JP2014057416A - 引下線用コネクタ - Google Patents

引下線用コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2014057416A
JP2014057416A JP2012200034A JP2012200034A JP2014057416A JP 2014057416 A JP2014057416 A JP 2014057416A JP 2012200034 A JP2012200034 A JP 2012200034A JP 2012200034 A JP2012200034 A JP 2012200034A JP 2014057416 A JP2014057416 A JP 2014057416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
connector member
underline
voltage line
gripped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012200034A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5485347B2 (ja
Inventor
Hironari Okumura
宏成 奥村
Takayuki Shioya
貴之 塩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2012200034A priority Critical patent/JP5485347B2/ja
Publication of JP2014057416A publication Critical patent/JP2014057416A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5485347B2 publication Critical patent/JP5485347B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

【課題】高圧線を挟持する際に高圧線と高圧線挟持部との位置関係を下方から作業員の目で容易に確認することができ、重心を下側にすることで、間接活線作業用把持工具を離しても被把持部が上側になるように回転する力がはたらかないようにして操作性も向上させた引下線用コネクタを提供する。
【解決手段】引下線用コネクタ1は、コネクタ本体6と被把持部33とを備え、コネクタ本体6は、引下線挟持部61と高圧線挟持部62とを有し、引下線挟持部61よりも高圧線挟持部62の方が被把持部33側に配置されることで、重心が下側となるようにする。間接活線作業用把持工具で被把持部33を把持する際に間接活線作業用把持工具の先端が高圧線挟持部62に近づきすぎて、高圧線L2を高圧線挟持部62に案内するためのスペースがなくならないように、被把持部33の内側に突起部37を設ける。
【選択図】図2

Description

この発明は、電柱間に架設される高圧線とこの高圧線から分岐する引下線とを接続するための引下線用コネクタの構造に関する。
電柱間に架設される高圧線(高圧架空電線等とも称する。以下同じ。)には、変圧器等に引き込まれる引下線(高圧引下線等とも称する。以下同じ。)が接続されており、この高圧線と引下線との接続には、例えば特許文献1に示されるような構造の引下線用コネクタが用いられるのが一般的である。
この特許文献1に示される引下線用コネクタについて概説すると、コネクタ本体部と被把持部とを備え、コネクタ本体部は、高圧線に係合可能な高圧線用凹部及び引下線に係合可能な引下線用凹部を有する第1本体部と、高圧線に係合可能な高圧線用凹部及び引下線に係合可能な引下線用凹部を有する第2本体部と、第2本体部を第1本体部側に付勢するためのスプリングと、第2本体部を第1本体部に押し付けて固定するためのねじ部とを有して構成されるもので、第1本体部の高圧線用凹部と第2本体部の高圧線用凹部とで高圧線挟持用空間が形成され、第1本体部の引下線用凹部と第2本体部の引下線用凹部とで引下線挟持用空間が形成される。また、被把持部は、第1本体部の端から延びているもので、絶縁ヤットコ等の間接活線作業用把持工具で把持される部分となっている。
そして、この特許文献1に示される引下線用コネクタでは、高圧線挟持用空間は、引下線挟持用空間よりも被把持部とは離れた側、すなわち被把持部を有する側とは反対側にあるため、被把持部を間接活線作業用把持工具で把持した際には引下線挟持用空間よりも上側になり、しかも、この高圧線挟持用空間は被把持部側とは反対側に開放されるものとなっている。
一方で、近年において、例えば特許文献2で第1実施形態として示されるような構造の高圧引下線コネクタも開発されている。特許文献2で第1実施形態として示される高圧引下線コネクタについて概説すると、コネクタ本体と被把持部とを備え、コネクタ本体は、高圧線を挟持するための高圧線挟持部を有し、この高圧線挟持部は被把持部側に開放されたものとなっていると共に、一対の支持部材の動作により高圧線を高圧線挟持部まで案内する構造となっている。
特開2011−114935号公報 特開2010−267486号公報
しかしながら、特許文献1に示される引下線用コネクタの構造では、引下線を高圧線に接続する作業において、架空状態の高圧線に下方から第1本体部の先端と第2本体部の先端とを押し当てて第1本体部と第2本体部とをスプリングに抗して開かせ、第1本体部の高圧線用凹部と第2本体部の高圧線用凹部とで形成される高圧線挟持用空間内に高圧線を案内した後、スパナ等でねじ部を回転させて第1本体部と第2本体部とを固定する動作を行うので、高圧線が高圧線挟持用空間の適切な箇所にあるか否かを下方から確認し難いことが考えられる。
また、引下線を高圧線に仮留めするために、引下線を少なくとも1回ほど高圧線に巻き付ける作業を行うが、その作業中に引下線用コネクタから間接活線作業用把持工具を一時的に離す必要がある。このとき、特許文献1に示される引下線用コネクタでは、重心が上側にあるため、引下線用コネクタの被把持部が上を向くように回転する力がはたらくので、あらためて間接活線作業用把持工具で引下線用コネクタの被把持部を把持する作業が煩雑になることも考えられる。
この点、特許文献2の第1実施形態に示される高圧引下線コネクタは、この特許文献2の図3に示されるように、高引下線を高圧線に接続する作業を、高圧引下線コネクタを下方に引き下げることで行うため、高圧線と高圧線挟持部との位置関係を作業員が下方から見ることができるので、特許文献1に示される引下線用コネクタに比較して、高圧線が引下線用コネクタの高圧線挟持部に対し適切に差し込まれているか否か確認することが容易となっている。
しかし、特許文献2の第1実施形態に示される高圧引下線コネクタは、付勢部材がコネクタ本体の外面を覆うように装着されていることに基づき、引下線の挟持を被把持部の側面で行わざるをえない構成となっているもので、特許文献1に示される引下線用コネクタと同様に、高圧線挟持部よりも引下線挟持部の方が下方に位置している。しかも、特許文献2の第1実施形態に示される高圧引下線コネクタは、コネクタ本体の基部の形状からしても、重心が上側にある。このため、引下線を高圧線に巻き付ける作業で一時的に高圧引下線コネクタを離した際に、特許文献1に示される引下線用コネクタと同様に、被把持部が上を向くように回転する力がはたらくことが考えられる。
そこで、本発明は、高圧線を挟持する際に高圧線と高圧線挟持部との位置関係を下方から作業員の目で容易に確認することができ、重心を下側にすることで、間接活線作業用把持工具を離しても被把持部が上側になるように回転する力がはたらかないようにして作業性乃至操作性も向上させた引下線用コネクタを提供することを目的とする。
この発明に係る引下線用コネクタは、第1のコネクタ部材と、第2のコネクタ部材と、前記第1のコネクタ部材に形成された第1の窪み部と前記第2のコネクタ部材に形成された第1の窪み部とが対峙して画成される空間により形成される高圧線挟持部と、前記第1のコネクタ部材に形成された第2の窪み部と前記第2のコネクタ部材に形成された第2の窪み部とが対峙して画成される空間により形成される引下線挟持部と、前記第1のコネクタ部材と前記第2のコネクタ部材とを接近させる方向に付勢する弾性機構と、前記第1のコネクタ部材と前記第2のコネクタ部材とを連結する連結具とを備えるコネクタ本体と、間接活線作業用把持工具で把持されることができるように前記第2のコネクタ部材から延びる被把持部とを有すると共に、前記高圧線挟持部は、前記引下線挟持部よりも前記被把持部側に配置され、前記第1のコネクタ部材と前記第2のコネクタ部材とが前記引下線挟持部で挟持された引下線を回転中心として相対的に離れる方向に回転することにより、前記被把持部側を前記高圧線の外径寸法よりも大きく開放させることができることを特徴としている(請求項1)。
これにより、引下線用コネクタを高圧線に対しその上側から押し当てつつ引き下げることで、高圧挟持部の被把持部側が高圧線の外径寸法よりも大きく押し広げられて開放された状態となり、高圧線が高圧挟持部内に案内されて、高圧線挟持部で高圧線を挟持することが可能であると共に、高圧線が高圧線挟持部に対し適切な箇所にあるか否かを作業員が下側から確認することができる。
また、引下線を高圧線に巻き付けたる作業で引下線用コネクタから間接活線作業用把持工具を一時的に外しても、引下線用コネクタの重心は下側に位置しているので、引下線用コネクタは被把持部が上を向くように回転するはたらきが生ぜず、被把持部は下に向いた状態を維持する。
この発明に係る引下線用コネクタでは、前記連結具は、前記弾性機構として圧縮コイルバネがその外周に装着され、前記第1のコネクタ部材は、一方側が前記第2のコネクタ部材の反対側に開口し、他方側が前記第2のコネクタ部材側に開口して、前記連結具を挿通させることが可能な貫通孔が形成され、前記第2のコネクタ部材は、前記貫通孔から突出した前記連結具の先端部と螺合することが可能な螺子孔が形成されており、前記第1のコネクタ部材の貫通孔は、長手方向が前記第1の窪み部と前記第2の窪み部とを結ぶ線状に沿っていると共に短手方向が前記連結具の外径寸法と同じ長円状の主孔部分と、前記第2のコネクタ部材とは反対側では圧縮コイルバネを収納するためのバネ収納部が円状に拡張されている拡張孔部とで構成されていることを特徴としている(請求項2)。
このように、連結具の外周に圧縮コイルバネを装着するため、第1のコネクタ部材と第2のコネクタ部材とを相互に接近させるための弾性機構としてC字状のスプリングを用いないので、このC字状のスプリングのために高圧線を高圧線挟持部に導くのが困難になったり、C字状のスププリングが下を向いて充電された架線と接触して事故が発生したりすることがない。
また、第1のコネクタ部材が第2のコネクタ部材に対し下方が逆V字状に開いたり閉じたりするときに、連結具は貫通孔の長円状の主孔部の上側又は下側に変位するので、連結具が第1のコネクタ部材の動作を規制してしまうことはない。
更に、圧縮コイルバネが貫通孔内に収納されたときに、この圧縮コイルバネの第2のコネクタ部材側の端部は主孔部分と拡張孔部との段差で形成される座部に当接し、圧縮コイルバネの第2のコネクタ部材とは反対側の端部は連結具の平座金等に当接するので、圧縮状態の圧縮コイルバネは、第1のコネクタ部材を第2のコネクタ部材側に押して、第1のコネクタ部材を第2のコネクタ部材側に対し相対的に接近させる作用をはたらかせることができる。
この発明に係る引下線用コネクタは、前記被把持部の基部側が、前記引下線挟持部で挟持された引下線の中心と前記高圧線挟持部で挟持された高圧線の中心を通る線に対して、前記連結具の軸方向に沿って離れる方向にずれていることを特徴としている(請求項3)。
これにより、高圧線挟持部よりも下方のスペースを相対的に大きくすることができると共に、高圧線挟持部と高圧線との位置関係をより見やすくすることが可能となる。
この発明に係る引下線用コネクタは、前記被把持部の前記基部側に、前記第1のコネクタ部材側に延びる突起部が設けられていることを特徴としている(請求項4)。
これにより、間接活線作業用把持工具で被把持部を把持した際に、間接活線作業用把持工具が高圧線挟持部に近づきすぎてしまうために、高圧線挟持部の下方から高圧線を案内するためのスペースがなくなるのを防止することができる。また、突起部は、被把持部の第1のコネクタ部材側にのみ設けているので、引下線用コネクタをカバーで覆う際に、突起部が邪魔になることも防止することが可能である。
以上のように、本発明によれば、引下線用コネクタを高圧線に対しその上側から押し当てつつ引き下げることで、高圧挟持部の被把持部側が高圧線の外径寸法よりも大きく押し広げられて、高圧線が高圧挟持部内に案内されて、高圧線挟持部で挟持することが可能であるため、高圧線が高圧線挟持部に対し適切な箇所にあるか否かを作業員が下側から確認することができるので、引下線用コネクタの高圧線への接続作業の簡便化、迅速化を図ることが可能となる。
また、本発明によれば、引下線を高圧線に巻き付けたる作業で引下線用コネクタから間接活線作業用把持工具を一時的に外しても、引下線用コネクタの重心は下側に位置しているため、引下線用コネクタは被把持部が上を向くように回転するはたらきが生じず被把持部が下を向いた状態が維持されるので、引下線を高圧線に接続する作業全体の効率の向上や安全性の向上を図ることができる。
特に請求項2に記載の発明によれば、第1のコネクタ部材と第2のコネクタ部材とを相対的に接近させるための弾性機構として、C字状のスプリングを用いずに連結具の外周に圧縮コイルバネを装着するので、高圧線挟持部を引下線挟持部よりも被把持部側に配置しても、C字状のスプリングのために高圧線を高圧線挟持部に導くのが困難になったり、C字状のスププリングが下を向いて充電された架線と接触して事故が発生したりするのを防止することができる。
また、特に請求項2に記載の発明によれば、第1のコネクタ部材が第2のコネクタ部材に対し下方が逆V字状に開いたり閉じたりするときに、連結具は貫通孔の長円状の主孔部分の上側又は下側の部位に変位するので、連結具が第1のコネクタ部材の動作を規制してしまうのを防止することができる。
更に、特に請求項2に記載の発明によれば、圧縮コイルバネは、貫通孔内に収納されたときに、第2のコネクタ部材側の端部が主孔部分と拡張孔部との段差で形成される座部に当接し、圧縮コイルバネの第2のコネクタ部材とは反対側の端部は連結具の平座金等に当接するので、圧縮状態の圧縮コイルバネは、第1のコネクタ部材を第2のコネクタ部材側に押して、第1のコネクタ部材を第2のコネクタ部材側に対し相対的に接近させることができる。
特に請求項3に記載の発明によれば、間接活線作業用把持工具で被把持部を把持した際に、間接活線作業用把持工具が高圧線挟持部に近づきすぎてしまうために、高圧線挟持部の下方から高圧線を案内するためのスペースがなくなるのを防止することができる。また、特に請求項3に記載の発明によれば、突起部を第1のコネクタ部材側にのみ設けたので、突起部が高圧線に引下線を接続する作業の邪魔となることがない。
特に請求項4に記載の発明によれば、高圧線挟持部よりも下方のスペースを相対的に大きくすることができると共に、高圧線挟持部と高圧線との位置関係をより見やすくすることが可能となるので、引下線用コネクタの操作性がより向上する。
図1(a)は、この発明に係る引下線用コネクタを構成する部材を示した説明図であり、図1(b)は、引下線用コネクタを構成する第1のコネクタ部材の連結ボルト挿入側の貫通孔の構造をスプリングが装着された状態で示した説明図である。 図2(a)は、この発明に係る引下線用コネクタの正面図であり、図2(b)は、前記引下線用コネクタの右側側面図であり、図2(c)は、前記引下線用コネクタの背面図である。 図3は、この発明に係る引下線用コネクタを用いて高圧線を挟持する作業の工程を示す説明図であり、図3(a)は、引下線用コネクタを下げて高圧線挟持部の下方部位を高圧線に接した状態を示し、図3(b)は、引下線用コネクタを図3(a)に示される状態から更に下げて、引下線用コネクタの第1のコネクタ部材と第2のコネクタ部材とを開かせる状態を示し、図3(c)は、引下線用コネクタを図3(b)に示される状態から更に下げて、引下線用コネクタの高圧線挟持部内に高圧線を収納・挟持する状態を示している。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
引下線用コネクタ1は、この実施形態1では、図1及び図2に示されるように、可動側コネクタ部材2、固定側コネクタ部材3、圧縮コイルバネ4及び連結ボルト5を備えている。可動側コネクタ部材2及び固定側コネクタ部材3は、組み合わせることで後述するコネクタ本体6を構成するもので、後述する引下線L1や高圧線L2との間で電食が生じないように、引下線L1や高圧線L2の素材に合せた金属素材を用いることが望ましい。また、引下線L1と高圧線L2とについても、銅等の同じ金属素材を用いることで電食が生じないようにすることが望ましい。
可動側コネクタ部材2は、固定側コネクタ部材3と対峙する側に、図2に示される引下線L1を挟持するための円弧状の凹面を有する窪み部21と、図2に示される高圧線L2を挟持するための円弧状の凹面を有する窪み部22とが形成されている。窪み部21と窪み部22とは、可動側コネクタ部材2と固定側コネクタ部材3とを組み付けてコネクタ本体6を構成したときに、図2に示されるように、被把持部33側に窪み部22が位置し、窪み部21は窪み部22よりも被把持部33から離れた位置にある。可動側コネクタ部材2は、窪み部22の被把持部33側の縁部221が最も固定側コネクタ部材3側に突出したもので、縁部221と可動側コネクタ部材2の端との間には、可動側コネクタ部材2の端側に向かうにつれて固定側コネクタ部材3から離れる方向に傾斜した傾斜面25を有している。
また、可動側コネクタ部材2は、窪み部21と窪み部22との間において、一方が固定側コネクタ部材3側(窪み部21、22を有する側)に開口し、他方が固定側コネクタ部材3とは反対側(窪み部21、22を有する側とは反対側)に開口した貫通孔23が形成されている。
貫通孔23は、図2(b)に示されるように、その軸方向に沿った寸法が連結ボルト5の螺子部52の軸方向に沿った寸法よりも短いもので、螺子切りされておらず、図1(b)で特に示されるように、長円状の主孔部231と、圧縮コイルバネ4を収納する拡張孔部232とを有している。
主孔部231の短手方向寸法は、連結ボルト5の螺子部52の外径寸法より若干大きくなっていると共に、主孔部231の長手方向は、窪み部21と窪み部22とを結ぶ線に沿って延びている。そして、主孔部231の長手方向寸法は、この実施形態では、圧縮コイルバネ4の外径寸法よりも大きくなっている。もっとも、主孔部231の長手方向寸法は、図1(b)に示される大きさに限定されず、固定側コネクタ部材3に対して可動側コネクタ部材2が回転する際に、固定側コネクタ部材3に螺合された連結ボルト5が可動側コネクタ部材2の貫通孔23の内周面に当たらない大きさであれば良い。
拡張孔部232は、図1(b)に示されるように、長円状の主孔部231に圧縮コイルバネ4の外径寸法より若干大きな内径寸法の円状部分を組み合わせたものとなっている。この拡張孔部232は、固定側コネクタ部材3とは反対側に開口している一方で、固定側コネクタ部材3側端までは達しておらず貫通孔23の途中までとなっている。これに伴い、主孔部231の内形状と拡張孔部232の内形状との相違から段差が生じており、この段差で圧縮コイルバネ4の固定側コネクタ部材3側の端部が当接する座部233が形成されている。
そして、可動側コネクタ部材2は、下記する固定側コネクタ部材3の噛合用突起部35と噛み合うための噛合用窪み部24が窪み部21よりも窪み部22側に形成されている。
固定側コネクタ部材3は、可動側コネクタ部材2と対峙する側に、引下線L1を挟持するための円弧状の凹面を有する窪み部31と、高圧線L2を挟持するための円弧状の凹面を有する窪み部32とが形成されていると共に、図3に示される絶縁ヤットコ100等の間接活線作業用把持工具で把持する被把持部33を有している。被把持部33は、この実施形態では、端から窪み部32側の所要範囲までにおいて、絶縁ヤットコ100の把持片に設けられた波形の凹凸と噛み合うことが可能な波形の凹凸が形成されている。
窪み部31と窪み部32とは、図2に示されるように、被把持部33側に窪み部32が位置し、窪み部31は窪み部32よりも被把持部33から離れた位置にある。また、固定側コネクタ部材3は、窪み部32の被把持部33側の縁部321が最も固定側コネクタ部材3側に突出し、窪み部32と被把持部33との間は可動側コネクタ部材2側から離れる方向に傾斜した傾斜面38を有している。
また、固定側コネクタ部材3は、連結ボルト5の螺子部52が螺合可能に螺子切りされた螺子孔34を有している。この螺子孔34は、一方側が可動側コネクタ部材2側(窪み部31、32を有する側)に開口し、他方側が可動側コネクタ部材2とは反対側(窪み部31、32を有する側とは反対側)に開口する貫通孔となっている。
更に、固定側コネクタ部材3は、窪み部31に対し螺子孔34側において前記した可動側コネクタ部材2の噛合用窪み部24と噛み合うための噛合用突起部35が形成されていると共に、窪み部31に対し噛合用突起部35とは反対側において窪み部31の円弧状の凹面に連なる面を有する突出部36を有している。
そして、固定側コネクタ部材3は、被把持部33の波形の凹凸が形成されていない部位において、可動側コネクタ部材2側に突出した突起部37を有している。この突起部37は、縁部321から延びる傾斜面38の被把持部33側の終端よりも所要範囲ほど離れた位置に配されている。
圧縮コイルバネ4は、図1に示されるように螺旋状に巻回されたバネであり、圧縮コイルバネ4に対しその軸方向に収縮する方向に外部から力が加わったときに伸長する方向に復元力を発揮するものとなっている。そして、圧縮コイルバネ4は、拡張孔部232内に収まる外径寸法を有し、可動側コネクタ部材2の貫通孔23に対し固定側コネクタ部材3側とは反対側から挿入することが可能となっていると共に、その端部が貫通孔23内の座部233に当接するようになっている。
連結ボルト5は、可動側コネクタ部材2の貫通孔23の拡張孔部232の内径寸法よりも大きな外径寸法の頭部51と、この頭部51から延びる螺子部52とで基本的に構成されており、更に、螺子部52には、この実施形態では、平座金53とばね座金54とが装着されている。これらの平座金53とばね座金54とは、連結ボルト5の頭部51を起点としてばね座金54、平座金53の順に配置されているもので、可動側コネクタ部材2と固定側コネクタ部材3との固定が弛むことを防止するためのものである。そして、平座金53は、圧縮コイルバネの端部が当接する座部としても機能する。
そして、可動側コネクタ部材2と固定側コネクタ部材3とを、連結ボルト5を用いて組み付けた場合には、図2に示されるように、引下線L1及び高圧線L2を挟持するためのコネクタ本体6と、絶縁ヤットコ100等の間接活線作業用把持工具が把持する被把持部33とが構成される。
コネクタ本体6は、窪み部21と窪み部31とで形成される、引下線L1の外径寸法と同じか若干大きな引下線挟持部61と、窪み部22と窪み部32とで形成される、高圧線L2の外径寸法と同じか若干大きな高圧線挟持部62とを有し、引下線挟持部61よりも高圧線挟持部62の方が被把持部33に近い構成となる。すなわち、被把持部33を下方から絶縁ヤットコ100等の間接活線作業用把持工具で把持した場合には、引下線挟持部61に対し高圧線挟持部62が鉛直方向の下側となり、高圧線挟持部62は鉛直方向の下方に開放されるものとなっている。
また、コネクタ本体6は、傾斜面25と傾斜面38とで、高圧線挟持部62の下側において、下方に向けて徐々に拡大するテーパー状の高圧線案内空間63が形成されたものとなる。
更に、コネクタ本体6は、噛合用窪み部24と噛合用突起部35とが噛み合った状態となって、可動側コネクタ部材2の窪み部21を有する部位が下側(反時計回りの方向)に回転しないように規制されている一方で、可動側コネクタ部材2の窪み部21を有する部位と突出部36との間には隙間が有り、可動側コネクタ部材2の窪み部21を有する部位が上側(時計回りの方向)に回転可能となっている。
更に、コネクタ本体6は、図2(b)のように組み付けられた状態では、連結ボルト5に外装された圧縮コイルバネ4により可動側コネクタ部材2が固定側コネクタ部材3側に押されて可動側コネクタ部材2と固定側コネクタ部材3とが相互に接近する方向に付勢されたものとなる。
一方、被把持部33は、引下線挟持部61の中心と高圧線挟持部62の中心とを通る直線を描いた際に、この直線に対し可動側コネクタ部材2側とは反対側にずらした位置に配置されている。また、突起部37は、高圧線案内空間63よりも下側にて可動側コネクタ部材2側に突出したものとなっている。
次に、この発明に係る引下線用コネクタ1で引下線L1と高圧線L2とを接続する工程の一例について図3を用いてその一部を説明する。
まず、引下線用コネクタ1を予め組み付けた状態としておき、連結ボルト5を図2(b)の状態よりも緩めて窪み部21と窪み部31との間を開くことで、引下線挟持部61を拡げて、この引下線挟持部61内に未だ通電されていない状態の引下線L1を配した後、連結ボルト5をある程度締め付けて、引下線挟持部61で引下線L1を仮挟持する。
次に、図3(a)に示されるように、絶縁ヤットコ100で被把持部33を把持して、引下線L1を仮挟持した状態の引下線用コネクタ1を通電状態の高圧線L2に向けて下ろしてゆき、高圧線案内空間63を構成する傾斜面25、38を高圧線Lの上側に当接させる。このとき、被把持部33は、高圧線挟持部62の真下になく、突起部37は高圧線案内空間63よりも下方に配置されているので、傾斜面25、38が高圧線L2に当接するように引下線用コネクタ1を下ろす際に、被把持部33や突起部37が妨げにならない。
更に、図3(a)に示される状態の引下線用コネクタ1を、図3(b)に示されるように白抜きの矢印の方向に下ろしてゆく。これにより、高圧線L2は、図3(b)に示されるように、縁部221と縁部321との間に割り入ってコネクタ部材2、3を押し拡げるかたちで、高圧線挟持部62の下方を開放させる。このとき、可動側コネクタ部材2は、引下線L1を回転中心として、圧縮コイルバネ4を収縮させるかたちで、図3(b)の矢印方向(時計回りの方向)に回転する。
更にまた、図3(b)に示される状態の引下線用コネクタ1を、図3(c)に示されるように白抜きの矢印の方向に下ろしてゆく。これにより、高圧線L2は、縁部221、縁部321を越えて、窪み部22、32で形成された高圧線挟持部62内に入るため、高圧線L2がコネクタ部材2、3を押し拡げる力がなくなるので、圧縮コイルバネ4の復元力(押す力)がはたらいて、コネクタ部材2の被把持部23をコネクタ部材3側に押す。すなわち、可動側コネクタ部材2は、引下線L1を回転中心として、図3(c)の矢印方向(反時計回りの方向)に回転する。
そして、連結ボルト5を最後まで締め付けることで、引下線L1と高圧線L2とは引下線用コネクタ1を介して接続される。
このように、引下線用コネクタ1は、可動側コネクタ部材2を、固定側コネクタ部材3に対して、引下線挟持部61で挟持された引下線L1を回転中心として逆V字状に開くように回転させることができるので、作業員が絶縁ヤットコ100を高圧線L2よりも下側の位置から操作した場合でも、高圧線L2が縁部221、321を越えて、高圧線挟持部62内に至り窪み部22、32で確実に挟持されたか否かを目視で確認することができる。従って、高圧線L2が縁部221、321で挟持された状態であるにもかかわらず、連結ボルト5を締め付けてしまい、その後に高圧線L2が引下線用コネクタ1から外れてしまうという不具合が生ずるのを防止することができる。
そして、引下線L1と高圧線L2とを保持した状態で、図1(b)に示されるように、絶縁ヤットコ100を被把持部33から離しても、引下線用コネクタ1の重心は相対的に下方に位置するため、被把持部33は下を向いた状態を維持するので、被把持部33が上を向くように、引下線用コネクタ1が回転してしまうこともない。
1 引下線用コネクタ
2 可動側コネクタ部材(第1のコネクタ部材)
21 窪み部(第1の窪み部)
22 窪み部(第2の窪み部)
23 貫通孔
231 主孔部
232 拡大孔部
233 座部
3 固定側コネクタ部材(第2のコネクタ部材)
31 窪み部(第1の窪み部)
32 窪み部(第2の窪み部)
33 被把持部
34 螺子孔
4 圧縮コイルバネ(弾性機構)
5 連結ボルト(連結具)
6 コネクタ本体
61 引下線挟持部
62 高圧線挟持部
63 高圧線案内空間
100 絶縁ヤットコ
L1 引下線
L2 高圧線
この発明に係る引下線用コネクタは、第1のコネクタ部材と、第2のコネクタ部材と、前記第1のコネクタ部材に形成された第1の窪み部と前記第2のコネクタ部材に形成された第1の窪み部とが対峙して画成される空間により形成される高圧線挟持部と、前記第1のコネクタ部材に形成された第2の窪み部と前記第2のコネクタ部材に形成された第2の窪み部とが対峙して画成される空間により形成される引下線挟持部と、前記第1のコネクタ部材と前記第2のコネクタ部材とを接近させる方向に付勢する弾性機構と、前記第1のコネクタ部材と前記第2のコネクタ部材とを連結する連結具とを備えるコネクタ本体と、間接活線作業用把持工具で把持されることができるように前記第2のコネクタ部材から延びる被把持部とを有する引下線用コネクタにおいて、前記被把持部を下方から間接活線作業用把持工具で把持した場合には、前記引下線挟持部に対し前記高圧線挟持部が鉛直方向の下側に配置され、前記第1のコネクタ部材と前記第2のコネクタ部材とが前記引下線挟持部で挟持された引下線を回転中心として相対的に離れる方向に回転することにより、前記高圧線挟持部は、鉛直方向の下方を前記高圧線の外径寸法よりも大きく開放させることができ、前記把持部を把持した間接活線作業用把持工具を前記高圧線に向けて下ろすことにより、前記高圧線挟持部が前記高圧線に押されて開放されて、前記高圧線を前記高圧線挟持部で挟持することを特徴としている(請求項1)。

Claims (4)

  1. 第1のコネクタ部材と、第2のコネクタ部材と、前記第1のコネクタ部材に形成された第1の窪み部と前記第2のコネクタ部材に形成された第1の窪み部とが対峙して画成される空間により形成される高圧線挟持部と、前記第1のコネクタ部材に形成された第2の窪み部と前記第2のコネクタ部材に形成された第2の窪み部とが対峙して画成される空間により形成される引下線挟持部と、前記第1のコネクタ部材と前記第2のコネクタ部材とを接近させる方向に付勢する弾性機構と、前記第1のコネクタ部材と前記第2のコネクタ部材とを連結する連結具とを備えるコネクタ本体と、
    間接活線作業用把持工具で把持されることができるように前記第2のコネクタ部材から延びる被把持部とを有すると共に、
    前記高圧線挟持部は、前記引下線挟持部よりも前記被把持部側に配置され、前記第1のコネクタ部材と前記第2のコネクタ部材とが前記引下線挟持部で挟持された引下線を回転中心として相対的に離れる方向に回転することにより、前記被把持部側を前記高圧線の外径寸法よりも大きく開放させることができることを特徴とする引下線用コネクタ。
  2. 前記連結具は、前記弾性機構として圧縮コイルバネがその外周に装着され、
    前記第1のコネクタ部材は、一方側が前記第2のコネクタ部材の反対側に開口し、他方側が前記第2のコネクタ部材側に開口して、前記連結具を挿通させることが可能な貫通孔が形成され、
    前記第2のコネクタ部材は、前記貫通孔から突出した前記連結具の先端部と螺合することが可能な螺子孔が形成されており、
    前記第1のコネクタ部材の貫通孔は、長手方向が前記第1の窪み部と前記第2の窪み部とを結ぶ線状に沿っていると共に、短手方向が前記連結具の外径寸法と同じ長円状の主孔部分と、前記第2のコネクタ部材とは反対側では圧縮コイルバネを収納するためのバネ収納部が円状に拡張されている拡張孔部とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の引下線用コネクタ。
  3. 前記被把持部の基部側が、前記引下線挟持部で挟持された引下線の中心と前記高圧線挟持部で挟持された高圧線の中心を通る線に対して、前記連結具の軸方向に沿って離れる方向にずれていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の引下線用コネクタ。
  4. 前記被把持部の前記基部側に、前記第1のコネクタ部材側に延びる突起部が設けられていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3のいずれかに記載の引下線用コネクタ。
JP2012200034A 2012-09-12 2012-09-12 引下線用コネクタ Expired - Fee Related JP5485347B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012200034A JP5485347B2 (ja) 2012-09-12 2012-09-12 引下線用コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012200034A JP5485347B2 (ja) 2012-09-12 2012-09-12 引下線用コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014057416A true JP2014057416A (ja) 2014-03-27
JP5485347B2 JP5485347B2 (ja) 2014-05-07

Family

ID=50614274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012200034A Expired - Fee Related JP5485347B2 (ja) 2012-09-12 2012-09-12 引下線用コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5485347B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04127818A (ja) * 1990-09-19 1992-04-28 Railway Technical Res Inst 架空電線付属装置
JP2002056942A (ja) * 2000-08-10 2002-02-22 Chugoku Electric Power Co Inc:The 間接活線作業用引下線コネクタ及び引下線の離接方法
JP2010129340A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Chugoku Electric Power Co Inc:The 間接活線作業用連結具

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04127818A (ja) * 1990-09-19 1992-04-28 Railway Technical Res Inst 架空電線付属装置
JP2002056942A (ja) * 2000-08-10 2002-02-22 Chugoku Electric Power Co Inc:The 間接活線作業用引下線コネクタ及び引下線の離接方法
JP2010129340A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Chugoku Electric Power Co Inc:The 間接活線作業用連結具

Also Published As

Publication number Publication date
JP5485347B2 (ja) 2014-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5789038B1 (ja) 電線接続具
JP5213651B2 (ja) 引下線用コネクタ
AU2017325573B2 (en) Splice with tap clamp
JP2016111799A (ja) 引下線用コネクタ固定金具
JP5485347B2 (ja) 引下線用コネクタ
JP2017077139A (ja) アースフック
KR101427224B1 (ko) 타이 클램프
KR100921485B1 (ko) 용접봉 홀더
JP4832233B2 (ja) 電線管
JP3160839U (ja) アーク溶接用ホルダ
JP2014216148A (ja) リード線端子装置
JP5583813B1 (ja) 引下線用コネクタ
KR20080110096A (ko) 배관용접용 지그
JP2007295726A (ja) 電線仮支持具及びその取扱方法
JP2018196167A (ja) 絶縁カバー、及び絶縁カバーの取り付け方法
JP2018011495A (ja) 掴線器
JP2016103403A (ja) 引下線用コネクタ
JP2013009525A (ja) 分岐線支持具
JP2012039750A (ja) 電線被覆剥離用工具
JP6320825B2 (ja) 高圧引下線接続用コネクタ把持具
KR101870966B1 (ko) 특고압전선용 무정전 절연커버구조
JP5431119B2 (ja) 引下線用コネクタ
JP5897627B2 (ja) 高圧引下線用切断補助具
JP2012114178A (ja) 避雷器用カバー
JP5705904B2 (ja) 高圧ピンがいし取付金具

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5485347

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees