JP2010129915A - 砲弾型led搭載基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも放熱性を向上させることができる砲弾型LED搭載基板を提供する。
【解決手段】砲弾型LED1を回路基板2に搭載して形成された砲弾型LED搭載基板に関する。砲弾型LED1のリード端子3と接触する放熱部材4が、砲弾型LED1と回路基板2との間、回路基板2において砲弾型LED1が搭載された面とは反対側の面のうち少なくともいずれかに設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、砲弾型LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を回路基板に搭載して形成された砲弾型LED搭載基板に関するものである。
表面実装型LEDは、高輝度を得ることができるため、回路基板に搭載してLED搭載基板として多くの表示装置や照明装置等に用いられている(例えば、特許文献1参照。)。その反面、表面実装型LEDは、砲弾型LEDに比べて高価であるため、一部の表示装置や照明装置等には安価な砲弾型LEDが表面実装型LEDの代わりに用いられている。
ところが、砲弾型LEDは、その構造上、表面実装型LEDに比べて放熱性が悪いものであるため、十分に輝度を高めることができない。そのため、砲弾型LEDは、高輝度が要求されない分野でのみ利用されているのが現状である。
しかし、もし砲弾型LEDの放熱性を改善することができれば、高輝度を得ることが可能となるので、表面実装型LEDの代わりに砲弾型LEDを用いることによって、従来よりも表示装置や照明装置等を安価に提供することができるものと考えられる。
特開2002−162626号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、従来よりも放熱性を向上させることができる砲弾型LED搭載基板を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係る砲弾型LED搭載基板は、砲弾型LED1を回路基板2に搭載して形成された砲弾型LED搭載基板において、砲弾型LED1のリード端子3と接触する放熱部材4が、砲弾型LED1と回路基板2との間、回路基板2において砲弾型LED1が搭載された面とは反対側の面のうち少なくともいずれかに設けられていることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1において、放熱部材4として、金属体5、高熱伝導性シート6、高熱伝導性ペースト7、金属製バネ材8から選ばれるものが用いられていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、白色の放熱部材4が、砲弾型LED1と回路基板2との間に設けられていることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか1項において、放熱部材4に接触させて放熱フィン9が設けられていることを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか1項において、砲弾型LED1が回路基板2に横たわって搭載されていることを特徴とするものである。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれか1項において、回路基板2として、金属基板10が用いられていることを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係る砲弾型LED搭載基板によれば、砲弾型LEDの熱をリード端子から熱容量の大きな放熱部材に伝導させることによって、放熱性を向上させることができるものである。
請求項2に係る発明によれば、砲弾型LEDの熱をリード端子から、金属体、高熱伝導性シート、高熱伝導性ペースト、金属製バネ材から選ばれる熱容量の大きな放熱部材に伝導させることによって、放熱性をより向上させることができるものである。
請求項3に係る発明によれば、砲弾型LEDの光が放熱部材で反射することによって、輝度をさらに高めることができるものである。
請求項4に係る発明によれば、放熱部材に伝導された熱をさらに熱容量の大きな放熱フィンに伝導させることによって、放熱性をより向上させることができるものである。
請求項5に係る発明によれば、砲弾型LEDを回路基板に立たせて搭載する場合よりも、砲弾型LEDと回路基板との対向面積が増加することによって、砲弾型LEDの熱が回路基板に伝導しやすくなり、放熱性をより向上させることができるものである。
請求項6に係る発明によれば、砲弾型LEDの熱を熱容量の大きな金属基板に伝導させることによって、放熱性をより向上させることができるものである。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態の一例を示すものであり、これは、砲弾型LED1を回路基板2に搭載して形成された砲弾型LED搭載基板である。
砲弾型LED1は、リード端子3に電気的に接続されたLED素子11を透明樹脂で封止して砲弾形状のパッケージ12として形成されたものであり、市販されているものを用いることができる。
また回路基板2も、市販されているものを用いることができ、具体的にはFR−4など銅張積層板等の金属張積層板を用いることができる。回路基板2の表裏には、サブトラクティブ法等によりランド回路13が形成され、表裏のランド回路13間には、砲弾型LED1のリード端子3が挿入されるスルーホール14と、複数のサーマルバイア15(放熱用のスルーホール)とが形成されている。
そして図1に示すものでは、砲弾型LED1のリード端子3と接触する放熱部材4が、砲弾型LED1と回路基板2との間に設けられている。ここで、放熱部材4としては、銅板等を個片化した金属体5が用いられている。この金属体5には、リード端子3の外径と略同一の内径を有する貫通孔16が設けられている。
そして、砲弾型LED1のリード端子3を金属体5の貫通孔16に挿入し、さらに回路基板2のスルーホール14に挿入した後、リード端子3と金属体5との間、リード端子3とランド回路13との間、金属体5とランド回路13との間を半田付けして、これらの間を固着することによって、図1に示すような砲弾型LED搭載基板を製造することができる。ここで、半田付けの工程では、高温が砲弾型LED1に作用して悪影響を及ぼすおそれがあるので、導電性ペーストを用いて、リード端子3と金属体5との間、リード端子3とランド回路13との間、金属体5とランド回路13との間を固着するのが好ましい。また、砲弾型LED1は通常複数のリード端子3を有しているが、このような場合には、各リード端子3は、相互に絶縁性を確保するため、それぞれ別の金属体5の貫通孔16に挿入されるものであり、また、各リード端子3と電気的に接続されたランド回路13は、他のリード端子3と電気的に接続されたランド回路13と所定間隔をあけて形成され、絶縁されているものである。
このように、図1に示す砲弾型LED搭載基板にあっては、砲弾型LED1の熱をリード端子3から熱容量の大きな放熱部材4である金属体5に伝導させることによって、放熱性を向上させることができるものである。なお、図1に示すものでは、砲弾型LED1のパッケージ12と金属体5との間に隙間が形成されているが、この両者は接触させてもよい。
図2は本発明の実施の形態の他の一例を示すものであり、これも、砲弾型LED1を回路基板2に搭載して形成された砲弾型LED搭載基板である。
砲弾型LED1及び回路基板2としては、上記と同様のものを用いることができる。
そして図2に示すものでは、砲弾型LED1のリード端子3と接触する放熱部材4が、砲弾型LED1と回路基板2との間(以下「LED搭載面」ともいう。)、回路基板2において砲弾型LED1が搭載された面とは反対側の面(以下「LED非搭載面」ともいう。)に設けられている。ここで、放熱部材4としては、シリコーンシート等の絶縁性を有する高熱伝導性シート6が用いられている。LED搭載面に設けられる高熱伝導性シート6には、リード端子3の外径と略同一の内径を有する貫通孔17が設けられ、他方、LED非搭載面に設けられる高熱伝導性シート6には、リード端子3の外径と略同一の内径を有する非貫通孔18が設けられている。
そして、砲弾型LED1のリード端子3を、LED搭載面に設けられる高熱伝導性シート6の貫通孔17に挿入し、さらに回路基板2のスルーホール14に挿入した後、リード端子3とランド回路13との間を半田付け又は導電性ペーストにより固着する。
ここで、LED搭載面に設けられる高熱伝導性シート6は白色であることが好ましい。これにより、砲弾型LED1の光が高熱伝導性シート6で反射することによって、高熱伝導性シート6が白色以外のものである場合に比べて、輝度をさらに高めることができるものである。
そして、LED非搭載面のランド回路13から突出した砲弾型LED1のリード端子3を、LED非搭載面に設けられる高熱伝導性シート6の非貫通孔18に挿入し、さらにこの高熱伝導性シート6に接触させて放熱フィン9を設けることによって、図2に示すような砲弾型LED搭載基板を製造することができる。ここで、放熱フィン9としては、アルミ板等の金属板で形成されたものを用いることができ、このような放熱フィン9は、回路基板2との間に高熱伝導性シート6を挟んで、ねじ(図示省略)等により回路基板2に固定して設けることができる。なお、絶縁性を確保するため、砲弾型LED1のリード端子3の先端部は放熱フィン9に接触させないようにしてある。すなわち、回路基板2のLED非搭載面からリード端子3の先端部までの距離よりも長い厚みを有する高熱伝導性シート6をLED非搭載面に設けるようにしてある。
このように、図2に示す砲弾型LED搭載基板にあっては、熱容量の大きな放熱部材4である高熱伝導性シート6が回路基板2の片面だけではなく両面に設けられているので、これらの高熱伝導性シート6に砲弾型LED1の熱をリード端子3から伝導させることによって、放熱性を向上させることができるものである。しかも少なくとも一方の高熱伝導性シート6には放熱フィン9が接触して設けられているので、上記高熱伝導性シート6に伝導された熱をさらに熱容量の大きな放熱フィン9に伝導させることによって、放熱性をより向上させることができるものである。なお、図2に示すものでは、放熱性をより向上させるため、砲弾型LED1のパッケージ12とLED搭載面に設けられる高熱伝導性シート6とは接触させている。また、図1のように放熱部材4が金属体5である場合には、絶縁性を確保するため、リード端子3ごとに金属体5を分離して設ける必要があるが、図2のように放熱部材4が高熱伝導性シート6である場合には、この高熱伝導性シート6は絶縁性を有しているので、リード端子3ごとに高熱伝導性シート6を分離して設ける必要がない。
図3は本発明の実施の形態の他の一例を示すものであり、これも、砲弾型LED1を回路基板2に搭載して形成された砲弾型LED搭載基板である。
砲弾型LED1及び回路基板2としては、上記と同様のものを用いることができる。
そして図3に示すものでは、砲弾型LED1のリード端子3と接触する放熱部材4が、砲弾型LED1と回路基板2との間に設けられている。ここで、放熱部材4としては、高熱伝導性ペースト7が用いられている。この高熱伝導性ペースト7としては、例えば、信越化学工業(株)製「KE−3467」等を用いることができる。このような高熱伝導性ペースト7は、高熱伝導率を有する絶縁性フィラーを高充填したシリコーン樹脂配合品であり、未硬化時においてはペースト状であるが、硬化するとゴム状の固体となって、リード端子3からの熱をその固体内に伝導することにより、熱を効率よく放散させることができるものであり、さらにその固体がランド回路13等に接触している場合には、リード端子3からの熱をそのランド回路13等に伝導することにより、熱を効率よく放散させることができるものである。
そして、砲弾型LED1が回路基板2に横たわって搭載されるようにリード端子3を折り曲げ、このリード端子3を回路基板2のスルーホール14に挿入した後、リード端子3とランド回路13との間を半田付け又は導電性ペーストにより固着する。このとき、横たわった砲弾型LED1のパッケージ12と対向するように、回路基板2にはあらかじめ大きめのランド回路13を形成しておくのが好ましい。これにより、砲弾型LED1の熱がランド回路13に伝導しやすくなり、放熱性をより向上させることができるものである。
そして、砲弾型LED1と回路基板2との間に高熱伝導性ペースト7を流し込んで充填し、これを硬化させることによって、図3に示すような砲弾型LED搭載基板を製造することができる。このとき、砲弾型LED1のパッケージ12の回路基板2側の一部を高熱伝導性ペースト7内に埋め込むようにしてもよい。これにより、パッケージ12と高熱伝導性ペースト7との接触面積が増加し、放熱性をより向上させることができると共に、砲弾型LED1を回路基板2に強固に固着することができるものである。また、砲弾型LED1と回路基板2との間に設けられる高熱伝導性ペースト7は白色であることが好ましい。これにより、砲弾型LED1の光が高熱伝導性ペースト7で反射することによって、高熱伝導性ペースト7が白色以外のものである場合に比べて、輝度をさらに高めることができるものである。
このように、図3に示す砲弾型LED搭載基板にあっては、砲弾型LED1の熱をリード端子3だけでなくパッケージ12からも直接熱容量の大きな放熱部材4である高熱伝導性ペースト7に伝導させることによって、放熱性を向上させることができるものである。すなわち、砲弾型LED1は回路基板2に横たわって搭載されているので、砲弾型LED1を回路基板2に立たせて搭載する場合よりも、砲弾型LED1と回路基板2との対向面積が増加することによって、砲弾型LED1の熱が回路基板2に伝導しやすくなり、放熱性をより向上させることができるものである。なお、図1のように放熱部材4が金属体5である場合には、絶縁性を確保するため、リード端子3ごとに金属体5を分離して設ける必要があるが、図3のように放熱部材4が高熱伝導性ペースト7である場合には、この高熱伝導性ペースト7は絶縁性を有しているので、リード端子3ごとに高熱伝導性ペースト7を分離して設ける必要がない。
図4は本発明の実施の形態の他の一例を示すものであり、これも、砲弾型LED1を回路基板2に搭載して形成された砲弾型LED搭載基板である。
砲弾型LED1及び回路基板2としては、上記と同様のものを用いることができる。
そして図4に示すものでは、砲弾型LED1のリード端子3と接触する放熱部材4が、砲弾型LED1と回路基板2との間に設けられている。ここで、放熱部材4としては、コイル状の金属製バネ材8及び高熱伝導性ペースト7が用いられている。このうち金属製バネ材8は、リード端子3の外径と略同一の内径を有している。
そして、砲弾型LED1のリード端子3を金属製バネ材8に挿入し、さらに回路基板2のスルーホール14に挿入した後、金属製バネ材8を砲弾型LED1と回路基板2とで圧縮させた状態で、リード端子3とランド回路13との間を半田付け又は導電性ペーストにより固着する。このとき、金属製バネ材8は圧縮されているので、隣り合う巻線同士が密着することによって、砲弾型LED1の熱がリード端子3だけでなく金属製バネ材8からもランド回路13に伝導しやすくなり、放熱性をより向上させることができるものである。
そして、砲弾型LED1と回路基板2との間に高熱伝導性ペースト7を流し込んで充填し、これを硬化させることによって、図4に示すような砲弾型LED搭載基板を製造することができる。このとき、砲弾型LED1のパッケージ12の回路基板2側の一部を高熱伝導性ペースト7内に埋め込むようにしてもよい。これにより、パッケージ12と高熱伝導性ペースト7との接触面積が増加し、放熱性をより向上させることができると共に、砲弾型LED1を回路基板2に強固に固着することができるものである。また、砲弾型LED1と回路基板2との間に設けられる高熱伝導性ペースト7は白色であることが好ましい。これにより、砲弾型LED1の光が高熱伝導性ペースト7で反射することによって、高熱伝導性ペースト7が白色以外のものである場合に比べて、輝度をさらに高めることができるものである。
このように、図4に示す砲弾型LED搭載基板にあっては、砲弾型LED1の熱をリード端子3だけでなく金属製バネ材8からも直接熱容量の大きな放熱部材4である高熱伝導性ペースト7に伝導させることによって、放熱性を向上させることができるものである。なお、図4のように、放熱部材4が金属製バネ材8である場合には、絶縁性を確保するため、リード端子3ごとに金属製バネ材8を分離して設ける必要があるが、放熱部材4が高熱伝導性ペースト7である場合には、この高熱伝導性ペースト7は絶縁性を有しているので、リード端子3ごとに高熱伝導性ペースト7を分離して設ける必要がない。
図5は本発明の実施の形態の他の一例を示すものであり、これも、砲弾型LED1を回路基板2に搭載して形成された砲弾型LED搭載基板である。
砲弾型LED1としては、上記と同様のものを用いることができるが、回路基板2としては、金属基板10が用いられている。この金属基板10は、アルミ板等の金属板19の表面にエポキシ樹脂等により絶縁層20を設けて形成されている。さらにこの絶縁層20にはランド回路13が形成されている。
そして図5に示すものでは、砲弾型LED1のリード端子3と接触する放熱部材4が、砲弾型LED1と回路基板2との間に設けられている。ここで、放熱部材4としては、高熱伝導性ペースト7が用いられている。
そして、砲弾型LED1が回路基板2に横たわって搭載されるようにリード端子3を折り曲げ、このリード端子3を回路基板2のランド回路13に半田付け又は導電性ペーストにより固着する。このとき、横たわった砲弾型LED1のパッケージ12と対向するように、絶縁層20にはあらかじめ大きめのランド回路13を形成しておくのが好ましい。これにより、砲弾型LED1の熱がランド回路13に伝導しやすくなり、放熱性をより向上させることができるものである。
そして、砲弾型LED1と回路基板2との間に高熱伝導性ペースト7を流し込んで充填し、これを硬化させることによって、図5に示すような砲弾型LED搭載基板を製造することができる。このとき、砲弾型LED1のパッケージ12の回路基板2側の一部を高熱伝導性ペースト7内に埋め込むようにしてもよい。これにより、パッケージ12と高熱伝導性ペースト7との接触面積が増加し、放熱性をより向上させることができると共に、砲弾型LED1を回路基板2に強固に固着することができるものである。また、砲弾型LED1と回路基板2との間に設けられる高熱伝導性ペースト7は白色であることが好ましい。これにより、砲弾型LED1の光が高熱伝導性ペースト7で反射することによって、高熱伝導性ペースト7が白色以外のものである場合に比べて、輝度をさらに高めることができるものである。
このように、図5に示す砲弾型LED搭載基板にあっては、砲弾型LED1の熱をリード端子3だけでなくパッケージ12からも直接熱容量の大きな放熱部材4である高熱伝導性ペースト7に伝導させることによって、放熱性を向上させることができるものである。すなわち、砲弾型LED1は回路基板2に横たわって搭載されているので、砲弾型LED1を回路基板2に立たせて搭載する場合よりも、砲弾型LED1と回路基板2との対向面積が増加することによって、砲弾型LED1の熱が回路基板2に伝導しやすくなり、放熱性をより向上させることができるものである。しかも回路基板2としては、金属基板10が用いられているので、砲弾型LED1の熱を熱容量の大きな金属基板10に伝導させることによって、FR−4など銅張積層板等の金属張積層板に比べて、放熱性をより向上させることができるものである。なお、図1のように放熱部材4が金属体5である場合には、絶縁性を確保するため、リード端子3ごとに金属体5を分離して設ける必要があるが、図5のように放熱部材4が高熱伝導性ペースト7である場合には、この高熱伝導性ペースト7は絶縁性を有しているので、リード端子3ごとに高熱伝導性ペースト7を分離して設ける必要がない。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
(実施例1)
砲弾型LED1として、豊田合成(株)製「E1L55−AW0C」を用いた。
また回路基板2として、FR−4を用いた。この回路基板2の表裏にはそれぞれ、3mm□のランド回路13を0.5mmの間隔をあけて形成し、さらに表裏のランド回路13間には、砲弾型LED1のリード端子3が挿入されるスルーホール14と、複数のサーマルバイア15とを形成した。
また放熱部材4として、銅板を個片化した金属体5(厚さ1mm、3mm□)を用いた。この金属体5には、リード端子3の外径と同一の内径を有する貫通孔16を設けた。
そして、砲弾型LED1のリード端子3を金属体5の貫通孔16に挿入し、さらに回路基板2のスルーホール14に挿入した後、リード端子3と金属体5との間、リード端子3とランド回路13との間、金属体5とランド回路13との間を半田付けして、これらの間を固着することによって、図1に示すような砲弾型LED搭載基板を製造した。
(実施例2)
リード端子3と金属体5との間、リード端子3とランド回路13との間、金属体5とランド回路13との間を導電性ペースト(ダウコーニング社製「DA6524」)により固着するようにした以外は、実施例1と同様にして、図1に示すような砲弾型LED搭載基板を製造した。なお、導電性ペーストによる固着は、あらかじめ導電性ペーストを金属体5の貫通孔16及び回路基板2のスルーホール14に充填しておき、リード端子3を挿入した後に100℃×10分間で導電性ペーストを軟化溶融させ、毛細管現象により隙間にしみ込ませて、150℃×60分間で硬化させることによって行った。
(実施例3)
砲弾型LED1及び回路基板2としては、実施例1と同様のものを用いた。
また放熱部材4として、絶縁性を有する高熱伝導性シート6であるシリコーンシート(富士高分子工業(株)製「サーコンGR−Pm」、6W/mk)を用いた。あらかじめLED搭載面に設けられる高熱伝導性シート6には、リード端子3の外径と同一の内径を有する貫通孔17を設け、他方、LED非搭載面に設けられる高熱伝導性シート6には、リード端子3の外径と同一の内径を有する非貫通孔18を設けておいた。
そして、砲弾型LED1のリード端子3を、LED搭載面に設けられる高熱伝導性シート6の貫通孔17に挿入し、さらに回路基板2のスルーホール14に挿入した後、リード端子3とランド回路13との間を導電性ペーストにより固着した。
次に、LED非搭載面のランド回路13から突出した砲弾型LED1のリード端子3を、LED非搭載面に設けられる高熱伝導性シート6の非貫通孔18に挿入し、さらにこの高熱伝導性シート6に接触させて放熱フィン9を設けることによって、図2に示すような砲弾型LED搭載基板を製造した。ここで、放熱フィン9としては、アルミ板(厚さ1mm)で形成されたものを用い、この放熱フィン9は、回路基板2との間に高熱伝導性シート6を挟んで、ねじ(図示省略)により高熱伝導性シート6を200μm程度の厚さに圧縮し、回路基板2に固定して設けた。
(実施例4)
砲弾型LED1及び回路基板2としては、実施例1と同様のものを用いた。
また放熱部材4として、高熱伝導性ペースト7(ダウコーニング社製「EA−6247」)を用いた。
そして、砲弾型LED1が回路基板2に横たわって搭載されるようにリード端子3を折り曲げ、このリード端子3を回路基板2のスルーホール14に挿入した後、リード端子3とランド回路13との間を導電性ペーストにより固着した。横たわった砲弾型LED1のパッケージ12と対向するように、回路基板2にはあらかじめ大きめのランド回路13を形成しておいた。
そして、砲弾型LED1と回路基板2との間に高熱伝導性ペースト7を流し込んで充填し、これを150℃×30分間で硬化させることによって、図3に示すような砲弾型LED搭載基板を製造した。
(実施例5)
砲弾型LED1及び回路基板2としては、実施例1と同様のものを用いた。
また放熱部材4として、高熱伝導性ペースト7(ダウコーニング社製「EA−6247」)及び市販されているコイル状の金属製バネ材8を用いた。このうち金属製バネ材8は、リード端子3の外径と同一の内径を有している。
そして、砲弾型LED1のリード端子3を金属製バネ材8に挿入し、さらに回路基板2のスルーホール14に挿入した後、金属製バネ材8を砲弾型LED1と回路基板2とで圧縮させた状態で、リード端子3とランド回路13との間を導電性ペーストにより固着した。
そして、砲弾型LED1と回路基板2との間に高熱伝導性ペースト7を流し込んで充填し、これを150℃×30分間で硬化させることによって、図4に示すような砲弾型LED搭載基板を製造した。
(実施例6)
砲弾型LED1として、実施例1と同様のものを用いた。
また回路基板2として、金属基板10を用いた。この金属基板10は、アルミ板(厚さ1.5mm)の表面に絶縁層20(厚さ100μm)を設けて形成されている。さらにこの絶縁層20には銅箔によりランド回路13(厚さ35μm)が形成されている。
また放熱部材4として、高熱伝導性ペースト7(ダウコーニング社製「EA−6247」)を用いた。
そして、砲弾型LED1が回路基板2に横たわって搭載されるようにリード端子3を折り曲げ、このリード端子3を回路基板2のランド回路13に導電性ペーストにより固着した。このとき、横たわった砲弾型LED1のパッケージ12と対向するように、絶縁層20にはあらかじめ大きめのランド回路13(1mm×10mm)を形成しておいた。
そして、砲弾型LED1と回路基板2との間に高熱伝導性ペースト7を流し込んで充填し、これを150℃×30分間で硬化させることによって、図5に示すような砲弾型LED搭載基板を製造した。
(比較例)
金属体5を用いないようにした以外は、実施例1と同様にして、砲弾型LED搭載基板を製造した。
そして、実施例1〜6及び比較例の砲弾型LED搭載基板について、砲弾型LED1を点灯させ、点灯時から1分経過後の砲弾型LED1の温度をサーモグラフィーで測定した。その結果を下記[表1]に示す。
Figure 2010129915
上記[表1]にみられるように、実施例1〜6の砲弾型LED1の温度はいずれも比較例の砲弾型LED1の温度よりも低温であるため、実施例1〜6の砲弾型LED搭載基板の方が比較例の砲弾型LED搭載基板よりも放熱性に優れていることが確認された。
本発明の実施の形態の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態の他の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態の他の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態の他の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態の他の一例を示す断面図である。
符号の説明
1 砲弾型LED
2 回路基板
3 リード端子
4 放熱部材
5 金属体
6 高熱伝導性シート
7 高熱伝導性ペースト
8 金属製バネ材
9 放熱フィン
10 金属基板

Claims (6)

  1. 砲弾型LEDを回路基板に搭載して形成された砲弾型LED搭載基板において、砲弾型LEDのリード端子と接触する放熱部材が、砲弾型LEDと回路基板との間、回路基板において砲弾型LEDが搭載された面とは反対側の面のうち少なくともいずれかに設けられていることを特徴とする砲弾型LED搭載基板。
  2. 放熱部材として、金属体、高熱伝導性シート、高熱伝導性ペースト、金属製バネ材から選ばれるものが用いられていることを特徴とする請求項1に記載の砲弾型LED搭載基板。
  3. 白色の放熱部材が、砲弾型LEDと回路基板との間に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の砲弾型LED搭載基板。
  4. 放熱部材に接触させて放熱フィンが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の砲弾型LED搭載基板。
  5. 砲弾型LEDが回路基板に横たわって搭載されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の砲弾型LED搭載基板。
  6. 回路基板として、金属基板が用いられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の砲弾型LED搭載基板。
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