JPH0517537Y2 - - Google Patents

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JPH0517537Y2
JPH0517537Y2 JP1989044190U JP4419089U JPH0517537Y2 JP H0517537 Y2 JPH0517537 Y2 JP H0517537Y2 JP 1989044190 U JP1989044190 U JP 1989044190U JP 4419089 U JP4419089 U JP 4419089U JP H0517537 Y2 JPH0517537 Y2 JP H0517537Y2
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

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  • Greenhouses (AREA)
  • Ventilation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、主として、農業ハウスに使用され
る換気扇に関する。
【従来の技術】
換気扇は、農業ハウスの温度制御と換気のため
に多用されている。農業ハウスに使用される換気
扇は、ハウス内の温度が高くなると運転されて、
ハウス内空気を強制換気する。ハウス内の温度が
低下すると運転を停止して、ハウス内の温度を一
定の範囲に調整する。 現在、農業用のハウスで使用されている換気扇
は、モーターの運転を制御して、排気状態を調整
している。モーターが運転されると、風圧でダン
パーが開く構造をしている。モーターの運転が停
止されると、ダンパーが自重で自動的に閉じられ
るように構成されている。 すなわち、風圧でダンパーが開閉されるので、
ダンパーの開閉機構を簡素化できる特長がある。
しかしながら、この構造の換気扇は、ダンパーを
閉めた状態で隙間風が出入りする欠点がある。そ
れは、ダンパーを風圧で軽く開閉するように、ダ
ンパーの羽根を枠から多少離す構造とすることが
理由である。 隙間風は、冷暖房費を高騰させて、農業ハウス
のランニングコストを高くする。換気扇から寒い
室外空気が流入し、また、暖かいハウス内の空気
が流出するからである。農業ハウスにとつて、い
かにしてランニングコストを低減するかは極めて
大切なことである。農作物の製造原価を低廉にす
るためである。 換気扇から隙間風が侵入するのを防止するため
に、換気扇の吹出側に、合成樹脂シートを筒状と
したものを取り付けることが行われている。合成
樹脂製の筒は、換気扇を運転すると、「吹き流し」
のように筒状に広がつて風を通し、換気扇の運転
が停止されると、垂れ下がつて換気扇の吹出側を
閉塞する。従つて、合成樹脂シートの筒体は、換
気扇からの隙間風の侵入を防止できる。 しかしながら、この合成樹脂シートは、換気扇
の故障の原因となり易い欠点がある。合成樹脂シ
ートが、換気扇やダンパーに絡まり、あるいは、
これを農業ハウスの室内側に設ける場合、配線等
にも絡まるからである。合成樹脂シートが絡まる
と、換気扇が運転されても、筒状に開かず、ま
た、フアンに絡まるとモーターが焼損する等の弊
害がある。農業ハウスの換気扇は、故障を皆無に
しなければならない。これが故障すると、ハウス
内の農作物が、僅か数時間で、温度障害によつて
全滅するからである。 また、フアンの風圧でダンパーを開閉する従来
の換気扇は、ダンパーを開くためにフアンの効率
が低下する欠点がある。ダンパーをフアンで開状
態に保持するエネルギーを消費するからである。 これ等の欠点は、実開昭60−178732号の公報に
示される換気扇によつて解消できる。この公報に
記載される換気扇は、フアンの風圧でダンパーを
開閉するのに代わつて、ダンパーにギヤーモータ
ーを連結してこれでもつて強制的に開閉する構造
としている。
【考案が解決しようとする課題】
この構造の換気扇は、フアンモーターを運転し
ないでダンパーを開くことができる。また、ギヤ
ーモーターでダンパーを強制的に開閉するので、
ダンパーと枠との隙間を狭くすることができる。
それは、枠との隙間を狭くして、ダンパーが枠材
の内側を摺動して開閉が重くなつても、ギヤーモ
ーターが強制的に開くことができるからである。 しかしながら、この構造によつても、閉塞した
ダンパーの間から空気が漏れるのを阻止すること
ができない。それは、ダンパーと枠との隙間を皆
無にできないことが理由である。とくに、ダンパ
ーはギヤーモーター等で強制的に開閉する農業用
の換気扇は、これを固定する建物の寸法精度が低
く、横枠と縦枠とを正確に直角にして固定するこ
とが難しい。枠がひし形に変形すると、ダンパー
の両端が縦枠の内側に衝突して、ダンパーを開閉
できなくなる。この欠点を避けるために、ダンパ
ーの両端と縦枠の内面との間に多少は隙間を設け
る必要があり、これが隙間風の原因となる。 隙間風の侵入を防止するために、独得の形態の
羽根を使用した換気扇のシヤツターも開発されて
いる(実開昭63−29033号公報)。このシヤツター
は、羽根の両側と下縁とに凸条を設け、この凸条
をかん入する溝を枠材に設けている。羽根を閉じ
ると、周縁の凸条が枠の溝にかん入されて、閉塞
状態の隙間風を少なくできる特長がある。しかし
ながら、この構造のシヤツターを農業用の換気扇
に利用して、隙間風の侵入を阻止することは困難
である。それは、枠がひし型に変形すると、羽根
の凸条を溝にかん入でなくなるからである。 この考案は、さらにこの欠点を解決することを
目的に開発されたもので、この考案の重要な目的
は、隙間風の侵入を効果的に防止できる換気扇を
提供するにある。 また、この考案の他の重要な目的は、農業ハウ
スに使用すると、ランニングコストを著しく低減
できる換気扇を提供するにある。 さらにまた、この考案の他の重要な目的は、故
障が少なく、メンテナンスに手間がかからず安心
して使用できる換気扇を提供するにある。
【従来の課題を解決する為の手段】
この考案の換気扇は、前述の目的を達成するた
めに、下記の構成を備えている。 (a) 換気扇は、方形状の枠1と、枠1の開口部を
開閉するダンパー2と、枠の内側に固定された
フアン3と、フアン3を回転するモーター4
と、ダンパー開閉手段6と、温度センサー8
と、制御手段9とを備えている。 (b) 枠1は、縦枠1Aと横枠1Bとで方形状に組
まれている。 (c) ダンパー2は、複数枚の羽根で構成されてい
る。 (d) ダンパー2は、羽根を開閉するダンパー開閉
手段6に連結されている。 (e) 複数枚の羽根は、水平方向に延長して、互い
に上下に一定の間隔だけ離されて、回動自在に
縦枠1Aの内側に配設されている。 (f) 羽根の横幅は、縦枠1Aの内側の間隔よりも
狭く作られている。 (g) 羽根の両端は、軸14を介して縦枠1Aの内
側に回動自在に連結されている。 (h) 羽根の両端には閉塞板15がネジ止されてい
る。 (i) 閉塞板15はゴム状弾性体で作られている。 (j) 閉塞板15は、羽根の両端から突出して固定
されており、羽根を閉めた状態で、先端縁が縦
枠1Aの内側に接近し、閉塞板15によつて羽
根と縦枠との隙間が閉塞されている。 (k) フアン3はモーター4に連結され、枠1内に
回転自在に配設されている。 (l) 温度センサー8は、制御手段9に連結され、
制御手段9は、モーター4の運転と、ダンパー
開閉手段6の開閉状態を制御する。
【作用】
この考案の換気扇は、ダンパーの開閉をフアン
の回転と別に制御する。ダンパーは、フアンの風
圧によらず、開閉手段で強制的に開閉される。こ
の構造の換気扇の好ましい運転状態を第1表に示
す。
【表】 この表に示されるように、この考案の換気扇は
下記の状態で運転できる。 室内温度が26℃以下の時、ダンパー2が閉塞
され、モーター4の運転が停止される。この状
態では、冷たい外気を流入させないで、農業ハ
ウスを暖かく保持する。 室内温度が上昇して、26〜30℃になると、ダ
ンパー2を開くが、モーター4は運転しない。
この状態では、農業ハウス内の空気は、自然の
流れで外部に流出し、また、外気が自然に流入
する。この状態では、農業ハウス内の空気を強
制的に換気しないので、穏やかに室内空気温度
の上昇が防止される。 さらに室内空気温度が上昇して30℃以上にな
ると、ダンパー2を開いた状態で、モーター4
を運転し、室内空気を強制的に換気する。この
状態では、多量の空気が換気される。 (4) モーター4が運転されて、室内空気温度が低
下して、26〜30℃になるとモーター4も運転は
停止され、ダンパー2が開かれて、自然換気に
切り換えられる。 以上の具体例は、ダンパー2の開閉温度を26℃
とし、モーター4の運転温度を30℃としている
が、この温度は、ハウス栽培される作物の種類、
あるいは、換気扇の用途に対応して最適値に調整
されるのは言うまでもない。 ダンパー2の開閉動作は、次のようになる。第
2図に示すダンパー開閉手段6は、減速モーター
10と、クランク18と、コンロツド19と、連
結ロツド11とを備えている。減速モーター10
が回転されると、クランクピンが回転して、コン
ロツド19が上下に移動する。連結ロツド11が
コンロツド19によつて上下に移動されて、羽根
が閉塞される。 減速モーター10は、クランクピンが、真上あ
るいは真下に位置する状態で停止される。すなわ
ち、減速モーター10は、180度回転して停止さ
れる。減速モーター10をこの位置で停止させる
には、例えば、図示しないが、クランクピンの回
転軌跡に、減速モーター10の運転を停止させる
リミツトスイツチを配設する。 第2図に示すように、クランクピンが真下で停
止されると、連結ロツドが引き下げられて、羽根
が開かれる。この位置から減速モーター10でク
ランクが180度回転さると、クランクピンが真上
に移動し、連結ロツド11が持ち上げられて羽根
が閉じられる。 羽根は、後端を連結ロツド11に連結してい
る。従つて、第2図に示すように、連結ロツド1
1が引き下げられると開かれる。反対に、連結ロ
ツド11が上昇されると、閉塞される。 第5図の斜視図に示すように、羽根の両端には
閉塞板15が固定されている。閉塞板15は、羽
根の端部から突出している。羽根を閉じた状態で
は、第4図の正面図に示すように、閉塞板15が
羽根と縦枠との間を閉塞している。 ダンパー2の開閉と、フアンモーター4の運転
とは、制御手段9で制御される。制御手段9は、
温度センサー8からの入力信号で、ダンパー開閉
手段6を制御し、また、フアンモーター4の運転
を制御する。
【好ましい実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。 但し、以下に示す実施例は、この考案の技術思
想を具体化する為の換気扇を例示するものであつ
て、この考案の換気扇は、構成部品の材質、形
状、構造、配置を下記の構造に特定するものでな
い。この考案の換気扇は、実用新案登録請求の範
囲に記載の範囲に於て、種々の変更が加えられ
る。 更に、この明細書は、実用新案登録請求の範囲
が理解し易いように、実施例に示される部材に対
応する番号を、「実用新案登録請求の範囲の欄」、
「従来の課題を解決する為の手段の欄」および
「作用の欄」に示される部材に付記している。た
だ、実用新案登録請求の範囲に示される部材を、
実施例の部材に特定するものでは決してない。 第1図ないし第4図、および、第8図に示す換
気扇は、枠1と、ダンパー2と、フアン3と、モ
ーター4と、ダンパー開閉手段6と、温度センサ
ー8と、制御手段9とを備えている。 枠1は、換気扇を建物に固定するもので、縦枠
1Aと横枠1Bとが連結されて方形状に組まれて
いる。 ダンパー2は、枠1内の開口部を開閉するため
に設けられている。ダンパー2は、開かれた状態
でガラリ状となる複数枚の羽根で構成されてい
る。羽根は、水平方向に延長して、互いに一定の
間隔だけ離されて、軸14を介して、回動自在に
縦枠1Aに連結されている。羽根は、第1図と第
2図とに示すように、軸14を介して、両端の上
部を縦枠1Aに回動自在に連結している。第5図
の斜視図に示すように、羽根の両端には、90度折
曲された取付隔壁20が設けられている。羽根の
取付隔壁20は、ここを貫通する軸14を介し
て、縦枠1Aに連結されている。 第4図に示すように、羽根は、端縁が枠の内側
に接触しないように、枠内側の幅よりも多少短く
作られている。羽根が枠に当たつて開閉できなく
ならないためである。羽根と枠との隙間は、閉塞
板15で塞がれる。従つて、羽根の両側には、第
5図に示すように、閉塞板15が固定されてい
る。閉塞板15は、羽根の両端から突出して固定
されている。 閉塞板15には、ゴム状弾性板が使用される。
ゴム状弾性板の閉塞板15は、それ自体が弾性変
形して、羽根と縦枠1Aとの隙間を完全に閉塞す
る。閉塞板15を羽根から突出させる量は、好ま
しくは、羽根の先端縁が縦枠1Aの内面に接触し
て、多少変形する程度、いいかえると、閉塞板1
5が弾性的に縦枠1Aの内面に押圧される状態に
調整される。 先端が縦枠1Aに接触して開閉される閉塞板1
5は、使用するに従つて、先端縁が摩耗する。端
が摩耗した閉塞板15は、端を引き出して羽根に
固定しなおす。すなわち、先端が摩耗した閉塞板
15は、ネジを緩めて閉塞板15の中央部分を伸
長し、先端を羽根から突出させて固定する。閉塞
板15を突出させる量は、先端縁が多少縦枠1A
に接触する程度に調整する。第5図に示すよう
に、閉塞板15に長孔21を設け、ここにネジを
挿通して固定するものは、ネジを外さないで、閉
塞板15を羽根から引き出すことができる。した
がつて、長孔21は、ネジを緩めた状態で突出量
を調整できるように、突出方向に延長されてい
る。ただ、ゴム状弾性体の閉塞板は、これを貫通
して簡単に孔を穿設することができる。このた
め、穿設した孔にネジを挿通して、閉塞板を羽根
にネジ止できるのは言うまでもない。 ただ、この考案は、閉塞板15を羽根に固定す
る構造を第5図に示すものに特定しない。閉塞板
15は、第2図や第3図に示すように、必ずしも
羽根の背面に固定する必要はなく、図示しない
が、羽根の表面に張ることも可能である。 また、羽根の表面あるいは裏面には、好まし
く、断熱材を張る。断熱材は、羽根を閉めた状態
で、外部に放出される熱エネルギーを少なくす
る。断面図が、羽根の熱伝導を少なくするからで
ある。閉塞板に合成樹脂発泡体を使用して、断熱
材に併用できる。 羽根は、フアン3の風圧で開閉されるものでな
い。羽根は、ダンパー開閉手段6に連結されて、
強制的に開閉される。第2図と第3図とに示すダ
ンパー開閉手段6は、連結ロツド11と、コンロ
ツド19と、クランク18と、減速モーター10
とを備えている。 連結ロツド11は、各羽根の後端にピン16を
介して連結され、それ自体は、縦枠1Aの内側に
上下に移動自在に設けられている。連結ロツド1
1は後方にアーム17が突出し、このアーム17
にコンロツド19の上端が連結されている。コン
ロツド19の下端は、減速モーター10で回転さ
れるクランク18のピンに連結されている。 コンロツド19は、クランクピンが下に移動す
ると降下され、クランクピンが上に移動すると上
昇される。クランクピンは、減速モーター10で
クランク18が180度ピツチで回転されて上下に
移動する。 従つて、減速モーター10は、クランク18を
180度回転させる毎に停止される。 減速モーター10がクランク18を回転させ
て、クランクピンを降下させると、コンロツド1
9が連結ロツド11を降下させて、羽根を開く。
その後、減速モーター10が180度回転されて、
クランクピンが真上に上昇されると、コンロツド
19によつて連結ロツド11が上昇され、羽根が
強制的に閉塞される。 従つて、この構造のダンパー開閉手段6は、減
速モーター10を180度回転させる毎に、強制的
にダンパー2を開閉できる。 フアン3はモーター4に連結されて、枠1内に
回転自在に配設されている。フアン3は、モータ
ー4の出力軸に直接固定され、あるいは、モータ
ー4の出力軸にプーリーやベルトを介して連結さ
れる。 上蓋5は、ダンパー2の羽根の端部に位置し、
縦枠1Aに沿つてこれと平行に配列されている。
上蓋5は、第6図と第7図とに示すように、縦枠
1Aに平行な回転軸を中心として回動自在に縦枠
1Aに連結されている。また、上蓋5は、第7図
に示す閉塞位置において、縦枠1Aとダンパー羽
根の端部前面を閉塞する位置に配列されている。 上蓋の回転軸13の上端は、軸受けを介して縦
枠1Aの上端に支承され、回転軸13の下端は、
上蓋開閉手段7である減速モーター12の出力軸
に連結されている。 第2図に示す換気扇は、ダンパー2の開閉手段
を、減速モーター10で構成している。ただ、こ
の考案は、ダンパー開閉手段をこの構造に特定す
るものでなく、ダンパーを動力的に開閉できる全
ての駆動部材、例えば、ソレノイド等も使用でき
る。 温度センサー8は、換気扇を設ける室内温度を
検出する。従つて、換気扇の室内側、あるいは、
換気扇から離れて室内に配設される。 制御手段9は、第8図に示すように、温度セン
サー8とダンパー2および上蓋5の開閉手段と、
モーター4とが接続されている。制御手段9は、
温度センサー8からの信号で、ダンパー開閉手段
6および上蓋開閉手段7と、モーター4の運転と
を制御する。制御手段9は、例えば、第1表に示
す状態でダンパー2と上蓋5とを開閉し、モータ
ー4の運転を制御する。 すなわち、ダンパー2と上蓋5とを、26℃以上
で開き、モーター4は30℃以上で運転する。た
だ、この設定温度は、換気扇の用途を考慮して最
適値に調整されるのは言うまでもない。
【考案の効果】
この考案の換気扇は、隙間風の侵入を極めて効
果的に阻止できる特長がある。それは、ダンパー
が、羽根の両端にゴム状弾性体の閉塞板を固定
し、この閉塞板を羽根の端から縦枠の内面に向か
つて突出しているからである。羽根から両端に突
出するゴム状弾性体の閉塞板は、縦枠の内面に弾
性的に押圧され、あるいは、縦枠の内面に密接し
て、羽根と縦枠との隙間を閉塞する。 さらにまた、この考案の換気扇は、枠が多少変
形して歪んでも隙間風の侵入を効果的に阻止でき
る特長がある。それは、枠がひし形に変形して、
閉塞板の端縁と縦枠の内面とが完全に平行となら
なくても、ゴム状弾性体の閉塞板が変形して、縦
枠の内面に隙間なく密着できるからである。この
ため、この考案の換気扇は、いかなる状態におい
ても、隙間風の侵入を効果的に阻止できる特長が
ある。 さらにまた、この考案の特筆すべき特長は、開
閉を繰り返すことによつて、閉塞板の端縁が摩耗
しても、隙間風の侵入を阻止できることにある。
それは、閉塞板をゴム状弾性体とし、これを羽根
にネジ止しているので、端が摩耗した閉塞板は、
ネジを緩めて羽根から外し、弾性変形できる閉塞
板を羽根の端に引き出し、その先端縁を縦枠の内
面に密着できる位置で固定することによつて、再
び閉塞板の端を縦枠の内面に密着できるからであ
る。 このように隙間風の侵入を防止できるこの考案
の換気扇は、農業ハウスに使用すると、農業ハウ
ス加温に要するランニングコストを著しく低減で
きる特長がある。 さらにまた、この考案の換気扇は、閉塞板をゴ
ム状弾性体としているので、閉塞板の端を縦枠の
内面に押圧して隙間を完全に閉塞しても、羽根を
無理なく開閉できる特長がある。それは、羽根を
開閉するときに、ゴム状弾性体の閉塞板が弾性変
形するからである。 また、この考案の換気扇は、ダンパーを風圧で
開閉せず、専用の開閉手段で開閉するので、換気
扇の電気代を節約して、室内温度を緩やかに調整
できる特長がある。モーターを運転することな
く、ダンパーを開いて、室内温度の上昇を阻止で
きるからである。言い換えると、従来の換気扇で
は運転された状態でも、この考案の換気扇では、
モーターの運転が停止できるからである。 モーターの運転時間が短く、また、農業ハウス
の温度ロスを減少できることに相乗して、この考
案の換気扇は、全体のランニングコストを著しく
低減し、これによつて、農作物の製造原価を安く
できる特長がある。 さらにまた、この考案の換気扇は、ダンパーの
両側を閉塞板で閉塞して、ダンパーと枠との間の
隙間風を防止しているので、換気扇の吹出側に合
成樹脂シート等を付ける必要がなく、合成樹脂シ
ートが原因で発生した故障を極減して、メンテナ
ンスを簡単にできる特長も実現する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す換気扇の正
面図、第2図および第3図はダンパーの開閉状態
を示す断面図、第4図は羽根と縦枠の一部を示す
正面図、第5図は羽根の一例を示す斜視図、第6
図および第7図は他の実施例を示す換気扇の正面
図および上蓋開閉手段を示す水平断面図、第8図
は制御手段のブロツク線図である。 1……枠、1A……縦枠、1B……横枠、2…
…ダンパー、3……フアン、4……モーター、5
……上蓋、6……ダンパー開閉手段、7……上蓋
開閉手段、8……温度センサー、9……制御手
段、10……減速モーター、11……連結ロツ
ド、12……減速モーター、13……回転軸、1
4……軸、15……閉塞板、16……ピン、17
……アーム、18……クランク、19……コンロ
ツド、20……取付隔壁、21……長孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下記の(a)から(l)の全ての構成を有する換気扇。 (a) 換気扇は、方形状の枠1と、枠1の開口部を
    開閉するダンパー2と、枠1の内側に固定され
    たフアン3と、フアン3を回転するモーター4
    と、ダンパー開閉手段6と、温度センサー8
    と、制御手段9とを備えている。 (b) 枠1は、縦枠1Aと横枠1Bとで方形状に組
    まれている。 (c) ダンパー2は、複数枚の羽根で構成されてい
    る。 (d) ダンパー2は、羽根を開閉するダンパー開閉
    手段6に連結されている。 (e) 複数枚の羽根は、水平方向に延長して、互い
    に上下に一定の間隔だけ離されて、回動自在に
    縦枠1Aの内側に配設されている。 (f) 羽根の横幅は、縦枠1Aの内側の間隔よりも
    狭く作られている。 (g) 羽根の両端は、軸14を介して縦枠1Aの内
    側に回動自在に連結されている。 (h) 羽根の両端には閉塞板15がネジ止されてい
    る。 (i) 閉塞板15はゴム状弾性体で作られている。 (j) 閉塞板15は、羽根の両端から突出して固定
    されており、羽根を閉めた状態で、先端縁が縦
    枠の内側に接近し、閉塞板15によつて羽根と
    縦枠との隙間が閉塞されている。 (k) フアン3はモーター4に連結され、枠1内に
    回転自在に配設されている。 (l) 温度センサー8は、制御手段9に連結され、
    制御手段9は、モーター4の運転と、ダンパー
    開閉手段6の開閉状態を制御する。
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