能は、比較例タイヤでは従来例タイヤに比べて良好であり、実施例タイヤでは更に良好であった。
また、本試験例では、ブロック耐久性能を評価するにあたり、ドライ路面上で、ブロックに損傷が生じるまでの走行距離を測定した。なお、何れもタイヤであっても、ブロックの損傷としては、周方向最外側端で蹴り出し側の小ブロックの欠けであった。
そして、従来例タイヤの走行距離に基づく評価指数を100とし、実施例タイヤ、比較例タイヤについては相対評価となる評価指数を算出した。評価結果を表1に併せて示す。
表1の評価結果では評価指数が大きいほどブロック耐久性能が高いこと、すなわち走行距離が長いことを示す。表1から判るように、ブロック耐久性能は、比較例タイヤでは従来例タイヤに比べて向上しており、実施例タイヤでは従来例タイヤや比較例タイヤに比べて大幅に良好であった。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
第1実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ径方向断面図である。 第1実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド部を示す平面図である。 図2の矢視3−3の側面図である。 第1実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド部のサイプ壁面を示す斜視図である。 図5(A)及び(B)は、それぞれ、図2の矢視5A−5Aから見たサイプ壁面の正面図、及び、ブロック接地面に形成されたサイプの平面図である。 図2の矢視6−6から見たサイプ壁面の正面図である。 第1実施形態で、隣接するサイプ壁面同士のサイプ深さ方向における接触長さを説明する説明図である。 第1実施形態で、隣接するサイプ壁面同士のサイプ深さ方向における接触長さを説明する説明図である。 第2実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド部のサイプ壁面を示す斜視図である。 第2実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド部のサイプ壁面の正面図である。 第3実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド部のサイプ壁面を示す斜視図である。 試験例で用いた従来の空気入りタイヤのトレッド部を示す平面図である。 試験例で用いた従来の空気入りタイヤのトレッド部のサイプ壁面を示す斜視図である。
符号の説明
10 空気入りタイヤ(タイヤ)
16 トレッド部
22 周方向主溝(周方向溝、周方向主溝)
24 ラグ溝
25 センター陸部(陸部)
26 周方向サイプ(周方向細溝)
27 ブロック半部(ブロック部)
27A〜E 小ブロック
27S 接地面(陸部接地面)
28L、R セカンド陸部(陸部)
29 幅方向サイプ
29P 一方のサイプ壁面
29Q 他方のサイプ壁面
32 尾根部
34 尾根部
36 接地面側尾根部
42 谷部
44 谷部
46 接地面側谷部
49P サイプ壁面(一方のサイプ壁面)
50 合流部
52 尾根部
54 尾根部
62 空隙部
68 幅方向サイプ
86 周方向サイプ(周方向細溝)
88 幅方向サイプ
b ラグ溝深さ
F サイプ長手方向一端側(サイプ長手方向両端側)
K サイプ長手方向他端側(サイプ長手方向両端側)
R タイヤ径方向
U タイヤ周方向
W1 幅
W2 幅
α 傾斜角度
β 傾斜角度
θ 傾斜角度

Claims (10)

  1. 周方向溝によって区画された複数の陸部がトレッド部に形成され、
    前記陸部には、幅方向サイプと、前記幅方向サイプよりも浅い周方向細溝と、が形成され、
    前記幅方向サイプでは、一方のサイプ壁面に2方向の尾根部が形成されているとともに、他方のサイプ壁面には前記2方向の尾根部と噛み合う2方向の谷部が形成され、
    前記2方向の尾根部は、互いに合流する合流部を形成するとともに、タイヤ径方向内側にかけて徐々に互いに離れるようにサイプ長手方向両端側に向けて延び出している、タイヤ。
  2. 前記幅方向サイプは、一端で前記周方向溝に開口するとともに他端で前記周方向細溝に開口する、請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記一方のサイプ壁面には、前記合流部から陸部接地面側に延び出して陸部接地面に直交する接地面側尾根部が形成され、
    前記他方のサイプ壁面には、前記接地面側尾根部と噛み合う接地面側谷部が形成され、
    前記幅方向サイプは陸部接地面でジグザグ状に延びている、請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 前記幅方向サイプのサイプ底に、引裂力によって発生する応力を緩和する空隙部が形成されている、請求項1〜3のうち何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記2方向の尾根部は、何れもタイヤ形成方向内側に行くほどタイヤ径方向内側に対する傾斜角度が増大するように折れ曲がっている、請求項1〜4のうち何れか1項に記載のタイヤ。
  6. 前記一方のサイプ壁面及び前記他方のサイプ壁面の形状が陸部幅方向に対称である、請求項1〜5のうち何れか1項に記載のタイヤ、
  7. 前記幅方向サイプは、陸部接地面でのジグザグ位置が揃うように前記陸部に複数本にわたって形成されている、請求項1〜6のうち何れか1項に記載のタイヤ。
  8. 前記トレッド部にラグ溝が形成されていることにより前記陸部の少なくとも一部がブロック部とされ、
    複数本の前記幅方向サイプによって前記ブロック部に3つ以上の小ブロックが形成され、
    ブロック端の小ブロックの幅がブロック中央部の小ブロックの幅に比べて広い、請求項7に記載のタイヤ。
  9. 前記ブロック部のタイヤ周方向に隣接するラグ溝深さが、ブロック端の小ブロックの幅よりも深くない、請求項8に記載のタイヤ。
  10. 前記周方向溝として周方向主溝が形成され、
    前記幅方向サイプの深さが前記周方向主溝の深さの50〜100%の範囲である、請求項9に記載のタイヤ。
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