JP2010136900A - 吸収性物品及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、装着感を損なうことなく、効率的に後ろ漏れを防止することのできる吸収性物品及びその効率的な製造方法を提供することにある。
【解決手段】本発明の吸収性物品1は、肌当接面P側に配された表面シート12、非肌当接面側に配された裏面シート13及びこれら両シート12,13間に配された吸収体14を具備し、着用時に着用者の液排泄部に対向配置される排泄部対向部1B及び該排泄部対向部1Bより背中側に配される後方部1Cを有する。後方部1Cにおける吸収体14には、複数本の高密度部15,15・・及び相隣り合う高密度部間に位置する低密度部16が、それぞれ吸収性物品1の幅方向Yに延びて形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の吸収性物品及びその製造方法に関する。
従来、生理用ナプキン等の吸収性物品に関する技術として、就寝中に経血等の液が着用者の肌を伝って背中側から漏れ出す、いわゆる後ろ漏れを防止する技術が提案されている。
例えば、生理用ナプキンの後方部における吸収体の幅方向中央部を着用者の肌側にむかって隆起させ、その隆起した部分に、後方に向かって流れる液を吸い込ませる方法が知られている。
しかし、この方法は、吸収性物品の幅方向中央部が着用者の肌側に向かって凸状に盛り上がった形態となるため、吸収性物品が長手方向に湾曲したときに、吸収体の隆起部分の存在によって、吸収性物品が着用者の肌の形状に沿った形状に変形することが妨げられていた。
また、吸収体に関する技術として、特許文献1には、吸収体が、その中央部付近の横断面において幅方向に交互になるように疎水性材と親水性材とを配置したものである、吸収性物品が記載されている。また、特許文献2には、液透過性のトップシートと、バックシートと、両シート間に設けられた吸収コアとを有する積層体の横方向の中央領域の剛軟度を、横方向の両側領域で且つ吸収コアが存在している領域の剛軟度よりも高くした吸収性物品が提案されている。
特開平1―285266号公報 特開2000−225138号公報
しかし、特許文献1の吸収性物品における吸収体は、疎水性材の液吸収阻害を利用して、液を長手方向に拡散させるものであり、後ろ漏れの防止については特に考慮されていない。
また、特許文献2の吸収性物品は、剛軟度を高めた領域が、横方向の中央部に長手方向に延びるように形成されているため、吸収性物品が長手方向に湾曲したときに、幅方向中央部の剛軟度を高めた領域の存在によって、吸収性物品が着用者の肌の形状に沿った形状に変形することが妨げられる。
従って、本発明の目的は、装着感を損なうことなく、効率的に後ろ漏れを防止することのできる吸収性物品を提供することにある。
また、本発明の目的は、装着感を損なうことなく、効率的に後ろ漏れを防止することのできる吸収性物品を効率的に製造し得る吸収性物品の製造方法を提供することにある。
本発明は、肌当接面側に配された表面シート、非肌当接面側に配された裏面シート及びこれら両シート間に配された吸収体を具備し、着用時に着用者の液排泄部に対向配置される排泄部対向部及び該排泄部対向部より背中側に配される後方部を有する吸収性物品であって、前記後方部における前記吸収体に、複数本の高密度部及び高密度部間に位置する低密度部が、それぞれ吸収性物品の幅方向に延びて形成されている吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
また、本発明は、前記の吸収性物品の製造方法であって、空気流に乗せて供給した繊維材料を、底面部に溝部を有する集積用凹部に吸引して堆積させ、該溝部に対応する凸条部を有する堆積体を得る工程、及び得られた堆積体を加圧し、前記凸条部を潰す工程を有する吸収体の製造工程を具備する吸収性物品の製造方法を提供するものである。
本発明の吸収性物品によれば、装着感を損なうことなく、効率的に後ろ漏れを防止することができる。
本発明の吸収性物品の製造方法によれば、装着感を損なうことなく、効率的に後ろ漏れを防止することができる吸収性物品を効率的に製造することができる。
以下に、本発明について、その好ましい一実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の吸収性物品の一実施形態である生理用ナプキン1(以下、単にナプキン1ともいう)は、就寝時の使用に適した夜用のナプキンである。
ナプキン1は、表面シート12、裏面シート13及びこれら両シート12,13間に位置する吸収体14を備えた縦長の本体部分11と、該本体部分11の長手方向の左右両側方に形成された、一対のウイング部17,17及び一対の後方フラップ部18,18とを備えている。
表面シート12は、ナプキン1における、着用時に着用者の肌に当接される肌当接面Pを形成し、裏面シート13は、該ナプキン1における、肌当接面Pとは反対側の面である非肌当接面Qを形成している。ナプキン1における非肌当接面Qは、着用時にショーツのクロッチ部等、衣類側に向けられる。ナプキン1の非肌当接面Q側には、ナプキン1を、ショーツ等の下着のクロッチ部に固定するための粘着部19が設けられている。一対のウイング部17,17には、ショーツの外面(非肌対向面)に固定するためのウイング部粘着層(図示せず)が設けられている。後部フラップ18,18は、ナプキン1の着用時に、ショーツの内面(肌対向面)上に配される。
ナプキン1は、縦長の形状を有し、その長手方向を、着用時に着用者の腹寄りに配される前方部1Aと、着用者の液排泄部(膣口)に対向配置される液排泄部対向部1Bと、着用時に着用者の背中寄りに配される後方部1Cとに区分される。本ナプキン1における液排泄部対向部1Bは、左右に一対のウイング部17,17を有する部分である。
表面シート12は、液透過性の中央シート12aと、中央シート12aの両側部に接合された一対のサイドシート12b,12bとからなる。サイドシート12bは、ナプキン1の中央側の側縁部を中央シート12a上に重ねた状態で、該側縁部からやや幅方向の外方の位置において中央シート12aに接合されている。
表面シート12と裏面シート13とは、吸収体14の周縁部より外方においては接着剤(ホットメルト接着剤等)により互いに接合されており、且つナプキン1の周縁部においては更に熱シールにより接合されている。表面シート12と吸収体14との間、吸収体14と裏面シート13との間も、ドット、スパイラル、ストライプ等のパターン塗工された接着剤(ホットメルト接着剤等)により互いに接合されている。
表面シート12及び裏面シート13としては、従来この種の物品に使用されているものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート12の中央シート12aとしては、液透過性のものが用いられ、各種透水性の不織布や、樹脂フィルムに多数の開孔を形成した開孔フィルム等を用いることができる。本発明における吸収体は、液の取り込み性に優れているため、上下2層の繊維層からなり、下層の繊維層が、収縮させた熱収縮性繊維(潜在捲縮性繊維等)を含む表面シート(特に中央シート12a)と組み合わせても、表面シートから吸収体への良好な液の吸い込み性が得られる。表面シート12のサイドシート12bとしては、撥水性の不織布や、樹脂フィルム、不織布と樹脂フィルムの積層体等を用いることができる。
吸収体14は、パルプ繊維等の繊維材料からなる吸収性コア又は該吸収性コアの繊維間に高吸水性ポリマーを保持させてなる吸収性コアを、ティッシュペーパーや透水性の不織布からなるコアラップシート(図示略)で被覆してなる。
吸収性コアを構成する繊維材料としては、従来、生理用ナプキンやパンティライナー、使い捨ておむつ等の吸収性物品の吸収体に用いられている各種のものを特に制限なく用いることができ、例えば、パルプ繊維、レーヨン繊維、コットン繊維等のセルロース系繊維の短繊維や、ポリエチレン等の合成繊維の短繊維等が用いられる。これらの繊維は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。また、繊維材料は、全体又は一部がパルプ繊維であることが好ましく、繊維材料中のパルプ繊維の割合は50〜100質量%であることが好ましく、より好ましくは80〜100質量%であり、更に好ましくは100質量%である。尚、吸収性コアには、繊維材料以外に、消臭剤や抗菌剤等を必要に応じて配合しても良い。また、吸水性ポリマーを配合しても良い。
ナプキン1における吸収体14は、図1及び図2に示すように、後方部1Cに、列状粗密構造部100を有している。
列状粗密構造部100は、構成繊維が密な状態に存在する平面視帯状の4本の高密度部15と高密度部15に比較して構成繊維が粗な状態に存在する平面視帯状の3本の低密度部16とを有している。3本の低密度部16は、それぞれ、高密度部15どうし間に位置している。
高密度部15及び低密度部16は、それぞれ、ナプキン1の幅方向(図中Y方向)に延びて形成されており、それらの高密度部15及び低密度部16が、ナプキン1の長手方向(図中X方向)に交互に形成されている。また、X方向の両端に位置する2つの高密度部15それぞれの外方は、高密度部15に比較して構成繊維が粗な状態に存在する非帯状低密度部16bとなっている。非帯状低密度部16bは、吸収体14における、列状粗密構造部100及び後述する第2列状粗密構造部200以外の部分に拡がっている。
高密度部15は、低密度部16との比較において繊維材料の密度が高い部分であり、低密度部16は、高密度部15との比較において繊維材料の密度が低い部分である。
ナプキン1における吸収体14の厚みは、高密度部15と低密度部16とでほぼ同じである。
吸収体14の厚みが、高密度部15と低密度部16とでほぼ同じとは、以下のようにして測定した、高密度部15の厚みT5と低密度部16の厚みT6との比(T5/T6)がほぼ1.0であることをいう。高密度部15の厚みT5と低密度部16の厚みT6との比(T5/T6)は、1.0に近いことが、吸収体の着用者側に突出した凸状構造を形成しないことから、着用者にナプキン装着による違和感を与えない点から好ましく、例えば、1.0〜1.2であることが好ましく、より好ましくは1.0〜1.1である。
〔高密度部及び低密度部の厚み測定方法〕
高密度部15及び低密度部16の厚みは、吸収体14より各々の部位を長さ30mm、幅5mmの大きさに切り出し、定圧式厚み計を用いて測定した。そのときの圧力は0.5g/cm2であった。
高密度部15の幅W1(図2参照)は、5〜20mm、特に5〜10mmであることが好ましく、低密度部16の幅W2(図2参照)は、5〜20mm、特に5〜20mmであることが好ましい。高密度部15の幅W1と低密度部16の幅W2の比(W1/W2)は、0.50〜2.00、特に0.75〜1.50であることが好ましい。列状粗密構造部100全体の幅W(X方向の長さ)は30〜150mm、特に40〜120mmであることが好ましい。
本実施形態の列状粗密構造部100においては、、4本の高密度部15のY方向の長さは、ナプキン1の前端側の高密度部15から後端側の高密度部15に向かって次第に長くなっている。高密度部15のY方向の長さは、その高密度部15の位置における吸収体14のY方向の長さの40〜90%、特に50〜80%であることが好ましい。本実施形態のように、列状粗密構造部100に長さの異なる高密度部15を有する場合、最も長い高密度部15dのY方向の長さが上記範囲であることが好ましい。
また、列状粗密構造部100中に含まれる高密度部15の本数は、2本以上であり、より好ましくは3以上、更に好ましくは4本以上である。上限は特に制限されないが、15本以下が好ましく、12本以下がより好ましい。
本実施形態のナプキン1においては、後方部1Cにおける吸収体14に、上述した構成の列状粗密構造部100が形成されている。
そのため、着用者の液排泄部から排泄された液(経血等)が、後方部1Cに流れてきたときに、強い毛管力が働き液の引き込み性に優れる高密度部15のうち、最も液排泄部に近い高密度部15aで素早く吸収、保持される。着用者の液排泄部から排泄された液(経血等)が繰り返し後方部1Cに流れてきた場合は、ナプキン(吸収性物品)長手方向のより後方に存在する高密度部(15b,15c,15d)で順次液が吸収、保持されるため、液はナプキンの後端部に伝達しにくく、ナプキン後部からの液の漏れが防止される。
また、列状粗密構造部100は、ナプキン1の長手方向に沿う断面形状が凹状となるように容易に変形する。そのため、ナプキン1は特にその後部において装着者の体の形状に沿うように変形し、液排泄部から排泄された液が着用者の肌を伝達することなく素早く吸収されるので、ナプキン後部からの液の漏れが防止される。
このような効果を確実に得る観点から、列状粗密構造部100における、高密度部15の密度(繊維材料の密度)は、0.05〜0.40、特に0.10〜0.30であることが好ましく、低密度部16の密度(繊維材料の密度)は、0.02〜0.20、特に0.05〜0.15であることが好ましい。
高密度部15の密度(繊維材料の密度)と低密度部16の密度(繊維材料の密度)との比(前者/後者)は、1.2〜4.0、特に1.5〜3.0であることが好ましい。
繊維材料と共に、消臭剤、抗菌剤及び吸水性ポリマーの一以上、特にこれらの全てを、空気流に乗せて供給し、これらの混合物を、集積用凹部に吸引して堆積させ、得られた堆積体を加圧して高密度部15と低密度部16を形成する製造方法の場合には、列状粗密構造部100における、高密度部15の全材料の密度が0.05〜0.40、特に0.10〜0.30であることが好ましく、低密度部16の全材料の密度が0.02〜0.20、特に0.05〜0.50であることが好ましい。
高密度部15の全材料の密度と低密度部16の全材料の密度との比(前者/後者)は、1.2〜4.0、特に1.5〜3.0であることが好ましい。
〔高密度部及び低密度部の全材料の密度の測定方法〕
吸収体14より各々の部位を長さ30mm、幅5mmの大きさに切り出しサンプルを調製し、電子天秤(A&D社製電子天秤GR−300、精度:小数点以下4桁)を用いサンプルの重量を測定した。定圧式厚み計を用い、サンプル厚みを測定し、測定したサンプルの重量を、サンプルの体積(厚み×長さ×幅)で除して各々の部位の全材料の密度を算出した。尚、低圧式厚み計の測定時圧力は0.5g/cm2であった。
〔高密度部及び低密度部の密度(繊維材料の密度)の測定方法〕
上記と同様にして調製したサンプル中に含まれる繊維材料の重量を求め、求めた繊維材料の重量を、サンプルの体積で除す以外は、上記と同様にして、各々の部位の密度(繊維材料の密度)を算出した。
また、列状粗密構造部100は、高密度部15と低密度部16とが、ナプキン1の幅方向に延びて形成されており、低密度部16が柔軟に変形するため、列状粗密構造部100が着用者に違和感を与えにくい。また、列状粗密構造部100は、ナプキン1の長手方向に沿う断面形状が凹状となるように容易に変形する。そのため、吸収体14及びナプキン1が、着用者の液排泄部から背中側に掛けての肌面形状に良好にフィットし、優れた装着感が得られると共に、後ろ漏れ防止性も一層向上する。
ナプキン1における吸収体14は、図1及び図3に示すように、排泄部対向部1Bに、第2列状粗密構造部200を有している。
第2列状粗密構造部200は、それが形成されている部位が排泄部対向部1Bである点、高密度部15及び低密度部16が延びている方向がナプキン1の長手方向(X方向)である点、及び4本の高密度部15の長さ(X方向の長さ)が等しい点が、上述した排泄部対向部1Bと異なる以外は、排泄部対向部1Bと同様の構造を有している。第2列状粗密構造部200の構造について特に説明しない点(好ましい構成を含む)は、排泄部対向部1Bと同様であり、排泄部対向部1Bについての説明が適宜適用される。
第2列状粗密構造部200における、高密度部15の長さ(X方向の長さ)及び該高密度部15と並行する低密度部16の長さ(X方向の長さ)は、吸収体14の全長の10〜60%であることが好ましく、より好ましくは20〜50%である。
第2列状粗密構造部200における、高密度部15の幅W3(Y方向の長さ)は、該高密度部15が存する部分の吸収体14の全幅(Y方向の長さ)の3〜30%であることが好ましく、より好ましくは5〜20%であり、高密度部15間に位置する低密度部16の幅W4(Y方向の長さ)も同様である。
高密度部15の幅W3は、5〜20mm、特に5〜10mmであることが好ましく、低密度部16の幅W4は、5〜20mm、特に5〜10mmであることが好ましい。高密度部15の幅W3と低密度部16の幅W4の比(W3/W4)は、0.50〜2.00、特に0.75〜1.50であることが好ましい。
第2列状粗密構造部200全体の幅(Y方向の長さ)は、第2列状粗密構造部200を有する部分における吸収体14の幅の40〜90%、特に50〜80%であることが好ましい。
第2列状粗密構造部200中に含まれる高密度部15の本数は、2本以上であり、より好ましくは3本以上、更に好ましくは4本以上である。上限は特に制限されないが、10本以下が好ましく、8本以下がより好ましい。
本実施形態のナプキン1においては、排泄部対向部1Bにおける吸収体14に、上述した構造の第2列状粗密構造部200が形成されている。
吸収体14の第2列状粗密構造部200においては、低密度部16を有するため、ナプキン1上に排泄された液は、図4に示すように、素早く低密度部16内に移行し、低密度部16に移行した液は、粗密勾配により高密度部15に拡散して該高密度部15内に安定に保持される。このように高密度部15及び低密度部16が異なる役割を果たすことによって、本実施形態のナプキン1は、表面シートから吸収体への液の取り込み性及び液が表面シートに戻る液戻りを防止する性能(液戻り防止性)に優れている。
このような効果を確実に得る観点から、第2列状粗密構造部200の高密度部15の密度(繊維材料の密度)は、0.05〜0.40、特に0.10〜0.30であることが好ましく、第2列状粗密構造部200の低密度部16の密度(繊維材料の密度)は、0.02〜0.20、特に0.05〜0.15であることが好ましい。
第2列状粗密構造部200における、高密度部15の密度(繊維材料の密度)と低密度部16の密度(繊維材料の密度)との比(前者/後者)は、1.2〜4.0、特に1.5〜3.0であることが好ましい。
また、本実施形態のナプキン1においては、排泄部対向部1Bに、高密度部15及び低密度部16がナプキン1の長手方向に沿っている第2列状粗密構造部200を有するので、表面シート12と吸収体14との間や吸収体14内を液がナプキン1の幅方向に拡散することが抑制される。そのため、本実施形態のナプキン1は、後ろ漏れ防止性に加えて、横漏れ防止性にも優れている。
更に、ナプキン1の幅方向から圧力が加わったときに、第2列状粗密構造部200における、高密度部15間に存する低密度部16が柔軟に変形するので、高密度部15を有するにも拘わらず、着用者の動きに対する追従性が良好であり、着用者に高密度部15が不快感や違和感を与えること等も防止することができる。
次に、上述した生理用ナプキン1の好ましい製造方法について図5〜図7を参照して説明する。
図5は、生理用ナプキン1の吸収体14の製造に好ましく用いられる吸収体の製造装置10を示す図である。製造装置10は、図5に示すように、外周面に複数の集積用凹部21(堆積部)が所定の間隔で形成された回転ドラム2と、回転ドラム2の外周面に向けて、繊維材料42を飛散状態にて供給するダクト3と、ダクト3に繊維材料42を供給する繊維材料供給部4と、集積用凹部21にあふれるように堆積させた過剰量の繊維材料を掻き取るスカッフィングロール5と、集積用凹部21から離型した堆積体(吸収性コア)14Aの上下面をコアラップシート14Bで被覆する被覆機構(図示せず)と、吸収性コア14Aを被覆シート14Bで被覆して得られる吸収体連続体を、一対のプレスロール61,62間で加圧して圧縮する圧縮装置6と、圧縮後の吸収体連続体を、個々の生理用ナプキンに使用される寸法に切断して吸収体14とする切断装置(図示せず)を備えている。
回転ドラム2は、円筒状をなし、図5中の矢印A方向に一定速度で回転駆動される。回転ドラム2の外周面には、複数個の集積用凹部21,21・・が形成されている。回転ドラム2の内側(回転軸側)の非回転部分には、吸気ファン(図示せず)が接続されており、該吸気ファンの駆動により、回転ドラム内側の仕切られた空間B及びCが負圧に維持される。個々の集積用凹部21の底面部は、メッシュプレート21aにより構成され、多数の細孔を有している。個々の集積用凹部21が、負圧に維持された空間B,C上を通過している間、各集積用凹部21の底面部の細孔が吸引孔として機能する。集積用凹部21の底面部22には、図6に示すように、回転ドラム2の軸長方向に延びる複数本の溝部123と、回転ドラム2の周方向に延びる複数本の溝部223と周方向に延びて形成されている。
ダクト3は、回転ドラム2の外周面の一部を覆う一端部31と、繊維材料供給装置4に接続された他端部32とを有しており、空間B上に位置する集積用凹部21の底面部からの吸引により、ダクト3内に、回転ドラム2の外周面に向けて流れる空気流が生じさせるように構成されている。繊維材料供給部4は、解繊機41を備えており、パルプシート等のシート状の原料43を、原料供給用のニップローラ44,44により解繊機41に導入し、解繊された繊維材料42をダクト3内に供給するように構成されている。
スカッフィングロール5は、周囲にブラシを有しており、該ブラシにより、集積用凹部21内からあふれた繊維材料42を掻き取る。スカッフィングロール5に掻き取られず集積用凹部21内に残った堆積体(吸収性コア)14Aは、回転ドラム2の下方において集積用凹部21から離型される。集積用凹部21からの離型は、回転ドラム2内の仕切られた空間Dを図示しない加圧手段により陽圧に維持して、集積用凹部21の底面部の細孔から空気を吹き出させると共に、バキュームコンベア7側から吸引することにより行う。
前記被覆機構は、バキュームコンベア7上に、コアラップシート14Bを供給する公知の搬送機構と、コアラップシート上に堆積体(吸収性コア)14Aが載置された後に、該コアラップシートの両側部を、該堆積体(吸収性コア)14A上に折り返し、その折り返しにより、堆積体(吸収性コア)14Aの上下両面をコアラップシート14Bで被覆するように構成されている。
図5に示す吸収体の製造装置10を用いて、上述した吸収体14を製造する方法について説明する。
先ず、回転ドラム2及びスカッフィングロール5を回転させると共に、上記吸気ファン及び上記加圧手段を作動させて、空間B及びCを負圧にし空間Dを陽圧にする。また、バキュームコンベア7、圧縮装置6及び切断装置を作動させる。
吸気ファンの作動により、空間B上に位置する集積用凹部21の底面部に吸引力が生じると共に、ダクト3内に、回転ドラム2の外周面に向けて流れる空気流が生じる。
そして、繊維材料供給装置4を作動させて、ダクト3内に繊維材料42を供給すると、該繊維材料42は、飛散状態となって、ダクト3内を流れる空気流に載って、回転ドラム2の外周面に向けて供給される。
個々の集積用凹部21が、負圧に維持された空間B上を通過している間、ダクト3から供給される繊維材料42が各集積用凹部21に吸引されて堆積する。各集積用凹部21には、やや過剰量の繊維材料を堆積させ、集積用凹部21内からあふれる繊維材料がスカッフィングロール5で掻き取られる。スカッフィングロール5に掻き取られず集積用凹部21内に残った堆積体(吸収性コア)14Aは、バキュームコンベア7上に供給されたコアラップシート14B上に離型される。図7(a)は、コアラップシート14B上に離型された堆積体(吸収性コア)14Aを示す図であり、堆積体(吸収性コア)14Aには、集積用凹部21内の溝部123に対応する凸条部115A、及び溝部223に対応する凸条部215Aが形成されている。
コアラップシート14B上の堆積体(吸収性コア)14Aは、折り返されたコアラップシート14Bの両側部により凸条部115A,215Aを有する面も被覆された後、圧縮装置6に導入されて一対のプレスロール61,62間で加圧される。これにより、凸条部115A,215Aがつぶされる。凸条部115A,215Aがつぶされた後の吸収体連続体は、図示しない切断手段で切断されて、個々の生理用ナプキンに使用される寸法の吸収体14となる。
得られた吸収体14においては、図7(b)に示すように、凸条部115Aがつぶれた部分が、列状粗密構造部100の高密度部15となっており、凸条部215Aがつぶれた部分が、第2列状粗密構造部200の高密度部15となっており、それ以外の部分が、列状粗密構造部100若しくは第2列状粗密構造部200の低密度部16、又は非帯状低密度部16aとなっている。
生理用ナプキン1は、このようにして得られる吸収体14を、表面シート12の帯状原反と裏面シート13の帯状原反との間に間欠的に配置した後、吸収体14の周囲において、それらの表裏面シート間を接合し、次いで、個々の生理用ナプキンの寸法に切断することにより得られる。
以上、本発明の吸収性物品及びその製造方法について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されず、適宜変更することができる。
例えば、列状粗密構造部100及び/又は第2列状粗密構造部200は、上述のようにして製造した吸収体の高密度部15を、図8に示すように、非肌当接面側から更に加圧して圧縮したものであっても良い。図8に示す吸収体においては、高密度部15に、この圧縮により凹部19が形成されている。
高密度部15の圧縮による凹部19は、図8(c)示すように、高密度部15の長手方向に間欠的に形成することが、吸収体の柔軟性、特に高密度部15と交差する方向の可撓性を向上させる点から好ましい。高密度部15の圧縮は、例えば、周方向に直列配置された複数個の凸部からなる凸部列を軸長方向に多列に備えた凸ロールと、表面平滑なフラットロールとの間に、高密度部15及び低密度部16を形成した吸収体を導入し、該高密度部15を選択的に加圧することにより行うことができる。
高密度部15の更なる圧縮により、高密度部15に更に高密度化した部分が生じるため、列状粗密構造部100及び/又は第2列状粗密構造部200液の引き込み性を一層向上させることができる。
また、上述したナプキン1における吸収体14には、後方部に列状粗密構造部100が形成され、排泄部対向部1Bに第2列状粗密構造部200が形成されていたが、図9に示すように、第2列状粗密構造部200をなくすこともできる。また、列状粗密構造部100に設ける複数本の高密度部15は、長さが等しいものであっても良く(図9参照)、吸収性物品の前端側の高密度部から後端側の高密度部に向かって長さが次第に短くなるものであっても良い。
また、生理用ナプキンは、ウイング部17を有しないものであっても良く、後部フラップ部18を有しないものであっても良く、ウイング部17及び後部フラップ部18を有しないものであっても良い。また、表面シートは、裏面シート13と同形の一枚のシートからなるものであっても良い。
また、繊維材料に加えて、消臭剤、抗菌剤及び吸水性ポリマーの一以上を含む吸収体、例えば、繊維材料と吸水性ポリマーとを含む吸収体や、繊維材料、消臭剤、抗菌剤及び吸水性ポリマーの全てを含む吸収体を製造する方法としては、上述したように、繊維材料と、消臭剤、抗菌剤及び吸水性ポリマーの一以上とを混合積繊した後、凸条部を潰す方法があるが、他の方法として、繊維材料のみを空気流に乗せて供給し、該繊維材料を吸引堆積させて凸条部を有する堆積体を得た後、その堆積体に、消臭剤、抗菌剤及び吸水性ポリマーの一以上を散布し、その散布後の体積体に対して、凸条部を潰す工程を行う方法もある。消臭剤、抗菌剤及び吸水性ポリマーとしては、それぞれ、吸収性物品に従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。
また、本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンの他、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド、使い捨ておむつ等の他の吸収性物品であっても良い。
上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
以下、本発明を実施例を用いて更に説明するが、本発明は、かかる実施例によって何ら制限されるものではない。
〔実施例1〕
図10(a)に示す構成の吸収体を製造した。吸収体の寸法は長さ300mm、幅80mmとした。その吸収体には、凸条部を潰して形成した多数本の高密度部15がそれぞれ吸収体の幅方向に延びて形成されていた。高密度部は、高さが2.2mm、幅が7.5mm、坪量が370g/m2、密度が0.17g/cm2であり、高密度部間の低密度部は、高さが2.0mm、幅が7.5mm、坪量が210g/m2、密度が0.11g/cm2であり、高密度部と低密度部の密度比は1.60であった。高密度部と低密度部の前記密度比は、繊維材料の密度比であるが、全材料の密度比も略同じであった。
〔比較例1〕
図10(b)に示す構成の吸収体を製造した。吸収体の寸法は長さ300mm、幅80mmとした。その吸収体には、直径2mmの円形のエンボス部が全域に亘って千鳥状に形成されていた。エンボス部の中心点間のピッチは7mmである。坪量(目付)は250g/m2であった。
〔比較例2〕
図10(c)に示す構成の吸収体を製造した。吸収体の寸法は長さ300mm、幅80mmとした。その吸収体は、幅広の下部繊維層と該下部繊維層の中央部に載置された上部繊維層層とからなり、幅方向中央部に厚みの大きい中高部52が長手方向に延びて形成されていた。その吸収体の中高部52は、高さが5.0mm、幅が30mmであり、坪量が460g/m2であった。
〔評価〕
〔曲げ剛性〕
JIS L−1096(一般織物試験方法)に準じて、実施例及び比較例1及び2の吸収体(吸収性パッド)の曲げ剛性の評価を行った。評価装置は、大栄科学精器製作所社製のハンドロメーター(型式:HOM−3)を用いた。ハンドロメーターのスリット幅は40mmに設定した。
試験用の吸収体(吸収体:幅80mm×長さ300mm)を、ロールプレスで約30kg/cm2の荷重を加えた後に、吸収体後部端より70mmの部位で吸収体方向に沿って吸収体を曲げたときの曲げ剛性の評価を行った。図10には、試験用の吸収体を曲げたときの屈曲線Eを示した。その測定結果を表1に示した。
〔後漏れ防止性〕
試験用の吸収体(吸収体:幅80mm×長さ300mm)を、ロールプレスで約30kg/cm2の荷重を加えた後に、45°の傾斜板に固定し、吸収体の後端部から100mmの位置に粘度を8.0±0.1cPに調整した馬血を3g、一定間隔ごとに繰り返し注入し、各注入の1分後に注入点より液が吸収体後方へ拡散した距離を測定した。測定結果を表1に併せて示した。
Figure 2010136900
表1に示す結果から、本発明の発明品(実施例1)は、比較例1、2と比べて曲げ剛性が低く、柔らかいことが分かる。また、本発明の発明品(実施例1)は、比較例1と比べて後方への液拡散距離が短く、後方からの漏れ防止性能に優れ、中高吸収体を配した比較例2とほぼ同等の性能を有することが分かる。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態を一部破断して示す平面図である。 図2は、図1のII−II線断面を示す模式断面図である。 図3は、図1のIII−III線断面を示す模式断面図である。 図4は、吸収体の液の取り込み性を説明するための吸収体の模式断面図である。 図5は、本発明の吸収性物品の製造に好ましく用いられる吸収体の製造装置の概略を示す図である。 図6(a)は、底面部に溝部を有する集積用凹部を示す斜視図であり、図6(b)は、その集積用凹部の内部に繊維材料が堆積した状態を示す断面図である。 図7(a)は、凸条部を有する堆積体(製造中間体)を示す斜視図であり、図7(b)は、図7(a)の堆積体を用いて製造される吸収体を模式的に示す斜視図である。 図8は、本発明の吸収性物品の他の実施形態における吸収体を示す図であり、図8(a)は、高密度部が延びる方向に直交する平面で切断した吸収体を示す斜視図、図8(b)は、高密度部が更に高密度化された部分に液が吸い込まれる様子を示す模式断面図、図8(c)は、高密度部を吸収体の非肌当接面側から見た状態を示す図である。 図9は、本発明の吸収性物品の更に実施形態における吸収体を示す平面図である。 実施例及び比較例に用いた吸収体の模式平面図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン
11 本体部分
12 表面シート
13 裏面シート
14 吸収体
14A 堆積体(吸収性コア)
14B コアラップシート
100 列状粗密構造部
15 高密度部
16 低密度部
200 第2列状粗密構造部
15 高密度部
16 低密度部
10 吸収体の製造装置
2 回転ドラム
21 集積用凹部
3 ダクト
4 繊維材料供給部
42 繊維材料
5 スカッフィングロール
6 圧縮装置
7 バキュームコンベア

Claims (6)

  1. 肌当接面側に配された表面シート、非肌当接面側に配された裏面シート及びこれら両シート間に配された吸収体を具備し、着用時に着用者の液排泄部に対向配置される排泄部対向部及び該排泄部対向部より背中側に配される後方部を有する吸収性物品であって、
    前記後方部における前記吸収体に、複数本の高密度部及び高密度部間に位置する低密度部が、それぞれ吸収性物品の幅方向に延びて形成されている吸収性物品
  2. 前記吸収体の厚みが、前記高密度部と前記低密度部とでほぼ同じである請求項1記載の吸収性物品。
  3. 複数本の前記高密度部は、吸収性物品の後方に向かうほど長さが長くなっている請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
    空気流に乗せて供給した繊維材料を、底面部に溝部を有する集積用凹部に吸引して堆積させ、該溝部に対応する凸条部を有する堆積体を得る工程、及び得られた堆積体を加圧し、前記凸条部を潰す工程を有する吸収体の製造工程を具備する吸収性物品の製造方法。
  5. 前記堆積体を得る工程においては、前記繊維材料と共に、消臭剤、抗菌剤及び吸水性ポリマーの一以上を、空気流に乗せて供給し、これらの混合物を、前記集積用凹部に吸引して堆積させる、請求項4記載の吸収性物品の製造方法。
  6. 前記堆積体を得る工程後に、繊維材料の体積体に、消臭剤、抗菌剤及び吸水性ポリマーの一以上を散布し、散布後の体積体に対して、前記凸条部を潰す工程を行う、請求項4記載の吸収性物品の製造方法。
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