JP5247372B2 - 間接活線作業用工具及び間接活線作業用先端工具 - Google Patents

間接活線作業用工具及び間接活線作業用先端工具 Download PDF

Info

Publication number
JP5247372B2
JP5247372B2 JP2008296518A JP2008296518A JP5247372B2 JP 5247372 B2 JP5247372 B2 JP 5247372B2 JP 2008296518 A JP2008296518 A JP 2008296518A JP 2008296518 A JP2008296518 A JP 2008296518A JP 5247372 B2 JP5247372 B2 JP 5247372B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
main body
tool
connector main
indirect hot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008296518A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010124622A (ja
Inventor
貴英 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2008296518A priority Critical patent/JP5247372B2/ja
Publication of JP2010124622A publication Critical patent/JP2010124622A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5247372B2 publication Critical patent/JP5247372B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Cable Installation (AREA)

Description

本発明は、架設された幹線と該幹線から電路を分岐する分岐線とを連結する連結具を対象に、該連結具を保持する間接活線作業用工具及び間接活線作業用先端工具に関する。
従来から、鉄塔や電柱に架設された幹線(例えば、高圧配電線等)に分岐線(例えば、引下線等)を連結して電気的に電路を分岐し、高圧カットアウトや変圧器等を介して一般家庭等への電力の供給が行なわれている。この際、幹線と分岐線との連結には、専用の連結具が用いられている。該連結具は、幹線と分岐線とを連結可能に構成された連結具本体と、該連結具本体に挿通されて連結具本体を挿通方向から締め付ける締付部材とを備えるものである。また、連結具は、幹線及び分岐線を連結した状態の下端部に環状のバネ部材が備えられている。
前記締付部材は、連結具本体に挿通された状態でその両端部が連結具本体から突出するように構成されている。例えば、締付部材としては、ボルト部材とナット部材とから構成されるものが備えられている。該ボルト部材は、連結具本体に挿通された状態で連結具本体から突出した一端部に頭部(以下、ボルト頭部と記す)が形成され、連結具本体から突出した他端部にはナット部材が螺合するように構成されている。そして、ナット部材を締め込むことで、締付部材の挿通方向から連結具本体が締め付けられ、幹線及び分岐線が連結具を介して連結されるように構成されている。
かかる連結具を架設された幹線及び分岐線に対して取り付け取り外しする際には、連結具を専用の間接活線作業用工具で保持した状態で作業が行なわれている。該間接活線作業用工具としては、連結具のバネ部材と連結して連結具を支持する連結具支持具が用いられている。該連結具支持具は、絶縁操作棒の先端に接続されて使用される間接活線作業用先端工具(以下、先端工具と記す)である。そして、連結具支持具は、バネ部材を挿入可能に構成された溝部を備え、該溝部にバネ部材が挿入された状態でバネ部材を固定可能に構成されたものである。
一方、連結具支持具を用いずとも、絶縁ヤットコ等の間接活線作業用把持工具(以下、把持工具と記す)を用いて把持可能に構成された連結具がある(特許文献1参照)。かかる連結具は、その一部に把持部を備えるものであり、該把持部を把持工具で把持することで、容易に連結具を保持することができるものである。
特開2002−56942号公報
しかしながら、上記の連結具支持具は、連結具の下端部に備えられたバネ部材と連結することで連結具を支持するため、連結具の下方付近から作業する必要がある。このため、作業者が連結具の下方付近に近づけない状況(例えば、他の配電設備等が設置されている状況等)では、連結具支持具と連結具とを接続することが困難となってしまう。また、連結具支持具は、バネ部材と連結されるため、安定して連結具を支持することができず、ナット部材を回転させた際の力によって連結具との連結が外れてしまうことがある。また、ナット部材を回転させた際の力等がバネ部材に直接加わることになるため、バネ部材自体が連結具本体から外れてしまうこともあり、作業性が大変悪いものとなっている。
また、通常、連結具は、分岐線と接続された状態で幹線に対して取り付け取り外しがされるため、分岐線の一端部に連結具が吊り下げられた状態となる場合がある。このような状態では、作業者に対してバネ部材の位置が定まらないため、連結具支持具と連結具との連結がより一層困難となってしまう。
一方、把持部を備える連結具は、把持工具によって把持部を確実に把持することができるため、作業者との位置関係に影響されることなく連結具を把持することが可能となり、確実に連結具を保持することができる。ところが、既に架設された幹線及び分岐線を連結している連結具には、把持部を備えていないものが多数あり、それらをすべて把持部を備えるものに取り替えることは、多大なコストと手間がかかってしまう。
そこで、本発明は、幹線と分岐線とを連結する連結具を安定して保持することができると共に、作業者との位置関係に影響されることなく連結具を確実に保持することができ、幹線と分岐線とを連結具に接続する作業や、取り外す作業を容易に行なうことができる間接活線作業用工具及び間接活線作業用先端工具を提供することを課題とする。
本発明にかかる間接活線作業用工具は、架設された幹線及び該幹線から分岐する分岐線を連結可能に構成された連結具本体と、該連結具本体から両端部が突出するように連結具本体に挿通され、連結具本体を挿通方向から締め付けることで幹線及び分岐線を連結具本体に固定して連結状態とする締付部材とを備える連結具を保持するための間接活線作業用工具であって、締付部材の両端部が突出する方向から連結具本体を挟持する一対の挟持部を備え、該一対の挟持部は、締付部材の両端部を支持する支持部を備えることを特徴とする。
かかる構成の間接活線作業用工具によれば、締付部材の両端部が突出する方向から本体を挟持する一対の挟持部が締付部材の両端部を支持する支持部を備えることで、挟持部が連結具本体を挟持した際に支持部が締付部材の両端部を支持して確実に連結具を保持することができる。
具体的には、一般的な連結具は、金属製の素材で形成されているため、滑り易く、安定して挟持することは困難であり、喩え、挟持できたとしても、相当の力が必要となる。しかしながら、一対の挟持部が連結具本体を挟持した際に、挟持部に備えられた支持部が連結具本体から突出した締付部材の両端部を支持するため、一対の挟持部の間に連結具本体を安定して挟持することができる。このため、少ない力でも連結具を確実に保持することが可能となる。また、締付部材の両端部が突出する方向から連結具本体を挟持することができる状況であれば、支持部が締付部材の両端部を支持することができるため、作業者との位置関係に影響されることなく連結具を確実に保持することができる。
また、本発明にかかる間接活線作業用工具は、前記支持部が締付部材の両端部のうち少なくとも一方の端部が締付部材の挿通方向を軸に回転するのを防止する回転防止手段を備えることが好ましい。
かかる構成の間接活線作業用工具によれば、前記支持部が締付部材の少なくとも一方の端部が締付部材の挿通方向を軸に回転するのを防止する回転防止手段を備えることで、幹線及び分岐線を連結具に対して取り付け取り外しをする際に、連結具を安定して保持することができる。
例えば、締付部材がボルト部材とナット部材とから構成され、締付部材の一端部に形成されたボルト頭部を支持する支持部が回転防止手段を備えている場合、締付部材の挿通方向を軸にボルト頭部が回転するのを回転防止手段が防止することで、ボルト部材の他端側に螺合されたナット部材を回転させた際に、ボルト部材がナット部材と共に回転してしまうことを防ぐことができる。また、ボルト部材が連結具本体と係合している場合や、ナット部材の締め付けが強い場合であっても、ナット部材を回転させた際に連結具自体が締付部材(即ち、ボルト部材)を軸に回転してしまうことを防ぐことができる。このため、幹線及び分岐線が連結具に接続された状態において、ナット部材を回転させる力が幹線や分岐線に加わることがなく、幹線や分岐線の損傷を防ぐことができる。また、ボルト部材の回転が防止されるため、ナット部材を回転させる力をナット部材に効率的に伝えることができる。
また、本発明にかかる間接活線作業用工具は、前記一対の挟持部が連結具本体を挟持した状態において、一対の挟持部のうち少なくとも一方の挟持部が支持部よりも基端側で連結具本体側に屈曲するように構成されることが好ましい。
かかる構成の間接活線作業用工具によれば、一対の挟持部が連結具本体を挟持した状態で、少なくとも一方の挟持部が基端側で連結具本体側に屈曲するように構成されることで、幹線及び分岐線を連結具に接続する際に、他の間接活線作業用工具(例えば、間接活線作業用ラチェット等)と干渉することを防止することができる。
例えば、ボルト部材とナット部材とから構成された締付部材がボルト頭部とナット部材との間で連結具本体を締め付けるように構成される場合や、締付部材がボルト部材のみから構成されて連結具本体と螺合している場合には、幹線及び分岐線を連結具に接続するに際し、ボルト頭部やナット部材に間接活線作業用ラチェット等を連結して回転させることとなる。
このような場合、間接活線作業用ラチェット等の可動範囲に挟持部の基端側が位置していると、挟持部の基端側が間接活線作業用ラチェット等と干渉し、作業性が悪くなってしまうことがある。しかしながら、そのような場合であっても、連結具本体を挟持した状態において、一対の挟持部のうち少なくとも一方が支持部よりも基端側で連結具本体側に屈曲することで、連結具本体を挟持した際に、間接活線作業用ラチェット等の可動範囲から挟持部の基端側が退避した状態となり、間接活線作業用ラチェット等と挟持部とが干渉するのを防止することができる。
また、本発明にかかる間接活線作業用先端工具は、架設された幹線及び該幹線から分岐する分岐線を連結可能に構成された連結具本体と、該連結具本体から両端部が突出するように連結具本体に挿通され、連結具本体を挿通方向から締め付けることで幹線及び分岐線を連結具本体に固定して連結状態とする締付部材とを備える連結具を保持するための間接活線作業用先端工具であって、締付部材の両端部が突出する方向から連結具本体を挟持する一対の挟持部を備え、該一対の挟持部は、締付部材の両端部を支持する支持部と、間接活線作業用把持工具の先端部に取り付け可能に構成された取付部とを備えることを特徴とする。
かかる構成の間接活線作業用先端工具によれば、挟持部が間接活線作業用把持工具(以下、把持工具と記す)に取り付け可能に構成されることで、必要に応じて挟持部を把持工具に取り付けて用いることができ、幹線及び分岐線と連結具を接続する作業や、取り外す作業に把持工具を併用することができる。
具体的には、把持工具は、様々な間接活線作業に併用されるものであるが、その先端部は、一般的に金属製であるため、全体が金属製である連結具を把持工具を用いて把持しようとしても、滑ってしまい安定して把持することができない。このため、連結具を保持する他の間接活線作業用工具を用意する必要がある。しかしながら、一対の挟持部が間接活線作業用の把持工具に取り付け可能に構成されることで、幹線及び分岐線と連結具と接続する作業や、取り外す作業に把持工具を併用することができるため、作業に用いる工具を簡素化することができる。
以上のように、本発明によれば、幹線と分岐線とを連結する連結具を安定して保持することができると共に、作業者との位置関係に影響されることなく連結具を確実に保持することができ、幹線と分岐線とを連結具に接続する作業や、取り外す作業を容易に行なうことができる。
<第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態について図1〜4を参照しながら説明する。
まず初めに、本実施形態に係る間接活線作業用工具1は、架設された幹線Caと該幹線Caから電路を分岐する分岐線Cbとを連結する際に使用する連結具Aを対象とするものである。そこで、まず初めに、本実施形態が対象とする連結具Aについて説明する。
連結具Aは、図1に示すように、幹線Caと分岐線Cbとの一部の被覆が剥がされて導線が露出した部分(以下、導線部)が接続されることで幹線Caと分岐線Cbとを電気的に連結するように構成されている。一般的には、導線部は、幹線Caの所定箇所と分岐線Cbの一端部とに設けられている。
また、連結具Aは、幹線Caと分岐線Cbとを連結可能に構成された連結具本体A1と、該連結具本体A1に挿通された状態で連結具本体A1を挿通方向から締め付ける締付部材A2とを備えるものである。該締付部材A2は、連結具本体A1に挿通された状態で両端部が連結具本体A1から突出するように構成されている。
連結具本体A1は、幹線Caを接続する幹線接続部A11と、分岐線Cbを接続する分岐線接続部A12とを備えている。幹線接続部A11は、連結具本体A1の一端側(幹線Caと分岐線Cbとを連結した状態の上端側)に備えられている。具体的には、幹線接続部A11は、幹線Caを間に挟み込む一対の凹溝から構成され、該凹溝が連結具本体A1の一端縁に沿って横断するように形成されている。
また、連結具本体A1は、幹線接続部A11を構成する一対の凹溝をそれぞれ備える一対の部材から構成されている。具体的には、連結具本体A1は、対向して配置される一対の幹線挟込部材A11a,A11bから構成されている。該幹線挟込部材A11a,A11bは、対峙するそれぞれの面の一端部に前記一対の凹溝の一方が形成されている。なお、幹線挟込部材A11a,A11bの対峙する面を内面といい、内面に対向する面を外面という。
また、連結具本体A1は、正面視略四角形状に形成される。具体的には、連結具本体A1は、一対の幹線挟込部材A11a,A11bが正面視略四角形状に形成されると共に、その四角形状に形成された面同士を対峙させるように配置されることで、全体として正面視略四角形状に形成されている。また、連結具本体A1は、導電性の素材(例えば、鉄等の金属製の素材)を用いて構成されている。
また、連結具本体A1の他端部(幹線Caと分岐線Cbとを連結した状態の下端部)には、環状のバネ部材A13が備えられている。該バネ部材A13は、連結具本体A1の他端部に設けられたバネ部材取付部A14に取付けられている。具体的には、バネ部材A13は、一対の幹線挟込部材A11a,A11bの他端部に設けられたバネ部材取付部A14a,A14bに取り付けられ、一対の幹線挟込部材A11a,A11bの他端部を連結するように構成されている。
また、バネ部材取付部A14a,A14bは、バネ部材A13によって内面側に付勢されることで、一対の幹線挟込部材A11a,A11bの一端側が離間する方向に可動するように構成されている。具体的には、バネ部材取付部A14a,A14bは、締付部材A2が連結具本体A1を締め付けた状態から緩められることで、バネ部材A13の作用によって、幹線接続部A11を構成する一対の凹溝がバネ部材取付部A14を基点に離間する方向に可動するように構成されている。
また、分岐線接続部A12は、連結具本体A1の外面に備えられ、分岐線Cbを連結具本体A1の外面に接続するように構成されている。具体的には、分岐線接続部A12は、一対の幹線挟込部材A11a,A11bのうち少なくとも一方の外面に備えられている。本実施形態においては、分岐線接続部A12は、幹線挟込部材A11aの外面に備えられている。より詳しくは、分岐線接続部A12は、幹線挟込部材A11aの外面に形成された分岐線固定溝A12aと、分岐線Cbの導線部を幹線挟込部材A11a側に付勢して分岐線固定溝A12aに固定する分岐線固定部材A12bとから構成されている。
分岐線固定溝A12aは、幹線挟込部A11に平行して連結具本体A1を横断するように形成されている。一方、分岐線固定部材A12bは、一枚の板状に形成され、分岐線固定溝A12aが形成された幹線挟込部材A11aの外面に略平行するように備えられている。そして、締付部材A2によって連結具本体A1が締め付けられることで、分岐線Cbの導線部を幹線挟込部材A11a側に付勢して固定するように構成されている。
一方、締付部材A2は、連結具本体A1の略中央部を挿通するように備えられ、その両端部が連結具本体A1から突出するように構成されている。具体的には、締付部材A2は、ボルト部材A21とナット部材A22と座金部材A23(本実施形態においては、平座金及びバネ座金)とから構成されている。ボルト部材A21は、その一端部(連結具本体A1から突出する締付部材A2の一端部)にボルト頭部A21aが形成され、該ボルト頭部A21aから他端方向に伸びるボルト軸A21bを備えるものである。また、締付部材A2は、その他端側(連結具本体A1から突出するボルト部材A21の他端側)にナット部材A22及び座金部材A23が備えられている。また、ボルト頭部A21a及びナット部材A22は、それぞれが正面視多角形状(本実施形態においては、六角形状)に形成されている。
また、ボルト部材A21は、分岐線固定部材A12bと幹線挟込部材A11a,A11bとを挿通した状態で連結具本体A1に取付けられ、ボルト頭部A21a(ボルト部材A21の一端部)が分岐線固定部材A12b側に突出すると共に、ボルト軸A21bの他端部(ボルト部材A21の他端部)が幹線挟込部材A11b側に突出するように構成されている。また、連結具本体A1から突出したボルト部材A21の他端側には、ナット部材A22が螺合しており、ナット部材A22と連結具本体A1との間に座金部材A23が配置されている。
また、ボルト部材A21は、連結具本体A1と係合するように構成される。具体的には、ボルト部材A21は、ボルト軸A21bがボルト頭部A21aの近傍で連結具本体A1(本実施形態においては、幹線挟込部材A11a)と係合するように構成されている。これにより、ナット部材A22を締めたり緩めたりする際にボルト部材A21がナット部材A22と共に供回りしないように構成されている。
また、ボルト軸A21bは、連結具本体A1との係合部に分岐線Cbの導線部を挿通可能に構成された分岐線挿通孔(図示せず)を備えている。該分岐線挿通孔は、幹線Ca及び分岐線Cbが連結具Aに接続された状態において、分岐線固定部材A12bと幹線挟込部材A11aとの間に位置するように構成されている。
かかる構成の連結具Aは、ナット部材A22を回転させて緩めることで、幹線接続部A11を構成する一対の凹溝が離間し、且つ、分岐線固定部材A12bが幹線挟込部材A11aから離間するように構成されている。また、ナット部材A22を回転させて締め込むことで、幹線接続部A11を構成する一対の凹溝が対峙するように接近し、分岐線固定部材A12bが幹線挟込部材A11a側に付勢するように構成されている。
そして、連結具Aに幹線Ca及び分岐線Cbを接続する際には、まず初めに、ナット部材A22を緩めた状態にする。そして、分岐線Cbの導線部をボルト軸A21bに形成された幹線挿通孔に挿通させ、先端部を屈曲させる。これにより、ナット部材A22が緩んだ状態(つまりは、分岐線固定部材A12bが幹線挟込部材A11aから離間した状態)であってもボルト軸A21bから分岐線Cbが抜け落ちることが防止される。次に、幹線Caの導線部を幹線接続部A11を構成する一対の凹溝の間に配置する。そして、ナット部材A22を締め込むことで、幹線Caの導線部は、一対の凹溝に挟み込まれた状態となる。また、分岐線Cbの導線部は、分岐線固定部材A12bによって幹線挟込部材A11a側に付勢されて固定される。これにより、幹線Ca及び分岐線Cbは、連結具Aに接続された状態となる。
なお、幹線Ca及び分岐線Cbが接続された連結具Aは、幹線Ca及び分岐線Cbと連結具Aとの接続された部分を収容する連結具カバーによって保護されている。該連結具カバーは、締付部材A2が貫通する方向から連結具Aを挟み込むように連結具Aを収容可能に構成されている。具体的には、連結具カバーは、連結具Aを収容した状態で、ボルト頭部A21a側に位置するボルト側カバーと、ナット部材A22側に位置するナット側カバーとから構成されている。また、ボルト側カバーとナット側カバーとは、一端側(連結具Aを収容した状態の上端側)同士が一体的に連結され、他端側(連結具Aを収容した状態の下端側)同士が連結具Aを収容した際に対峙した状態で係合可能に構成されている。
次に本実施形態に係る間接活線作業用工具1の特徴的部分について説明する。間接活線作業用工具1は、間接活線作業用把持工具I(以下、把持工具Iと記す)に着脱可能に構成された間接活線作業用先端工具(以下、先端工具と記す)である。また、間接活線作業用工具1が連結される把持工具Iとしては、一対の先端部が接離可能に構成されたアーム部を供えるものが好ましく、例えば、絶縁ヤットコ等を用いることができる。
また、間接活線作業用工具1は、図2及び図3に示すように、連結具本体A1を挟持する挟持部11を備えるものである。該挟持部11は、連結具本体A1から突出した締付部材A2の両端部を支持する支持部12と、把持工具Iの先端部に取り付け可能に構成された取付部13とを備えるものである。また、挟持部11は、一端部(具体的には、先端部)に支持部12を備え、他端部(具体的には、基端部)に取付部13を備えている。
挟持部11は、締付部材A2の両端部が連結具本体A1から突出する方向から連結具本体A1を挟持するように構成されている。具体的には、挟持部11は、一対の挟持部11a,11bから構成され、挟持部11aが締付部材A2の一端側(ボルト頭部A21a側)から連結具本体A1に当接するように構成され、挟持部11bが締付部材A2の他端側(ナット部材A22側)から連結具本体A1に当接するように構成されている。
また、挟持部11は、支持部12よりも他端側(つまりは、挟持部11の基端側)が所定の方向に屈曲するように形成されている。具体的には、連結具本体A1を一対の挟持部11a,11bが挟持した状態において、一対の挟持部11a,11bのうち少なくとも一方が支持部12よりも他端側で連結具本体A1側に屈曲するように構成されている。より詳しくは、一対の挟持部11a,11bが連結具本体A1を挟持した状態において、挟持部11aの他端側は、連結具本体A1から離れる方向(外側方向)に屈曲し、また、挟持部11bの他端側は、連結具本体A1の方向(内側方向)に屈曲するように構成されている。これにより、挟持部11bの他端部は、連結具本体A1を挟持した状態において、連結具本体A1の略下方に位置することとなる。
また、一対の挟持部11a,11bは、それぞれ異なる角度で屈曲している。具体的には、挟持部11aは、挟持部11bが屈曲する角度よりも小さい角度で屈曲するように形成されている。より詳しくは、一対の挟持部11a,11bが連結具本体A1を挟持した際に、それぞれの一端側同士が略平行するように他端側が異なる角度で屈曲している。このため、架線に取り付けられた連結具Aの下方から離れた位置からの作業であっても、連結具本体A1を一対の挟持部11a,11bが平行な状態で挟持することができ、確実に連結具Aを保持することが可能となっている。
また、挟持部11は、連結具本体A1を挟持した状態において、バネ部材A13と干渉しないようにする干渉防止孔14を備えている。該干渉防止孔14は、挟持部11a,11bに備えられた干渉防止孔14a,14bから構成され、挟持部11a,11bが連結具本体A1を挟持した状態において、バネ部材A13の一部が挿入可能な位置に形成されている。
また、挟持部11は、絶縁性を有する板部材を用いて形成される。具体的には、挟持部11は、金属製の素材が長方形状に形成され、その長手方向の一端部に支持部12を備えると共に、他端部に取付部13が備えられている。また、挟持部11は、連結具本体A1を挟持した状態において、バネ部材A13よりも下方位置で屈曲するように形成されている。
また、挟持部11は、連結具カバーの取り外しを行なうカバー取外部15を備える。該カバー取外部15は、挟持部11の一端側の先端部に備えられる。具体的には、カバー取外部15は、挟持部11a,11bの先端部に形成されたカバー取外部15a,15bから構成され、挟持部11の先端部がテーパー状に形成されたものである。そして、連結具カバーが連結具Aを収容した状態において、ボルト側カバーとナット側カバーとの係合した他端部間に差込み可能に構成されている。これにより、ボルト側カバーとナット側カバーとの係合を容易に解くことができ、連結具カバーの取り外しを容易に行なうことが可能となっている。
支持部12は、挟持部11の一端部に設けられる。また、支持部12は、挟持部11を貫通するように形成された貫通孔121と、該貫通孔121の外周に沿って連続的に形成されたスペーサ部122とから構成されている。また、支持部12は、一対の挟持部11a,11bの一端部に備えられた支持部12a,12bから構成されている。そして、支持部12aは、連結具本体A1から突出した締付部材A2の一端部又は他端部のうち少なくとも一方を支持可能に構成されると共に、支持部12bは、連結具本体A1から突出した締付部材A2の一端部又は他端部のうち少なくとも他方を支持可能に構成されている。
また、貫通孔121は、挟持部11a,11bを貫通するように形成された貫通孔121a,121bとから構成され、それぞれが丸孔状に形成されている。具体的には、貫通孔121a,121bは、座金部材A23の外径よりも大きく形成されると共に、貫通孔121aがボルト頭部A21aを挿入可能に形成され、貫通孔121bがナット部材A22、ボルト軸A21bを挿入可能に形成されている。
また、スペーサ部122は、貫通孔121a,121bの外周に沿って一体的に形成されたスペーサ部122a,122bとから構成されている。具体的には、スペーサ部122a,122bは、座金部材A23の外周を包囲可能に形成されている。また、貫通孔121a,121bの厚みとスペーサ部122a,122bの厚みとの合計は、座金部材A23の厚みと略等しくなるように形成されている。具体的には、連結具本体A1を一対の挟持部11a,11bが挟持した状態において、座金部材A23の外周が貫通孔121b及びスペーサ部122bによって包囲されるように構成されている。より詳しくは、2〜10mm程度の厚みとなるように形成されることが好ましい。
また、支持部12は、締付部材A2の両端部を支持した状態において、連結具本体A1に対する締付部材A2の挿通方向を軸に少なくとも一方の端部が回転するのを防止する回転防止手段123を備える。該回転防止手段123は、締付部材A2の少なくとも一方の端部が締付部材A2の挿通方向を軸に回転するのを防止するように構成されている。具体的には、回転防止手段123は、支持部12を構成する貫通孔121の内周が締付部材A2の端部の形状に対応するように形成されている。本実施形態においては、回転防止手段123は、締付部材A2の一端部、即ち、ボルト頭部A21aを支持する支持部12aに備えられている。より詳しくは、貫通孔121aの内周には、正面視六角形状に形成されたボルト頭部A21aの複数の角部が嵌まり込む凹凸が周方向に連続的に形成されている。このため、様々な角度で貫通孔121aにボルト頭部A21aを挿入することができ、連結具Aを様々な角度から挟持することが可能となる。
また、取付部13は、一対の挟持部11a,11bの他端部に備えられた取付部13a,13bから構成されている。また、取付部13は、把持工具Iの先端部を挿入可能に構成された先端挿入部131と、該先端挿入部131に挿入された把持工具Iの先端部を固定する先端固定手段132とを備えている。また、取付部13は、挟持部11a,11bに備えられた取付部13a,13bから構成され、取付部13a,13bは、先端挿入部131a,131bと先端固定手段132a,132bとを備えている。
先端挿入部131は、把持工具Iの先端部を挿入可能に構成された挿入空間を有し、該挿入空間内に先端固定手段132の一部が出退可能に構成されている。また、先端固定手段132は、把持工具Iの先端部に形成された凹部と係合する係合部を備え、該係合部が先端挿入部131の挿入空間内に出退可能に構成されている。また、先端固定手段132は、先端挿入部131との間に弾性部材を備え、先端挿入部131に挿入された把持工具Iの先端部と係合した状態で該先端部を付勢するように構成されている。
次に、かかる構成の間接活線作業用工具1の使用方法について説明する。
まず初めに、一対の挟持部11a,11bを把持工具Iの先端部に連結する手順について説明する。具体的には、一対の挟持部11a,11bをスペーサ部122a,122b同士が対向するように配置し、先端挿入部131a,131bのそれぞれに把持工具Iの先端部をそれぞれ挿入する。そして、先端固定手段132a,132bを把持工具Iの一対の先端部に係合させ、挟持部11a,11bと把持工具Iとを固定する。
次に、間接活線作業用工具1を用いて連結具Aを保持する際の手順について説明する。具体的には、一対の挟持部11a,11bの間に連結具Aが位置するように把持工具Iを操作する。具体的には、締付部材A2(つまりは、ボルト部材A21)の両端部が連結具本体A1から突出する方向に一対の挟持部11a,11bが位置するように把持工具Iを操作する。そして、把持工具Iを操作して一対の先端部を閉じることで、一対の挟持部11a,11bが連結具本体A1を締付部材A2の両端部が突出する方向から挟持する。
この際、締付部材A2の一端部(ボルト頭部A21a)は、貫通孔121aの内側に挿入されてその外周が支持される。また、ボルト頭部A21aは、貫通孔121aに備えられた回転防止手段123の凹凸によってボルト軸A21bを軸に回転しないように固定される。一方、締付部材A2の他端部のボルト軸A21b、ナット部材A22は、貫通孔121bに挿入され、座金部材A23は、貫通孔121bとスペーサ部122bとの内側に位置している。そして、貫通孔121bとスペーサ部122bとによって座金部材A23を介してボルト部材A21の他端部が支持される。
以上のように、第一実施形態にかかる間接活線作業用工具1によれば、幹線Caと分岐線Cbとを連結する連結具Aを安定して保持することができると共に、作業者との位置関係に影響されることなく連結具Aを確実に保持することができ、幹線Caと分岐線Cbとを連結具Aに接続する作業や、取り外す作業を容易に行なうことができる。
即ち、前記間接活線作業用工具1は、締付部材A2の両端部が突出する方向から連結具本体A1を挟持する一対の挟持部11を備え、該一対の挟持部11が締付部材A2の両端部を支持する支持部12を備えることで、挟持部11が連結具本体A1を挟持した際に締付部材A2の両端部が支持部12によって支持されるため、確実に連結具Aを保持することができる。
具体的には、一対の挟持部11が連結具本体A1を挟持した際に、挟持部11に備えられた支持部12が連結具本体A1から突出した締付部材A2の両端部を支持するため、一対の挟持部11の間に連結具本体A1を安定して挟持することができる。このため、少ない力でも連結具Aを確実に保持することが可能となる。また、締付部材A2の両端部が突出する方向から連結具本体A1を挟持部11で挟持できる状況であれば、作業者との位置関係に影響されることなく連結具Aを確実に保持することができる。例えば、幹線Ca及び分岐線Cbが接続された状態の連結具Aの下方からだけでなく、側方からであっても連結具Aを確実に保持することができる。
また、前記間接活線作業用工具1は、支持部12を一端部に備える一対の挟持部11が連結具本体A1を挟持した状態において、一対の挟持部11のうち少なくとも一方の挟持部11が支持部12よりも他端側で連結具本体A1側に屈曲するように構成されることで、幹線Ca及び分岐線Cbを連結具Aに接続する際に、他の間接活線作業用工具と干渉することを防止することができる。
具体的には、ナット部材A22に間接活線作業用ラチェットIIを連結して回転させる際に、連結具本体A1を挟持した状態において、一対の挟持部11a,11bのうち少なくとも一方が支持部12a,12bよりも他端側で連結具本体A1側に屈曲することで、連結具本体A1を挟持した際に、間接活線作業用ラチェットIIの可動範囲から挟持部11の他端側が退避した状態となり、間接活線作業用ラチェットIIと挟持部11とが干渉するのを防止することができる。
また、前記間接活線作業用工具1は、締付部材A2の両端部のうち少なくとも一方の端部が締付部材A2の挿通方向を軸に回転するのを防止する回転防止手段123を備えることで、幹線Ca及び分岐線Cbを連結具Aに接続、或いは、取り外しする際に、連結具Aを安定して保持することができる。
具体的には、締付部材A2の一端部のボルト頭部A21aを支持部12が支持した際に、回転防止手段123が締付部材A2の挿通方向を軸とするボルト頭部A21aの回転を防止することで、ボルト部材A21の他端側に螺合されたナット部材A22を回転させた際に、連結具A自体がボルト部材A21を軸に回転してしまうことを防ぐことができる。このため、幹線Ca及び分岐線Cbが連結具Aに接続された状態において、ナット部材A22を回転させる力が幹線Caや分岐線Cbに加わることがなく、幹線Caや分岐線Cbの損傷を防ぐことができる。また、ボルト部材A21の回転が防止されるため、ナット部材A22を回転させる力をナット部材A22に効率的に伝えることができる。
また、前記間接活線作業用工具1は、把持工具Iの先端部に連結可能に構成され連結部13を備えることで、必要に応じて挟持部11を把持工具Iに連結して用いることができ、幹線Ca及び分岐線Cbと連結具Aを接続する作業や、取り外す作業に把持工具Iを併用することができ、作業に用いる工具を簡素化することができる。
<第二実施形態>
次に本発明の第二実施形態について、図5を用いて説明する。第二実施形態に係る間接活線作業用工具1’は、第一実施形態に係る間接活線作業用工具1と比較すると、主に支持部12’の構成が異なるものであり、それに伴い、挟持部11の構成も一部異なる点を有する。従って、以下では第一実施形態と異なる点を中心に説明し、同一の構成に対しては同一の符号を付すこととして説明を省略する。
支持部12’は、一対の挟持部11a,11bのそれぞれの一端部に備えられた支持部12a’,12b’から構成される。また、支持部12’は、挟持部11の一端部が一端側に向かって開放するように形成された開放部121’と、該開放部121’の外形に沿って連続的に形成されたスペーサ部122’とから構成されている。
開放部121’は、締付部材A2の両端部を差し入れ可能に構成されている。具体的には、開放部121’は、挟持部11の一端縁から挟持部11の長手方向に沿って伸びる一対の直線部121’’(直線部121a’’,121b’’)と該直線部121’’の他端部(挟持部11の他端側の端部)を連結する半円状の半円部121’’’(半円部121a’’’,121a’’’)とから構成されている。即ち、支持部12’は、挟持部11の一端側に開口するU字状の形状を有するものである。
また、一対の直線部121’’は、支持部12a’,12b’を構成する一対の直線部121a’’121b’’から構成され、一対の直線部121a’’121b’’は、それぞれの間に締付部材A2の端部を差し入れ可能に構成されている。具体的には、一対の直線部121a’’は、その間にボルト頭部A21aの全体が配置可能に構成され、また、一対の直線部121b’’は、その間に座金部材A23の全体が差し入れ可能に構成されている。
また、半円部121’’’は、締付部材A2の両端部の外周に沿うように形成されている。具体的には、支持部12’が締付部材A2の両端部を支持した状態において、支持部12a’を構成する半円部121a’’’は、ボルト頭部A21aの外形の略半分を覆うように形成されている。また、支持部12b’を構成する半円部121b’’’は、座金部材A23の外形の略半分を覆うように形成されている。
以上のように、第二実施形態に係る間接活線作業用工具1’によれば、支持部12’が、挟持部11の一端側に開放し、U字状に形成された開放部121’と該開放部121’の外形に沿って連続的に形成されたスペーサ部122’とから構成されることで、連結具本体A1から突出した締付部材A2の両端部の側方から挟持部11を接近させて開放部121’に差し入れることができ、締付部材A2の両端部を支持することができる。このため、締付部材A2の両端部が突出する方向に挟持部11a,11bを配置することが困難な状況であっても、容易に連結具本体A1を挟持することができ、連結具Aと作業者との位置関係に影響されることなく、安定して連結具Aを保持することができる。
なお、本発明に係る間接活線作業用工具は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記第一及び第二実施形態における間接活線作業用工具1,1’は、把持工具Iの先端部に着脱可能に構成された先端工具として構成されているが、これに限定されるものではなく、挟持部が把持工具Iの先端部と一体的に形成され、連結具Aを保持するための間接活線作業用工具であってもよい。
また、上記第一及び第二実施形態では、挟持部11aが締付部材A2の一端側から連結具本体A1に当接し、挟持部11bが締付部材A2の他端側から連結具本体A1に当接するように構成されているが、これに限定されるものではなく、ボルト部材A21が連結具本体A1と係合していない場合には、挟持部11aが締付部材A2の他端側から連結具本体A1に当接し、挟持部11bが締付部材A2の一端側から連結具本体A1に当接するようにしてもよい。この場合、支持部12aに備えられた回転防止手段123がナット部材A22の回転を防止し、ボルト部材A21を回転させることで幹線Ca及び分岐線Cbを連結具Aに取り付け取り外しが行なわれてもよい。
また、上記第一及び第二実施形態では、締付部材A2がボルト部材A21、ナット部材A22及び座金部材A23から構成された連結具Aを対象としているがこれに限定されるものではなく、図6に示すように、締付部材A2がボルト部材A21のみから構成された連結具A’を対象としてもよい。具体的には、ボルト部材A21と連結具本体A1とが螺合するように構成され、ナット部材A22と座金部材A23を備えていない場合には、ボルト頭部A21aにラチェットIIを連結して回転させることになる。この場合には、挟持部11aをボルト軸A21bの他端部側に配置し、挟持部11bをボルト頭部A21側に配置して連結具本体A1を挟持するようにしてもよい。
また、上記第一実施形態では、回転防止手段123が貫通孔121に備えられているが、これに限定されるものではなく、更に、スペーサ部122に備えられてもよい。これにより、貫通孔121だけでなくスペーサ部122においても締付部材A2の一端部、即ち、ボルト頭部A21aの回転が防止されるため、より確実に締付部材A2の回転を防止することができる。
また、上記第一及び第二実施形態では、幹線Ca及び分岐線Cbが連結具Aを介して間接的に連結されているがこれに限定されるものではなく、幹線Ca及び分岐線Cbが連結具Aによって直接連結されるようにしてもよい。
第一実施形態にかかる間接活線作業用工具が対象とする連結具を示した図であって、(a)は側面図、(b)は正面図。 第一実施形態にかかる間接活線作業用工具を示した図であって、(a)は側面図、(b)は正面図。 第一実施形態にかかる間接活線作業用工具が連結具を保持した状態を示す図であって、(a)は側面図、(b)は正面図。 第一実施形態にかかる間接活線作業用工具が連結具を保持した状態であって、ナット部材に間接活線作業用ラチェットが連結された状態を示す側面図。 第二実施形態にかかる間接活線作業用工具を示した図であって、(a)は側面図、(b)は正面図。 第一実施形態にかかる間接活線作業用工具が連結具とは異なる種類の連結具を保持した状態であって、ボルト頭部に間接活線作業用ラチェットが連結された状態を示す側面図。
符号の説明
1,1’…間接活線作業用工具、11,11a,11b…挟持部、12,12a,12b…支持部、13,13a,13b…取付部、14,14a,14b…干渉防止孔、15,15a,15b…カバー取外部、121,121a,121b…貫通孔、121’,121a’,121b’…開放部、121’’,121a’’,121b’’…直線部、121’’’,121a’’’,121a’’’…半円部、122,122a,122b…スペーサ部、123…回転防止手段、131,131a,131b…先端挿入部、132,132a,132b…先端固定手段、A…連結具、A1…連結具本体、A11,A11a,A11b…幹線挟込部材、A12…分岐線接続部、A12a…分岐線固定溝、A12b…分岐線固定部材、A13…バネ部材、A14,A14a,A14b…バネ部材取付部、A2…締付部材、A21…ボルト部材、A21a…ボルト頭部、A21b…ボルト軸、A22…ナット部材、A23…座金部材、Ca…幹線、Cb…分岐線、I…間接活線作業用把持工具、II…間接活線作業用ラチェット

Claims (4)

  1. 架設された幹線及び該幹線から分岐する分岐線を連結可能に構成された連結具本体と、該連結具本体から両端部が突出するように連結具本体に挿通され、連結具本体を挿通方向から締め付けることで幹線及び分岐線を連結具本体に固定して連結状態とする締付部材とを備える連結具を保持するための間接活線作業用工具であって、締付部材の両端部が突出する方向から連結具本体を挟持する一対の挟持部を備え、該一対の挟持部は、締付部材の両端部を支持する支持部を備えることを特徴とする間接活線作業用工具。
  2. 前記支持部は、締付部材の両端部のうち少なくとも一方の端部が締付部材の挿通方向を軸に回転するのを防止する回転防止手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の間接活線作業用工具。
  3. 前記一対の挟持部は、連結具本体を挟持した状態において、一対の挟持部のうち少なくとも一方の挟持部が支持部よりも基端側で連結具本体側に屈曲するように構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の間接活線作業用工具。
  4. 架設された幹線及び該幹線から分岐する分岐線を連結可能に構成された連結具本体と、該連結具本体から両端部が突出するように連結具本体に挿通され、連結具本体を挿通方向から締め付けることで幹線及び分岐線を連結具本体に固定して連結状態とする締付部材とを備える連結具を保持するための間接活線作業用先端工具であって、締付部材の両端部が突出する方向から連結具本体を挟持する一対の挟持部を備え、該一対の挟持部は、締付部材の両端部を支持する支持部と、間接活線作業用把持工具の先端部に取り付け可能に構成された取付部とを備えることを特徴とする間接活線作業用先端工具。
JP2008296518A 2008-11-20 2008-11-20 間接活線作業用工具及び間接活線作業用先端工具 Expired - Fee Related JP5247372B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008296518A JP5247372B2 (ja) 2008-11-20 2008-11-20 間接活線作業用工具及び間接活線作業用先端工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008296518A JP5247372B2 (ja) 2008-11-20 2008-11-20 間接活線作業用工具及び間接活線作業用先端工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010124622A JP2010124622A (ja) 2010-06-03
JP5247372B2 true JP5247372B2 (ja) 2013-07-24

Family

ID=42325453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008296518A Expired - Fee Related JP5247372B2 (ja) 2008-11-20 2008-11-20 間接活線作業用工具及び間接活線作業用先端工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5247372B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5872609B2 (ja) * 2014-03-17 2016-03-01 中国電力株式会社 ナット止め具着脱用工具
CN107046251B (zh) * 2017-04-07 2018-07-10 国网安徽省电力公司电力科学研究院 引线夹持装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0176114U (ja) * 1987-11-05 1989-05-23
JPH01276568A (ja) * 1988-04-27 1989-11-07 Shikoku Electric Power Co Inc 活線作業マニピュレータ用v型コネクターおよびその取付器
JPH1014038A (ja) * 1996-06-18 1998-01-16 Asahi Tec Corp T型コネクタ用取付工具
JPH11205930A (ja) * 1998-01-19 1999-07-30 Asahi Tec Corp 間接活線用把持工具
JP2005287116A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Chugoku Electric Power Co Inc:The 押込補助具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010124622A (ja) 2010-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6756231B2 (ja) 架空電線分岐用治具およびこれを備えた架空電線分岐用装置
JP5213651B2 (ja) 引下線用コネクタ
EP2108848B1 (en) Earthing clamp for beam
JP2019519898A (ja) 電気的に導通する接続を形成する装置
JP2020022303A (ja) 接地短絡装置
JP2015165749A (ja) 接地短絡器具用挟持体
JP5247372B2 (ja) 間接活線作業用工具及び間接活線作業用先端工具
JP5792243B2 (ja) 間接活線作業用工具
JP5797592B2 (ja) 間接活線用先端工具
WO2018020539A1 (ja) 接地用具、及び、これを用いたアースフック
JP2006340457A (ja) 短絡接地器具のための操作絶縁棒
JP4880514B2 (ja) 係止装置
KR200454000Y1 (ko) 절연클램프
JP4874635B2 (ja) 短絡接地及び試験工具
JP2008193822A (ja) 過渡電流接地用具の補助金具
KR20190000956U (ko) 클램프와 절연애자 체결기구
KR20160103706A (ko) 기전제품용 탈부착 클램프
JP2010129340A (ja) 間接活線作業用連結具
JP4986160B2 (ja) ナット回転規制治具および変圧器解体器具
JP2008172883A (ja) ケーブル把持金具及びそれを有するケーブル接続箱
KR20120123942A (ko) 원통형 커넥터용 플라이어
JP2011205890A (ja) 電線設備具
JP2020149915A (ja) Spd用端子台
JP6320825B2 (ja) 高圧引下線接続用コネクタ把持具
KR101174221B1 (ko) 활선 작업용 스프리트핀 교체장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5247372

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160419

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees