JP2010130832A - 整流子電動機及び送風機及び電気掃除機 - Google Patents

整流子電動機及び送風機及び電気掃除機 Download PDF

Info

Publication number
JP2010130832A
JP2010130832A JP2008304422A JP2008304422A JP2010130832A JP 2010130832 A JP2010130832 A JP 2010130832A JP 2008304422 A JP2008304422 A JP 2008304422A JP 2008304422 A JP2008304422 A JP 2008304422A JP 2010130832 A JP2010130832 A JP 2010130832A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
field
armature
commutator motor
pair
magnetic pole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008304422A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4901844B2 (ja
Inventor
Isato Yoshino
勇人 吉野
Akio Matsui
昭夫 松井
Akihiro Daikoku
晃裕 大穀
Shuichi Otaka
秀一 尾高
Yuji Takahashi
裕司 高橋
Jun Nakada
純 中田
Takehiko Yasujima
武彦 安島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Priority to JP2008304422A priority Critical patent/JP4901844B2/ja
Publication of JP2010130832A publication Critical patent/JP2010130832A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4901844B2 publication Critical patent/JP4901844B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

【課題】半径方向加振力を低減することができ、高効率な整流子電動機を得ること。
【解決手段】この発明に係る整流子電動機100は、軸方向の端部が開口する筒形のフレーム9と、フレーム9内に固定され、界磁巻線5と界磁鉄心1とを有する界磁40と、界磁40の内部に回転自在に収納される電機子50とを備える整流子電動機100において、界磁鉄心1は、対向して配置される一対の磁極部2a,2bと、一つの継鉄部4と、一対の磁極部2a,2bと継鉄部4とを連結する一対の連結部3a,3bと、当該界磁鉄心1の外周面の複数箇所に設けられ、フレーム9に固定される固定部1aとを備え、磁極部2a、連結部3a、継鉄部4、連結部3b、磁極部2b、電機子50の順で閉じた磁気回路を構成すると共に、電機子50と界磁鉄心1との間の空隙14の寸法を不均一としたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、主に電気掃除機等に搭載される送風機に用いられる整流子電動機に関する。また、その整流子電動機を用いる整流子電動機及び電気掃除機に関する。
2分割した固定電機子鉄心の1箇所に電機子コイルを集中巻にした発電機において、鋼板を積層した電機子鉄心の外周を主磁束と鎖交しない位置で溶接して鋼板同士を一体化し、鋼板成形時に予め形成した孔に積層方向両側から互いに先端が接触しないようにハウジングの受孔に対する位置決め用のピンを圧入した発電機の電機子鉄心が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭58−145054号公報
しかしながら、上記特許文献1の発電機の電機子鉄心は、電機子鉄心をハウジングに固定する際に、ハウジングの受孔に位置決め用のピンを挿入して位置決めし、一対のハウジングで電機子鉄心を挟んでボルトで締結固定している。ハウジングの受孔と位置決め用のピンとの間には隙間があるので、電機子鉄心の位置の精度が十分ではない。従って、回転子の回転数が高くなった場合、電機子鉄心と回転子とが最悪の場合、接触する恐れがあるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、界磁鉄心の位置の精度が向上し、界磁巻線の周長が短くなると共に界磁巻線の発熱が抑制されて、高効率かつ低価格な整流子電動機及びそれを用いた送風機を提供することを目的とする。
また、整流子電動機の重心を低くすることで操作性の良い電気掃除機を提供することを目的とする。
この発明に係る整流子電動機は、軸方向の端部が開口する筒形のフレームと、フレーム内に固定され、界磁巻線と界磁鉄心とを有する界磁と、界磁の内部に回転自在に収納される電機子とを備える整流子電動機において、
界磁鉄心は、
対向して配置される一対の磁極部と、
一つの継鉄部と、
一対の磁極部と継鉄部とを連結する一対の連結部と、
当該界磁鉄心の外周面の複数箇所に設けられ、フレームに固定される固定部とを備え、
一方の磁極部、一方の連結部、継鉄部、他方の連結部、他方の磁極部、電機子の順で閉じた磁気回路を構成すると共に、
電機子と界磁鉄心との間の空隙の寸法を不均一としたことを特徴とする。
この発明に係る整流子電動機は、界磁鉄心の外周面の複数箇所に設けられる固定部がフレームに固定されるため,界磁鉄心の位置精度が向上すると共に,電機子と界磁鉄心との間の空隙の寸法を不均一としたので、継鉄部方向への半径方向加振力を低減することができ、高効率な整流子電動機を得ることができる。
実施の形態1.
図1乃至図3は実施の形態1を示す図で、図1は整流子電動機100の横断面図、図2は送風機200の縦断面図、図3は変形例の整流子電動機100の横断面図である。
図1において、整流子電動機100は、少なくとも界磁40と、電機子50と、フレーム9とを備える。後述するが、整流子電動機100は、その他に、フレーム9と共に外郭を構成するブラケット10(図2参照)、軸受12a,12b(図2参照)を有する。
界磁40は、少なくとも界磁鉄心1と、界磁巻線5とを備える。
電機子50は、少なくとも電機子鉄心6と、電機子巻線7と、出力軸8とを備える。
界磁鉄心1は、対向して配置され、間に電機子50が配置される一対の磁極部2a,2bと、界磁巻線5が巻回される一つの継鉄部4と、磁極部2a,2bと継鉄部4とをつなぐ一対の連結部3a,3bとを備える。
界磁鉄心1は、全体形状が略馬蹄形である。界磁鉄心1は、電磁鋼板(例えば0.1〜1.0mm程度の板厚のもの)を複数枚積層して形成されている。
略直線部を有する継鉄部4には界磁巻線5が施されており、界磁巻線5に電流を流すことで界磁磁束を生成している。
界磁鉄心1の外周部には、非磁性体であるアルミニウム製のフレーム9が設けられている。フレーム9は、略円筒形で、軸方向の一方の端部(後述する羽根11側)が開口している(図2参照、図2では左側端部)。フレーム9は、円筒形でなくても筒形であればよい。
界磁鉄心1の外周面に四ヶ所の円弧部1a(固定部の一例)が設けられる。図1の例では、円弧部1aは、磁極部2a,2bの夫々に一ヶ所、継鉄部4に二ヶ所設けられる。但し、円弧部1aの数は、四ヶ所に限定されるものではなく、複数ヶ所にあればよい。円弧部1aはフレーム9に固定できる形状であればよい。
界磁鉄心1は、フレーム9に、例えば圧入することで四ヶ所の円弧部1aで支持・固定されている。界磁鉄心1をフレーム9に圧入して固定することで、電機子50との位置決めの精度が向上する。
界磁鉄心1の外周面の円弧部1a同士の間は、フレーム9との間に空間15を形成している。四ヶ所の空間15のうち、磁極部2a,2bが形成される一ヶ所(図1では上部)を除く三ヶ所は、略平面である。
図1において、界磁鉄心1は縦軸に対しては対称形状である。界磁鉄心1は、夫々一対の磁極部2a,2b、連結部3a,3bに対して継鉄部4が一つである略馬蹄形状であるため、横軸に対しては非対称な形状である。界磁鉄心1は、横軸に対して非対称形状であるため、界磁鉄心1の外周とフレーム9の内周との間の隙間の空間15も横軸に対しては非対称形状である。
界磁鉄心1の内周部(磁極部2a、磁極部2bの間)には空隙14を介して電機子50が設けられている。磁極部2a(一方の磁極部)、連結部3a(一方の連結部)、継鉄部4、連結部3b(他方の連結部)、磁極部2b(他方の磁極部)、電機子50の順で閉じた磁気回路を形成する。
電機子鉄心6も界磁鉄心1と同様に、複数枚の電磁鋼板(例えば0.1〜1.0mm程度の板厚のもの)を積層して形成される。
電機子鉄心6のスロット6a(図1の例では22個)には電機子巻線7が施されており、電機子巻線7は整流子13(図2参照)に接続されている。
電機子鉄心6の中心部には出力軸8が設けられ、例えば出力軸8に羽根11(図2参照)を取り付けることで送風機200(図2参照、送風機200は、例えば電気掃除機に使用される)が構成される。
整流子電動機100に交流電圧を印加すると、電流は界磁巻線5を介して、整流子13に接触する一方のブラシ(後述する)に流れる。電機子巻線7へはブラシと整流子13の摺動接触によって電流が流れる。電機子巻線7に流れた電流は、他方のブラシに流れることで界磁磁束及び電機子磁束が生成され、整流子電動機100はトルクを発生する。
本実施の形態の整流子電動機100は、略直方体の継鉄部4に界磁巻線5が施されている。略直方体の継鉄部4に界磁巻線5を巻くことで、磁極部2a,2bに界磁巻線5を巻く場合に比べて巻線周長が短くなる。
また、界磁巻線5を俵状に配置する整列巻が容易に実現可能となるため、巻線抵抗の低抵抗化を実現でき、銅損を低減させた高効率な整流子電動機100を得ることができる。
また、継鉄部4の直線部4aの長さ(図1で左右方向の長さ)を長く設ける構造により、俵状に配置した界磁巻線5の段数(俵の段数、図1では上下方向)が少なくなる。段数が少なくなるということは、界磁巻線5の周長が短くなることを意味するため、更に高効率な整流子電動機100を得ることができる。
ここでは,整流子電動機100に交流電源を印加した場合について述べたが,直流電源を印加した場合でも同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態の整流子電動機100は、界磁鉄心1と電機子50の間の空隙14の寸法を一定ではなく、継鉄部4に近い側(図1では下側)の空隙14の寸法を大きく、継鉄部4に遠い側(図1では上側)の空隙14の寸法を小さくしたものである。
空隙14の寸法は、継鉄部4に近い側(図1では下側)の空隙14から継鉄部4に遠い側(図1では上側)の空隙14に向かって徐々に滑らかに小さくなっている。
電気掃除機等に用いられる一般的な整流子電動機100の空隙14の寸法は0.3〜1.0mm程度で、一定である。
本実施の形態の整流子電動機100は、継鉄部4に近い側(図1では下側)の空隙14の寸法を0.9mm程度に、また継鉄部4に遠い側(図1では上側)の空隙14の寸法を0.3mm程度にしている。
界磁鉄心1の形状が略馬蹄形で、横軸に対して非対称形状であるため、界磁磁束及び電機子磁束により、電機子50は図1及び図2において下向きの半径方向加振力を持つことになる。
電機子50の半径方向加振力が増加すると、軸受12a,12b(図2参照)も半径方向に下向きの荷重が加わるため、荷重による機械損が増加する。機械損増加により損失が増加すると共に、整流子電動機100に流れる電流が増加するため、界磁巻線5及び電機子巻線7の各々の銅損が増加し、整流子電動機100の効率が低下する課題がある。
本実施の形態では、継鉄部4に近い側の空隙14の寸法を大きく(例えば、0.9mm程度)、継鉄部4に遠い側の空隙14の寸法を小さくし(例えば、0.3mm程度)、空隙14の寸法を不均一にすることで、下向きの半径方向加振力を低減することができ、高効率な整流子電動機100を得ることができる。
図3により、変形例の整流子電動機100を説明する。図1の整流子電動機100と異なるのは、一対の磁極部2a,2bの電機子50への対向面に段差部16を設けて段を付けることで、継鉄部4に近い側の空隙14aの寸法と遠い側の空隙14bの寸法に差を設けたものである。
継鉄部4に近い側の空隙14aの寸法を大きく、継鉄部4に遠い側の空隙14bの寸法を小さくすることで、図中の下向きの半径方向加振力を低減することができ、軸受12a,12b(図2参照)の機械損を低減させ、高効率な整流子電動機100を得ることができる。
尚、図1の整流子電動機100と同様、継鉄部4に近い側の空隙14aの寸法は0.9mm程度、継鉄部4に遠い側の空隙14bの寸法は0.3mm程度である。
また、本実施の形態では、非磁性体であるアルミニウム製のフレーム9を用いている。例えば、磁性体である鉄製のフレーム9を用いた場合、継鉄部4とフレーム9との間の空間15に配置された界磁巻線5で生成される界磁磁束が磁性体である鉄製のフレーム9側に漏れてしまう。そのため整流子電動機100に必要なトルクを得るためには整流子電動機100に流れる電流を高くする必要があり、整流子電動機100の効率が低下するという課題がある。
ここでは、非磁性体であるアルミニウム製のフレーム9を使用することにより、界磁巻線5で生成される界磁磁束の漏れ磁束は発生しない。そのため、高効率な整流子電動機100を得ることができる。
なお、ここでは非磁性体であるアルミニウム製のフレーム9を用いたが、他の非磁性体である樹脂やステンレスなどの材質のフレーム9を用いても同様の効果を得ることができる。
また、アルミニウム製のフレーム9を用いた場合、鉄製のフレーム9と比較すると重量が軽くなるため、整流子電動機100の軽量化を実現することができる。
本実施の形態の整流子電動機100の出力軸8に、羽根11を取り付けて送風機200(図2参照)を構成した場合、界磁鉄心1とフレーム9との隙間(空間15)は風路となる。特に電気掃除機用の送風機200として用いた場合、羽根11の一分間あたりの回転数は36,000rpm以上であるため、流れる風は毎秒20〜30メートル程度であり、非常に高速である。
本実施の形態の整流子電動機100は、界磁鉄心1を略馬蹄形の非対称形状(図1の横軸に対して)であるため、継鉄部4の外周側に形成される空間15(図1、図3で下側)が広くなる。そのため、継鉄部4に施された界磁巻線5の周囲に風が流れやすくなる。界磁巻線5に流れる電流による銅損で界磁巻線5は発熱するが、界磁巻線5の周囲に風が流れやすくなるため、界磁巻線5の発熱による温度上昇を抑制することができる。界磁巻線5の温度が低くなると、界磁巻線5の巻線抵抗が低くなるため銅損が低減し、高効率な整流子電動機100を得ることができる。
また、フレーム9内の風路にブラシを配置することで、ブラシの温度を低くすることができる。ブラシの材料には、炭素を主成分とする黒鉛系の材料を用いることが多いが、ブラシの温度上昇を抑えることにより、低抵抗化による高効率化を実現すると共に、温度上昇によるブラシの摩耗を抑制することができ、長寿命な整流子電動機100を得ることができる。
図2は送風機200の縦断面図である。送風機200は、少なくとも整流子電動機100と、羽根11と、ファンカバー11aとを備える。
整流子電動機100は、少なくとも界磁40と、電機子50と、軸受12a,12bと、フレーム9と、ブラケット10とを備える。
界磁40は、既に述べたように、対向して配置される一対の磁極部2a,2bと、一つの継鉄部4と、磁極部2a,2bと継鉄部4とをつなぐ一対の連結部3a,3bとを備える界磁鉄心1と、継鉄部4に施される界磁巻線5とを備える。
電機子50は、電機子鉄心6、電機子巻線7、出力軸8を有する。
電機子50の出力軸8の両端部近傍に、軸受12a,12bを設ける。羽根11側に軸受12aを設け、羽根11の反対側に軸受12bを設ける。
界磁40をフレーム9に圧入して固定する。出力軸8の両端部近傍に軸受12a,12bを取付けた電機子50を、軸受12b側から界磁40の内側に挿入する(図2では、左側から右側に挿入)。
ブラケット10をフレーム9の開口部に取り付け、ブラケット10で軸受12aを支持する。さらに、羽根11をブラケット10から外部に突出する出力軸8の端部に固定する。さらに、羽根11の外側にファンカバー11aを取り付ける。以上の工程により、送風機200が完成する。尚、フレーム9は、軸方向の両端が開口し、夫々の開口部にブラケット10を取り付ける構成でもよい。
例えば、電気掃除機等の機器に送風機200を搭載する場合、送風機200の向きは、図2に示すように、界磁鉄心1の継鉄部4が下で、電機子50が上になるように配置する。
このように、電機子50の下に界磁鉄心1の継鉄部4があり、電機子50の上には界磁鉄心1の継鉄部4が存在しないため、略馬蹄形でない対称形の整流子電動機に比べて、本実施の形態の整流子電動機100は、重心が低くなる。
重心が低くなることで電気掃除機を使用する際、掃除作業中に電気掃除機の本体が転倒しにくくなるなど、操作性、操縦性が良くなり、操作性、操縦性の良い電気掃除機を得ることができる。
また、フレーム9と同様にブラケット10の材料にもアルミニウムを使用することで、送風機200の軽量化を実現することができる。例えば、鉄製のブラケット10を使用して、かつ界磁巻線5とブラケット10との距離が短くなると、界磁巻線5のブラケット10近傍の端部における漏れ磁束がブラケット10に流れる可能性がある。ブラケット10に漏れ磁束が発生すると、整流子電動機100のトルクが減少してしまうため、効率が悪化する課題がある。
ここでは、非磁性体のアルミニウム製のブラケット10を使用することで漏れ磁束が発生せず、高効率な整流子電動機100を得ることができる。
ブラケット10の材料は、アルミニウム以外でも樹脂などの非磁性体が望ましいが、界磁巻線5から離れている場合は、磁性体でも構わない。
界磁巻線5及び電機子巻線7には、一般的には銅線が用いられることが多い。本実施の形態の整流子電動機100は、略直方体の継鉄部4に界磁巻線5を巻くので、磁極部2a,2bに界磁巻線5を巻く界磁鉄心が対称な整流子電動機に比べて、界磁巻線5の周長が短くなる。
本実施の形態の整流子電動機100における界磁巻線5の抵抗値は、界磁鉄心が対称な整流子電動機の界磁巻線5の抵抗値の約1/2にすることが可能である(本実施の形態の整流子電動機100における界磁巻線5の重量も、界磁鉄心が対称な整流子電動機の界磁巻線5の重量の約1/2にすることが可能である)。
従って、銅線の代わりに電気抵抗率の大きいアルミニウム線を用いることができる。アルミニウムの電気抵抗率は、銅の電気抵抗率の約1.6倍である。銅線と同じ周長・線径のアルミニウム線を用いる場合の界磁巻線5の抵抗値は、界磁鉄心が対称な整流子電動機の界磁巻線5の抵抗値の約0.8(1/2(本実施の形態の整流子電動機100における界磁巻線5の抵抗値/界磁鉄心が対称な整流子電動機の界磁巻線5の抵抗値)×1.6(アルミニウムの電気抵抗率/銅の電気抵抗率)=0.8)倍であり、アルミニウム線を用いても抵抗値が小さくなる。本実施の形態の整流子電動機100は、略直方体の継鉄部4に界磁巻線5を巻くためである。
本実施の形態の整流子電動機100における界磁巻線5の重量は、界磁鉄心が対称な整流子電動機の界磁巻線5の重量の約1/2にすることが可能であるが、アルミニウムの比重は銅の比重の約1/3であるから、銅線の代わりにアルミニウム線を用いる場合の界磁巻線5の重量は、約1/2の重量よりもさらに軽くなる(本実施の形態の整流子電動機100における界磁巻線5にアルミニウム線を用いる場合の重量は、界磁鉄心が対称な整流子電動機の界磁巻線5の重量の1/2×1/3=0.17倍)。
このように、界磁巻線5にアルミニウム線を使用することで巻線重量が軽くなり、軽量な整流子電動機100を得ることができる。更にこの整流子電動機100を電気掃除機に搭載した場合、電気掃除機が軽量になり、更に操作性、操縦性の良い電気掃除機を得ることができる。
また、図2において、フレーム9内には、主に界磁巻線5を冷却する空気の通路となる通風路Aと、主に電機子50を冷却する空気の通路となる通風路Bとが形成される。
界磁巻線5が配置される通風路Aの発熱量は、電機子50が配置される通風路Bに比べ大きいため、羽根11が吸い込む外気を、通風路Bより多く通過させることで、整流子電動機100の冷却効率を向上できる。
ここでは、界磁巻線5を継鉄部4に施した場合について説明したが、一対の連結部3a及び連結部3bに分けて巻いても、また継鉄部4と一対の連結部3a及び連結部3bに分散させて巻いても同様の効果を得ることができる。
以上のように、本実施の形態の整流子電動機100は、略直方体の継鉄部4に界磁巻線5を巻くことで、磁極部2a,2bに界磁巻線5を巻く場合に比べて巻線周長が短くなる。
また、界磁巻線5を俵状に配置する整列巻が容易に実現可能となるため、巻線抵抗の低抵抗化を実現でき、銅損を低減させた高効率な整流子電動機100を得ることができる。
また、継鉄部4の直線部4aの長さを長くする構造により、俵状に配置した界磁巻線5の段数が少なくなることにより、界磁巻線5の周長が短くなり、更に高効率な整流子電動機100を得ることができる。
また、継鉄部4に近い側の空隙14の寸法を大きく(例えば、0.9mm程度)、継鉄部4に遠い側の空隙14の寸法を小さくし(例えば、0.3mm程度)、空隙14の寸法を不均一にすることで、下向き(継鉄部4側)の半径方向加振力を低減することができ、高効率な整流子電動機100を得ることができる。
また、一対の磁極部2a,2bの電機子50への対向面に段差部16を設けて段を付けることで、継鉄部4に近い側の空隙14aの寸法を大きく、継鉄部4に遠い側の空隙14bの寸法を小さくすることで、下向きの半径方向加振力を低減することができ、軸受12a,12bの機械損を低減させ、高効率な整流子電動機100を得ることができる。
また、非磁性体であるアルミニウム製のフレーム9を使用することにより、界磁巻線5で生成される界磁磁束の漏れ磁束が発生しないため、高効率な整流子電動機100を得ることができる。
また、アルミニウム製のフレーム9を用いた場合、鉄製のフレーム9と比較すると重量が軽くなるため、整流子電動機100の軽量化を実現することができる。
また、本実施の形態の整流子電動機100は、界磁鉄心1を略馬蹄形の非対称形状(図1の横軸に対して)であるので、継鉄部4の外周側に形成される空間15(図1、図3で下側)が広くなり、継鉄部4に施された界磁巻線5の周囲に風が流れやすくなるため、界磁巻線5の発熱による温度上昇を抑制することができる。界磁巻線5の温度が低くなると、界磁巻線5の巻線抵抗が低くなるため銅損が低減し、高効率な整流子電動機100を得ることができる。
また、フレーム9内の風路にブラシを配置することで、ブラシの温度を低くすることができ、低抵抗化による高効率化を実現すると共に、温度上昇によるブラシの摩耗を抑制することができ、長寿命な整流子電動機100を得ることができる。
また、電気掃除機等の機器に送風機200を搭載する場合、送風機200の向きは、図2に示すように、界磁鉄心1の継鉄部4が下で、電機子50が上になるように配置することにより、馬蹄形でない対称形の整流子電動機に比べて、本実施の形態の整流子電動機100は重心が低くなるため、電気掃除機を使用する際、掃除作業中に電気掃除機の本体が転倒しにくくなるなど、操作性、操縦性が良くなり、操作性、操縦性の良い電気掃除機を得ることができる。
また、フレーム9と同様にブラケット10の材料にもアルミニウムを使用することで、送風機200の軽量化を実現することができるとともに、漏れ磁束が発生せず、高効率な整流子電動機100を得ることができる。
このように、界磁巻線5にアルミニウム線を使用することで巻線重量が軽くなり、軽量な整流子電動機100を得ることができ、この整流子電動機100を電気掃除機に搭載した場合、電気掃除機が軽量になり、更に操作性、操縦性の良い電気掃除機を得ることができる。
実施の形態2.
図4は実施の形態2を示す図で、整流子電動機100の横断面図である。
図4に示すように、本実施の形態は、継鉄部4の一部に電機子50の方向(内径側)に突出する補極部17を設けると共に、補極部17の両側に巻かれた界磁巻線5a,5bの巻数に差を設けるようにしたものである。
電機子50の回転方向を反時計方向とした場合、補極部17に対して時計方向の界磁巻線5bの巻数を、補極部17に対して反時計方向の界磁巻線5aの巻数より多くする。
界磁巻線5a,5bの巻数に差を設けることにより、等価的に(仮想の)補極部17に巻線(補極巻線)が巻かれたことになる。界磁巻線5a,5bの巻数が同数であれば、界磁巻線5aにより発生する磁束と界磁巻線5bにより発生する磁束とが打ち消しあって、補極部17には磁束は流れない。補極部17に巻線(補極巻線)が巻かれない状態である。
界磁巻線5a,5bの巻数に差を設けて、等価的に(仮想の)補極巻線を設けることで、界磁磁束及び電機子磁束の時間変化が滑らかになり、整流火花の発生を低減することができるため、整流火花の発生を抑制した長寿命な整流子電動機100を得ることができる。
本実施の形態では、界磁巻線5a及び界磁巻線5bを継鉄部4に施した場合について説明したが、一対の連結部3a及び3bにそれぞれ巻線を施しても同様の効果を得ることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、継鉄部4の一部に電機子50の方向(内径側)に突出する補極部17を設けると共に、補極部17の両側に巻かれた界磁巻線5a,5bの巻数に差を設けることで、界磁磁束及び電機子磁束の時間変化が滑らかになり、整流火花の発生を低減することができるため、整流火花の発生を抑制した長寿命な整流子電動機100を得ることができる。
実施の形態3.
図5は実施の形態3を示す図で、整流子電動機100の横断面図である。
図5に示すように、一対の連結部3a及び連結部3bから一対の磁極部2a及び磁極部2bにかけて電機子50側に傾斜する傾斜部18a及び傾斜部18bを設けたものである。
界磁鉄心1の形状が略馬蹄形状の非対称形状であるため、界磁磁束及び電機子磁束で生成される磁束は、継鉄部4に近い方(図中の下側)をより多く通るため、一対の磁極部2a及び磁極部2bの継鉄部4から遠い上側(図5で)の方は磁束が余り通らない。
そのため、磁極部2a及び磁極部2bの鉄心のうち、継鉄部4から遠い側の鉄心を少なくして、一対の連結部3a及び連結部3bから一対の磁極部2a及び磁極部2bにかけて傾斜部18a及び傾斜部18bを設けても磁束の流れを妨げることはない。
傾斜部18a及び傾斜部18bを設けることで界磁鉄心1が軽くなるため、軽量な整流子電動機100を得ることができる。
また、本実施の形態の整流子電動機100を送風機200として使用した場合、界磁鉄心1とフレーム9との間の空間15(傾斜部18a及び傾斜部18bとフレーム9との間の空間、図5で左右の空間15)の断面積が増えることで、風路面積が拡大し、送風機200としての性能が向上すると共に、界磁巻線5a及び界磁巻線5bの冷却効果による高効率な送風機200を得ることができる。
尚、図5に示すように、本実施の形態では、界磁巻線5a及び界磁巻線5bを夫々連結部3a及び連結部3bに巻回している。但し、界磁巻線5を、継鉄部4に巻回しても同様の効果を奏する。また、界磁巻線5を、連結部3a,3bと継鉄部4の両方に施しても同様の効果を得ることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、一対の連結部3a及び連結部3bから一対の磁極部2a及び磁極部2bにかけて電機子50側に傾斜する傾斜部18a及び傾斜部18bを設けたので、磁束の流れを妨げることなく、界磁鉄心1が軽くなり、軽量な整流子電動機100を得ることができる。
また、界磁鉄心1とフレーム9との間の空間15の断面積が増えることで、風路面積が拡大し、送風機200としての性能が向上すると共に、界磁巻線5a及び界磁巻線5bの冷却効果による高効率な送風機200を得ることができる。
実施の形態4.
図6乃至図7は実施の形態4を示す図で、図6は整流子電動機100の横断面図、図7は整流子電動機100の制御回路図である。
図6に示すように、界磁巻線5a及び界磁巻線5bを一対の連結部3a及び連結部3bに配置すると共に、一対の磁極部2a及び2bの形状を図6に示す縦軸に対して非対称形状にしたものである。
電機子50の回転方向を反時計方向とした場合、電機子反作用の影響により、電機子50を通る磁束の方向は、図6に示す横軸に対して時計方向にずれた方向となる。
界磁鉄心1が略馬蹄形状の非対称形状であるため、界磁磁束及び電機子磁束で生成される磁束は、継鉄部4に近い方をより多く通り、また電機子反作用の影響で横軸に対して時計方向(継鉄部4側)にずれた方向で磁束が通ることから、図中の右側に配置された磁極部2aはフレーム9に近い方向(図6で磁極部2aの右端部方向)まで磁束が流れることが少なくなる。
磁束の流れを考慮して一方(右側)の磁極部2aを他方(左側)の磁極部2bより小さくすることで界磁鉄心1が軽くなるため、軽量な整流子電動機100を得ることができる。
また、磁気回路での磁路長が縮小するため磁気抵抗が低くなり、流れる電流が低下し、高効率な整流子電動機100を得ることができる。
更に磁極部2aを小さくすることで、フレーム9との隙間で形成される空間15の風路が拡大するため、界磁巻線5aを冷却することができ、界磁巻線5aの温度を低減された高効率な整流子電動機100を得ることができると共に、風路拡大による高性能な整流子電動機100を得ることができる。
ここでは、界磁巻線5a及び界磁巻線5bを連結部3a及び連結部3bに配置する構成について述べたが、磁極部2a,2に界磁巻線5を配置しても同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、界磁鉄心1を磁極部2a及び磁極部2bと連結部3a及び連結部3bとの間で分割し、一対の連結部3a及び連結部3bに界磁巻線5a及び界磁巻線5bを施している。
界磁鉄心1を磁極部2a及び磁極部2bと連結部3a及び連結部3bとの間で分割すると、継鉄部4および一対の連結部3a及び連結部3bからなる鉄心1cは、単純なコの字形状になる。
コの字形状の鉄心1cは、界磁巻線5a,5bを施す際に、開口部(コの字形状の開口部)が広く空いているため、簡単・単純な巻線装置・設備を使用しても、界磁巻線5a,5bの整列巻が実現可能となる。
そのため、界磁巻線5a,5bの巻線抵抗の低抵抗化を実現でき、銅損を低減させた高効率な整流子電動機100を得ることができる。
また、界磁鉄心1を分割することにより、一対の連結部3a,3b及び継鉄部4からなる鉄心1cと、一対の磁極部2a,2bを別の電磁鋼板のロール材(フープ材)から打ち抜くことも可能となる。これにより、鉄心を電磁鋼板から打ち抜く際の材料取り(歩留まり)が良くなるため、必要な電磁鋼板の量を削減することができ、低価格な整流子電動機100を得ることができる。
更に界磁鉄心1を分割することで、一対の磁極部2a,2bと一対の連結部3a,3bおよび継鉄部4からなる鉄心1cとで、別材料の電磁鋼板を使用することも可能になる。
整流子電動機100は、一分間当たりの回転数が36,000rpm以上で運転されており、また、電機子鉄心6の歯部6bが22個構成され、ここに22個の電機子巻線7が配置され、各々の電機子巻線7は22個の整流子片(整流子13は22個の整流子片を備える)に接続されている。
電機子電流の整流動作は一回転当たり22回行われるので、電機子50と直列に接続された界磁巻線5a,5bに流れる界磁電流も一回転当たり22回の脈動成分を持つことになり、各々の電機子鉄心6の歯部6bにおける磁束の大きさも一回転当たり22回脈動する。このときの脈動周波数は36,000/60×22=13,200Hz以上となる。その結果、電機子50で発生する鉄損は渦電流損が支配的となり、薄板の電磁鋼板を用いることで鉄損を低減させた整流子電動機100を得ることができる。
また、界磁40の磁極部2a,2bは電機子鉄心6に対向する部分(内周側表面近傍)は、各部において対向する電機子鉄心6の歯部6bが一回転当たり22回切り替わるため、磁束が高周波で脈動する影響で渦電流損が高くなる傾向がある。
ここでは電機子鉄心6と界磁40の磁極部2a,2bを、例えば厚さが0.1〜0.35mmの薄板電磁鋼板を使用し、連結部3a,3bと継鉄部4とからなる鉄心1cは、例えば厚さが0.35〜1mmの電磁鋼板を使用することで、鉄損を低減させた高効率で、かつ低価格な整流子電動機100を得ることができる。
本実施の形態では、一対の連結部3a,3bに界磁巻線5a,5bを施した例について説明したが、界磁巻線5は、継鉄部4に施しても、また連結部3a,3bと継鉄部4の両方に施しても同様の効果を得ることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、コの字形状の鉄心1cは、界磁巻線5a,5bを施す際に開口部が広く空いているため、簡単・単純な巻線装置・設備を使用しても、界磁巻線5a,5bの整列巻が実現可能となる。そのため、界磁巻線5a,5bの巻線抵抗の低抵抗化を実現でき、銅損を低減させた高効率な整流子電動機100を得ることができる。
また、界磁鉄心1を分割することにより、一対の連結部3a,3bおよび継鉄部4からなる鉄心1cと、一対の磁極部2a,2bを別の電磁鋼板のロール材(フープ材)から打ち抜くことも可能となり、鉄心を電磁鋼板から打ち抜く際の材料取り(歩留まり)が良くなる。そのため、必要な電磁鋼板の量を削減することができ、安価な整流子電動機100を得ることができる。
また、電機子鉄心6と界磁40の磁極部2a,2bを、例えば厚さが0.1〜0.35mmの薄板電磁鋼板を使用し、連結部3a,3bと継鉄部4とからなる鉄心1cは、例えば厚さが0.35〜1mmの電磁鋼板を使用することで、鉄損を低減させた高効率で、かつ低価格な整流子電動機100を得ることができる。
また、図7は整流子電動機100の制御回路図であり、図6で説明した各々の連結部3a,3bに巻かれた二つの界磁巻線5a、5bの間に電機子50を配置し、交流電源30と位相制御を行うためのトライアック20とを直列接続した制御回路を示している。尚、電機子50は、界磁巻線5a、5bに夫々ブラシ60a,60bを介して接続する。
本実施の形態の整流子電動機100は、一分間あたりの回転数が36,000rpm以上で運転されている。また、電機子鉄心6には22個のスロット6aが設けられており、また整流子13にも22個の整流子片(図示せず)が設けられている。
電機子巻線7の整流動作は1回転あたり22回切り替わるため、その切替周波数は36,000rpm/60×22=13,200Hzで、切替時間は約75μsec程度であり、非常に短時間で電機子巻線7に流れる電流を整流している。
また、整流子電動機100に流れる電流は実効値で10〜12A程度である。また、この整流子電動機100を用いた送風機200を電気掃除機に搭載した場合は、トライアック20を用いた位相制御方式による電流制御(風量制御)を行って、電気掃除機の吸引力を制御している。
交流電源30の半周期毎に交流電圧のオン/オフを制御する位相制御方式では、電圧をオンさせた後、整流子電動機100に流れる電流が急峻に立ち上がるため、電動機に流れる電流の時間変化量であるdi/dtが非常に大きくなる。特に位相制御時の位相角が90度近傍では、di/dtが最も大きくなる。電流時間変化di/dtが大きくなると、ブラシ60a,60b・整流子13の整流切替タイミングで、ブラシ60a,60bの整流火花が大きくなってブラシ60a,60bの摩耗が速くなる。これにより、短時間でブラシ60a,60bが寿命となり、整流子電動機100を運転できなくなる課題があった。
本実施の形態では、界磁巻線5を二つに分けた界磁巻線5a,5bの間に電機子50を配置したため、整流切替タイミングでのブラシ60a,60bの火花発生量を抑えることができると共に、交流電源30への伝導ノイズを抑制することができる。
また、界磁鉄心1の連結部3a,3bに界磁巻線5a,5bを配置したため、磁極部2a,2bの歯先での磁束の時間変化が滑らかになり、電流時間変化が小さくなることでブラシ60a,60bの整流火花を抑制することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、二つに分かれた界磁巻線5a,5bの間に電機子50を配置したため、整流切替タイミングでのブラシ60a,60bの火花発生量を抑えることができ、長寿命な整流子電動機100を得ることができる。
また、界磁鉄心1の連結部3a,3bに界磁巻線5a,5bを配置したため、磁極部2a,2bの歯先での磁束の時間変化が滑らかになり、ブラシ60a,60bの火花を抑制することができる。
また、界磁巻線5a,5bを二つの連結部3a,3bに分けて配置したため巻線周長増加を抑えることができ、銅損の小さい高効率な整流子電動機100を得ることができる。
実施の形態1を示す図で、整流子電動機100の横断面図。 実施の形態1を示す図で、送風機200の縦断面図。 実施の形態1を示す図で、変形例の整流子電動機100の横断面図。 実施の形態2を示す図で、整流子電動機100の横断面図。 実施の形態3を示す図で、整流子電動機100の横断面図。 実施の形態4を示す図で、整流子電動機100の横断面図。 実施の形態4を示す図で、整流子電動機100の制御回路図。
符号の説明
1 界磁鉄心、1a 円弧部、1c 鉄心、2a 磁極部、2b 磁極部、3a 連結部、3b 連結部、4 継鉄部、4a 直線部、5 界磁巻線、5a 界磁巻線、5b 界磁巻線、6 電機子鉄心、6a スロット、6b 歯部、7 電機子巻線、8 出力軸、9 フレーム、10 ブラケット、11 羽根、11a ファンカバー、12a 軸受、12b 軸受、13 整流子、14 空隙、14a 空隙、14b 空隙、15 空間、16 段差部、17 補極部、18a 傾斜部、18b 傾斜部、20 トライアック、30 交流電源、40 界磁、50 電機子、60a ブラシ、60b ブラシ、100 整流子電動機、200 送風機。

Claims (17)

  1. 軸方向の端部が開口する筒形のフレームと、前記フレーム内に固定され、界磁巻線と界磁鉄心とを有する界磁と、前記界磁の内部に回転自在に収納される電機子とを備える整流子電動機において、
    前記界磁鉄心は、
    対向して配置される一対の磁極部と、
    一つの継鉄部と、
    前記一対の磁極部と前記継鉄部とを連結する一対の連結部と、
    当該界磁鉄心の外周面の複数箇所に設けられ、前記フレームに固定される固定部とを備え、
    前記一方の磁極部、前記一方の連結部、前記継鉄部、前記他方の連結部、前記他方の磁極部、前記電機子の順で閉じた磁気回路を構成すると共に、
    前記電機子と前記界磁鉄心との間の空隙の寸法を不均一としたことを特徴とする整流子電動機。
  2. 前記継鉄部に近い側の前記空隙の寸法を、前記継鉄部に遠い側の前記空隙の寸法よりも大きくしたことを特徴とする請求項1記載の整流子電動機。
  3. 前記空隙の寸法は、前記継鉄部に近い側の前記空隙から前記継鉄部に遠い側の前記空隙に向かって徐々に滑らかに小さくなっていることを特徴とする請求項2記載の整流子電動機。
  4. 前記一対の磁極部の前記電機子への対向面に段差部を設けることで、前記継鉄部に近い側の前記空隙の寸法と前記継鉄部に遠い側の前記空隙の寸法に差を設けたことを特徴とする請求項2記載の整流子電動機。
  5. 軸方向の端部が開口する筒形のフレームと、前記フレーム内に固定され、界磁巻線と界磁鉄心とを有する界磁と、前記界磁の内部に回転自在に収納される電機子とを備える整流子電動機において、
    前記界磁鉄心は、
    対向して配置される一対の磁極部と、
    一つの継鉄部と、
    前記一対の磁極部と前記継鉄部とを連結する一対の連結部と、
    当該界磁鉄心の外周面の複数箇所に設けられ、前記フレームに固定される固定部とを備え、
    前記一方の磁極部、前記一方の連結部、前記継鉄部、前記他方の連結部、前記他方の磁極部、前記電機子の順で閉じた磁気回路を構成すると共に、
    前記継鉄部の一部から前記電機子の方向に突出した補極部を設け、前記補極部の両側に施される前記界磁巻線の巻数に差を設けたことを特徴とする整流子電動機。
  6. 前記補極部に対して前記電機子の回転方向側の前記界磁巻線の巻数を、前記補極部に対して前記電機子の反回転方向側の前記界磁巻線の巻数より少なくすることを特徴とする請求項5記載の整流子電動機。
  7. 軸方向の端部が開口する筒形のフレームと、前記フレーム内に固定され、界磁巻線と界磁鉄心とを有する界磁と、前記界磁の内部に回転自在に収納される電機子とを備える整流子電動機において、
    前記界磁鉄心は、
    対向して配置される一対の磁極部と、
    一つの継鉄部と、
    前記一対の磁極部と前記継鉄部とを連結する一対の連結部と、
    当該界磁鉄心の外周面の複数箇所に設けられ、前記フレームに固定される固定部とを備え、
    前記一方の磁極部、前記一方の連結部、前記継鉄部、前記他方の連結部、前記他方の磁極部、前記電機子の順で閉じた磁気回路を構成すると共に、
    前記一対の連結部から前記一対の磁極部にかけて、夫々前記電機子側に傾斜する傾斜部を設けたことを特徴とする整流子電動機。
  8. 軸方向の端部が開口する筒形のフレームと、前記フレーム内に固定され、界磁巻線と界磁鉄心とを有する界磁と、前記界磁の内部に回転自在に収納される電機子とを備える整流子電動機において、
    前記界磁鉄心は、
    対向して配置される一対の磁極部と、
    一つの継鉄部と、
    前記一対の磁極部と前記継鉄部とを連結する一対の連結部と、
    当該界磁鉄心の外周面の複数箇所に設けられ、前記フレームに固定される固定部とを備え、
    前記一方の磁極部、前記一方の連結部、前記継鉄部、前記他方の連結部、前記他方の磁極部、前記電機子の順で閉じた磁気回路を構成すると共に、
    前記一対の磁極部を非対称形状としたことを特徴とする整流子電動機。
  9. 前記継鉄部に対して前記電機子の回転方向側の前記一方の磁極部を、前記継鉄部に対して前記電機子の反回転方向の前記他方の磁極部よりも小さくしたことを特徴とする請求項8記載の整流子電動機。
  10. 前記界磁鉄心を前記一対の磁極部と前記一対の連結部との間で分割するとともに、前記一対の連結部に前記界磁巻線を施すことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の整流子電動機。
  11. 前記界磁鉄心を前記一対の磁極部と前記一対の連結部との間で分割するとともに,前記継鉄部に前記界磁巻線を施すことを特徴とする請求項1乃至請求項9記載の整流子電動機。
  12. 前記継鉄部及び前記一対の連結部からなる鉄心は、単純なコの字形状であることを特徴とする請求項10又は請求項11記載の整流子電動機。
  13. 前記フレームの材質を、非磁性体とすることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の整流子電動機。
  14. 前記界磁鉄心の前記固定部の間の外周面と前記フレームとの間に空間を形成することを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の整流子電動機。
  15. 前記界磁巻線を二分割して施し、分割した前記界磁巻線の間に前記電機子を接続することを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の整流子電動機。
  16. 請求項1乃至15のいずれかに記載の整流子電動機と、前記整流子電動機の前記電機子に固定される羽根とを備えたことを特徴とする送風機。
  17. 請求項16記載の送風機を備えたことを特徴とする電気掃除機。
JP2008304422A 2008-11-28 2008-11-28 整流子電動機及び送風機及び電気掃除機 Expired - Fee Related JP4901844B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008304422A JP4901844B2 (ja) 2008-11-28 2008-11-28 整流子電動機及び送風機及び電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008304422A JP4901844B2 (ja) 2008-11-28 2008-11-28 整流子電動機及び送風機及び電気掃除機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010130832A true JP2010130832A (ja) 2010-06-10
JP4901844B2 JP4901844B2 (ja) 2012-03-21

Family

ID=42330790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008304422A Expired - Fee Related JP4901844B2 (ja) 2008-11-28 2008-11-28 整流子電動機及び送風機及び電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4901844B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014158341A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Mitsubishi Electric Corp 電動機及び電動送風機、この電動送風機を備えた電気掃除機
JP2014217163A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 三菱電機株式会社 電動送風機及び電気掃除機
CN104682623A (zh) * 2015-02-10 2015-06-03 佛山市威灵洗涤电机制造有限公司 串激电机
CN105247768A (zh) * 2013-05-24 2016-01-13 马勒国际有限公司 特别用于机动车的电动机
WO2018041468A1 (de) * 2016-08-30 2018-03-08 Mahle International Gmbh Elektromotor, insbesondere für ein kraftfahrzeug

Citations (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5549968A (en) * 1978-10-03 1980-04-11 Brother Ind Ltd Pulse motor
JPS58157357A (ja) * 1982-03-15 1983-09-19 Hitachi Ltd 整流子電動機
JPS58145054U (ja) * 1982-03-25 1983-09-29 本田技研工業株式会社 発電機の電機子鉄心
JPS60162974U (ja) * 1984-04-04 1985-10-29 澤藤電機株式会社 発電機
JPS611249A (ja) * 1984-02-25 1986-01-07 ブラツク アンド デツカ− インコ−ポレイテイド ユニバ−サルモ−タ用の固定子およびユニバ−サルモ−タの組立て方法
JPS6218954A (ja) * 1985-05-24 1987-01-27 エヌ・ベ−・フイリツプス・フル−イランペンフアブリケン 単相同期モ−タ
JPS63146465U (ja) * 1987-03-13 1988-09-27
JPH06276705A (ja) * 1993-03-22 1994-09-30 Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd 回転電機用固定子
JPH07298592A (ja) * 1994-04-21 1995-11-10 Hitachi Ltd 交流整流子電動機
JPH08116631A (ja) * 1994-10-14 1996-05-07 Tec Corp 電動機
JPH08214520A (ja) * 1994-10-20 1996-08-20 Johnson Electric Sa 電動機
JPH08251893A (ja) * 1995-03-03 1996-09-27 Suiken:Kk 水中ポンプ
JPH10225026A (ja) * 1997-01-31 1998-08-21 Tec Corp 回転電機および電動送風機
JPH11127566A (ja) * 1997-08-13 1999-05-11 C & E Fein Gmbh & Co 直巻電動機
JP2000092755A (ja) * 1998-09-07 2000-03-31 Mitsubishi Electric Corp 回転電機またはリニアモータおよび回転電機の製造方法
JP2003153471A (ja) * 2001-11-08 2003-05-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機
JP2004242471A (ja) * 2003-02-07 2004-08-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 整流子電動機
JP2005012956A (ja) * 2003-06-20 2005-01-13 Hitachi Home & Life Solutions Inc 整流子モータおよび電動送風機
JP2006296062A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Hitachi Ltd ガス絶縁開閉装置
JP2006296082A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 整流子電動機、及びこれを備えた電動送風機、及びこの電動送風機を備えた電気掃除機
JP2008187840A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Mitsubishi Electric Corp 整流子電動機及び電気掃除機
JP2009247078A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Mitsubishi Electric Corp 整流子電動機及び送風機及び電気掃除機

Patent Citations (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5549968A (en) * 1978-10-03 1980-04-11 Brother Ind Ltd Pulse motor
JPS58157357A (ja) * 1982-03-15 1983-09-19 Hitachi Ltd 整流子電動機
JPS58145054U (ja) * 1982-03-25 1983-09-29 本田技研工業株式会社 発電機の電機子鉄心
JPS611249A (ja) * 1984-02-25 1986-01-07 ブラツク アンド デツカ− インコ−ポレイテイド ユニバ−サルモ−タ用の固定子およびユニバ−サルモ−タの組立て方法
JPS60162974U (ja) * 1984-04-04 1985-10-29 澤藤電機株式会社 発電機
JPS6218954A (ja) * 1985-05-24 1987-01-27 エヌ・ベ−・フイリツプス・フル−イランペンフアブリケン 単相同期モ−タ
JPS63146465U (ja) * 1987-03-13 1988-09-27
JPH06276705A (ja) * 1993-03-22 1994-09-30 Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd 回転電機用固定子
JPH07298592A (ja) * 1994-04-21 1995-11-10 Hitachi Ltd 交流整流子電動機
JPH08116631A (ja) * 1994-10-14 1996-05-07 Tec Corp 電動機
JPH08214520A (ja) * 1994-10-20 1996-08-20 Johnson Electric Sa 電動機
JPH08251893A (ja) * 1995-03-03 1996-09-27 Suiken:Kk 水中ポンプ
JPH10225026A (ja) * 1997-01-31 1998-08-21 Tec Corp 回転電機および電動送風機
JPH11127566A (ja) * 1997-08-13 1999-05-11 C & E Fein Gmbh & Co 直巻電動機
JP2000092755A (ja) * 1998-09-07 2000-03-31 Mitsubishi Electric Corp 回転電機またはリニアモータおよび回転電機の製造方法
JP2003153471A (ja) * 2001-11-08 2003-05-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機
JP2004242471A (ja) * 2003-02-07 2004-08-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 整流子電動機
JP2005012956A (ja) * 2003-06-20 2005-01-13 Hitachi Home & Life Solutions Inc 整流子モータおよび電動送風機
JP2006296062A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Hitachi Ltd ガス絶縁開閉装置
JP2006296082A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 整流子電動機、及びこれを備えた電動送風機、及びこの電動送風機を備えた電気掃除機
JP2008187840A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Mitsubishi Electric Corp 整流子電動機及び電気掃除機
JP2009247078A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Mitsubishi Electric Corp 整流子電動機及び送風機及び電気掃除機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014158341A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Mitsubishi Electric Corp 電動機及び電動送風機、この電動送風機を備えた電気掃除機
JP2014217163A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 三菱電機株式会社 電動送風機及び電気掃除機
CN105247768A (zh) * 2013-05-24 2016-01-13 马勒国际有限公司 特别用于机动车的电动机
CN104682623A (zh) * 2015-02-10 2015-06-03 佛山市威灵洗涤电机制造有限公司 串激电机
WO2018041468A1 (de) * 2016-08-30 2018-03-08 Mahle International Gmbh Elektromotor, insbesondere für ein kraftfahrzeug

Also Published As

Publication number Publication date
JP4901844B2 (ja) 2012-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5220765B2 (ja) Afpmコアレス型マルチ発電機及びモーター
JP4559872B2 (ja) 単相電動機及び密閉形圧縮機
US10447102B2 (en) Permanent magnet electrical machines and methods of assembling the same
KR101531728B1 (ko) 코일이 독립적이고, 부품이 모듈형이며 자기베어링이 달린 전자기 기계
JP2009095229A (ja) 電気モータ
WO2010127469A1 (zh) 交流爪极电机
JP4901844B2 (ja) 整流子電動機及び送風機及び電気掃除機
JP2008516580A (ja) モータロータ
US20060284509A1 (en) Induction motor
JP2005117771A (ja) 永久磁石式同期電動機及びこれを用いた圧縮機
JP4717094B2 (ja) 整流子電動機及び送風機及び電気掃除機
JP4666526B2 (ja) 整流子電動機及び電気掃除機
JP2009077491A (ja) ステータコア積層体およびモータ
JP2014155315A (ja) 交流整流子電動機、および、それを用いた電動送風機
JP2008109763A (ja) 同期電動機及び空気調和機及び換気用送風機及び密閉形圧縮機
JP2006280022A (ja) 永久磁石同期モータを用いた電動送風機
JP2004242471A (ja) 整流子電動機
JP3697633B2 (ja) 電動送風機
KR102501584B1 (ko) 발전기
JP2006280087A (ja) 回転電機
JP2008011613A (ja) ブラシレスdcモータ及びこれを用いた空気調和機
JP2008182863A (ja) モータ及び電動送風機
JP2010200467A (ja) 整流子モータおよびそれを用いた電動送風機,電気掃除機,電気機器
JP5178307B2 (ja) 整流子モータおよびそれを用いた電動送風機
JP4607823B2 (ja) 交流回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111129

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150113

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees