JP2010139135A - 換気扇 - Google Patents
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Abstract
【課題】シャッタープレート閉時、シャッタープレートとシャッター枠との間の隙間から、空気の流入及び光の差し込みが生じにくい換気扇を得ること。
【解決手段】送風機の風下に、風路を開閉するシャッター13が設けられた換気扇において、前記シャッター13は、方形に形成されたシャッター枠17と、前記シャッター枠17の側部枠17aに、横向き開き位置と下向き閉じ位置とに上下回動可能に支持され、前記下向き閉じ位置にあるとき、側端部の一部18eが前記側部枠17aの前面17bに重なるように幅広に形成された、複数の横長のシャッタープレート18と、を備える。
【選択図】 図7
【解決手段】送風機の風下に、風路を開閉するシャッター13が設けられた換気扇において、前記シャッター13は、方形に形成されたシャッター枠17と、前記シャッター枠17の側部枠17aに、横向き開き位置と下向き閉じ位置とに上下回動可能に支持され、前記下向き閉じ位置にあるとき、側端部の一部18eが前記側部枠17aの前面17bに重なるように幅広に形成された、複数の横長のシャッタープレート18と、を備える。
【選択図】 図7
Description
本発明は、建物の壁や天井等に設置され、複数のシャッタープレートを備え、屋内の空気を吸込んで屋外へ排気する換気扇に関するものである。
従来、回転翼車の前方に設けた排気窓に板状シャッターを開閉自在に取付け、該シャッターに、排気流に対し互いに仰角を異にする複数個の翼面を形成した換気扇シャッターがある(例えば、特許文献1参照)。
また、シャッター枠に該枠内を室内側から室外側へ吹く風により回動せられて開放する第一のシャッターと、該風により室外側斜め上方に所定距離移動せられてから回動されて開放する第二のシャッターとを設けて、常時はその第二のシャッターの室内側への回動をストッパにより規制して、第一のシャッターをその第二のシャッターと室外側から一部重なる様にしたシャッター装置がある(例えば、特許文献2参照)。
また、内部に電動送風機を設けた枠体状の本体と、この本体の風下側の開口部に開閉自在に軸支された複数のシャッターと、この複数のシャッターの後端部近傍を回動自在に連結し、自重によりシャッターが閉鎖されるように設けたシャッター連動金具と、このシャッター連動金具の風上側においてシャッター連結金具の側辺に当接する当接片を水平方向に有し、垂直方向に風受板を設け逆L字形に形成し曲部を支点に本体に回動自在に設けられた補助シャッターとを備え、前記電動送風機の運転停止時には前記補助シャッターの当接片によりシャッター連結金具の移動を阻止せしめ、電動送風機の運転時には前記補助シャッターを電動送風機の風圧で回動させたのち複数のシャッターを風圧で開放せしめる構成とした風圧開閉式シャッター付換気扇がある(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、上記の、連動する複数のシャッタープレートを有する従来の換気扇においては、シャッタープレートの閉時、シャッタープレートの左右両端とシャッター枠の内側面との間に隙間があった。そのため、その隙間から空気が流入し、光が差し込む、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、シャッタープレートの閉時、シャッタープレートとシャッター枠との間の隙間から、空気の流入及び光の差し込みが生じにくい換気扇を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、送風機の風下に、風路を開閉するシャッターが設けられた換気扇において、前記シャッターは、方形に形成されたシャッター枠と、前記シャッター枠の側部枠に、横向き開き位置と下向き閉じ位置とに上下回動可能に支持され、前記下向き閉じ位置にあるとき、側端部の一部が前記側部枠の前面に重なるように幅広に形成された、複数の横長のシャッタープレートと、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、シャッタープレートの閉時、シャッタープレートとシャッター枠との間の隙間から、空気の流入及び光の差し込みが生じにくい換気扇が得られる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる換気扇の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる換気扇の実施の形態1を示す室外側の正面図であり、図2は、実施の形態1の換気扇のシャッタープレートを閉じた状態の一部破断側面図であり、図3は、実施の形態1の換気扇のシャッタープレートを開いた状態の一部破断側面図であり、図4は、シャッタープレートの一部を示す正面図であり、図5は、シャッタープレートの側面図であり、図6は、シャッタープレートを開いた状態のシャッターの一部を示す斜視図であり、図7は、シャッタープレートを閉じた状態のシャッターの一部を示す斜視図である。
図1は、本発明にかかる換気扇の実施の形態1を示す室外側の正面図であり、図2は、実施の形態1の換気扇のシャッタープレートを閉じた状態の一部破断側面図であり、図3は、実施の形態1の換気扇のシャッタープレートを開いた状態の一部破断側面図であり、図4は、シャッタープレートの一部を示す正面図であり、図5は、シャッタープレートの側面図であり、図6は、シャッタープレートを開いた状態のシャッターの一部を示す斜視図であり、図7は、シャッタープレートを閉じた状態のシャッターの一部を示す斜視図である。
図1〜図3に示すように、実施の形態1の換気扇11は、モーター15とモーター15の回転軸に取付けられた羽根車16とから成る送風機12と、送風機12が発生させる換気流を室外側へ通す風路としての風洞11aと、風洞11aの室外側(送風機12の風下側)に取付けられ風路を開閉するシャッター13と、を備えている。
シャッター13は、方形に形成されたシャッター枠17と、シャッター枠17の側部枠17aに、横向き開き位置と下向き閉じ位置とに、回動軸19(図5〜7参照)回りに上下回動可能に支持された複数の横長のシャッタープレート18と、複数のシャッタープレート18同士を連結して上下回動を連動させる連結棒14と、を備えている。複数のシャッタープレート18は、送風機12が発生させる換気流の風圧により、上方へ回動して横向きとなって風路を開き、送風機12が停止すると下方へ回動して下向きとなって風路を閉じるようになっている。
図4及び図5に示すように、シャッタープレート18は、略台形状に折り曲げられ、風上側に略30°の角度で折り曲げられて側端部に側板18dが取付けられた基部18bと、シャッター部18aと、シャッター部18aから風上側に略45°の角度で折り曲げられた先部18cと、側板18dに取付けられた回動軸19と、を有している。
図6及び図7に示すように、シャッター部18aは、基部18b及び先部18cよりも横幅が広く形成され、下向きとなって風路を閉じた位置にあるとき、シャッタープレート18の側端部の一部としてのシャッター部18aの側端部18eが、側部枠17aの前面17bに平行になって重なり、基部18b及び先部18cは、側部枠17aの内側に収まるようになっている。シャッター部18aの側端部18eが、側部枠17aの前面17bに重なることにより、室外からの空気の流入及び光の差し込みが生じ難くなっている。
シャッタープレート18の先部18cは、シャッター部18aに対して略45°の角度に風上側に折り曲げられているので、換気流を受けやすく、換気流の風圧により開き易くなっている。
以上説明したように、実施の形態1のシャッタープレート18は、シャッター部18aの横幅を、基部18b及び先部18cよりも広く形成し、風路を閉じた状態のとき、シャッター部18aの側端部18eが、側部枠17aの前面17bに平行になって重なるようにしたので、従来のものに比べ、シャッタープレート18と側部枠17aとの間の隙間を80%程度少なくすることができる。
実施の形態2.
図8は、本発明にかかる換気扇の実施の形態2を示す室外側の正面図であり、図9は、実施の形態2の換気扇のシャッタープレートを閉じた状態の一部破断側面図であり、図10は、実施の形態2の換気扇のシャッタープレートを開いた状態の一部破断側面図である。
図8は、本発明にかかる換気扇の実施の形態2を示す室外側の正面図であり、図9は、実施の形態2の換気扇のシャッタープレートを閉じた状態の一部破断側面図であり、図10は、実施の形態2の換気扇のシャッタープレートを開いた状態の一部破断側面図である。
図8〜図10に示すように、実施の形態2の換気扇211が、実施の形態1の換気扇11と異なるところは、シャッタープレート18が、連結棒14を介して、シャッター枠17に設置された電動駆動の開閉装置20に接続されていることである。換気扇211のその他の部分は、実施の形態1の換気扇11と異なるところはない。実施の形態2のシャッタープレート18は、開閉装置20が連結棒14を上下動させることにより開閉する。
以上のように、本発明にかかる換気扇は、室内温度及び室内照度の安定が要求される換気扇に有用である。
11、211 換気扇
11a 風洞
12 送風機
13 シャッター
14 連結棒
15 モーター
16 羽根車
17 シャッター枠
17a 側部枠
17b 側部枠の前面
18 シャッタープレート
18a シャッター部
18b 基部
18c 先部
18d 側板
18e シャッター部の側端部(シャッタープレートの側端部の一部)
19 回動軸
20 開閉装置
11a 風洞
12 送風機
13 シャッター
14 連結棒
15 モーター
16 羽根車
17 シャッター枠
17a 側部枠
17b 側部枠の前面
18 シャッタープレート
18a シャッター部
18b 基部
18c 先部
18d 側板
18e シャッター部の側端部(シャッタープレートの側端部の一部)
19 回動軸
20 開閉装置
Claims (3)
- 送風機の風下に、風路を開閉するシャッターが設けられた換気扇において、
前記シャッターは、
方形に形成されたシャッター枠と、
前記シャッター枠の側部枠に、横向き開き位置と下向き閉じ位置とに上下回動可能に支持され、前記下向き閉じ位置にあるとき、側端部の一部が前記側部枠の前面に重なるように幅広に形成された、複数の横長のシャッタープレートと、
を備えることを特徴とする換気扇。 - 前記複数の横長のシャッタープレートは、送風機による換気流の有無により開閉することを特徴とする請求項1に記載の換気扇。
- 前記複数のシャッタープレートは、連結棒により電動の開閉装置に接続され、該開閉装置により開閉されることを特徴とする請求項1に記載の換気扇。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008314641A JP2010139135A (ja) | 2008-12-10 | 2008-12-10 | 換気扇 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008314641A JP2010139135A (ja) | 2008-12-10 | 2008-12-10 | 換気扇 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010139135A true JP2010139135A (ja) | 2010-06-24 |
Family
ID=42349417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008314641A Pending JP2010139135A (ja) | 2008-12-10 | 2008-12-10 | 換気扇 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010139135A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011099634A (ja) * | 2009-11-06 | 2011-05-19 | Fulta Electric Machinery Co Ltd | 高気密性のシャツタ |
JP2012241980A (ja) * | 2011-05-19 | 2012-12-10 | Mitsubishi Electric Corp | 換気扇 |
KR102298067B1 (ko) * | 2021-04-22 | 2021-09-03 | 주식회사 팬테크 | 환기장치 |
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JPH0968334A (ja) * | 1995-08-31 | 1997-03-11 | Matsushita Seiko Co Ltd | 風圧開閉式シャッター付換気扇 |
-
2008
- 2008-12-10 JP JP2008314641A patent/JP2010139135A/ja active Pending
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