JP2014057421A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】入力電圧によらず、高精度に過電流検出を行うこと。
【解決手段】出力トランジスタ2は、一端に入力電圧Vinが供給され、他端が出力端子Toutと接続され、制御信号Vcに応じて駆動される。電流電圧変換回路1は、出力トランジスタ2に流れる電流を検出し、検出信号Vcsを出力する。過電流検出部101は、検出信号Vcsと基準電圧Vrefとの差電圧を制御信号Vcのパルス幅及び入力電圧Vinに応じて補正した後、検出信号Vcsと基準電圧Vrefとの比較結果を過電流検出信号Vdetとして出力する。制御回路3は、過電流検出部101が過電流を検出した場合に、制御信号Vcにより出力トランジスタ2に流れる電流を抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明はDC−DCコンバータに関し、例えば半導体装置に組み込まれるDC−DCコンバータに関する。
現在、車載向けマイクロコンピュータ用の電源ICには、例えば降圧型のDC−DCコンバータが搭載されている。このDC−DCコンバータには、回路を保護するため、過電流検出機能を有するものがある。
こうした過電流検出機能を有する過電流検出回路が提案されている(特許文献1)。この過電流検出回路は、スイッチングトランジスタ(出力トランジスタ)の電流値を、カレントミラーを用いて検出する。そして、検出した電流により、スイッチングトランジスタ(出力トランジスタ)に過電流が流れているかを検出することができる。また、過電流検出回路に設けられた素子の定数を調整することにより、過電流検出の精度を向上させる手法が提案されている(特許文献2)。
また、入力電圧が変化しても正しく過電流検出を行うことができる直流電源装置が提案されている(特許文献3)。この構成では、出力トランジスタの出力電圧を検出し、検出結果に応じて出力トランジスタのゲート抵抗を調整して、過電流検出信号の値を調整する。これにより、入力電圧が変化しても、調整により過電流検出信号の値を安定化させることができる。その結果、入力電圧の変化によらず、正しく過電流検出を行うことができる。
特開2007−78427号公報 特開2011−205180号公報 特開2002−142456号公報
ところが、発明者は、上述の手法には以下に示す問題点が有ることを見出した。DC−DCコンバータでPWM制御を行う場合、入力電圧に応じて出力トランジスタのオン時間を調整する。よって、過電流検出信号を精度よく補正しようとする場合には、入力電圧の変動のみならず、出力トランジスタのオン時間を反映させなければならない。ところが、特許文献3に記載の直流電源装置は、入力電圧の変化に応じて過電流検出信号の値が補正されるものの、出力トランジスタのオン時間は考慮されていない。そのため、過電流検出信号を十分に補正することができず、過電流検出精度が不十分である。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、DC−DCコンバータは、一端に入力端子を介して入力電圧が供給され、他端が出力端子と接続され、制御信号に応じて駆動される出力部と、前記出力部に流れる電流を検出して検出信号を出力する検出部と、前記検出信号と第1の基準電圧との差電圧を前記制御信号のパルス幅及び前記入力電圧に応じて補正した後、前記検出信号と前記第1の基準電圧との比較結果を過電流検出信号として出力する過電流検出部と、 前記過電流検出部が過電流を検出した場合に、前記出力部に流れる電流を抑制する制御回路と、を備えるものである。
入力電圧によらず、高精度に過電流検出を行うことができる。
実施の形態1にかかるDC−DCコンバータ100の構成を模式的に示す回路図である。 検出信号補正回路10の構成を模式的に示す回路図である。 DC−DCコンバータ100での補正検出信号Vcs_adjを示すグラフである。 実施の形態2にかかるDC−DCコンバータ200の構成を模式的に示す回路図である。 基準電圧補正回路20の構成を模式的に示す回路図である。 DC−DCコンバータ200での補正基準電圧Vref_adjを示すグラフである。 実施の形態3にかかるDC−DCコンバータ300の構成を模式的に示す回路図である。 スイッチ回路30の構成を模式的に示すブロック図である。 制御回路3の構成を模式的に示すブロック図である。 DC−DCコンバータ300での基準電圧Vrefを示すグラフである。 DC−DCコンバータ100が組み込まれた半導体装置400の構成を模式的に示す回路図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。各図面においては、同一要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略される。
実施の形態1
まず、実施の形態1にかかるDC−DCコンバータ100について説明する。図1は、実施の形態1にかかるDC−DCコンバータ100の構成を模式的に示す回路図である。DC−DCコンバータ100は、電流電圧(I−V)変換回路1、出力トランジスタ2、制御回路3、誤差増幅器4、比較器5、検出信号補正回路10、抵抗R1及びR2を有する。なお、電流電圧(I−V)変換回路は、検出部とも称する。出力トランジスタは、出力部とも称する。誤差増幅器は、誤差信号生成部とも称する。
DC−DCコンバータ100の外部の接続関係について説明する。DC−DCコンバータ100の入力端子Tinには、外部から入力電圧Vinが入力される。なお、入力端子Tinとグランドとの間には、平滑素子として容量C1が挿入されている。DC−DCコンバータ100の出力端子Toutとグランドとの間には、インダクタLを介して負荷LOADが接続される。これにより、負荷LOADは、DC−DCコンバータ100から電流の供給を受ける。また、出力端子Toutとグランドとの間には、インダクタLを介して、平滑素子である容量C2が接続される。さらに、出力端子ToutにはダイオードDのカソードが接続され、ダイオードDのアノードはグランドと接続される。DC−DCコンバータ100のグランド端子Tgは、グランドと接続される。端子T1はインダクタLと負荷LOADとの間のノードと接続される。
DC−DCコンバータ100の内部構成について説明する。出力トランジスタ2は、PMOSトランジスタで構成される。出力トランジスタ2のソースは電流電圧変換回路1を介して入力端子Tinと接続される。出力トランジスタ2のドレインは出力端子Toutと接続される。出力トランジスタ2のゲート(制御端子とも称する)には、制御回路3から制御信号Vcが入力する。すなわち、出力トランジスタ2は制御信号Vcに応じてオン/オフする。
電流電圧変換回路1は、出力トランジスタ2に流れる電流を電圧信号に変換する。変換された電圧信号は、検出信号Vcsとして出力される。
DC−DCコンバータ100の端子T1とグランド端子Tgとの間には、抵抗R1及びR2が直列に接続される。抵抗R1と抵抗R2との間のノードからは、分圧電圧Vdが出力される。つまり、抵抗R1と抵抗R2は、分圧回路として機能する。
誤差増幅器4の反転入力には、分圧電圧Vdが入力される。誤差増幅器4の非反転入力には、誤差基準電圧Vref_errが入力される。よって、誤差増幅器4は、誤差基準電圧Vref_errから分圧電圧Vdを減じた差電圧に基づく誤差信号Verrを出力する。
検出信号補正回路10は、電流電圧変換回路1からの検出信号Vcsを誤差信号Verrに基づいて補正した補正検出信号Vcs_adjを出力する。図2は、検出信号補正回路10の構成を模式的に示す回路図である。検出信号補正回路10は、抵抗R11〜R14、増幅器AMP、電流源IS、PMOSトランジスタMPを有する。電流源ISは電源VDDと接続され、PMOSトランジスタMPのソースに電流を出力する。PMOSトランジスタMPのドレインはグランドと接続される。PMOSトランジスタMPのゲートには、誤差信号Verrが入力される。電源VDD、電流源IS及びPMOSトランジスタMPはソースフォロワ回路を構成するので、誤差信号Verrを、PMOSトランジスタMPを介して後段のラインへそのまま伝送できる。
PMOSトランジスタMPのソースと増幅器AMPの反転入力との間には、抵抗R11が挿入される。増幅器AMPの反転入力と出力との間には、抵抗R12が接続される。増幅器AMPの非反転入力には、抵抗R13を介して検出信号Vcsが入力される。増幅器AMPの非反転入力とグランドとの間には、抵抗R14が挿入される。増幅器AMPの出力からは、補正検出信号Vcs_adjが出力される。
図1に戻り、DC−DCコンバータ100の構成について引き続き説明する。比較器5の反転入力には、補正検出信号Vcs_adjが入力される。比較器5の非反転入力には、基準電圧Vrefが入力される。よって、比較器5は、基準電圧Vrefから補正検出信号Vcs_adjを減じた差電圧に基づく過電流検出信号Vdetを出力する。
すなわち、検出信号補正回路10及び比較器5は、検出信号Vcsに応じて過電流を検出する過電流検出部101を構成する。
制御回路3は、誤差信号Verr及び過電流検出信号Vdetに基づいて、制御信号Vcを用いて出力トランジスタ2を駆動する。なお、制御回路3は、いわゆるPWM(Pulse Width Modulation)制御により、出力トランジスタ2を駆動する。過電流検出信号Vdetにより、過電流が流れている場合には、制御回路3は、出力トランジスタ2に流れる電流を抑制し、又は遮断する。
続いて、DC−DCコンバータ100における過電流検出動作について説明する。電流電圧変換回路1は、出力トランジスタ2に流れる電流Ioutを検出し、検出結果を検出信号Vcsとして出力する。この際、電流Ioutは、以下の式(1)で表される。なお、式(1)において、IDCは直流成分を示し、IACは交流成分を表す。

Figure 2014057421
交流成分IACは、以下の式(2)で表される。なお、式(2)において、Tonは出力トランジスタ2がオンとなる時間を示し、LはインダクタLのインダクタンスを示す。

Figure 2014057421
交流成分IDCは、負荷LOADに供給される電流であり、一定の値の電流である。電流電圧変換回路1は、式(1)で示す電流Ioutの値を示す検出信号Vcsを生成する。この際、A[Ω]を任意の係数とすると、検出信号Vcsは以下の式(3)で表される。

Figure 2014057421
ところが、上述のように、入力電圧Vinは変動する場合が有る。そこで、時間的に一定である値をまとめて係数Kで表すと、式(3)から式(4)が得られる。

Figure 2014057421
式(4)では、一般に入力電圧Vinは出力トランジスタ2がオンとなる時間Tonよりも大きな値を取る。検出信号Vcsは、入力電圧Vin及び出力トランジスタ2がオンとなる時間Tonに応じて変動することとなる。
また、DC−DCコンバータ100では、誤差信号Verrは以下の式(5)で表される。但し、Aerrは誤差増幅器4の増幅率、TはPWM制御の周期を示す。

Figure 2014057421
式(5)の時間的に一定である値をまとめて係数K1及びK2で表すと、式(6)が得られる。

Figure 2014057421
すなわち、検出信号Vcsと誤差信号Verrとは、符号は異なるものの、同様の変化量(Vin×Ton)を含む形式で表現できる。
検出信号補正回路10は、入力電圧Vinの変動により検出信号Vcsが変動しても、、誤差信号Verrを用いた補正を行う。そして、入力電圧Vinの変動が除去された補正検出信号Vcs_adjを出力する。具体的には、検出信号補正回路10は、図2に示す構成により、以下の式(7)で示す補正検出信号Vcs_adjを出力する。

Figure 2014057421
式(7)において、検出信号Vcsに乗じられる正の係数部をB、誤差信号に乗じられる正の係数部をCとすると、式(8)が得られる。

Figure 2014057421
DC−DCコンバータ100では、誤差信号Verrは、入力電圧Vinの変化に反比例する。従って、入力電圧Vinが本来の入力電圧値よりも低下した場合には、検出信号Vcsは低下し、かつ誤差信号Verrは負の値となる。よって、式(8)では、検出信号Vcsに低下が、誤差信号Verrの値により補償されるように、補正検出信号Vcs_adjが生成される。
誤差信号Verrは、入力電圧Vin及び出力トランジスタ2がオンとなる時間Tonに応じて変化する。さらに、検出信号Vcsと誤差信号Verrとは、符号は異なるものの、同様の変化量(Vin×Ton)を含む形式で表現される。すなわち、抵抗R11〜R14の抵抗値を選択することにより、誤差信号Verrを、検出信号Vcsの変動を用いて相殺することが可能である。従って、本構成によれば、PWM制御時のDC−DCコンバータにおいて、入力電圧Vin及び出力トランジスタ2がオンとなる時間Tonの変動にかかわらず安定した過電流検出を行うことができるDC−DCコンバータを実現することができる。
図3は、DC−DCコンバータ100での補正検出信号Vcs_adjを示すグラフである。図3に示すように、入力電圧Vinは、本来の値Vin0から変動する場合が有る。よって、検出信号Vcsも本来の値Vcs0から変動する。ところが、入力電圧Vinが変動すると、誤差信号Verrも変化する。ところが、上述の式(8)で示すように、補正検出信号Vcs_adjは誤差信号Verrで補正され、入力電圧Vin及び出力トランジスタ2がオンとなる時間Tonに依存することなく、一定の値を取ることができる。その結果、電流Ioutを正確に検出できるので、高精度の過電流検出を行うことができる。
実施の形態2
次に、実施の形態2にかかるDC−DCコンバータ200について説明する。図4は、実施の形態2にかかるDC−DCコンバータ200の構成を模式的に示す回路図である。DC−DCコンバータ200は、実施の形態1にかかる検出信号補正回路10を、基準電圧補正回路20に置換した構成を有する。DC−DCコンバータ200のその他の構成は、DC−DCコンバータ100と同様であるので、説明を省略する。
基準電圧補正回路20は、比較器5の非反転入力に、誤差信号Verrを用いて補正した補正基準電圧Vref_adjを出力する。図5は、基準電圧補正回路20の構成を模式的に示す回路図である。基準電圧補正回路20は、検出信号補正回路10の変形例である。基準電圧補正回路20では、抵抗R13を介して、増幅器AMPの反転入力が電源VDDと接続される。そして、増幅器AMPの出力から補正基準電圧Vref_adjが出力される。基準電圧補正回路20のその他の構成は、検出信号補正回路10と同様であるので、説明を省略する。
すなわち、基準電圧補正回路20及び比較器5は、検出信号Vcsに応じて過電流を検出する過電流検出部201を構成する。
続いて、DC−DCコンバータ200における過電流検出動作について説明する。電流電圧変換回路1は、出力トランジスタ2に流れる電流Ioutを検出し、検出結果を検出信号Vcsとして出力する。電流Ioutは、上述の式(1)で表される。よって、検出信号Vcsは、上述の式(4)で表される。誤差信号Verrは、上述の式(6)で表される。
基準電圧補正回路20は、誤差信号Verrを用いて、基準電圧を補正する。具体的には、基準電圧補正回路20は、図5に示す構成により、以下の式(9)で示す補正基準電圧Vref_adjを出力する。

Figure 2014057421
式(9)において、電源電圧VDDに乗じられる正の係数部をD、誤差信号に乗じられる正の係数部をEとすると、式(10)が得られる。

Figure 2014057421
DC−DCコンバータ200では、誤差信号Verrは、入力電圧Vinの変化に反比例する。従って、入力電圧Vinが本来の入力電圧値よりも低下した場合には、検出信号Vcsは低下し、かつ誤差信号Verrは負の値となる。よって、式(10)では、検出信号Vcsの低下に合わせて補正基準電圧Vref_adjも低下するように、誤差信号Verrの値により補正される。
図6は、DC−DCコンバータ200での補正基準電圧Vref_adjを示すグラフである。図6に示すように、入力電圧Vinは、本来の値Vin0から変動する場合が有る。よって、検出信号Vcsも本来の値Vcs0から変動する。ところが、入力電圧Vinが変動すると、誤差信号Verrも変化する。ところが、上述の式(10)で示すように、補正基準電圧Vref_adjは誤差信号Verrで補正され、入力電圧Vinに連動して変化する。これにより、検出信号Vcsの変化に合わせて、補正基準電圧Vref_adjを調整することができる。その結果、入力電圧Vin及び出力トランジスタ2がオンとなる時間Tonの変動にかかわらず、電流Ioutを正確に検出できるので、従って、本構成によれば、PWM制御時のDC−DCコンバータにおいて、入力電圧Vin及び出力トランジスタ2がオンとなる時間Tonの変動にかかわらず安定した過電流検出を行うことができるDC−DCコンバータを実現することができる。
実施の形態3
次に、実施の形態3にかかるDC−DCコンバータ300について説明する。図7は、実施の形態3にかかるDC−DCコンバータ300の構成を模式的に示す回路図である。DC−DCコンバータ300は、実施の形態2にかかるDC−DCコンバータ200に、スイッチ回路30を追加した構成を有する。DC−DCコンバータ300のその他の構成は、DC−DCコンバータ100と同様であるので、説明を省略する。
スイッチ回路30は、制御回路3からのPWM信号Vpwmと誤差信号Verrとに応じて、基準電圧Vrefを切り替える。図8は、スイッチ回路30の構成を模式的に示すブロック図である。スイッチ回路30は、判定回路31セレクタ32を有する。
判定回路31は、PWM信号Vpwmに応じて、出力トランジスタ2がPWM制御状態であるが、それとも連続的にオンとなっているかを判定する。そして、判定回路31は、出力トランジスタ2がPWM制御状態である場合には「0」を、出力トランジスタ2が連続的にオンとなっている場合に「1」を、切替信号SIGとして出力する。
セレクタ32は、補正基準電圧Vref_adj及び基準電圧Vref2が入力される。基準電圧Vref2は一定の電圧である。セレクタ32は、切替信号SIGが「0」である場合には補正基準電圧Vref_adjを、切替信号SIGが「1」である場合には基準電圧Vref2を、基準電圧Vrefとして出力する。
すなわち、検出信号補正回路10、比較器5及びスイッチ回路30は、検出信号Vcsに応じて過電流を検出する過電流検出部301を構成する。
続いて、制御回路3の構成について説明する。図9は、制御回路3の構成を模式的に示すブロック図である。制御回路3は、発振器33、比較器34、制御部35及びバッファ36を有する。発振器33は、例えば三角波信号のような信号Vrampを出力する。比較器34の反転入力には、誤差信号Verrが入力される。比較器34の非反転入力は、発振器33の出力と接続される。そして、比較器34は比較結果をPWM信号Vpwmとして出力する。制御部35は、PWM信号Vpwmに基づいて、制御信号Vcを生成する。これにより、制御部35は、制御信号Vcのパルス幅を制御するパルス幅制御部として機能する。制御信号Vcは、バッファ36を介して、出力トランジスタ2のゲートに出力される。
図10は、DC−DCコンバータ300での基準電圧Vrefを示すグラフである。図10に示すように、例えば入力電圧Vinと出力電圧Voutが同程度の電圧である場合には、出力トランジスタ2は連続してオン状態となる。この場合、検出信号Vcsは一定となるので、基準電圧Vrefの調整を行う必要が無い。
そのため、DC−DCコンバータ300では、出力トランジスタ2が連続してオン状態とみなせる状態(Vpwm=Vth)となったならば、基準電圧Vrefの調整を中止し、基準電圧Vrefを一定の値Vref2に固定することができる。これにより、出力トランジスタ2が連続してオン状態となる場合に、広範囲の入力電圧Vinに対して、基準電圧を固定し、過電流検出を行うことができる。
実施の形態4
次に、実施の形態4について説明する。本実施の形態では。実施の形態1にかかるDC−DCコンバータ100の使用例について説明する。図11は、DC−DCコンバータ100が組み込まれた半導体装置400の構成を模式的に示す回路図である。半導体装置400は、DC−DCコンバータ100、基準回路401、LDO(Low Drop Out)回路402及び403を有する。
バッテリ電源404は、DC−DCコンバータ100に入力電圧Vinを供給する。なお、ここでいうバッテリ電源404とは、半導体装置400が組み込まれるシステム(例えば、車両など)に電力を供給する電源を指す。LDO回路402及び403は、DC−DCコンバータ100の出力端子Toutと接続され、DC−DCコンバータ100から電源供給を受ける。つまり、LDO回路402及び403は、図1の負荷LOADに対応する。
LDO回路402は、外部のマイクロコンピュータ(MC)405に電源電圧VDD1を出力する。LDO回路403は、外部のマイクロコンピュータ(MC)405に電源電圧VDD2を出力する。なお、容量C3及びC4は、平滑素子として機能する。
本構成によれば、入力電圧Vinの変動にかかわらず、DC−DCコンバータ100において高精度の過電流検出が可能である。よって、半導体装置400を過電流の影響から保護することが可能である。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施の形態4ではDC−DCコンバータ100を使用する例について説明したが、これは例示に過ぎない。つまり、半導体装置400のDC−DCコンバータ100は、DC−DCコンバータ200又は300に置換することが可能である。
検出信号補正回路10の構成は例示に過ぎない。すなわち、式(8)に示す補正を実現できるならば、図2で示した構成以外の回路構成とすることができるのは勿論である。 基準電圧補正回路20の構成は例示に過ぎない。すなわち、式(10)に示す補正を実現できるならば、図5で示した構成以外の回路構成とすることができるのは勿論である。
スイッチ回路30の構成は、例示に過ぎない。つまり、PWM信号Vpwmに応じて基準電圧を切り替え可能な他の構成とすることができる。
上述の実施の形態では、降圧型DC−DCコンバータについて説明したが、上述の過電流検出部は、その他のPWM方式により出力部を制御するDC−DCコンバータに適用することが可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 電流電圧変換回路
2 出力トランジスタ
3 制御回路
4 誤差増幅器
5 比較器
5 増幅器
10 検出信号補正回路
20 基準電圧補正回路
30 スイッチ回路
31 判定回路
32 セレクタ
33 発振器
34 比較器
35 制御部
36 バッファ
100、200、300 DC−DCコンバータ
101、201、301 過電流検出部
400 半導体装置
401 基準回路
402 LDO回路
404 バッテリ電源
405 マイクロコンピュータ(MC)
AMP 増幅器
C1〜C4 容量
D ダイオード
IS 電流源
L インダクタ
LOAD 負荷
MP トランジスタ
R1、R2、R11〜R14
SIG 切替信号
Tg グランド端子
Tin 入力端子
Tout 出力端子
Vc 制御信号
Vcs 検出信号
Vcs_adj 補正検出信号
Vd 分圧電圧
Vdet 過電流検出信号
Verr 誤差信号
Vin 入力電圧

Claims (14)

  1. 一端に入力端子を介して入力電圧が供給され、他端が出力端子と接続され、制御信号に応じて駆動される出力部と、
    前記出力部に流れる電流を検出し、検出結果を検出信号として出力する検出部と、
    前記検出信号と第1の基準電圧との差電圧を前記制御信号のパルス幅及び前記入力電圧に応じて補正した後、前記検出信号と前記第1の基準電圧との比較結果を過電流検出信号として出力する過電流検出部と、
    前記過電流検出部が過電流を検出した場合に、前記制御信号により前記出力部に流れる電流を抑制する制御回路と、を備える、
    DC−DCコンバータ。
  2. 前記過電流検出部は、
    前記検出信号を前記制御信号のパルス幅及び前記入力電圧に応じて補正した補正検出信号を出力する補正回路と、
    前記第1の基準電圧と前記補正検出信号とを比較し、比較結果を前記過電流検出信号として出力する比較器と、を備える、
    請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
  3. 前記比較器は、前記補正検出信号の電圧が前記第1の基準電圧よりも大きい場合に、過電流検出を示す前記過電流検出信号を出力する、
    請求項2に記載のDC−DCコンバータ。
  4. 前記出力部の出力電圧から誤差信号を生成する誤差信号生成部を更に備え、
    前記補正回路は、前記検出信号を前記誤差信号に基づいて補正した前記補正検出信号を出力する、
    請求項2に記載のDC−DCコンバータ。
  5. 前記補正回路は、前記検出信号から前記誤差信号を減じて前記補正検出信号を生成する、
    請求項4に記載のDC−DCコンバータ。
  6. 前記出力電圧を分圧した分圧電圧を出力する分圧部を更に備え、
    前記誤差信号生成部は前記誤差信号を出力する誤差増幅器であり、
    前記誤差増幅器の一方の入力には前記分圧電圧が入力され、他方の入力には第2の基準電圧が入力される、
    請求項4に記載のDC−DCコンバータ。
  7. 前記制御回路は、前記出力部をPWM(Pulse Width Modulation)方式により制御する、
    請求項2に記載のDC−DCコンバータ。
  8. 前記過電流検出部は、
    一定の電圧を前記制御信号のパルス幅及び前記入力電圧に応じて補正した第1の電圧を前記第1の基準電圧としてを出力する補正回路と、
    前記第1の基準電圧と前記検出信号とを比較し、比較結果を前記過電流検出信号として出力する比較器と、を備える、
    請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
  9. 前記比較器は、前記検出信号の電圧が前記第1の基準電圧よりも大きい場合に、過電流検出を示す前記過電流検出信号を出力する、
    請求項8に記載のDC−DCコンバータ。
  10. 前記出力部の出力電圧から誤差信号を生成する誤差信号生成部を更に備え、
    前記補正回路は、前記検出信号を前記誤差信号に基づいて補正した前記補正検出信号を出力する、
    請求項8に記載のDC−DCコンバータ。
  11. 前記補正回路は、前記検出信号から前記誤差信号を減じて前記補正検出信号を生成する、
    請求項10に記載のDC−DCコンバータ。
  12. 前記出力電圧を分圧した分圧電圧を出力する分圧部を更に備え、
    前記誤差信号生成部は前記誤差信号を出力する誤差増幅器であり、
    前記誤差増幅器の一方の入力には前記分圧電圧が入力され、他方の入力には第2の基準電圧が入力される、
    請求項8に記載のDC−DCコンバータ。
  13. 前記制御回路は、前記出力部をPWM(Pulse Width Modulation)方式により制御する、
    請求項8に記載のDC−DCコンバータ。
  14. 前記第1の基準電圧を生成するスイッチ回路を更に備え、
    前記制御回路は、前記制御信号のパルス幅を制御する信号を生成するパルス幅制御部を備え、
    前記スイッチ回路は、
    一方の入力に前記第1の電圧が入力され、他方の入力に第3の基準電圧が入力され、前記第1の電圧又は前記第3の基準電圧を前記第1の基準電圧として出力するセレクタと、
    前記パルス幅を制御する信号が入力され、前記出力部に連続して電流が流れる場合に、前記セレクタに前記第3の基準電圧を出力させる判定回路と、を備える、
    請求項13に記載のDC−DCコンバータ。
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