JP2014216148A - リード線端子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リード線の挿入接続、接続解除に関する作業員の負担を大幅に改善するリード線端子装置を提供する。
【解決手段】リード線40の芯線41が挿入される挿通孔17を設けたケース14,15,16と、挿通孔に対向する側に固定接続部32を設けてケース内に固定された固定接触子30と、挿通孔から挿入されたリード線の芯線を固定接続部とで保持する可動接続部36を設け、ケース内で固定接触子に回動自在に係合している可動接触子31と、可動接続部が固定接続部に向かう方向に可動接触子の回動を付勢する付勢部材39とを備えている。また、固定接続部及び可動接続部より挿通孔に近接する固定接触子及び可動接触子の一端部に、挿通孔側に膨出する曲率案内面42,43を形成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、リード線の挿入接続、接続解除を行うリード線端子装置に関する。
従来、リード線の取り付け作業の容易性から、ネジを使用せずにリード線の接続を可能とした端子装置が開発されている。
例えば特許文献1の端子装置は、図6に示すような速結端子1を備えている。
この速結端子1は、ケース2内に、接圧バネ3と、導通板4と、ばね受け部材5とが収納されているとともに、ケース2の上部に、複数のリード線挿通孔6と、各リード線挿通孔6に対応する位置に工具挿通孔7が形成されている。
この速結端子1のリード線挿通孔6からリード線8を挿通すると、導通板4と弾性変形した接圧バネ3がリード線8の芯線8aを挟持することで、リード線8が導通板4に電気的に接続される。
ここで、速結端子1に対するリード線8の接続を解除するときには、ドライバー9を工具挿通孔7からケース2内に通過して接圧バネ3を押圧し、リード線8の芯線8aに対する挟持状態を解除することで、リード線8を速結端子1から引き抜く。
特開2011−82104号公報
図6の端子装置は、リード線8を速結端子1から引き抜く際に、ドライバー9を使用した接圧バネ3の押圧動作を必要とするので、作業員の負担が大きい。
また、リード線8の芯線8aが撚り線の場合、或いは芯線8aが柔らかい単線の場合、リード線8を速結端子1に接続するためにリード線挿通孔6からリード線8を挿通すると、芯線8aが接触しても接圧バネ3が弾性変形しにくい。そのため、速結端子1に接続する際に、工具挿通孔7からドライバー9で接圧バネ3を押圧する必要があり、芯線8aが撚り線、或いは柔らかい単線のリード線8の場合には、リード線8を速結端子1から引き抜く際と同様に、作業員の負担が大きくなる。
そこで、本発明は、リード線の挿入接続、接続解除に関する作業員の負担を大幅に改善して行うことができるとともに、リード線の芯線が撚り線、或いは柔らかい単線であっても、芯線を損傷せずに挿入接続、接続解除を行うことができるリード線端子装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るリード線端子装置は、絶縁材料により形成され、リード線の芯線が挿入される挿通孔を設けたケースと、前記挿通孔に対向する側に固定接続部を設けて前記ケース内に固定された導電材料からなる固定接触子と、前記挿通孔から挿入された前記リード線の前記芯線を前記固定接続部とで保持する可動接続部を設け、前記ケース内で前記固定接触子に回動自在に係合している導電材料からなる可動接触子と、前記可動接続部が前記固定接続部に向かう方向に前記可動接触子の回動を付勢する付勢部材と、を備え、前記固定接続部及び前記可動接続部より前記挿通孔に近接する前記固定接触子及び前記可動接触子の一端部に、前記挿通孔側に膨出する曲率案内面を形成した。
この一態様に係るリード線端子装置によると、リード線を挿入接続する際に、挿通孔から挿入したリード線の芯線が、固定接触子及び可動接触子の曲率案内面に案内されながら、固定接続部及び可動接続部に向けて移動するので、複数の細線の撚り線からなる芯線に曲がりが発生し、或いは、撚り線がバラケて広がっていても、或いは、柔らかい単線からなる芯線が曲がっていても、形状を矯正した芯線を固定接続部及び可動接続部に案内することができる。
また、本発明の一態様に係るリード線端子装置は、前記固定接続部及び前記可動接続部が、挿入された前記リード線の前記芯線を面接触状態で保持するストレート保持面として形成され、前記固定接続部のストレート保持面及び前記可動接続部のストレート保持面は、前記芯線の軸方向に互いにラップしない面を設けて前記芯線を保持している。
この一態様に係るリード線端子装置によると、挿入したリード線の芯線を確実に保持することができる。また、芯線は面接触状態でストレート保持面に保持されており、しかも、固定接触子及び可動接触子のストレート保持面の一方が他方に対して芯線の軸方向に互いにラップしない面を設けていることで、芯線には局部的に保持応力が作用していない。このため、リード線の接続を解除する場合には、リード線を引き抜くことで、芯線の外周を損傷させず、ストレート保持面による保持状態からスムーズに芯を抜き取ることができる。
また、本発明の一態様に係るリード線端子装置は、前記固定接触子及び前記可動接触子の前記曲率案内面と前記ストレート保持面との間に、前記曲率案内面の終端から前記ストレート保持面に向かうに従い互いの間隔が徐々に小さくなるテーパー面が形成されている。
この一態様に係るリード線端子装置によると、リード線の芯線が固定接触子及び可動接触子のテーパー面を通過することで挿入抵抗を小さくしながらストレート保持面の間を通過していき、その芯線の一部がストレート保持面で確実に保持されるようになる。
また、本発明の一態様に係るリード線端子装置は、前記リード線の被覆部が前記固定接続部及び前記可動接続部の間に入り込むのを規制する被覆部規制手段を設けた。
この一態様に係るリード線端子装置によると、リード線の被覆部が固定接続部及び可動接続部の間に入り込まないので、リード線の接続不良を確実に防止することができる。
さらに、本発明の一態様に係るリード線端子装置は、前記ケースに、複数本のリード線の芯線が挿入される複数の前記挿通孔を形成し、前記ケース内に、前記複数の挿通孔にそれぞれ対向する位置に、複数の組の前記固定接触子、前記可動接触子及び前記付勢部材を配置する。
この一態様に係るリード線端子装置によると、リード線の挿入接続、接続解除に関する作業員の負担を大幅に改善して行うことができる。
本発明に係るリード線端子装置によれば、リード線の挿入接続、接続解除に関する作業員の負担を大幅に改善して行うことができるとともに、リード線の芯線が撚り線、或いは柔らかい単線であっても、芯線を損傷せずに挿入接続、接続解除を行うことができる。
本発明に係るリード線端子装置を示す斜視図である。 本発明に係るリード線端子装置の端子本体の断面図である。 本発明に係るリード線端子装置を構成するケースの内部を示す図である。 本発明に係る端子本体のリード線を挿入接続した状態を示す断面図である。 リード線の芯線を保持している状態を示す図である。 従来のリード線端子装置を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係るリード線端子装置(以下、端子装置と略称する)10の一実施形態を示す斜視図である。
本実施形態の端子装置10は、直方体形状の端子本体11と、この端子本体11を支持する支持台12とを備えている。支持台12は、長方形状の底板12aの長手方向の両側から一対の支持脚12b,12bが立ち上がり、これら一対の支持脚12b,12bに、底板12aの長手方向に軸Pを延在させた回動ピン13が固定されている。そして、それら回動ピン13に端子本体11の長手方向の両側部を回動自在に係合することで、端子本体11が、回動ピン13の軸P回りに回動自在とされて支持台12に支持されている。
端子本体11は、絶縁材料で形成されており、長尺形状の接触子収納ケース14と、接触子収納ケース14の長手方向の側部に固定された側部カバー15と、互いに固定した接触子収納ケース14及び側部カバー15の上部に固定された上部カバー16とで構成されている。なお、接触子収納ケース14、側部カバー15及び上部カバー16の固定構造は、固定される一方に雌ねじ(不図示)を形成し、固定される他方から連結ボルト(不図示)を挿通して雌ねじに螺合することで固定されている。
上部カバー16には、長手方向に等間隔に複数の挿通孔17が形成されている。すなわち、図2に示すように、上部カバー16に、板厚方向に貫通する貫通孔18が形成されており、この貫通孔18に、耐摩耗性を有する無給油ブッシュ19を内嵌することで挿通孔17が形成されている。なお、無給油ブッシュ19を囲む上部カバー16の上面には、円形状の硬質樹脂20が設けられている。
接触子収納ケース14は、図3に示すように、長手方向に凸部14a及び凹部14bが交互に形成されており、凹部14bに接触子21が配置されているとともに、凹部14bには、図1で示す導通線22を挿通する導通線挿通孔23が形成されている。
導通線22は、例えばその一端を既存のリード線端子装置の挿入孔に接続し、他端を本実施形態のリード線端子装置の導通線挿通孔23から挿入して挿通孔23a(図2参照)から締付けねじを締め付けることで固定接触子30に接続して固定することができる。なお、導通線22の他端を挿通孔23aから挿入し、導通線挿通孔23から締付けねじを締め付けて固定するようにしてもよい。また、導通線22の他端に棒状端子を設け、この棒状端子を固定接触子30に接続するようにして、接続作業をより確実に行えるようにしてもよい。
接触子21は、図2に示すように、固定接触子30及び可動接触子31とで構成され、固定接触子30が接触子収納ケース14の凹部14bに固定されている。すなわち、固定接触子30に雌ねじ(不図示)を形成し、接触子収納ケース14の凹部14bの裏面から連結ボルト(不図示)を挿通して雌ねじに螺合することで、固定接触子30が接触子収納ケース14の凹部14bに固定されている。
接触子21を構成する固定接触子30は、挿通孔17に対向する一端側に固定接続部32が形成され、他端側にスプリング収納凹部33が形成されているとととともに、固定接続部32及びスプリング収納凹部33の間に係合突出部34が突出して形成され、係合突出部34にピン孔35が形成されている。
固定接触子30とともに接触子21を構成する可動接触子31は、固定接触子30の固定接続部32に対応する一端側に可動接続部36が形成され、他端側にスプリング収納凹部37が形成されている。
可動接触子31には、固定接触子30の前述したピン孔35に対向する位置にピン挿入孔(不図示)が形成されている。そして、固定接触子30のピン孔35及び可動接触子31のピン挿入孔にピン38を内嵌することで、可動接続部36が固定接触子30の固定接続部32に当接可能となるように、可動接触子31がピン38の軸回りに回動する。
そして、固定接触子30のスプリング収納凹部33及び可動接触子31のスプリング収納凹部37の間に圧縮型のコイルスプリング39が収納されており、このコイルスプリング39の付勢力が、可動接続部36が固定接続部32に当接する方向に可動接触子31に対して押圧力を作用する。
そして、図4に示すように、端子本体11の上部カバー16に形成した挿通孔17に、リード線40の芯線41が挿入されると、固定接触子30の固定接続部32と、可動接触子31の可動接続部36とが芯線41に対してコイルスプリング39による押圧力を作用して保持する。
図5に示すように、本実施形態の固定接続部32は、芯線41の軸方向に所定長さL1の範囲で芯線41を面接触状態で保持するストレート保持面として形成されている(以下、固定接続部32に替えてストレート保持面32と称する)。また、本実施形態の可動接続部36も、芯線41の軸方向に所定長さL2(L2<L1)の範囲で芯線41を面接触状態で保持するストレート保持面として形成されている(以下、可動接続部36に替えてストレート保持面36と称する)。
ストレート保持面32,36は、芯線41を面接触状態で保持するが、芯線41を保持する先端側に、芯線41の軸方向に互いにラップしない面を設けている。(図5の場合には、ストレート保持面32に設けた軸寸法ΔLのラップしない面)。
固定接触子30の挿通孔17の下部開口に近接する一端に、所定半径R1で挿通孔17側に膨出する曲率案内面42が形成されている。また、可動接触子31の挿通孔17の下部開口に近接する一端にも、所定半径R2で挿通孔17側に膨出する曲率案内面43が形成されている。
また、固定接触子30のストレート保持面32及び曲率案内面42の間と、可動接触子31のストレート保持面36及び曲率案内面43の間とに、曲率案内面42,43からストレート保持面32,36に向かうに従い互いの間隔が徐々に小さくなるテーパー面44,45が形成されている。
さらに、本実施形態は、挿通孔17に挿入したリード線40を奥深くまで挿入すると、図5に示すように、リード線40の被覆部46が可動接触子31の曲率案内面43に当接し、固定接触子30のストレート保持面32に対して可動接触子31のストレート保持面36が離間する方向に可動接触子31が回動する。しかし、図4に示すように、可動接触子31の他端47が固定接触子30の他端48に当接することで、ストレート保持面32に対してストレート保持面36が離間するような可動接触子31の回動が規制され、リード線40の被覆部46が、固定接触子30のストレート保持面32及び可動接触子31のストレート保持面36の間まで挿入されるのが防止される。
なお、本発明に係る被覆部規制手段は、リード線40の被覆部46が曲率案内面43に当接して可動接触子31が回動する際に、可動接触子31の他端47が固定接触子30の他端48に当接することで、リード線40の被覆部46がストレート保持面32、36の間まで挿入されるのを防止する構造に対応している。また、本発明に係る付勢部材がコイルスプリング39に対応している。また、本発明に係るケースが、接触子収納ケース14、側部カバー15及び上部カバー16に対応している。
次に、本実施形態の端子装置10を使用したリード線40の挿入接続作業、接続解除作業の動作について、作用とともに説明する。なお、本実施形態のリード線40の芯線41は、複数の細線を撚って形成した撚り線である。
リード線40の挿入接続は、作業員の片手作業で行う。
すなわち、リード線40の芯線41を、端子装置10の挿通孔17から端子装置10の内部に挿入する。
挿通孔17を通過したリード線40の芯線41は、挿通孔17の下部開口に近接する位置に設けた固定接触子30の曲率案内面42及び可動接触子31の曲率案内面43に接触することで、互いに当接している固定接触子30及び可動接触子31のストレート保持面32,36に向けて案内される。
この際、例えば撚り線からなる芯線41がバラケて広がっている場合には、曲率案内面42及び可動接触子31の曲率案内面43に接触することで集束された芯線41となる。
そして、曲率案内面42,曲率案内面43を通過した芯線41は、固定接触子30及び可動接触子31のテーパー面44,45を通過することで、挿入抵抗を小さくしながらストレート保持面32,36の間を通過していき、その芯線41の一部がストレート保持面32,36で確実に保持される。
そして、挿通孔17に挿入したリード線40を奥深くまで挿入しようとすると、リード線40の被覆部46が曲率案内面43に当接して可動接触子31が回動するが、可動接触子31の他端47が固定接触子30の他端48に当接することで、リード線40の被覆部46がストレート保持面32、36の間まで挿入されるのを防止することができる。
また、リード線40の接続解除作業も、作業員が複数のリード線40を片手で一度に引き抜くことで行われる。
すなわち、本実施形態のリード線40の芯線41は、面接触状態で当接するストレート保持面32,36に保持されており、しかも、ストレート保持面32,36が芯線41の軸方向に互いにラップしない面を設けていることで、芯線41には局部的に保持応力が作用しない。したがって、リード線40を引き抜くと、芯線41は、撚り線の外周を損傷させずに、ストレート保持面32,36による保持状態からスムーズに引き抜かれる。
なお、本発明のリード線端子装置は、従来のリード線端子装置に置き換えて使用することができるが、従来のリード線端子装置に導通線22の一端を接続し、導通線22の他端を本発明のリード線端子装置の導通線挿通孔23から固定接触子30に接続して使用することもできる。
次に、本実施形態の端子装置10の効果について説明する。
本実施形態の端子装置10は、リード線40を挿入接続する際に、挿通孔17から挿入したリード線40の芯線41は、挿通孔17の下部開口に近接する位置に設けた固定接触子30の曲率案内面42及び可動接触子31の曲率案内面43に案内されながら、固定接触子30及び可動接触子31のストレート保持面32,36に向けて移動するので、芯線41に曲がりが発生し、或いは、撚り線がバラケて広がっている場合であっても、芯線41の形状を矯正してストレート保持面32,36に案内することができる。
また、固定接触子30のストレート保持面32及び曲率案内面42の間と、可動接触子31のストレート保持面36及び曲率案内面43の間とに、曲率案内面42,43からストレート保持面32,36に向かうに従い互いの間隔が徐々に小さくなるテーパー面44,45が形成されていることから、テーパー面44,45を通過する芯線41は挿入抵抗を小さくしながらストレート保持面32,36の間を通過していき、その芯線41の一部をストレート保持面32,36で確実に保持することができる。
また、リード線40を挿入接続する際に、挿通孔17に挿入したリード線40を奥深くまで挿入しようとすると、リード線40の被覆部46が曲率案内面43に当接し、可動接触子31の他端47が固定接触子30の他端48に当接することで、リード線40の被覆部46がストレート保持面32、36の間まで挿入されるのが防止され、リード線40の接続不良を確実に防止することができる。
また、本実施形態のリード線40の芯線41は、面接触状態で当接するストレート保持面32,36に保持されており、しかも、ストレート保持面32,36が芯線41の軸方向に互いにラップしない面を設けていることで、芯線41には局部的に保持応力が作用しない。したがって、芯線41を、撚り線の外周を損傷させずに、ストレート保持面32,36による保持状態からスムーズに引き抜くことができる。
したがって、本実施形態の端子装置10は、作業員の片手の作業でリード線40の挿入接続、接続解除を行うことができるとともに、複数のリード線40を片手で同時に引き抜くことができるので、作業員の負担を大幅に改善することができる。しかも、本実施形態の端子装置10は、リード線40の芯線41を損傷せずに挿入接続、接続解除を行うことができる。
なお、本実施形態では、リード線40の芯線41を、複数の細線を撚って形成した撚り線として説明したが、柔らかい単線で芯線を形成しても、撚り線からなる芯線41と同様の効果を奏することができる。
また、本実施形態では、6個の挿入孔17を備えたリード線端子装置について説明したが、用途に応じて、複数個、例えば2個、あるいは3個の挿入孔を備えたリード線端子装置としてもよいし、複数個のリード線端子装置を組み合わせて使用するようにしてもよい。
10…端子装置、11…端子本体、12…支持台、12a…底板、12b,12b…支持脚、13…回動ピン、14…接触子収納ケース、14a…凸部、14b…凹部、15…側部カバー、16…上部カバー、17…挿通孔、18…貫通孔、19…無給油ブッシュ、20…硬質樹脂、21…接触子、22…導通線、23…導通線挿通孔、30…固定接触子、31…可動接触子、32…固定接続部(ストレート保持面)、33…スプリング収納凹部、34…係合突出部、35…ピン孔、36…可動接続部(ストレート保持面)、37…スプリング収納凹部、38…ピン、39…コイルスプリング、40…リード線、41…芯線、42、43…曲率案内面、44,45…テーパー面、46…被覆部、47…可動接触子の他端、48…固定接触子の他端

Claims (5)

  1. 絶縁材料により形成され、リード線の芯線が挿入される挿通孔を設けたケースと、
    前記挿通孔に対向する側に固定接続部を設けて前記ケース内に固定された導電材料からなる固定接触子と、
    前記挿通孔から挿入された前記リード線の前記芯線を前記固定接続部とで保持する可動接続部を設け、前記ケース内で前記固定接触子に回動自在に係合している導電材料からなる可動接触子と、
    前記可動接続部が前記固定接続部に向かう方向に前記可動接触子の回動を付勢する付勢部材と、を備え、
    前記固定接続部及び前記可動接続部より前記挿通孔に近接する前記固定接触子及び前記可動接触子の一端部に、前記挿通孔側に膨出する曲率案内面を形成したことを特徴とするリード線端子装置。
  2. 前記固定接続部及び前記可動接続部は、挿入された前記リード線の前記芯線を面接触状態で保持するストレート保持面として形成され、前記固定接続部のストレート保持面及び前記可動接続部のストレート保持面は、前記芯線の軸方向に互いにラップしない面を設けて前記芯線を保持していることを特徴とする請求項1記載のリード線端子装置。
  3. 前記固定接触子及び前記可動接触子の前記曲率案内面と前記ストレート保持面との間に、前記曲率案内面の終端から前記ストレート保持面に向かうに従い互いの間隔が徐々に小さくなるテーパー面が形成されていることを特徴とする請求項2記載のリード線端子装置。
  4. 前記リード線の被覆部が前記固定接続部及び前記可動接続部の間に入り込むのを規制する被覆部規制手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のリード線端子装置。
  5. 前記ケースに、複数本のリード線の芯線が挿入される複数の前記挿通孔を形成し、前記ケース内に、前記複数の挿通孔にそれぞれ対向する位置に、複数の組の前記固定接触子、前記可動接触子及び前記付勢部材を配置することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のリード線端子装置。
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