JP2011099634A - 高気密性のシャツタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のハウスに設けた各種のシャツタは、シャツタ枠体に複数枚のシャツタプレートを枢着し、シャツタプレートの下向き停止において、上側のシャツタプレートの自由端側が、下側のシャツタプレートの表面に接触する線接触による閉塞構造であるので、一度、シャツタプレートがガタ付いたときには、この閉塞が崩れ、隙間が発生することから、改良が望まれている。
【解決手段】 本発明は、シャツタ枠体の立上枠体部に枢着したシャツタプレートと、シャツタプレートに設けた連動板で構成されるシャツタで、シャツタプレートは、基端側に段落し部と、段落し部の左右側にブラケットを設け、また、シャツタプレートの自由端側には、庇部を形成し、前記段落し部と庇部との間には磁石を備えた平坦部を形成し、平坦部の両端部を立上枠体部の枠体表面に添接し、磁石を、枠体表面に磁着する構成とした高気密性のシャツタ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シャツタのシャツタプレートのバタ付きをなくした高気密性のシャツタに関する。
従来のシャツタは、大別すると、[イ]の構造として、多数枚のシャツタプレートが、シャツタ枠体内に収容される構成と、[ロ]の構造として、多数枚のシャツタプレートの平坦部の長手方向の両端部が、シャツタ枠体の立上枠体部の枠体表面に添接する構成とに分けられる。そして、このシャツタの気密性を考えた場合には、前記[イ]においては,シャツタ枠体の内面側と、シャツタプレートの長手方向の両端部との間に隙間が発生し、気密性に問題がある。しかし、[ロ]においては、シャツタプレートの両端部が、シャツタ枠体の立上枠体部の枠体表面に添接する構造であり、前記[イ]の隙間が解消されることから、シャツタの気密性は確保されている。
しかしながら、このシャツタプレートは、軽量で、薄肉板状で構成するとともに、シャツタの長手方向が、その短手方向に対して、極度に長く、略7倍となることから、シャツタプレートが歪み易い。従って、前記シャツタプレートの両端部が、シャツタ枠体の立上枠体部の枠体表面にピッタリと添接する閉塞状態(シャツタプレートの添接閉塞構造)を確保するに、問題がある。また、シャツタプレートを正確に装置しても、公差からシャツタプレートの添接閉塞構造を確保することにも、問題を抱えている。
また、前記の如く、シャツタプレートの添接閉塞構造であっても、この添接閉塞構造では、一度、シャツタプレートがガタ付いたときには、この添接が崩れ、隙間が発生することが間々あり、この隙間が生ずると、粉雪、風、雨等の換気扇及び/又はハウス内への侵入があり、エネルギーロスと、作物に悪影響を与えること等の弊害がある。
以上の添接閉塞構造による問題(閉塞構造)の改良として、磁石、スプリング、又はフック等の固着手段を介して、シャツタプレートを閉塞する構造が提案されているので、この提案の中で、本発明と関連がある磁石を利用した閉塞構造を説明する。
文献(1)は、特開昭52−95865号の「換気扇の風圧式シャツタ(変更、以下同じ)開閉装置」がある。この発明は、本体枠の開放部に枢着した複数枚のシャツタプレートと、このシャツタプレートの基端側を連繋する連杆(連動板)で構造した換気扇であって、この連杆の上昇時に、シャツタプレートを閉塞し、閉塞状態を確保し、かつこの上昇した連杆を磁石で磁着し、この閉塞状態と上昇を確保することを特徴とする。この発明は、連杆を磁石で磁着する際に、新たに、磁石、並びに電磁石と取付片を設ける必要があり、かつ電磁石を要することで、設置場所の限定があること、部品点数が増えること、又は故障の要因となること、等の問題を抱えている。この文献(1)は、複数枚のシャツタプレートを、一個の磁石で磁着する構造であり、僅かな衝撃でガタ付き、閉塞が崩れる虞があること、大型のシャツタには、適さないこと、等の改良点を残している。また、この文献(1)は、磁着方向とシャツタプレートの開放方向とが、相対方向となり(シーソー関係)、シャツタプレートの開放方向に風圧等の衝撃が発生した場合に、一個の磁石で磁着できないことが考えられる。そして、この文献(1)は、従来のシャツタと同じであり、前記[イ]の隙間の問題が改良されていない。
文献(2)は、実開平1−151142号の「換気扇シャツタの開閉機構」がある。この考案は、文献(1)の発明と、略同じ構造であるが、シャツタプレート(シャツタ本体)に設けた磁石と、フレームに設けたソレノイドとで閉塞する構造である。この考案は、シャツタプレートに磁石を設ける構造であり、シャツタプレートのバランスに悪影響すること、この磁石を設けたシャツタプレートと連結棒(連杆)を介して、他のシャツタプレートの閉塞を確保する構造であり、閉塞の確実性に課題があること、各部品の連繋が崩れることで、この閉塞維持が困難となること、等の改良点がある。また、このシャツタプレートと連結棒を介して、他のシャツタプレートの閉塞を確保する構造では、大型のシャツタには、適さない構造である。その他は、前述の文献(1)と同じ問題を抱えている。
文献(3)は、実開昭59−38625号「換気扇のシャツタ装置」がある。この考案は、大筋で、文献(2)の考案と略同じ構造であるが、一枚のシャツタプレート(シャツタ)に設けた磁石と、換気扇本体に設けた磁性体とで閉塞する構造である。この考案の問題点は、文献(2)と略同じである。その他は、前述の文献(1)と同じ問題を抱えている。
文献(4)は、実公昭60−22250号の「換気扇装置」でがある。この考案は、文献(1)と大筋で類似する。
文献(5)は、実用新案登録第2594397号の「換気扇」である。この考案は、文献(1)と大筋で類似する。
特開昭52−95865号 実開平1−151142号 実開昭59−38625号 実公昭60−22250号 実用新案登録第2594397号
前述した文献(1)〜文献(5)の発明、考案では、その構造より、検討すると、小型の換気扇、シャツタには適する反面、本発明が意図する大型のシャツタには、採用できない構造である。その理由を以下に説明する。
(1) この文献(1)〜文献(5)では、単独の(一つの)磁石と、磁性体とによる磁着面積(接触面積)で、シャツタプレート(シャツタ)の閉塞状態を確保するには、限界がある。従って、シャツタプレートに僅かな衝撃があった場合に、このシャツタプレートの閉塞が崩れる虞がある。
(2) この文献(1)〜文献(5)では、磁石と、磁性体を、風胴(本体枠、フレーム、又は換気扇本体等)内に設置する構造であり、通路を邪魔することになり、風の流れを乱すこと、又は騒音の要因となること、等の弊害が考えられる。
(3) この文献(1)〜文献(5)では、磁石と、磁性体を、風胴(本体枠、フレーム、又は換気扇本体等)内に設置する構造であり、この磁石、又は磁性体を大きくすることは不可能であり、当然に、小型のシャツタに限定される本質的な理由がある。
(4) また、この文献(1)〜文献(5)では、シャツタ(換気扇)の高気密性が図れず、隙間が生ずることが考えられることから、粉雪、風等の換気扇及び/又は建屋内への侵入があり、エネルギーロスが考えられること、また、ハウスでは、作物に悪影響を与えること等の弊害がある。
(5) さらに、この文献(1)〜文献(5)では、シャツタ枠体の内面側と、シャツタプレートの長手方向の両端部との間に隙間が発生し、気密性に問題がある。従って、寒冷地、山間部等の気象条件が厳しい地域では、僅かな隙間からの粉雪、風等の換気扇及び/又は建屋内への侵入が考えられ、エネルギーロスとか、ハウスにおいて、作物に悪影響を与えること等の弊害がある。
請求項1の発明は、大型のシャツタに最適なシャツタプレートの閉塞構造(シャツタプレートの面接触を利用した閉塞構造)を提供すること、また、複数枚のシャツタプレートを、それぞれ個別に確実に面接触することで、安定した閉塞状態を確保すること、を意図する。そして、また、請求項1の発明は、立上枠体部の枠体表面に添接する構成のシャツタプレートと、このシャツタプレートの単独での面接触を介して、閉塞する構造であり、この種のシャツタの略100%の閉塞と、この閉塞の安定性を確保し、シャツタプレートの高気密性を図り、もって、隙間からの粉雪、風、雨等の侵入防止と、エネルギーロスの大幅な減少化、CO2の削減化、並びにハウスでは、作物への悪影響を回避とを図ること、等を意図する。さらに、請求項1の発明は、シャツタの開口(風洞)を塞ぐ手段による磁着構造ではないので、内気の排気と、外気の吸込との送風面積の確保と、その量を確保すること、騒音の発生を回避すること、等を意図する。
請求項1は、シャツタ枠体と、このシャツタ枠体の左右側の鉛直方向に設けた立上枠体部に枢着した複数枚のシャツタプレートと、この複数枚のシャツタプレートに設けた連動板と、で構成されるシャツタであって、
このシャツタプレートは、その基端側長手方向に段落し部を形成するとともに、この段落し部の左右側に、前記立上枠体部枢着用のブラケットをそれぞれ設け、また、シャツタプレートの自由端側には、前記段落し部に積層する庇部を形成し、また、前記段落し部と庇部との間には平坦部を形成する構成とし、
この平坦部の長手方向の両端部が、前記立上枠体部の枠体表面に面接触で添接することを特徴とした高気密性のシャツタである。
請求項2の発明は、大型のシャツタに最適なシャツタプレートの閉塞構造(磁着方向と隙間風雨、雪等の方向が対峙関係となる閉塞構造)を提供すること、また、複数枚のシャツタプレートを、それぞれ個別に確実に磁着(着磁、当接、止着、持着)することで(シャツタプレートの単独での磁着を介して)、安定した閉塞状態を確保すること、を意図する。そして、また、請求項1の発明は、立上枠体部の枠体表面に添接する構成のシャツタプレートと、このシャツタプレートの単独での磁着を介して、閉塞する構造であり、この種のシャツタの略100%の閉塞と、この閉塞の安定性を確保し、シャツタプレートの高気密性を図り、もって、隙間からの粉雪、風、雨等の侵入防止と、エネルギーロスの大幅な減少化、CO2の削減化、並びにハウスでは、作物への悪影響を回避とを図ること、等を意図する。さらに、請求項1の発明は、シャツタの開口(風洞)を塞ぐ手段による磁着構造ではないので、内気の排気と、外気の吸込との送風面積の確保と、その量を確保すること、騒音の発生を回避すること、等を意図する。
請求項2は、シャツタ枠体と、このシャツタ枠体の左右側の鉛直方向に設けた立上枠体部に枢着した複数枚のシャツタプレートと、この複数枚のシャツタプレートに設けた連動板と、で構成されるシャツタであって、
このシャツタプレートは、その基端側長手方向に段落し部(差込み部)を形成するとともに、この段落し部の左右側に、前記立上枠体部枢着用のブラケットをそれぞれ設け、また、シャツタプレートの自由端側には、前記段落し部に積層する庇部を形成し、また、前記段落し部と庇部との間には平坦部を形成する構成とし、
この平坦部の長手方向の両端部が、前記立上枠体部の枠体表面に添接する構成とし、
また、この平坦部の両端部の裏面に磁石を取付けとともに、前記枠体表面を磁性体とすることを特徴とした高気密性のシャツタである。
請求項3の発明は、請求項1、又は請求項2の意図を達成すること、また、シャツタプレートの防水効果と、遮断効果を図ること、等を意図する。
請求項3は、請求項1、又は請求項2に記載の高気密性のシャツタであって、
前記段落し部は、基端側の端部に雨水用の折返し突条を、前記長手方向に延設する構成とした高気密性のシャツタである。
請求項4の発明は、請求項1、又は請求項2の意図を達成すること、また、シャツタプレートの高気密性を達成できる構造を提供すること、等を意図する。
請求項4は、請求項1、又は請求項2に記載の高気密性のシャツタであって、
前記段落し部には、前記庇部が積層して閉塞される構成とした高気密性のシャツタである。
請求項5の発明は、請求項2の意図を達成すること、また、シャツタプレートの高気密性を達成できる磁石の構造を提供すること、等を意図する。
請求項5は、請求項2請求項1に記載の高気密性のシャツタであって、
前記磁石は、両端部で、かつ平端部の短手方向の全体に設けられる構成とした高気密性のシャツタである。
請求項1の発明は、シャツタ枠体と、シャツタ枠体の左右側の鉛直方向に設けた立上枠体部に枢着した複数枚のシャツタプレートと、複数枚のシャツタプレートに設けた連動板と、で構成されるシャツタであって、
シャツタプレートは、基端側長手方向に段落し部を形成するとともに、段落し部の左右側に、立上枠体部枢着用のブラケットをそれぞれ設け、また、シャツタプレートの自由端側には、段落し部に積層する庇部を形成し、また、段落し部と庇部との間には平坦部を形成する構成とし、
平坦部の長手方向の両端部が、立上枠体部の枠体表面に面接触で添接することを特徴とした高気密性のシャツタである。
従って、請求項1は、大型のシャツタに最適なシャツタプレートの閉塞構造(シャツタプレートの面接触を利用した閉塞構造)を提供できること、また、複数枚のシャツタプレートを、それぞれ個別に確実に面接触することで、安定した閉塞状態を確保できること、等の特徴を有する。そして、また、請求項1は、立上枠体部の枠体表面に添接する構成のシャツタプレートと、このシャツタプレートの単独での面接触を介して、閉塞する構造であり、この種のシャツタの略100%の閉塞と、この閉塞の安定性を確保し、シャツタプレートの高気密性を図り、もって、隙間からの粉雪、風、雨等の侵入防止と、エネルギーロスの大幅な減少化、CO2の削減化、並びにハウスでは、作物への悪影響を回避とが計れること、等の実益を有する。さらに、請求項1は、シャツタの開口(風洞)を塞ぐ手段による磁着構造ではないので、内気の排気と、外気の吸込との送風面積の確保と、その量を確保すること、騒音の発生を回避できること、等の特徴を有する。
請求項2の発明は、シャツタ枠体と、シャツタ枠体の左右側の鉛直方向に設けた立上枠体部に枢着した複数枚のシャツタプレートと、複数枚のシャツタプレートに設けた連動板と、で構成されるシャツタであって、
シャツタプレートは、基端側長手方向に段落し部(差込み部)を形成するとともに、この段落し部の左右側に、立上枠体部枢着用のブラケットをそれぞれ設け、また、シャツタプレートの自由端側には、段落し部に積層する庇部を形成し、また、段落し部と庇部との間には平坦部を形成する構成とし、
平坦部の長手方向の両端部が、立上枠体部の枠体表面に添接する構成とし、
また、平坦部の両端部の裏面に磁石を取付けとともに、枠体表面を磁性体とすることを特徴とした高気密性のシャツタである。
従って、請求項2は、大型のシャツタに最適なシャツタプレートの閉塞構造を提供すること、また、複数枚のシャツタプレートを、それぞれ個別に確実に磁着することで、安定した閉塞状態を確保できること、等の特徴を有する。そして、また、請求項2は、立上枠体部の枠体表面に添接する構成のシャツタプレートと、このシャツタプレートの単独での磁着を介して、閉塞する構造であり、この種のシャツタの略100%の閉塞と、この閉塞の安定性を確保し、シャツタプレートの高気密性を図り、もって、隙間からの粉雪、風、雨等の侵入防止と、エネルギーロスの大幅な減少化、CO2の削減化、並びにハウスでは、作物への悪影響を回避できること、等の実益がある。さらに、請求項2は、シャツタの開口を塞ぐ手段による磁着構造ではないので、内気の排気と、外気の吸込との送風面積の確保と、その量を確保すること、騒音の発生を回避できること、等の特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1、又は請求項2に記載の高気密性のシャツタであって、
段落し部は、基端側の端部に雨水用の折返し突条を、長手方向に延設する構成とした高気密性のシャツタである。
従って、請求項3は、請求項1、又は請求項2の意図を達成できること、また、シャツタプレートの防水効果と、遮断効果が図れること、等の特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1、又は請求項2に記載の高気密性のシャツタであって、
段落し部には、前記庇部が積層して閉塞される構成とした高気密性のシャツタである。
従って、請求項4は、請求項1、又は請求項2の意図を達成できること、また、シャツタプレートの高気密性を達成できる構造を提供できること、等の特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項2に記載の高気密性のシャツタであって、
磁石は、両端部で、かつ平端部の短手方向の全体に設けられる構成とした高気密性のシャツタである。
従って、請求項5は、請求項2の意図を達成できること、また、シャツタプレートの高気密性を達成できる磁石の構造を提供できること、等の特徴を有する。
シャツタの開放状態の正面模式図 シャツタの開放状態の背面模式図 シャツタの開放状態の側面模式図 シャツタプレートの一部省略の正面拡大模式図 シャツタプレートの一部省略した裏面拡大模式図 シャツタプレートに磁石を設け、かつその一部省略した裏面拡大模式図 シャツタプレートの側面拡大模式図 シャツタプレートの断面拡大模式図 シャツタの閉塞状態の正面模式図 シャツタの閉塞状態の側面模式図
以下、本発明の好ましい一実施例を説明する。
図中1は方形状を呈するシャツタ枠体で、このシャツタ枠体1は、ハウスの躯体の方形状の空間開口(換気口、又は吸込口等)に取付けられる。尚、換気扇付きシャツタでは、ケーシング2の内側に取付けられる構造と、このケーシング2と兼用とする構造がある。また、風圧(吸込)シャツタは、このシャツタの躯体となる。このシャツタ枠体1は、方形枠を構成する枠体部100と、この枠体部100より正面視して、鉛直方向に立ち上がった立上枠体部101とで構成される。そして、この立上枠体部101の四方向の自由端は、内側方向に曲折された枠体表面101−1を有する。
そして、このシャツタ枠体1の左右側の立上枠体部101、101には、複数枚のシャツタプレート5、5、5等(各シャツタプレート5とする)が枢着されているが、このシャツタプレート5の長手方向Xの端部5a、5aで、かつその短手方向Yの基端側5bであって、その裏面側5cには、左右対のブラケット6、6(6とする。以下、対の場合には、一方の符号を省略する)を突設する。この対のブラケット6は、この左右側の立上枠体部101、101に軸支した枢軸7、7を介して枢支されていることで、このシャツタプレート5は、対のブラケット6を支点として可動し、その自由端側5dが、開放、又は閉塞される構造である。
尚、このシャツタプレート5は、基端側5b長手方向Xに段落し部500(差込み部)を、例えば、長手方向Xに同じ幅の帯状に形成するとともに、この段落し部500の左右側に、前記対のブラケット6をそれぞれ設け、このブラケット6及び/又は枢軸7を介して、各シャツタプレート5を、シャツタ枠体1に可動自在、即ち、開閉自在に枢着する構造である。そして、このシャツタプレート5の短手方向Yの自由端側5d長手方向Xには、下がり傾斜面を有する庇部501を形成する。この庇部501は、シャツタプレート5を閉塞時において、下段に取付けた別のシャツタプレート5の段落し部500を覆い(重畳積層される)、この段落し部500への風雨と雪等の侵入防止を図る。そして、前記段落し部500と庇部501との間には平坦部502を形成する。また、このシャツタプレート5を、前記シャツタ枠体1に枢着し、かつ、その平坦部502を枠体表面101−1に添接するための工夫がある。その一例は、段落し部500は競り上がり傾斜面を介して平坦部502に連設されるとともに、この段落し部500を、シャツタ枠体1の立上枠体部101間に枢着するために、その長手方向Xの端部5a、5aで、かつその短手方向Yの基端側5bに、切欠き部500a、500aを形成する。また、庇部501は、前記段落し部500を覆い、かつその一部が、シャツタ枠体1内に挿入できるように、その長手方向Xの端部5a、5aで、かつその短手方向Yの自由端側5dに、切欠き部501a、501aを形成する。また、前記段落し部500の競り上がり傾斜面の高さ(平坦部502との連設箇所の高さ)は、平坦部502を、枠体表面101−1に添接するための必要性であり、この結果、この平坦部502の高さは、段落し部500より高く構成する。また、庇部501の下がり傾斜面は、シャツタプレート5の閉塞時に、この庇部501が、前記段落し部500を覆い、かつ段落し部500への風雨と雪等の侵入防止を図るために設けられており、この下がり傾斜面の先端部が、段落し部500の表面に添接される構造である。
そして、この各シャツタプレート5の裏面側5cで、かつその長手方向Xの両端部には、必要により、磁石10を設ける。この磁石10は、閉塞時に、磁性体でなる枠体表面101−1に磁着(着磁、当接、止着、持着)される。シャツタプレート5の両端の裏面側5cの枠体表面101−1(シャツタ枠体1)への密着状態(高密着性)と、このシャツタプレート5の閉塞状態の強着性が確保される。また、各シャツタプレート5の表面側5eで、段落し部500の先端側(基端側の端部)には、折返し突条503を形成し、この折返し突条503を、その長手方向Xに向かって延設する。この折返し突条503は、シャツタプレート5の強度を高め、風雨と雪等の侵入防止が図れ、かつ庇部501との相乗効果も考えられる。
図中12はファン、13はファン12のモータを示す。また、14はモータ支持杆、15はシャツタケーシング2に内設したベルマウスを示す。尚、換気扇Aは、図示しないが風圧式シャツタを含む。また、シャツタ枠体1の上部には、風雨と雪等の侵入や騒音を回避する折曲り部(符号付さず)が設けられており、シャツタプレート5の自由端5dが添接される構造である。
次に本発明のシャツタプレート5の可動による開放と、又は復帰方向への可動による閉塞とを説明すると、ファン20が作動すると、風圧でシャツタプレート5が押圧されることで、このシャツタプレート5の磁石10と、枠体表面101−1(磁性体)との磁着が開放されるとともに、このシャツタプレート5が、その基端側5bを支点として可動する(片持ち式の可動)。この可動で、シャツタプレート5と、このシャツタプレート5を連動する連動板8が可動し、このシャツタプレート5は開放される。そして、このシャツタプレート5が可動限で停止されることで(連動板8が上昇限で停止される)、このシャツタプレート5等の開放が確保されるとともに、換気扇A、又は風胴(吸込口、又は排気口)は開放状態となる。これによって、ハウスに対する内外気の給排気が行なわれる構造である。
この開放状態から、閉塞状態への移行(復帰)は、例えば、ファン20を停止すると、例えば、シャツタプレート5は、基端側5bを枢着しているので、その自重と、シャツタプレート5の自重で復帰するとともに、このシャツタプレート5に偏芯して枢着した連動板8と、その自重との総合的な力で、このシャツタプレート5等が復帰する構造である。そして、この復帰後において、立上枠体部101の枠体表面101−1に、シャツタプレート5の裏面側5cの両端部5aが面接触するか、又はこの復帰と同期して磁石10と、この枠体表面101−1(磁性体)との固着が図れる構造である。この復帰後においては、例えば、この面接触、又は磁石10は、風防板機能(防水板機能)を有しており、換気扇内への風水防止に有効である。また、この全ての閉塞状態は、突風時において、シャツタプレート5のバタ付きと、隙間からの風雨等の侵入防止に有効である。
尚、シャツタプレート5の裏面側5cの両端部5a、又は全体に、植毛、フェルト、ゴム等の密封性部材を設けることで、さらに気密性と、ガタ防止等が確保できる。
以上、大型の換気扇付のシャツタに付いて説明したが、前述した、例えば、図8、図9に示した他の風圧シャツタに、採用することで、同じ効果と特徴を発揮できる。
1 シャツタ枠体
100 枠体部
101 立上枠体部
101−1 枠体表面
2 ケーシング
5 シャツタプレート
5a 端部
5b 基端側
5c 裏面側
5d 自由端側
5e 表面側
500 段落し部
500a 切欠き部
501 庇部
501a 切欠き部
502 平坦部
503 折返し突条
6 ブラケット
7 枢軸
8 連動板
10 磁石
12 ファン
13 モータ
14 モータ支持杆
15 ベルマウス
A 換気扇
X 長手方向
Y 短手方向

Claims (5)

  1. シャツタ枠体と、このシャツタ枠体の左右側の鉛直方向に設けた立上枠体部に枢着した複数枚のシャツタプレートと、この複数枚のシャツタプレートに設けた連動板と、で構成されるシャツタであって、
    このシャツタプレートは、その基端側長手方向に段落し部を形成するとともに、この段落し部の左右側に、前記立上枠体部枢着用のブラケットをそれぞれ設け、また、シャツタプレートの自由端側には、前記段落し部に積層する庇部を形成し、また、前記段落し部と庇部との間には平坦部を形成する構成とし、
    この平坦部の長手方向の両端部が、前記立上枠体部の枠体表面に面接触で添接することを特徴とした高気密性のシャツタ。
  2. シャツタ枠体と、このシャツタ枠体の左右側の鉛直方向に設けた立上枠体部に枢着した複数枚のシャツタプレートと、この複数枚のシャツタプレートに設けた連動板と、で構成されるシャツタであって、
    このシャツタプレートは、その基端側長手方向に段落し部を形成するとともに、この段落し部の左右側に、前記立上枠体部枢着用のブラケットをそれぞれ設け、また、シャツタプレートの自由端側には、前記段落し部に積層する庇部を形成し、また、前記段落し部と庇部との間には平坦部を形成する構成とし、
    この平坦部の長手方向の両端部が、前記立上枠体部の枠体表面に添接する構成とし、
    また、この平坦部の両端部の裏面に磁石を取付けとともに、前記枠体表面を磁性体とすることを特徴とした高気密性のシャツタ。
  3. 請求項1、又は請求項2に記載の高気密性のシャツタであって、
    前記段落し部は、基端側の端部に雨水用の折返し突条を、前記長手方向に延設する構成とした高気密性のシャツタ。
  4. 請求項1、又は請求項2に記載の高気密性のシャツタであって、
    前記段落し部には、前記庇部が積層して閉塞される構成とした高気密性のシャツタ。
  5. 請求項2に記載の高気密性のシャツタであって、
    前記磁石は、両端部で、かつ平端部の短手方向の全体に設けられる構成とした高気密性のシャツタ。
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