JP2010141737A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 再生モードが終了していなければ(S120)、表示装置の傾きを検出し(S121)、その傾きが動画アスペクト比で検出可能なものであるかが、つまり、所定角度傾いているかが判定される(S122)。表示装置が水平に位置して傾いていなければS131に進んで静止画が表示され、傾いていればS141に進んで動画が表示される。先に選択した画像があればその選択画像を含むサムネイルが、なければ撮影日時の近い画像(最終撮影画像)を含むサムネイルが液晶ディスプレイにそれぞれ表示される(静止画についてはS132、133、動画についてはS142、143)。そして、サムネイルから選択された画像が拡大して表示される(S137、S147)。
【選択図】図10
Description
撮影前の画像(ライブビュー画像)、再生された画像のいずれもが液晶ディスプレイに表示されており、その表示機能に注目すれば、デジタルカメラ、ビデオカメラ、カメラ付携帯電話などの撮像装置は撮影装置の付いた表示装置ということもできる。
また、デジタルフォトフレームは、従来の写真を入れる部分を液晶ディスプレイ(表示手段)としたデジタル化したフォトフレームであり、USBポート、装填スロットを介して撮影画像が入力されると、写真立てとして利用できるほか、スライドショー(自動連続再生表示)などの効果を伴って再生、表示される。
本発明は、再生する画像が静止画、動画のいずれであるかを意識して静止画表示モード、動画表示モードを切換えることのできる表示装置の提供を目的としている。
図1に示すように、表示装置としてのデジタルカメラ(撮像装置)10は、撮像手段12、制御手段(中央制御回路)14、表示手段(ディスプレイ)16、記録手段(メモリ)18、計時手段(クロック)20、通信手段22、操作判定手段24、傾き検出手段26、スイッチ群28などを備えて構成されている。
表示手段16は液晶ディスプレイ(LCD)、有機ELディスプレイなどから形成され、通常、デジタルカメラ10の背面に設けられる。
デジタルカメラ10のパワースイッチ(電源スイッチ)を入れ、デジタルカメラを傾けないでそのままの姿勢(水平姿勢)で再生モードにすれば、静止画表示モード(静止画再生モード)が初期モードとして設定され、静止画が液晶ディスプレイに表示される。
再生モードにしてデジタルカメラ10を傾けることなく水平に構えると、初期設定である静止画表示モードのもとで、図3(A)に示すように、混在する静止画、動画の中から静止画を一覧化した静止画のサムネイルが液晶ディスプレイ表示される。デジタルカメラ10を回転し傾けると、静止画表示モードから動画表示モードに切換わり、図3(B)に示すように、混在する静止画、動画の中から動画を一覧化した動画のサムネイルが液晶ディスプレイ表示される。動画表示モード時においては、動画用のアスペクト比16:9の枠16aが表示されるため、動画表示モードであることが容易に意識される。
なお、静止画においてはその縮小画像が、動画においては動画における代表的な画像がサムネイルにおいて表示される。
印刷される紙、印画紙の規格をもとにした静止画の表示画面の横縦比4:3が基準となっているのに対して、動画の再生では横縦比がTV基準の16:9とされ、静止画の表示画面よりも横長とされる。動画における再生表示を横長にしないで静止画と同じ横縦比で表示領域を確保すると、図3(C)に示すように、座り心地の悪い表示となり、違和感を覚え、デザイン的にも直感的にも好ましくない。
つまり、動画の再生においては、TVでの再生を想定して撮影画面がアスペクト比(横縦比)16:9となっているため、液晶ディスプレイ16を斜めに配置したままでも動画表示モード時の枠16aに再生画像を収めることができる。つまり、適切な表示領域を確保しているため、傾けた状態で再生しても支障なく、むしろ自然といえる。
撮影画像は図4(A)に示すようにデジタルカメラ背面の液晶ディスプレイ16に表示して撮影直後に楽しんだり、図4(B)に示すように外部のTV画面に表示してみんなで同時に楽しんだり、図4(C)に示すようにプリントアウトして後日ゆっくり楽しむ場合などが想定される。
これに対して、静止画にはこのような出力時の制約がなく、図4(C)に示すようにアルバムに貼るような小さなサイズ(例えば、手札サイズ、ポストサイズ)から、ポスターにして貼るような大きなサイズ(例えば、半切サイズ)の用途までを想定する必要があり、静止画時の画質は一般に高い方が好ましく、静止画は画面全域を利用して撮影される。
まず、S100でパワースイッチ(電源スイッチ)の操作状態を判定し、パワースイッチが操作されていなければ(オフであれば)終了し、パワースイッチがオンに操作されていればS101に進んで撮影モードが判定され、撮影モードでなければS111に分岐する。
S101で撮影モードであれば、S102で動画モードが判定され、動画モードでなければ、静止画モードとされてS104で静止画が撮影され、S100に戻る。S102で動画モードと判定されれば、S103で動画が撮影されて、S100に戻る。
図6(A)(B)に示すように、撮影レンズ12aの光軸(撮影光軸)を中心にデジタルカメラ10を回転させずに、デジタルカメラを水平に構えると(横に構えると)、液晶ディスプレイ16は横長とされ、液晶ディスプレイの全域を使用して静止画が表示される。このときの液晶ディスプレイの横縦比は、静止画用のアスペクト比4:3とされる。なお、図示しないがデジタルカメラ10を垂直に構えれば、液晶ディスプレイ16も縦長となり、この場合も液晶ディスプレイの全域を使用して静止画の撮影が行われる。なお、図6(A)の上下左右の白い部分は液晶ディスプレイ16の余白部を示す。
図7(A)(B)に示すように、デジタルカメラ10を回転し傾けると静止画表示モードから動画表示モードに切換えられる。動画表示モードにおいて、アスペクト比16:9の画面領域16Aを取り出しても、水平方向の画角をほとんど変える必要はない。画面領域の四隅の僅かな部分を犠牲にする切り出しのもとで、フルハイビジョンTVの画質に対応する動画用のアスペクト比16:9の画面領域16Aが得られる。
X方向に4、Y方向に3として、横長の液晶ディスプレイ16の画面領域の横縦比を4:3とし、横縦比16:9の斜めの画面領域(網掛け部;長方形画面)16Aを切り出すときの傾き(傾き角度)θを求める。
三角形T1、T2、T3の一辺を形成するのが16:9の網掛け部16Aだから、網掛け部の長辺(16に相当する部分)に接する三角形T1の直交する2辺が16a、16b、網掛け部の短辺(9に相当する部分)に接する三角形T2、T3の直交する2辺が9a、9bと考えることができる。
横 16a+9b=4・・・・・・式(1)
縦 9a+16b=3・・・・・・式(2)
式(1)×9−式(2)×16 を求めれば、以下となる。
175b=12 b=12/175・・・・・・式(3)
同様に、式(1)×16−式(2)×9 を求めれば、以下となる。
175a=37 a=37/175・・・・・・式(4)
式(3)(4)から、b/aを求めれば、以下となる。
b/a=12/37・・・・・・式(5)
本発明では、傾き検出手段26が、撮影光軸を中心とした角度θのデジタルカメラ10の傾きを検出すると、その検出結果に基づき中央制御回路(制御手段)14によって、具体的には中央制御回路のモード切換部14cによって液晶ディスプレイ16が静止画表示モードから動画表示モードに切換えられるように構成されている。
θ=arctan(b/a)・・・・・・式(6)
となり、θ=arctan0.324から、θ=17.97°≒18°が得られる。
つまり、デジタルカメラ10が17.97°(略18°)傾くと初期モードの静止画表示の画面表示から動画表示の画面表示に切換えられる。
しかしながら、本発明はアスペクト比(横縦比)4:3の液晶ディスプレイ16に限定されず、それ以外の横縦比の液晶ディスプレイに本発明を応用することも可能であり、ハイビジョンTVサイズ以外のアスペクト比の表示装置に対応させることもできる。
図8における式(1)〜(5)における数値を4→X、3→Y、16→H、9→Tと置き換えればいいから、式(1)〜(5)は以下の式(11)〜(15)となる。
H・a+T・b=X・・・・・・式(11)
T・a+H・b=Y・・・・・・式(12)
(T・T−H・H)・b=T・X−H・Y b=(T・X−H・Y)/(T・T−H・H)・・・・・・式(13)
(T・T−H・H)・a=T・Y−H・X a=(T・Y−H・X)/(T・T−H・H)・・・・・・式(14)
b/a=(T・X−H・Y)/(T・Y−H・X)・・・・・・式(15)
したがって、動画表示モード時の角度θは
θ=arctan((T・X−H・Y)/(T・Y−H・X))・・・・・・式(16)
となる。
傾き検出手段26は、ホール素子26a、磁石26bを組み合わせ、デジタルカメラ10の傾きに磁石の磁界変化をホール素子が検出するようになっている。
すなわち、略ヘの字形状の支持腕部26cが水平配置された軸26dに回動自在に支持され、部分環状の永久磁石26bが支持腕部の先端に保持され、ホール素子26aが磁石の一部と重複する位置に置かれている。
図9(B)に示すように、デジタルカメラ10が撮影光軸を中心として傾けられると、磁石26bは回動して磁界の変化が生じ、この変化をホール素子26aが検出する。そして、ホール素子26aの検出信号が中央制御回路14に出力されてデジタルカメラの傾きが判定される。
また、撮像素子における画像の変化から、デジタルカメラ10の姿勢が変わったかどうかを判定してもよく、この場合は撮像素子が傾き検出手段として機能する。
まず、S120で再生モードが終了したかが判定され、終了していれば図5のS100に戻り、終了しておらず再生モードであれば、S121で傾き検出手段26によって撮影光軸を中心としたデジタルカメラ10の傾きが常時検出されており、その検出結果が中央処理回路14に出力されて、所定角度傾いたかが、つまり、動画アスペクト比で切り出し可能なものであるかが、S122で判定される。デジタルカメラ10が傾けられておらず、動画アスペクト比で検出可能なものでないと判定されると、S131に進んで静止画が表示される。
たとえば、静止画だけのサムネイル、動画だけのサムネイルの表示、選択によって静止画だけ、動画だけの検索を迅速、容易に楽しむことができ、撮影画像を再生、表示する楽しみが拡大される。
また、静止画、動画の混在する撮影画像から静止画、動画の対応する画像の相互の検索が容易に行なえ、対応する静止画、動画がスムースに再生、表示できる。
12 撮像手段
12a 撮影レンズ
14 中央制御回路(制御手段)
14a〜14c 静止画処理部、動画処理部、モード切換部
16 液晶ディスプレイ(表示手段)
16a 枠
16A 画面領域
18 メモリ(記録手段)
20 クロック(計時手段)
22 通信手段
24 操作判定手段
26 傾き検出手段
28 スイッチ群
28a レリーズスイッチ
Claims (6)
- 画像の表示可能状態を設定するスイッチと、
当該表示装置の機器の傾きを検出する傾き検出手段と、
画像を再生、表示する表示手段とを有する表示装置において、
上記傾き検出手段で検出された上記スイッチ操作後の表示可能状態の当該表示装置の傾きに従って静止画表示モード、動画表示モードの切換え制御を行う制御手段をさらに有することを特徴とする表示装置。 - 当該表示装置が水平にあれば初期設定として静止画表示モードとなり、当該表示装置の傾きが水平に対して所定の傾きになると、制御手段によって静止画表示モードから動画表示モードに切換えられる請求項1記載の表示装置。
- 動画表示モード時には表示手段が動画アスペクトに対応する画面領域表示となる請求項1または2記載の表示装置。
- 縦横比がY:Xの撮像素子から縦横比がT:Hの画像を切り出して動画像を撮影するとしたとき、
静止画表示モードから動画表示モードに切換わる当該表示装置の傾き角度θが、
θ=arctan((T・X−H・Y)/(T・Y−H・X))
である請求項1〜3のいずれか記載の表示装置。 - 縦横比がY:Xの撮像素子から縦横比がT:Hの画像を切り出して動画像を再生、表示する表示装置において、
当該表示装置の傾き角度θが、θ=arctan((T・X−H・Y)/(T・Y−H・X))近傍になったことを検出する傾き検出手段と、
傾き検出手段が角度θを検出すると、動画の再生、表示を開始する制御手段とを有することを特徴とする表示装置。 - 画像を撮影日時と関連づけて記録する記録手段と、
上記撮影の時系列に並べられた動画の代表シーンからなる第1のサムネイルと、上記撮影の時系列に並べられた静止画の縮小画像からなる第2のサムネイルとを切換えて表示可能な表示装置において、
上記第1、第2のサムネイルから選択した画像を拡大再生し、または、拡大再生から上記サムネイル表示に切換制御する制御手段を有し、
上記制御手段は、拡大再生からサムネイル表示に移行した時に、上記第1のサムネイルから選んだ画像の拡大再生後の第2のサムネイル、または、上記第2のサムネイルから選んだ画像の拡大再生後の第1のサムネイルが再生画像のうち撮影日時の近い画像を含むように第1、第2のサムネイルの再生を制御することを特徴とする表示装置。
Priority Applications (5)
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---|---|---|---|
JP2008317610A JP2010141737A (ja) | 2008-12-12 | 2008-12-12 | 表示装置 |
US12/635,549 US8502878B2 (en) | 2008-12-12 | 2009-12-10 | Imaging apparatus having a changeable operating mode responsive to an inclined orientation |
US13/958,747 US8823828B2 (en) | 2008-12-12 | 2013-08-05 | Imaging apparatus having a changeable operating mode responsive to changes in orientation and/or shake, and an imaging apparatus control method |
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CN106412299A (zh) * | 2016-09-29 | 2017-02-15 | 努比亚技术有限公司 | 一种终端相机的控制方法及终端 |
CN110351486A (zh) * | 2019-08-19 | 2019-10-18 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种延时拍摄方法、旋转式拍摄装置及可读存储介质 |
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