JP2010133009A - めっき液供給機構およびめっき装置並びにめっき膜の形成方法 - Google Patents

めっき液供給機構およびめっき装置並びにめっき膜の形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010133009A
JP2010133009A JP2009238870A JP2009238870A JP2010133009A JP 2010133009 A JP2010133009 A JP 2010133009A JP 2009238870 A JP2009238870 A JP 2009238870A JP 2009238870 A JP2009238870 A JP 2009238870A JP 2010133009 A JP2010133009 A JP 2010133009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
metal
tank
solution
supply mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009238870A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kubota
賢治 久保田
Naoki Kato
直樹 加藤
Takuma Katase
琢磨 片瀬
Kazuaki Senbokuya
和明 仙北屋
Kiyotaka Nakaya
清隆 中矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2009238870A priority Critical patent/JP2010133009A/ja
Publication of JP2010133009A publication Critical patent/JP2010133009A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Catalysts (AREA)

Abstract

【課題】充分な速度でめっき金属を溶解して、金属イオンをめっき槽に供給でき、かつスラッジの発生を防止できるめっき液供給機構を提供する。
【解決手段】めっき金属を溶解させることにより金属イオンを含む溶液を、被メッキ材wにめっき処理を施すめっき槽9に供給するめっき液供給機構として、内部にめっき金属を含む溶液が貯留されて溶液に光触媒が混在するとともに、めっき金属の周囲に酸化剤を供給する酸化剤供給機構21が備えられ、かつ光触媒に光を照射可能な光学窓22を有するめっき金属溶解槽2と、このめっき金属溶解槽から金属イオンが隔膜23、24を透過して流入することにより金属イオンの濃度が上昇した溶液をめっき槽に供給可能に設けられた金属イオン供給槽3、30とを有するものとした。隔膜として上記金属イオンが透過可能であって上記光触媒が透過不能であることを用いた。
【選択図】図1

Description

本発明は、めっき金属を溶解させることにより上記めっき金属のイオンが溶出した溶液を、被めっき材にめっき処理を施すめっき槽に供給するめっき液供給機構およびこれを備えためっき装置並びにめっき膜の形成方法に関するものである。
このめっき液供給機構として、例えば、特許文献1に示すように、めっき金属を収容した導電籠とチタンより触媒活性の高い金属片とを電気的に接続して、これら導電籠および金属片を3価鉄イオンが溶解している電解液に浸漬させたものが知られている。
この触媒活性の高い金属片を用いためっき液供給機構によれば、めっき金属の溶解に伴って生成した電子が上記金属片に向けて移動する。そして、上記3価鉄イオンの還元反応が進行するため、この金属片の表面において電解液中の水分の分解によって酸素が発生することによるめっき金属の溶解速度の低下を防止でき、上記めっき金属の溶解による金属イオンの溶出を促進させることができる。
特開2002−206199号公報
しかしながら、このめっき金属の溶解速度は、上記金属片表面の3価鉄イオンの還元反応の速度に依存するため、めっき液供給機構としてめっき金属を溶解して充分な金属イオンをめっき槽に供給するには不十分なものである。これに加えて、めっき金属のイオンが上記金属片の表面で還元されることによりスラッジなどが発生して、金属イオンが溶存する電解液中に浮遊してしまうという問題もある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、金属イオンをめっき槽に供給するに際して、充分な速度でめっき金属を溶解させて、金属イオンをめっき槽に供給でき、かつめっき金属の還元によるスラッジの発生を防止できるめっき液供給機構およびこれを備えためっき装置並びにめっき膜の形成方法を提供することを課題とするものである。
すなわち、請求項1に記載の発明は、めっき金属を溶解させることにより金属イオンを含む溶液を、被メッキ材にめっき処理を施すめっき槽に供給するめっき液供給機構において、内部に上記めっき金属を含む溶液が貯留されて、上記溶液に光触媒が混在するとともに、上記めっき金属の周囲に酸化剤を供給する酸化剤供給機構が備えられ、かつ上記光触媒に光を照射可能な光学窓を有するめっき金属溶解槽と、このめっき金属溶解槽から隔膜を介して分離されるとともに、上記めっき金属溶解槽から上記金属イオンが上記隔膜を透過して流入することにより上記金属イオンの濃度が上昇した上記溶液を上記めっき槽に供給可能に設けられた金属イオン供給槽とを有し、上記隔膜は、上記金属イオンが透過可能であって、上記光触媒が透過不能であることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のめっき液供給機構において、上記隔膜は、上記光触媒に対して耐性を有する材料からなり、かつ上記金属イオン供給槽は、上記めっき金属溶解槽の下流側に設けられた中間槽と、その下流側に設けられた供給槽とに隔膜によって二分されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のめっき液供給機構において、上記金属イオン供給槽には、陰極が上記溶液としての電解液に浸漬され、かつ上記めっき金属は、陽極として、上記陰極と電気的に接続されるとともに、上記めっき金属溶解槽中の上記溶液としての電解液に浸漬されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のめっき液供給機構において、上記金属イオン供給槽は、上記めっき金属溶解槽の下流側に設けられた中間槽と、その下流側に設けられた供給槽とに隔膜によって二分されており、上記陰極は、上記中間槽内の電解液に浸漬されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のめっき液供給機構において、上記めっき金属が容器内に収容されて上記溶液に浸漬されるとともに、上記容器の内壁面に上記光触媒が担持されて上記溶液に混在しており、上記容器は、上記溶液および上記金属イオンが流通可能であって、かつ上記めっき金属および上記光触媒が流通不能に構成されていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明に係るめっき装置は、請求項1ないし5のいずれか一項に記載のめっき液供給機構と、上記金属イオン供給槽に接続された配管と、この配管から供給された上記金属イオンを含む溶液によって上記金属イオンの濃度が上昇することにより、繰り返し被メッキ材にめっき処理を施すことが可能な上記めっき槽とを有することを特徴としている。
請求項7に記載のめっき膜の形成方法は、請求項6に記載のめっき装置を用いて、上記めっき槽に、上記配管を介して上記めっき液供給機構の金属イオン供給槽から上記金属イオンを含む溶液を供給しつつ、上記被めっき材に上記金属のめっき膜を形成することを特徴としている。
請求項1ないし5のいずれかに記載のめっき液供給機構によれば、太陽や光源からの光が光学窓を通じて、めっき金属溶解槽の溶液に分散された光触媒に照射されると、光触媒によって溶液中の水分からヒドロキシラジカル(OH・)が生成されて、このヒドロキシラジカルとめっき金属が反応して溶解することにより、金属イオンが生成される。このため、光量の調整によって、金属イオンの生成速度を調整でき、金属イオンをめっき槽に供給するのに充分な速度でめっき金属を溶解することができる。
また、その際には、上記光触媒によって、上述のヒドロキシラジカルの生成とともに、酸化剤供給機構から供給される酸化剤が還元され、例えば、酸化剤として酸素が供給されるとスーパーオキサイドアニオン(O2 -)が生成される。このように、光触媒によって、金属イオンでなく、酸化剤が還元されるため、上記金属イオンが還元されることによるスラッジの発生を防止できる。
さらに、上記スーパーオキサイドアニオンは、例えば、電解液中に含まれている硫酸との反応によってペルオキソラジカル(O2H・)を生成して、このペルオキソラジカルとめっき金属との反応により金属イオンを生成する。このため、光量の調整によって、ヒドロキシラジカルやペルオキソラジカルなどのラジカルによる強力な酸化反応によってめっき金属を溶解して、効率的に金属イオンを生成できる。
そして、このめっき金属溶解槽で生成された金属イオンは、光触媒の透過不能な隔膜を透過して金属イオン供給槽に流入する。従って、この金属イオン供給槽の金属イオンが溶出している溶液をめっき槽に供給することによって、めっき槽への光触媒などの不純物の混入も防止できる。
さらに、めっき金属が有機物によって汚染されていても、この有機物を光触媒が分解するため、溶液汚染を防ぐことができ、その結果、金属イオン供給槽から有機汚染のない溶液をめっき槽に供給することができる。
特に、請求項2に記載のめっき液供給機構によれば、めっき金属溶解槽と金属イオン供給槽とを分離する隔膜として光触媒に対して耐性を有するものを用いるとともに、金属イオン供給槽を中間槽と供給槽とに二分する隔膜を設けたため、この隔膜として金属イオンが透過可能であって光触媒が透過不能である選択性能の高いものを選択できる。従って、めっき金属溶解槽と金属イオン供給槽とを分離する隔膜の光触媒による腐食などを防止し、かつ金属イオン供給槽を二分する隔膜によって光触媒の流出防止することにより、確実に供給槽への光触媒の流出を防止できる。
請求項3に記載のめっき液供給機構によれば、金属イオン供給槽の電解液に浸漬している陰極と、陽極としての上記めっき金属とを電気的に接続したため、ヒドロキシラジカル、ペルオキソラジカルなどのラジカル種が陰極にて電子を受け取る等して消滅する。従って、ラジカル種をそのままめっき槽に供給してしまうことを防止でき、さらには、電子を陰極に流通させるなどして有効に利用してめっき金属の溶解速度を上昇させることができる。
請求項4に記載のめっき液供給機構によれば、陰極を中間槽内の電解液に浸漬させることによって、めっき金属溶解槽内の金属イオンが隔膜を通じて中間槽内に流入する際、金属イオンの隔膜に対する透過率の上昇が期待できる。
請求項5に記載のめっき液供給機構によれば、めっき金属が収容されている容器の内壁面に光触媒が担持されているため、光触媒が金属イオン供給槽に流出するおそれもなく、また、光触媒によってめっき金属溶解槽が汚染されることによるメンテナンスの負担も軽減できる。
従って、請求項6に記載のめっき装置のように、金属イオン供給槽に金属イオンをめっき槽に供給する配管を接続することによって、不純物の混入の少ない金属イオンをめっき槽に供給することができる。
この結果、請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載のめっき装置を用いて、めっき槽に、配管を介してめっき液供給機構の金属イオン供給槽から金属イオンの濃度の高い溶液を供給することにより、めっき槽における金属イオンの濃度の低下を防いで、繰り返し被めっき材に金属のめっき膜を形成することが可能になる。
第1実施形態のめっき装置を示す説明図である。 第2実施形態のめっき装置を示す説明図である。 第3実施形態のめっき装置を示す説明図である。 第4実施形態のめっき装置を示す説明図である。
以下、本発明に係るめっき液供給機構を用いためっき装置の第1実施形態〜第4実施形態について、図1〜図4を用いて説明する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態のめっき装置は、図1に示すように、被メッキ材wにめっき処理を施すめっき槽9と、このめっき槽9に、めっき金属の溶解により金属イオンが溶出した溶液を供給するめっき液供給機構11とを有している。
このめっき槽9は、陰極として被めっき材wが硫酸銅めっき液に浸漬されて陰極室91と、不溶性陽極93が硫酸銅めっき液などの電解液に浸漬された陽極室92とが隔膜94を介して分離された銅めっき槽である。
この被めっき材wとしては、例えば、ポリイミドフィルム表面に銅スパッタ膜を形成したものが用いられ、この不溶性陽極93としては、例えば、Ti、C、Pb、Pb合金或いはチタン材表面にルテニウムなどの白金族酸化物を被覆したものなどの酸性の電解液との反応性が低いものが用いられる。
そして、不溶性陽極93と陰極としての被めっき材Wに電気を流すと、下記(1)式に示すように、陽極室92において電解液中の水が酸化されて酸素が放出されるとともに、水素イオンが隔膜94を透過して陰極室91に流入する。それとともに、下記(2)式に示すように、電子が不溶性陽極93から被めっき材wに向けて移動するため、陰極室91内において硫酸銅の銅イオンが被めっき材wから電子を受け取って、銅となる。これにより、被めっき材wに銅めっきが施されるとともに、陰極室91において硫酸銅中の銅イオン濃度が低下する。
2H2O→O2+4H++4e- ・・・(1)
CuSO4+2e-→Cu+SO4 2- ・・・(2)
なお、陽極室92の電解液の界面の上方には、上記放出された酸素を吸引するブロア99が設けられている。
また、上記隔膜94として、酸素が透過不能なものが用いられており、上述の電解液中の水から生成された酸素が陰極室91に流入して、硫酸銅めっき液に加えられている添加剤などと反応してしまうことが阻止される。
他方、上記めっき液供給機構11は、硫酸水溶液を貯留した平面視矩形状の槽10が、隔膜23によって、めっき金属溶解槽2と金属イオン供給槽3とに分離されて構成されている。
この隔膜23としては、金属イオンが透過可能であって、光触媒が透過不能であるものが使用可能であり、例えば、中性隔膜、カチオン交換膜やガラスフィルタなど、好ましくは浸透圧によって金属イオンが透過可能な中性隔膜が用いられている。
上記めっき金属溶解槽2内には、多数の銅ボール(めっき金属)が複数本(本実施形態では3本)のチタン製の網籠(容器)20にそれぞれ収容されて、これらの網籠20が銅ボールを硫酸水溶液に浸漬させるように保持されている。
さらに、めっき金属溶解槽2内には、ブロア99から吸引した酸素を網籠20内の銅ボールに向けて放出する筒状のノズル(酸化剤供給機構)21が配設されており、このノズル21は、最も隔膜23に近い網籠20と隔膜23との間を、網籠20に沿って硫酸水溶液に浸漬され、かつ網籠20の底部と槽10の底部との間で屈曲して、各網籠20の底部とめっき金属溶解槽2の底部との間を網籠20の底部に沿って延在するように逆L字状に形成されている。
また、このめっき金属溶解槽2は、硫酸水溶液に二酸化チタン微粒子(光触媒)が混合分散されており、この二酸化チタン微粒子としては石原産業製の酸化チタン粉末ST−01が用いられている。
さらに、めっき金属溶解槽2の底には、超音波振動子(図示を略す)が配置されて、この超音波振動子によって酸化チタン粉末が硫酸水溶液に撹拌されるようになっている。
そして、めっき金属溶解槽2の隔膜23と対向する壁面には、光学窓22が形成されており、光学窓22に臨む位置には、UV光源として光量を調整可能な高圧水銀ランプ(図示を略す)が設置されている。
このため、高圧水銀ランプからUV光を、光学窓22を介してめっき金属溶解槽2内の二酸化チタン(TiO2)微粒子に照射すると、二酸化チタンの電子(e-)が放出されて、二酸化チタンには正孔(h+)が生じる。このため、硫酸水溶液中の水酸化物イオン(OH-)から電子が奪われてヒドロキシラジカル(OH・)が生成されるとともに、ノズル21から放出される酸素(O)に電子が授与されてスーパーオキサイドアニオン(O2 -)となって、下記(3)式のように、このスーパーオキサイドアニオンと硫酸との反応により、ペルオキオソラジカル(O2H・)が生成される。
2O2 -+H2SO4→2O2H・+SO4 2- ・・・(3)
そして、これらのヒドロキシラジカルやペルオキソラジカルが銅と反応することにより、下記(4)や(5)式のように硫酸銅などが生成される。すると、この二酸化チタン微粒子の触媒作用により、硫酸銅として硫酸水溶液中に溶解している銅イオンが隔膜23を通じて金属イオン供給槽3に流入して、金属イオン供給槽3の硫酸水溶液の銅イオン濃度が上昇する。
Cu+2OH・+H2SO4→CuSO4+2H2O ・・・(4)
3Cu+2O2H・+3H2SO4→3CuSO4+4H2O ・・・(5)
この金属イオン供給槽3の隔膜23との対向壁面における下部には、金属イオン供給槽3とめっき槽9の陰極室91とを接続する配管19が設けられており、この配管19は、金属イオン供給槽3の銅イオン濃度が上昇した硫酸水溶液と陰極室91の硫酸銅めっき液とを循環させるようになっている。
[第2実施形態]
次いで、第2実施形態のめっき装置について、図2を用いて説明する。
本実施形態のめっき装置は、第1実施形態と同様に、被メッキ材wにめっき処理を施すめっき槽9と、このめっき槽9に、めっき金属の溶解により金属イオンが溶出した溶液を供給するめっき液供給機構12とを有している。なお、このめっき槽9は、第1実施形態と同一であるため説明を省略し、めっき液供給機構12については、第1実施形態と同様の構成について同一符号を用いることにより説明を簡略する。
めっき液供給機構12は、硫酸水溶液を貯留した槽10内が、第1の隔膜24を介して、めっき金属溶解槽2と金属イオン供給槽30とに分離されて構成されている。
この第1の隔膜24としては、光触媒に対して耐性を有するものが使用可能であって、例えば、ガラスフィルタや多孔質セラミックス板が用いられている。
このめっき金属溶解槽2内には、第1実施形態と同様に、多数の銅ボールが複数本(本実施形態では3本)の網籠20にそれぞれ収容されて、これらの網籠20が銅ボールを硫酸水溶液に浸漬させるように保持されている。また、めっき金属溶解槽2には、網籠20内の銅ボールに向けて酸素を放出するノズル21が配設されている。そして、めっき金属溶解槽2は、硫酸水溶液に二酸化チタン微粒子が混合分散されるとともに、その底部に超音波振動子が配置されている。さらに、めっき金属溶解槽2の第1の隔膜24と対向する壁面には、光学窓22が形成されており、光学窓22に臨む位置には、第1実施形態と同様にUV光源(図示を略す)が設置されている。
他方、金属イオン供給槽30は、この第1の隔膜24と離間して対向配置された第2の隔膜25によって、めっき金属溶解槽2側の中間槽31と、その反対側の供給槽32とに分離されている。この第2の隔膜25は、第1の隔膜24によって光触媒の中間槽31への流入が阻害されて光触媒の中間槽31内への混入量が少ないことから、光触媒に対する耐性が必要とされていない。このため、第2の隔膜25として、第1の隔膜24よりも銅イオンを選択的に透過させるものが使用されて、例えば、カチオン交換膜や中性隔膜が用いられる。これにより、第1の隔膜24と第2の隔膜25とによって確実に銅イオンが選択的に透過される。
このため、光源からUV光を、光学窓22を介してめっき金属溶解槽2内の二酸化チタン(TiO2)微粒子に照射すると、酸化チタン微粒子の触媒作用によって硫酸銅として硫酸水溶液中に溶解した銅イオンが、第1の隔膜24を通じて中間槽31に流入する。さらに、この中間槽31から第2の隔膜25を通じて供給槽32に流入する。従って、供給槽32の硫酸水溶液の銅イオン濃度が上昇する。
そして、この供給槽32の第2の隔膜25との対向壁面における下部には、供給槽32とめっき槽9の陰極室91とを接続する配管19が設けられており、この配管19は、供給槽32の銅イオン濃度が上昇した硫酸水溶液と陰極室91の硫酸銅めっき液とを循環させるようになっている。
[第3実施形態]
次いで、第3実施形態のめっき装置について、図3を用いて説明する。
本実施形態のめっき装置は、第2実施形態と同様に、被メッキ材wにめっき処理を施すめっき槽9と、このめっき槽9にめっき金属の溶解により金属イオンが溶出した溶液を供給するめっき液供給機構13とを有している。なお、このめっき槽9は、第2実施形態と同一であるため説明を省略し、めっき液供給機構13については、第2実施形態と同様の構成について同一符号を用いることにより説明を簡略する。
めっき液供給機構13は、硫酸水溶液(電解液)を貯留した槽10が、第1の隔膜24を介して、めっき金属溶解槽2と金属イオン供給槽30とに分離されて構成されるとともに、この金属イオン供給槽30は、第2の隔膜25によって、めっき金属溶解槽2側の中間槽31と、その反対側の供給槽32とに分離されて構成されている。
上記めっき金属溶解槽2内には、第2実施形態と同様に、多数の銅ボールが複数本(本実施形態では3本)の網籠(陽極)26にそれぞれ収容されて、これらの網籠26が銅ボールを硫酸水溶液に浸漬させるように保持されている。
これらの網籠26は、導電性を有して陽極端子に接続されており、さらに、めっき金属溶解槽2には、網籠26内の銅ボールに向けて酸素を放出するノズル21が配設されている。そして、めっき金属溶解槽2の底には、超音波振動子が配置されるとともに、めっき金属溶解槽2の光学窓22に臨む位置には、UV光源が設置されている。
これに加えて、中間槽31には、陰極板27が浸漬されており、この陰極板27としては、好ましくは触媒活性の高い金属からなるものが用いられて、例えば、白金被覆チタンや酸化イリジウム被覆電極などが使用されている。
そして、この供給槽32の第2の隔膜25との対向壁面における下部には、第2実施形態と同様に、配管19が設けられている。
これにより、光源からUV光を、光学窓22を介してめっき金属溶解槽2内の二酸化チタン(TiO2)微粒子に照射すると、二酸化チタン微粒子の触媒作用によって硫酸銅として硫酸水溶液中に溶解した銅イオンが、第1の隔膜24を通じて中間槽31に流入する。さらに、この中間槽31から第2の隔膜25を通じて供給槽32に流入する。従って、供給槽32の硫酸水溶液の銅イオン濃度が上昇する。
それとともに、銀−塩化銀参照極を使用して陰極板27の電位を保つ定電位電解や銅が析出する電流値を予め測定して銅析出電流値よりも少ない電流を供給する定電流電解などにより、網籠26と陰極板27とに陰極板27の表面に銅が析出しない程度の電位の電流を供給することによって、上述の光触媒作用に加えて電気分解によっても銅イオンの溶解が促進する。このため、供給槽32の硫酸水溶液の銅イオンの濃度の上昇速度が速くなる。
そして、銅イオン濃度が上昇した供給槽32の硫酸水溶液が、配管19を通じてめっき槽9に循環供給される。
[第4実施形態]
次いで、第4実施形態のめっき装置について、図4を用いて説明する。
本実施形態のめっき装置は、第1実施形態と同様に、被メッキ材wにめっき処理を施すめっき槽9と、このめっき槽9にめっき金属が溶解して金属イオンが溶出した溶液を供給するめっき液供給機構14とを有している。なお、このめっき槽9は、第1実施形態と同一の構成であるため説明を省略し、めっき液供給機構14については、第1実施形態と同様の構成について同一符号を用いることにより説明を簡略する。
このめっき液供給機構14は、硫酸水溶液を貯留した槽10が、隔膜23によって、めっき金属溶解槽2と金属イオン供給槽3とに分離されて構成されている。
上記めっき金属溶解槽2内には、内壁面に光触媒が担持され、かつ内部に多数の銅ボールが収容された容器28が多数配設されるとともに、各容器28が銅ボールなどを硫酸水溶液に浸漬させるように保持されている。
また、各容器28は、銅ボールおよび光触媒が流出不能かつ銅イオンや電解液などが流出入可能に構成されるとともに、少なくとも液面の下方に位置する内壁面が光触媒を担持可能な素材であって、上記スーパーオキサイドアニオンやヒドロキシラジカルなどのラジカル種によって腐食されない耐ラジカル特性を有する素材によって形成されている。
このような耐ラジカル特性を有する素材としては、例えば、チタンおよびジルコニウムならびにそれらの合金からなる耐食金属やPTFEなどのテフロン(登録商標)系樹脂などがある。従って、各容器28としては、これらの耐食金属によって構成された容器や内壁面がテフロン系樹脂でコーティングされた金属容器が用いられ、好ましくは内壁面がテフロン系樹脂によって被覆された金属容器が用いられる。これは、光触媒を担持する表面がテフロン系樹脂によって非導電性となることにより、光触媒から電子が流出して触媒反応が阻害されることを防止するためである。
そして、これら各容器28の少なくとも内壁面にRFスパッタ法、マグネトロンスパッタ法またはゾルゲル法によって、光触媒としてTiO2膜を成膜することにより上述のように光触媒が担持されている。これにより、有機バインダーを用いてTiO2をディップ、焼結するなどして固定化する場合と異なり、TiO2粒子の硫酸水溶液への分散が防止される。従って、各容器28の内壁面とともに外壁面にもTiO2が成膜されていてもよく、この場合には、各容器28の外壁面にもテフロン系樹脂が被覆されていることが好ましい。
さらに、めっき金属溶解槽2内には、ブロア99から吸引した酸素を容器28内の銅ボールに向けて放出する筒状のノズル21が配設されており、めっき金属溶解槽2は、隔膜23と対向する壁面に光学窓22が形成されている。
これに加えて、光学窓22に臨む位置には、UV光源(図示を略す)が設置されている。
なお、めっき金属溶解槽2の底に超音波振動子は、配置されていない。
これにより、光源からUV光を、光学窓22を介してめっき金属溶解槽2内の二酸化チタン(TiO2)微粒子に照射すると、二酸化チタン微粒子の触媒作用によって硫酸銅として硫酸水溶液中に溶解した銅イオンが、隔膜23を通じて金属イオン供給槽3に流入する。従って、金属イオン供給槽3の硫酸水溶液の銅イオン濃度が上昇する。
そして、銅イオン濃度が上昇した金属イオン供給槽3の硫酸水溶液が、配管19を通じてめっき槽9に循環供給される。
上述の第1実施形態ないし第4実施形態のめっき装置によれば、光源からUV光が、光学窓22を通じて、網籠20、26あるいは28容器内の二酸化チタンを含め、めっき金属溶解槽2の硫酸水溶液に分散された二酸化チタンに照射されると、二酸化チタンの光触媒作用によって硫酸水溶液の水酸化物イオンから電子が奪われてヒドロキシラジカル(OH・)が生成される。それとともに、光触媒作用によってノズル21から放出される酸素が電子の授与によりスーパーオキサイドアニオン(O2 -)となって、このスーパーオキサイドアニオンと硫酸との反応によりペルオキソラジカルが生成される。そして、これらのヒドロキシラジカルやペルオキソラジカルが銅ボールと反応して硫酸水溶液中に銅イオン(Cu2+)が硫酸銅として溶解する。このため、光量の調整によって、銅イオンの溶解速度を調整でき、銅イオンをめっき槽に供給するのに充分な速度でめっき金属を溶解することができる。
この結果、上記めっき装置を用いた銅めっき膜の形成方法によれば、めっき処理によって銅イオン濃度が低下するめっき槽9に、配管19を介してめっき液供給槽11〜14の金属イオン供給槽3、30から銅イオン濃度が上昇した硫酸水溶液を供給することにより、めっき槽9における銅イオンの濃度を上昇させて、繰り返し被めっき材wに銅めっき膜を形成することができる。
その際、上記光触媒によって、上述のようにヒドロキシラジカルが生成されるとともに、銅イオンでなく、ノズル21から放出される酸素が還元されてスーパーオキサイドアニオン(O2 -)となるため、上記銅イオン(Cu2+)が還元されて一価の銅イオン(Cu+)が再生成されることによるスラッジの発生を防止できる。
さらに、めっき金属溶解槽2から銅イオンが、二酸化チタンの透過不能な隔膜23、24を透過して金属イオン供給槽3、30に流入する。このため、この金属イオン供給槽3、30の銅イオンをめっき槽9に供給することによって、めっき槽9への二酸化チタンなどの不純物の混入も防止できる。その際、第2実施形態および第3実施形態のめっき液供給機構12、13によれば、金属イオン供給槽30において中間槽31から第2の隔膜25を通じて供給槽32に流入した銅イオンをめっき槽9に供給することによって、より精度の高い不純物の混入防止制御を行うことができる。また、第2の隔膜25を設けることによって、第1の隔膜24として二酸化チタンの透過阻止精度よりも二酸化チタンに対する耐腐食性の高いものを優先して選択することができるため、第1の隔膜24の二酸化チタンによる腐食などを防止して、供給槽32への光触媒の流出を確実に防止することができる。
これに加えて、第3実施形態のめっき液供給機構13によれば、陰極板27と網籠26との通電により、光触媒作用による銅ボールの溶解に電気分解による銅ボールの溶解が加わるため、一段と銅ボールの溶解を促進させることができる。さらには、陰極板27を中間槽31でなく、供給槽32に設けることによって銅イオンを最終的にめっき槽9に供給する供給槽32での銅イオンの還元によるスラッジの発生を防止できる。
また、第4実施形態によれば、二酸化チタンを容器28に収容しているため、二酸化チタンによる不純物の混入をより確実に防止できる。
なお、本発明は、上述の第1実施形態〜第4実施形態に何ら限定されるものでなく、例えば、第3実施形態における網籠26が導電性を有していなくてもよく、網籠26内の銅ボールが陽極に電気的に接続されていればよい。また、陰極板27が中間槽31でなく供給槽32の硫酸水溶液に浸漬されていてもよい。
さらに、第1実施形態〜第4実施形態において銅ボール以外の板状などの銅や、酸素よりも標準電位の低いAg、Pb、Sn、Mo、Ni、Coなどの金属が網籠20、26、容器28に収容されていてもよいものである。加えて、本発明は、第1実施形態〜第4実施形態のめっき装置に限られるものでなく、単なるめっき液供給機構11〜14であってもよい。
2 めっき金属溶解槽
3、30 金属イオン供給槽
9 めっき槽
10 槽
11〜14 めっき液供給機構
19 配管
20、26 網籠
28 容器
21 ノズル( 酸化剤供給機構)
22 光学窓
23 隔膜
24 第1の隔膜
25 第2の隔膜
27 陰極板
31 中間槽
32 供給槽
91 陰極室
92 陽極室
93 不溶性陽極
94 隔膜
99 ブロア
w 被メッキ材

Claims (7)

  1. めっき金属を溶解させることにより金属イオンを含む溶液を、被メッキ材にめっき処理を施すめっき槽に供給するめっき液供給機構において、
    内部に上記めっき金属を含む溶液が貯留されて、上記溶液に光触媒が混在するとともに、上記めっき金属の周囲に酸化剤を供給する酸化剤供給機構が備えられ、かつ上記光触媒に光を照射可能な光学窓を有するめっき金属溶解槽と、
    このめっき金属溶解槽から隔膜を介して分離されるとともに、上記めっき金属溶解槽から上記金属イオンが上記隔膜を透過して流入することにより上記金属イオンの濃度が上昇した上記溶液を上記めっき槽に供給可能に設けられた金属イオン供給槽とを有し、
    上記隔膜は、上記金属イオンが透過可能であって、上記光触媒が透過不能であることを特徴とするめっき液供給機構。
  2. 上記隔膜は、上記光触媒に対して耐性を有する材料からなり、かつ
    上記金属イオン供給槽は、上記めっき金属溶解槽の下流側に設けられた中間槽と、その下流側に設けられた供給槽とに隔膜によって二分されていることを特徴とする請求項1に記載のめっき液供給機構。
  3. 上記金属イオン供給槽には、陰極が上記溶液としての電解液に浸漬され、かつ上記めっき金属は、陽極として、上記陰極と電気的に接続されるとともに、上記めっき金属溶解槽中の上記溶液としての電解液に浸漬されていることを特徴とする請求項1または2に記載のめっき液供給機構。
  4. 上記金属イオン供給槽は、上記めっき金属溶解槽の下流側に設けられた中間槽と、その下流側に設けられた供給槽とに隔膜によって二分されており、
    上記陰極は、上記中間槽内の電解液に浸漬されていることを特徴とする請求項3に記載のめっき液供給機構。
  5. 上記めっき金属が容器内に収容されて上記溶液に浸漬されるとともに、上記容器の内壁面に上記光触媒が担持されて上記溶液に混在しており、
    上記容器は、上記溶液および上記金属イオンが流通可能であって、かつ上記めっき金属および上記光触媒が流通不能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のめっき液供給機構。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載のめっき液供給機構と、
    上記金属イオン供給槽に接続された配管と、
    この配管から供給された上記金属イオンを含む溶液によって上記金属イオンの濃度が上昇することにより、繰り返し被メッキ材にめっき処理を施すことが可能な上記めっき槽とを有することを特徴とするめっき装置。
  7. 請求項6に記載のめっき装置を用いて、上記めっき槽に、上記配管を介して上記めっき液供給機構の金属イオン供給槽から上記金属イオンを含む溶液を供給しつつ、上記被めっき材に上記金属のめっき膜を形成することを特徴とするめっき膜の形成方法。
JP2009238870A 2008-10-28 2009-10-16 めっき液供給機構およびめっき装置並びにめっき膜の形成方法 Withdrawn JP2010133009A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009238870A JP2010133009A (ja) 2008-10-28 2009-10-16 めっき液供給機構およびめっき装置並びにめっき膜の形成方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008277017 2008-10-28
JP2009238870A JP2010133009A (ja) 2008-10-28 2009-10-16 めっき液供給機構およびめっき装置並びにめっき膜の形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010133009A true JP2010133009A (ja) 2010-06-17

Family

ID=42344555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009238870A Withdrawn JP2010133009A (ja) 2008-10-28 2009-10-16 めっき液供給機構およびめっき装置並びにめっき膜の形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010133009A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012031472A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Mitsubishi Materials Corp Sn合金めっき液への錫成分補給方法およびSn合金めっき装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012031472A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Mitsubishi Materials Corp Sn合金めっき液への錫成分補給方法およびSn合金めっき装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101304182B1 (ko) 6가 크롬을 함유하는 용액의 전기화학적 처리방법
Polatides et al. Electrochemical reduction of nitrate ion on various cathodes–reaction kinetics on bronze cathode
JP3716042B2 (ja) 酸性水の製造方法及び電解槽
CN103596883B (zh) 使用电化学电池有效处理废水
Rahmani et al. Bismuth-doped 3D carbon felt/PbO2 electrocatalyst for degradation of diuron herbicide and improvement of pesticide wastewater biodegradability
JP2002317287A (ja) 過酸化水素製造用電解槽及び過酸化水素製造方法
KR100740817B1 (ko) 전해질 내의 금속 이온 농도의 조절 방법 및 장치, 및그의 용도
CN109928553A (zh) 一种化学镀镍废液处理装置和方法
Hofseth et al. Electrochemical destruction of dilute cyanide by copper‐catalyzed oxidation in a flow‐through porous electrode
JP2010133009A (ja) めっき液供給機構およびめっき装置並びにめっき膜の形成方法
JP2002275671A (ja) 過酸化水素水の製造方法
JP2010133010A (ja) めっき液供給機構およびめっき装置並びにめっき膜の形成方法
JP2007245047A (ja) 排水処理システム
JP2009185383A (ja) 銅めっき液供給機構並びにそれを用いた銅めっき装置および銅皮膜形成方法
JP2018111874A (ja) 電解用電極
KR101192731B1 (ko) 귀금속의 회수방법
JP2010207682A (ja) ヒドラジン含有水の処理装置及び処理方法
Kropp et al. A device that converts aqueous ammonia into nitrogen gas
JP5852916B2 (ja) 貴金属の回収方法
JP2002206199A (ja) 銅めっき装置における銅溶解槽
JPH081167A (ja) 水処理装置
US20080296170A1 (en) Method and Apparatus for Synthesizing Hypochlorous Acid
JP5612145B2 (ja) 電気銅の製造方法
JP2007100113A (ja) 銅めっき方法とそれに用いる塩素イオン電解除去装置
JPS5925987A (ja) 低過電圧陰極及びその製法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20130108