JP2010129287A - 端子台 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は端子台に係り、圧着端子の取付け/取り外しに当たり、ねじの確実な脱落防止を可能とした端子台を提供することを目的とする。
【解決手段】 各配線接続部に対応して形成された谷状凹部の底部に、圧着端子の電極部をねじ止めするねじ孔が形成され、谷状凹部の対向する側壁の上部に下側内方へ傾斜する傾斜面が形成されると共に、傾斜面の上部側に内方へ突出する係止片が形成された端子台本体と、傾斜面に沿って谷状凹部内に上下動可能に収納,装着され、ねじ孔に対応するねじ挿通孔が形成された平坦な基部と該基部の左右両端から上側斜め外方へ折曲された一対の弾性片とで上向き略コ字状に形成されたねじ脱落防止用金具と、圧着端子を端子台本体にねじ止めする小座つきねじとからなり、ねじ脱落防止用金具は、一枚の短冊状のばね鋼を折曲して形成され、基部から前記両端弾性片への折曲部にねじ挿通孔に挿通させた小座つきねじの座金を保持,固定する保持手段が設けられている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、配線用の圧着端子を接続する端子台に関する。
従来、電源装置とこの電源装置から電力の提供を受ける電子機器との接続や、センサとこのセンサから電気信号を受ける電子機器との接続等に端子台が使用されている。
端子台と電源装置やセンサはリード線を介して電気的に接続され、リード線の先端に圧着接続された圧着端子が、ねじによって端子台にねじ止めされるようになっている。
前記ねじは、端子台の一面側に形成された多数のねじ孔に、夫々、スプリングワッシャを緩挿して固定した状態に保持されており、圧着端子を介してリード線を接続する際には、端子台からスプリングワッシャと共にねじを一旦完全に取り外して、圧着端子の電極部(ねじ止め部)をねじで端子台に接続,固定している。
しかし、斯様に圧着端子を端子台に接続する際、上述の如くねじを一旦完全に外す必要があるため、ねじやスプリングワッシャを何らかの手段で確実に保持していないと、これらが落下して紛失してしまう虞があった。
そこで、特許文献1には、図18乃至図21に示すようにねじ脱落防止用金具を装着した端子台が開示されている。
図中、1は各配線接続部3に対応して端子台本体5の上面に形成された谷状凹部、7は該谷状凹部1の底部に立設されたナット部で、ナット部7の中央に、ねじ9のねじ軸部11が螺合するねじ孔13が設けられている。
そして、ナット部7上に、前記ねじ孔13と一致するねじ孔15が形成された端子板17が配置され、更に、前記谷状凹部1の左右の側壁19の略中央に下側内方へ傾斜する傾斜面21が形成されている。そして、両傾斜面21の上部に段状の係止部23が設けられている。
一方、図中、25は前記ねじ9のねじ軸部11を頂部から垂下させた状態で回転自在に保持するねじ脱落防止用金具で、該ねじ脱落防止用金具25は、ねじ挿通孔27が形成された平坦な平面視矩形状の基部29と、該基部29の左右両端から下側斜め外方へ拡開する一対の弾性片31とで下向き略コ字状に形成されており、該ねじ脱落防止用金具25はバネ鋼で形成され、前記弾性片31には、前記傾斜面21に圧接する方向への付勢力が付与されている。そして、弾性片31の先端外方に、前記係止部23に係止可能な被係止部33が設けられている。
また、図19に示すように前記基部29に設けたねじ挿通孔27の周縁部には、スリットによって3つの弾性爪35が等間隔に設けられており、該弾性爪35がねじ9のねじ首部37の底部に係合して、該ねじ9を回転自在に保持するようになっている。
ねじ脱落防止用金具25はこのように構成されており、図20の如くねじ脱落防止用金具25のねじ挿通孔27にねじ9のねじ軸部11を挿通させて、前記弾性爪35でねじ9を回転自在に保持させた状態で、ねじ脱落防止用金具25の弾性片31の先端に設けた被係止部33を端子台本体5側の係止部23に係止させればよい。
而して、斯様に被係止部33を係止部23に係止させると、弾性片31が左右の側壁19に圧接するため、図18及び図20に示すように、ねじ脱落防止用金具25がねじ9のねじ軸部11を頂部から垂下させた状態で回転自在に保持することとなる。
この後、図示しない圧着端子のねじ軸部を各配線接続部3の端子板17上に配置して、図21の如くねじ9を締め付けると、ねじ脱落防止用金具25が傾斜面21に沿って下方へ移動し、圧着端子がねじ脱落防止用金具25の基部29と端子板17との間に接続されるようになっている。
特開平9−7655号公報
而して、前記ねじ脱落防止用金具25を装着した端子台39によれば、圧着端子を端子台本体5に接続する際に、従来の如くねじ9を完全に外す必要がないため、ねじ9の脱落,紛失の虞が軽減されることとなった。
しかし乍ら、ねじ脱落防止用金具25に回転自在に保持されているねじ9を反締付け方向に回すと、前記弾性爪35がねじ9のねじ軸部11に係合してねじ9が同方向へ回転するため、ねじ9を緩めすぎるとねじ挿通孔27から外れてしまう虞があり、また、何らかの拍子でねじ9が反締付け方向に回ってねじ挿通孔27から脱落してしまう虞もあった。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、圧着端子の取付け/取り外しに当たり、ねじの確実な脱落防止を可能とした端子台を提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る端子台は、各配線接続部に対応して形成された谷状凹部の底部に、圧着端子の電極部をねじ止めするねじ孔が形成され、前記谷状凹部の対向する側壁の上部に、下側内方へ傾斜する傾斜面が形成されると共に、該傾斜面の上部側に内方へ突出する係止片が形成された端子台本体と、前記傾斜面に沿って前記谷状凹部内に上下動可能に収納,装着され、前記ねじ孔に対応するねじ挿通孔が形成された平坦な基部と該基部の左右両端から上側斜め外方へ折曲された一対の弾性片とで上向き略コ字状に形成されたねじ脱落防止用金具と、圧着端子を前記端子台本体にねじ止めする小座つきねじとからなり、前記ねじ脱落防止用金具は、一枚の短冊状のばね鋼を折曲して形成され、前記基部から前記両端弾性片への折曲部に、前記ねじ挿通孔に挿通させた小座つきねじの座金を保持,固定する保持手段が設けられていることを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の端子台に於て、前記保持手段は、前記折曲部に沿って形成され、前記座金の端部が挿入,係止されるスリットであることを特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項1に記載の端子台に於て、前記保持手段は、前記折曲部に沿って切り込みを入れて形成された切欠き片で、該切欠き片が前記座金を上方から押圧,保持することを特徴とする。
一方、請求項4に係る発明は、各配線接続部に対応して形成された谷状凹部の底部に、圧着端子の電極部をねじ止めするねじ孔が形成され、前記谷状凹部の対向する側壁の上部に、下側内方へ傾斜する傾斜面が形成されると共に、該傾斜面の上部側に内方へ突出する係止片が形成された端子台本体と、前記傾斜面に沿って前記谷状凹部内に上下動可能に収納,装着され、前記ねじ孔に対応するねじ挿通孔が形成された平坦な基部と該基部の左右両端から上側斜め外方へ折曲された一対の弾性片とで上向き略コ字状に形成されたねじ脱落防止用金具と、圧着端子を前記端子台本体にねじ止めするねじとからなり、前記ねじ脱落防止用金具は、一枚の短冊状のばね鋼を折曲して形成され、前記基部から前記両端弾性片への折曲部に、前記ねじ挿通孔に挿通させたねじのねじ首部を保持,固定する保持手段が設けられていることを特徴とする。
そして、請求項5に係る発明は、請求項4に記載の端子台に於て、前記保持手段は、前記ねじのねじ首部の断面形状に沿って形成され、該ねじ首部が係合する固定孔であることを特徴とする。
更に、請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の端子台に於て、前記谷状凹部の対向する側壁に、前記係止片から傾斜面に亘って係止溝を設けると共に、一対の前記弾性片の先端に、前記係止溝に係止する係止部を設けたことを特徴とすし、請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の端子台に於て、前記弾性片は、先端側が前記傾斜面に圧接可能に斜め外方へ拡開して折曲していることを特徴とする。
各請求項に係る発明によれば、端子台への圧着端子の取付け/取り外しに当たり、ねじ及びねじ脱落防止用金具の確実な脱落防止が図れ、この結果、従来に比し圧着端子の取付け/取り外しの作業性が著しく向上することとなった。
また、ねじの脱落に起因する短絡防止も図られるため、従来に比し安全性が向上する利点を有する。
そして、請求項4及び請求項5に係る発明によれば、小座つきねじでなく普通のねじを用いたことで、ねじ脱落防止用金具へのねじの取付作業性が簡単であると共に、端子台の製造コストの低減が可能となる利点を有する。
更に、請求項6に係る発明によれば、係止溝がねじ脱落防止用金具のズレを防止するため、ねじやねじ脱落防止用金具の更なる確実な脱落防止が図れ、請求項7に係る発明によれば、一対の弾性片の先端側を斜め外方へ拡開させているため、傾斜面に圧接して内方へ付勢されている弾性片の基部側でねじの脱落防止を確実に図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図9は請求項1,請求項2,請求項6及び請求項7に係る端子台の一実施形態を示し、図1に於て、41は各配線接続部43に対応して表裏に谷状凹部(以下、「凹部」という)45が形成された端子台本体で、表裏の凹部45の底部47間に周知の導体部49が装着され、ねじ孔51が中央に開口する該導体部49の上下端49a,49bが、各底部47から凹部45内に僅かに突出している。
そして、図1乃至図3に示すように端子台41表面の凹部45の対向する側壁53,55の上部に、下側内方へ傾斜する傾斜面57,59が形成され、両傾斜面57,59の上部側に係止片61,63が内方へ突設されている。
また、前記側壁53,55の上部中央には、前記係止片61,63から傾斜面57,59、更には該傾斜面57,59の下部から側壁53,55の内周に亘って係止溝65,67が設けられており、両係止溝65,67は、後述するねじ脱落防止用金具69の図1中、矢印A,B方向への移動を規制する規制部として機能し、前記係止片61,63は、凹部45上方へのねじ脱落防止用金具69の脱落を防止するストッパとして機能する。
図4乃至図7はねじ脱落防止用金具69を示し、ねじ脱落防止用金具69は一枚の短冊状のばね鋼71を上向き略コ字状に折曲して形成したもので、図3に示すようにねじ脱落防止用金具69は、傾斜面57,59に沿って端子台41表面の凹部45内に上下動可能に装着される。
図4及乃至図7に於て、73はねじ75のねじ軸部77が挿通するねじ挿通孔79が中央に形成された平坦な平面視矩形状の基部、81,83は該基部73の左右両端から上方へ折曲された一対の弾性片で、前記ねじ挿通孔79は前記ねじ孔51に対応して形成され、弾性片81,83は、先端側が前記傾斜面57,59に圧接可能に斜め外方へ拡開して折曲されている。
更に、前記弾性片81,83の先端中央に、夫々、前記係止溝65,67に係止可能な係止爪85,87が外方へ突設されており、図3の如く前記凹部45内にねじ脱落防止用金具69を上向き状態で収納して前記係止爪85,87を前記係止溝65,67に係止させると、既述したように係止溝65,67は、ねじ脱落防止用金具69の図1中、矢印A,B方向への移動を規制し、また、ねじ脱落防止用金具69はばね鋼71で形成されているため、斯様に係止爪85,87を前記係止溝65,67に係止させると、弾性片81,83には前記係止片61,63に圧接する方向への付勢力が付与され、斯かる係止片61,63が、凹部45上方へのねじ脱落防止用金具69の脱落を防止するようになっている。そして、このように凹部45内にねじ脱落防止用金具69が収納されると、図3に示すようにねじ脱落防止用金具69の基部73と導体部47の上端47aとの間に間隙が形成されるようになっている。
そして、図1,図3乃至図7に示すように、前記基部73から左右の両弾性片81,83への折曲部(折り目)89,91に、夫々、スリット93,95が各折曲部89,91に沿って設けられており、本実施形態は、斯かるスリット93,95を前記ねじ挿通孔79に挿通させたねじ75を保持,固定する保持手段として機能させている。
即ち、図1及び図3に示すようにねじ75は、ねじ軸部77に座金97が抜け止め緩挿された小座つきねじで、ねじ首部99と座金97との間にスプリングワッシャ101が緩挿されている。
そして、既述したようにねじ脱落防止用金具69は図5に示す一枚の短冊状のばね鋼71を上向き略コ字状に折曲して形成されているが、図1に示すように前記凹部45内にねじ脱落防止用金具69を上向き状態で収納するに当たり、斯様に略コ字状に形成されたねじ脱落防止用金具69の弾性片81,83を外方へ若干押し広げて、ねじ挿通孔79にねじ75のねじ軸部77を挿通させ乍ら、前記スリット93,95に座板97の端部を夫々挿入,係止させて弾性片81,83を元の状態に復元させると、図6及び図7に示すように前記座金97を介してねじ75が、ねじ脱落防止用金具69のスリット93,95に保持,固定されるようになっている。そして、弾性片81,83を外方へ押し広げない限り、スリット93,95と座金97の係止状態は解除されず、ねじ脱落防止用金具69を単に下向きにしてもねじ75が脱落することがない。
また、スリット93,95による座金97の保持,固定を確実なものとしてねじ75の確実な脱落防止を図るため、既述したように本実施形態は、一対の弾性片81,83は先端側を前記傾斜面57,59に圧接可能に斜め外方へ折曲させ、弾性片81,83の基部73側は該基部73に対して直角に折曲させている。そして、凹部45内にねじ脱落防止用金具69を上向き状態で収納して前記係止爪85,87を前記係止溝65,67に係止させたとき、係止片61,63に圧接する弾性片81,83は全体的に内方へ僅かに押圧されて、ねじ脱落防止用金具69からのねじ75の脱落防止が確実なものとされている。
そして、図3及び図8に示すようにねじ75をスリット93,95に保持,固定したねじ脱落防止用金具69を上向き状態で凹部45内に収納し、前記係止爪85,87を係止溝65,67に係止させると、ねじ脱落防止用金具69で抜け止めされたねじ75がねじ孔51と同軸上に配された本実施形態に係る端子台103が形成され、図3の如くねじ軸部77の先端と導体部47の上端47aとの間に、圧着端子の電極部(ネジ止め部)105が挿入できる隙間が形成されるようになっている。
本実施形態はこのように構成されているから、先ず、前記端子台本体41とねじ脱落防止用金具69を製造した後、既述した手順で前記スリット93,95に座金97の端部を挿入,係止して、ねじ75をねじ脱落防止用金具69に保持,固定させればよい。
この後、端子台本体41の表面の凹部45内にねじ脱落防止用金具69を上向き状態で収納して、前記係止爪85,87を前記係止溝65,67に係止させれば、係止溝65,67がねじ脱落防止用金具69の図1中、矢印A,B方向への移動を規制し、係止片61,63が、凹部45上方へのねじ脱落防止用金具69の脱落を防止する。そして、係止片61,63に圧接する弾性片81,83が全体的に内方へ僅かに押圧されて、ねじ脱落防止用金具69(スリット93,95)からのねじ75(座金97)の脱落防止が図られ、図3の如くねじ軸部77の先端と導体部47の上端47aとの間に、圧着端子の電極部105が挿入可能な隙間が形成される。
而して、この状態で端子台103を下向きにしても振動を与えても、ねじ脱落防止用金具69は凹部45から外れることがなく、また、ねじ脱落防止用金具69(スリット93,95)からのねじ75(座金97)の確実な脱落防止が図られる。
そして、前記端子台103に圧着端子を接続,固定するには、図3の如くねじ75のねじ軸部77の先端と導体部47の上端47aとの間に、圧着端子の電極部105を挿入して、図9に示すようにドライバー107でねじ75を下方へ押圧し乍ら導体部47のねじ孔51に締め付けていけば、傾斜面57,59に沿って一対の弾性片81,83が内方へ押圧され乍ら弾性片ねじ脱落防止用金具69が下方へ移動し、圧着端子の電極部105がねじ脱落防止用金具69の基部73と導体部47の上端47aとの間に挟持されて、圧着端子が端子台103に接続,固定されることとなる。
また、斯様に端子台103に接続,固定された圧着端子を取り外すには、図9の状態にあるねじ75をドライバー107で緩めればよく、斯様にねじ75を緩めるに従い、内方へ押圧されていた弾性片81,83が傾斜面57,59に沿って拡開し乍ら上方へ移動し、ねじ脱落防止用金具69全体が上方へ移動して図3の如くねじ軸部77の先端と導体部47の上端47aとの間に隙間が形成されるため、圧着端子の電極部105を引き抜けばよい。而して、この状態にあっても、既述したようにねじ脱落防止用金具69(スリット93,95)からのねじ75(座金97)の脱落防止が図られるため、ねじ75が端子台103から脱落することがない。
このように本実施形態に係る端子台103によれば、
(1)座金97を介してねじ75がねじ脱落防止用金具69のスリット93,95に保持,固定され、ねじ脱落防止用金具69を取り外して弾性片81,83を外方へ押し広げない限りスリット93,95と座金97の係止状態は解除されず、
(2)端子台103を下向きにしてもねじ75が脱落することがなく、また、係止溝65,67がねじ脱落防止用金具69の図1中、矢印A,B方向への移動を規制し、係止片61,63が、凹部45からのねじ脱落防止用金具69の脱落を防止するため、ねじ脱落防止用金具69自体が凹部45から脱落することもなく、
(3)而も、スリット93,95による座金97の保持,固定を確実なものとするため、一対の弾性片81,83の基部73側を該基部73に対し直角に折曲し、凹部45内にねじ脱落防止用金具69を上向き状態で収納して前記係止爪85,87を前記係止溝65,67に係止させたとき、係止片61,63に圧接する弾性片81,83が全体的に内方へ僅かに押圧されてねじ75の脱落防止を確実に図る等の工夫を施したため、
端子台103への圧着端子の取付け/取り外しに当たり、ねじ75の確実な脱落防止が図れ、この結果、従来に比し圧着端子の取付け/取り外しの作業性が著しく向上することとなった。
また、ねじ75の脱落に起因する短絡防止が図られ、従来に比し安全性が向上する利点を有する。
図10乃至図13は請求項1,請求項3,請求項6及び請求項7の一実施形態に係る端子台に用いるねじ脱落防止用金具を示し、本実施形態に係るねじ脱落防止用金具109は、ねじ75の保持手段たる前記スリット93,95に代え、図示するように折曲部89,91に沿ってコ字状の切り込み111,113を入れて対向する切欠き片115,117を内方へうち起こすことで、該切欠き片115,117を保持手段として座金97を上方から押圧,保持させたことを特徴とする。
尚、端子台本体41を始め、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
而して、前記ねじ脱落防止用金具109を用いた端子台によっても、前記実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能で、端子台への圧着端子の取付け/取り外しに当たり、ねじ75の確実な脱落防止が図れ、従来に比し圧着端子の取付け/取り外しの作業性が著しく向上する利点を有する。
図14乃至図17は請求項4乃至請求項7の一実施形態に係る端子台に用いるねじ脱落防止用金具を示し、本実施形態に係るねじ脱落防止用金具119は、前記小座つきねじに代えて普通の固定ねじを用い、そして、ねじ121のねじ首部123を保持する手段として、該ねじ首部123の断面形状と一致する対向した固定孔125,127を折曲部89,91に沿って形成し、該固定孔125,127にねじ首部123の左右を係合させてねじ脱落防止用金具119からの脱落防止を図ったものである。
そして、本実施形態に於ても、端子台本体41を始め、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
而して、本実施形態によっても、既述した各実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能であり、また、本実施形態によれば、小座つきねじでなく普通のねじ121を用いたことで、ねじ脱落防止用金具119へのねじ121の取付作業性が簡単であると共に、端子台の製造コストの低減が図れる利点を有する。
請求項1,請求項2,請求項6及び請求項7の一実施形態に係る端子台の分解斜視図である。 側壁の要部正面図である。 圧着端子取付前の端子台の要部正面図である。 ねじ脱落防止用金具の平面図である。 ねじ脱落防止用金具の展開図である。 ねじ脱落防止用金具の正面図である。 ねじ脱落防止用金具の側面図である。 端子台の要部平面図である。 圧着端子取付後の端子台の要部正面図である。 請求項1,請求項3,請求項6及び請求項7の一実施形態に係る端子台に用いるねじ脱落防止用金具の平面図である。 ねじ脱落防止用金具の展開図である。 ねじ脱落防止用金具の正面図である。 ねじ脱落防止用金具の側面図である。 請求項1,請求項5乃至請求項7の一実施形態に係る端子台に用いるねじ脱落防止用金具の平面図である。 ねじ脱落防止用金具の展開図である。 ねじ脱落防止用金具の正面図である。 ねじ脱落防止用金具の側面図である。 従来の端子台の斜視図である。 ねじ脱落防止用金具の基部の平面図である。 圧着端子取付前の端子台の要部拡大断面図である。 圧着端子取付後の端子台の要部拡大断面図である。
符号の説明
41 端子台本体
43 配線接続部
45 凹部
49 導体部
51 ねじ孔
53,55 側壁
57,59 傾斜面
61,63 係止片
65,67 係止溝
69,109,119 ねじ脱落防止用金具
71 ばね鋼
73 基部
75,121 ねじ
77 ねじ軸部
79 ねじ挿通孔
81,83 弾性片
85,87 係止爪
89,91 折曲部
93,95 スリット
97 座金
99,123 ねじ首部
101 スプリングワッシャ
103 端子台
105 圧着端子の電極部
107 ドライバー
111,113 切り込み
115,117 切欠き片
125,127 固定孔

Claims (7)

  1. 各配線接続部に対応して形成された谷状凹部の底部に、圧着端子の電極部をねじ止めするねじ孔が形成され、前記谷状凹部の対向する側壁の上部に、下側内方へ傾斜する傾斜面が形成されると共に、該傾斜面の上部側に内方へ突出する係止片が形成された端子台本体と、
    前記傾斜面に沿って前記谷状凹部内に上下動可能に収納,装着され、前記ねじ孔に対応するねじ挿通孔が形成された平坦な基部と該基部の左右両端から上側斜め外方へ折曲された一対の弾性片とで上向き略コ字状に形成されたねじ脱落防止用金具と、
    圧着端子を前記端子台本体にねじ止めする小座つきねじとからなり、
    前記ねじ脱落防止用金具は、一枚の短冊状のばね鋼を折曲して形成され、前記基部から前記両端弾性片への折曲部に、前記ねじ挿通孔に挿通させた小座つきねじの座金を保持,固定する保持手段が設けられていることを特徴とする端子台。
  2. 前記保持手段は、前記折曲部に沿って形成され、前記座金の端部が挿入,係止されるスリットであることを特徴とする請求項1に記載の端子台。
  3. 前記保持手段は、前記折曲部に沿って切り込みを入れて形成された切欠き片で、該切欠き片が前記座金を上方から押圧,保持することを特徴とする請求項1に記載の端子台。
  4. 各配線接続部に対応して形成された谷状凹部の底部に、圧着端子の電極部をねじ止めするねじ孔が形成され、前記谷状凹部の対向する側壁の上部に、下側内方へ傾斜する傾斜面が形成されると共に、該傾斜面の上部側に内方へ突出する係止片が形成された端子台本体と、
    前記傾斜面に沿って前記谷状凹部内に上下動可能に収納,装着され、前記ねじ孔に対応するねじ挿通孔が形成された平坦な基部と該基部の左右両端から上側斜め外方へ折曲された一対の弾性片とで上向き略コ字状に形成されたねじ脱落防止用金具と、
    圧着端子を前記端子台本体にねじ止めする固定ねじとからなり、
    前記ねじ脱落防止用金具は、一枚の短冊状のばね鋼を折曲して形成され、前記基部から前記両端弾性片への折曲部に、前記ねじ挿通孔に挿通させた固定ねじのねじ首部を保持,固定する保持手段が設けられていることを特徴とする端子台。
  5. 前記保持手段は、前記固定ねじのねじ首部の断面形状に沿って形成され、該ねじ首部が係合する固定孔であることを特徴とする請求項4に記載の端子台。
  6. 前記谷状凹部の対向する側壁に、前記係止片から傾斜面に亘って係止溝を設けると共に、一対の前記弾性片の先端に、前記係止溝に係止する係止部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の端子台。
  7. 前記弾性片は、先端側が前記傾斜面に圧接可能に斜め外方へ拡開して折曲していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の端子台。
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