JP2010129340A - 間接活線作業用連結具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 絶縁ヤットコ等の把持手段を用いて確実に把持することができ、把持した状態での間接活線作業の作業性を向上させることができる間接活線作業用連結具を提供することを課題とする。
【解決手段】 架設された幹線及び該幹線から電路を分岐する分岐線を連結可能に構成された連結具本体と、該連結具本体から延出するように形成された延出部と、前記連結具本体を挟み込むように連結具本体の離間した位置に取り付けられた一対のバネ部材とを備える間接活線作業用連結具において、前記延出部を把持すべく一対の先端部が接離自在に構成された把持手段の一対の先端部のうち少なくとも一方の先端部を挿入可能に形成された挿入孔が前記一対のバネ部材の間に位置するように前記延出部に備えられることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、架設された幹線と該幹線から電路を分岐する分岐線とを連結する間接活線作業用連結具に関し、特に、把持手段を用いて把持可能な間接活線作業用連結具に関する。
従来から、鉄塔や電柱に架設された幹線(例えば、高圧配電線等)に分岐線(例えば、引下線等)を連結して電気的に電路を分岐し、高圧カットアウトや変圧器等を介して一般家庭等への電力の供給が行なわれている。この際、幹線と分岐線との連結には、専用の連結具が用いられている。該連結具は、幹線と分岐線とを連結可能に構成された連結具本体と、該連結具本体から延出する延出部とから構成されるものであり、連結具本体に備えられた締付部材(例えば、ボルト部材)を締め込むことで幹線及び分岐線を連結具に接続可能に構成されている(特許文献1参照)。また、該連結具は、架設された幹線及び分岐線に対して取り付け取り外しされる際には、間接活線作業用工具(絶縁やっとこ等の把持手段)を用いて延出部を把持した状態で作業が行われている。
特開2002−56942号公報
しかしながら、上記のような連結具は、一般的に全体が金属製の素材を用いて形成されており、また、絶縁ヤットコ等の把持工具も対象物を把持する先端部は、一般的に金属製の素材を用いて形成されているため、把持工具を用いて延出部を把持した際に滑りやすく、把持した状態を維持することが困難となっている。特に、連結具に対して幹線及び分岐線を取り付け取り外しする際には、連結具を把持した状態で連結具を移動させたり、連結具を幹線に押し付けたりする場合があり、また、連結具を把持した状態で間接活線作業用ラチェット等で締付部材(ボルト部材)を回転させたりする場合もあるため、把持工具から連結具が容易に脱落してしまうことがある。このため、連結具を把持手段を用いて把持した状態での作業性が悪く、さらに、連結具が脱落した際には他の配電設備等に接触するなどの危険性がある。
そこで、本発明は、絶縁ヤットコ等の把持手段を用いて確実に延出部を把持することができ、把持した状態での間接活線作業の作業性を向上させることができる間接活線作業用連結具を提供することを課題とする。
本発明にかかる間接活線作業用連結具は、架設された幹線及び該幹線から電路を分岐する分岐線を連結可能に構成された連結具本体と、該連結具本体から延出するように形成された延出部と、前記連結具本体を挟み込むように連結具本体の離間した位置に取り付けられた一対のバネ部材とを備える間接活線作業用連結具において、前記延出部を把持すべく一対の先端部が接離自在に構成された把持手段の一対の先端部のうち少なくとも一方の先端部を挿入可能に形成された挿入孔が前記一対のバネ部材の間に位置するように前記延出部に備えられることを特徴とする。
かかる構成の間接活線作業用連結具によれば、前記把持手段の少なくとも一方の先端部を挿入可能に構成された挿入孔が一対のバネ部材の間に位置するように前記延出部に備えられることで、把持手段を用いて延出部を把持した際に確実に延出部を把持することができる。
具体的には、把持手段の少なくとも一方の先端部を挿入孔に挿入して把持手段の一対の先端部を閉じることで、把持手段の少なくとも一方の先端部が挿入孔と掛合した状態となる。このため、把持手段の一対の先端部を閉じた状態に維持することで、延出部を把持した状態を容易に維持することができる。これにより、把持手段を用いて延出部を挟み込むように把持した場合のように、把持手段が延出部から滑ってしまうことがなく、また、より少ない力で安定して把持することができる。
また、本発明にかかる間接活線作業用連結具は、前記挿入孔が一対のバネ部材よりも延出部の延出方向側に位置するように形成されることが好ましい。
かかる構成の間接活線作業用連結具によれば、挿入孔がバネ部材よりも延出部の延出方向側に位置するように形成されることで、挿入孔に把持手段の先端部を挿入する際に、バネ部材が障害となることを抑制することができる。
具体的には、例えば、挿入孔の全体が一対のバネ部材の間に位置している場合には、把持手段の一対の先端部を挿入孔に接近させ、挿入する際に、把持手段を接近させる方向によっては把持手段の先端部がバネ部材と干渉してしまい、確実に把持することが困難となる場合がある。特に、架設された幹線及び分岐線に連結具が取り付けられている状態では、他の配電設備等の位置などによって、把持手段を接近させる方向が制限されてしまう場合があり、把持手段を挿入孔に接近させた際にバネ部材が障害となって挿入孔に把持手段の先端部を挿入することが困難となる場合がある。しかしながら、挿入孔がバネ部材よりも延出部の延出方向側に位置することで、様々な方向から把持手段を挿入孔に接近させることが可能となり、バネ部材の影響を受けることなく容易に把持することができる。
また、本発明にかかる間接活線作業用連結具は、前記一対のバネ部材をそれぞれ挿通可能に形成され、前記延出部の離間した位置に設けられた一対のバネ部材挿通孔の間に前記挿入孔を備え、該バネ部材挿通孔に挿通されたバネ部材が挿入孔に対して接離自在に構成されることが好ましい。
かかる構成の間接活線作業用連結具によれば、バネ部材挿通孔に挿通されたバネ部材が挿入孔に対して接離自在であることで、挿入孔に把持手段の先端部を接近させた際に、バネ部材が把持手段の先端部と干渉することを抑制することができる。具体的には、把持手段の先端部を挿入孔に接近させる際に、バネ部材挿通孔の内側においてバネ部材を挿入孔から離間させることで、把持手段の一方の先端部を挿入孔に挿入する際にバネ部材と把持手段の先端部とが干渉することなく容易に延出部を把持することができる。
以上のように、本発明によれば、絶縁ヤットコ等の把持手段を用いて確実に延出部を把持することができ、把持した状態での間接活線作業の作業性を向上させることができる。
<第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態について図1〜3を参照しながら説明する。
本実施形態にかかる間接活線作業用連結具1(以下、連結具1と記す)は、架設された幹線Caと該幹線Caから電路を分岐する分岐線Cbとを連結する際に使用するものである。具体的には、図1に示すように、幹線Caと分岐線Cbとの一部の被覆が剥がされて導線が露出した部分(以下、導線部)が連結具1に接続されることで幹線Caと分岐線Cbとを電気的に連結するように構成されている。一般的には、幹線Caの導線部は、幹線Caの所定箇所に設けられ、一方、分岐線Cbの導線部は、分岐線Cbの一端部に設けられている。また、連結具1は、一対の先端部が接離自在に構成された把持手段Iを用いて把持可能に構成され、把持された状態で幹線Ca及び分岐線Cbに取り付け取り外しが可能となっている。
前記連結具1は、幹線Ca及び分岐線Cbを連結可能に構成された連結具本体2と、該連結具本体2から延出するように形成された延出部3と、前記連結具本体2を挟み込むように連結具本体2の離間した位置に取り付けられた一対のバネ部材4とを備えている。
前記連結具本体2は、幹線Caの導線部と分岐線Cbの導線部を挟み込むように構成されている。具体的には、連結具本体2は、対向して配置される一対の挟込部材2a,2bと該挟込部材2a,2bに挿通された状態で連結具本体2を挿通方向から締め付ける締付部材2cとを備えている。そして、挟込部材2a,2bの間に幹線Ca及び分岐線Cbの導線部を挟み込むことで幹線Ca及び分岐線Cbが連結具本体2に接続されるように構成されている。より詳しくは、連結具本体2は、幹線Caの導線部を接続する幹線接続部21と分岐線Cbの導線部を接続する分岐線接続部22とを備えている。
幹線接続部21は、連結具本体2の一端側(幹線Ca及び分岐線Cbが連結具本体2に接続された状態における上端側)に設けられている。具体的には、幹線接続部21は、挟込部材2a,2bの一端側を横断するように形成された一対の幹線接続溝21a,21bから構成されている。該幹線接続溝21a,21bは、その間に幹線Caの導線部を挟み込むことができるように形成されている。
また、分岐線接続部22は、連結具本体2の他端側(幹線Ca及び分岐線Cbが連結具本体2に接続された状態における下端側)に設けられている。具体的には、分岐線接続部22は、前記幹線接続溝21a,21bに沿って挟込部材2a,2bの他端側を横断するように形成された一対の分岐線接続溝22a,22bから構成されている。該分岐線接続溝22a,22bは、その間に分岐線Cbの導線部を挟み込むことができるように形成されている。
なお、以下では、挟込部材2a,2bが対峙する側に向かう方向を内方といい、内方に対向する方向を外方という。また、幹線接続部21と分岐線接続部22との中間から見て、幹線接続部21が形成される側を上、分岐線接続部22が形成される側を下とする。
また、連結具本体2は、上端部に幹線接続部21に沿って形成された幹線差込溝23を備えている。該幹線差込溝23は、幹線接続部21に連なるように形成されている。具体的には、幹線差込溝23は、挟込部材2a,2bのそれぞれの上端部の一部が内方に向かってテーパー状に形成されたテーパー部23a,23bから構成され、該テーパー部23a,23bは、幹線接続溝21a,21bに連なるように形成されている。
また、連結具本体2は、前記バネ部材4が取り付けられた状態において、その上端側が開閉可能に構成されている。具体的には、連結具本体2は、挟込部材2a,2bが分岐線接続部22を軸に上端側が開閉可能に構成されている。
また、連結具本体2は、幅方向(幹線接続溝21a,21b及び分岐線接続溝22a,22bの伸びる方向)の両端部に前記バネ部材4を取り付け可能に構成された一対のバネ部材取付孔41a,41bを備えている。該バネ部材取付孔41a,41bは、円形状に形成され、バネ部材4の両端部を差し込み可能に形成されている。即ち、前記一対のバネ部材4は、連結具本体2に幹線Ca及び分岐線Cbが接続された状態において、幹線Ca及び分岐線Cbの軸方向に間隔をおいて連結具本体2に取り付けられている。
また、連結具本体2は、略立方体状に形成されている。具体的には、連結具本体2は、一対の挟込部材2a,2bが正面視略四角形状の板部材から形成されると共に、その四角形状に形成された面同士が対峙するように配置されることで、全体として略立方体状に形成されている。また、連結具本体2は、導電性の素材(例えば、鉄等の金属製の素材)を用いて構成されている。
前記締付部材2cは、連結具本体2の略中央部を挿通するように備えられている。具体的には、締付部材2cは、ボルト部材21cと座金部材22c(本実施形態においては、平座金及びバネ座金)とから構成されている。ボルト部材21cは、その一端部にボルト頭部が形成され、該ボルト頭部から他端側に伸びるボルト軸が連結具本体2を挿通する
ように構成されている。
また、ボルト部材21c(詳しくは、ボルト軸)は、連結具本体2に螺合するように構成されている。具体的には、ボルト部材21cは、挟込部材2bを貫通すると共に挟込部材2aに螺合するように構成されている。これにより、挟込部材2bは、挟込部材2aに対して可動するように構成されている。具体的には、挟込部材2bは、締付部材2cが緩んだ状態において、分岐線接続部22を軸に挟込部材2aに対して揺動可能に構成されている。また、座金部材22cは、ボルト部材21cが連結具本体2に挿通された状態において、ボルト頭部と連結具本体2との間に配置されている。以上のような構成により、ボルト部材21cを締めこむことで挟込部材2bが挟込部材2a側に付勢され、連結具本体2を締付部材2cの挿通方向から締め付け可能となっている。
前記延出部3は、前記把持手段Iを用いて把持可能に構成されている。具体的には、延出部3は、連結具本体2の下端部(幹線Ca及び分岐線Cbが連結具本体2に接続された状態における下端部)から下方に向かって延出するように形成されている。具体的には、延出部3は、挟込部材2aと一体的に形成され、挟込部材2aの下端部から下方に向かって延出するように形成されている。また、延出部3は、板状に形成されている。具体的には、延出部3は、締付部材2cの挿通方向に直行する方向に、より詳しくは、連結具本体2の幅方向に沿って板状に形成されたものである。また、延出部3は、連結具本体2の幅と略等しい幅で形成されている。
また、延出部3は、バネ部材4を挿通可能に形成された一対のバネ部材挿通孔42を備えている。該一対のバネ部材挿通孔42は、連結具本体2に幹線Ca及び分岐線Cbが接続された状態において、幹線Ca及び分岐線Cbの軸方向に間隔をおいて形成されている。具体的には、一対のバネ部材挿通孔42は、延出部3の幅方向の両端部に備えられている。また、一対のバネ部材挿通孔42の間には前記挿入孔5が形成されている。
バネ部材挿通孔42は、挿通されたバネ部材4が挿入孔5に対して接離自在となるように構成されている。具体的には、バネ部材挿通孔42は、挿通されたバネ部材4がバネ部材挿通孔42の内側で前記バネ部材取付孔41a,41bを中心に揺動可能となるような大きさで形成されている。また、延出部3の下端部には、凹凸が設けられ、延出部3を把持した際に滑り難いように構成されている。また、延出部3は、前記締付部材2cの挿通方向に直行する方向に対して所定の角度をなすように形成されている。具体的には、延出部3は、その先端部がボルト部材21cのボルト頭部から離れるように締付部材2cの挿通方向に直行する方向に対して所定の角度で形成されている。
また、延出部3には、前記把持手段Iの一対の先端部のうち少なくとも一方の先端部を挿入可能に構成された挿入孔5が形成されている。該挿入孔5は、一対のバネ部材4の間に位置するように形成されている。具体的には、挿入孔5は、延出部3の略中央部に形成されている。また、挿入孔5は、締付部材2cの挿通方向に沿って、即ち、延出部3の延出方向に略直行する方向に延出部3を貫通するように形成されている。また、挿入孔5は、バネ部材4よりも延出部3の延出方向側(下方側)に位置するように形成されている。具体的には、挿入孔5は、一対のバネ部材4よりも下方に略全体が位置するように形成されている。また、挿入孔5は、略四角形状に形成されている。
前記一対のバネ部材4は、連結具本体2に取り付けられた状態で連結具本体2を内側に向かって付勢するように構成されている。具体的には、バネ部材4は、剛性を有する素材(例えば、金属製の棒部材)の両端部が対峙するように湾曲され、リング状に形成されたものである。また、バネ部材4は、連結具本体2に取り付けられる際に、両端部の間隔が広げられた状態で連結具本体2を挟み込むようにバネ部材取付孔41a,41bに差し込まれている。これにより、バネ部材4には、挟込部材2a,2bを内側に向かって付勢する応力が生じ、挟込部材2a,2bを対峙した状態で維持することが可能となっている。また、バネ部材4は、連結具本体2に取り付けられた状態において、挿入孔5よりも上方(連結具本体2側)に位置するように取り付けられている。
次に本実施形態にかかる連結具1を使用する際の手順について説明する。
連結具1に幹線Ca及び分岐線Cbを接続する際の手順としては、図2に示すように、まず初めに、ボルト部材21cを緩めた状態にし、分岐線Cbの導線部を分岐線接続部22(分岐線接続溝22a,22bの間)に挿通し、連結具本体2から突出した先端部を屈曲させる。この状態において連結具本体2はバネ部材4の作用によって内側に付勢されており、また、分岐線Cbの先端部が屈曲されているため、ボルト部材21cが緩んだ状態であっても分岐線Cbが連結具本体2から抜け落ちることが防止されている。次に、挿入孔5に把持手段Iの一方の先端部を挿入し、把持手段Iの一対の先端部を閉じることで延出部3を把持する。なお、把持手段Iとしては、間接活線作業用ヤットコを用いることができる。具体的には、一対の先端部が閉じた状態において、把持手段Iの一方の先端部が他方の先端部に形成された切欠きの間に位置するように構成された間接活線作業用ヤットコを用いることができる。このような把持手段Iを用いることで、延出部3を把持した状態で、把持手段Iの他方の先端部は、延出部3に沿って延出部3に当接し、他方の先端部に形成された切欠きに一方の先端部が位置することとなる。これにより、把持手段Iの一方の先端部と挿入孔5とが掛合した状態となり、連結具1は、把持手段Iによって確実に把持された状態で維持される。
そして、把持手段Iを操作して、架設された幹線Caの導線部に幹線差込溝23を押し当てる。これにより、幹線接続溝21a,21bの間隔を分岐線接続部22を軸に押し広げて幹線接続溝21a,21bの間に幹線Caの導線部を配置する。そして、図3に示すように、ボルト部材21cに間接活線作業用ラチェットIIを連結し、ボルト部材21cを回転させて締めこむことで、幹線Caの導線部は、幹線接続溝21a,21bに挟み込まれた状態で固定され、また、分岐線Cbの導線部は、分岐線接続溝22a,22bに挟み込まれた状態で固定される。これにより、幹線Ca及び分岐線Cbは、連結具1に接続され、幹線Caの電路が分岐線Cbによって分岐された状態となる。この際、延出部3の先端部がボルト頭部から離間するように延出部3が所定の角度で連結具本体2に備えられているため、延出部3を把持手段Iで把持した際に、間接活線作業用ラチェットIIの可動範囲から把持手段Iを退避させることができ、間接活線作業用ラチェットIIと把持手段Iとが干渉することを防止することが可能となっている。
一方、幹線Caと分岐線Cbとの連結を切断する際には、幹線Ca及び分岐線Cbが接続された連結具1の挿入孔5に把持手段Iの一方の先端部を挿入した状態で延出部3を把持し、ボルト部材21cに間接活線作業用ラチェットIIを連結して回転させてボルト部材21cを緩める。そして、幹線Caの導線部に交差する方向に連結具1を引っ張ることで、幹線接続部21から幹線Caの導線部を引き抜き、幹線Caと分岐線Cbとの連結を切断する。
以上のように、第一実施形態にかかる間接活線作業用連結具1によれば、絶縁ヤットコ等の把持手段を用いて延出部3を確実に把持することができ、把持した状態での間接活線作業の作業性を向上させることができる。
即ち、前記連結具1は、把持手段Iの少なくとも一方の先端部を挿入可能に構成された挿入孔5を一対のバネ部材4の間に位置するように前記延出部3に備えていることで、把持手段Iの少なくとも一方の先端部を挿入孔5に挿入した状態で延出部3を把持した際に、把持手段Iの少なくとも一方の先端部が挿入孔5と掛合した状態となり、把持手段Iの一対の先端部を閉じた状態に維持することで、延出部3を把持した状態を容易に維持することができる。このため、把持手段Iを用いて延出部3を挟み込むように把持した場合のように、把持手段Iが延出部3から滑ってしまうことがなく、また、より少ない力で安定して把持することができる。
また、前記連結具1は、挿入孔5がバネ部材4よりも延出部3の延出方向側(下方側)に位置するように形成されることで、挿入孔5に把持手段Iの先端部を挿入する際に、バネ部材4が障害となることを抑制することができ、様々な方向から把持手段Iを挿入孔5に接近させることが可能となり、容易に延出部3を把持することができる。
また前記連結具1は、バネ部材挿通孔42に挿通されたバネ部材4が挿入孔5に対して接離自在であることで、挿入孔5に把持手段Iの先端部を接近させた際に、バネ部材4が把持手段Iの先端部と干渉することを抑制することができる。具体的には、把持手段Iの先端部を挿入孔5に接近させる際に、バネ部材挿通孔42の内側においてバネ部材4を挿入孔5から離間させることが可能となり、挿入孔5に把持手段Iの一方の先端部を挿入する際にバネ部材4と把持手段Iの先端部とが干渉することを抑制することができる。このため、把持手段Iの一方の先端部を容易に挿入孔5に挿入し、把持することができる。
<第二実施形態>
次に本発明の第二実施形態ついて、図4を用いて説明する。第二実施形態に係る連結具1は、第一実施形態と共通する構成を有するが、主に延出部3の構成と挿入孔5の構成が異なるものである。従って、以下では第一実施形態と異なる点を中心に説明し、同一の構成に対しては同一の符号を付すこととして説明を省略する。
第二実施形態にかかる延出部30は、下端側が円弧状に形成されている。また、挿入孔50は、略円形状に形成されている。具体的には、延出部30は、その下端側が挿入孔50の中心から一定距離となるように円弧状に形成されている。また、挿入孔50は、把持手段Iの一方の先端部を挿入可能な大きさの略円形状に形成されている。
以上のように構成されることで、連結具1を様々な方向から把持することができる。具体的には、挿入孔50が略円形状であるため、把持手段Iの一方の先端部を挿入孔50に挿入する際に様々な方向(具体的には、延出部30に沿った様々な方向)から挿入することができ、作業環境に応じて把持することができる。例えば、挿入孔5の垂直方向下方以外の方向からも挿入孔50に把持手段の一方の先端部を挿入することが可能となるため、挿入孔50と作業者との位置関係に影響されることなく、確実に延出部3を把持することができる。また、延出部30の下端部が円弧状に形成されていることで、延出部3を把持する際の方向が変わったとしても、延出部30と把持手段Iの他方の先端部との当接する面積が等しくなり、どの方向から延出部3を把持した場合であっても、安定して把持することができる。
<第三実施形態>
次に本発明の第三実施形態ついて、図5を用いて説明する。第三実施形態に係る連結具1は、第二実施形態と共通する構成を有するが、主に挿入孔50の構成が異なるものである。従って、以下では第二実施形態と異なる点を中心に説明し、同一の構成に対しては同一の符号を付すこととして説明を省略する。
第三実施形態にかかる挿入孔51は、把持手段Iの一方の先端部が挿入された状態において、連結具1が挿入孔51を中心に回転するのを防止するように構成されている。具体的には、挿入孔51の内周には、挿入孔51に挿入された把持手段Iの一方の先端部の角部に当接する複数の突起51’が形成されている。これにより、挿入孔51の内側で把持手段Iの一方の先端部が回転するのを防止することができる。即ち、延出部3を把持した状態で連結具1が挿入孔51を中心に回転するのを防止することができ、安定して連結具1を把持することができる。このため、幹線Ca及び分岐線Cbを連結具1に取り付け取り外しする際の作業性を向上させることができる。
<第四実施形態>
次に本発明の第四実施形態ついて、図6を用いて説明する。第四実施形態に係る連結具1は、第一実施形態と共通する構成を有するが、主に挿入孔5の構成が異なるものである。従って、以下では第一実施形態と異なる点を中心に説明し、同一の構成に対しては同一の符号を付すこととして説明を省略する。
第四実施形態にかかる挿入孔52は、把持手段Iの一方の先端部が挿入される方向に向かって断面積が小さくなるように形成されている。具体的には、把持手段Iの一方の先端部が挿入孔52に挿入されて延出部3から突出した状態において、把持手段Iの一方の先端部の外周に挿入孔52の内周が接触するように構成されている。即ち、挿入孔52は、把持手段Iの一方の先端部を挿入する側の開口よりも、突出する側の開口の方が狭くなるように形成されている。このように構成されることで、挿入孔52に挿入された把持手段Iの一方の先端部の動きが制限されるため、把持手段Iの一方の先端部が挿入孔52に挿入された状態で把持手段Iの一方の先端部に沿って連結具1が意図せずに移動してしまうことを防止することができる。
なお、本発明に係る間接活線作業用連結具は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記第1〜4実施形態では、挿入孔に把持手段Iの一方の先端部が挿入されているが、これに限定されるものではなく、把持手段Iの一対の先端部の両方が挿入孔に挿入可能となるように挿入孔を構成してもよい。
また、上記第二実施形態では、挿入孔50が円形状に形成されているがこれに限定されるものではなく、下方側が円弧状に形成された半円状の挿入孔であってもよい。
第一実施形態にかかる間接活線作業用連結具を示した図であって、(a)は側面図、(b)は正面図。 第一実施形態にかかる間接活線作業用連結具が把持手段に把持された状態を示した図であって、(a)は側面図、(b)は正面図。 第一実施形態にかかる間接活線作業用連結具が把持手段に把持された状態であって、ボルト部材に間接活線作業用ラチェットが連結された状態を示す側面図。 第二実施形態にかかる間接活線作業用連結具を示した図であって、(a)は幹線及び分岐線に取り付けられた状態を示す正面図、(b)は(a)の連結具を把持手段で把持した状態を示す正面図。 第三実施形態にかかる間接活線作業用連結具を示した図であって、(a)は幹線及び分岐線に取り付けられた状態を示す正面図、(b)は(a)の連結具を把持手段で把持した状態を示す正面図。 第四実施形態にかかる間接活線作業用連結具を示した図であって、(a)は幹線及び分岐線に取り付けられた状態を示す正面図、(b)は(a)の連結具を把持手段で把持した状態を示す正面図。
符号の説明
1…間接活線作業用連結具、2…連結具本体、2a,2b…挟込部材、2c…締付部材、3…延出部、4…バネ部材、5 挿入孔、21…幹線接続部、21a,21b…幹線接続溝、21c…ボルト部材、22…分岐線接続部、22a,22b…分岐線接続溝、22c…座金部材、23…幹線差込溝、23a,23b…テーパー部、30…延出部、41a,41b…バネ部材取付孔、42…バネ部材挿通孔、50…挿入孔、51…挿入孔、52…挿入孔、Ca…幹線、Cb…分岐線、I…把持手段、II…間接活線作業用ラチェット

Claims (3)

  1. 架設された幹線及び該幹線から電路を分岐する分岐線を連結可能に構成された連結具本体と、該連結具本体から延出するように形成された延出部と、前記連結具本体を挟み込むように連結具本体の離間した位置に取り付けられた一対のバネ部材とを備える間接活線作業用連結具において、前記延出部を把持すべく一対の先端部が接離自在に構成された把持手段の一対の先端部のうち少なくとも一方の先端部を挿入可能に形成された挿入孔が前記一対のバネ部材の間に位置するように前記延出部に備えられることを特徴とする間接活線作業用連結具。
  2. 前記挿入孔は、一対のバネ部材よりも延出部の延出方向側に位置するように形成されることを特徴とする請求項1に記載の間接活線作業用連結具。
  3. 前記一対のバネ部材をそれぞれ挿通可能に形成され、前記延出部の離間した位置に設けられた一対のバネ部材挿通孔の間に前記挿入孔を備え、該バネ部材挿通孔に挿通されたバネ部材が挿入孔に対して接離自在に構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の間接活線作業用連結具。
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