JP6614866B2 - 空気調和システム、空気調和方法、及び制御装置 - Google Patents

空気調和システム、空気調和方法、及び制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、空気調和システム、空気調和方法、及び制御装置に関する。
空気調和システムにおいて、室外機、及び室内機を備えている空気調和装置(以下、空調機)を監視ないし制御するものが従来から知られている。例えば特許文献1には、空調機を制御可能な機器が、空調機に操作指令を送信する際、その操作要因(どのような操作に基づいて操作指令が送信されたか)を付加し、これを受信した空調機は、操作内容及び操作要因を含む情報を各機器に通知し、これを受信した各機器が当該情報を保持、表示することが記載されている。
特開2013−257094号公報
しかしながら、特許文献1は、メンテナンス作業の効率向上を図ったものである。例えば、同文献によれば、所定の監視装置から空調機にデマンド制御が行われた場合には、そのデマンド制御の「操作要因」として「中継操作」を示す情報が空調機に通知される。すると、空調機の利用者は監視装置が中継操作を行ったことは分かるが、その操作が実行されることとなった根本的な理由が分からない。そのため、空調機利用者は、単に監視装置の中継操作により空調機の運転状態が変化した(例えば空調が弱くなった)ことを知るだけであり、なぜそのような制御が行われたか、また、それによってどのような効果が発生するかが分からない。このため、空調機利用者はそのような空調操作を不快に感じ、不満を覚えることになる場合があるという問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、空調制御実施の理由を利用者に対して提示することが可能な空気調和システム、空気調和方法、及び制御装置を提供することである。
前述の課題を解決するための本発明の一態様は、プログラムを実行するプロセッサとメモリとを有し、少なくとも1台以上の空気調和装置と、前記空気調和装置の制御を行う制御装置とを含んで構成される空気調和システムであって、前記制御に基づき前記空気調和装置が行う運転に関する情報である運転情報を取得する運転情報取得部と、前記取得した運転情報に基づき、前記空気調和装置が前記運転を行うことにより生じるエネルギー変化に関する情報であるエネルギー変化予測情報を生成するエネルギー変化予測情報生成部と、前記生成したエネルギー変化予測情報を送信するエネルギー変化予測情報送信部と、前記エネルギー変化予測情報を受信し、受信した前記エネルギー変化情報を出力するエネルギー変化予測情報出力部とを備える。
本発明によれば、空調制御実施の理由を利用者に対して提示することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る空気調和システム10の全体構成例を説明する図である。 図2は、室外機1が備える構成及びその機能の一例を説明する図である。 図3は、室内機2が備える構成及びその機能の一例を説明する図である。 図4は、リモコン3が備える構成及びその機能の一例を説明する図である。 図5は、制御装置4が備える構成及びその機能の一例を説明する図である。 図6は、制御スケジュール情報410の一例を説明する図である。 図7は、監視装置9が備える構成及びその機能の一例を説明する図である。 図8は、エネルギー情報表示処理S0の一例を説明するフローチャートである。 図9は、第1表示処理S100及びこの処理における情報の流れの一例を説明する図である。 図10は、第2表示処理S200及びこの処理における情報の流れの一例を説明する図である。 図11は、エネルギー情報表示処理S0に基づきリモコン3に表示される画面の一例を説明する図である。 図12は、制御装置4が備える構成及びその機能の他の例を説明する図である。 図13は、リモコン3の出力装置302に出力されるリモコン3の画面の一例を説明する図である。 図14は、制御装置4が備える構成及びその機能のさらに他の例を説明する図である。 図15は、出力範囲管理情報440の一例を説明する図である。 図16は、出力範囲管理情報440の他の一例を説明する図である。 図17は、出力範囲管理情報440のうち第1情報に基づきリモコン3又は制御装置4に表示される画面の一例である。 図18は、出力範囲管理情報440のうち第2情報に基づきリモコン3又は制御装置4に表示される画面の一例である。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。各図における同一符号は同一物または相当物を示す。
図1は本発明の一実施例として示す、空気調和システム10の全体構成例を説明する図である。空気調和システム10は、例えば、マンション、オフィスビル、工場、学校、公共施設等の施設(以下、単に施設という)に設けられ、同図に示すように、少なくとも1台以上の室内機2(2a−1、2a−2、2a−3、2b−1、2b−2、2b−3)と、
少なくとも1台以上の室外機1(1a、1b)と、室内機2に対応するリモコン3(3a
−1、3a−2、3b−1、3b−2)と、制御装置4(4−1〜4−5)と、監視装置
9とを含んで構成されている。なお、図1では室外機1を2台、室内機2を6台、リモコン3を4台記載しているが、室外機1、室内機2、及びリモコン3の台数はこれに限られない。
室内機2は、いわゆるエア・コンディショナー(エアコン)等の、空気調和を行う空調設備であり、施設内に設けられる。
室外機1は、冷却を行う設備であり、施設外又は施設内に設けられる。室外機1は、室内機2のそれぞれと、図示しない冷媒配管により接続され、冷凍サイクルを形成している。図1では、室外機1aは室内機2a−1〜2a−3と接続し、室外機1bは室内機2b−1〜2b−3と接続している。
以下、室外機1及び室内機2をあわせて、空気調和装置、又は空調機という。
リモコン3(以下、手動制御装置ともいう)は、ユーザからの入力に基づき、室外機1及び室内機2を監視又は制御する。具体的には、リモコン3は、室外機1及び室内機2の制御(例えば、室外機1及び室内機2の運転/停止の制御、室内機2の運転モード(暖房、冷房、送風等)の切り替え、室内機2の設定温度の変更、室内機2の風向きや風量の変更、及びこれらの制御のスケジュール設定等)を行い、また、室内機2の状態を表示する(例えば、アラーム表示をする)。
リモコン3は、無線又は有線の伝送線6を介して、室内機2と通信可能に接続している。リモコン3と室内機2との間は、一対一、又は一対複数で接続される。図1では、リモコン3a−1は伝送線6bを介して室内機2a−1と接続し、リモコン3a−2は伝送線6aを介して室内機2a−2及び室内機2a−3と接続し、リモコン3b−1は伝送線6dを介して室内機2b−1と接続し、リモコン3b−2は伝送線6cを介して室内機2b−2及び室内機2b−3と接続している。
制御装置4(以下、自動制御装置ともいう)は、室内機2及び室外機3を制御する情報処理装置である。また、制御装置4は、室外機1及び室内機2の状態を表示する(例えば、アラーム表示をする)装置である。
制御装置4は、無線又は有線の伝送線5を介して、室外機1及び室内機2と通信可能に接続している。図1では、制御装置4−1は、伝送線5aを介して室外機1a及び室内機2a−1〜2a−3と接続している。また、制御装置4−1は、伝送線5bを介して室外機1b及び室内機2b−1〜2b−3と接続している。
また、制御装置4は、他の制御装置4とも通信可能に接続している。図1では、制御装置4−1は、伝送線5aを介して制御装置4−2と接続し、伝送線5bを介して制御装置4−3と接続している。また、制御装置4−1は、無線又は有線LAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク7を介して、制御装置4−4、4−5と接続している。なお、制御装置4−4、4−5は、伝送線5を介して室内機2及び室外機1と通信可能に接続している(不図示)。
監視装置9は、制御装置4を管理する情報処理装置である。監視装置9は、施設の内部又は外部に設けられる。監視装置9は、例えば、サーバ装置や携帯情報端末である。
監視装置9は、インターネット等の通信ネットワーク8を介して、制御装置4と通信可能に接続している。図1では、監視装置9は、制御装置4−1、4−4、4−5と通信可能に接続している。
なお、図示を省略するが、空気調和システム10には換気機器を設けてもよい。
図2は、室外機1が備える構成及びその機能の一例を説明する図である。同図に示すように、室外機1は、室外機動力部101、通信装置102、記憶装置103、及び情報処理装置104を備える。
室外機動力部101は、圧縮機、四方弁、室外送風機、室外熱交換器、及び室外膨張弁を含んで構成される(いずれも不図示)。圧縮機は、スクロール圧縮機、及びスクリュー圧縮機等から構成され、冷媒を圧縮し、高圧ガスを吐出する。四方弁は、圧縮機から吐出した冷媒ガスを、室外熱交換器に導くか、又は室内機に導くかの切り替えを行うものであ
り、これにより、室内機2の冷房運転と暖房運転とを切り替える。室外送風機は、室外空気を室外熱交換器に通風する。室外熱交換器は、室外空気と熱交換を行う。室外膨張弁は、電子膨張弁等で構成され、冷媒を減圧する。
通信装置102は、室内機2、及び制御装置4と通信を行うための通信インタフェースである。
記憶装置103は、例えば、不揮発性メモリであるFlash ROM、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、ハードディスク、又はS
SD(Solid State Drive)等を含む装置である。記憶装置103には、室外機1を制御
するためのプログラムや、室外機1の制御等に使用される各種設定値が記憶される。
情報処理装置104は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサ105と、RAM、ROM、NVRAM等のメモリ106とを含む集積回路により構成される情報処理装置(コンピュータ)である。情報処理装置104は、例えば、ゲートアレイ等により構成される。
情報処理装置104は、制御部1041、及び空調機通信部1042の各機能を備える。
このうち制御部1041は、室外機動力部101、通信装置102、及び記憶装置103を制御する。
空調機通信部1042は、通信装置102を介して、室内機2及び制御装置4と情報の送受信を行う。具体的には、空調機通信部1042は、後述する、運転情報、制御情報、及びエネルギー変化予測情報を送受信する。
なお、空調機通信部1042は、これらの情報の送受信について、送信リトライ処理(送信に失敗した際に、再度送信を行う処理)、及び、応答待ちタイムアウト処理(一定時間所定のデータの受信がなかった場合にはそのデータの受信がないものとする処理)も行う。
室外機1の以上の機能は、室外機1のハードウェアによって、もしくは、情報処理装置104のプロセッサ105がメモリ106又は記憶装置103に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。
図3は、室内機2が備える構成及びその機能の一例を説明する図である。同図に示すように、室内機2は、室内機動力部201、空調機通信装置202、リモコン通信装置203、記憶装置204、及び情報処理装置205を含んで構成されている。
室内機動力部201は、室内熱交換器、室内送風機、及び室内膨張弁から構成される(いずれも不図示)。室内熱交換器は、室内空気と熱交換を行う。室内送風機は、室内空気を室内熱交換器に通風する。室内膨張弁は、電子膨張弁等で構成され、冷媒を減圧する。
空調機通信装置202は、室外機1、及び制御装置4と通信を行う通信インタフェースである。リモコン通信装置203は、リモコン3と通信を行う通信インタフェースである。
記憶装置204は、例えば、不揮発性メモリであるFlash ROM、EEPROM、ハードディスク、又はSSD等を含む装置である。
記憶装置204には、室内機2を制御するためのプログラム、及び室内機2を制御するための情報(以下、運転情報208という)が記憶される。
運転情報208は、例えば、室内機2の平均使用電力(定格情報)、室内機2の設定温度、室内機2の運転モード(暖房、冷房等)、室内機2の風量設定(強、弱等)、室内機2の内部状態に関する情報、及び室内機2に異常が発生した時にその異常の種類を特定するアラームコードを含む。
情報処理装置205は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサ206と、RAM、ROM、NVRAM等のメモリ207とを含む集積回路により構成される情報処理装置(コンピュータ)である。情報処理装置205は、例えば、ゲートアレイ等により構成される。
情報処理装置205は、運転情報取得部2051、制御部2052、空調機通信部2053、及びリモコン通信部2054の各機能を備える。
運転情報取得部2051は、記憶装置204から運転情報208を取得する。
制御部2052は、室内機動力部201、空調機通信装置202、リモコン通信装置203、及び記憶装置204を制御する。
空調機通信部2053は、空調機通信装置202を介して室外機1、及び制御装置4と情報の送受信を行う。例えば、空調機通信部2053は、運転情報208や、後述する制御情報及びエネルギー変化予測情報を送受信する。なお、空調機通信部2053は、これらの情報の送受信について、送信リトライ処理、及び応答待ちタイムアウト処理を行う。
リモコン通信部2054は、リモコン通信装置203を介してリモコン3と情報の送受信を行う。例えば、リモコン通信部2054は、運転情報208や、後述する制御情報及びエネルギー変化予測情報を送受信する。なお、リモコン通信部2054は、これらの情報の送受信について、送信リトライ処理、及び応答待ちタイムアウト処理を行う。
情報処理装置205の以上の機能は、情報処理装置205のハードウェアによって、もしくは、情報処理装置205のプロセッサ206が、メモリ207又は記憶装置204に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。
図4は、リモコン3が備える構成及びその機能の一例を説明する図である。同図に示すように、リモコン3は、リモコン通信装置301、出力装置302、入力装置303、記憶装置304、及び情報処理装置305を含んで構成される。
リモコン通信装置301は、室内機2と通信を行う通信インターフェースであり、例えば、室内機2と赤外線通信を行う。
出力装置302は、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display: LCD)やL
ED(Light Emitting Diode)等の表示デバイスを備えて構成される出力装置であり、室内機2やリモコン3に関連した情報を出力する。
入力装置303は、ボタン、スイッチ、タッチパネル等の入力デバイスを備えて構成される入力装置である。
記憶装置304は、例えば不揮発性メモリであるFlash ROM、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、ハードディスク、又はSS
D(Solid State Drive)等を含む装置である。記憶装置304には、例えば、リモコン
3を制御するためのプログラム、リモコン3の設定値、リモコン3の内部状態に関する情報が記憶される。設定値には、室内機2の設定温度、室内機2の運転モード、室内機2の風量設定等が含まれる。内部状態に関する情報は、例えば、異常が発生した時に異常の種類を特定するアラームコードである。
情報処理装置305は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro
Processing Unit)等のプロセッサ306と、RAM、ROM、NVRAM等のメモリ307とを含む集積回路により構成されている。情報処理装置305は、例えば、ゲートアレイ等により構成されている。
情報処理装置305は、制御部3051、リモコン通信部3052、エネルギー変化予測情報出力部3053、及び制御要因情報出力部3054の各機能を備える。
制御部3051は、リモコン通信装置301、出力装置302、入力装置303、及び記憶装置304を制御する。
例えば、制御部3051は、室内機2の運転/停止の制御、室内機2の運転モード(暖房、冷房等)の切り替え制御、設定温度の制御(室内機2の動力制御)、室内機2の風向きや風量の制御を行う。また、制御部3051はこれらの制御のスケジュールを設定する。
リモコン通信部3052は、接続している室内機2から運転情報を受信する。
またリモコン通信部3052は、リモコン通信装置301を介して室内機2の制御を行う。
具体的には、リモコン通信部3052は、自身が制御を行う機器(具体的には室内機2)を特定する情報(以下、制御対象情報という)、その機器に対して行う制御の具体的な内容を特定する情報(以下、制御内容情報という)、及びその制御を実行する要因を示す情報(以下、制御要因情報という)を生成する。例えば、リモコン通信部3052は、リモコン操作を行った(手動で操作を行った)ことを示す情報を、制御要因情報として生成する。
以上の制御情報(制御対象情報、制御内容情報、及び制御要因情報)は、制御装置4でも生成される。詳細は後述する。
リモコン通信部3052は、制御要因情報送信部30521を備える。制御要因情報送信部30521は、リモコン通信部3052が生成した、制御要因情報を含む制御情報を、制御対象情報が示す機器に送信する。
なお、リモコン通信部3052は、以上の情報の送受信について、送信リトライ処理、及び応答待ちタイムアウト処理を行う。
エネルギー変化予測情報出力部3053は、後述するエネルギー変化予測情報を受信し、受信したエネルギー変化予測情報を出力装置302に出力する。さらに、エネルギー変化予測情報出力部3053は、受信したエネルギー変化予測情報と共に、エネルギー変化予測情報を生成するために所定期間において必要な情報(以下、有効期間情報という)を
出力する。
制御要因情報出力部3054は、制御要因情報を含む制御情報を受信し、受信した制御要因情報をエネルギー変化予測情報と共に出力装置302に出力する。
図5は、制御装置4が備える構成及びその機能の一例を説明する図である。同図に示すように、制御装置4は、外部通信装置401、出力装置402、入力装置403、空調機通信装置404、記憶装置405、及び情報処理装置406を備える。
外部通信装置401は、他の制御装置4や監視装置9と通信を行う通信インタフェースである。
出力装置402は、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display: LCD)やL
ED(Light Emitting Diode)等の表示デバイスを備えて構成される出力装置である。
入力装置403は、例えば、ボタン、スイッチ、タッチパネル、キーボード、マウス等の入力デバイスを備えて構成される入力装置である。
空調機通信装置404は、室外機1、及び室内機2と通信を行う通信インタフェースである。
記憶装置405は、例えば、不揮発性メモリであるFlash ROM、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、ハードディスク、又はS
SD(Solid State Drive)等を含む装置である。記憶装置405には、制御装置4を制
御するためのプログラムや、制御装置4の各種設定値が記憶される。
なお、出力装置402、入力装置403、及び記憶装置405は、制御装置4と独立した装置としてもよい。
情報処理装置406は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro
Processing Unit)等のプロセッサ407と、RAM、ROM、NVRAM等のメモリ408の記憶装置とを含む集積回路により構成される情報処理装置である。情報処理装置406は、例えば、ゲートアレイ等により構成される。
情報処理装置406は、制御部4011、スケジュール管理部4012、スケジュール実行指示部4013、手動制御実行指示部4014、外部制御実行指示部4015、情報生成通信部4016、エネルギー変化予測情報生成部4017、エネルギー変化予測情報出力部4021、及び制御要因情報出力部4022の各機能を備える。
このうち制御部4011は、外部通信装置401、出力装置402、入力装置403、空調機通信装置404、及び記憶装置405を制御する。
スケジュール管理部4012は、制御装置4が空調機に対して行う制御及びそのスケジュールに関する情報を、制御スケジュール情報410として記憶装置405に記憶する。
図6は、制御スケジュール情報410の一例を説明する図である。同図に示すように、制御スケジュール情報410は、スケジュールテーブル420、及び制御パターンテーブル430を含む。
スケジュールテーブル420は、制御種類421と、制御時間422とを含む情報であ
る。制御種類421には、空調機に行う制御の種類を特定する情報(以下、制御種類情報という)が格納される。制御時間422には、制御種類421が示す制御を行う時間又は時間帯に関する情報(以下、制御時間情報という)が格納される。
なお、図6の例では、制御時間422には、曜日及び時間ごと(1時間ごと)に分割された時間帯の情報が格納され、制御種類421には前記時間帯ごとに、「A」〜「G」の7種類の制御のうち1種類が格納されているが、制御時間422及び制御種類421の内容はこれらに限られない。例えば、制御時間422に任意の時刻又は時間帯を設定してもよい。また、制御種類421には、各時間帯又は時刻について、複数の種類の制御を設定してもよい。
制御パターンテーブル430は、制御種類431、制御対象432、制御内容433、及び制御要因434の各項目を含む、少なくとも1つ以上のレコードから構成されている。
制御種類431には、制御種類421と対応する、制御の種類を示す情報が格納される。
制御対象432には、制御種類431の制御を行う機器を特定する情報(制御対象情報)が格納される。制御内容433には、制御対象432の機器に対して行う制御の具体的な内容を特定する情報(制御内容情報)が格納される。制御要因434には、制御内容433の制御を行う要因に関する情報(制御要因情報)が格納される。
図6のスケジュールテーブル420を参照すると、例えば、月曜日から金曜日の毎日8時から1時間に、「A」の種類の制御が実行されるように設定されている。そして、制御パターンテーブル430を参照すると、「A」の種類の制御が制御種類431に格納されているレコードにおいて、制御対象432に「全体」が設定され、制御内容433に「運転、冷房、26℃」が設定され、制御要因434に「通常運転」が設定されている。したがって、月曜日から金曜日の8時から1時間、通常運転を行わせようとすることを理由として、全ての空調機に対して設定温度が26℃の冷房運転を行わせるための制御を行うことが設定されていることになる。
また、スケジュールテーブル420を参照すると、水曜日の13時から1時間、「G」の種類の制御が実行されるように設定されている。そして、制御パターンテーブル430を参照すると、「G」の種類の制御が制御種類431に格納されているレコードにおいて、制御対象432に「2階」が設定され、制御内容433に「室外能力制御60%」が設定され、制御要因434に「デマンド制御Lv3、単価:最高」が設定されている。したが
って、水曜日の13時から1時間、レベル3のデマンド制御を最高の料金単価で行わせようとする理由で、2階に設置されている空調機に対して、60%の能力をもって室外機1の運転を行わせるための制御を行うことが設定されていることになる。
ここで、以上に説明した制御スケジュール情報410は、例えば、制御装置4の管理者等が、出力装置402に表示される入力画面を参照しながら、入力装置403から必要な情報を入力することによって生成する。この入力は、例えば、任意の文字列を入力することにより行ってもよいし、あらかじめ用意された選択肢から選択することにより行ってもよい。
また、制御スケジュール情報410は、手動で入力されるのではなく、制御装置4が、監視装置9から受信した情報に基づき自動的に生成するようにしてもよい。具体的には、例えば、スケジュール管理部4012が、監視装置9から、所定の時間帯に電力の使用が
制限される旨の情報を受信した場合、または、所定の時間帯の電力料金の単価が通常時よりも高い旨の情報を受信した場合、スケジュール管理部4012は、当該所定の時間帯に空調機の使用電力量を減らす制御を行う旨を示す制御内容情報を生成し、生成した制御内容情報を制御内容433に設定する。さらに、スケジュール管理部4012は、全ての空調機に対して運転能力を80%に制限し、又は、一部の空調機を停止する制御を行う旨を示す制御対象情報を生成し、生成した制御対象情報を制御対象432に設定する。また、スケジュール管理部4012は、「デマンド制御のため」や「電力料金単価が通常時よりも高いため」といった旨を示す制御要因情報を生成し、生成した制御要因情報を制御要因434に設定する。
次に、スケジュール実行指示部4013は、制御スケジュール情報410に基づき、空調機を制御するための情報(制御情報)を生成するよう、情報生成通信部4016に要求する。具体的には、スケジュール実行指示部4013は、制御パターンテーブル430の制御種類431、及びスケジュールテーブル420を参照し、現在時刻に行うべき制御の情報が格納されている制御パターンテーブル430のレコードを取得し、取得したレコードの制御対象432が示す制御対象情報、制御内容433が示す制御内容情報、及び制御要因434が示す制御要因情報を、情報生成通信部4016に送信する。
手動制御実行指示部4014は、管理者等から、入力装置403に直接、制御対象情報、及び制御内容情報が入力された場合に、入力された情報に基づき制御情報を生成するように、情報生成通信部4016に要求する。具体的には、手動制御実行指示部4014は、入力された情報(制御対象情報、及び制御内容情報)と、ユーザの要求に基づき手動で情報が入力装置403に入力されたことを示す制御要因情報とを、情報生成通信部4016に送信する。なお、この際、手動制御実行指示部4014は、入力装置403に制御時間情報に対応する情報が入力された場合には、現在時刻がその情報が示す時間帯又は時刻に達しているか否かを判断し、達していると判断した場合に、情報生成通信部4016に上記の制御対象情報、制御内容情報、及び制御要因情報を送信するようにしてもよい。
また、外部制御実行指示部4015は、他の制御装置4や監視装置9等の他の装置から、制御対象情報、及び制御内容情報を受信した場合に、受信した情報に基づき制御情報を生成するように、情報生成通信部4016に要求する。具体的には、例えば、外部制御実行指示部4015は、受信した情報(制御対象情報、及び制御内容情報)と、上記他の装置から情報を受信したこと(又は外部操作がなされたこと)を示す制御要因情報とを、情報生成通信部4016に送信する。なお、この際、外部制御実行指示部4015は、制御時間情報に対応する情報を受信した場合には、受信した制御時間情報が示す時間帯又は時刻に現在時刻が達している場合に、情報生成通信部4016に上記の制御対象情報、制御内容情報、及び制御要因情報を送信するようにしてもよい。
情報生成通信部4016は、スケジュール実行指示部4013、手動制御実行指示部4014、又は外部制御実行指示部4015からの要求に基づき、制御情報を生成する。具体的には、情報生成通信部4016は、スケジュール実行指示部4013、手動制御実行指示部4014、又は外部制御実行指示部4015から受信した、制御対象情報、制御内容情報、及び制御要因情報を含む情報を生成する。
また、情報生成通信部4016は、空調機に対する制御により生じるエネルギー変化に関する情報(以下、エネルギー変化予測情報という)を生成するように、エネルギー変化予測情報生成部4017に要求する。
ここで、エネルギー変化予測情報としては、例えば、空調機に制御を行った後の、その空調機の単位時間当たりの使用電力量、使用電力料金、CO2(二酸化炭素)の排出量、
エネルギー消費量、不快指数(空調機が対象とする空間の)、及び予想PMV(PMV: Predicted Mean Vote)といった項目の値、その項目の値の変化率(例えば、制御前の日にお
ける値に対する比、制御前の時間帯における値に対する比、又は、制御前後の所定時間における平均値の比)、又はその項目の値の差分(制御前の日における値との差分、制御前の時間帯における値との差分、又は、制御前後の所定時間における平均値の差分)を想定することができる。エネルギー変化予測情報の詳細は後述する。
そして、情報生成通信部4016は、エネルギー変化予測情報生成部4017が生成したエネルギー変化予測情報を、当該エネルギー変化予測情報生成部4017から受信する。
また、情報生成通信部4016は、空調機通信装置404を介して空調機と情報の送受信を行う。
情報生成通信部4016は、エネルギー変化予測情報送信部40161、及び制御情報送信部40162を含む。
エネルギー変化予測情報送信部40161は、情報生成通信部4016が生成した制御情報を空調機に送信する。
制御情報送信部40162は、情報生成通信部4016が受信したエネルギー変化予測情報を、空調機に送信する。
なお、情報生成通信部4016は、送受信するこれらの情報について、送信リトライ処理、応答待ちタイムアウト処理を行う。
エネルギー変化予測情報生成部4017は、記憶装置405から運転情報208を取得し、取得した運転情報208に基づき、エネルギー変化予測情報を生成する。例えば、エネルギー変化予測情報生成部4017は、取得した運転情報208と、有効期間情報とに基づき、エネルギー変化予測情報を生成する。
エネルギー変化予測情報出力部4021は、エネルギー変化予測情報生成部4017が生成したエネルギー変化予測情報を出力する。例えば、エネルギー変化予測情報出力部4021は、生成したエネルギー変化予測情報と共に、有効期間情報を出力する。
制御要因情報出力部4022は、制御要因情報を含む制御情報を受信し、受信した制御要因情報をエネルギー変化予測情報と共に出力する。
以上の制御装置4の機能は、制御装置4のハードウェアによって、もしくは、制御装置4のプロセッサが、メモリ又は記憶装置に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。なお、制御装置4の機能の一部は、サーバ等の別装置に設けてもよい。
図7は、監視装置9が備える構成及びその機能の一例を説明する図である。同図に示すように、監視装置9は、通信装置901、出力装置902、入力装置903、記憶装置904、及び情報処理装置905を含んで構成される。
通信装置901は、制御装置4と通信を行うための通信インタフェースである。
出力装置902は、例えば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display: LCD)やL
ED(light emitting diode)等の表示デバイスを備えて構成される出力装置である。
入力装置903は、例えば、ボタン、スイッチ、タッチパネル、キーボード、マウス等の入力デバイスを備えて構成される入力装置である。
記憶装置904は、例えば、不揮発性メモリであるFlash ROM、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、ハードディスク、又はS
SD(Solid State Drive)等を含む装置である。記憶装置904には、監視装置9を制
御するためのプログラムや、監視装置9の各種設定値が記憶されている。
なお、出力装置902、入力装置903、及び記憶装置904は、監視装置9とは別の装置であってもよい。
情報処理装置905は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサ906と、RAM、ROM、NVRAM等のメモリ907とを含む集積回路により構成される情報処理装置(コンピュータ)である。情報処理装置905は、例えば、ゲートアレイ等により構成される。
情報処理装置905は、通信装置901、出力装置902、入力装置903、及び記憶装置904を制御する機能を有する。例えば、情報処理装置905は、空調機の使用料金(例えば時間帯別の料金)の情報(以下、時間帯別電気料金情報という)、空調機から排出されるCO2量に関する定数(以下、CO2排出係数という)、及び電力の使用量及びエネルギー消費量に係る定数(以下、換算係数という)を制御装置4に送信する。
情報処理装置905の機能は、情報処理装置905のハードウェアによって、もしくは、情報処理装置905のプロセッサ906がメモリ907又は記憶装置904に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。
<エネルギー変化予測情報>
ここで、制御装置4によるエネルギー変化予測情報の生成方法について説明する。
エネルギー変化予測情報は、例えば、予想使用電力量、予想使用電力料金、予想CO2
排出量、予想エネルギー消費量、予想不快指数、予想PMV(予測平均温冷感)である。エネルギー変化予測情報は、運転情報208に基づき生成(算出)される。
エネルギー変化予測情報として予想使用電力量を算出する場合、制御装置4は、予想使用電力量を、「単位時間当たりの使用電力×所定時間」により算出する。単位時間当たりの使用電力は、制御装置4は、例えば、以下のように算出する。
まず、停止していた空調機が運転を開始した場合の、その空調機の単位時間当たりの使用電力については、制御装置4は、取得した空調機の運転情報のうち、運転状態における平均使用電力(定格情報)を取得するか、もしくは、これを事前に記憶装置405に記憶しておく。もしくは、制御装置4は、過去の空調機の使用実績を記憶しておき、この使用実績に基づき単位時間当たりの使用電力を算出する。
また、空調機の動作条件(例えば、運転モード、設定温度、風量、運転能力制御レベル)が変更された場合における、その空調機の使用電力については、制御装置4は、その空調機の運転情報のうち、その動作条件に係る情報を取得するか、もしくは、これを事前に記憶装置405に記憶しておく。もしくは、制御装置4は、過去の空調機の使用実績を記憶しておき、この使用実績に基づき使用電力を算出する。
例えば、動作条件の変更が運転モード(冷房、暖房等)や設定温度の場合の使用電力については、制御装置4は、動作条件の変更後の空調機の平均使用電力の情報を使用電力として取得する。また、動作条件の変更が運転能力制御レベルの場合の使用電力については、制御装置4は、動作条件の変更前の空調機の平均使用電力を使用電力として取得する。そして、制御装置4は、例えば、「変更直前までの所定時間における空調機の平均使用電力×抑制度(例:80%)」を使用電力として算出する。なお、平均の対象となる時間は、「制御を開始した時刻から1時間」(例:9:30に制御を開始した場合は9:30〜10:30)や、「制御を行った時刻を含む1時間帯」(例:9:30に制御を開始した場合は9:00〜10:00)のように、制御を開始した時間に基づき決定される。
次に、エネルギー変化予測情報として予想使用電力料金を算出する場合、制御装置4は、予想使用電力料金を、「予想使用電力量×電力料金時間単価」により算出する。ここで、予想使用電力量の算出方法は前記と同様である。また、電力料金時間単価については、制御装置4は、事前に記憶装置405に記憶しておくか、もしくは、監視装置9から時間帯別電気料金情報を受信する。
次に、エネルギー変化予測情報として予想CO2排出量を算出する場合、制御装置4は
、予想CO2排出量を、「予想使用電力量×CO2排出係数」により算出する。ここで、予想使用電力量の算出方法は前記と同様である。また、CO2排出係数については、制御装
置4は、事前に記憶装置405に記憶しておくか、もしくは、監視装置9からCO2排出
係数を受信する。
次に、エネルギー変化予測情報として予想エネルギー消費量を算出する場合、制御装置4は、「予想使用電力量×換算係数」により予想エネルギー消費量を算出する。ここで、予想使用電力量の算出方法は前記と同様である。また、換算係数については、制御装置4は、事前に記憶装置405に記憶しておくか、もしくは、監視装置9から換算係数を受信する。
次に、エネルギー変化予測情報として予想不快指数を算出する場合、制御装置4は、湿度と温度により予想不快指数を算出する。ここで、温度については、制御装置4は、例えば、運転情報のうち空調機の設定温度を取得する。また、湿度については、制御装置4は、例えば、各空調機の各動作条件における湿度の変化に関する情報を取得し(もしくは、記憶装置405に予め記憶しておく)、さらに、各空調機の現在の湿度と、制御後の空調機の湿度とを取得し、取得したこれらの湿度に基づき算出する。なお、空調機の湿度については、例えば、制御装置4が、室内機2に設けた湿度センサ(図示せず)からその測定値を取得するようにする。
次に、エネルギー変化予測情報として予想PMV(予測平均温冷感)を算出する場合、制御装置4は、温度、湿度、気流、熱放射、代謝量、及び着衣量により予想PMVを算出する。ここで、温度、及び湿度の算出方法は前記と同様である。気流については、制御装置4は、運転情報208のうち、空調機に設定されている風量の情報を取得する。熱放射については、例えば、制御装置4は、室内機2に設けた放射センサ(図示せず)からその測定値を取得するようにする。代謝量、及び着衣量については、例えば、制御装置4が、事前に記憶装置405に記憶する。
また、エネルギー変化予測情報として変化率を算出する場合、すなわち、使用電力量、使用電力料金、CO2排出量、エネルギー消費量、不快指数、及び予想PMVに係る変化
率を算出する場合は、例えば、以下のように構成する。
まず、制御装置4は、使用電力量、使用電力料金、CO2排出量、エネルギー消費量、
不快指数、及び予想PMVのそれぞれについて、過去の実績値(例えば、前日の値、過去の所定時間帯における値、又は過去の所定期間における平均値)を算出し、算出した実績値を記憶装置405に記憶する。このうち、使用電力量の過去の実績値については、例えば、制御装置4は、各空調機に取り付けられている電力量計の測定値や、空気調和システム10の各所に取り付けられている電力量計の測定値に基づき按分計算した値や、各空調機の運転時間、サーモオン時間、及び平均使用電力(定格情報)から算出した値を過去の実績値とする。使用電力料金、CO2排出量、及びエネルギー消費量の過去の実績値につ
いては、例えば、制御装置4は、使用電力量の過去の値に、それぞれ、電気料金の単価、CO2排出係数、及び換算係数を乗じた値を過去の実績値とする。不快指数、及びPMV
の過去の値については、例えば、室内機2に設けた温度センサ(不図示)の定期的な測定値と上記湿度センサの測定値とを用いて過去の実績値を算出する。そして、制御装置4は、以上のようにして算出された過去の実績値と、制御後の予測値との比率を計算することにより変化率を算出する。
次に、エネルギー変化予測情報として差分を算出する場合、すなわち、使用電力量、使用電力料金、CO2排出量、エネルギー消費量や、不快指数、予想PMVに係る差分を算
出する場合は、例えば、制御装置4は、前記と同様に過去の実績値を算出し、算出した過去の実績値と制御後の予測値との差分を計算する。
なお、制御装置4は、上記のように生成(算出)したエネルギー変化予測情報(計算結果)をそのままエネルギー変化予測情報とするのではなく、生成したエネルギー変化予測情報をさらに段階別に表した情報をエネルギー変化予測情報としてもよい。例えば、制御装置4が、予め、所定の閾値1及び閾値2(閾値1<閾値2)を記憶しておき、上記計算結果が、「閾値1未満」、「閾値1以上、閾値2未満」、及び「閾値2以上」の3段階のいずれであるかを特定するように構成する。そして、制御装置4は、この特定した結果をエネルギー変化予測情報とする。これにより、使用電力量のような計算結果の値をそのまま使用する場合に比べて、情報量を減らすことができ、空気調和システム10における通信量を減らすことができる。
このように、本実施例の空気調和システム10では、室内機2が運転を行うことにより生じるエネルギー変化に関する様々な項目の情報を生成するので、これを表示することで、空調機の利用者等の多角的視点に基づく省エネ意識を向上させることができる。
<空気調和システム10において行われる処理>
次に、空気調和システム10において行われる処理について説明する。
<エネルギー情報表示処理S0>
図8は、空気調和システム10において行われる処理(以下、エネルギー情報表示処理S0という)を説明するフローチャートの例である。この処理は、リモコン3に空気調和システム10におけるエネルギー変化予測情報を表示させるために実行され、例えば、空調機(室外機1、及び室内機2)に電源が投入されたことを契機に開始される。
同図に示すように、まず空調機は、制御装置4から送信されてきた制御情報(S1)、もしくは、リモコン3から送信されてきた制御情報(S2)を受信すると、受信した制御情報に基づき、空調機の運転動作を開始し、又は空調機の運転動作の内容を変更する(S3)。
すると、室内機2は、運転動作を行った後、自身の運転情報208を取得し、取得した運転情報208を、制御装置4に送信する(S4)。
制御装置4は、運転情報208を受信すると(S5)、受信した運転情報208に基づきエネルギー変化予測情報を生成し(S6)、生成したエネルギー変化予測情報を、空調機を介してリモコン3に送信する(S7)。
そして、リモコン3は、エネルギー変化予測情報を受信し(S8)、受信したエネルギー変化予測情報を表示する(S9)。
次に、エネルギー情報表示処理S0の詳細について説明する。
<第1表示処理S100>
図9は、エネルギー情報表示処理S0のうち、リモコン3が、制御装置4が送信した制御情報に基づき(S1)、エネルギー変化予測情報(同図では予測情報と記載)を表示する処理(以下、第1表示処理S100という)及びこの処理における情報の流れを説明する図である。なお、図9において各構成要素に付した符号は、図1に準じている。
第1表示処理S100は、例えば、制御装置4が、制御情報を送信した場合に開始される。すなわち、制御装置4−1は、現在が制御を行う時間(又は時間帯)である場合に(S101)、その時間帯(又は時間)に行う制御に関する制御情報、及びエネルギー変化予測情報を、制御対象の室内機2に送信する(S102a、S102b)。
具体的には、制御装置4−1は、スケジュールテーブル420の制御種類421及び制御時間422を参照し、現在時刻に行う制御の種類を制御種類421から取得する。そして制御装置4−1は、制御の種類を取得すると(S101)、取得した制御の種類に対応する種類の制御が制御種類431に設定されている、制御パターンテーブル430のレコードを取得し、取得したレコードの制御対象432、制御内容433、及び制御要因434の内容(情報)を取得し、取得したこれらの情報に基づき制御情報を生成する。また、制御装置4−1は、制御対象432が示す室内機2の運転情報208を取得し、取得した運転情報208に基づきエネルギー変化予測情報を生成する(S102a)。そして制御装置4−1は、生成した制御情報を、制御対象432が示す室内機2に送信すると共に、生成したエネルギー変化予測情報を、制御対象432が示す室内機2に送信する(S102b)。
なお、不図示であるが、制御装置4−1は、手動制御実行指示部4014、又は外部制御実行指示部4015に基づき、制御情報及びエネルギー変化予測情報を室内機2に送信するようにしてもよい。
制御情報、及びエネルギー変化予測情報を受信した室内機2(以下、本処理の説明では単に室内機2という)は、受信した制御情報に基づき、当該室内機2の運転動作を変更する(S103)。
室内機2は、受信した制御情報に基づき運転動作を変更した後、自身の運転情報208を取得し、取得した運転情報208と、S102bで受信した制御情報、及びエネルギー変化予測情報とを、自身に対応するリモコン3に送信する(S104)。そして、これらの情報を受信したリモコン3は、受信した情報を記憶装置304に記憶すると共に、受信した情報の内容を出力装置302に表示する(S107)。
また、室内機2は、取得した自身の運転情報208と、S102bで受信した制御情報、及びエネルギー変化予測情報とを、制御装置4−1、4−2に送信する(S105、S106)。
このうち、制御装置4−2は、室内機2から受信した情報を記憶装置405に記憶すると共に、受信した情報の内容を出力装置402に表示する(S108)。
一方、制御装置4−1は、室内機2から受信した情報を、制御装置4−4に送信する(S109)。そして、制御装置4−1から当該情報を受信した制御装置4−4は、受信した情報を記憶装置405に記憶すると共に、出力装置402に表示する(S110)。
以上のように、第1表示処理S100では、制御装置4が、制御要因情報を含む制御情報を送信すると、その制御情報の内容、及びエネルギー変化予測情報の内容が、リモコン3の出力装置302に表示される。このように、第1表示処理S100では、空調制御の理由がリモコン3の利用者に対して提示されるので、例えば、空調機の利用者等は、リモコン3に表示される画面を見ることで、制御装置4が行った制御の要因(制御の目的、原因等)と、その制御により生じる効果(例えば省エネ効果)を認識することができる。これにより、空調機の利用者等の省エネ意識を高めることができる。
<第2表示処理S200>
図10は、エネルギー情報表示処理S0のうち、リモコン3が送信した制御情報に基づき(S2)、リモコン3がエネルギー変化予測情報(同図では予測情報と記載)を表示する処理(以下、第2表示処理S200という)及びこの処理における情報の流れを説明する図である。第2表示処理S200は、例えば、空調機の利用者が、リモコン3の入力装置303に、運転を開始、又は運転状態を変更する指示の入力(例えば、運転モードの変更、風量の変更等)を行った場合に開始される。
すなわち、同図に示すように、リモコン3に操作が行われると(S201)、リモコン3は、入力された指示に基づき制御情報を生成し、生成した制御情報を、対応する室内機2に送信する(S202)。
制御情報を受信した室内機2は、受信した制御情報に基づき運転を開始、又は運転状態を変更する(S203)。その後室内機2は、自身の運転情報208を取得し、取得した運転情報208と、S202に基づき受信した制御情報とを、制御装置4−1、4−2に送信する(S204、S205)。
このうち制御装置4−2は、運転情報208及び制御情報を受信すると、受信したこれらの情報を記憶装置405に記憶すると共に、これらの情報の内容を出力装置402に表示する(S206)。
一方、制御装置4−1は、運転情報208及び制御情報を受信すると、受信したこれらの情報に基づき、エネルギー変化予測情報を生成する(S207)。
そして、制御装置4−1は、生成したエネルギー変化予測情報と、S204に基づき受信した運転情報208及び制御情報とを、室内機2に送信する(S208)。また、制御装置4−1は、生成したエネルギー変化予測情報と、S204に基づき受信した運転情報208及び制御情報とを、制御装置4−4に送信する(S209)。
エネルギー変化予測情報、運転情報208、及び制御情報を受信した制御装置4−4は、受信したこれらの情報を記憶装置405に保存すると共に、これらの情報の内容を出力装置402に表示する(S210)。
一方、エネルギー変化予測情報、運転情報208、及び制御情報を受信した室内機2は、受信したこれらの情報を、対応するリモコン3に送信する(S211)。また、この室
内機2は、受信したこれらの情報を、制御装置4−2に送信する(S212)。
エネルギー変化予測情報、運転情報208、及び制御情報を受信したリモコン3は、受信したこれらの情報を記憶装置304に保存すると共に、これらの情報の内容を出力装置302に表示する(S213)。
また、エネルギー変化予測情報、運転情報208、及び制御情報を受信した制御装置4−2は、受信したこれらの情報を記憶装置405に保存すると共に、これらの情報の内容を出力装置402に表示する(S214)。
以上のように、第2表示処理S200では、リモコン3が、制御要因情報を含む制御情報を送信すると、その制御情報の内容、及びエネルギー変化予測情報の内容が、そのリモコン3の出力装置302に表示される。このように、第2表示処理S200では、リモコン3による操作が行われたこと及びその予想効果がリモコン3の利用者に対して提示されるので、例えば、空調機の利用者等は、リモコン3に表示される画面を見ることで、自身が行ったリモコン操作により生じる効果(例えば省エネ効果)を知ることができる。これにより、空調機の利用者等の省エネ意識を高めることができる。
<リモコンの画面表示>
図11は、エネルギー情報表示処理S0に基づきリモコン3に表示される画面の一例を説明する図である。
同図に示す符号D101〜D105のうちD101は、空調機が運転を停止している場合に表示される画面の一例である。すなわち、制御情報及びエネルギー変化予測情報のいずれの内容も表示されていない。以下、これを初期状態とする。
D102は、リモコン3に空調機の運転操作の入力が行われた場合に表示される画面である。すなわち、この画面には、制御情報(制御要因情報)の内容として「リモコン操作」が表示され(符号611)、エネルギー変化予測情報の内容として「予想料金¥500/h」が表示される(符号612)。なお、この制御情報はスケジュール管理部4012が生成した情報であり、エネルギー変化予測情報はエネルギー変化予測情報生成部4017が生成した情報である。
D103は、第1表示処理S100が行われた場合に表示される画面の一例である。すなわち、制御情報(制御要因情報)の内容として「ピークシフト」が表示され(符号613)、エネルギー変化予測情報として電気料金である「予想料金¥600/h」が表示され(符号614)、有効期間情報である「11:00−12:00」が表示される(符号615)。これらの表示は、制御装置4が、時間帯別料金情報を受信し、12時から電力料金が上がると判断したため、電気料金が上がる前にデマンド制御を行っている(強めの運転を行っている)ことを示している。なお、この制御情報はスケジュール管理部4012が生成した情報であり、エネルギー変化予測情報はエネルギー変化予測情報生成部4017が生成した情報である。
このように、リモコン3は、エネルギー変化予測情報と共に、有効期間情報を出力する。すなわち、リモコン3は、空調機が将来行う制御の期間(例えば、次のスケジュール制御が実行されるまでの期間)を表示することで、空調機の利用者の予測可能性を高め、利便性を高めることができる。
D104は、D103に続き、再び第1表示処理S100が行われた場合に表示される画面の一例である。すなわち、制御情報(制御要因情報)の内容として「デマンド制御中
単価×5」が表示され(符号616)、エネルギー変化予測情報の内容として電気料金である「予想料金¥1500/h」が表示され(符号617)、有効期間情報である「12:00−14:00」が表示される(符号618)。これらの表示は、制御装置4が、受信した時間帯別電気料金情報に基づき、12時から14時までの電力料金単価が通常の5倍になると判断し、5倍になる前に、節電のための制御(デマンド制御)を行う制御情報を生成したことを示している。なお、この場合の制御情報及びエネルギー変化予測情報の生成主体はD103と同様である。
D105は、D104で説明したデマンド制御が終了した場合に表示される画面の一例である。すなわち、制御情報(制御要因情報)の内容として「通常運転」が表示され(符号619)、エネルギー変化予測情報として「予想料金¥500/h」が表示される(符号620)。これらの表示は、制御装置4が、時間帯別電気料金情報を受信し、電気料金単価の高い時間帯が終了して通常の電気料金単価になったと判断したことに基づき、デマンド制御を終了して通常運転に戻す制御を行うための制御情報を生成したことを示している。なお、この制御情報及びエネルギー変化予測情報の生成主体はD103と同様である。
以上のように表示される画面により、空調機の利用者は、リモコン3の画面を見ることで、空調機に制御がなされた要因(理由)、その制御による効果、及びその有効期間を認識することができるようになる。
なお、以上の画面にはエネルギー変化予測情報として予想電気料金が表示されているが、この他に、使用電力量、CO2排出量、エネルギー消費量や、不快指数、及び予想PM
Vの各項目の値、これらの値の変化率、又はこれらの値の差分といったエネルギー変化予測情報を表示するようにしてもよい。また、これらのエネルギー変化予測情報のうちいずれを表示するかを、制御装置4の入力装置403やリモコン3の入力装置303を介して設定できるようにする機能を、制御装置4やリモコン3に設けてもよい。これにより、制御装置4、リモコン3、空調機の利用者は、必要な情報のみを効率よく知ることができる。
実施例1では、制御装置4やリモコン3から制御情報が送信されたタイミングに応じて、その制御情報やエネルギー変化予測情報がリモコン3等に表示されるが、本実施例では、制御情報が送信されたタイミングとは異なるタイミングで、制御情報やエネルギー変化予測情報がリモコン3等に表示される。以下、本実施例の空気調和システム10について説明する。
まず、室外機1、室内機2、リモコン3、及び監視装置9の構成及びその機能は実施例1と同様である。
図12は、本実施例の制御装置4が備える構成及びその機能の一例を説明する図である。同図に示すように、実施例1と異なる点は、情報処理装置406が時間監視部4018の機能を備える点である。
時間監視部4018は、エネルギー変化予測情報を生成するために必要な情報のうち、時間によってその内容が変化する情報(以下、時間依存情報という)を取得し、取得した時間依存情報の内容を監視する。例えば、時間監視部4018は、監視装置9から受信した時間帯別電気料金情報を随時(例えば、所定時間(例えば1時間)ごとに)取得し、取得した時間帯別電気料金情報の内容を監視する。
そして、時間監視部4018が、時間依存情報の内容が変化したと判断した場合に、情報生成通信部4016は、運転情報208と、変化した時間依存情報とに基づき、新たなエネルギー変化予測情報を生成するよう、エネルギー変化予測情報生成部4017に要求する。具体的には、情報生成通信部4016は、自身が受信した制御対象情報、及び制御内容情報と、エネルギー変化予測情報の算出根拠が変更された旨を示す制御要因情報とを、エネルギー変化予測情報生成部4017に送信する。例えば、エネルギー変化予測情報生成部4017は、制御要因情報として、「料金単価が通常時の2倍から元に戻った」旨を示す情報を送信する。
エネルギー変化予測情報生成部4017は、この要求に基づき、エネルギー変化予測情報を生成する。具体的には、エネルギー変化予測情報生成部4017は、運転情報208と、上記変化した時間依存情報とに基づき、エネルギー変化予測情報を生成する。
そして、エネルギー変化予測情報送信部40161は、エネルギー変化予測情報生成部4017が生成したエネルギー変化予測情報をリモコン3に送信し、リモコン3のエネルギー変化予測情報出力部3053は、受信したエネルギー変化予測情報を出力する。
図13は、本実施例においてリモコン3の出力装置302に出力される画面の一例を説明する図である。
同図に示す符号D101、D106、D103、D104、D107、及びD108のうち、D101は実施例1と同様である。
D106は、実施例1のD102に対応する、リモコン3から空調機の運転操作を行った場合に表示される画面の一例である。図13に示すように、D106は、有効期間情報として「10:00−11:00」といった時間帯(有効期間)が表示される(符号711)。この表示は、例えば、制御装置4が、時間帯別電気料金情報を受信し、受信した時間帯別料金情報が示す、料金が一定の時間を取得したことを示す。
次に、D103、及びD104については実施例1と同様である。
D107は、現在時刻が、D104(D102)で示したデマンド制御の終了時刻(14時)に到達した場合に表示される画面の一例である。図13に示すように、制御要因情報として「通常運転 単価×2」が表示され(符号712)、エネルギー変化予測情報として電気料金である「予想料金¥1000/h」が表示され(符号713)、有効期間情報として「14:00−15:00」が表示される(符号714)。この表示は、例えば、制御装置4が、時間帯別料金情報を受信し、現在の時間帯別電気料金情報は通常の電気料金単価よりは高いが、デマンド制御を行う程高くはないと判断したことに基づき、通常運転を行う旨の制御情報を生成したことを示す。なお、この制御情報はスケジュール管理部4012が生成した情報であり、エネルギー変化予測情報はエネルギー変化予測情報生成部4017が生成した情報である。
D108は、D107で示した、電気料金単価が通常より高い時間帯が終了し(15時)、現在時刻が通常の電気料金単価の時間帯に戻った場合に表示される画面の一例である。図13に示すように、制御要因情報として「通常運転」(「単価×2」が削除されている)が表示され(符号715)、エネルギー変化予測情報として「予想料金¥500/h」が表示され(符号716)、有効期間情報として「15:00−16:00」が表示される(符号717)。この表示は、例えば、制御装置4が、「料金単価が通常時の2倍から元に戻った」という旨の時間帯別電気料金情報を受信したため、受信した時間帯別料金情報に基づき、料金単価が(2倍ではなく)通常の単価の下での通常運転を行う旨の新た
な制御情報を生成したことを示す。なお、この制御情報はスケジュール管理部4012が生成した情報であり、エネルギー変化予測情報はエネルギー変化予測情報生成部4017が生成した情報である。
以上のように、本実施例の空気調和システム10では、制御装置4が、空調機の制御内容以外の変更が生じた場合でも、その変更に基づき新たなエネルギー変化予測情報を生成し、リモコン3は、生成したエネルギー変化予測情報の内容を表示する。これにより、空調機の利用者は、空調機の制御以外の様々な要因に基づいて生じるエネルギー変化に関する情報を、迅速に知ることができる。例えば、電気事業者等により電気料金単価が変更された場合でも、その場合に変更される電気料金の内容を迅速に知ることができる。また、これにより、空調機の利用者等の省エネ意識、省コスト意識を向上させることができる。
実施例1、2では、リモコン3が、自身が対応する1台の室内機2に関するエネルギー変化予測情報を表示していたが、本実施例の空気調和システム10では、リモコン3が、複数の室内機2のエネルギー変化予測情報を表示することができるように構成されている。また、制御装置4も、複数の室内機2のエネルギー変化予測情報を表示することができる。以下、本実施例における空気調和システム10について説明する。
まず、室外機1、室内機2、リモコン3、及び監視装置9の構成及び機能は実施例1、2と同様である。
図14は、本実施例の制御装置4が備える構成及びその機能の一例を説明する図である。同図に示すように、実施例1、2と異なる点は、情報処理装置406が出力範囲管理情報生成部4019を備え、また、記憶装置405が出力範囲管理情報440を記憶している点である。
出力範囲管理情報生成部4019は、空気調和システム10における複数の室内機2のうち、いずれの室内機2のエネルギー変化予測情報を出力するかを示す情報(以下、出力範囲管理情報という)を生成する。
具体的には、出力範囲管理情報生成部4019は、空気調和システム10の管理者等により、入力装置403を介して入力された情報から、出力範囲管理情報を生成し、記憶装置405に記憶する。
図15は、出力範囲管理情報440の一例(以下、第1情報という)を説明する図である。同図に示すように、出力範囲管理情報440は、表示機器441、及び表示対象機器442の各項目を含む、少なくとも1つ以上のレコードで構成されるテーブルである。表示機器441には、空気調和システム10における機器(リモコン3、又は制御装置4)を特定する情報が格納される。表示対象機器442には、表示機器441の機器によってそのエネルギー変化予測情報が表示される機器(室内機2)を特定する情報が格納される。同図では、例えば、「リモコンA」には、「室内機A」のエネルギー変化予測情報が表示され、「リモコンC」には、「室内機C」と「室内機D」のエネルギー変化予測情報の合計情報(例えば電気料金の合計値)が表示され、「制御装置B」には、「全体」、すなわち空気調和システム10における全ての室内機2のエネルギー変化予測情報(例えば電気料金の合計値)が表示される。
図16は、出力範囲管理情報440の他の一例(以下、第2情報という)を説明する図である。同図に示すように、出力範囲管理情報440は、表示機器443、及び表示対象グループ444の各項目を含む、少なくとも1つ以上のレコードで構成されるテーブルで
ある。表示機器443は、表示機器441と同様である。表示対象グループ444には、表示機器443の機器によってそのエネルギー変化予測情報が表示される、機器(室内機2)のグループを特定する情報が格納される。例えば、「リモコンA」には、施設の1階に設けられている「室内機A」及び「室内機B」からなる室内機2のグループである「グループ1階A」のグループにおけるエネルギー変化予測情報(例えばこのグループにおける室内機2の電気料金の合計値)が表示され、「制御装置B」には、施設の1階に設けられている「室内機A」及び「室内機B」からなる室内機2のグループである「グループ1階A」のグループにおけるエネルギー変化予測情報(例えばこのグループにおける室内機2の電気料金の合計値)が表示される。
出力範囲管理情報生成部4019が、このように出力範囲管理情報440を生成すると、エネルギー変化予測情報送信部40161は、生成した出力範囲管理情報440を、エネルギー変化予測情報生成部4017が生成したエネルギー変化予測情報と共に、リモコン3に送信する。
そして、リモコン3は、出力範囲管理情報440、及びエネルギー変化予測情報を受信し、エネルギー変化予測情報出力部3053は、受信したエネルギー変化予測情報のうち、出力範囲管理情報440が示す室内機2のエネルギー変化予測情報を出力する。
図17は、出力範囲管理情報440のうち第1情報に基づきリモコン3又は制御装置4に表示される画面の一例である。第1情報は、「リモコンA」に、「室内機A」のエネルギー変化予測情報を表示させるための情報であるので、「リモコンA」の画面には、「室内機A」における予想電気料金(1時間当たり)である「¥20」が表示される(符号811)。また、第1情報は、「制御装置B」の画面に、施設における全ての室内機2のエネルギー変化予測情報を表示させるための情報であるので、「制御装置B」の画面には、施設における全ての室内機2(「室内機A」の予想電気料金「¥20」、「室内機B」の予想電気料金「¥30」、「室内機C」の予想電気料金「¥10」、「室内機D」の予想電気料金「¥10」、「室内機E」の予想電気料金「¥20」、「室内機F」の予想電気料金「¥20」、「室内機G」の予想電気料金「¥10」、「室内機H」の予想電気料金「¥30」)の予想電気料金の合計(1時間当たり)である「¥150」が表示される(符号812)。
図18は、出力範囲管理情報440のうち第2情報に基づきリモコン3又は制御装置4に表示される画面の一例である。第2情報は、「リモコンA」に、施設の1階に設けられている2台の室内機2(「室内機A」及び「室内機B」)のエネルギー変化予測情報を表示させるための情報なので、「リモコンA」の画面には、「室内機A」の予測電気料金である「¥20」と「室内機B」の予測電気料金「¥30」の合計(1時間当たり)である「¥50」が表示される(符号911)。また、第2情報は、「制御装置B」に、施設の1階に設けられている2台の室内機2である「室内機A」及び「室内機B」のエネルギー変化予測情報を表示させるための情報であるので、「制御装置B」の画面には、「室内機A」及び「室内機B」の予想電気料金の合計(1時間当たり)である「¥50」が表示される(符号912)。
以上のように、本実施例の空気調和システム10によれば、リモコン3は、出力範囲管理情報440が示す範囲の室内機2のエネルギー変化予測情報(例えば複数台の室内機2のエネルギー変化予測情報)を画面に表示するので、リモコン3や空調機の利用者は、自身が関わる範囲、例えば自身が使用する空調機の範囲における空調機のエネルギー変化予測情報を知ることができ、自身が必要とする範囲のエネルギー変化予測情報のみを効率よく知ることができる。
また、制御装置4も、出力範囲管理情報440が示す範囲の室内機2のエネルギー変化予測情報(例えば複数台の室内機2のエネルギー変化予測情報)を画面に表示するので、制御装置4の管理者等は、自身が関わる範囲、例えばその管理者が管理する空調機の範囲、における空調機のエネルギー変化予測情報を知ることができ、自身の管理に必要な範囲のエネルギー変化予測情報のみを効率よく知ることができる。
本発明は、以上に説明した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、本実施例では、制御装置4は、他の制御装置4に制御情報及びエネルギー変化予測情報を送信する際に、特定の制御装置4にのみこれらの情報を送信するようにしているが、空気調和システム10の全ての制御装置4に一斉送信(ブロードキャスト送信)するようにしてもよい。
また、本実施例で説明した、制御装置4やリモコン3に表示される画面は、室外機1が表示するようにしてもよい。
また、本実施例で説明した構成、機能、処理部、及び処理手段等の一部又は全部は、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、又はSSD等の記憶装置、ICカード、SDカード、及びDVD等の記録媒体に記憶することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 室外機、2 室内機、3 リモコン、4 制御装置、10 空気調和システム、208 運転情報、3053 エネルギー変化予測情報出力部、4012 スケジュール管理部、40161 エネルギー変化予測情報送信部、4017 エネルギー変化予測情報生成部、4018 時間監視部、4019 出力範囲管理情報生成部、4021 エネルギー変化予測情報出力部

Claims (13)

  1. プログラムを実行するプロセッサとメモリとを有し、少なくとも1台以上の空気調和装置と、前記空気調和装置の制御を行う制御装置とを含んで構成される空気調和システムであって、
    前記制御に基づき前記空気調和装置が行う運転に関する情報である運転情報を取得する運転情報取得部と、
    前記取得した運転情報に基づき、前記空気調和装置が前記運転を行うことにより生じるエネルギー変化に関する情報であるエネルギー変化予測情報を生成するエネルギー変化予測情報生成部と、
    前記生成したエネルギー変化予測情報を送信するエネルギー変化予測情報送信部と、
    前記エネルギー変化予測情報を受信し、受信した前記エネルギー変化予測情報を出力するエネルギー変化予測情報出力部とを備え
    前記エネルギー変化予測情報生成部は、前記運転情報と、エネルギー変化予測情報を生成するために所定期間において必要な情報である有効期間情報とに基づき前記エネルギー変化予測情報を生成し、
    前記エネルギー変化予測情報出力部は、前記生成したエネルギー変化予測情報と共に前記有効期間情報を出力する、
    空気調和システム。
  2. プログラムを実行するプロセッサとメモリとを有し、少なくとも1台以上の空気調和装置と、前記空気調和装置の制御を行う制御装置とを含んで構成される空気調和システムであって、
    前記制御に基づき前記空気調和装置が行う運転に関する情報である運転情報を取得する運転情報取得部と、
    前記取得した運転情報に基づき、前記空気調和装置が前記運転を行うことにより生じるエネルギー変化に関する情報であるエネルギー変化予測情報を生成するエネルギー変化予測情報生成部と、
    前記生成したエネルギー変化予測情報を送信するエネルギー変化予測情報送信部と、
    前記エネルギー変化予測情報を受信し、受信した前記エネルギー変化予測情報を出力するエネルギー変化予測情報出力部とを備え、
    前記空気調和システムはさらに、
    時間によってその内容が変化する情報である時間依存情報を取得し、取得した前記時間依存情報の内容を監視する時間依存情報監視部を備え、
    前記エネルギー変化予測情報生成部は、前記時間依存情報監視部が、前記時間依存情報の内容が変化したと判断した場合に、前記運転情報と、前記変化した時間依存情報とに基づき、新たな前記エネルギー変化予測情報を生成し、
    前記エネルギー変化予測情報出力部は、前記生成した新たなエネルギー変化予測情報を出力する、
    空気調和システム。
  3. プログラムを実行するプロセッサとメモリとを有し、少なくとも1台以上の空気調和装置と、前記空気調和装置の制御を行う制御装置とを含んで構成される空気調和システムであって、
    前記制御に基づき前記空気調和装置が行う運転に関する情報である運転情報を取得する運転情報取得部と、
    前記取得した運転情報に基づき、前記空気調和装置が前記運転を行うことにより生じるエネルギー変化に関する情報であるエネルギー変化予測情報を生成するエネルギー変化予測情報生成部と、
    前記生成したエネルギー変化予測情報を送信するエネルギー変化予測情報送信部と、
    前記エネルギー変化予測情報を受信し、受信した前記エネルギー変化予測情報を出力するエネルギー変化予測情報出力部とを備え、
    前記空気調和システムはさらに、
    複数の前記空気調和装置のうち、いずれの前記空気調和装置の前記エネルギー変化予測情報を出力するかを示す出力範囲管理情報を生成する出力範囲管理情報生成部を備え、
    前記エネルギー変化予測情報出力部は、前記生成したエネルギー変化予測情報のうち、前記出力範囲管理情報が示す前記空気調和装置の前記エネルギー変化予測情報を出力する、
    空気調和システム。
  4. 請求項に記載の空気調和システムであって、
    前記エネルギー変化予測情報は、前記空気調和装置が行う運転により算出される料金の情報を含み、
    前記エネルギー変化予測情報出力部は、前記生成したエネルギー変化予測情報のうち、前記出力範囲管理情報が示す前記空気調和装置の前記料金の合計値を出力する、空気調和システム。
  5. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の空気調和システムであって、
    前記空気調和システムはさらに、
    前記制御装置が行った制御の要因に関する情報である制御要因情報を送信する制御要因情報送信部と、
    前記制御要因情報を受信し、受信した前記制御要因情報を前記エネルギー変化予測情報と共に出力する制御要因情報出力部とを備える、空気調和システム。
  6. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の空気調和システムであって、
    前記エネルギー変化予測情報は、前記空気調和装置が行う運転のために使用される電力量、前記空気調和装置が行う運転により算出される料金、前記空気調和装置が行う運転により排出される二酸化炭素の量、前記空気調和装置が行う運転により消費されるエネルギー、前記空気調和装置が行う運転により算出される不快指数、及び前記空気調和装置が行う運転予想平均温冷感申告の少なくともいずれかの情報を含む、空気調和システム。
  7. プログラムを実行するプロセッサとメモリとを有し、少なくとも1台以上の空気調和装置と、前記空気調和装置の制御を行う制御装置とを含んで構成される空気調和システムであって、
    前記制御に基づき前記空気調和装置が行う運転に関する情報である運転情報を取得する運転情報取得部と、
    前記取得した運転情報に基づき、前記空気調和装置が前記運転を行うことにより生じるエネルギー変化に関する情報であるエネルギー変化予測情報を生成するエネルギー変化予測情報生成部と、
    前記生成したエネルギー変化予測情報を送信するエネルギー変化予測情報送信部と、
    前記エネルギー変化予測情報を受信し、受信した前記エネルギー変化予測情報を出力するエネルギー変化予測情報出力部とを備え、
    前記エネルギー変化予測情報は、前記空気調和装置が行う運転により算出される電気料金の情報を含み、
    前記空気調和システムはさらに、
    時間によってその内容が変化する情報である時間依存情報を取得し、取得した前記時間依存情報の内容を監視する時間依存情報監視部と、
    複数の前記空気調和装置のうち、いずれの前記空気調和装置の前記エネルギー変化予測情報を出力するかを示す出力範囲管理情報を生成する出力範囲管理情報生成部と、
    前記制御装置が行った制御の要因に関する情報である制御要因情報を送信する制御要因情報送信部と、
    前記制御要因情報を受信し、受信した前記制御要因情報を前記エネルギー変化予測情報と共に出力する制御要因情報出力部とを備え、
    前記エネルギー変化予測情報生成部は、
    前記運転情報と、エネルギー変化予測情報を生成するために所定期間において必要な情報である有効期間情報として時間帯別の電気料金に基づき前記エネルギー変化予測情報を生成し、
    前記時間依存情報監視部が、前記時間依存情報の内容として現在の電気料金が変化したと判断した場合に、前記運転情報と、前記変化した時間依存情報とに基づき、新たな前記エネルギー変化予測情報を生成し、
    前記エネルギー変化予測情報出力部は、
    前記生成したエネルギー変化予測情報と共に前記有効期間情報を出力し、
    前記生成したエネルギー変化予測情報のうち、前記出力範囲管理情報が示す前記空気調和装置の前記エネルギー変化予測情報を出力し、
    前記生成したエネルギー変化予測情報のうち、前記出力範囲管理情報が示す前記空気調和装置の前記電気料金の合計値を出力し、
    前記生成した新たなエネルギー変化予測情報を出力する、
    空気調和システム。
  8. プログラムを実行するプロセッサとメモリとを有し、少なくとも1台以上の空気調和装置と、前記空気調和装置の制御を行う制御装置とを含んで構成される空気調和システムにおける空気調和方法であって、
    前記空気調和システムが、
    前記制御に基づき前記空気調和装置が行う運転に関する情報である運転情報を取得し、
    前記取得した運転情報に基づき、前記空気調和装置が前記運転を行うことにより生じるエネルギー変化に関する情報であるエネルギー変化予測情報を生成し、
    前記生成したエネルギー変化予測情報を送信し、
    前記エネルギー変化予測情報を受信し、受信した前記エネルギー変化予測情報を出力し、
    前記空気調和システムが、
    前記運転情報と、エネルギー変化予測情報を生成するために所定期間において必要な情報である有効期間情報とに基づき前記エネルギー変化予測情報を生成し、
    前記生成したエネルギー変化予測情報と共に前記有効期間情報を出力する、
    空気調和方法。
  9. プログラムを実行するプロセッサとメモリとを有し、少なくとも1台以上の空気調和装置と、前記空気調和装置の制御を行う制御装置とを含んで構成される空気調和システムにおける空気調和方法であって、
    前記空気調和システムが、
    前記制御に基づき前記空気調和装置が行う運転に関する情報である運転情報を取得し、
    前記取得した運転情報に基づき、前記空気調和装置が前記運転を行うことにより生じるエネルギー変化に関する情報であるエネルギー変化予測情報を生成し、
    前記生成したエネルギー変化予測情報を送信し、
    前記エネルギー変化予測情報を受信し、受信した前記エネルギー変化予測情報を出力し、
    前記空気調和システムはさらに、
    時間によってその内容が変化する情報である時間依存情報を取得し、取得した前記時間依存情報の内容を監視し、
    前記時間依存情報の内容が変化したと判断した場合に、前記運転情報と、前記変化した時間依存情報とに基づき、新たな前記エネルギー変化予測情報を生成し、
    前記生成した新たなエネルギー変化予測情報を出力する、
    空気調和方法。
  10. プログラムを実行するプロセッサとメモリとを有し、少なくとも1台以上の空気調和装置と、前記空気調和装置の制御を行う制御装置とを含んで構成される空気調和システムにおける空気調和方法であって、
    前記空気調和システムが、
    前記制御に基づき前記空気調和装置が行う運転に関する情報である運転情報を取得し、
    前記取得した運転情報に基づき、前記空気調和装置が前記運転を行うことにより生じるエネルギー変化に関する情報であるエネルギー変化予測情報を生成し、
    前記生成したエネルギー変化予測情報を送信し、
    前記エネルギー変化予測情報を受信し、受信した前記エネルギー変化予測情報を出力し、
    前記空気調和システムはさらに、
    複数の前記空気調和装置のうち、いずれの前記空気調和装置の前記エネルギー変化予測情報を出力するかを示す出力範囲管理情報を生成し、
    前記生成したエネルギー変化予測情報のうち、前記出力範囲管理情報が示す前記空気調和装置の前記エネルギー変化予測情報を出力する、
    空気調和方法。
  11. 請求項10に記載の空気調和方法であって、
    前記エネルギー変化予測情報は、前記空気調和装置が行う運転により算出される料金の情報を含み、
    前記空気調和システムはさらに、
    前記生成したエネルギー変化予測情報のうち、前記出力範囲管理情報が示す前記空気調和装置の前記料金の合計値を出力する、空気調和方法。
  12. 請求項8乃至11のいずれか一項に記載の空気調和方法であって、
    前記エネルギー変化予測情報は、前記空気調和装置が行う運転のために使用される電力量、前記空気調和装置が行う運転により算出される料金、前記空気調和装置が行う運転により排出される二酸化炭素の量、前記空気調和装置が行う運転により消費されるエネルギー、前記空気調和装置が行う運転により算出される不快指数、及び前記空気調和装置が行う運転予想平均温冷感申告の少なくともいずれかの情報を含む、空気調和方法。
  13. プログラムを実行するプロセッサとメモリとを有し、少なくとも1台以上の空気調和装置の制御を行う制御装置であって、
    前記制御に基づき前記空気調和装置が行う運転に関する情報である運転情報を取得する運転情報取得部と、
    前記取得した運転情報に基づき、前記空気調和装置が前記運転を行うことにより生じるエネルギー変化に関する情報であるエネルギー変化予測情報を生成するエネルギー変化予測情報生成部と、
    前記生成したエネルギー変化予測情報を送信するエネルギー変化予測情報送信部と、
    前記エネルギー変化予測情報を受信し、受信した前記エネルギー変化予測情報を出力するエネルギー変化予測情報出力部とを備え
    前記エネルギー変化予測情報生成部は、前記運転情報と、エネルギー変化予測情報を生成するために所定期間において必要な情報である有効期間情報とに基づき前記エネルギー変化予測情報を生成し、
    前記エネルギー変化予測情報出力部は、前記生成したエネルギー変化予測情報と共に前記有効期間情報を出力する、
    制御装置。
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