JP2006280087A - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】鍔部41からの漏れ磁束を少なくして、性能向上を図ると共に、磁気音を低減できる回転電機を提供する。
【解決手段】ポールコア4の鍔部41は、軸方向の中央部より両側に周方向へ突き出る突出部42が設けられて、軸方向の中央部より両側の方が周方向の寸法が大きく形成されている。また、突出部42の内周面は、ヨークの中心より反鍔部側にオフセットした位置に中心を有する円周形状に沿って形成されている。従って、突出部42と電機子2との間に形成されるエアギャップは、突出部42の周方向外側に向かって徐々に大きくなり、突出部42を除く鍔部41と電機子2との間に形成されるエアギャップより大きく設定されている。
これにより、界磁コイルの占積率が向上して、モータ効率が改善されると共に、突出部42から漏洩する磁束を少なくできるので、出力向上を実現できる。
【選択図】図1
【解決手段】ポールコア4の鍔部41は、軸方向の中央部より両側に周方向へ突き出る突出部42が設けられて、軸方向の中央部より両側の方が周方向の寸法が大きく形成されている。また、突出部42の内周面は、ヨークの中心より反鍔部側にオフセットした位置に中心を有する円周形状に沿って形成されている。従って、突出部42と電機子2との間に形成されるエアギャップは、突出部42の周方向外側に向かって徐々に大きくなり、突出部42を除く鍔部41と電機子2との間に形成されるエアギャップより大きく設定されている。
これにより、界磁コイルの占積率が向上して、モータ効率が改善されると共に、突出部42から漏洩する磁束を少なくできるので、出力向上を実現できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、界磁コイルを有する回転電機に係わり、特にポールコアの形状に関する。
従来、界磁コイルを有する回転電機では、界磁コイルが巻線されるポールコアの幅(図8に示す鍔部110の幅A)を決定する際に、(a)界磁コイルをヨークとの間に挟み込んで保持するのに必要な幅、(b)磁気回路から計算される最適な幅の二点が考慮される。しかし、(b)の要因によって決めると、界磁コイルを保持するのに必要なポールコア幅が得られない場合が多いため、実際には、上記(a)の要因によって決められることが多い。この場合、実際のポールアングルが理想のポールアングルより大きくなるため、鍔部からの漏れ磁束が増大して、性能及び整流作用が悪くなる問題があった。
そこで、特許文献1では、図8に示す様に、ポールコア100の鍔部110に凹部120を設けて、鍔部110の断面積を円周方向に変化させることで、鍔部110からの漏れ磁束を低減する技術が提案されている。この公知技術によれば、界磁コイルを保持するのに必要なポールコア幅Aを確保しながら、鍔部110に凹部120を形成したことにより、ポールコア100の磁束分布が連続的に変化するため、ブラシの整流作用が改善されて、モータ回転数の増加、およびブラシ寿命の向上を図ることができるとある。
特公平2−47191号公報
ところが、特許文献1に記載されたポールコア100は、実際のポールアングルが理想のポールアングルより大きくなることに変わりはなく、その結果、磁気音が大きくなるという問題があった。また、ポールアングルが大きくなると、鍔部110から漏洩する磁束が増えるため、鍔部110に凹部120を形成したことによって漏れ磁束を低減できる効果はさほど大きくはなく、更なる性能向上が望まれている。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、鍔部からの漏れ磁束を少なくして、性能向上を図ると共に、磁気音を低減できる回転電機を提供することにある。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、鍔部からの漏れ磁束を少なくして、性能向上を図ると共に、磁気音を低減できる回転電機を提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明の回転電機は、磁気回路を形成するヨークの内周に固定されるポールコアと、このポールコアに巻線される界磁コイルと、ポールコアの内側に回転自在に配置される電機子とを備え、ポールコアは、界磁コイルが巻き付けられるボス部と、このボス部の径方向反ヨーク側に設けられて、ヨークとの間に界磁コイルを保持すると共に、電機子との間にエアギャップを形成する鍔部とを有している。
鍔部は、軸方向の中央部より両側に周方向へ突き出る突出部が設けられて、軸方向の中央部より両側の方が周方向に大きく形成されており、且つ、突出部と電機子との間に形成されるエアギャップが、突出部を除く鍔部と電機子との間に形成されるエアギャップより大きく設定されていることを特徴とする。
本発明の回転電機は、磁気回路を形成するヨークの内周に固定されるポールコアと、このポールコアに巻線される界磁コイルと、ポールコアの内側に回転自在に配置される電機子とを備え、ポールコアは、界磁コイルが巻き付けられるボス部と、このボス部の径方向反ヨーク側に設けられて、ヨークとの間に界磁コイルを保持すると共に、電機子との間にエアギャップを形成する鍔部とを有している。
鍔部は、軸方向の中央部より両側に周方向へ突き出る突出部が設けられて、軸方向の中央部より両側の方が周方向に大きく形成されており、且つ、突出部と電機子との間に形成されるエアギャップが、突出部を除く鍔部と電機子との間に形成されるエアギャップより大きく設定されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、鍔部の軸方向両側に周方向へ突き出る突出部を設けたことで、界磁コイルの占積率が向上して、効率が上がることにより、出力向上を図ることが可能である。また、突出部は、電機子との間に形成されるエアギャップが、突出部を除く鍔部と電機子との間に形成されるエアギャップより大きく設定されるため、突出部から漏洩する磁束を少なくできる。これにより、ポールコアから電機子に流れる有効磁束が増加することで、性能向上を実現できる。
更に、鍔部の軸方向中央部が両側より周方向の寸法が短く形成される、すなわち鍔部の周方向端部が凹凸状に形成されることで、ポールコアの磁束分布が連続的に変化するため、ブラシの整流作用が改善されて、モータ回転数の増加、およびブラシ寿命の向上を図ることが可能である。
更に、鍔部の軸方向中央部が両側より周方向の寸法が短く形成される、すなわち鍔部の周方向端部が凹凸状に形成されることで、ポールコアの磁束分布が連続的に変化するため、ブラシの整流作用が改善されて、モータ回転数の増加、およびブラシ寿命の向上を図ることが可能である。
(請求項2の発明)
請求項1に記載した回転電機において、突出部と電機子との間に形成されるエアギャップは、突出部の周方向外側に向かって徐々に大きくなっていることを特徴とする。
この構成によれば、突出部と電機子との間に形成されるエアギャップが急激に変化することはなく、突出部の周方向外側に向かって徐々に大きくなっているため、ポールコアの磁束分布が緩やかに変化する。その結果、ブラシの整流作用を改善できる効果が大きくなり、更なるブラシ寿命の向上を図ることができる。
請求項1に記載した回転電機において、突出部と電機子との間に形成されるエアギャップは、突出部の周方向外側に向かって徐々に大きくなっていることを特徴とする。
この構成によれば、突出部と電機子との間に形成されるエアギャップが急激に変化することはなく、突出部の周方向外側に向かって徐々に大きくなっているため、ポールコアの磁束分布が緩やかに変化する。その結果、ブラシの整流作用を改善できる効果が大きくなり、更なるブラシ寿命の向上を図ることができる。
(請求項3の発明)
請求項1または2に記載した回転電機において、ヨークの中心に対する鍔部の開き角をθ、ポールコアの数(極数)をPとした時に、
θ×P/360……………………(1)
上記(1)式で求められるポールアングルが0.8〜0.9に設定されていることを特徴とする。
請求項1または2に記載した回転電機において、ヨークの中心に対する鍔部の開き角をθ、ポールコアの数(極数)をPとした時に、
θ×P/360……………………(1)
上記(1)式で求められるポールアングルが0.8〜0.9に設定されていることを特徴とする。
磁気回路から計算される最適なポールコア幅を選定すると、その時のポールアングルは、0.65〜0.75になる。これに対し、請求項3の発明では、ポールアングルを0.8〜0.9に設定することにより、界磁コイルの占積率が大幅に向上する。
一方、ポールコアの鍔部に設けられた突出部は、電機子との間に形成されるエアギャップが大きく設定されるため、見かけ上のポールアングルは、実際のポールアングル(0.8〜0.9)よりも小さくなる。その結果、磁気音を低減できると共に、突出部から漏洩する磁束を抑制できるので、占積率の向上に伴って、性能向上を図ることができる。
一方、ポールコアの鍔部に設けられた突出部は、電機子との間に形成されるエアギャップが大きく設定されるため、見かけ上のポールアングルは、実際のポールアングル(0.8〜0.9)よりも小さくなる。その結果、磁気音を低減できると共に、突出部から漏洩する磁束を抑制できるので、占積率の向上に伴って、性能向上を図ることができる。
(請求項4の発明)
請求項1〜3に記載した何れかの回転電機において、電機子との間にエアギャップを形成する突出部の内周面形状は、ヨークの中心より反鍔部側にオフセットした位置に中心を有する円周形状の一部であることを特徴とする。
この場合、ヨークの中心より反鍔部側にオフセットした位置に中心を定めて、同一半径上に突出部の内周面を加工できるので、突出部の加工が容易であり、突出部と電機子との間に形成されるエアギャップを緩やかに変化させることができる。
請求項1〜3に記載した何れかの回転電機において、電機子との間にエアギャップを形成する突出部の内周面形状は、ヨークの中心より反鍔部側にオフセットした位置に中心を有する円周形状の一部であることを特徴とする。
この場合、ヨークの中心より反鍔部側にオフセットした位置に中心を定めて、同一半径上に突出部の内周面を加工できるので、突出部の加工が容易であり、突出部と電機子との間に形成されるエアギャップを緩やかに変化させることができる。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1は、(a)ポールコアを内側から見た平面図、(b)同ポールコアを軸方向から見た正面図、(c)同ポールコアの鍔部に設けられる突出部を示す拡大図である。
実施例1に係る回転電機1は、図4に示す様に、電磁石によって形成される界磁と、この界磁の内側に回転自在に支持される電機子2とを備え、図示しないブラシと整流子を介して界磁コイル5と電機子コイル(図示せず)とが直列に接続される直巻モータであり、例えば、エンジンを始動するためのスタータモータに使用される。
実施例1に係る回転電機1は、図4に示す様に、電磁石によって形成される界磁と、この界磁の内側に回転自在に支持される電機子2とを備え、図示しないブラシと整流子を介して界磁コイル5と電機子コイル(図示せず)とが直列に接続される直巻モータであり、例えば、エンジンを始動するためのスタータモータに使用される。
界磁は、図4に示す様に、磁気回路を形成する円筒形状のヨーク3と、このヨーク3の内周に固定されるポールコア4と、このポールコア4に巻線される界磁コイル5とで構成される。
電機子2は、図示しない電機子軸に電機子鉄心が固定され、その電機子鉄心に電機子コイルを巻線して構成される。電機子軸の端部には、互いに絶縁された複数のセグメントが円筒状に組み立てられて整流子を構成している。
ブラシは、整流子の外周に配置され、図示しないスプリングによって整流子の外周面に押圧されている。
電機子2は、図示しない電機子軸に電機子鉄心が固定され、その電機子鉄心に電機子コイルを巻線して構成される。電機子軸の端部には、互いに絶縁された複数のセグメントが円筒状に組み立てられて整流子を構成している。
ブラシは、整流子の外周に配置され、図示しないスプリングによって整流子の外周面に押圧されている。
次に、上記のポールコア4について詳述する。
ポールコア4は、図3に示す様に、界磁コイル5が巻き付けられるボス部40と、このボス部40の径方向反ヨーク側に設けられる鍔部41とを有し、ボス部40のヨーク側端面40aが溶接等によりヨーク3の内周面に固定される。
鍔部41は、ボス部40の全周に張り出して形成され、電機子2との間にエアギャップを形成すると共に、ボス部40の周囲に巻き付けられた界磁コイル5をヨーク3との間に挟み込んで保持している。
ポールコア4は、図3に示す様に、界磁コイル5が巻き付けられるボス部40と、このボス部40の径方向反ヨーク側に設けられる鍔部41とを有し、ボス部40のヨーク側端面40aが溶接等によりヨーク3の内周面に固定される。
鍔部41は、ボス部40の全周に張り出して形成され、電機子2との間にエアギャップを形成すると共に、ボス部40の周囲に巻き付けられた界磁コイル5をヨーク3との間に挟み込んで保持している。
上記の鍔部41は、図1(a)に示す様に、軸方向(図示上下方向)の中央部より両側に周方向(図示左右方向)へ突き出る突出部42が設けられて、軸方向の中央部より両側の方が周方向の寸法が大きく形成されている。また、突出部42の内周面は、図2に示す様に、ヨーク3の中心O1より反鍔部側(図示下側)にオフセットした位置に中心O2を有する円周形状に沿って形成されている。従って、突出部42と電機子2との間に形成されるエアギャップは、図1(c)に示す様に、突出部42の周方向外側に向かって徐々に大きくなり、突出部42を除く鍔部41と電機子2との間に形成されるエアギャップより大きく設定されている。
なお、突出部42を含む鍔部41の幅、つまりポールコア幅B(図1(a)参照)は、界磁コイル5をヨーク3との間に挟み込んで保持するのに必要な寸法が確保されている。 また、ヨーク3の中心O1に対する鍔部41の開き角をθ(図5参照)、ポールコア4の数(極数)をPとした時に、
θ×P/360……………………(1)
上記(1)式で求められるポールアングルが0.8〜0.9に設定されている。つまり、図5に示す4極モータでは、ポールアングル=72°〜81°に設定される。
θ×P/360……………………(1)
上記(1)式で求められるポールアングルが0.8〜0.9に設定されている。つまり、図5に示す4極モータでは、ポールアングル=72°〜81°に設定される。
(実施例1に示す回転電機1の作用及び効果)
上記のポールコア4を有する回転電機1では、ポールコア4の鍔部41に周方向へ突き出る突出部42を設けたことにより、界磁コイル5の占積率が向上する。その結果、モータ効率が改善されるため、出力向上を図ることが可能である。また、突出部42は、電機子2との間に形成されるエアギャップが、突出部42を除く鍔部41と電機子2との間に形成されるエアギャップより大きく設定されるため、突出部42からヨーク3へ、あるいは隣の突出部42へ漏洩する磁束(図4参照)を少なくできる。これにより、ポールコア4から電機子2に流れる有効磁束が増加することで、図6に破線グラフで示す様に、出力向上を実現できる。
上記のポールコア4を有する回転電機1では、ポールコア4の鍔部41に周方向へ突き出る突出部42を設けたことにより、界磁コイル5の占積率が向上する。その結果、モータ効率が改善されるため、出力向上を図ることが可能である。また、突出部42は、電機子2との間に形成されるエアギャップが、突出部42を除く鍔部41と電機子2との間に形成されるエアギャップより大きく設定されるため、突出部42からヨーク3へ、あるいは隣の突出部42へ漏洩する磁束(図4参照)を少なくできる。これにより、ポールコア4から電機子2に流れる有効磁束が増加することで、図6に破線グラフで示す様に、出力向上を実現できる。
また、実施例1に記載したポールコア4は、ポールアングルを0.8〜0.9に設定しているが、鍔部41に設けられた突出部42は、電機子2との間に形成されるエアギャップが大きく設定されるため、見かけ上のポールアングルは、実際のポールアングル(0.8〜0.9)よりも小さくなる。その結果、磁気音を低減できると共に、突出部42から漏洩する磁束を抑制できるので、占積率の向上に伴って、性能向上を図ることができる。
更に、鍔部41の軸方向中央部が両側より周方向の寸法が短く形成される、すなわち鍔部41の周方向端部が凹凸状に形成されることで、ポールコア4の磁束分布が連続的に変化する。特に、突出部42と電機子2との間に形成されるエアギャップは、突出部42の周方向外側に向かって徐々に大きくなっているので、ポールコア4の磁束分布が急激に変化することはなく、緩やかに変化する。その結果、ブラシの整流作用が改善されて、モータ回転数の増加(図6参照)、およびブラシ寿命の向上を図ることが可能である。
また、鍔部41に設けられた突出部42は、図2に示す様に、ヨーク3の中心O1より反鍔部側にオフセットした位置に中心O2を定めて、同一半径上に突出部42の内周面を加工できるので、突出部42の加工が容易である。
また、鍔部41に設けられた突出部42は、図2に示す様に、ヨーク3の中心O1より反鍔部側にオフセットした位置に中心O2を定めて、同一半径上に突出部42の内周面を加工できるので、突出部42の加工が容易である。
図7はポールコア4の鍔部41に設けられる突出部42を示す拡大図である。
この実施例2では、図7に示す様に、鍔部41に設けられる突出部42の内周面が平坦面であることを特徴とする。この場合も、突出部42と電機子2との間に形成されるエアギャップは、突出部42の周方向外側に向かって徐々に大きくなっているので、実施例1と同様の効果を得ることができる。また、突出部42の内周面が平坦面であるので、加工が容易である。
この実施例2では、図7に示す様に、鍔部41に設けられる突出部42の内周面が平坦面であることを特徴とする。この場合も、突出部42と電機子2との間に形成されるエアギャップは、突出部42の周方向外側に向かって徐々に大きくなっているので、実施例1と同様の効果を得ることができる。また、突出部42の内周面が平坦面であるので、加工が容易である。
1 回転電機
2 電機子
3 ヨーク
4 ポールコア
5 界磁コイル
40 ポールコアのボス部
41 ポールコアの鍔部
42 鍔部に設けられた突出部
2 電機子
3 ヨーク
4 ポールコア
5 界磁コイル
40 ポールコアのボス部
41 ポールコアの鍔部
42 鍔部に設けられた突出部
Claims (4)
- 磁気回路を形成するヨークの内周に固定されるポールコアと、
このポールコアに巻線される界磁コイルと、
前記ポールコアの内側に回転自在に配置される電機子とを備え、
前記ポールコアは、前記界磁コイルが巻き付けられるボス部と、このボス部の径方向反ヨーク側に設けられて、前記ヨークとの間に前記界磁コイルを保持すると共に、前記電機子との間にエアギャップを形成する鍔部とを有する回転電機であって、
前記鍔部は、軸方向の中央部より両側に周方向へ突き出る突出部が設けられて、軸方向の中央部より両側の方が周方向に大きく形成されており、且つ、前記突出部と前記電機子との間に形成されるエアギャップが、前記突出部を除く前記鍔部と前記電機子との間に形成されるエアギャップより大きく設定されていることを特徴とする回転電機。 - 請求項1に記載した回転電機において、
前記突出部と前記電機子との間に形成されるエアギャップは、前記突出部の周方向外側に向かって徐々に大きくなっていることを特徴とする回転電機。 - 請求項1または2に記載した回転電機において、
前記ヨークの中心に対する前記鍔部の開き角をθ、前記ポールコアの数(極数)をPとした時に、
θ×P/360……………………(1)
上記(1)式で求められるポールアングルが0.8〜0.9に設定されていることを特徴とする回転電機。 - 請求項1〜3に記載した何れかの回転電機において、
前記電機子との間にエアギャップを形成する前記突出部の内周面形状は、前記ヨークの中心より反鍔部側にオフセットした位置に中心を有する円周形状の一部であることを特徴とする回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005094856A JP2006280087A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005094856A JP2006280087A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 回転電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006280087A true JP2006280087A (ja) | 2006-10-12 |
Family
ID=37214228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005094856A Pending JP2006280087A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006280087A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105830319A (zh) * | 2013-12-20 | 2016-08-03 | 法雷奥电机设备公司 | 具有带改善凸极感应器的旋转电机的机动车辆发动机起动器,和相应的极靴 |
CN108808899A (zh) * | 2017-04-28 | 2018-11-13 | 翰昂汽车零部件有限公司 | 定子装置 |
WO2021009862A1 (ja) * | 2019-07-17 | 2021-01-21 | 三菱電機株式会社 | ステータ、モータ、圧縮機、及び空気調和機 |
-
2005
- 2005-03-29 JP JP2005094856A patent/JP2006280087A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105830319A (zh) * | 2013-12-20 | 2016-08-03 | 法雷奥电机设备公司 | 具有带改善凸极感应器的旋转电机的机动车辆发动机起动器,和相应的极靴 |
CN108808899A (zh) * | 2017-04-28 | 2018-11-13 | 翰昂汽车零部件有限公司 | 定子装置 |
JP2018191498A (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-29 | ハンオン システムズ | ステーター装置 |
WO2021009862A1 (ja) * | 2019-07-17 | 2021-01-21 | 三菱電機株式会社 | ステータ、モータ、圧縮機、及び空気調和機 |
JPWO2021009862A1 (ja) * | 2019-07-17 | 2021-11-18 | 三菱電機株式会社 | ステータ、モータ、圧縮機、及び空気調和機 |
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