JP5680129B2 - 撮像装置、撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法 Download PDF

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本発明は、静止画、動画の撮影機能を有するデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ付携帯電話などの撮像装置、撮像装置の制御方法に関する。
静止画、動画の撮影機能を有するデジタルカメラ、ビデオカメラ、カメラ付携帯電話などの撮像装置においては、画像信号がデジタル化されることにより、静止画、動画がモード切換えによって容易に撮影できるようになっている。つまり、デジタル画像を連続して撮影してコマ間圧縮を行えば動画になり、連続撮影しなければ静止画になる。
静止画撮影、動画撮影をスイッチの切換えによるモード設定で決定していてはシャッターチャンスを逃すことが避けられない。そのため、静止画撮影、動画撮影を同時に行う撮像装置も知られている(たとえば、特開2005−057378号公報)。しかしながら、静止画、動画の同時撮影においては、画像のデータ量が膨大な量となるため画像の整理が煩雑になる。そのため、一般的には、スイッチによるモード切換えによって静止画、動画のモード設定をしてから静止画撮影、動画撮影が行われている。
特開2005−236883号公報には、撮影モード、再生モードが撮影姿勢で切換えられる撮像装置が記載されている。すなわち、撮像装置は撮影姿勢検知センサを内蔵し、横の撮影姿勢をとると(撮像装置を水平に構えると)撮影モードとなり、縦の撮影姿勢をとると(撮像装置を垂直に構えると)再生モードが設定される構成となっている。
また、この公開公報には、横の撮影姿勢をとると撮影モードとなり、縦の撮影姿勢にしてから所定時間内に横の撮影姿勢に戻すと再生モードとなる構成も記載されている。
特開2005−057378号公報 特開2005−236883号公報
特開2005−236883号公報記載の構成では、撮像装置を片手で保持したまま撮影モード、再生モードの切換えを行うことができる。しかしながら、撮像装置背面の液晶ディスプレイ(LCD)などの表示手段は、通常、横長画面であり、撮像装置を縦に構えると縦長の表示画面となる。そのため、撮像装置を垂直に構えると再生モードが設定される構成では、撮像装置を水平に構えて撮影した横長の撮影画像を縦長の液晶ディスプレイで再生することとなり、違和感のある見にくい表示となる。
また、縦の撮影姿勢にしてから所定時間内に横の撮影姿勢に戻して再生モードとする構成では、縦の撮影姿勢にして所定時間待機しなければならず、モード切換えに時間を要する。また、所定時間経過前に横の撮影姿勢に戻す誤動作が生じやすい。
撮影、再生のモード切換えには格別緊急性は必要とされない。これに対して、静止画撮影、動画撮影のモード切換えに時間を要していればシャッターチャンスを逃すこととなり、静止画撮影、動画撮影のモード切換えにおいては、縦の撮影姿勢にしてから所定時間内に横の撮影姿勢に戻すことによってモードを切換える構成は応用できない。
本発明は、静止画モード、動画モードを迅速に設定できる撮像装置の提供を目的としている。
請求項1記載の本発明によれば、撮像装置の傾きを検出する傾き検出手段と、撮影される画像を表示する表示手段とを有する撮像装置において、撮像装置が回転されて傾けられた状態を傾き検出手段が検出すると、切換えられて設定されるモードを示すサインを表示手段の余白部に表示して、撮像装置の傾きのない状態での撮影モードの切換え制御を行い、撮像装置が逆方向に傾けられた状態を傾き検出手段が検出すると、切換えられた撮影モードを解除する制御手段をさらに有している。
請求項記載の本発明によれば、撮像装置の傾きを検出する傾き検出手段と、手ブレセンサーと、撮影される画像を表示する表示手段とを有する撮像装置において、撮像装置が回転されて傾けられた状態を傾き検出手段が検出すると、切換えられて設定されるモードを示すサインを表示手段の余白部に表示して、撮像装置の傾きのない状態での撮影モードの切換え制御を行い、撮像装置が上下方向に振られたことを手ブレセンサーが検出すると、切換えられた撮影モードを解除する制御手段をさらに有している
請求項記載の本発明によれば、撮像装置の傾きを検出する傾き検出手段と、撮影される画像を表示する表示手段とを有する撮像装置の制御方法において、撮像装置が回転されて傾けられた状態を傾き検出手段が検出すると、切換えられて設定されるモードを示すサインを表示手段の余白部に表示して、撮像装置の傾きのない状態での撮影モードを切換えるステップと、撮像装置が逆方向に傾けられたことを傾き検出手段が検出すると、切換えられた撮影モードを解除するステップとを具備している。
請求項10記載の本発明によれば、撮像装置の傾きを検出する傾き検出手段と、手ブレセンサーと、撮影される画像を表示する表示手段とを有する撮像装置の制御方法において、撮像装置が回転されて傾けられた状態を傾き検出手段が検出すると、切換えられて設定されるモードを示すサインを表示手段の余白部に表示して、撮像装置の傾きのない状態での撮影モードを切換えるステップと、撮像装置が上下方向に振られたことを手ブレセンサーが検出すると、切換えられた撮影モードを解除するステップとを具備している。
本発明では、撮像装置が回転されて傾けられると、切換えられて設定されるモードを示すサインを表示手段の余白部に表示しているため、切換えられて設定されるモードが認識できる。
デジタルカメラとして具体化された本発明の一実施例に係る撮像装置の主要部の概略ブロック図を示す。 (A)〜(E)はデジタルカメラを水平、垂直または傾けて構えた撮影の態様を示す。 (A)(B)(C)はデジタルカメラを水平または傾けて構えた場合の液晶ディスプレイのライブビュー画像をそれぞれ示す。 (A)(B)(C)はデジタルカメラで撮影された画像を楽しむ態様をそれぞれ示す。 アスペクト比(横縦比)4:3の画面を傾けた状態でアスペクト比(横縦比)16:9の撮像領域を得られる傾き角度を求める模式図を示す。 傾き検出手段による傾きの検出方法の一例を示す。 本発明のデジタルカメラによる撮影制御のフローチャートを示す。 (A)〜(E)は本発明の別実施例(実施例2)においてデジタルカメラを水平、垂直または傾けて構えた撮影の態様をそれぞれ示す。 (A)〜(C)は本発明の別実施例(実施例2)においてデジタルカメラを水平、垂直または傾けて構えた撮影の態様をそれぞれ示す。 (A)(B)は本発明の別実施例(実施例2)においてデジタルカメラを水平、垂直または傾けて構えた撮影の態様をそれぞれ示す。 本発明の実施例2に係るデジタルカメラによる撮影制御のフローチャートを示す。 (A)(B)(C)は、本発明の実施例2に係るデジタルカメラを傾けてモード切換えした場合の液晶ディスプレイのライブビュー画像をそれぞれ示す。
撮像装置は、レリーズスイッチの操作時において傾き検出手段が検出した撮像装置の撮影光軸中心の傾きに従って静止画モードと動画モードとの撮影モードの切換え制御を行う制御手段を有し、制御手段は、傾き検出手段で検出された撮像装置の傾きが所定値を越えていれば初期設定の静止画モードから動画モードに切換え、撮像装置の傾きが解消されると、動画撮影を開始するように制御している。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施例を詳細に説明する。図1は、デジタルカメラとして具体化された本発明の一実施例に係る撮像装置の主要部の概略ブロック図を示す。図1に示すように、デジタルカメラ(撮像装置)10は、撮像手段12、制御手段(中央制御回路)14、表示手段16、記録手段(メモリ)18、計時手段(クロック)20、通信手段22、操作判定手段24、傾き検出手段26、スイッチ群28、ストロボ手段30などを備えて構成されている。
撮像手段12は、撮影レンズ12a(図2(A)参照)やCCD、CMOSセンサなどの撮像素子12bなどからなり、被写体からの像は撮影レンズを介して撮像素子に結像され、光電変換されてデジタル化されて中央制御回路14に出力される。そして、中央制御回路14で色や階調の補正や圧縮処理などの必要な画像処理が施され、たとえば静止画ではJPEG形式、動画ではH.264形式等の画像ファイルに変換されてフラッシュメモリなどの記録手段(メモリ)18に記録される。計時手段(クロック)20は撮影日時を計時し、その日時情報が撮影画像とともにメモリ18に記録されることにより、撮影画像は順序よく記録され、検索も容易になる。クロック(計時手段)20はストップウォッチ機能を持ち、デジタルカメラ10を傾けたままの時間がクロックによって計時される。
撮影に先立って撮影の構図やタイミングを確認するために、撮像手段12からの画像信号は、表示手段16にライブビュー画像(スルー動画像)として表示される。また、表示手段16には、撮影前のスルー動画像だけでなく、メモリ18内の画像信号も中央制御回路14で再生用に伸長されて表示される。表示手段16は液晶ディスプレイ(LCD)、有機ELディスプレイなどから形成され、通常、デジタルカメラ10の背面に設けられる。
撮像手段12からの撮影画像を画像処理する中央制御回路(制御手段)14は、たとえばCPU、MPUなどからなり、静止画を処理する静止画処理部14aと、動画を処理する動画処理部14bと、静止画処理、動画処理のどちらで処理するかを判定して撮影モードを切換えるモード切換部14cとを有し、撮影画像は静止画処理部、動画処理部で選択的に処理されてメモリ18に記録される。
通信手段22はUSB端子や無線送受信部などからなり、メモリ18に記録された撮影画像のデータは、通信手段を介してTVなどの外部の表示手段、別の撮像装置などに出力されるとともに、別の撮像装置に記録された撮影画像のデータが通信手段を介して入力される。
操作判定手段24は撮影可能状態を設定するパワースイッチ(電源スイッチ)の操作、レリーズスイッチ28a(図2(B)参照)の操作、撮影・再生モード選択などの撮影者の操作を検出し、その検出結果が中央制御回路14に出力され、中央制御回路においてデジタルカメラ10の撮影モードが制御され設定される。
傾き検出手段26は、撮影レンズ12aの光軸(撮影光軸)を中心としたデジタルカメラ10の傾き(傾き角度)を検出するものであり、レリーズスイッチ28aの操作時における傾き検出手段の出力結果に従って静止画モード、動画モードなどが切換えられる点に本発明の大きな特徴がある。傾き検出手段26で検出されたレリーズスイッチ操作時のデジタルカメラ10の傾きは、中央制御装置14に出力されて静止画、動画のどちらの処理を行うかが中央制御装置のモード切換部14cで判定され、動画処理と判定されれば動画処理部14bで、動画処理と判定されなければ静止画処理部14aで、撮影画像がそれぞれ処理されてメモリ18に記録される。
スイッチ群28は、レリーズスイッチ28a(図2(B)参照)、パワースイッチ(電源スイッチ)、メニューキー、決定キー(OKキー)、ズームスイッチ(ズームSW)、モードキーなどからなり、スイッチが操作されると、操作判定手段24によってそのスイッチ操作が検出されてスイッチ操作に対応した処理が中央制御回路14の制御のもとで設定される。
ストロボ手段30の発光は中央制御回路14が制御しており、発光させて撮影するか否かが被写体の明るさに応じて中央制御回路で判定される。なお、動画撮影の場合、パルス的なストロボ光では被写体への照射が連続してできないため、LED光源などが利用される。
静止画撮影、動画撮影されてメモリ18に記録された画像は、中央制御回路14で再生処理されてデジタルカメラ背面の液晶ディスプレイ(表示手段)16に表示されて撮影された結果が直ちに確認される。また、撮影画像は通信手段22を介してTVなどの外部の表示手段にデジタルカメラ10を接続することによって再生、表示できる。
図2(A)〜(E)はデジタルカメラを水平、垂直または傾けて構えた撮影の態様を示す。
本発明では、デジタルカメラカメラの構え(具体的にはデジタルカメラカメラの傾き)、レリーズスイッチ28aの操作に対応して静止画撮影、動画撮影が可能となるように構成されている。
デジタルカメラ10を横に構えて(水平に構えて)レリーズスイッチ28aを押し込むと、静止画を撮影する静止画モードが初期モードとして設定される。
そして、デジタルカメラ10を所定角度傾けてから(図2(A)参照)、レリーズスイッチ28aを押せば(図2(B)参照)、初期モードの静止画モードから動画モードに切換えられる。この傾けた状態で撮影が開始されると撮影画像が傾いた画像となるため、レリーズスイッチ28aを押したままデジタルカメラ10を水平に戻して(図2(C)参照)その傾きを解消すると撮影が開始されるように、中央制御回路14によって制御されている。
静止画モードから動画モードに切換えられるデジタルカメラ10の傾きとしてハイビジョンTVに合わせたアスペクト比(横縦比)16:9の画像が、デジタルカメラ10とともに傾いた表示手段(液晶ディスプレイ)16の画面内の対角線方向で最大に表示される傾き角度を想定できる。そして、この傾き角度(所定の傾き)を越えると動画モードに切換えられ、水平位置方向に戻されると動画撮影が開始される。水平に戻されてから撮影が開始されるのでなく、所定の傾きを越えて傾けてから水平位置方向に戻されると直ちに撮影を開始することにより、撮影開始までのタイムラグを最小に抑えられる。
レリーズスイッチ28aを押してもデジタルカメラ10が水平に戻されるまで撮影を開始しない構成ではタイムラグが生じる。このタイムラグは0.1秒程度の僅かな時間であり、動画撮影においては通常少なくとも数秒間撮影するため、最初の0.1秒程度のタイムラグは誤差範囲として無視しても現実上支障ない。
0.1秒程度のタイムラグが気になるのであれば、撮影モードを切換えるモードキーを動画モードに切換えて撮影すればよい。つまり、通常はオンに設定されている傾き検出手段26のオン・オフ切換えスイッチをオフに切換えるとともに、モードキーを動画モードに切換えれば、動画撮影がレリーズスイッチ28aを押すとともに開始され、レリーズスイッチ操作後のタイムラグなしで撮影できる。
デジタルカメラ10が傾いたままでは撮影を開始せず、斜めの動画画像を撮影しないのは、たとえばハイビジョンTVなどの外部の表示装置で映像を再生したとき、撮影した動画画像が斜めであれば不自然で見難いためである。
動画撮影でなければ、図2(D)に示すように、デジタルカメラ10を水平に戻して傾きを解消してからレリーズスイッチ28aを押せば、静止画が即座に撮影される。また、図2(E)に示すように、デジタルカメラ10を垂直に構えてレリーズスイッチ28aを押した場合も、静止画が即座に撮影される。
静止画の撮影は一瞬のシャッターチャンスを逃さないで撮影することが重要であり、デジタルカメラ10を水平または垂直に構えたままレリーズスイッチ28aを押せば撮影され、タイムラグは極力少なくしている。
図2(B)〜(D)では、デジタルカメラ10を傾けてレリーズスイッチ28aをオンにして動画モードが設定可能にした後も、レリーズスイッチを押し続けて、水平にして傾きを解消してからのレリーズスイッチの操作を省略している。しかしながら、レリーズスイッチ28aを押し続けたままデジタルカメラ10を水平に戻すことなく、水平に戻す前にレリーズスイッチ28aを一旦オフにしてもよい。そして、水平に戻して傾きを解消してからレリーズスイッチを再度オンにすると、動画モードが確定して動画撮影を開始してもよいし、デジタルカメラを水平に戻して傾きが解消されると、動画モードが確定して動画撮影を直ちに開始させてもよい。
いずれにせよ、レリーズスイッチ28aのどの操作のもとで動画撮影を開始するかはユーザーが選べるようにすれば良い。このような切換は、たとえばタッチパネルや十字キーなどの操作に従って、中央制御回路10の制御のもとで適切に設定できる。
なお、デジタルカメラ10を図2(E)のように縦に構えた場合には、静止画には相応しくとも動画には相応しくないので、レリーズスイッチ28aの押し込みによって静止画撮影が行われる。
図3(A)(B)(C)はデジタルカメラを水平または傾けて構えた場合の液晶ディスプレイのライブビュー画像をそれぞれ示す。
パワースイッチを入れて(オンにして)デジタルカメラ10を水平に構えると(横に構えると)、図3(A)に示すように横長の液晶ディスプレイ16の全面を使用してライブビュー画像が表示される。そして、ライブビュー画像(被写体像)に合成された形態で回転方向(傾け方向)を示すモード表示16cが液晶ディスプレイ16に表示される。ここでいう回転とは、水平な状態から撮影レンズ12aの光軸中心の回りでデジタルカメラ10を図2(A)のように回転し傾けることをいい、図2(A)では撮影者から見て撮影レンズの光軸中心の回りで時計方向に(被写体側から見て反時計方向に)デジタルカメラ10が回転され傾けられている。
モード表示16cは、デジタルカメラ10の回転方向(傾ける方向)の表示と、その回転方向に回転してデジタルカメラを傾けるとモード切換えされて設定可能な動画モードの表示(たとえば「ムービー」)とを併せて図示する表示であることが好ましい。このように回転方向、設定可能なモード(動画モード)を合わせて図示すれば、動画モードへの回転方向が一見して認識できる。
たとえば、図3(A)に示すように、デジタルカメラ10を撮影者から見て時計方向に回転すれば動画モードにモードが切換え可能に中央制御回路14が制御している。そして、デジタルカメラ10を時計方向に回転し傾けて止めると、その傾き(傾き角度、回転角度)を傾き検出手段26が検出し、検出した傾き角度が所定の角度の越えたと操作判定手段24が判定すると、その判定結果が中央制御回路14に出力されて動画モードが設定可能となる。
デジタルカメラ10を回転して傾けた動画モードでは、図3(B)に示すように液晶ディスプレイ16も傾斜するが、動画用のアスペクト比の枠16aが液晶ディスプレイに現れ、ハイビジョンTVの横縦比16:9になるように液晶ディスプレイの画面が制限される。そして、切換えられるモードが動画モードであることを示すサイン16b、たとえば、ビデオカメラの絵が液晶ディスプレイの余白部(枠16aの枠外)に表示される。ビデオカメラの絵16bを点滅させて、動画モードを強調してもよい。
動画モードを設定可能とするデジタルカメラ10の傾きは、ハイビジョンTVのアスペクト比(横縦比)が16:9であるため、枠16aが横縦比3:2や4:3の液晶ディスプレイ16の対角線方向に最も大きく表示されるような角度に規定される。デジタルカメラ10の傾きがこの角度になると、動画の枠16aが液晶ディスプレイ16の画面に表示されるとともに静止画モードから動画モードへの切換えが可能となる。
傾けた状態でレリーズスイッチ28aを押し、押したままデジタルカメラ10を水平に戻してその傾きを解消すると動画モードが確定して動画の撮影を開始するように、中央制御回路14が制御している。
デジタルカメラ10を傾けた状態でレリーズスイッチ28aを押し、図3(C)に示すように水平の撮影姿勢に戻してデジタルカメラの傾きを解消すると、動画撮影が開始される。デジタルカメラ10を水平の撮影姿勢に戻して傾きを解消しても液晶ディスプレイ16には動画用の枠16aが出たままとなり、ビデオカメラの絵(サイン)16bも表示されたままとなる。
デジタルカメラ10が水平の撮影姿勢に戻されて液晶ディスプレイ16が水平になると、枠16aは液晶ディスプレイの横方向に余白部を残すことなく横長に表示されるが、上下方向に余白部が残されて液晶ディスプレイ16の画面が制限される。このように液晶ディスプレイ16画面が上下方向に制限されることによって動画モードに切換えられたことが認識され、ビデオカメラの絵(サイン)16bがたとえ表示されなくても、現在のモードを動画モードと認識できる。
なお、実施例においては、液晶ディスプレイ16に三角形のマーク16dを表示させて動画撮影中であることが明示されている。この三角形のマーク16dを点滅させて撮影中であることを強調してもよい。
また、初期設定の静止画モードにおいても、静止画モードであることを示すサインを液晶ディスプレイ16に表示してもよい。しかしながら、静止画モードでは液晶ディスプレイ16の画面が制限されないため、サインがなくても静止画モードであることを認識できる。
図4(A)(B)(C)はデジタルカメラで撮影された画像を楽しむ態様をそれぞれ示す。撮影画像は図4(A)に示すようにデジタルカメラ背面の液晶ディスプレイ16に表示して撮影直後に楽しんだり、図4(B)に示すように外部のTV画面に表示してみんなで同時に楽しんだり、図4(C)に示すようにプリントアウトして後日ゆっくり楽しむ場合などが想定される。
図4(B)のようにTVでの表示においては、近年、TVがハイビジョン化していることから、その画質で表示できれば好ましい。つまり、フルハイビジョン(フルHD)でも1920×1080画素の画質があればよく、これは2メガの画素数に相当し、一般の静止画撮影時の1000万画素(10M)などより少ない値でよいこととなる。
これに対して、静止画にはこのような出力時の制約がなく、図4(C)に示すようにアルバムに貼るような小さなサイズ(たとえば、手札サイズ、ポストサイズ)から、ポスターにして貼るような大きなサイズ(たとえば、半切サイズ)の用途までを想定する必要があり、静止画時の画質は一般に高い方が好ましい。
本発明では、動画再生においては、ハイビジョンTVでの再生を想定するため画面アスペクト比(横縦比)が16:9に規定されており、このような制限を考慮しても、図3(B)のような撮影領域(アスペクト比の枠)16aのもとで画質が十分で横縦比も適切で画角の制限もない撮影が可能となる。また、ハイビジョンTVの再生を前提とすれば、横長構図に限定してもよいという考え方が動画撮影で成立する。そのため、本発明では、動画撮影時には最適な限られた領域16aを使った撮影を設定している。
図5はアスペクト比(横縦比)4:3の画面を傾けた状態でアスペクト比(横縦比)16:9の撮像領域が水平画面いっぱいに得られる傾き角度を求める模式図を示す。
X方向に4、Y方向に3として、横長の撮像素子12の横縦比を4:3とし、横縦比16:9の斜めの撮像領域(網掛け部;長方形画面)12b−1を切り出すときの傾き(傾き角度)θを求める。
図示の三角形T1、T2の1つの角α1、α2、それらの角に挟まれた撮像領域12b−1の角の和が直線(180°)になることから、撮像素子12の隅に現れる三角形T1、T2は相似形であり、三角形T2、T3が同一形であることが分かる。
三角形T1、T2、T3の一辺を形成するのが16:9の網掛け部12b−1だから、網掛け部の長辺(16に相当する部分)に接する三角形T1の直交する2辺が16a、16b、網掛け部の短辺(9に相当する部分)に接する三角形T2、T3の直交する2辺が9a、9bと考えることができる。
水平画面における撮像素子12の横縦比が4:3であるから、以下の式が成立する。
横 16a+9b=4・・・・・・式(1)
縦 9a+16b=3・・・・・・式(2)
式(1)×9−式(2)×16 を求めれば、以下となる。
175b=12 b=12/175・・・・・・式(3)
同様に、式(1)×16−式(2)×9 を求めれば、以下となる。
175a=37 a=37/175・・・・・・式(4)
式(3)(4)から、b/aを求めれば、以下となる。
b/a=12/37・・・・・・式(5)。
bとaとの比は三角形T1の直交する辺の長さの比に相当し、動画を撮影する場合の傾き角度θがbとaとの比から求められる。つまり、この角度θだけ撮像素子12、具体的にはデジタルカメラ10が撮影光軸を中心として傾いたとき、液晶ディスプレイ16が図3(B)に示す動画撮影用の画面表示となって動画モードに切換わればよい。
本発明では、傾き検出手段26が、撮影光軸を中心とした角度θのデジタルカメラ10の傾きを検出すると、その検出結果に基づき中央制御回路(制御手段)14によって、具体的には中央制御回路のモード切換部14cによって静止画モードから動画モードに切換えられるように構成されている。
実施例では、図2(A)、図3(B)に示すようにデジタルカメラ10が撮影者から見て左上がりに傾けられる場合、いいかえると、デジタルカメラが撮影者から見て撮影光軸を中心として時計方向に回転されて傾けられる場合を想定している。しかし、これとは逆に、左下がりに(反時計方向に)傾けて-θの傾きが検出されたとき、静止画モードから動画モードに切換え可能としてもよいことはいうまでもない。
図5のtanθを求めれば、tanθ=b/aだから、
θ=arctan(b/a)・・・・・・式(6)
となり、θ=arctan0.324から、θ=17.97°≒18°が得られる。
つまり、デジタルカメラ10が17.97°(略18°)傾くと動画モードに切換え可能となり、図3(B)に示すようなビデオカメラの絵16bが液晶ディスプレイ16に表示される。
θ=17.97°≒18°に厳密にこだわる必要はなく、その近傍の傾きを検出したとき動画モードに切換え可能としてもよい。
図5では、アスペクト比(横縦比)4:3の撮像素子12bから16:9の画像を切り出して動画にする場合の傾きについて述べている。
しかしながら、本発明はアスペクト比(横縦比)4:3の撮像素子12bに限定されず、それ以外の横縦比の撮像素子に本発明を応用することも可能であり、ハイビジョンTVサイズ以外のアスペクト比の表示装置に対応させることもできる。
X:Yのアスペクト比(横縦比)の撮像素子から、H:Tのアスペクト比(横縦比)の画像を切り出す場合の汎用式は以下のようになる。
図8における式(1)〜(5)における数値を4→X、3→Y、16→H、9→Tと置き換えればいいから、式(1)〜(5)は以下の式(11)〜(15)となる。
H・a+T・b=X・・・・・・式(11)
T・a+H・b=Y・・・・・・式(12)
(T・T−H・H)・b=T・X−H・Y b=(T・X−H・Y)/(T・T−H・H)・・・・・・式(13)
(T・T−H・H)・a=T・Y−H・X a=(T・Y−H・X)/(T・T−H・H)・・・・・・式(14)
b/a=(T・X−H・Y)/(T・Y−H・X)・・・・・・式(15)
したがって、動画モード設定のための傾きθは
θ=arctan((T・X−H・Y)/(T・Y−H・X))・・・・・・式(16)
となる。
図6(A)(B)は傾き検出手段による傾きの検出方法の一例を示す。
傾き検出手段26は、ホール素子26a、磁石26bを組み合わせ、デジタルカメラ10の傾きに対応した磁石の磁界変化をホール素子が検出するようになっている。
すなわち、略ヘの字形状の支持腕部26cが水平配置された軸26dに回動自在に支持され、部分環状の永久磁石26bが支持腕部の先端に保持され、ホール素子26aが磁石の一部と重複する位置に置かれている。
傾けることなくデジタルカメラ10が水平に構えられれば、磁石26bは重量のために水平な軸26dの回りを回動して垂れ下がり、図6(A)に示すように、左右のバランスから磁石の中央がホール素子26aと整列する。
図6(B)に示すように、デジタルカメラ10が撮影光軸を中心として傾けられると、磁石26bは回動して磁界の変化が生じ、この変化をホール素子26aが検出する。そして、ホール素子26aの検出信号が中央制御回路14に出力されてデジタルカメラの傾きが判定される。
ホール素子、磁石を組み合わせた上記傾き検出手段は一例であり、手ぶれ検出用のジャイロや水銀スイッチを傾き検出手段としてもよい。
また、撮像素子12aにおける画像の変化から、デジタルカメラ10の姿勢が変わったかどうかを判定してもよく、この場合は撮像素子が傾き検出手段として機能する。
図7は本発明のデジタルカメラによる撮影制御のフローチャートを示す。
まず、S100でパワースイッチ(電源スイッチ)の操作状態を判定し、パワースイッチが操作されていなければ(オフであれば)終了し、パワースイッチがオンであればS101に進んで撮影モードが判定され、撮影モードでなければS111に分岐する。
S111で再生モードが判定され、再生モードでなければS101に戻り、再生モードであれば、S112でメモリ18に記録されていた撮影画像が選択されて液晶ディスプレイ16に表示(再生)される。S112で再生した画像を外部に送信するかがS113で判定され、送信しなければS111に戻り、送信と判定されば液晶ディスプレイ上の画像がS114で通信手段22から外部のTVなどに送信され、外部のTV画面に画像を再生して図4(B)に示すようにみんなで観賞される。送信が終わるとS100に戻る。
S101で撮影モードが判定されれば、S102で液晶ディスプレイ16にライブビュー画像(スルー動画像)が表示される。また、撮影モードであればS102で傾き検出手段26によって撮影光軸を中心としたデジタルカメラ10の傾きが常時検出され、その検出結果が中央処理回路14に出力されて判定される(S103)。そして、S103でデジタルカメラ10の傾きが動画のアスペクトの枠16aを切り出し可能な角度であると中央処理回路14によって判定されると、S131に進んで液晶ディスプレイ16が図3(B)に示すような動画撮影用の表示となる。
なお、動画撮影時は、動画撮影中に振動などで急に静止画になると困るため、動画撮影中は傾き検出を行わなくてもよく、静止画でも連写中などでは傾き検出は省エネのため、または、誤動作防止のため、行わなくてもよい。
それから、S132に進み、S132でレリーズスイッチ28aの入力が判定され、レリーズスイッチが押されていれば動画モードに切換え可能となり、S133で傾いた状態から水平に戻されてデジタルカメラ10の傾きがないかが判定され、水平に戻されて傾きが解消されていれば、S134で動画モードが確定して動画撮影が開始される。ここで、レリーズボタン28aが押されていないことを想定して説明するが、押しっぱなしで動画が始まる仕様でもよい。動画撮影では、コマ間圧縮を伴う画像処理を施しながら画像信号がメモリ18に記録されており、複雑な処理であるため、画素数を極力少なくするように、撮像素子12bの撮像領域12b−1の画素から間引きや画素加算を行ってハイビジョンTVの画質相当の画素の像信号のみが中央処理回路の動画処理部14bに入力される。
デジタルカメラ10を水平に戻さないで傾けたままにすると、S133からS134に進んで警告が出される。たとえば、警告として、警告音による聴覚上の警告や、液晶ディスプレイ16の画面に警告マークを点滅させる視覚上の警告などが考えられる。
S134で動画撮影が開始された後、S135でレリーズスイッチ28aの入力が判定され、前述のように押していない状況を前提とすると、レリーズスイッチが押されるまで動画が継続して撮影され、レリーズスイッチが押されると動画撮影が終了して(S136)、S100に戻る。
S132でレリーズスイッチ28aが所定時間内に操作されなければ、撮影状況が変わったと判定されてS101に戻る。そのため、液晶ディスプレイ16が動画撮影用の表示であってもレリーズスイッチ28aを押すことなくデジタルカメラ10を水平に戻せば、レリーズスイッチが押されていないから動画モードが確定されず、デジタルカメラ10が水平に戻されているからS103で動画のアスペクトの枠16aを切り出し可能な傾きがないと判定されて、S121以下において静止画が撮影される。
傾き検出手段26で掲出されたデジタルカメラ10の傾きが動画のアスペクトの枠16aを切り出し可能な角度でないとS103で判定されると(デジタルカメラが傾いていなければ)、S103からS121に分岐し、液晶ディスプレイ16は静止画撮影用の表示(初期表示)となる。そして、S122でレリーズスイッチ28aの操作が判定され、レリーズスイッチ28aが押されれば静止画が撮影され(S123)、たとえば10Mの画素をそのまま使ってポスターサイズにも耐えられる画質の圧縮を行って静止画がメモリ18に記録される。S123での静止画の撮影が終了すると、S100に戻る。また、S122でレリーズスイッチ28aの操作が所定時間なければ、S101に戻る。
S122、S132での待機時間(所定時間)はたとえば10分程度とされ、計時手段20のタイマーによって計時される。
動画撮影はデジタルカメラ10を水平に構えた横構図で通常撮影され、縦構図での動画撮影は一般的といえない。縦構図で動画を撮影したければ、まず、デジタルカメラを傾けてから水平に戻して動画モードに切換えてからデジタルカメラを垂直に構え直して撮影を開始すればよい。
このように本発明においては、レリーズスイッチ操作時のデジタルカメラの傾きに従って静止画モード、動画モードが切換えられるため、重要な被写体がシャッターチャンスを逃すことなく静止画、動画として撮影できる。
図8〜図11を参照しながら本発明の別実施例(実施例2)に係るデジタルカメラ(撮像装置)を説明する。ここで、図8(A)〜(E)、図9(A)〜(C)、図10(A)(B)はデジタルカメラを水平、垂直または傾けて構えた撮影の態様をそれぞれ示し、図11は実施例2のデジタルカメラによる撮影制御のフローチャートを示す。
実施例2では、デジタルカメラ10の傾きとレリーズスイッチ28aの操作に応じてレリーズスイッチ本来の機能からモード切換えスイッチの機能に切換えられて動画モードを設定する点で実施例1と異なるとはいえ、デジタルカメラ(撮像装置)10の構成自体は実施例1と変わりない。実施例1と相違する実施例2におけるレリーズスイッチの機能の変換について主として以下に説明する。
実施例1、2のいずれにおいても、デジタルカメラを傾けて静止画モードから動画モードへのモード切換えに行いレリーズスイッチの操作で動画モードを確定して動画撮影を開始しており、その基本的な技術思想は実施例1、2で共通している。
実施例2においては、デジタルカメラ10を所定角度傾け(図8(A)参照)、レリーズスイッチ28aを押してオンとし(図8(B)参照)、傾けたままレリーズスイッチをオフにすると(図8(C)参照)、初期モードの静止画モードから動画モードに切換えられる。つまり、デジタルカメラ10を傾けたままレリーズスイッチ28aをオン、オフにすると、レリーズスイッチはモード切換えスイッチのように機能して動画モードが設定される。これは、カメラを傾けた場合は、縦構図を除いて撮影には不適と考え撮影用スイッチとしての機能を禁止して他の機能に転用するという考え方である。ただし、この段階では動画モードによる撮影は開始されておらず、水平に戻してレリーズスイッチを押すと動画モードでの撮影が開始される。
レリーズスイッチ28aをオン、オフして動画モードに切換えてから、デジタルカメラ10を傾いた状態から傾きのない水平な状態にすると(図8(D)参照)、レリーズスイッチはシャッターを作動させて撮影する本来のレリーズスイッチとなり、傾きを解消した水平位置でレリーズスイッチを押すと(図8(E)参照)、動画モードが確定して動画撮影が開始される。
なお、デジタルカメラ10の傾きを解消した水平位置でのレリーズスイッチ28aの操作を不要とし、水平に戻してデジタルカメラの傾きが解消されると動画モードによる撮影が確定して動画撮影を直ちに開始させてもよい。
デジタルカメラ10を傾けたままレリーズスイッチ28aをオン、オフすることによって設定された動画モードは、以下の操作によって初期モードである静止画モードに切換えられる。
まず、レリーズスイッチ28aをオフにしてから傾きのない水平な状態にデジタルカメラ10を戻し(図9(A)参照)、動画モード設定のための回転と逆方向に(撮影者から見て反時計方向に)デジタルカメラ10を回転し逆方向に傾けて(図9(B)参照)レリーズスイッチ28aを押すと(図9(C)参照)、レリーズスイッチはモード切換えスイッチとして機能して動画モードが解除されて初期モードの静止画モードに切換えられる。
また、デジタルカメラ10を振ることによって動画モードを解除する構成としてもよい。すなわち、水平な位置から、デジタルカメラ10を上下方向に振り(図10(B)参照)、この振りをジャイロなどの手ブレセンサー、傾き検出手段の出力方向の変化から中央制御回路14が判定して動画モードを解除してもよい。つまり、デジタルカメラ10を上下方向に振ることによって、上下方向に振られることによる傾き方向の急激な変化を検出して、動画から静止画にモード切換えする構成としてもよい。
上記のような動作で撮影前に動画モードを解除する構成とすれば、動画撮影中に動画モードが不意に解除されて予定外の静止画を撮影することが阻止される。
図8、図9に示す動画モードの解除は例示であり、動画モードを解除するパターンはこれに限定されない。たとえば、デジタルカメラ10を動画モード設定のための傾きと逆方向に傾けると、レリーズスイッチ28aの操作なしで本来のレリーズスイッチとしての機能からモード切換えスイッチの機能に変えられ、動画モードから静止画モードに切換えられるようにしてもよい。この構成では、レリーズスイッチ28aを押す操作が不要となり、静止画モードへの切換えがデジタルカメラ10を逆方向に傾けるという一動作だけで行える。
デジタルカメラ10の傾きのもとでのレリーズスイッチ28aの操作によって本来のレリーズスイッチとしての機能からモード切換えスイッチの機能に変えて、静止画モード、動画モードの切換えを行う技術思想は極めて斬新であり、重要な被写体がシャッターチャンスを逃すことなく静止画、動画として撮影できる。
図11は、実施例2におけるデジタルカメラによる撮影制御のフローチャートを示す。
パワースイッチ(電源スイッチ)が操作されて撮影モードになっていれば、S201で液晶ディスプレイ16にライブビュー画像(スルー動画像)が表示されるとともに、傾き検出手段26によって撮影光軸を中心としたデジタルカメラ10の傾きが常時検出され、その検出結果が中央処理回路14に出力されて判定される。そして、S202でデジタルカメラ10の傾きが動画のアスペクトの枠16aを切り出し可能な角度であると中央処理回路14が判定されると、S211に進んで液晶ディスプレイ16が図3(B)に示す動画撮影用の表示となる。
S212でレリーズスイッチ28aの入力が判定され、レリーズスイッチを所定時間操作しないで放置すると、S202に戻り、レリーズスイッチが押されれば、S213で動画モードが確定され、S214でレリーズスイッチがオンと判定されてS215で動画撮影が開始される。動画撮影が終われば、S202に戻る。
上述の動画モードを解除する動作、つまり、図9で述べたように水平に戻してから動画モード設定のための傾きと逆方向にデジタルカメラ10を傾けてレリーズスイッチ28aを押したり、図10で述べたように水平に戻してからデジタルカメラを振ったり(激しく傾けたり)という動作がS221で判定される。動画モードを解除する動作があれば、S222で動画モードが解除されてS202に戻る。また、S221で動画モードを解除する動作がなく所定時間が経過した場合もS202に戻る。
傾き検出手段26で掲出されたデジタルカメラ10の傾きが動画のアスペクトの枠16aを切り出し可能な角度でないとS202で判定されると(デジタルカメラが傾いていなければ)、S202からS203に分岐し、S203で液晶ディスプレイ16は静止画撮影用の表示(初期表示)となる(図3(A)参照)。そして、S204でレリーズスイッチ28aの操作が判定され、レリーズスイッチ28aが押されれば静止画が撮影され(S205)、静止画の撮影が終了するとSs202に戻り、S204でレリーズスイッチ28aの操作が所定時間ない場合もS202に戻る。
レリーズスイッチ操作の有無を判定するステップ(S204、S212、S214)において、スイッチ操作が所定時間ないと直ちにS202に戻すことなく、警告を出してスイッチ操作を促してもよい。たとえば、警告として、警告音による聴覚上の警告や、液晶ディスプレイ16の画面に警告マークを点滅させる視覚上の警告などが考えられる。
このようにこの実施例2においても、片手で保持したままデジタルカメラ10を傾けるだけで撮影モードが切換えられるため、重要な被写体がシャッターチャンスを逃すことなく静止画、動画として撮影できる。
上記実施例1、2では、デジタルカメラ10の傾きによって静止画、動画の撮影モードを切換えている。しかし、デジタルカメラ10の傾きによって切換えられるモードは静止画、動画の撮影モードに限定されない。以下、静止画、動画の撮影モード以外のモード切換えについて例示する。
図12(A)(B)(C)は、デジタルカメラを傾けてモード切換えした場合の液晶ディスプレイのライブビュー画像をそれぞれ示す。デジタルカメラを所定角度傾けることによって連写モードを設定可能とすることができ、この場合には連写モードであることを示す連写マークが液晶ディスプレイ16に表示され(図12(A)参照)、デジタルカメラの傾きによって連写、ワンショット撮影のモード切換えが行える。
また、図12(B)に示すように、デジタルカメラ10を傾けて、レリーズ操作することによってズームアップモードを設定することもできる。たとえば、ズームアップモードは所定の傾きで設定されて所定範囲内で傾きに比例してズームの程度が増加し、ある傾きでズームアップモードを解消し、所定範囲内での傾きを所定時間維持するとその時点のズームアップが設定可能とされる。そして、デジタルカメラ10を水平に戻すとそのズームアップが確定され、レリーズスイッチ28aを押すことによりズームアップでの撮影が行われる。
もちろん、デジタルカメラ10を傾けた状態では、レリーズスイッチ28aが本来のレリーズ用の機能を果たさないので、傾けた状態でズーミングを開始し、傾けたまま再度のレリーズスイッチ操作で、ズーミングを止めるという制御にしてもよい。
ズームアップモードにおいてはズームの程度を変えるための傾き範囲が必要となる。そのため、たとえば、図12(A)(B)に示すように、ズームアップモードを設定する傾きは連写モードを設定する傾きよりも大きな傾きでズームアップモードを開始する構成とされる。
さらに、連写モードの場合の傾きとは逆方向にデジタルカメラ10を傾けると、ストロボの強制発光モードを設定できる構成としてもよい(図12(C)参照)。強制発光モードでなく発光の強制停止モードを設定してもよい。
図12(A)(C)では、連写モードになる傾きとストロボモードになる傾きを逆方向で同じ傾き角度としているが、必ずしも同じ角度とする必要はない。
なお、図12(B)(C)のいずれにおいてもモードが切換えられた場合には設定されたモードの種類を表す表示が液晶ディスプレイ16に表示され、図11(B)では「ズームアップモード」の表示が、図12(C)では「ストロボ」の表示が液晶ディスプレイに現れる。
連写モード、ズームアップモード、ストロボモード以外のモードを設定可能としてもよく、たとえば十字キー操作で設定されるポートレート、記念撮影、風景、夜景図、パーティショット、ビーチ&スノー、料理、セルフポートレートなどのモードをデジタルカメラ10の傾きによって設定してもよい。
このように本発明によれば、デジタルカメラ10の構えに対応して静止画の撮影モードから動画モードの切換えが可能となり、デジタルカメラを構えるだけで重要な被写体がシャッターチャンスを逃すことなく動画として撮影できる。
また、撮影だけでなく、動画のモード切換えがデジタルカメラ10を片手で掴んだままできるため、たとえば水中撮影や雪山撮影のように、別の手に何か(ライト、ストック、ピッケル)を保持したり、手袋を付けていて細かい操作が不自由な場合でも、動画撮影が片手操作で支障なく行える。
初期モードが静止画の撮影モードであるため、動画モードにモード切換えする時間さえ惜しまれるような状況においては、静止画撮影によってシャッターチャンスに対処できる。
さらに、静止画の撮影モードから動画モードに切換えた後も、デジタルカメラ10の構えに対応して動画モード、静止画モード間のモード切換えが行え、動画モードから静止画モードへのモード切換え、静止画モードから動画モードへのモード切換えが行える。つまり、静止画モード、動画モードに切換えた後においても、切換えたモードと異なるモードへのモード切換えがデジタルカメラ10の構えだけで迅速に行え、この点からも、シャッターチャンスを逃すことなく静止画、動画が撮影できる。
静止画、動画のモード切換えが特別なスイッチの操作なしで行えるから、レリーズスイッチ28a以外のスイッチ操作に気を配る必要がなく、レリーズスイッチの操作に集中して撮影が行える。
また、デジタルカメラ10を傾けてレリーズ操作するだけで動画が撮影可能となるなど、画面の被写体を確認しながら、レリーズスイッチから手を離す必要なく、撮影に集中してのカメラ機能切換が可能となる。
本発明ではデジタルカメラ10を構えることにより、静止画、動画の撮影モード切換えなどが特別なスイッチ操作なしで可能となっている。しかしながら、デジタルカメラのスイッチ群28はメニューキー、決定キー(OKキー)、モードキーなどを有しているから、これらのスイッチ操作によってモード切換えが行われるようにしてもよい。撮影者はデジタルカメラを回転させ傾けて行うモード切換えと、スイッチ操作によるモード切換えを選択することができる。
たとえば、メニューキー、決定キー(OKキー)、モードキーなどを操作することによって、静止画モードから動画モードへのモード切換えや、下位モードとしてのストロボの強制モード、非強制モード、接写モード、遠景モードなどを選択すればよい。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
たとえば、実施例ではデジタルカメラとして撮像装置を具体化しているが、本発明の対象となる撮像装置はデジタルカメラに限定されず、たとえば、デジタルビデオカメラはもちろん、デジタルカメラの機能を持つ携帯電話、ノートパソコンなどのデジタルカメラ付モバイルツールなども本発明でいう撮像装置に含まれる。
上記のように、本発明によれば、撮像装置を構えに対応して動画モード、静止画モードが切換えられるため、重要な被写体がシャッターチャンスを逃すことなく静止画、動画として最適の条件下で撮影できる。また、この傾ける動作を利用することによって、被写体の様子を表示部中心で観察したまま操作ができるので、シャッターチャンスを逃すことなくモード切換が可能となる。
本発明は、液晶ディスプレイのような表示手段を持つデジタルカメラなどの撮像装置に広範囲に応用できる。
10 デジタルカメラ(撮像装置)
12 撮像手段
12a 撮影レンズ
14 中央制御回路(制御手段)
14a〜14c 静止画処理部、動画処理部、モード切換部
16 液晶ディスプレイ(表示手段)
18 メモリ(記録手段)
20 クロック(計時手段)
22 通信手段
24 操作判定手段
26 傾き検出手段
28 スイッチ群
28a レリーズスイッチ
30 ストロボ手段

Claims (12)

  1. 当該撮像装置の傾きを検出する傾き検出手段と、撮影される画像を表示する表示手段とを有する撮像装置において、
    当該撮像装置が回転されて傾けられた状態を上記傾き検出手段が検出すると、切換えられて設定されるモードを示すサインを上記表示手段の余白部に表示して、当該撮像装置の傾きのない状態での撮影モードの切換え制御を行い、当該撮像装置が逆方向に傾けられた状態を上記傾き検出手段が検出すると、上記切換えられた撮影モードを解除する制御手段をさらに有することを特徴とする撮像装置。
  2. 当該撮像装置の回転方向が上記表示手段に表示される請求項1記載の撮像装置。
  3. 切換えられて設定されるモードを示すサインが点滅する請求項1または2記載の撮像装置。
  4. 上記切換えられた撮影モードの解除は、当該撮像装置を傾きのない状態に戻した状態からの上記逆方向の傾け操作が検出されたどうかで実行されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の撮像装置。
  5. 当該撮像装置の傾きを検出する傾き検出手段と、手ブレセンサーと、撮影される画像を表示する表示手段とを有する撮像装置において、
    当該撮像装置が回転されて傾けられた状態を上記傾き検出手段が検出すると、切換えられて設定されるモードを示すサインを上記表示手段の余白部に表示して、当該撮像装置の傾きのない状態での撮影モードの切換え制御を行い、当該撮像装置が上下方向に振られたことを上記手ブレセンサーが検出すると、上記切換えられた撮影モードを解除する制御手段をさらに有することを特徴とする撮像装置。
  6. 当該撮像装置の回転方向が上記表示手段に表示される請求項5記載の撮像装置。
  7. 切換えられて設定されるモードを示すサインが点滅する請求項5または6記載の撮像装置。
  8. 上記切換えられた撮影モードの解除は、当該撮像装置を傾きのない状態に戻した状態からの上記振られた操作が検出されたどうかで実行されることを特徴とする請求項5〜7のいずれか記載の撮像装置。
  9. 当該撮像装置の傾きを検出する傾き検出手段と、撮影される画像を表示する表示手段とを有する撮像装置の制御方法において、
    当該撮像装置が回転されて傾けられた状態を上記傾き検出手段が検出すると、切換えられて設定されるモードを示すサインを上記表示手段の余白部に表示して、当該撮像装置の傾きのない状態での撮影モードを切換えるステップと、
    当該撮像装置が逆方向に傾けられたことを上記傾き検出手段が検出すると、上記切換えられた撮影モードを解除するステップと、
    を具備することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  10. 当該撮像装置の傾きを検出する傾き検出手段と、手ブレセンサーと、撮影される画像を表示する表示手段とを有する撮像装置の制御方法において、
    当該撮像装置が回転されて傾けられた状態を上記傾き検出手段が検出すると、切換えられて設定されるモードを示すサインを上記表示手段の余白部に表示して、当該撮像装置の傾きのない状態での撮影モードを切換えるステップと、
    当該撮像装置が上下方向に振られたことを上記手ブレセンサーが検出すると、上記切換えられた撮影モードを解除するステップと、
    を具備することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  11. 前記撮影モードを切換えるステップにおいて、当該撮像装置の回転方向が上記表示手段に表示される請求項9または10記載の撮像装置の制御方法。
  12. 前記撮影モードを切換えるステップにおいて、切換えられて設定されるモードを示すサインが点滅する請求項9〜11のいずれか記載の撮像装置の制御方法。
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