JP2010142060A - 電源回路及びその動作制御方法 - Google Patents

電源回路及びその動作制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】DC利得の小さい誤差増幅回路を用いても出力電圧を高精度に設定することができると共に位相補償用のコンデンサの容量を小さくすることができ、半導体チップを小さくすることができる電源回路及びその動作制御方法を得る。
【解決手段】補正回路7によって、抵抗Raにバイアス電流ΔIが流れるように抵抗Ra及びRbからなる分圧回路にバイアス電流ΔIを供給することにより、該分圧回路の分圧比を誤差増幅回路3からの誤差電圧Veに応じて補正して、誤差増幅回路3の入力オフセット電圧ΔVfbによって変動した出力電圧Voutを補正するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、小型電子機器に用いる電源回路に関し、特に、位相補償に使用するコンデンサの容量を小さくすることができ、しかも出力電圧精度の高い電源回路に関する。
所定の基準電圧と、出力電圧を帰還した帰還電圧との電圧差を増幅する誤差増幅回路を備えた定電圧電源回路では、該出力電圧の精度を高くするためには、該誤差増幅回路の利得を大きくする必要があった。しかし、前記誤差増幅回路の利得を大きくすると、該利得に比例して、位相補償に使用するコンデンサの容量が大きくなっていた。
小型電子機器に使用する電源回路の場合は、位相補償用コンデンサを、半導体装置に外付けにすると機器の小型化の妨げになることから、半導体装置内に内蔵することが望ましいが、大容量のコンデンサを半導体チップ内に形成するには大きな面積を必要とするため半導体チップのコストが増加する。このため、位相補償に使用するコンデンサの容量を小さくすることが求められていた。
位相補償に使用するコンデンサの容量を小さくするためには、前記誤差増幅回路の利得を小さくすればよいが、利得を小さくすると、該誤差増幅回路の差動入力に大きなオフセット電圧が発生し、出力電圧精度が低下する。誤差増幅回路の利得を確保した上で位相補償用コンデンサの容量を小さくする従来技術としては下記のような第1〜第3の各方法があった。
第1の方法では、位相補償にMOSキャパシタを使用して、常に高いバイアスを加えることにより該MOSキャパシタのチップ面積を小さくしていた(例えば、特許文献1参照。)。
第2の方法では、位相補償回路のコンデンサ容量を、コンダクタンスアンプを使用して増幅することにより該コンデンサ容量を小さくしていた(例えば、特許文献2参照。)。
第3の方法では、容量増加回路を追加し、位相補償回路のコンデンサ容量を増幅して、コンデンサの容量を小さくしていた(例えば、特許文献3参照。)。
特開2007−174853号公報 特開2006−109421号公報 特開2003−58260号公報
しかし、前記第1の方法では、前記位相補償コンデンサを常に高電圧バイアスする必要があり、すべての回路に適用できるわけではなかった。また、前記第2及び第3の各方法では、小さいコンデンサ容量を増幅回路で増幅するため、位相補償を行う周波数帯域まで十分大きな利得を備えた広帯域の増幅回路が必要であった。このような増幅回路としては、コンダクタアンプ等の特殊な増幅回路が必要であった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、DC利得の小さい誤差増幅回路を用いても出力電圧を高精度に設定することができると共に位相補償用のコンデンサの容量を小さくすることができ、半導体チップを小さくすることができる電源回路及びその動作制御方法を得ることを目的とする。
この発明に係る電源回路は、入力端子から入力された入力電圧を所定の電圧に変換して出力端子から出力電圧として出力する電源回路において、
制御電極に入力された制御信号に応じた動作を行って、前記出力電圧の制御を行う出力トランジスタと、
所定の基準電圧と、複数の抵抗からなる分圧回路で前記出力電圧を分圧して生成した帰還電圧との電圧差を増幅して出力する誤差増幅回路を有し、該誤差増幅回路から出力される誤差電圧を基にして、前記出力電圧が前記所定の電圧で一定になるように前記出力トランジスタの動作制御を行う制御回路部と、
を備え、
前記制御回路部は、前記誤差増幅回路からの誤差電圧に応じて前記分圧回路の分圧比を変えて前記帰還電圧の補正を行う補正回路を備えるものである。
具体的には、前記補正回路は、前記分圧回路を構成する所定の抵抗に、前記誤差電圧に応じて生成したバイアス電流を供給して前記分圧回路の分圧比を変えるようにした。
また、前記補正回路は、前記分圧回路と前記誤差増幅回路の入力端との接続部に、シンク電流をなす前記バイアス電流を供給するようにした。
また、前記補正回路は、前記誤差電圧と前記基準電圧との電圧差に応じた前記バイアス電流を生成するようにした。
また、前記補正回路は、前記誤差電圧と前記基準電圧との電圧差を電流に変換する第1抵抗を備え、該第1抵抗は、前記出力電圧と前記誤差増幅回路の前記入力端との間に接続された抵抗の合成抵抗である前記分圧回路の第1合成抵抗と、前記誤差増幅回路の前記入力端と負側電源電圧との間に接続された抵抗の合成抵抗である前記分圧回路の第2合成抵抗とが並列に接続されたときの合成抵抗値に、前記誤差増幅回路のDC利得を乗算して得られる抵抗値をなすようにした。
また、前記分圧回路は、前記誤差増幅回路の所定の入力端と負側電源電圧との間に、複数の抵抗が直列に接続されてなる直列回路を備え、前記補正回路は、該直列回路を構成する、一端が前記負側電源電圧に接続された第2抵抗に対して、前記バイアス電流を供給するようにした。
また、前記補正回路は、前記誤差電圧と前記基準電圧との電圧差に応じた前記バイアス電流を生成するようにした。
また、前記補正回路は、前記誤差電圧と前記基準電圧との電圧差を電流に変換する第1抵抗を備え、該第1抵抗は、前記出力電圧と前記第2抵抗の他端との間に接続された抵抗の合成抵抗と前記第2抵抗とが並列に接続されたときの合成抵抗値に、前記誤差増幅回路のDC利得を乗算して得られる抵抗値をなすようにした。
また、この発明に係る電源回路の動作制御方法は、制御電極に入力された制御信号に応じた動作を行って、出力端子から出力する出力電圧の制御を行う出力トランジスタを備え、入力端子から入力された入力電圧を所定の電圧に変換して前記出力端子から出力する電源回路の動作制御方法において、
所定の基準電圧と前記出力電圧を分圧した帰還電圧との電圧差を増幅して出力する誤差増幅回路から出力された誤差電圧を基にして、前記出力電圧が前記所定の電圧で一定になるように前記出力トランジスタの動作制御を行い、
前記誤差増幅回路からの誤差電圧に応じて前記出力電圧を分圧する分圧比を変えて前記帰還電圧の補正を行うようにした。
具体的には、前記誤差電圧と前記基準電圧との電圧差に応じて前記分圧比を変え前記帰還電圧の補正を行うようにした。
本発明の電源回路及びその動作制御方法によれば、所定の基準電圧と前記出力電圧を分圧した帰還電圧との電圧差を増幅して出力する誤差増幅回路から出力された誤差電圧を基にして、前記出力電圧が前記所定の電圧で一定になるように前記出力トランジスタの動作制御を行い、前記誤差増幅回路からの誤差電圧に応じて前記出力電圧を分圧する分圧比を変えて前記帰還電圧の補正を行うようにしたことから、DC利得の小さい誤差増幅回路を使用しても出力電圧を高精度に設定することができる。また、DC利得の小さい誤差増幅回路を使用することができるため、位相補償用のコンデンサの容量を小さくすることができ、半導体チップを小さくすることができる。
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態における電源回路の回路例を示した図である。
図1において、電源回路1は、入力端子INに入力された入力電圧Vinを所定の定電圧に昇圧し、出力電圧Voutとして出力端子OUTから出力する非同期整流型の昇圧型スイッチングレギュレータをなしている。
電源回路1は、NMOSトランジスタからなるスイッチングトランジスタM1と、整流用のダイオードD1とを備えている。
更に、電源回路1は、ダイオードD2と、所定の基準電圧Vrefを生成して出力する基準電圧発生回路2と、出力電圧検出用の抵抗Ra,Rbと、インダクタL1と、出力コンデンサCoと、位相補償用の抵抗R1及びコンデンサC1と、誤差増幅回路3と、発振回路4と、PWMコンパレータ5と、出力制御回路6と、補正回路7とを備えている。なお、図1では、スイッチングトランジスタM1が出力トランジスタを、抵抗Ra及びRbは分圧回路をそれぞれなし、抵抗Raは第1合成抵抗を、抵抗Rbは第2合成抵抗をそれぞれなす。基準電圧発生回路2、抵抗Ra,Rb,R1、誤差増幅回路3、発振回路4、PWMコンパレータ5、出力制御回路6、補正回路7及びコンデンサC1は制御回路部をなす。また、電源回路1において、スイッチングトランジスタM1、ダイオードD1,D2、インダクタL1及び出力コンデンサCoを除く各回路は、半導体チップ10内に形成されている。また、抵抗Ra及びRbがそれぞれ1つの抵抗をなすようにしているが、抵抗Ra及びRbの少なくとも1つが複数の抵抗からなるようにしてもよい。
出力電圧検出用の抵抗Ra及びRbは、出力電圧Voutを分圧して帰還電圧Vfbを生成して出力し、誤差増幅回路3は、入力された帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとの電圧差を増幅して誤差電圧Veを生成し出力する。補正回路7は、誤差増幅回路3からの誤差電圧Veに応じて、帰還電圧Vfbを生成するための抵抗Raと抵抗Rbによる分圧比の補正を行い、該補正された分圧比で出力電圧Voutが分圧されて帰還電圧Vfbが生成され、帰還電圧Vfbの補正が行われることによって出力電圧Voutの補正が行われる。また、発振回路4は、所定の三角波信号TWを生成して出力し、PWMコンパレータ5は、誤差増幅回路3からの誤差電圧Veと該三角波信号TWからPWM制御を行うためのパルス信号Spwを生成して出力する。パルス信号Spwは、出力制御回路6を介してスイッチングトランジスタM1のゲートに入力される。
入力端子INとスイッチングトランジスタM1のドレインとの間にはインダクタL1が接続され、スイッチングトランジスタM1のソースは接地電圧GNDに接続されている。また、インダクタL1とスイッチングトランジスタM1との接続部にはダイオードD1のアノードとダイオードD2のカソードがそれぞれ接続され、ダイオードD1のカソードは出力端子OUTに接続され、ダイオードD2のアノードは接地電圧GNDに接続されている。出力電圧Voutと接地電圧GNDとの間には、出力コンデンサCoが接続されると共に、抵抗Ra及びRbが直列に接続されている。誤差増幅回路3において、反転入力端には帰還電圧Vfbが、非反転入力端には基準電圧Vrefがそれぞれ入力され、出力端は、PWMコンパレータ5の非反転入力端に接続されている。
補正回路7には、誤差電圧Veと基準電圧Vrefがそれぞれ入力されており、補正回路7の出力端は抵抗Raと抵抗Rbとの接続部に接続されている。また、誤差増幅回路3の出力端と接地電圧GNDとの間には、抵抗R1及びコンデンサC1の直列回路が接続されている。PWMコンパレータ5の反転入力端には三角波信号TWが入力され、PWMコンパレータ5から出力されたパルス信号Spwは、出力制御回路6に入力される。出力制御回路6は、入力されたパルス信号Spwに応じてスイッチングトランジスタM1のスイッチング制御を行う。なお、出力制御回路6には半導体チップ10の入力端子を介して入力電圧Vinが入力され、出力制御回路6の出力端は半導体チップ10の出力端子を介してスイッチングトランジスタM1のゲートに接続されており、抵抗Ra及びRbの直列回路には、半導体チップ10の入力端子を介して出力電圧Voutが入力されている。また、半導体チップ10の接地端子は、半導体チップ10の外部にある接地電圧GNDに接続されている。
次に、図2は、図1の補正回路7の回路例を示した図である。
図2において、補正回路7は、差動増幅回路11、NMOSトランジスタM11,M14,M15、PMOSトランジスタM12,M13、及び抵抗R11で構成されている。なお、抵抗R11は第1抵抗をなす。
NMOSトランジスタM11のソースと基準電圧Vrefとの間に抵抗R11が接続され、NMOSトランジスタM11と抵抗R11との接続部は差動増幅回路11の反転入力端に接続されている。差動増幅回路11の非反転入力端には誤差電圧Veが入力され、差動増幅回路11の出力端はNMOSトランジスタM11のゲートに接続されている。
PMOSトランジスタM12及びM13はカレントミラー回路を形成しており、PMOSトランジスタM12及びM13において、各ソースはそれぞれ入力電圧Vinに接続され、各ゲートは接続され該接続部はPMOSトランジスタM12のドレインに接続されている。PMOSトランジスタM12のドレインは、NMOSトランジスタM11のドレインに接続されている。また、NMOSトランジスタM14及びM15もカレントミラー回路を形成しており、NMOSトランジスタM14及びM15において、各ソースはそれぞれ接地電圧GNDに接続され、各ゲートは接続され該接続部はNMOSトランジスタM14のドレインに接続されている。NMOSトランジスタM14のドレインは、PMOSトランジスタM13のドレインに接続され、NMOSトランジスタM15のドレインは、補正回路7の出力端をなし、抵抗Raと抵抗Rbの接続部に接続されている。
このような構成において、まず補正回路7がない場合の動作について説明する。
この場合、抵抗Raと抵抗Rbとの接続部からは出力電圧Voutを分圧した帰還電圧Vfbが出力されている。誤差増幅回路3は、帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとの電圧差を増幅して誤差電圧Veを生成して出力し、PWMコンパレータ5は、三角波信号TWの電圧と誤差電圧Veとの電圧比較を行い、三角波信号TWの電圧が誤差電圧Ve未満である場合はハイレベルの信号Spwを出力し、三角波信号TWの電圧が誤差電圧Veを超えるとローレベルの信号Spwを出力する。出力制御回路6は、PWMコンパレータ5の出力信号Spwがハイレベルであるときはハイレベルの信号を、ローレベルであるときはローレベルの信号をそれぞれスイッチングトランジスタM1のゲートに出力する。
スイッチングトランジスタM1は、ゲートがハイレベルになるとオンして導通状態になり、入力端子INから、インダクタL1とスイッチングトランジスタM1を介して接地電圧GNDに電流が流れ、インダクタL1にエネルギーが蓄えられる。スイッチングトランジスタM1のゲートがローレベルになると、スイッチングトランジスタM1はオフして遮断状態になり、インダクタL1への電流を遮断する。すると、スイッチングトランジスタM1のドレイン電圧が、インダクタL1の逆起電力の影響で入力電圧Vinよりも大きい電圧まで上昇する。該電圧がダイオードD1を介して出力端子OUTから出力されるため、出力電圧Voutは入力電圧Vinを昇圧した電圧になる。
ここで、出力端子OUTから負荷20に出力される出力電流(以下、この出力電流を負荷電流と呼ぶ。)が増加して出力電圧Voutが低下すると、帰還電圧Vfbも低下するため、誤差電圧Veが上昇する。誤差電圧Veが大きくなると、三角波信号TWの電圧が誤差電圧Veを超える時間が短くなるため、PWMコンパレータ5からのパルス信号Spwがハイレベルである時間が増加する。すなわち、スイッチングトランジスタM1のオン時間が長くなり、インダクタL1にエネルギーを蓄える時間が長くなることから、出力電圧Voutは上昇する。
逆に、負荷電流が減少して出力電圧Voutが上昇すると、帰還電圧Vfbも上昇するため、誤差電圧Veは低下する。誤差電圧Veが小さくなると、三角波信号TWの電圧が誤差電圧Veを超える時間が長くなるため、PWMコンパレータ5から出力されるパルス信号Spwのハイレベルの時間が短くなる。すなわちスイッチングトランジスタM1のオン時間が短くなり、インダクタL1にエネルギーを蓄える時間が短くなるため、出力電圧Voutは低下する。このような動作を繰り返し行うことにより出力電圧Voutは安定する。
しかし、負荷電流の増加に伴って帰還電圧Vfbが低下すると、誤差電圧Veが上昇して前記のように出力電圧Voutを上昇させ、帰還電圧Vfbを元の電圧に戻すように動作するが、誤差増幅回路3の利得は有限であることから、帰還電圧Vfbが完全に元の電圧に戻らない。負荷電流が増える前と増えた後の帰還電圧Vfbの電圧差がオフセット電圧ΔVfbとなって出力電圧精度を悪化させることになる。オフセット電圧ΔVfbは誤差増幅回路3のDC利得に反比例するため、誤差増幅回路3の利得が小さいほどオフセット電圧ΔVfbは大きくなる。
例えば、誤差増幅回路3のDC利得が1000(60dB)の場合と100(40dB)の場合について考察してみる。負荷電流の増加で帰還電圧Vfbが低下して誤差電圧Veが1V上昇したとすると、利得が1000の誤差増幅回路3では帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとの電圧差には、1Vの1/1000である1mVのオフセット電圧ΔVfbが発生する。これに対して、利得が100の誤差増幅回路3では、10倍の10mVのオフセット電圧ΔVfbになる。抵抗Ra及びRbの各抵抗値をra及びrbとすると、オフセット電圧ΔVfbは、抵抗Raと抵抗Rbの分圧比で(ra+rb)/rb倍に増幅されて出力電圧Voutに反映される。位相補償用のコンデンサC1の容量を小さくするために誤差増幅回路3の利得を小さくすることから、前記のように誤差増幅回路3の差動入力部に大きなオフセット電圧ΔVfbが発生し、出力電圧Voutの精度を大きく低下させることになる。
このようなことから、電源回路1では、補正回路7を設けて、オフセット電圧ΔVfbによる出力電圧Voutの低下を補正している。
次に、図2を使用して補正回路7の動作についてもう少し詳細に説明する。
誤差増幅回路3からの誤差電圧Veは、負荷電流が0のときはほぼ基準電圧Vrefと同電圧になっており、負荷電流が増加して出力電圧Voutが低下すると、誤差電圧Veが上昇する。補正回路7の差動増幅回路11の非反転入力端には誤差電圧Veが入力されているため、差動増幅回路11はNMOSトランジスタM11のソース電圧が誤差電圧Veと等しくなるようにNMOSトランジスタM11のゲート電圧を制御する。また、抵抗R11の一端は基準電圧Vrefに接続されているため、抵抗R11の両端の電圧は誤差電圧Veから基準電圧Vrefを引いた電圧になる。
抵抗R11の両端の電圧差をΔVeとすると、ΔVeは下記(1)式のようになる。
ΔVe=Ve−Vref………………(1)
抵抗R11に流れる電流は、電圧ΔVeに比例した電流であり、該電流をバイアス電流ΔIとし、抵抗R11の抵抗値をr11とすると、バイアス電流ΔIは、下記(2)式のようになる。
ΔI=ΔVe/r11=(Ve−Vref)/r11………………(2)
バイアス電流ΔIは、PMOSトランジスタM12とM13で構成されたカレントミラー回路と、NMOSトランジスタM14とM15で構成されたカレントミラー回路を介してシンク電流として出力される。バイアス電流ΔIは、抵抗RaとRbの接続部に与えられるため、抵抗Raに流れる電流に加算される。この結果、抵抗Raにおける電圧降下が大きくなり出力電圧Voutが上昇する。このようなことから、出力電圧Voutが目標値になるようにバイアス電流ΔIの電流値を制御すればよいことが分かる。
次に、出力電圧Voutが目標値になるようなバイアス電流ΔIの電流値を求める。出力電圧Voutの目標値Vo0は、下記(3)式のようになる。
Vo0=Vref×(ra+rb)/rb………………(3)
これに対して、誤差増幅回路3にオフセット電圧が発生した場合の出力電圧Voutの電圧値Vo1は、下記(4)式のようになる。
Vo1=Vfb×(ra+rb)/rb………………(4)
誤差増幅回路3のDC利得をAとすると、帰還電圧Vfbは、下記(5)式のようになる。
Vfb=Vref−ΔVe/A………………(5)
前記(5)式のΔVe/Aが誤差増幅回路3の入力オフセット電圧ΔVfbであることから、前記(5)式は下記(6)式のようになる。
Vfb=Vref−ΔVfb………………(6)
前記(6)式を前記(4)式に代入すると、電圧値Vo1は、下記(7)式のようになる。
Vo1=(Vref−ΔVfb)(ra+rb)/rb………………(7)
誤差増幅回路3にオフセットがある場合の出力電圧Voutの電圧値Vo1を、目標値Vo0にするためには、バイアス電流ΔIと抵抗Raの抵抗値raとの乗算値が、前記(3)式と前記(7)式との差に等しくなるようにすればよい。このことから、下記(8)式が得られる。
ΔI×ra=Vref×(ra+rb)/rb−(Vref−ΔVfb)×(ra+rb)/rb………………(8)
前記(8)式の右辺を計算すると、下記(9)式のようになる。
ΔI×ra=ΔVfb×(ra+rb)/rb………………(9)
前記(9)式からバイアス電流ΔIを求めると、下記(10)式のようになる。
ΔI=ΔVfb×(ra+rb)/(ra×rb)………………(10)
入力オフセット電圧ΔVfbは前記のようにΔVe/Aであることから、前記(10)式は下記(11)式のようになる。
ΔI=ΔVe×(ra+rb)/(ra×rb×A)………………(11)
補正回路7で生成されるバイアス電流ΔIは、前記(2)式で示すようにΔVe/r11であることから、前記(2)式を前記(11)式に代入すると、下記(12)式が得られる。
ΔVe/r11=ΔVe×(ra+rb)/(A×ra×rb)……(12)
前記(12)式から抵抗値r11を求めると、下記(13)式のようになる。
r11=A×ra×rb/(ra+rb)………………(13)
前記(13)式のra×rb/(ra+rb)は、抵抗Raと抵抗Rbを並列に接続したときの合成抵抗値であり、抵抗Ra及びRbからなる分圧回路のインピーダンスである。すなわち、バイアス電流ΔIは、誤差電圧Veと基準電圧Vrefとの電圧差ΔVeを、誤差増幅回路3のDC利得Aと抵抗Ra及びRbのインピーダンスとを乗算した値で除算した電流にすればよいことが分かる。
このように、本第1の実施の形態におけるスイッチングレギュレータは、誤差増幅回路3の入力オフセット電圧ΔVfbによって変動した出力電圧Voutを抵抗Ra及びRbからなる分圧回路にバイアス電流ΔIを供給することによって補正するようにしたことから、DC利得の小さい誤差増幅回路3を使用しても出力電圧Voutを高精度に設定することができ、しかも位相補償用のコンデンサC1の容量を小さくすることでき、半導体チップ面積を小さくすることができる。
第2の実施の形態.
前記第1の実施の形態において、抵抗Rbと接地電圧GNDとの間に抵抗Rcを追加し、補正回路7からのバイアス電流ΔIが抵抗Rcに流れるようにしてもよく、このようにしたものを本発明の第2の実施の形態とする。
図3は、本発明の第2の実施の形態における電源回路の回路例を示した図であり、図3では、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図1との相違点のみ説明する。
図3における図1との相違点は、抵抗Rcを追加すると共にバイアス電流ΔIが抵抗Rcに流れるように補正回路7の回路構成を変えたことにあり、これに伴って、図1の補正回路7を補正回路7aにし、図1の電源回路1を電源回路1aにした。
図3において、電源回路1aは、入力端子INに入力された入力電圧Vinを所定の定電圧に昇圧し、出力電圧Voutとして出力端子OUTから出力する非同期整流型の昇圧型スイッチングレギュレータをなしている。
電源回路1aは、スイッチングトランジスタM1と、整流用のダイオードD1と、ダイオードD2と、基準電圧発生回路2と、出力電圧検出用の抵抗Ra〜Rcと、インダクタL1と、出力コンデンサCoと、位相補償用の抵抗R1及びコンデンサC1と、誤差増幅回路3と、発振回路4と、PWMコンパレータ5と、出力制御回路6と、補正回路7aとを備えている。
なお、図3では、抵抗Rcが第2抵抗をなし、基準電圧発生回路2、抵抗Ra〜Rc,R1、誤差増幅回路3、発振回路4、PWMコンパレータ5、出力制御回路6、補正回路7a及びコンデンサC1は制御回路部をなす。また、電源回路1aにおいて、スイッチングトランジスタM1、ダイオードD1,D2、インダクタL1及び出力コンデンサCoを除く各回路は、半導体チップ10内に形成されている。また、抵抗Ra〜Rcがそれぞれ1つの抵抗をなしているが、抵抗Ra〜Rcの少なくとも1つが複数の抵抗からなるようにしてもよい。
出力電圧検出用の抵抗Ra〜Rcは、出力電圧Voutを分圧して帰還電圧Vfbを生成して出力し、補正回路7aは、誤差増幅回路3からの誤差電圧Veに応じて、帰還電圧Vfbを生成するための抵抗Ra〜Rcによる分圧比の補正を行い、該補正された分圧比で出力電圧Voutが分圧されて帰還電圧Vfbが生成され、帰還電圧Vfbの補正が行われる。
出力電圧Voutと接地電圧GNDとの間には、抵抗Ra〜Rcが直列に接続され、抵抗Raと抵抗Rbとの接続部から誤差増幅回路3の反転入力端に帰還電圧Vfbが出力される。補正回路7aには、誤差電圧Veと基準電圧Vrefがそれぞれ入力されており、補正回路7aの出力端は抵抗Rbと抵抗Rcとの接続部に接続されている。なお、抵抗Ra〜Rcの直列回路には、半導体チップ10の入力端子を介して出力電圧Voutが入力されている。
次に、図4は、図3の補正回路7aの回路例を示した図である。なお、図4では、図2と同じもの又は同様のものは同じ符号で示しており、ここではその説明を省略すると共に図2との相違点のみ説明する。
図4における図2との相違点は、図2のNMOSトランジスタM14及びM15を削除して、PMOSトランジスタM13のドレイン電流をバイアス電流ΔIとして抵抗Rcに供給するようにしたことにある。
図4において、補正回路7aは、差動増幅回路11、NMOSトランジスタM11、PMOSトランジスタM12,M13、及び抵抗R11で構成されている。なお、この場合も抵抗R11は第2抵抗をなす。
このような構成において、補正回路7aから出力されるバイアス電流ΔIは抵抗Rbと抵抗Rcとの接続部Cに供給されるため、バイアス電流ΔIによって接続部Cの電圧Vcが電圧ΔVcだけ上昇する。抵抗Rcの抵抗値をrcとすると、電圧ΔVcは、下記(14)式のように示される。
ΔVc=ΔI×(ra+rb)×rc/(ra+rb+rc)………(14)
電圧ΔVcを誤差増幅回路3の入力オフセット電圧ΔVfbと等しくなるようにすれば、出力電圧Voutは目標値に等しくなる。すなわち、下記(15)式のようになる。
ΔI×(ra+rb)×rc/(ra+rb+rc)=ΔVfb=ΔVe/A=(Ve−Vref)/A………………(15)
バイアス電流ΔIは、前記(2)式から求めることができるため、前記(2)式を前記(15)式に代入して抵抗R11の抵抗値r11を求めると、下記(16)式のようになる。
r11=A×(ra+rb)×rc/(ra+rb+rc)…………(16)
前記のように、抵抗Rcの抵抗値rcは、抵抗Rbの抵抗値rbよりも十分に小さい値であるため、(ra+rb)×rc/(ra+rb+rc)≒rcとなり、この関係を前記(16)式に代入すると、下記(17)式のようになる。
r11≒A×rc………………(17)
すなわち抵抗R11の抵抗値r11は、抵抗Rcの抵抗値rcを誤差増幅回路3のDC利得A倍した値にすればよいことが分かる。
図5は、図3の補正回路7aの他の回路例を示した図である。なお、図5では、図4と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図4との相違点のみ説明する。
図5における図4との相違点は、図4の差動増幅回路11を削除し、NMOSトランジスタM11のゲートに誤差電圧Veを直接入力するようにしたことと、基準電圧VrefをNMOSトランジスタM16と抵抗R12で構成したソースフォロア回路で受け、抵抗R11の他端を該ソースフォロア回路の出力端に接続したことにある。なお、NMOSトランジスタM11もソースフォロア回路として動作している。
図5において、補正回路7aは、NMOSトランジスタM11,M16、PMOSトランジスタM12,M13及び抵抗R11,R12で構成されている。
入力電圧Vinと接地電圧GNDとの間にNMOSトランジスタM16と抵抗R12が直列に接続されている。NMOSトランジスタM11のソースと、NMOSトランジスタM16及び抵抗R12の接続部との間に抵抗R11が接続され、NMOSトランジスタM11のゲートに誤差電圧Veが、NMOSトランジスタM16のゲートに基準電圧Vrefがそれぞれ入力されている。
NMOSトランジスタM11のソースと抵抗R11との接続部の電圧Ve1は、下記(18)式に示すように、誤差電圧VeからNMOSトランジスタM11のゲート−ソース間電圧Vgs11を引いた電圧になる。
Ve1=Ve−Vgs11………………(18)
また、NMOSトランジスタM16のソースと抵抗R12との接続部の電圧Vref1は、下記(19)式に示すように、基準電圧VrefからNMOSトランジスタM16のゲート−ソース間電圧Vgs16を引いた電圧になる。
Vref1=Vref−Vgs16………………(19)
前記(18)式と前記(19)式との電圧差が抵抗R11に印加されている電圧である。
ここで、NMOSトランジスタM11とM16の各ゲート−ソース間電圧が等しいとすると、抵抗R11の両端の電圧は(Ve−Vref)になる。すなわち、バイアス電流ΔIは、ΔI=(Ve−Vref)/r11になり、前記(2)式と同じになるため、抵抗R11の抵抗値を図4の場合と同じ(A×rc)にすることにより出力電圧Voutを補正することができる。
図6は、図3の補正回路7aの他の回路例を示した図である。なお、図6では、図5と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図4との相違点のみ説明する。
図6における図5との相違点は、図5のNMOSトランジスタM16と抵抗R12を削除して、抵抗R11の他端を接地電圧GNDに接続したことにある。基準電圧発生回路2に例えば図7のような回路構成のものを使用した場合、基準電圧VrefはNMOSトランジスタM11のゲート−ソース間電圧Vgs11にほぼ等しくなる。
ここで、図7の基準電圧発生回路2について説明する。
図7において、基準電圧発生回路2は、ディプレッション型NMOSトランジスタM21とNMOSトランジスタM22で構成されている。ディプレッション型NMOSトランジスタM21において、ドレインは入力電圧Vinに接続され、ゲートとソースは接続されて該接続部から基準電圧Vrefが出力される。NMOSトランジスタM22において、ソースは接地電圧GNDに接続され、ゲートとドレインは接続されて該接続部は、基準電圧Vrefを出力する出力端に接続されている。
ディプレッション型NMOSトランジスタM21のゲートは0バイアスされているため、ディプレッション型NMOSトランジスタM21のドレイン電流は、0バイアス時における所定の電流値となる。該ドレイン電流は、NMOSトランジスタM22のドレイン電流になることから、NMOSトランジスタM22のゲート電圧は、該ドレイン電流によって決定される所定の電圧になる。NMOSトランジスタM22のゲート電圧を基準電圧Vrefとして使用しているため、基準電圧VrefはNMOSトランジスタM22のゲート−ソース間電圧に等しくなる。
NMOSトランジスタM22とNMOSトランジスタM11の特性を合わせることにより、前記のように、基準電圧VrefとNMOSトランジスタM11のゲート−ソース間電圧Vgs11をほぼ等しくすることができる。
このようなことから、Vgs11=Vrefとして、この関係を前記(18)式に代入すると、下記(20)式のようになる。
Ve1=Ve−Vref………………(20)
すなわち、抵抗R11の両端の電圧は(Ve−Vref)になるため、バイアス電流ΔIは、ΔI=(Ve−Vref)/r11になり、前記(2)式と同じになる。したがって、抵抗R11の抵抗値を図4の場合と同様に(A×rc)にすることにより、出力電圧Voutを補正することができる。
このように、本第2の実施の形態における電源回路においても、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができ、高精度な出力電圧Voutを得ることができ、しかも位相補償用のコンデンサ容量が小さくすることができ、半導体チップを小さくすることができる。
なお、前記第1及び第2の各実施の形態では、昇圧型スイッチングレギュレータを例にして説明したが、これは一例であり、本発明はこれに限定するものではなく、降圧型スイッチングレギュレータ、反転型スイッチングレギュレータ及びシリーズレギュレータ等のリニアレギュレータにも適用することができる。
このように、本発明は、出力電圧Voutを分圧して帰還電圧Vfbを生成し、帰還電圧Vfbを基に誤差増幅回路を使用して出力電圧Voutが所定の電圧で一定になるように出力トランジスタの動作制御を行う構成の電源回路に対して適用することができる。
更に、本発明は、インダクタL1に流れたインダクタ電流を検出し、該検出したインダクタ電流を基に誤差増幅回路を使用して出力電圧Voutが所定の電圧で一定になるように出力トランジスタの動作制御を行う構成の電流モード制御型スイッチングレギュレータにも適用することができる。
本発明の第1の実施の形態における電源回路の回路例を示した図である。 図1の補正回路7の回路例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態における電源回路の回路例を示した図である。 図3の補正回路7aの回路例を示した図である。 図3の補正回路7aの他の回路例を示した図である。 図3の補正回路7aの他の回路例を示した図である。 基準電圧発生回路2の回路例を示した図である。
符号の説明
1,1a 電源回路
2 基準電圧発生回路
3 誤差増幅回路
4 発振回路
5 PWMコンパレータ
6 出力制御回路
7,7a 補正回路
10 半導体チップ
11 差動増幅回路
20 負荷
M1 出力トランジスタ
M11,M14〜M16,M22 NMOSトランジスタ
M12,M13 PMOSトランジスタ
M21 ディプレッション型NMOSトランジスタ
D1,D2 ダイオード
L1 インダクタ
Co 出力コンデンサ
C1 コンデンサ
Ra〜Rc,R1,R11,R12 抵抗

Claims (10)

  1. 入力端子から入力された入力電圧を所定の電圧に変換して出力端子から出力電圧として出力する電源回路において、
    制御電極に入力された制御信号に応じた動作を行って、前記出力電圧の制御を行う出力トランジスタと、
    所定の基準電圧と、複数の抵抗からなる分圧回路で前記出力電圧を分圧して生成した帰還電圧との電圧差を増幅して出力する誤差増幅回路を有し、該誤差増幅回路から出力される誤差電圧を基にして、前記出力電圧が前記所定の電圧で一定になるように前記出力トランジスタの動作制御を行う制御回路部と、
    を備え、
    前記制御回路部は、前記誤差増幅回路からの誤差電圧に応じて前記分圧回路の分圧比を変えて前記帰還電圧の補正を行う補正回路を備えることを特徴とする電源回路。
  2. 前記補正回路は、前記分圧回路を構成する所定の抵抗に、前記誤差電圧に応じて生成したバイアス電流を供給して前記分圧回路の分圧比を変えることを特徴とする請求項1記載の電源回路。
  3. 前記補正回路は、前記分圧回路と前記誤差増幅回路の入力端との接続部に、シンク電流をなす前記バイアス電流を供給することを特徴とする請求項2記載の電源回路。
  4. 前記補正回路は、前記誤差電圧と前記基準電圧との電圧差に応じた前記バイアス電流を生成することを特徴とする請求項3記載の電源回路。
  5. 前記補正回路は、前記誤差電圧と前記基準電圧との電圧差を電流に変換する第1抵抗を備え、該第1抵抗は、前記出力電圧と前記誤差増幅回路の前記入力端との間に接続された抵抗の合成抵抗である前記分圧回路の第1合成抵抗と、前記誤差増幅回路の前記入力端と負側電源電圧との間に接続された抵抗の合成抵抗である前記分圧回路の第2合成抵抗とが並列に接続されたときの合成抵抗値に、前記誤差増幅回路のDC利得を乗算して得られる抵抗値をなすことを特徴とする請求項4記載の電源回路。
  6. 前記分圧回路は、前記誤差増幅回路の所定の入力端と負側電源電圧との間に、複数の抵抗が直列に接続されてなる直列回路を備え、前記補正回路は、該直列回路を構成する、一端が前記負側電源電圧に接続された第2抵抗に対して、前記バイアス電流を供給することを特徴とする請求項2記載の電源回路。
  7. 前記補正回路は、前記誤差電圧と前記基準電圧との電圧差に応じた前記バイアス電流を生成することを特徴とする請求項6記載の電源回路。
  8. 前記補正回路は、前記誤差電圧と前記基準電圧との電圧差を電流に変換する第1抵抗を備え、該第1抵抗は、前記出力電圧と前記第2抵抗の他端との間に接続された抵抗の合成抵抗と前記第2抵抗とが並列に接続されたときの合成抵抗値に、前記誤差増幅回路のDC利得を乗算して得られる抵抗値をなすことを特徴とする請求項7記載の電源回路。
  9. 制御電極に入力された制御信号に応じた動作を行って、出力端子から出力する出力電圧の制御を行う出力トランジスタを備え、入力端子から入力された入力電圧を所定の電圧に変換して前記出力端子から出力する電源回路の動作制御方法において、
    所定の基準電圧と前記出力電圧を分圧した帰還電圧との電圧差を増幅して出力する誤差増幅回路から出力された誤差電圧を基にして、前記出力電圧が前記所定の電圧で一定になるように前記出力トランジスタの動作制御を行い、
    前記誤差増幅回路からの誤差電圧に応じて前記出力電圧を分圧する分圧比を変えて前記帰還電圧の補正を行うことを特徴とする電源回路の動作制御方法。
  10. 前記誤差電圧と前記基準電圧との電圧差に応じて前記分圧比を変え前記帰還電圧の補正を行うことを特徴とすることを特徴とする請求項9記載の電源回路の動作制御方法。
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