JP2010133645A - 風量管理サーバおよび風量管理方法 - Google Patents

風量管理サーバおよび風量管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】設備室に設置される設備の情報処理装置の排出風量と空調設備の供給風量との関係を一体的に把握する図を提供する。
【解決手段】風量管理サーバは、管理対象の設備室内の予め定められた特定空間と、特定空間に空気を排出する電気機器と、特定空間に空気を供給する空調設備とを対応付ける情報を予め記憶し、電気機器毎の排出風量と、空調設備毎の供給風量とのそれぞれの風量情報を収集して、特定空間毎に、特定空間に対応付けられた電気機器に対応する排出風量の合算値と、特定空間に対応する空調設備の供給風量の合算値との比較図を生成して出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、設備室に収容された設備から排出また供給される風量を管理する風量管理サーバおよび風量管理方法に関する。
従来、ルータ等の通信装置やサーバ等の情報処理装置が集約的に収容されるサーバルームなどの設備室には、設置された情報処理装置のそれぞれからの排熱を冷却する空調設備が設置される。ここでは、まず設備室の運用設計時に、その設置面積や収容ラックの数などに基づいて、将来的に設置される情報処置装置の排熱量や消費電力量が予測される。また、情報処理装置の排熱量の予測に応じて、余裕を見込んだ最大見合いでの冷気熱量や冷気風量が設計され、設計に応じた空調設備が設置される。情報処理装置が増設される際にも同様に、増設される情報処理装置に応じた冷気熱量や冷気風量が予測され、空調設備が増設される。
ここで、空調機から供給する冷気熱量に関しては、空調機の周囲や設備室内の温度状態を計測することにより、電気機器から生じる熱負荷に応じて空調機出力の増大や減少の制御を行うのが一般的である。一方、空調機からの冷気風量については、電気機器が要求する風量をリアルタイムに把握することが困難なため、上記設計時に見込んだ最大見合いの風量を下回らぬように、空調機送風機出力をある一定値以上に固定して動作させるのが一般的である。
なお、空調機からの冷気風量が、電機機器の要求風量(すなわち電気機器に搭載された送風機の風量)を下回ると、設備室内で電気機器の排熱空気のショートサーキットなどの意図せぬ気流障害が発生する可能性があり、例え冷気熱量が充足していたとしても、電気機器周囲の気温が局所的に急速に上昇する恐れがあるため、好ましくない。
特許文献1には、このような情報処理装置と空調設備とにSNMP(Simple Network Management Protocol)クライアントの機能を搭載し、これらの設備を統合的に監視して制御する技術が提案されている。
特開2006−64254号公報
しかしながら、上述のような運用設計時の予測に基づいて設定される供給風量では、過剰に余裕を見込んだ設計となり過剰供給によるエネルギーロスの原因となったり、逆に予測した供給風量では能力が不足したりすることが考えられる。とりわけ、電機機器は、実際には設計時に見込んだ稼働率より低い状態で運用されることがあり、エネルギーロスが問題となる場合がある。
そこで、運用開始後に情報処理装置の排出風量や空調設備の供給風量などを経時的に計測し、最適な供給風量の再設計を行うことが考えられるが、このような設備のそれぞれについて個別に稼働状況を把握することには多大な労力を要した。特に、設備室に設置する情報処理装置と空調設備との増設計画を行う際には、情報処理装置の計画担当者と空調設備の計画担当者とのあいだで密な情報共有が必要であるが、情報処理装置の能力と空調設備の能力とを定量的に効率よく比較、検討する方法はなかった。このため、情報処理装置の増設やそれに伴う空調設備の増設には多大な人的、時間的コストがかかって定期的に設備の稼働状況を計測することは困難であったり、計画担当者の経験や勘に基づく判断により設計にバラツキがでたりする場合があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、設備室に設置される設備の情報処理装置の排出風量と空調設備の供給風量との関係を一体的に把握し、情報処理装置に適した適切な供給風量の判断を可能とする風量管理サーバおよび風量管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、設備室に収容され、給電に応じて稼働する際に生じる発熱を排気として排熱するための送風機を自ら搭載した電気機器と、排熱を処理するための冷気を供給する空調設備との風量情報を収集し、情報を出力する出力部を備えた風量管理サーバであって、設備室に収容された電気機器毎の排気風量を示す風量情報と、空調設備毎の冷気風量を示す風量情報とが記憶される風量情報記憶部と、設備室に収容された電気機器毎の排気風量を示す風量情報と、空調設備毎の冷気風量を示す風量情報とを収集し、風量情報記憶部に記憶させる風量情報収集部と、設備室内の予め定められた特定空間と、特定空間において排気を排出する電気機器と、特定空間において排気を供給する空調設備とを対応付ける情報が予め記憶される空間情報記憶部と、特定空間毎に、特定空間に対応付けられた電気機器の風量情報の合算値と、特定空間に対応付けられた空調設備の風量情報の合算値との比較図を生成して出力部に出力させる比較図生成部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、設備室に収容され、給電に応じて稼働する際に生じる発熱を排気として排熱するための送風機を自ら搭載した電気機器と、排熱を処理するための冷気を供給する空調設備との風量情報を収集し、情報を出力する出力部を備えた風量管理サーバであって、設備室に収容された電気機器毎の排気風量を示す風量情報と、空調設備毎の冷気風量を示す風量情報とが記憶される風量情報記憶部と、設備室に収容された電気機器毎の排気風量を示す風量情報と、空調設備毎の冷気風量を示す風量情報とを収集し、風量情報記憶部に記憶させる風量情報収集部と、設備室内の予め定められた特定空間と、特定空間から排気として空気を排出する電気機器および特定空間から冷気として空気を排出する空調設備と、特定空間に排気として空気を供給する電気機器および特定空間に冷気として空気を供給する空調設備と、を対応付ける情報が予め記憶される空間情報記憶部と、特定空間毎に、特定空間に対応付けられた電気機器および空調設備による排出風量情報の合算値と、該特定空間に対応付けられた電気機器および空調設備からの供給風量情報の合算値との比較図を生成して出力部に出力させる比較図生成部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、風量情報収集部によって電気機器から風量を収集できない場合、電気機器毎の消費電力を収集する消費電力情報収集部と、消費電力情報収集部が収集した消費電力に基づいて、消費電力に応じた電気機器の排気風量を近似して算出し、算出した排気風量を示す風量情報を風量情報記憶部に記憶させる風量情報算出部と、をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、電気機器と空調設備とが設置された設備室におけるそれぞれの位置を示す位置情報と、電気機器から排出する空気と空調設備から供給する空気とのそれぞれの風向を示す風向情報とが対応付けられて記憶される位置情報記憶部と、位置情報記憶部に記憶された位置情報に応じて電器機器と空調設備との相対的な位置関係を二次元図で図示する風量マップを生成し、風量マップにおける電器機器と空調設備との位置に、風量情報と風向情報とを図示して出力部に出力させる風量マップ生成部と、をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、特定空間毎に、電気機器の風量情報の合算値と空調設備の風量情報の合算値とを算出して比較し、電気機器の風量情報の合算値が、空調設備の風量情報の合算値よりも予め定められた閾値を超えて大きい場合には、空調設備の冷気風量を増大する警告を出力する排出過多判定部と、をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、特定空間毎に、電気機器の風量情報の合算値と空調設備の風量情報の合算値とを算出して比較し、電気機器の風量情報の合算値が、空調設備の風量情報の合算値よりも予め定められた閾値を超えて大きい場合には、空調設備の冷気風量を増大するよう空調設備に指示する空調制御部と、をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、特定空間毎に、電気機器の風量情報の合算値と空調設備の風量情報の合算値とを比較し、空調設備の風量情報の合算値が、電気機器の風量情報の合算値よりも予め定められた閾値を超えて大きい場合には、空調設備の冷気風量を減少する警告を出力する供給過多判定部と、をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、特定空間毎に、電気機器の風量情報の合算値と空調設備の風量情報の合算値とを比較し、空調設備の風量情報の合算値が、電気機器の風量情報の合算値よりも予め定められた閾値を超えて大きい場合には、空調設備の冷気風量を減少するよう空調設備に指示する空調制御部と、をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、設備室に収容され稼働する際に空気を排出する電気機器毎の排出風量を示す風量情報と、設備室に空気を供給する空調設備の供給風量を示す風量情報とが記憶される風量情報記憶部と、設備室内の予め定められた特定空間と、特定空間に空気を排出する電気機器と、特定空間に空気を供給する空調設備とを対応付ける情報が予め記憶される空間情報記憶部と、情報を出力する出力部を備えた風量管理サーバによる風量管理方法であって、風量情報収集部が、設備室に収容された電気機器毎の排出風量を示す風量情報と、空調設備毎の供給風量を示す風量情報とを収集し、風量情報記憶部に記憶させるステップと、比較図生成部が、空間情報記憶部に記憶された特定空間毎に、特定空間に対応付けられた電気機器に対応して風量情報記憶部に記憶された風量情報の合算値と、特定空間に対応付けられた空調設備に対応して風量情報記憶部に記憶された風量情報の合算値との比較図を生成して出力部に出力させるステップと、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、空調制御部が、特定空間毎に、電気機器の排出風量の合算値と空調設備の供給風量の合算値とを算出して比較し、電気機器の排出風量の合算値が、空調設備の供給風量の合算値よりも予め定められた閾値を超えて大きい場合には、空調設備の供給風量を増大するよう空調設備に指示するステップと、をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、空調制御部が、特定空間毎に、電気機器の排出風量の合算値と空調設備の供給風量の合算値とを比較し、空調設備の供給風量の合算値が、電気機器の排出風量の合算値よりも予め定められた閾値を超えて大きい場合には、空調設備の供給風量を減少するよう空調設備に指示するステップと、をさらに備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、風量管理サーバは、管理対象の設備室内の予め定められた特定空間と、特定空間に排気する電気機器と、特定空間に冷気を供給する空調設備とを対応付ける情報を予め記憶し、電気機器毎の排気風量と、空調設備毎の冷気風量とのそれぞれの風量情報を収集して、特定空間毎に、特定空間に対応付けられた電気機器に対応する風量情報の合算値と、特定空間に対応する空調設備の風量情報の合算値との比較図を生成して出力するようにしたので、設備室に設置される設備の電器機器の風量情報と空調設備の風量情報との関係を一体的に示す比較図を出力することができる。これにより、設備室の管理者は、設備室に設置される電気機器の排気風量に対する空調設備による冷気風量が適切であるか否かの判断を効率良く行うことが期待できる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による風量管理システム1の構成を示すブロック図である。風量管理システム1は、設備室に設置された複数の情報処理装置20(情報処理装置20−1、情報処理装置20−2、情報処理装置20−3、・・・)と、情報処理装置20からの排熱を冷却する複数の冷却設備30(冷却設備30−1、冷却設備30−2、冷却設備3030、・・・)と、情報処理装置20に接続された情報処理装置マネージャ60と、付帯設備マネージャ70と、風量管理サーバ100とを備えている。
情報処理装置20は、設備室に収容され、給電に応じて稼働する際に生じる発熱を排気として排熱するための送風機を自ら搭載したコンピュータ装置である。冷却設備30は、設備室に収容され、情報処理装置20からの排熱を処理するための冷気を供給する空調設備である。図2に、情報処理装置20と冷却設備30とが設置された設備室10の例を示す。例えば、設備室10には、情報処理装置20を収容するラックの架列が6列設けられている(ラック架列50−1、ラック架列50−2、・・・ラック架列50−6)。例えば、1列のラック架列50にはそれぞれ9台のラックが配置される。それぞれラックの設置位置には、位置を識別する位置情報が予め付与されており、設備室10の例では、ラック架列50−1のラックにA1〜A9、ラック架列50−2のラックにA10〜18、ラック架列50−3のラックにB1〜B9、ラック架列50−4のラックにB10〜B18の位置情報が付与されている。
ラック架列50−1には、情報処理装置20−1〜情報処理装置20−6が収容されている。ここで、ラック架列50のラックは複数段のスロットを有するラックであり複数の情報処理装置20が収容されて良いが、本実施形態の説明の便宜上、各ラックに1台の情報処理装置20が収容されることとして説明する。同様に、ラック架列50−2には、情報処理装置20−7〜情報処理装置20−13が収容されている。ラック架列50−3には、情報処理装置20−14〜情報処理装置20−19が収容されている。ラック架列50−4には、情報処理装置20−20〜情報処理装置20−26が収容されている。
ここでは、ラック架列50のラックに収容された情報処理装置20の間に適宜冷却設備30が設置される。ラック架列50−1におけるA3およびA7、ラック架列50−2におけるA12およびA16、ラック架列50−3におけるB3およびB7、ラック架列50−4におけるB12およびB16には、それぞれ冷却設備30−2、冷却設備30−3、冷却設備30−4、冷却設備30−5、冷却設備30−7、冷却設備30−8、冷却設備30−9、冷却設備30−10が設置される。また、A19の位置に冷却設備30−1が、B19の位置には冷却設備30−6が設置される。
設備室10において、ラック架列50−1とラック架列50−2とにより形成される通路(アイル)の空間をアイルAとし、アイルAを、風量管理システム1によって風量を測定する特定空間とする。同様に、ラック架列50−3とラック架列50−4とにより形成される通路(アイル)の空間をアイルBとし、アイルBを、風量管理システム1によって風量を測定する特定空間とする。さらに、アイルAとアイルBとを合わせた空間をゾーンAとし、ゾーンAを風量管理システム1によって風量を測定する特定空間とする。
情報処理装置20、冷却設備30のそれぞれは、SNMPクライアントの機能を備えており、SNMPに基づく問い合わせに応じて、それぞれに自身のリアルタイムな風量情報を送信する。例えば、情報処理装置20は、SNMPに基づく問い合わせを受信すると、その時点での自身の排気風量を示す風量情報を測定して、測定した風量情報をSNMPの問い合わせ元に送信する。ここで、風量情報は、例えば、1分間に排出される空気の体積を示す「m/min」(立方メートル/分)や、「CFM」(cubic feet per minute)(立方フィート/分)などを単位とする値で表される。本実施形態では、「m/min」の単位を用いるとして説明する。冷却設備30は、SNMPに基づく問い合わせを受信すると、その時点での自身の冷気風量を示す風量情報(m/min)を測定して、測定した風量情報をSNMPの問い合わせ元に送信する。また、情報処理装置20は、SNMPの問い合わせに応じて風量情報を応答する機能を備えない場合には、SNMPの問い合わせに応じてその時点での自身の消費電力を応答する機能を備えることとする。
図1に戻り、情報処理装置マネージャ60は、複数の情報処理装置20のそれぞれにネットワークを介して接続され、情報処理装置20が備えるSNMPクライアントにSNMPに基づく問い合わせを送信し通信を行って、複数の情報処理装置20のリアルタイムな風量情報を収集するSNMPマネージャの機能を備えている。
付帯設備マネージャ70は、複数の情報処理装置20のそれぞれにネットワークを介して接続され、冷却設備30が備えるSNMPクライアントにSNMPに基づく問い合わせを送信し通信を行って、複数の冷却設備30のリアルタイムな風量情報を収集するSNMPマネージャの機能を備えている。
風量管理サーバ100は、管理対象となる設備室10の特定空間に設置される情報処理装置20の排気風量と冷却設備30の冷気風量との関係を一体的に示す比較図を出力するコンピュータ装置であり、風量情報収集部101と、消費電力情報収集部102と、風量情報算出部103と、風量情報記憶部104と、空間情報記憶部105と、位置情報記憶部106と、比較図生成部107と、風量マップ生成部108と、出力部109と、排出過多判定部110と、供給過多判定部111と、空調制御部112とを備えている。
風量情報収集部101は、情報処理装置マネージャ60が収集した情報処理装置20の排気風量と、付帯設備マネージャ70が収集した冷却設備30の冷気風量とのリアルタイムな風量情報を受信し、風量情報記憶部104に記憶させる。ここで、稼働値収集部101は、例えば一日毎など定期的に各設備の稼働値を収集し、取得日時と対応付けて稼働値記憶部102に記憶させる。
消費電力情報収集部102は、ネットワークを介して接続された情報処理装置20が、SNMPに基づく問い合わせに応じて風量情報を送信する機能を備えておらず消費電力のみを応答するものである場合、その情報処理装置20とSNMPに基づく通信を行って情報処理装置20の消費電力を取得する。
風量情報算出部103は、消費電力情報収集部102が取得した情報処理装置20の消費電力に応じた風量情報を近似して算出する。例えば、風量情報算出部103は、情報処理装置20から消費電力を取得し、((Σ消費電力n)/ΔT)の値を風量情報として算出する。ここで、消費電力nは、一定時間内に情報処理装置20から取得した複数の消費電力の各値である。ΔTは、特定空間の排気温度と入気温度との差(排気温度−入気温度)である。ここで、ΔTは、特定空間に含まれる情報処理装置20毎に計測せず、8℃〜15℃などの間で、設備室10の状況に応じて予め定められる値である。
また、風量情報算出部103は、(Σ(消費電力n/ΔTn))の値を風量情報として算出するようにしても良い。ここで、ΔTnは、例えば、消費電力情報収集部102がSNMP問い合わせを行うことなどによって情報処理装置20の排気温度と入気温度とを測定し、測定した排気温度と入気温度との差を示す値である。また、風量情報算出部103は、情報処理装置20の機器特性に基づいて消費電力に応じた排気風量を対応付けたデータテーブルを予め記憶しておき、取得し消費電力に応じた排気風量を読み出して風量情報をするようにしても良い。
風量情報記憶部104には、設備室10に収容された情報処理装置20毎の排気風量を示す風量情報と、冷却設備30毎の冷気風量を示す風量情報とが記憶される。図3は、風量情報記憶部104に記憶される風量情報のデータ例を示す図である。図3に示されるように、風量情報記憶部104には、設備名に対応付けて、風量情報収集部101によって収集された風量情報または風量情報算出部103によって算出された風量情報が記憶される。設備名は、情報処理装置20または冷却設備30を識別する情報である。風量情報は、情報処理装置20の排出風量または冷却設備30の供給風量を示す風量情報である。
空間情報記憶部105には、設備室10内の予め定められた特定空間と、その特定空間に空気を排出する情報処理装置20と、その特定空間に空気を供給する冷却設備30とを対応付ける空間情報が予め記憶される。例えば、図4は、空間情報記憶部105に記憶される空間情報のデータ例を示す図である。空間情報記憶部105には、特定空間を識別する情報に対応付けて、情報処理装置20の識別情報と、冷却設備30の識別情報とが記憶される。図4の例では、特定空間「アイルA」には、情報処理装置20−1から情報処理装置20−13の13台の情報処理装置20と、冷却設備30−1〜冷却設備30−5の5台の冷却設備30とが対応付けられている。このような空間情報は、図2に示したような設備室10への情報処理装置20および冷却設備30の設置位置に応じて管理者により予め設計され定められる。
図1に戻り、位置情報記憶部106には、情報処理装置20と冷却設備30とが設置された設備室10におけるそれぞれの位置を示す位置情報と、情報処理装置20から排出する空気と冷却設備30から供給する空気とのそれぞれの風向を示す風向情報とが対応付けられて記憶される。図5は、位置情報記憶部106に記憶されるデータ例を示す図である。位置情報記憶部106には、設備名と、位置情報と、風向情報とが対応付けられて記憶される。設備名は、情報処理装置20または冷却設備30を識別する情報である。位置情報は、設備室10において対応する情報処理装置20または冷却設備30の設備が設置された位置を示す情報である。例えば、位置情報は、図2に示したように、設備室10内の各設置位置を識別するように予め付与された識別情報である。風向情報は、対応する情報処理装置20または冷却設備30からの空気の排出口に応じた風向を示す情報である。例えば、風向きは、予め定められた地図上において、風向きが左であれば「←」、右であれば「→」などの矢印記号によって表し、例えば上方に向かって空気を排出する上吹き出しを行う情報処理装置20または冷却設備30がある場合には、「上」などの文字によって風向を示す。
比較図生成部107は、空間情報記憶部105に記憶された特定空間毎に、特定空間に対応付けられた情報処理装置20に対応して風量情報記憶部104に記憶された風量情報の合算値と、同一の特定空間に対応付けられた冷却設備30に対応して風量情報記憶部104に記憶された風量情報の合算値との比較図を生成して出力部109に出力させる。例えば、図6は、図3に示した風量情報と、図4に示した空間情報とに基づいて比較図生成部107により生成されたアイルAについての比較図である。比較図生成部107は、比較図生成の対象とする特定空間に対応する情報処理装置20の識別情報と冷却設備30の識別情報とを、空間情報記憶部105から読み出す。比較図生成部107は、空間情報記憶部105から読み出した情報処理装置20に対応する風量情報の合算値と、冷却設備30の風量情報の合算値とを、風量情報記憶部104に記憶された風量情報を読み出して算出する。この例では、アイルAに対応する情報処理装置20−1〜情報処理装置20−13までの13台の風量情報の合算値は325となる。一方、アイルAに対応する30−1〜冷却設備30−5までの5台の風量情報の合算値は445となる。比較図生成部107は、情報処理装置20の風量情報の合算値を特定空間の排気風量と、冷却設備30の風量情報の合算値を特定空間の冷気風量として、それぞれを棒グラフで表した比較図を生成し、出力部109に出力させる。同様に、図7は、比較図生成部107により生成される特定空間アイルBについての比較図の例を示す図である。同様に、図8は、比較図生成部107により生成される特定空間ゾーンAについての比較図の例を示す図である。
図9および図10は、位置情報記憶部106に記憶された風向情報を考慮して比較図生成部107により生成された比較図を示す図である。図9は、特定空間アイルAの内側へ向かう空気(入)(供給風量)と、特定空間アイルAの外側へ向かう空気(出)(排出風量)とが、それぞれ棒グラフで示されている。ここでは、情報処理装置20から排出される排気が斜線で、冷却設備30から排出される冷気がドットで示されているが、例えば排気を赤で、冷気を青で示すように色分けをして示すようにしても良い。図10は、同様に風向きを考慮して生成された特定空間アイルBの風量の比較図を示す図である。
図1に戻り、風量マップ生成部108は、位置情報記憶部106に記憶された位置情報に応じて、情報処理装置20と冷却設備30との相対的な位置関係を二次元図で図示する風量マップを生成し、生成した風量マップにおける情報処理装置20と冷却設備30との位置に、風量情報と風向情報とを図示して出力部109に出力させる。例えば、図11は、特定空間アイルAについて風量マップ生成部108が生成する風量マップの例を示す図である。ここでは、矢印の向きと、矢印のパターンと、風量情報とで特定空間の風量を示している。ここでは、矢印の向きは風向きを表している。矢印のパターンでは、情報処理装置20から排出される排気が斜線で、冷却設備30から排出される冷気がドットで示されている。情報処理装置20または冷却設備30が設置される各位置には、風量情報の値が示されている。ここでは、位置情報A14に配置されている情報処理装置20−10は、上吹き出しを行っており、上吹き出しを○の記号にて表している。ここでは、矢印のパターンにより排気と冷気を区別したが、例えば排気を赤で、冷気を青で示すように色分けをして示すようにしても良い。また、風量マップ生成部108は、風量情報と、風量情報を図示する位置とで風量を示す風量マップを生成するようにしても良い。この場合、風量マップ生成部108は、図12に示すような風量マップを生成する。
出力部109は、比較図生成部107によって生成された比較図や風量マップ生成部108によって生成された比較マップを表示して出力するディスプレイである。
排出過多判定部110は、特定空間毎に、情報処理装置20の排気風量の合算値と冷却設備30の冷気風量の合算値とを算出して比較し、情報処理装置20の排気風量の合算値が、冷却設備30の冷気風量の合算値よりも予め定められた閾値を超えて大きい場合には、冷却設備30の供給風量を増大する警告を出力する。ここで、「予め定められた閾値」は0であることとし、排気風量の合算値が冷気風量の合算値を超えた場合には警告を行うようにしても良い。排出過多判定部110が出力する警告は、文字列情報として出力部109に出力させても良いし、例えば付帯設備マネージャ70に出力するようにしても良い。
供給過多判定部111は、特定空間毎に、情報処理装置20の排気風量の合算値と冷却設備30の冷気風量の合算値とを比較し、冷却設備30の冷気風量の合算値が、情報処理装置20の排気量の合算値よりも予め定められた閾値を超えて大きい場合には、冷却設備30の供給風量を減少する警告を出力する。ここで、冷気風量の合算値が、情報処理装置20の排気風量の合算値を超えている場合には、情報処理装置20からの排熱を冷却するために充分な冷気の供給が行われていると考えられる。しかしながら、冷気風量の合算値が、情報処理装置20の排気風量の合算値を極端に超えてエネルギーロスが発生している場合には、供給冷気を適切な程度に減少させてエネルギー効率を改善させることが望ましい。そこで、供給過多判定部111は、冷却設備30の冷気風量の合算値が、情報処理装置20の排気風量の合算値よりも予め定められた閾値を超えて大きい場合には警告を出力する。供給過多判定部111が出力する警告は、文字列情報として出力部109に出力させても良いし、例えば付帯設備マネージャ70に出力するようにしても良い。この場合、警告を受信した付帯設備マネージャ70は、受信した警告に応じて冷却設備30を制御し、冷却設備30が供給する冷気を減少させるようにしても良い。
空調制御部112は、特定空間毎に、情報処理装置20の風量情報の合算値と冷却設備30の風量情報の合算値とを算出して比較し、情報処理装置20の風量情報の合算値が、冷却設備30の風量情報の合算値よりも予め定められた閾値を超えて大きい場合には、冷却設備30に、冷気風量を増大するように指示する情報を送信する。また、空調制御部112は、特定空間毎に、情報処理装置20の風量情報の合算値と冷却設備30の風量情報の合算値とを比較し、冷却設備30の風量情報の合算値が、情報処理装置20の風量情報の合算値よりも予め定められた閾値を超えて大きい場合には、冷却設備30に、冷気風量を減少するように指示する情報を送信する。このようにすれば、風量管理サーバ100によって収集された風量情報に応じて冷却設備30の運転制御を行うことができ、また供給過多によるエネルギーロスを防ぐことができる。ここで、空調制御部112は、自身で判定処理を行っても良いが、排出過多判定部110または供給過多判定部111による判定結果に基づいて冷却設備30の冷気風量を増大または減少するように指示する情報を送信しても良い。
次に、本発明による風量管理サーバ100が、設備室に設置される設備の情報処理装置の消費電力と付帯設備の能力との関係を一体的に示す比較図を出力する動作例を説明する。図16は、風量管理サーバ100の動作例を示す図である。まず、風量情報収集部101は、情報処理装置マネージャ60および付帯設備マネージャ70と通信を行って風量情報を収集し、風量情報記憶部104に記憶させる(ステップS1)。この際、風量情報収集部101によって風量情報を取得できない情報処理装置20が存在する場合には、消費電力情報収集部102が、その情報処理装置20の消費電力を取得し、取得した消費電力に応じた風量情報を風量情報算出部103が算出して風量情報記憶部104に記憶させる。
比較図生成部107は、風量情報記憶部104と空間情報記憶部105とに記憶された風量情報と空間情報に基づいて風量情報の比較図を生成する(ステップS2)。また、風量マップ生成部108は、風量情報記憶部104に記憶された風量情報と空間情報記憶部105に記憶された空間情報と位置情報記憶部106に記憶された位置情報とに基づいて風量マップを生成する(ステップS3)。また、排出過多判定部110は、特定空間毎に、情報処理装置20の排出風量の合算値と冷却設備30の供給風量の合算値とを算出して比較し、情報処理装置20の排出風量の合算値が、冷却設備30の供給風量の合算値よりも予め定められた閾値を超えて大きい場合には、冷却設備30の供給風量を増大する警告を出力する(ステップS4)。そして、供給過多判定部111は、特定空間毎に、情報処理装置20の排出風量の合算値と冷却設備30の供給風量の合算値とを比較し、冷却設備30の供給風量の合算値が、情報処理装置20の排出風量の合算値よりも予め定められた閾値を超えて大きい場合には、冷却設備30の供給風量を減少する警告を出力する(ステップS5)。出力部109は、比較図生成部107が生成した比較図と、風量マップ生成部108が生成した風量マップとを出力する。また、出力部109は、排出過多判定部110または供給過多判定部111により警告が出力されている場合には、警告を出力する(ステップS6)。
なお、上述の実施形態による風量管理システム1は、例えば風量情報収集部101が1日毎に定期的に稼働値を収集する処理に応じて定期的に他の各機能部が動作し、比較図や風量マップ、警告を出力するようにしても良い。あるいは、ステップS1のみの動作を定期的に行っておき、風量管理サーバ100の管理ユーザから入力される指示に応じて、ステップS2からステップS6までの処理を行うようにしても良い。
なお、本実施形態では、設備室10に設置される電気機器として、情報処理装置20を例として説明したが、給電に応じて稼働する際に生じる発熱を排気として排熱するための送風機を自ら搭載した電器機器であれば、情報処理装置20以外の電気機器を適用して良い。
また、本実施形態では、図9および図10に示したような特定空間の排出風量と供給風量との比較図を、位置情報記憶部106に記憶された風向情報に基づいて生成することとしたが、空間情報記憶部105に情報処理装置20および冷却設備30の排出風量および供給風量を対応付けて記憶させておき、空間情報記憶部105に記憶された情報に基づいて特定空間の排出風量と供給風量との比較図を生成するようにしても良い。この場合、空間情報記憶部105には、特定空間と、特定空間から排気として空気を排出する情報処理装置20および特定空間から冷気として空気を排出する冷却設備30と、特定空間に排気として空気を供給する情報処理装置20および特定空間に冷気として空気を供給する冷却設備30とを対応付ける情報を予め記憶させておく。そして、比較図生成部107は、特定空間に対応付けられた情報処理装置20および冷却設備30による排出風量情報の合算値と、特定空間に対応付けられた情報処理装置20および冷却設備30からの供給風量情報の合算値との比較図を生成して出力部109に出力させる。
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより特定空間の風量管理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の一実施形態による風量管理システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による風量管理システムにより管理する設備室の概要例を示す図である。 本発明の一実施形態による風量情報記憶部に記憶されるデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態による空間情報記憶部に記憶されるデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態による位置情報記憶部に記憶されるデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態による比較図生成部が生成する比較図の例を示す図である。 本発明の一実施形態による比較図生成部が生成する比較図の例を示す図である。 本発明の一実施形態による比較図生成部が生成する比較図の例を示す図である。 本発明の一実施形態による比較図生成部が生成する比較図の例を示す図である。 本発明の一実施形態による比較図生成部が生成する比較図の例を示す図である。 本発明の一実施形態による風量マップ生成部が生成する比較図の例を示す図である。 本発明の一実施形態による風量マップ生成部が生成する比較図の例を示す図である。 本発明の一実施形態による風量管理システムの動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 風量管理システム
10 設備室
20 情報処理装置
30 冷却設備
50 ラック架列
60 情報処理装置マネージャ
70 付帯設備マネージャ
100 風量管理サーバ
101 風量情報収集部
102 消費電力情報収集部
103 風量情報算出部
104 風量情報記憶部
105 空間情報記憶部
106 位置情報記憶部
107 比較図生成部
108 風量マップ生成部
109 出力部
110 排出過多判定部
111 供給過多判定部
112 空調制御部

Claims (11)

  1. 設備室に収容され、給電に応じて稼働する際に生じる発熱を排気として排熱するための送風機を自ら搭載した電気機器と、前記排熱を処理するための冷気を供給する空調設備との風量情報を収集し、情報を出力する出力部を備えた風量管理サーバであって、
    前記設備室に収容された前記電気機器毎の排気風量を示す風量情報と、前記空調設備毎の冷気風量を示す風量情報とが記憶される風量情報記憶部と、
    前記設備室に収容された前記電気機器毎の排気風量を示す風量情報と、前記空調設備毎の冷気風量を示す風量情報とを収集し、前記風量情報記憶部に記憶させる風量情報収集部と、
    前記設備室内の予め定められた特定空間と、前記特定空間において排気を排出する前記電気機器と、前記特定空間において排気を供給する前記空調設備とを対応付ける情報が予め記憶される空間情報記憶部と、
    前記特定空間毎に、当該特定空間に対応付けられた前記電気機器の風量情報の合算値と、当該特定空間に対応付けられた前記空調設備の風量情報の合算値との比較図を生成して前記出力部に出力させる比較図生成部と、
    を備えることを特徴とする風量管理サーバ。
  2. 設備室に収容され、給電に応じて稼働する際に生じる発熱を排気として排熱するための送風機を自ら搭載した電気機器と、前記排熱を処理するための冷気を供給する空調設備との風量情報を収集し、情報を出力する出力部を備えた風量管理サーバであって、
    前記設備室に収容された前記電気機器毎の排気風量を示す風量情報と、前記空調設備毎の冷気風量を示す風量情報とが記憶される風量情報記憶部と、
    前記設備室に収容された前記電気機器毎の排気風量を示す風量情報と、前記空調設備毎の冷気風量を示す風量情報とを収集し、前記風量情報記憶部に記憶させる風量情報収集部と、
    前記設備室内の予め定められた特定空間と、前記特定空間から排気として空気を排出する前記電気機器および前記特定空間から冷気として空気を排出する前記空調設備と、前記特定空間に排気として空気を供給する前記電気機器および前記特定空間に冷気として空気を供給する前記空調設備と、を対応付ける情報が予め記憶される空間情報記憶部と、
    前記特定空間毎に、当該特定空間に対応付けられた前記電気機器および前記空調設備による排出風量情報の合算値と、当該特定空間に対応付けられた前記電気機器および前記空調設備からの供給風量情報の合算値との比較図を生成して前記出力部に出力させる比較図生成部と、
    を備えることを特徴とする風量管理サーバ。
  3. 前記風量情報収集部によって前記電気機器から風量を収集できない場合、当該電気機器毎の消費電力を収集する消費電力情報収集部と、
    前記消費電力情報収集部が収集した前記消費電力に基づいて、当該消費電力に応じた前記電気機器の排気風量を近似して算出し、算出した排気風量を示す風量情報を前記風量情報記憶部に記憶させる風量情報算出部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の風量管理サーバ。
  4. 前記電気機器と前記空調設備とが設置された前記設備室におけるそれぞれの位置を示す位置情報と、当該電気機器から排出する空気と前記空調設備から供給する空気とのそれぞれの風向を示す風向情報とが対応付けられて記憶される位置情報記憶部と、
    前記位置情報記憶部に記憶された前記位置情報に応じて前記電器機器と前記空調設備との相対的な位置関係を二次元図で図示する風量マップを生成し、当該風量マップにおける前記電器機器と前記空調設備との位置に、前記風量情報と前記風向情報とを図示して前記出力部に出力させる風量マップ生成部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の風量管理サーバ。
  5. 前記特定空間毎に、前記電気機器の風量情報の合算値と前記空調設備の風量情報の合算値とを算出して比較し、前記電気機器の風量情報の合算値が、前記空調設備の風量情報の合算値よりも予め定められた閾値を超えて大きい場合には、前記空調設備の冷気風量を増大する警告を出力する排出過多判定部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の風量管理サーバ。
  6. 前記特定空間毎に、前記電気機器の風量情報の合算値と前記空調設備の風量情報の合算値とを算出して比較し、前記電気機器の風量情報の合算値が、前記空調設備の風量情報の合算値よりも予め定められた閾値を超えて大きい場合には、前記空調設備の冷気風量を増大するよう前記空調設備に指示する空調制御部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の風量管理サーバ。
  7. 前記特定空間毎に、前記電気機器の風量情報の合算値と前記空調設備の風量情報の合算値とを比較し、前記空調設備の風量情報の合算値が、前記電気機器の風量情報の合算値よりも予め定められた閾値を超えて大きい場合には、前記空調設備の冷気風量を減少する警告を出力する供給過多判定部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の風量管理サーバ。
  8. 前記特定空間毎に、前記電気機器の風量情報の合算値と前記空調設備の風量情報の合算値とを比較し、前記空調設備の風量情報の合算値が、前記電気機器の風量情報の合算値よりも予め定められた閾値を超えて大きい場合には、前記空調設備の冷気風量を減少するよう前記空調設備に指示する空調制御部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の風量管理サーバ。
  9. 設備室に収容され稼働する際に空気を排出する電気機器毎の排出風量を示す風量情報と、前記設備室に空気を供給する空調設備の供給風量を示す風量情報とが記憶される風量情報記憶部と、前記設備室内の予め定められた特定空間と、前記特定空間に空気を排出する前記電気機器と、前記特定空間に空気を供給する前記空調設備とを対応付ける情報が予め記憶される空間情報記憶部と、情報を出力する出力部を備えた風量管理サーバによる風量管理方法であって、
    風量情報収集部が、前記設備室に収容された前記電気機器毎の排出風量を示す風量情報と、前記空調設備毎の供給風量を示す風量情報とを収集し、前記風量情報記憶部に記憶させるステップと、
    比較図生成部が、前記空間情報記憶部に記憶された前記特定空間毎に、当該特定空間に対応付けられた前記電気機器に対応して前記風量情報記憶部に記憶された風量情報の合算値と、当該特定空間に対応付けられた前記空調設備に対応して前記風量情報記憶部に記憶された風量情報の合算値との比較図を生成して前記出力部に出力させるステップと、
    を備えることを特徴とする風量管理方法。
  10. 空調制御部が、前記特定空間毎に、前記電気機器の排出風量の合算値と前記空調設備の供給風量の合算値とを算出して比較し、前記電気機器の排出風量の合算値が、前記空調設備の供給風量の合算値よりも予め定められた閾値を超えて大きい場合には、前記空調設備の供給風量を増大するよう前記空調設備に指示するステップと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の風量管理方法。
  11. 空調制御部が、前記特定空間毎に、前記電気機器の排出風量の合算値と前記空調設備の供給風量の合算値とを比較し、前記空調設備の供給風量の合算値が、前記電気機器の排出風量の合算値よりも予め定められた閾値を超えて大きい場合には、前記空調設備の供給風量を減少するよう前記空調設備に指示するステップと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項9または請求項10のいずれか1項に記載の風量管理方法。
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