JP2010141736A - 撮像装置 - Google Patents

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JP2010141736A JP2008317609A JP2008317609A JP2010141736A JP 2010141736 A JP2010141736 A JP 2010141736A JP 2008317609 A JP2008317609 A JP 2008317609A JP 2008317609 A JP2008317609 A JP 2008317609A JP 2010141736 A JP2010141736 A JP 2010141736A
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浩一 新谷
Katsuhisa Kawaguchi
勝久 川口
Haruyuki Ishihara
晴之 石原
Osamu Nonaka
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Abstract

【課題】 縦の撮影姿勢にしてから所定時間内に横の撮影姿勢に戻すことによってモードを切換える構成は静止画、動画のモード切換に応用できない。
【解決手段】 メインスイッチがONで撮影モードに設定されていれば、傾き検出手段によってS102でデジタルカメラの傾きが検出され、傾きが動画のアスペクトを切り出し可能な角度の近傍値であればS131で中央制御回路に制御されて液晶ディスプレイが動画撮影用の表示となる。それ以外の値であれば、S121で静止画撮影用の表示となり、デジタルカメラの構えに対応して動画モード、静止画モードが切換えられる。S132、S122の動画撮影用または静止画撮影用の表示においてレリーズスイッチが操作されなければS101に戻され、S102で傾きが再度検出される。
【選択図】図10

Description

本発明は、静止画、動画の撮影機能を有するデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ付携帯電話などの撮像装置に関する。
静止画、動画の撮影機能を有するデジタルカメラ、ビデオカメラ、カメラ付携帯電話などの撮像装置においては、画像信号がデジタル化されることにより、静止画、動画がモード切換えによって容易に撮影できるようになっている。つまり、デジタル画像を連続して撮影してコマ間圧縮を行えば動画になり、連続撮影しなければ静止画になる。
静止画撮影か動画撮影をスイッチの切換えによるモード設定で決定していてはシャッターチャンスを逃すことが避けられない。そのため、静止画撮影、動画撮影を同時に行う撮像装置も知られている(たとえば、特開2005−057378号公報)。しかしながら、静止画、動画の同時撮影においては、画像のデータ量が膨大な量となるため、画像の整理が煩雑になる。そして、一般的には、スイッチによるモード切換えによって静止画、動画のモード設定をしてから静止画撮影、動画撮影が行われている。
特開2005−236883号公報には、撮影モード、再生モードが撮影姿勢で切換えられる撮像装置が記載されている。すなわち、撮像装置は撮影姿勢検知センサを内蔵し、横の撮影姿勢をとると(撮像装置を水平に構えると)撮影モードとなり、縦の撮影姿勢をとると(撮像装置を垂直に構えると)再生モードが設定される構成となっている。
また、この公開公報には、横の撮影姿勢をとると撮影モードとなり、縦の撮影姿勢にしてから所定時間内に横の撮影姿勢に戻すと再生モードとなる構成も記載されている。
特開2005−057378号公報 特開2005−236883号公報
特開2005−236883号公報記載の構成では、撮像装置を片手で保持したまま撮影モード、再生モードの切換えを行うことができる。しかしながら、撮像装置背面の液晶ディスプレイ(LCD)などの表示手段は、通常、横長画面であり、撮像装置を縦に構えると縦長の表示画面となる。そのため、撮像装置を垂直に構えると再生モードが設定される構成では、撮像装置を水平に構えて撮影した横長の撮影画像を縦長の液晶ディスプレイで再生することとなり、違和感のある見にくい表示となる。
また、縦の撮影姿勢にしてから所定時間内に横の撮影姿勢に戻して再生モードとする構成では、縦の撮影姿勢にして所定時間待機しなければならず、モード切換えに時間を要する。そして、所定時間経過前に横の撮影姿勢に戻す誤動作が生じやすい。
撮影、再生のモード切換えには格別緊急性は必要とされない。これに対して、静止画撮影、動画撮影のモード切換えに時間を要していればシャッターチャンスを逃すこととなり、静止画撮影、動画撮影のモード切換えにおいては、縦の撮影姿勢にしてから所定時間内に横の撮影姿勢に戻すことによってモードを切換える構成は応用できない。
本発明は、静止画モードと動画モードとを迅速に切換えることのできる撮像装置の提供を目的としている。
本発明では、傾き検出手段を有し、傾き検出手段の出力結果に従って静止画モードと動画モードとが切換えられる点を特徴としている。
すなわち、請求項1記載の本発明によれば、撮影可能状態を設定するスイッチと、当該撮像装置の撮影光軸中心の傾きを検出する傾き検出手段と、撮影される画像を表示する表示手段とを有する撮像装置において、上記傾き検出手段で検出された上記スイッチ操作後の撮影可能状態の当該撮像装置の傾きに従って動画モードと静止画モードとの切換え制御を行う制御手段をさらに有している。
請求項2記載の本発明によれば、撮影光軸中心の撮像装置の傾きが水平に対して所定の傾きになると、制御手段によって動画モードが選択されている。
請求項3記載の本発明によれば、動画モード時には表示手段が動画アスペクトに対応する画面領域表示となっている。
請求項4記載の本発明によれば、縦横比率がY:Xの撮像素子から縦横比率がT:Hの画像を切り出して動画像を撮影するとしたとき、静止画モードから動画モードに切換わる当該撮像装置の撮影光軸中心の傾き角度θが、
θ=arctan((T・X−H・Y)/(T・Y−H・X))
に設定されている。
請求項5記載の本発明によれば、縦横比率がY:Xの撮像素子から縦横比率がT:Hの画像を切り出して動画像を撮影する撮像装置において、当該撮像装置の撮影光軸中心の傾き角度θが、θ=arctan((T・X−H・Y)/(T・Y−H・X))近傍になったことを検出する傾き検出手段と、傾き検出手段が角度θを検出すると、静止画モードから動画モードに切換える制御手段とを有している。
請求項1記載の本発明では、撮像装置の構えに対応して静止画モード、動画モードが切換えられるから、デジタルカメラを構えるだけで重要な被写体がシャッターチャンスを逃すことなく静止画または動画として撮影できる。
請求項2記載の本発明では、撮像装置を水平に構えて静止画を撮影する状態から撮像装置を傾けるだけで動画が撮影可能となる。
請求項3記載の本発明では、動画アスペクトに従って画面領域が表示されるため、違和感をなく動画が撮影できる。
請求項4記載の本発明では、静止画モードから動画モードに切換わる撮像装置の撮影光軸中心の傾きが、撮像素子および切り出される画像の縦横比率に対応して容易に設定できる。
請求項5記載の本発明では、撮像装置の構えに対応して静止画モード、動画モードが切換えられるから、デジタルカメラを構えるだけで重要な被写体がシャッターチャンスを逃すことなく静止画または動画として撮影できるとともに、動画を撮影可能とする撮像装置の撮影光軸中心の傾きが、撮像素子および切り出される画像の縦横比率に対応して容易に設定できる。
パワースイッチがONで撮影モードに設定されていれば、傾き検出手段によってデジタルカメラの傾きが検出され、傾きが動画のアスペクトを切り出し可能な角度の近傍値であれば中央制御回路に制御されて液晶ディスプレイが動画撮影用の表示となる。それ以外の値であれば、静止画撮影用の表示となり、デジタルカメラの構えに対応して動画モード、静止画モードが切換えられる。動画撮影用または静止画撮影用の表示においてレリーズスイッチレリーズスイッチの操作がなければ、傾きが検出されて対応するモードに切換えられる。
以下図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に説明する。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施例を詳細に説明する。図1は、デジタルカメラとして具体化された本発明の一実施例に係る撮像装置の主要部の概略ブロック図を示す。
図1に示すように、デジタルカメラ(撮像装置)10は、撮像手段12、制御手段(中央制御回路)14、表示手段(ディスプレイ)16、記録手段(メモリ)18、計時手段(クロック)20、通信手段22、操作判定手段24、傾き検出手段26、スイッチ群28などを備えて構成されている。
撮像手段12は、撮影レンズ12a(図2(A)参照)やCCD、CMOSセンサなどの撮像素子12b(図6(A)参照)などからなり、被写体からの像は撮影レンズを介して撮像素子に結像され、光電変換されデジタル化されて中央制御回路14に出力される。そして、中央制御回路14で色や階調の補正や圧縮処理などの必要な画像処理が施され、たとえばJPEG形式の画像ファイルに変換されてフラッシュメモリなどの記録手段(メモリ)18に記録される。計時手段(クロック)20は撮影日時を計時し、その日時情報が撮影画像とともにメモリ18に記録されることにより、撮影画像は順序よく記録され、検索も容易になる。
撮影に先立って撮影の構図やタイミングを確認するために、撮像手段12からの画像信号は、表示手段16にスルー動画像(ライブビュー画像)として表示される。また、表示手段16には、撮影前のスルー動画像だけでなく、メモリ18内の画像信号も中央制御回路14で再生用に伸長されて表示される。
表示手段16は液晶ディスプレイ(LCD)、有機ELディスプレイなどから形成され、通常、デジタルカメラ10の背面に設けられる。
撮像手段12からの撮影画像を画像処理する中央制御回路(制御手段)14は、たとえばCPU、MPUなどからなり、静止画を処理する静止画処理部14aと、動画を処理する動画処理部14bと、静止画処理、動画処理のどちらで処理するかを判定してモードを切換えるモード切換部14cとを有し、撮影画像は静止画処理部、動画処理部で選択的に処理されてメモリ18に記録される。
通信手段22はUSB端子や無線送受信部などからなり、メモリ18に記録された撮影画像のデータは、通信手段を介してTVなどの外部の表示手段、別の撮像装置などに出力されるとともに、別の撮像装置に記録された撮影画像のデータが通信手段を介して入力される。
操作判定手段24は撮影可能状態を設定するパワースイッチ(電源スイッチ)の操作、撮影・再生モード選択などの撮影者の操作を検出し、その検出結果が中央制御回路(制御手段)14に出力され、中央制御回路においてデジタルカメラ10の撮影モードが制御され設定される。
傾き検出手段26は、撮影レンズ12aの光軸(撮影光軸)を中心としたデジタルカメラ10の傾き(傾き角度)を検出するものであり、傾き検出手段の出力結果に従って静止画撮影と動画撮影が切り換えられる点に本発明の大きな特徴がある。傾き検出手段26で検出されたデジタルカメラ10の傾きは、中央制御装置14に出力されてどちらの処理を行うかがモード切換部14cで判定され、動画処理と判定されると静止画モードから動画モードへのモード切換えがなされる。
スイッチ群28は、レリーズスイッチ28a(図3参照)、パワースイッチ(電源スイッチ)、メニューキー、決定キー(OKキー)、ズームスイッチ(ズームSW)、モードキーなどからなり、スイッチが操作されると、操作判定手段24によってそのスイッチ操作が検出されてスイッチ操作に対応した処理が中央制御回路14の制御のもとで設定される。
図2(A)(B)はデジタルカメラを水平または傾けて構えた撮影の態様、図3(A)(B)はデジタルカメラを水平または傾けて構えた場合の液晶ディスプレイのライブビュー画像をそれぞれ示す。
撮影モードにおいて傾き検出手段26はデジタルカメラの傾きを常時検出しており、デジタルカメラ10を水平に構えれば静止画モードで撮影され、デジタルカメラの傾きが所定の角度を越えると静止画モードから動画モードにすぐに切換えられる。
図2(A)、図3(A)に示すように、撮影レンズ12aの光軸(撮影光軸)を中心にデジタルカメラ10を回転させずに、デジタルカメラを水平に構えると(横に構えると)、横長の液晶ディスプレイ16の全面を使用して静止画のライブビュー画像が表示される。
これに対して、図2(B)に示すように、撮影光軸を中心にデジタルカメラ10を回転させて、デジタルカメラを水平位置から傾けて構えると、その傾き(傾き角度)を傾き検出手段26が検出し、検出した傾き角度が所定の角度の越えたと中央制御回路14が判定すると、静止画モードから動画モードに切換えられる。図3(B)に示すように、デジタルカメラ10を傾けた動画モードでは液晶ディスプレイ16も傾斜するが、動画用のアスペクト比の枠16aが液晶ディスプレイに現れ、動画モードであることを示すサイン16b、たとえば、ビデオカメラを表すマークが液晶ディスプレイの余白部(枠16aの枠外)に表示される。ビデオカメラを表すマークを点滅させて、動画モードを強調してもよい。
図4(A)〜(C)はデジタルカメラで撮影された画像を楽しむ態様をそれぞれ示す。
撮影画像は図4(A)に示すようにデジタルカメラ背面の液晶ディスプレイ16に表示して撮影直後に楽しんだり、図4(B)に示すように外部のTV画面に表示してみんなで同時に楽しんだり、図4(C)に示すようにプリントアウトして後日ゆっくり楽しむ場合などが想定される。このように、デジタル画像は様々な再生方法が考えられ、TVなら動画が好ましく、プリントだと静止画が好ましい。つまり、様々な再生方法に対応し、多用な撮影を簡単にできることが、今後のデジタルカメラの必須条件となる。
図4(B)のようにTVでの表示においては、近年、TVがハイビジョン化していることから、その画質で表示できれば好ましい。つまり、フルハイビジョン(フルHD)でも1920×1080画素の画質があればよく、これは2メガの画素数に相当し、一般の静止画撮影時の1000万画素(10M)などより少ない値でよいこととなる。
これに対して、静止画にはこのような出力時の制約がなく、図4(C)に示すようにアルバムに貼るような小さなサイズ(例えば、手札サイズ、ポストサイズ)から、ポスターにして貼るような大きなサイズ(例えば、半切サイズ)の用途までを想定する必要があり、静止画時の画質は一般に高い方が好ましい。
本発明では、動画再生においては、TVでの再生を想定するため画面アスペクト比が16:9に規定されており、このような制限を考慮しても、図3(B)のような撮影領域16aのもとで画質が十分で縦横比も適切で、画角の制限もない撮影が可能となる。また、TVの再生を前提とすると、横長構図に限定してもよいという考え方が動画撮影で成立する。そのため、本発明では、動画撮影時には、最適な限られた領域を使って撮影される。
図5(A)(B)は動画撮影時の液晶ディスプレイのライブビュー画像をそれぞれ示す。
動画撮影時においては被写体が動くため、周辺に写るものまでを考慮する余裕はなく、ユーザーはそれを確認する余裕もない場合が多い。そのため、図5(A)に示すように、周辺を犠牲として対象とする被写体の写る中央部を拡大して表示させてもよい。
再生時についていえば、図5(B)のように、傾けなくても所定のアスペクト比の動画を再生するようにしてもよい。
図6(A)(B)は静止画撮影時の撮像素子、デジタルカメラの関係をそれぞれ示す。
図6(A)において、撮像手段の撮像素子12bは静止画用にアスペクト比4:3とされ、10Mの画素数を持っている。図6(A)(B)に示すように、撮影レンズ12aの光軸(撮影光軸)を中心として回転させずにデジタルカメラ10を水平に構えれば、撮像素子12bは横長とされ、撮像素子12bの全域を使用して静止画の撮影が行われる。なお、図示しないがデジタルカメラ10を垂直に構えれば、撮像素子12bは縦長となり、この場合も撮像素子の全域を使用して静止画の撮影が行われる。
なお、図6(A)の上下左右の白い部分は撮像素子の余白部を示し、画素はあるが使用していない部分である。
図7(A)(B)は動画撮影時の撮像素子とデジタルカメラの関係をそれぞれ示す。
図7(A)(B)に示すように、デジタルカメラ10を傾け、動画モードに切換えてアスペクト比16:9の撮像領域12b−1を取り出しても、水平方向の画角をほとんど変える必要はない。そして、撮像素子12bは10Mの画素数を持つため、撮像領域が1/5にならない限り2M以上の画素数が得られ、フルハイビジョンTVの画質が確保される。つまり、撮像領域12bの四隅の僅かな部分を犠牲にする切り出しのもとで、フルハイビジョンTVの画質に対応する動画用のアスペクト比16:9の撮像領域12b−1が得られる。
図8はアスペクト比4:3の画面を傾けた状態でアスペクト比16:9の撮像領域を得られる傾き角度を求める模式図を示す。
X方向に4、Y方向に3として、横長の撮像素子12の横縦比を4:3とし、横縦比16:9の斜めの撮像領域(網掛け部;長方形画面)12b−2を切り出すときの傾き(傾き角度)θを求める。
図示の三角形T1、T2の1つの角α1、α2、それらの角に挟まれた撮像領域12b−2の角の和が直線(180°)になることから、撮像素子12の隅に現れる三角形T1、T2は相似形であり、三角形T2、T3が同一形であることが分かる。
三角形T1、T2、T3の一辺を形成するのが16:9の網掛け部12b−2だから、網掛け部の長辺(16に相当する部分)に接する三角形T1の直交する2辺が16a、16b、網掛け部の短辺(9に相当する部分)に接する三角形T2、T3の直交する2辺が9a、9bと考えることができる。
水平画面における撮像素子12の横縦比が4:3であるから、以下の式が成立する。
横 16a+9b=4・・・・・・式(1)
縦 9a+16b=3・・・・・・式(2)
式(1)×9−式(2)×16 を求めれば、以下となる。
175b=12 b=12/175・・・・・・式(3)
同様に、式(1)×16−式(2)×9 を求めれば、以下となる。
175a=37 a=37/175・・・・・・式(4)
式(3)(4)から、b/aを求めれば、以下となる。
b/a=12/37・・・・・・式(5)
bとaとの比は三角形T1の直交する辺の長さの比に相当し、動画を撮影する場合の傾き角度θがbとaとの比から求められる。つまり、この角度θだけ撮像素子12、具体的にはデジタルカメラ10が撮影光軸を中心として傾いたとき、液晶ディスプレイ16が図3(B)に示す動画撮影用の画面表示となって動画モードに切換わればよい。
本発明では、傾き検出手段26が、撮影光軸を中心とした角度θのデジタルカメラ10の傾きを検出すると、その検出結果に基づき中央制御回路(制御手段)14によって、具体的には中央制御回路のモード切換部14cによって静止画モードから動画モードに切換えられるように構成されている。
実施例では、図2に示すようにデジタルカメラ10が撮影者から見て左上がりに傾けられる場合、いいかえると、デジタルカメラが撮影者から見て撮影光軸を中心として反時計方向に回転されて傾けられる場合を想定している。しかし、これとは逆に、左下がりに(時計方向に)傾けて-θの傾きが検出されたとき、静止画モードから動画モードに切換えてもよいことはいうまでもない。
図8のtanθを求めれば、tanθ=b/aだから、
θ=arctan(b/a)・・・・・・式(6)
となり、θ=arctan0.324から、θ=17.97°≒18°が得られる。
つまり、デジタルカメラ10が17.97°(略18°)傾くと動画モードに切換えられて、図3(B)に示すようなビデオカメラの絵16bが液晶ディスプレイ16に表示される。
θ=17.97°≒18°に厳密にこだわる必要はなく、その近傍の傾きを検出したとき動画モードに切換えてもよい。
図9(A)(B)は傾き検出手段による傾きの検出方法の一例を示す。
傾き検出手段26は、ホール素子26a、磁石26bを組み合わせ、デジタルカメラ10の傾きに磁石の磁界変化をホール素子が検出するようになっている。
すなわち、略ヘの字形状の支持腕部26cが水平配置された軸26dに回動自在に支持され、部分環状の永久磁石26bが支持腕部の先端に保持され、ホール素子26aが磁石の一部と重複する位置に置かれている。
傾けることなくデジタルカメラ10が水平に構えられれば、磁石26bは重量のために水平な軸26dの回りを回動して垂れ下がり、図9(A)に示すように、左右のバランスから磁石の中央がホール素子26aと整列する。
図9(B)に示すように、デジタルカメラ10が撮影光軸を中心として傾けられると、磁石26bは回動して磁界の変化が生じ、この変化をホール素子26aが検出する。そして、ホール素子26aの検出信号が中央制御回路14に出力されてデジタルカメラの傾きが判定される。
ホール素子、磁石を組み合わせた上記傾き検出手段は一例であり、手ぶれ検出用のジャイロや水銀スイッチを傾き検出手段としてもよい。
また、撮像素子における画像の変化から、デジタルカメラ10の姿勢が変わったかどうかを判定してもよく、この場合は撮像素子が傾き検出手段として機能する。
図10は本発明のデジタルカメラによる撮影制御のフローチャートを示す。
まず、S100でパワースイッチ(電源スイッチ)の操作状態を判定し、パワースイッチがONに操作されていればS101に進み、撮影モードに設定されていればS102に進む。
撮影モード以外でなければS111に分岐し、S111で再生モードが設定されているか否か判定される。再生モードでなければS101に戻り、再生モードであればS112に進んで選択された撮影画像が再生される。次に、S113で再生画像を送信するか否かが判定され、送信するのであれば、再生中または選択された再生画像がS114で通信手段22によって送信され、再生画像の送信が終わるとS110に戻る。
撮影モードであればS102で傾き検出手段26によって撮影光軸を中心としたデジタルカメラ10の傾きが常時検出され、その検出結果が中央処理回路14に出力されて判定される(S103)。
動画のアスペクトが切り出し可能な角度θ(または−θ)の近傍になったことが中央処理回路14によって判定されると、S131に進み、液晶ディスプレイ16が図3(B)示す動画撮影用の表示となる。動画撮影時は、動画撮影中に振動などで急に静止画になると困るため、動画撮影中は傾き検出を行わなくてもよい。静止画でも連写中などでは、傾き検出は省エネのため、行わなくてもよい。
それから、S132に進み、S132でレリーズスイッチ28aの入力が判定されると、S133で動画撮影が開始される。動画撮影では、コマ間圧縮を伴う画像処理を施しながら画像信号がメモリ18に記録されており、複雑な処理であるため、画素数を極力少なくするように、図8の斜めの撮像領域(網掛け部)12b−2の画素から間引きや画素加算を行ってハイビジョンTVの画質相当の画素の像信号のみが中央処理回路の動画処理部14bに入力される。
S132でレリーズスイッチ28aがすぐに操作されなければ、S101に戻る。そのため、液晶ディスプレイ16が動画撮影用の表示であってもレリーズスイッチ28aを押すことなくデジタルカメラ10を水平にもどせば、S102で傾きが検出されて静止画モードに切換わり、静止画が速やかに撮影できる。
レリーズスイッチ28aが押されて動画撮影された後、レリーズスイッチの操作がS134で判定され、レリーズスイッチが再度操作されるまで動画が継続して撮影される。S134でレリーズスイッチ28aの操作が検出されると、動画撮影が終了し(S135)、S100に戻る。
傾き検出手段26で検出された傾きが所定の角度以外の値であれば、S103からS121に分岐し、液晶ディスプレイ16は静止画撮影用の表示となる(図3(A)参照)。そして、S122でレリーズスイッチ28aの操作が判定され、レリーズスイッチ28aがすぐに押されれば静止画が撮影され(S123)、例えば10Mの画素をそのまま使ってポスターサイズにも耐えられる画質の圧縮を行って静止画がメモリ18に記録される。S123での静止画の撮影が終了すると、S100に戻る。また、S122でレリーズスイッチ28aの操作がなければ、S101に戻る。
S121で液晶ディスプレイ16が静止画撮影用の表示となってから、デジタルカメラ10をすぐに垂直に構えてレリーズスイッチ28aを押せば、S123において縦構図の静止画が撮影される。これは動画用の傾きとは異なる角度だからである。
S122でレリーズスイッチ28aをすぐに押さないで間をおけば、S101に戻り、S102で傾きが検出される。そのため、液晶ディスプレイ16が静止画撮影用の表示であってもレリーズスイッチ28aを押すことなくデジタルカメラ10を傾ければ、S102で傾きが検出されて動画モードに切換わり、静止画モードで構えているときでも動画撮影が速やかに撮影できる。
このように本発明によれば、デジタルカメラ10の構えに対応して動画モード、静止画モードの切換えが可能となり、デジタルカメラを構えるだけで重要な被写体がシャッターチャンスを逃すことなく静止画または動画として撮影できる。
また、静止画、動画のモード切換えがデジタルカメラ10を片手で掴んだままできるから、例えば水中撮影や雪山撮影のように、別の手に何か(ライト、ストック、ピッケル)を保持したり、手袋を付けていて細かい操作が不自由な場合でも、動画撮影、静止画撮影が片手操作で支障なく行える。
デジタルカメラ10を傾けるだけで動画が撮影可能となり、動画モードにおいて動画アスペクトにしたがって画面領域が表示されるため、違和感なく動画が撮影できる。
本発明ではデジタルカメラ10の構えに対応して動画モード、静止画モードの切換えが可能となっている。しかしながら、デジタルカメラのスイッチ群28はメニューキー、決定キー(OKキー)、モードキーなどを有しているから、これらのスイッチ操作によってモード切換えが行ってもよく、撮影者はデジタルカメラを回転させ傾けて行うモード切換えと、スイッチ操作によるモード切換えを選択することができる。
たとえば、傾き検出手段26の機能をオン、オフする傾き検出手段用のスイッチを設け、このスイッチはパワースイッチのオンによって自動的にオンとなるノーマルオンスイッチとされ、このスイッチをオフに切換えると初期モードとして静止画モードが設定される。そして、モードキーなどを操作することによって、静止画モードから動画モードへのモード切換えを行ってもよい。
図8では、アスペクト比(横縦比)4:3の撮像素子12aから16:9の画像を切り出して動画にする場合の傾きについて述べている。
しかしながら、本発明はアスペクト比(横縦比)4:3の撮像素子12aに限定されず、それ以外の横縦比の撮像素子に本発明を応用することも可能であり、ハイビジョンTVサイズ以外のアスペクト比の表示装置に対応させることもできる。
X:Yのアスペクト比(横縦比)の撮像素子から、H:Tのアスペクト比(横縦比)の画像を切り出す場合の汎用式は以下のようになる。
図8における式(1)〜(5)における数値を4→X、3→Y、16→H、9→Tと置き換えればいいから、式(1)〜(5)は以下の式(11)〜(15)となる。
H・a+T・b=X・・・・・・式(11)
T・a+H・b=Y・・・・・・式(12)
(T・T−H・H)・b=T・X−H・Y b=(T・X−H・Y)/(T・T−H・H)・・・・・・式(13)
(T・T−H・H)・a=T・Y−H・X a=(T・Y−H・X)/(T・T−H・H)・・・・・・式(14)
b/a=(T・X−H・Y)/(T・Y−H・X)・・・・・・式(15)
したがって、動画撮影時の角度θは
θ=arctan((T・X−H・Y)/(T・Y−H・X))・・・・・・式(16)
となる。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
たとえば、実施例ではデジタルカメラとして撮像装置を具体化しているが、本発明の対象となる撮像装置はデジタルカメラに限定されず、たとえば、デジタルビデオカメラはもちろん、デジタルカメラの機能を持つ携帯電話、ノートパソコンなどのデジタルカメラ付モバイルツールなども本発明でいう撮像装置に含まれる。
上記のように、本発明によれば、撮像装置の構えに対応して動画モード、静止画モードが切換えられるから、撮像装置を構えるだけで重要な被写体がシャッターチャンスを逃すことなく静止画、動画として撮影できる。
本発明は、液晶ディスプレイのような表示手段を持つデジタルカメラなどの撮像装置に広範囲に応用できる。
デジタルカメラとして具体化された本発明の一実施例に係る撮像装置の主要部の概略ブロック図を示す。 (A)(B)はデジタルカメラを水平または傾けて構えた撮影の態様をそれぞれ示す。 (A)(B)はデジタルカメラを水平または傾けて構えた場合の液晶ディスプレイのライブビュー画像をそれぞれ示す。 (A)(B)(C)はデジタルカメラで撮影された画像を楽しむ態様をそれぞれ示す。 (A)(B)は動画撮影時の液晶ディスプレイのライブビュー画像をそれぞれ示す。 (A)(B)は静止画撮影時の撮像素子、デジタルカメラの関係をそれぞれ示す。 (A)(B)は動画撮影時の撮像素子とデジタルカメラの関係をそれぞれ示す。 アスペクト比4:3の画面を傾けた状態でアスペクト比16:9の撮像領域を得られる傾き角度を求める模式図を示す。 傾き検出手段による傾きの検出方法の一例を示す。 本発明のデジタルカメラによる撮影制御のフローチャートを示す。
符号の説明
10 デジタルカメラ(撮像装置)
12 撮像手段
12a 撮影レンズ
12b 撮像素子
14 中央制御回路(制御手段)
14a〜14c 静止画処理部、動画処理部、モード切換部
16 液晶ディスプレイ(表示手段)
18 メモリ(記録手段)
20 クロック(計時手段)
22 通信手段
24 操作判定手段
26 傾き検出手段
28 スイッチ群
28a レリーズスイッチ

Claims (5)

  1. 撮影可能状態を設定するスイッチと、当該撮像装置の撮影光軸中心の傾きを検出する傾き検出手段と、撮影される画像を表示する表示手段とを有する撮像装置において、
    上記傾き検出手段で検出された上記スイッチ操作後の撮影可能状態の当該撮像装置の傾きに従って動画モードと静止画モードとの切換え制御を行う制御手段をさらに有することを特徴とする撮像装置。
  2. 撮影光軸中心の撮像装置の傾きが水平に対して所定の傾きになると、制御手段によって動画モードとなる請求項1記載の撮像装置。
  3. 動画モード時には表示手段が動画アスペクトに対応する画面領域表示となる請求項1または2記載の撮像装置。
  4. 縦横比率がY:Xの撮像素子から縦横比率がT:Hの画像を切り出して動画像を撮影するとしたとき、
    静止画モードから動画モードに切換わる当該撮像装置の撮影光軸中心の傾き角度θが、
    θ=arctan((T・X−H・Y)/(T・Y−H・X))
    である請求項1〜3のいずれか記載の撮像装置。
  5. 縦横比率がY:Xの撮像素子から縦横比率がT:Hの画像を切り出して動画像を撮影する撮像装置において、
    当該撮像装置の撮影光軸中心の傾き角度θが、θ=arctan((T・X−H・Y)/(T・Y−H・X))近傍になったことを検出する傾き検出手段と、
    傾き検出手段が角度θを検出すると、静止画モードから動画モードに切換える制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016082352A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 キヤノン株式会社 撮像装置、および、撮像装置の制御方法
JP2016151619A (ja) * 2015-02-16 2016-08-22 キヤノン株式会社 ブレ補正装置及びその制御方法

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