JP2010143318A - 給電管理装置及び給電管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライバーが降車時に行うべき所定の操作を行うことを忘れたことに気づき、改めてその操作を行う際の操作性を向上させることができる給電管理装置及び給電管理方法を提供することを目的とする。
【解決手段】車両に搭載されている電子機器に対して、電子機器の状態を予め設定された所定の状態に戻す降車時操作が行われたか否かを判定する判定部と、降車時に前記電子機器への電力の供給を停止する給電停止操作が行われた際に、判定部により電子機器に対して降車時操作が行われなかったと判定されていた場合、電子機器へ電力の供給を継続する給電制御部とを有する給電管理装置及び同装置による給電管理方法を提供することとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、給電管理装置及び給電管理方法に関するものであり、特に、車両に設けられた電子機器への電力の供給を管理する給電管理装置及び給電管理方法に関するものである。
車両のドライバーは、降車の際、車両の窓の閉塞やライト類の消灯等、降車する前に所定の操作を行うものである。しかしながら、ドライバーの中には、降車時に行うべき所定の操作を行うことを忘れ、そのまま車両から離れてしまう人も少なくない。
降車時に行うべき所定の操作を忘れた場合には、後に様々な問題が生じることとなる。たとえば、車両の窓を閉めないまま車両を離れてしまうと、その車両が車両荒らしや車両窃盗等の犯罪の標的にされる危険性がある。
かかる危険性を回避する技術として、車両のイグニッションスイッチがオフされたことを検出した際に、車両の窓の開閉状態を所定のインジケータに点滅表示させることによって、車両の窓の閉め忘れをドライバー等に知らせることにより、窓を閉め忘れたまま降車することを防止する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−237503号公報
しかしながら、上記従来の技術では、降車時に行うべき所定の操作を行うことを忘れたドライバーに対して、その旨を伝えることはできるものの、それに気づいたドライバーが所定の降車時に行うべき所定の操作を行う際には、いくつか手順を踏んで所定の操作を行う必要があり、操作に関する利便性の面で改善の余地があった。
すなわち、近年の車両は、電動で窓の開閉を行うパワーウィンドウシステムをはじめとして、ほとんどの機能が電子制御に依存しているため、ドライバーが降車時に行うべき所定の操作を行うことを忘れたことに気づき、改めてその操作を行うためには、その操作の前に、まず一度、イグニッションスイッチ又はアクセサリスイッチをオンする操作を行ってから、窓の閉塞等の降車時に行うべき所定の操作を行う必要があり、操作に関する利便性の面で改善の余地があった。
そこで、本発明では、ドライバーが降車時に行うべき所定の操作を行うことを忘れたことに気づき、改めてその操作を行う際の操作性を向上させることができる給電管理装置及び給電管理方法を提供することを目的とする。
本発明では、車両に搭載されている電子機器に対して、前記電子機器の状態を予め設定された所定の状態に戻す降車時操作が行われたか否かを判定する判定部と、降車時に前記電子機器への電力の供給を停止する給電停止操作が行われた際に、前記判定部により前記電子機器に対して前記降車時操作が行われなかったと判定されていた場合、前記電子機器へ電力の供給を継続する給電制御部とを有する給電管理装置及び同装置による給電管理方法を提供することとした。
本発明では、車両に搭載されている電子機器に対して、前記電子機器の状態を予め設定された所定の状態に戻す降車時操作が行われたか否かを判定する判定部と、降車時に前記電子機器への電力の供給を停止する給電停止操作が行われた際に、前記判定部により前記電子機器に対して前記降車時操作が行われなかったと判定されていた場合、前記電子機器へ電力の供給を継続する給電制御部とを有する給電管理装置及び同装置による給電管理方法を提供することとしたため、搭乗者は、降車時に行うべき降車時操作を行うことを忘れたことに気づき、改めてその降車時操作を行う際、その前に、イグニッションスイッチ又はアクセサリスイッチをオンする等といった他の操作を行う必要がないので、搭乗者にとっての操作性を向上させることができる。
以下、本発明に係る給電管理装置の一実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。本実施形態では、所定の情報を表示する表示部を備えた車載器に対して本発明を適用した場合を例に挙げて説明する。
本実施形態に係る給電管理装置は、車両に搭載されている電源(バッテリー)から、車両に配設されている各種電子機器への電力の供給(以下、「給電」という。)を管理する装置であって、ドライバーが降車時に各電子機器の状態を予め設定された所定の状態に戻す所定の操作(以下、「降車時操作」という。)を行うことを忘れたことに気づき、改めてその降車時操作を行う際の操作性を向上させることができる装置である。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る給電管理装置による給電管理方法の一例について説明する。図1は、本実施形態に係る給電管理装置による給電管理方法の一例を示す説明図である。
ここでは、ドライバーが降車時に降車時操作を行うことを忘れ(以下、「操作忘れ」という。)、そのことに気づいて再度降車時操作を行う場合について、本実施形態の給電管理装置を搭載していない車両と、本実施形態の給電管理装置を搭載した車両とを対比しながら説明を行う。なお、ここでは、操作忘れの一例として、ドライバーによるパワーウインドウ(以下、「PW」という。)の閉め忘れを例に挙げて説明する。
図1(a)、(b)では、電源がオンの状態をHIGH、電源がオフの状態をLOWで示しており、PWが開放されている状態をHIGH、PWが閉塞されている状態をLOWで示している。
図1(a)に示すように、本実施形態の給電管理装置を搭載していない車両の場合、エンジンがかかっている状態から、時刻T1においてドライバーが車両を駐車するためにエンジンキーをOFFの位置まで回動したとする。このとき、エンジンが停止して電源がオフ状態となり、PWへの給電が停止されることとなる。ここで、PWが開放状態となっていたとする。
その後、ドライバーがPWの閉め忘れに気づき、PWを閉めようとした場合、現時点でPWへの給電が停止されているため、ドライバーは、時刻T2においてエンジンキーをIG(イグニッション電源ON)の位置まで回動させなければならない。
そして、ドライバーによってエンジンキーがIGの位置まで回動されると、PWへの給電が再開され、PWが閉塞操作可能な状態になる。その後、時刻T3においてドライバーがPWのスイッチを操作することによって、PWが閉塞することとなる。
そして、時刻T4においてドライバーが再度エンジンキーをOFFの位置まで回動させることによって車両の電源がオフ状態となり、ドライバーが降車できる状態となる。
このように、本実施形態の給電管理装置を搭載していない車両では、ドライバーが駐車するために車両の電源をオフ状態にした後、何らかの操作忘れに気づいた場合、再度車両の電源をオン状態とする操作と、操作忘れに気づいた降車時操作と、再度車両の電源をオフ状態にする操作とを行わなければならず、その操作が面倒である。
これに対して、本実施形態の給電管理装置は、車両に搭載されているPW等の電子機器に対して、ドライバーをはじめとする搭乗者により降車時操作が行われたか否かを判定する判定部と、搭乗者により電子機器への給電を停止する操作が行われた際に、判定部により電子機器に対して降車時操作が行われなかったと判定されていた場合に、電子機器への給電を停止させずに継続するように給電制御を行う給電制御部とを備えているため、降車しようとする搭乗者にとっての操作性を向上させることができる。
すなわち、図1(b)に示すように、本実施形態の給電管理装置を搭載した車両では、エンジンがかかっている状態から、時刻t1においてドライバーが車両を駐車するためにエンジンキーをOFFの位置まで回動したとしても、判定部がPWが閉め忘れられていると判定していた場合には、給電制御部がt1の時点で即座に車両の電源をオフ状態にはせず、給電管理装置が電子機器への給電を継続する。
これにより、ドライバーがPWの閉め忘れに気づき、時刻t2においてPWを閉塞状態にしようとするときには、PWに電源が供給されているため、再度エンジンキーをIGの位置まで回動させる必要がなく、そのままPWスイッチを操作するだけで、PWを閉塞させることができ、これにより、電子機器の操作性が向上する。
しかも、本実施形態の給電管理装置は、図1(b)に示すように、時刻t2においてドライバーにより操作忘れされていたPWの閉塞操作が行われたと判定した場合に、車両の電源をオフ状態とするため、ドライバーはPWを閉塞させた後、エンジンキーを操作することなく、そのまま車両から降車することができるので、これによっても、電子機器の操作性が向上する。
この給電管理装置の判定部は、降車時操作が行われたか否かを判定する際、各電子機器の状態を予め設定されたデフォルト状態に戻す操作がなされた場合に、降車時操作が行われたと判定する。たとえば、電子機器がPWであった場合、PWが閉塞状態のときがPWのデフォルト状態となる。すなわち、各電子機器の状態を予め設定された所定の状態に戻す操作(通常、降車時に行われるべき)が行われたか否かが判定される。
このように、本実施形態の給電管理装置では、判定部が各電子機器の状態を予め設定されたデフォルト状態に戻す操作がなされた場合に、降車時操作が行われたと判定するため、搭乗者が次回車両に乗車する際に快適に過ごすことができるようにするための降車時操作を操作忘れし、そのことに気づいた場合に、エンジンキーの操作等の面倒な操作を行うことなく、操作忘れに気づいた降車時操作を行うだけで、降車時操作を完了して降車することができる。
さらに、この給電管理装置は、搭乗者の降車行為を検知する降車行為検知部と、降車行為検知部が搭乗者の降車行為を検知した際に、判定部により電子機器に対して降車時操作が行われなかったと判定されていた場合、その旨を搭乗者へ報知する報知部とを備えている。
そのため、この給電管理装置は、搭乗者が降車行為を行った際に、降車時操作を操作忘れしていた場合に、その搭乗者へ操作忘れしていることを報知することができるので、利用者による操作忘れを予防することができる。
ここで、本実施形態の給電管理装置による操作忘れの判定、及び操作忘れと判定された場合の報知部による報知態様の一例について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る給電管理装置による操作忘れの判定、及び操作忘れと判定された場合の報知部による報知態様の一例を示す説明図である。なお、ここでは、ドライバーがオーディオに関する降車時操作を操作忘れした場合を例に挙げて説明する。
図2(a)に示すように、この給電管理装置では、降車行為検知部がドライバーの降車行為を検知した際に、オーディオのボリュームが最大(MAX)の状態であった場合、判定部は、オーディオのボリュームがデフォルトとなるように操作されていないため、オーディオに関して降車時操作がなされていないと判定した状態となっている。
そのため、この給電管理装置では、図2(b)に示すように、このとき既にドライバーにより電源をオフ状態とする操作が行われていた場合であっても、給電制御部が報知部である表示部と、オーディオへの給電を継続し、報知である表示部がその表示領域に「オーディオのVOLUMEをDEFAULTへ戻してください」という報知情報を表示する。
そして、この給電管理装置では、図2(c)に示すように、ドライバーが表示部に表示された報知情報に従って、オーディオのボリュームを下げてボリュームをデフォルトに戻すと、判定部がドライバーにより降車時操作が行われたと判定する。そして、給電制御部は、この判定部が降車時操作が行われたと判定すると、表示部とオーディオへの給電を停止する(図2(d)参照)。
このように、本実施形態の給電管理装置では、ドライバーの降車行為を検知したときに、オーディオのボリュームがデフォルト状態となっていなかった場合には、電源をオフ状態とする操作が行われていても、給電を継続させて操作忘れをドライバーへ報知し、この報知に従ってドライバーが操作忘れに気づき、オーディオのボリュームをデフォルト状態に戻した場合に、電源をオフ状態にして給電と搭乗者への報知を終了するため、ドライバーは次回乗車した際に、いきなり大音量で音楽が再生されることがなく、車内で快適に過ごすことができる。
しかも、この給電管理装置では、ドライバーにより操作忘れされていた降車時操作が行われた場合に、自動的に電源をオフ状態にすると共に、表示部による報知を終了するので、降車時操作が行われた後に、不要な給電と報知を行うことがないので、電力の浪費を防止することができる。
次に、図3を参照して、本実施形態に係る給電管理装置の構成等について説明する。図3は、本実施形態に係る給電管理装置の構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係る給電管理装置1は、制御部2と複数の降車行為検知部3と報知部4と操作部5とを備えている。なお、報知部4は、搭乗者による操作忘れがあった場合に、その旨を示す情報を表示するディスプレイ装置であり、操作部5は、ディスプレイの周囲に設けられた後述の解除ボタンをはじめとするスイッチである。
また、図3中の符号10は、車両に搭載されている各電子機器(たとえば、PWスイッチ等)である。この各電子機器の種類については後に詳述する。また、図3中の符号20は、車両の電源であり12Vのバッテリーにより構成している。
また、図3中の符号30は、ステアリングハンドルの脇に設けられたキーボックスにより構成しており、ドライバーがエンジンキーを差し込んで、回動させることにより電源からの電力を各種電子機器10へ給電するスイッチである。具体的には、エンジンキーを一段階時計回りに回動することによって、ACC(アクセサリー電源)がオン状態となり、さらにエンジンキーをもう一段階回動させることによってIG(イグニッション電源)がオン状態となり、さらにもう一段階回動させることによって、セルモータへ給電されエンジンが始動するように構成されている。
ここで、ACC電源とは、オーディオやエアコン等の電子機器10へ給電する電源であり、IGは、エンジン制御用の電子機器10等、車両の走行に関連する電子機器10へ給電する電源である。
制御部2は、給電管理装置1全体の動作を統括制御する機能を備えており、CPU(Central Processing Unit)とROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)とを備えた情報処理装置により構成している。
そして、この制御部70は、CPUがROMに記憶している所定の給電管理プログラムを読み出し、RAMを作業領域として使用して実行することにより起動する給電制御部2aと判定部2bとを備えている。
給電制御部2aは、各降車行為検知部3、各電子機器10、判定部2b、報知部4、電源20、電源スイッチ30と接続されている。そして、この給電制御部2aは、降車行為検知部3により搭乗者の降車行為が検知され、ドライバーにより電源スイッチ30が操作されて電源20から各電子機器10への給電が停止されたときに、判定部2bにより各電子機器10に関して降車時操作が行われなかったと判定されていた場合、所定の条件が成立するまでの間、所定の電子機器10への給電を継続させるように給電制御する処理部である。
また、この給電制御部2aは、給電の継続を開始する場合に、判定部2bにより降車時操作が行われなかったと判定された電子機器10について、操作忘れがあること、及び、その電子機器10の状態をデフォルト状態へ戻す操作を搭乗者へ促す報知情報を報知部4に報知させる制御を行う(たとえば、図2(b)参照。)。
判定部2bは、各電子機器10に接続されており、各電子機器10が搭乗者により降車時操作が行われたか否かの判定を行う処理部である。ここで、図4を参照して、判定部2bに接続されている各種電子機器10の種類、判定部2bが判定する各電子機器10に関する操作忘れ状態(報知部4による報知内容)、各電子機器10に設定されているデフォルト状態について説明する。
図4は、判定部2bに接続されている各種電子機器10の種類と、各電子機器10に関する操作忘れ状態と、各電子機器10に設定されているデフォルト状態との対応関係を示す説明図である。なお、図4中の報知Noは、各操作忘れ状態を区別するために、各操作忘れ状態に対して便宜上割当てた番号である。
図4に示すように、本実施形態において判定部2bは、シフトレバー、パーキングブレーキ、給油口センサ、ライト類(ヘッドライト、テールライト、ルームライト等)スイッチ、ドアミラースイッチ、PWスイッチ、ワイパー(フロントワイパー、リヤワイパー等)スイッチ、熱線デフォッガスイッチ、シートヒータスイッチ、エアコンスイッチ、オーディオスイッチ等の複数の電子機器10と接続されている。
そして、判定部2bは、シフレバーのシフトポジションがP(パーキング)以外の状態であった場合に、降車時操作が行われていないと判定し、シフトポジションがPの状態であった場合に、降車時操作が行われ、デフォルト状態になっていると判定する。
また、判定部2bは、パーキングブレーキが解除状態であった場合に、降車時操作が行われていないと判定し、パーキングブレーキがかかった状態であった場合に、降車時操作が行われ、デフォルト状態になっていると判定する。
また、判定部2bは、給油口が開状態であった場合に、降車時操作が行われていないと判定し、給油口が閉状態であった場合に、降車時操作が行われ、デフォルト状態になっていると判定する。
また、判定部2bは、ライト類が点灯状態であった場合に、降車時操作が行われていないと判定し、ライト類が消灯状態であった場合に、降車時操作が行われ、デフォルト状態になっていると判定する。
また、判定部2bは、ドアミラーが開状態であった場合に、降車時操作が行われていないと判定し、ドアミラーが閉状態であった場合に、降車時操作が行われ、デフォルト状態になっていると判定する。
また、判定部2bは、PWが開状態であった場合に、降車時操作が行われていないと判定し、PWが閉状態であった場合に、降車時操作が行われ、デフォルト状態になっていると判定する。
また、判定部2bは、ワイパー類が稼動状態であった場合に、降車時操作が行われていないと判定し、ワイパー類が休止状態であった場合に、降車時操作が行われ、デフォルト状態になっていると判定する。
また、判定部2bは、熱線デフォッガが稼動状態であった場合に、降車時操作が行われていないと判定し、熱線デフォッガが休止状態であった場合に、降車時操作が行われ、デフォルト状態になっていると判定する。
また、判定部2bは、シートヒータが稼動状態であった場合に、降車時操作が行われていないと判定し、シートヒータが休止状態であった場合に、降車時操作が行われ、デフォルト状態になっていると判定する。
また、判定部2bは、エアコンが稼動状態であった場合に、降車時操作が行われていないと判定し、エアコンが休止状態であった場合に、降車時操作が行われ、デフォルト状態になっていると判定する。
また、判定部2bは、エアコンの温度設定がデフォルト以外の状態であった場合に、降車時操作が行われていないと判定し、エアコンの温度設定がデフォルト状態であった場合に、降車時操作が行われ、デフォルト状態になっていると判定する。
また、判定部2bは、オーディオの音量がデフォルト以外の状態であった場合に、降車時操作が行われていないと判定し、オーディオの音量がデフォルト状態であった場合に、降車時操作が行われ、デフォルト状態になっていると判定する。
また、判定部2bは、オーディオソース(ラジオ、CD、テレビ等)が乗車時と異なる状態であった場合に、降車時操作が行われていないと判定し、オーディオソースが乗車時と同一の状態であった場合に、降車時操作が行われ、デフォルト状態になっていると判定する。
また、判定部2bは、ラジオのチャンネルが乗車時と異なる状態であった場合に、降車時操作が行われていないと判定し、ラジオのチャンネルが乗車時と同一の状態であった場合に、降車時操作が行われ、デフォルト状態になっていると判定する。
降車行為検知部3は、車両の各種設備に設けられたセンサにより構成しており、各センサの検知結果に基づいて、登場者の降車行為を検知する。そして、これらの降車行為検知部3により搭乗者の降車行為が検知された際に、判定部2bが各電子機器10に対して所定の降車時操作が行われていないと判定されていた場合に、給電制御部2aは、報知部4にその旨を報知させる。
本実施形態において、この降車行為検知部3は、電源スイッチ30、運転席のシート(以下、「D席」という。)用のシートベルト、D席側のドアロック、D席側のドア、D席以外のシートベルト、D席以外のドアロック、D席以外のドア、D席以外の着座センサ、スライドドアを装備している車両のスライドドアにそれぞれ設けている。
また、本実施形態では、搭乗者の降車行為をドライバーが車両を駐車する際の降車行為、搭乗者に降車意思があると思われる降車行為、搭乗者が実際に降車したと思われる降車行為という3種類に分類しており、各降車行為検知3は、それぞれ対応した降車行為について個別の判定条件(駐車判定条件、降車意思判定条件、降車判定条件)に基づいて、搭乗者の降車行為を判定して検知するように構成している。
ここで、図5を参照して、降車行為判定部3が搭乗者による降車行為を判定して検知する際の条件(以下、「降車行為判定条件」という。)と、報知部4が操作忘れの報知を開始する条件(タイミング)の詳細と、報知内容(報知No)との関係について説明する。
図5は、降車行為判定条件と、操作忘れの報知を開始する条件の詳細と、報知内容との対応関係を示す説明図である。
本実施形態の給電管理装置1は、搭乗者の降車行為を判定するための降車行為検知部3を車両に設けられた複数の各設備に対応させて設けている。具体的には、図5の条件の詳細の欄に記載しているように、エンジンキーの回動操作に基づいて作動するキーボックス、D席とD席以外の座席(以下、「D席以外」という。)に対応するドアロック、D席とD席以外に対応するシートベルロック、D席とD席以外に対応するドア、D席以外の各座席の着座センサ、また、スライドドアを装備している車両に給電管理装置1を適用する場合には、スライドドアのロックに降車行為検知部3を設けている。
そして、この給電管理装置1では、図5に示すように、キーボックスに設けた降車行為検知部3が、ドライバー等によりエンジンキーがIGの位置からOFFの位置まで回動操作されたことを検知した場合、エンジンがかかっている状態からエンジンがOFFされた操作を検知した場合に、給電制御部2aは、降車行為判定条件のうちの駐車判定条件が成立したと判定して、報知No.1、3、5、6、10〜14(図4参照)に対応する操作忘れ状態を報知部4によって搭乗者へ報知させる。
また、給電制御部2aは、エンジンキーがACCの位置からOFFの位置まで回動操作されたことを降車行為検知部3が検知した場合に、降車行為判定条件のうちの駐車判定条件が成立したと判定して、報知No.2、4、6、7〜11(図4参照)に対応する操作忘れ状態を報知部4によって搭乗者へ報知させる。
また、給電制御部2aは、エンジンがかかっている状態からエンジンがOFFされた操作を降車行為検知部3が検知した場合に、降車行為判定条件のうちの駐車判定条件が成立したと判定して、報知No.1〜6(図4参照)に対応する操作忘れ状態を報知部4によって搭乗者へ報知させる。
また、給電制御部2aは、D席シートベルトロックが解除されたことを降車行為検知部3が検知した場合、及びD席ドアロックが解除されたことを降車行為検知部3が検知した場合に、降車行為判定条件のうちの降車意思判定条件が成立したと判定して、報知No.1〜6(図4参照)に対応する操作忘れ状態を報知部4によって搭乗者へ報知させる。
また、給電制御部2aは、D席以外のシートベルトロックが解除されたことを降車行為検知部3が検知した場合、及びD席以外のドアロックが解除されたことを降車行為検知部3が検知した場合に、降車行為判定条件のうちの降車意思判定条件が成立したと判定して、報知No.1、2、6(図4参照)に対応する操作忘れ状態を報知部4によって搭乗者へ報知させる。
また、給電制御部2aは、スライドドアロックが解除されたことを降車行為検知部3が検知した場合に、降車行為判定条件のうちの降車意思判定条件が成立したと判定して、報知No.3、6(図4参照)に対応する操作忘れ状態を報知部4によって搭乗者へ報知させる。
また、給電制御部2aは、D席ドアが開放されたことを降車行為検知部3が検知した場合に、降車行為判定条件のうちの降車判定条件が成立したと判定して、報知No.1〜6(図4参照)に対応する操作忘れ状態を報知部4によって搭乗者へ報知させる。
また、給電制御部2aは、D席以外のドアが開放されたこと、D席以外のドアが閉塞されたこと、D席以外の着座センサが搭乗者の着座を検知しなくなった(非検知状態となった)場合に、降車行為判定条件のうちの降車判定条件が成立したと判定して、報知No.6(図4参照)に対応する操作忘れ状態を報知部4によって搭乗者へ報知させる。
このように、本実施形態の給電管理装置1では、駐車判定条件が成立した場合のように、車両が比較的長時間停車状態となることが予想される場合や、降車意思判定条件が成立した中でも、D席のシートベルトのロック解除やD席のドアロック開錠が行われた場合のように、ドライバーが降車することが予想される場合には、比較的多くの操作忘れ項目に関する報知を行う。
そのため、この給電管理装置1を装備した車両では、その後、車中が無人状態になるおそれがある場合に、ほぼ全ての操作忘れを搭乗者へ報知させることができ、操作忘れによるバッテリー上がりや、PWの閉め忘れによる犯罪の被害の発生を抑制することができる。
一方、この給電管理装置1では、D席以外のドアロック、シートベルトロック、スライドドアロックが解除された場合や、D席以外の着座センサが非検知状態になった場合のように、同乗者が降車するもののドライバーは降車しないことが予想される場合には、ドライバーの降車が予想される場合に比べて、比較的少ない操作忘れ項目に関する報知を行う。
そのため、この給電管理装置1を装備した車両では、ドライバーが降車しないにもかかわらず、不必要に多くの操作忘れ項目に関する報知が開始されることがない。
そして、本実施形態の給電管理装置1では、報知部4による操作忘れの報知(以下、「非操作機器報知」という。)により搭乗者が電子機器10の操作忘れに気づき、所定の降車時操作が搭乗者により行われたと判定部2bが判定した場合、給電制御部2aは、搭乗者による降車時操作に対応した非操作機器報知を終了すると共に、給電の継続を自動的に終了する。
これにより、この給電管理装置1を搭載した車両では、搭乗者が再び度電源をOFF状態にする等の面倒な操作を行わなくても、降車時操作が行われると自動的に車両の電源がOFF状態となるので、搭乗者にとっての操作性が向上する。
また、この給電管理装置1は、上記降車行為判定条件が成立したときに操作忘れがある場合であっても、搭乗者に降車意思がなく、報知部4による非操作報知を承諾する操作や、搭乗者が車両の運転を再開する操作等の報知解除操作が行われた場合には、報知部4による非操作機器報知を終了する。
すなわち、この給電管理装置1では、報知部4による非操作機器報知中に、搭乗者が操作部5(たとえば、図2(b)に示す解除ボタン等)を操作した場合や、シフトポジションをP以外に変更する操作を行った場合には、給電制御部2aが報知部4による非操作機器報知を終了させる。
これにより、本実施形態の給電管理装置1では、搭乗者が降車しないにもかかわらず、不要な非操作機器報知が継続されることを防止することができるので、搭乗者に不必要な非操作機器報知による煩わしさを感じさせることがない。
さらに、この給電管理装置1では、搭乗者が電子機器10への給電を停止する操作を行った後に、判定部2bにより操作忘れがあると判定され、給電制御部2aが給電の継続を開始してから所定時間が経過しても降車時操作が行われなかった場合に、給電制御部2aが継続中の給電を停止するように構成している。
これにより、搭乗者が報知部4による非操作機器報知に気づかないまま、車両を離れた場合であっても、給電制御部2aが所定時間の経過後に自動的に電子機器10への給電を停止するので、給電継続によるバッテリー上がりの発生を未然に防止することができる。
次に、本実施形態に係る給電管理装置1の制御部2が実行する処理について、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る給電管理装置1の制御部2が実行する処理を示すフローチャートである。
図6に示すように、制御部2は、ドライバー等によって電子機器10への給電開始操作が行われたか否かの判定を行う(ステップS101)。ここで制御部2は、キーボックスに差し込まれたエンジンキーがACC又はIG又はSTARTの位置まで回動操作された場合に、給電操作があったと判定して(ステップS101:Yes)、処理をステップS102へ移し、給電操作がなかったと判定した場合に(ステップS101:No)、処理をスタートへ戻して給電操作があるまで待機状態を継続する。
そして、ステップS102において、制御部2は、電子機器10への給電を開始し、その後、搭乗者の降車行為を検知するセンサや電子機器10の操作忘れを検知するセンサ等の各種センサを起動させる(ステップS103)。
続いて、制御部20は、給電停止操作があったか否かの判定を行う(ステップS104)。ここで、制御部2は、エンジンキーの回動操作により電子機器10への給電が停止された場合に給電停止操作があったと判定し(ステップS104:Yes)、処理をステップS105へ移し、給電停止操作がなかったと判定した場合(ステップS104:No)、給電停止操作があるまでステップS104の判定処理を繰り返す。
ステップS105において、制御部2は、各電子機器10に関して降車時用があったか否かの判定を行う。このとき制御部2は、給電停止操作が行われる前も含めて給電開始操作が行われてから現時点までに、既に降車時操作が行われていた場合に、降車時操作があったと判定する。
なお、制御部2は、給電開始操作から給電停止操作まで、各電子機器10がデフォルトの状態であった場合(各電子機器10が使用されなかった場合)には、給電開始操作から給電停止操作までの間に降車時操作が行われていなくても、降車時操作があったものとして処理を進める。
そして、制御部2は、降車時操作があったと判定した場合(ステップS105:Yes)、処理を終了し、降車時操作がなかったと判定した場合(ステップS105:No)、処理をステップS106へ移す。
ステップS106において、制御部2は、ステップS105で降車時操作が行われていないと判定された電子機器10(以下、「非操作機器」という。)の種類を判定する非操作機器判定を行い、非操作機器への給電継続を開始する(ステップS107)。このとき、制御部2の給電制御部2aは、給電停止操作が行われた場合に、車両に搭載されている複数種類の電子機器10のうち、判定部2bにより降車時操作が行われなかったと判定されている電子機器10に対して、限定的に給電継続を開始すると共に、それ以外の電子機器10への給電を停止させる。
これにより、降車時操作が行われていない非操作機器以外の電子機器10へは給電されないので、電力の使用量を必要最小限に抑えることができる。
その後、制御部2は、ステップS108において、搭乗者による降車行為を検知したか否かの判定を行う。このとき、制御部2は、ステップS106で判定した非操作機器の種類がステップS108で検知された降車行為が行われた場合に、非操作機器報知を行うべき種類に対応する(図5参照)電子機器10であった場合に、降車行為を検知したと判定して(ステップS108:Yes)、処理をステップS109へ移す。一方、制御部2は、降車行為を検知しなかったと判定した場合(ステップS108:No)、処理をステップS110へ移す。
ステップS109において、制御部2は、ステップS106で判定された非操作機器について操作忘れがあることを示す非操作機器報知を報知部4に開始させ、その後、処理をステップS110へ移す。
ステップS110において、制御部2は、降車時操作が行われたか否かの判定を行い、降車時操作が行われたと判定した場合(ステップS110:Yes)、処理をステップS113へ移す一方、降車時操作が行われなかったと判定した場合(ステップS110:No)、処理をステップS111へ移す。
ステップS111において、制御部2は、報知解除操作があったか否かの判定を行う。このとき、制御部2は、報知部4による非操作機器報知中に解除ボタン(図2(b)参照)が操作された場合、又は、シフトポジションがP以外の位置に変更された場合等、搭乗者により降車意思がないと思われるような操作が行われた場合に、報知解除操作があったと判定する。
そして、制御部2は、報知解除操作があったと判定した場合(ステップS111:Yes)、処理をステップS113へ移す一方、報知解除操作がなかったと判定した場合(ステップS111:No)、処理をステップS112へ移す。
ステップS112において、制御部2は、非操作機器への給電継続が開始されてから所定時間(たとえば、5分間。)が経過したか否かの判定を行い、所定時間が経過したと判定した場合(ステップS112:Yes)、処理をステップS113へ移す一方、所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS112:No)、処理をステップS108へ移す。
そして、ステップS113において、制御部2は、ステップS107において開始した給電の継続を終了する。このとき、制御部2は、報知部4に非操作機器報知を行わせている場合、この非操作機器報知も終了させる。そして、制御部2は、このステップS113の処理の後、処理を終了する。
このように、本実施形態の給電管理装置1では、複数の電子機器10のうち、降車時操作が行われなかった電子機器10に対して、例外的に給電を継続するので、給電停止操作後における給電継続中の電力使用量を必要最小限に抑えることができる。
上記した制御部2の処理では、降車時操作が行われなかった電子機器10に対してのみ、給電を継続させる場合について説明したが、上記した処理以外の処理を制御部2に実行させて、非操作機器への給電を継続させてもよい。
すなわち、車両に設けられた複数の電子機器10は、大別してIGにより動作する電子機器10とACCにより動作する電子機器10とがある。そのため、給電制御部2aが、給電停止操作が行われた場合に、車両に搭載されている複数種類の電子機器10のうち、判定部により搭乗者の降車時に所定の操作が行われなかったと判定されている電子機器10の種類に応じて、給電状態を切り替えて、給電停止操作後における給電継続を行うように構成してもよい。
ここで、非操作機器の種類に応じて給電状態を切り替える際に、制御部2が実行する処理について、図7を参照して説明する。図7は、本実施形態に係る給電管理装置1の制御部2aが実行する処理を示すフローチャートである。
図7に示すように、非操作機器の種類に応じて給電状態を切り替える場合、制御部10は、ACCがオン操作されたか否かの判定を行い(ステップS201)、ACCがオン操作されたと判定した場合(ステップS201:Yes)、処理をステップS202へ移し、ACCがオン操作されていないと判定した場合(ステップS201:No)、処理をスタートへ戻して給電操作があるまで待機状態を継続する。
ステップS202において、制御部2は、ACC給電(ACCにより動作する電子機器10への給電)を開始した後、ACCに対応する各センサを起動させ(ステップS203)、その後、処理をステップS204へ移す。
ステップS204において、制御部2は、IGがオン操作されたか否かの判定を行い、IGがオン操作されたと判定した場合(ステップS204:Yes)、処理をステップS205へ移し、IGがオン操作されていないと判定した場合(ステップS204:No)、処理をステップS207へ移す。
ステップS205において、制御部2は、IG給電(IGにより動作する電子機器10への給電)を開始した後、IGに対応する各センサを起動させ(ステップS206)、その後、処理をステップS207へ移す。
ステップS207において、制御部2は、IG給電停止操作があったか否かの判定を行い、IG給電停止操作があったと判定した場合(ステップS207:Yes)、処理をステップS208へ移す一方、IG給電停止操作がなかったと判定した場合(ステップS207:No)、ステップS207の判定処理を繰り返す。
ステップS208において、制御部2は、ACC給電停止操作があったか否かの判定を行い、ACC給電停止操作があったと判定した場合(ステップS208:Yes)、処理をステップS209へ移す一方、ACC給電停止操作がなかったと判定した場合(ステップS208:No)、ステップS208の判定処理を繰り返す。
ステップS209において、制御部2は、降車時操作があったか否かの判定を行い、降車時操作があったと判定した場合(ステップS209:Yes)、処理を終了する一方、降車時操作がなかったと判定した場合(ステップS209:No)、処理をステップS210へ移す。
ステップS210において、制御部2は、非操作機器の電源がACCであるか否かの判定を行い、非操作機器の電源がACCであると判定した場合(ステップS210:Yes)、ACC給電の継続を開始すると共に、IG給電を停止し(ステップS211)、その後、処理をステップS213へ移す。
また、制御部2は、非操作機器の電源がACCでないと判定した場合(ステップS210:No)、IG給電の継続を開始すると共に、ACC給電を停止(ステップS212)した後、処理をステップS213へ移す。
その後、制御部2は、ステップS213において、搭乗者による降車行為を検知したか否かの判定を行い、搭乗者による降車行為を検知したと判定した場合(ステップS213:Yes)、処理をステップ214へ移す一方、搭乗者による降車行為を検知していないと判定した場合(ステップS213:No)、処理をステップS215へ移す。
ステップS214において、制御部2は、ステップS209で判定された非操作機器について操作忘れがあること示す非操作機器報知を報知部4に開始させ、その後、処理をステップS215へ移す。
ステップS215において、制御部2は、降車時操作が行われたか否かの判定を行い、降車時操作が行われたと判定した場合(ステップS215:Yes)、処理をステップS218へ移す一方、降車時操作が行われなかったと判定した場合(ステップS215:No)、処理をステップS216へ移す。
ステップS216において、制御部2は、報知解除操作があったか否かの判定を行い、報知解除操作があったと判定した場合(ステップS216:Yes)、処理をステップS218へ移す一方、報知解除操作がなかったと判定した場合(ステップS216:No)、処理をステップS217へ移す。
ステップS217において、制御部2は、非操作機器への給電継続が開始されてから所定時間(たとえば、5分間。)が経過したか否かの判定を行い、所定時間が経過したと判定した場合(ステップS217:Yes)、処理をステップS218へ移す一方、所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS217:No)、処理をステップS213へ移す。
そして、ステップS218において、制御部2は、ステップS211又はステップS212において開始した給電の継続を終了する。このとき、制御部2は、報知部4に非操作機器報知を行わせている場合、この非操作機器報知も終了させる。そして、制御部2は、このステップS217の処理の後、処理を終了する。
このように、給電停止操作後に搭乗者の降車行為が検知された際、降車時操作が行われていない電子機器10の種類に応じて、その電子機器10へ給電している方の電源(IG又はACC)について、給電を継続させる処理を制御部2に実行させる構成とすれば、全ての電子機器10に給電の継続と停止を切り替えるためのスイッチ等を設けたり、各電子機器10に対して給電の継続と停止を切り替えるための切り替え制御を行う必要がなくなるため、給電の継続と停止とを切り替えるための回路構成や制御プログラムを簡略化することができる。
また、本実施形態では、搭乗者により給電停止操作が行われたときに、降車時操作が行われていない電子機器10があった場合、給電制御部2aがその電子機器10への給電を継続させるように構成したが、搭乗者が給電停止操作を行おうとしたときに、降車時操作が行われていない電子機器10があった場合、給電制御部2aが搭乗者による給電停止操作自体を禁止するように構成してもよい。
すなわち、エンジンキーを差し込むキーボックスに、搭乗者による給電停止操作のための行為を検知する給電停止行為検知部と、給電制御部2aの制御に基づいて搭乗者による給電停止操作(エンジンキーの回動操作)を禁止するロック機構を設け、給電制御部2aが、判定部2bにより電子機器10に対して所定の操作が行われなかったと判定されていた場合に、搭乗者による給電停止操作を禁止制御するように構成する。
かかる構成とすることにより、ドライバーは、降車時操作を適切に完了するまで、エンジンキーをOFFの位置まで回動操作することができないので、ドライバーに対して操作忘れを確実に気づかせることができる。
また、上記実施形態では、搭乗者が操作忘れに気づき所定の降車時操作を完了した場合や、搭乗者が所定の報知解除操作を行った場合、給電停止操作後における給電継続の開始から所定時間が経過した場合に、給電の継続や報知部4による報知を終了するように構成したが、操作忘れの種類に応じて、報知部4による報知期間を変更するように構成してもよい。
たとえば、バーキングブレーキのかけ忘れ等のように、安全上極めて重要度の高い降車時操作が行われていない場合は、報知部4による報知期間を所定時間よりも長く設定するか、確実に降車時操作が完了するまで報知部4による報知を終了させないように構成する。
かかる構成とすることにより、降車時操作の操作忘れに起因した安全上の問題の発生をより確実に防止することができる。
また、搭乗者が報知部4による報知に気づかずに車両を離れてしまうことを考慮して、給電管理装置1に、搭乗者の携帯電話機等の移動体通信端末と通信可能な通信装置をさらに設け、操作忘れがあるまま搭乗者が車両を離れた場合に、給電管理装置1から搭乗者の移動体通信端末へその旨を示す情報を送信するように構成してもよい。かかる構成とすれば、搭乗者へ降車時操作の操作忘れを、より確実に知らしめることができる。
また、給電管理装置1に上記通信装置を設ける場合には、通信装置として、GPS(Global Positioning System)によるナビゲーション機能を備えた携帯電話機から現在の位置情報等を取得可能な通信装置を設けることが望ましい。
そして、かかる通信装置を給電管理装置1に設けた場合、制御部2が、搭乗者の携帯電話機から自車の位置情報を定期的に取得し、車両がドライバーの自宅に到着した際や、携帯電話機のナビゲーションに設定された目的地に到着した際、操作忘れがあると、給電の継続と非操作機器報知を行わせる制御を実行するように構成する。
さらに、かかる構成とする場合、車両が所定時間停止しても、自車位置が踏み切り手前やガソリンスタンド、交差点付近であったならば、制御部2が報知部4に対して非操作機器報知を行わせないよう制御するように構成する。
かかる構成とすることにより、降車時操作の完了が必要なときに操作忘れを報知し、必ずしも降車時操作の完了が必要でないときには、操作忘れの報知を行うことがないので、搭乗者による操作性をより一層向上させることができる。
本実施形態に係る給電管理装置による給電制御方法の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る給電管理装置による操作忘れの判定、及び操作忘れと判定された場合の報知部による報知態様の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る給電管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 判定部に接続されている各種電子機器の種類と、各電子機器に関する操作忘れ状態と、各電子機器に設定されているデフォルト状態との対応関係を示す説明図である。 降車行為判定条件と、操作忘れの報知を開始する条件の詳細と、報知内容との対応関係を示す説明図である。 本実施形態に係る給電管理装置の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る給電管理装置の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 給電管理装置
2 制御部
2a 給電制御部
2b 判定部
3 降車行為検知部
4 報知部
5 操作部
10 電子機器
20 電源
30 電源スイッチ

Claims (5)

  1. 車両に搭載されている電子機器に対して、前記電子機器の状態を予め設定された所定の状態に戻す降車時操作が行われたか否かを判定する判定部と、
    降車時に前記電子機器への電力の供給を停止する給電停止操作が行われた際に、前記判定部により前記電子機器に対して前記降車時操作が行われなかったと判定されていた場合、前記電子機器へ電力の供給を継続する給電制御部と
    を有することを特徴とする給電管理装置。
  2. 前記給電制御部は、前記給電停止操作が行われた場合に、車両に搭載されている複数種類の前記電子機器のうち、前記判定部により前記降車時操作が行われなかったと判定されている電子機器の種類に応じて、給電状態を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の給電管理装置。
  3. 前記給電制御部は、前記給電停止操作が行われた場合に、車両に搭載されている複数種類の前記電子機器のうち、前記判定部により前記降車時操作が行われなかったと判定されている電子機器に対して、電力の供給を継続することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給電管理装置。
  4. 前記給電制御部は、前記給電停止操作後における電力供給の継続中に、前記判定部により前記電子機器に対して前記降車時操作が行われたと判定された場合、継続中の電力供給を停止することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の給電管理装置。
  5. 車両に搭載されている電子機器に対して、前記電子機器の状態を予め設定された所定の状態に戻す降車時操作が行われたか否かを判定する判定ステップと、
    降車時に前記電子機器への電力の供給を停止する給電停止操作が行われた際に、前記判定ステップにより前記電子機器に対して前記降車時操作が行われなかったと判定されていた場合、前記電子機器へ電力の供給を継続する給電制御ステップと
    を有することを特徴とする給電管理方法。
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