JP2010126990A - 籾殻暗渠形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガイド上方での籾殻の撹拌を確実に行なうことができるようにし、籾殻の流出を円滑に行なわせるようにする。
【解決手段】 地面下に溝を形成する溝形成部20と、籾殻Mを貯留するホッパ30と、ホッパ30から流出する籾殻Mを溝形成部20で形成した溝内に導く筒状のガイド40と、ホッパ30内の籾殻Mを撹拌するアジテータ50とを備え、アジテータ50を、ガスGの流入口53が形成されるとともに内部に流入口53からのガスGが通る第一ガス通路54が形成されホッパ30内に挿通されて軸線を中心に回転させられるシャフト51と、内部に第一ガス通路54に連通する第二ガス通路57が形成されるとともに側壁に第二ガス通路57のガスGを噴射するガス噴射口58が形成されシャフト51の軸線と交差する軸線を有して基端52aがシャフト51に固定された複数の撹拌棒52とで構成し、流入口53からガスGを供給するガス供給手段を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、透・排水性の悪い重粘土水田等において、籾殻を充填した籾殻暗渠を形成して土層を改良するための籾殻暗渠形成装置に係り、特に、地面下に溝を形成しながらこの溝に籾殻を充填する籾殻暗渠形成装置に関する。
従来、この種の籾殻暗渠形成装置としては、例えば、特許文献1(特公昭48−33106号公報)に掲載されたものが知られている。図15に示すように、この籾殻暗渠形成装置Saは、液体燃料を燃焼させるエンジンを備えエンジンからの排気ガスを排出口部から排出させて走行する走行車200に付帯されており、地面下に溝を形成する溝形成部210と、籾殻を貯留するホッパ220と、ホッパ220の出口開口221に連通しホッパ220から流出する籾殻Maを溝形成部210で形成した溝内に導く筒状のガイド230と、出口開口221上方に設けられ籾殻Maを撹拌するアジテータ240と、アジテータ240を駆動するアジテータ駆動部250とを備えて構成されている。また、走行車200には空気圧縮機201が載置されており、この空気圧縮機201とホッパ220の上部とを接続し空気圧縮機201からのエアをホッパ220に送風する接続管202が設けられている。
溝形成部210は、ホッパ220の下端側に設けられており、走行車200の牽引力によって地面下を切り開いて溝を形成する刃状に形成されている。ガイド230は、溝形成部210の後側に一体に連設され、上端がホッパ220の下端に接続されている。アジテータ240は、ホッパ220内に挿通され軸線を中心に回転させられるシャフト241と、シャフト241の軸線と交差する軸線を有し基端がシャフト241に固定された複数の撹拌棒242とを備えて構成されている。このシャフト241は、その一端側が軸受け243で軸支されている。
この籾殻暗渠形成装置Saを用いて、水田等に籾殻暗渠を形成するときは、予めホッパ220内に籾殻Maを収容し、この状態で、籾殻暗渠形成箇所にこの装置Saを配置し、アジテータ駆動部250によりアジテータ240を駆動するとともに空気圧縮機201を駆動しながら、装置Saを走行車200で牽引する。これにより、溝形成部210で地面下が切り開かれて溝が形成されていくとともに、ホッパ220からガイド230を通して籾殻Maが溝内に充填されていく。この場合、空気圧縮機201から送風されるエアによって、籾殻Maをガイド230の方に押し込むとともに、アジテータ駆動部250によってアジテータ240の撹拌棒242を回転させ、籾殻Maを撹拌しながらガイド230に送るようにしている。
特公昭48−33106号公報
しかしながら、この従来の籾殻暗渠形成装置Saにおいては、空気圧縮機201から送風されるエアによって籾殻Maをガイド230の方に押し込み、アジテータ240によって籾殻Maを撹拌しながらガイド230に送るようにはしているが、籾殻Maはエアで押し込まれるのでガイド230の上方においては、凝縮して固くなりやすく、そのため、アジテータ240の撹拌が不十分になって、必ずしも籾殻Maの流出が円滑に行なわれないという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、ガイド上方での籾殻の撹拌を確実に行なうことができるようにし、籾殻の流出を円滑に行なわせるようにした籾殻暗渠形成装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明の籾殻暗渠形成装置は、液体燃料を燃焼させるエンジンを備え該エンジンからの排気ガスを排出口部から排出させて走行する走行車に付帯された籾殻暗渠形成装置であって、地面下に溝を形成する溝形成部と、籾殻を貯留するホッパと、該ホッパの出口開口に連通し該ホッパから流出する籾殻を上記溝形成部で形成した溝内に導く筒状のガイドと、上記出口開口上方に設けられ籾殻を撹拌するアジテータと、該アジテータを駆動するアジテータ駆動部とを備えた籾殻暗渠形成装置において、上記アジテータを、上記ホッパ内に挿通され軸線を中心に回転させられるシャフトと、該シャフトの軸線と交差する軸線を有し基端が該シャフトに固定された複数の撹拌棒とを備えて構成し、上記シャフトにガスの流入口を形成するとともに該シャフトの内部に該流入口から流入されたガスが通る第一ガス通路を形成し、上記撹拌棒の内部に上記第一ガス通路に連通する第二ガス通路を形成するとともに該撹拌棒の側壁に該第二ガス通路のガスを噴射するガス噴射口を形成し、上記シャフトの流入口からガスを供給するガス供給手段を設けた構成としている。
これにより、水田等に籾殻暗渠を形成するときは、予めホッパ内に籾殻を収容し、この状態で、籾殻暗渠形成箇所に本装置を配置し、アジテータ駆動部によりアジテータを駆動するとともに、ガス供給手段によりシャフトの流入口からガスを供給しながら、本装置を走行車で牽引する。これにより、溝形成部で地面下が切り開かれて溝が形成されていくとともに、ホッパからガイドを通して籾殻が溝内に充填されていき、籾殻暗渠が形成される。この場合、ホッパの出口開口上方において、アジテータ駆動部によってアジテータのシャフトが回転させられ、このシャフトを中心に複数の撹拌棒が回転させられて籾殻を撹拌するようになる。このとき、ガス供給手段によりシャフトの流入口からガスが供給されているので、供給されたガスは、シャフト内部の第一ガス通路を通り、この第一ガス通路から撹拌棒内部の第二ガス通路に流入して第二ガス通路を通り、ガス噴射口から噴射されるようになる。
この場合、撹拌棒はガスを噴射しながらシャフトを中心に回転するので、撹拌棒の回転力に加えて、ガスの噴射力によって籾殻を砕くようになり、そのため、籾殻の撹拌を確実に行なうことができるようになる。また、撹拌棒から離間した籾殻もガスによって撹拌されるようになるので、籾殻の撹拌範囲が広域となり、この点でも、籾殻の撹拌を確実に行なうことができるようになる。このため、籾殻が撹拌棒とガスとで強力且つ広域に撹拌されるようになるので、籾殻がホッパの出口に集中して固くなって詰まったり停留したりしようとしても籾殻を崩してスムーズにガイドに送ることができる。
そして、必要に応じ、上記ガス供給手段を上記走行車のエンジンで構成し、上記排出口部と上記流入口とを接続する接続管を設けた構成としている。これにより、本発明の装置を走行車で牽引する際、走行車のエンジンから発生させられた排気ガスが、排出口部から排出させられ、接続管を通ってシャフトの流入口に流入させられるようになる。即ち、撹拌棒から噴射されるガスを走行車の排気ガスとすることができるので、排気ガスを有効利用することができる。また、ガスを発生させる装置等を別途設ける必要がないので、装置を簡易な構成とすることができる。
また、必要に応じ、上記ガス噴射口を複数設けた構成としている。これにより、複数のガス噴射口からガスが噴射されるので、より一層籾殻の撹拌力を強力にすることができるとともに、より一層籾殻の撹拌範囲を広域にすることができ、そのため、籾殻の撹拌を確実に行なうことができるようになる。
更に、必要に応じ、上記撹拌棒のガス噴射口縁部に、該ガス噴射口からのガスの流向を上記撹拌棒の先端側に向かうように変更する流向変更部材を設けた構成としている。これにより、ガス噴射口から噴射されたガスは、流向変更部材によってその流向がシャフトを中心に外方に変更されるようになるので、籾殻を拡散させることができ、そのため、より一層広範囲の籾殻を撹拌することができる。
更にまた、必要に応じ、上記流向変更部材を、筒状体をその軸線方向に沿って切断して形成され開放口を有した断面U字状の部材で構成し、上記開放口が上記撹拌棒の先端側を向くように上記流向変更部材の一端部を上記ガス噴射口縁部に固定した構成としている。これにより、ガス噴射口から噴射されたガスは、流向変更部材の開放口から噴出されるようになるので、確実にガスの流向が撹拌棒の先端側に向かうように変更させることができ、そのため、確実に籾殻を拡散させることができる。
そして、また、必要に応じ、上記シャフトを上記ホッパの壁部を貫通させて配設し、上記ホッパの外側において上記シャフトの一端側及び他端側を夫々軸受けに回転可能に軸支し、上記流入口を上記シャフトの一端に形成し、上記シャフトの一端がわに設けられ上記ガス供給手段から発生させられたガスが導入される導入口及び該導入口から導入されたガスを上記流入口に導出させる導出口が形成されたガス誘導部を備えた構成としている。この場合、上記導出口を管部材の開口で形成し、該管部材と上記流入口が形成されたシャフトの一端部とを上記シャフトのみが回転するように互いに挿通し合う関係で接続した構成とすることが有効である。これにより、ガス誘導部を別途設けたので、シャフト内にガスを誘導しやすくなり、簡易な機構でシャフトのみを回転させることができるようになる。
更に、必要に応じ、上記出口開口上方であって上記アジテータの下方に、上記アジテータで撹拌された籾殻を更に撹拌して上記ガイドに送出する撹拌器を設けた構成としている。これにより、ホッパの出口開口近傍において、撹拌器で更に籾殻を撹拌することになるので、より一層籾殻を崩してスムーズにガイドに送ることができる。
更にまた、必要に応じ、上記撹拌器を上記アジテータ駆動部により上記アジテータと連動させて駆動する構成としている。これにより、アジテータ駆動部でアジテータと撹拌器とを駆動させることができるので、装置の構成を比較的簡易に構成することができる。
本発明の籾殻暗渠形成装置によれば、アジテータ駆動部によりアジテータを駆動するとともに、ガス供給手段によりシャフトの流入口からガスを供給しながら、本装置を走行車で牽引していくと、溝形成部で地面下が切り開かれて溝が形成されていくとともに、ホッパからガイドを通して籾殻が溝内に充填されていき、籾殻暗渠が形成される。この場合、ホッパの出口開口上方において、アジテータ駆動部によってアジテータのシャフトが回転させられ、このシャフトを中心に複数の撹拌棒が回転させられて籾殻を撹拌するようになる。このとき、ガス供給手段によりシャフトの流入口から供給されたガスが、ガス噴射口から噴射される。
この場合、撹拌棒はガスを噴射しながらシャフトを中心に回転するので、撹拌棒の回転力に加えて、ガスの噴射力によって籾殻を砕くようになり、そのため、籾殻の撹拌を確実に行なうことができるようになる。また、撹拌棒から離間した籾殻もガスによって撹拌されるようになるので、籾殻の撹拌範囲が広域となり、この点でも、籾殻の撹拌を確実に行なうことができるようになる。このため、籾殻が撹拌棒とガスとで強力且つ広域に撹拌されるようになるので、籾殻がホッパの出口に集中して固くなって詰まったり停留したりしようとしても籾殻を崩してスムーズにガイドに送ることができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係る籾殻暗渠形成装置を説明する。
図1乃至図12には、本発明の実施の形態に係る籾殻暗渠形成装置Sを示している。本装置Sは、図1に示すように、液体燃料を燃焼させるエンジン3を備えエンジン3からの排気ガスGを排出口部2から排出させて走行する走行車1に付帯されている。この走行車1は、クローラ式あるいはホイル式のトラクタ等で構成されている。
本装置Sは、図1乃至図12に示すように、機枠10と、地面下に溝を形成する溝形成部20と、籾殻Mを貯留するホッパ30と、ホッパ30の出口開口31に連通しホッパ30から流出する籾殻Mを溝形成部20で形成した溝内に導く筒状のガイド40と、出口開口31上方に設けられ籾殻Mを撹拌するアジテータ50と、アジテータ50にガスを供給するガス供給手段60と、アジテータ50を駆動するアジテータ駆動部70とを備えて構成されている。
機枠10の前部には、本装置Sを牽引する走行車1に連結される連結部11が形成されている。
溝形成部20は、図1,図2,図7及び図12に示すように、地面下に挿入されるとともに、走行車1の牽引力によって地面下を切り開いて溝を形成する刃状に形成されており、機枠10の前部の後側に固設されて、この機枠10より下に垂下している。また、溝形成部20の下端にはすくい部21が形成されている。
ホッパ30は、図1乃至図4及び図7に示すように、四角柱筒状に形成されるとともにその下側は先つぼまりになっており、先端部に本装置Sの走行方向に対して前後方向に延びる断面長方形状の出口開口31が形成されている。この出口開口31は、図2に示すように、上下方向に所定の幅Lを有した筒状の出口開口形成部32によって形成されている。この出口開口形成部32は、図3及び図4に示すように、正面及び背面視半球状に形成されている。また、ホッパ30は、支持部材12を介して機枠10に固定されているとともに、ガイド40に支持されている。更に、ホッパ30の壁部には、図3に示すように、籾殻Mの量を目視できる透明な窓33が設けられている。更にまた、ホッパ30上部には、図2及び図11に示すように、メッシュ状に形成されるとともに走行車1の走行方向に対して左右に水平移動させられてホッパ30に入れられる籾殻Mを篩い分ける篩34が設けられている。この篩34は、実施の形態では、網目45mmに形成されたエキスパンダメタルで構成されている。
ガイド40は、略直方体状の筒状に形成され(例えば、上下長さ約900mm、前後方向幅約650mm、左右方向幅約70mmに形成され)、溝形成部20の後側に一体的に連設されているとともに、上端部を出口開口形成部32に接続してある。また、図3及び図4に示すように、上端部は、その側板をテーパ状に形成して下方に向けてつぼまるように形成されている。更に、ガイド40後側の下側約3分の2は開放しているとともに、ガイド40の後方下側が切り欠かれて切欠き部41を形成している。更にまた、ガイド40の籾殻通過通路の前側面下側は、凹面状に湾曲形成された案内面42として形成されている。また、このガイド40の走行方向後側には、図2及び図12に示すように、上下動可能に設けられ下動時にガイド40から突出して溝形成部20で形成した溝内に埋設された籾殻Mの上部を均す埋設厚調整部43が設けられている。この埋設厚調整部43は、ガイド40の走行方向後側において上下動する矩形状のプレート43aと、このプレート43aの一方面に設けられ雄ネジを有したボルト43bと、このボルト43bに螺合するナット43cとを備えて構成されている。ガイド40の走行方向後側には、ボルト43bが上下動可能に挿通される矩形状の開口部44が形成されている。更に、ガイド40内部であってガイド40の走行方向前側には、図2に示すように、ガイド40内から溝形成部20で形成した溝内にエアを噴出するエアノズル45が設けられている。このエアノズル45へのエアの供給源は、機枠10に取り付けられたロータリー式のコンプレッサ(図示せず)である。
アジテータ50は、図1乃至図9に示すように、ホッパ30内に挿通され軸線を中心に回転させられるシャフト51と、シャフト51の軸線と交差する軸線を有し基端52aがシャフト51に固定された複数の撹拌棒52とを備えて構成されている。
シャフト51は、一端51a側にガスGが流入される流入口53が形成されるとともに他端51b側が閉塞され、内部に流入口53から流入されたガスGが通る第一ガス通路54が形成されている。実施の形態では、シャフト51は、一端51aに流入口53が形成されるとともに他端51bが閉塞され内部に第一ガス通路54が形成された筒体55と、この筒体55内部に挿通され筒体55と同軸に設けられる軸体55aと、筒体55の外側面に設けられるナット55bと、ナット55bに螺合するとともに軸体55aを挾持することにより筒体55と軸体55aとを接続する一対のネジ55cとで構成されている。ネジ55c及びナット55bは、筒体55の一端51a側と他端51b側とに一対ずつ設けられている。このシャフト51は、ホッパ30の走行方向に対して前後の壁部を貫通して配設され、ホッパ30の外側においてシャフト51の一端51a側及び他端51b側が夫々軸受け56に回転可能に軸支されている。実施の形態では、シャフト51の軸体55aが軸受け56に回転可能に軸支されている。
撹拌棒52は、棒状に形成され、その内部に第一ガス通路54に連通する第二ガス通路57が形成されるとともに、その側壁に第二ガス通路57のガスGを噴射するガス噴射口58が複数形成されている。この撹拌棒52は、実施の形態では、シャフト51の軸線と直交する軸線を有するように基端52aがシャフト51の筒体55に固定され、側壁のみならず先端52bにもガス噴射口58が形成されている。また、この撹拌棒52には、側壁に形成されたガス噴射口58縁部にガス噴射口58からのガスGの流向を撹拌棒52の先端52b側に向かうように変更する流向変更部材59が設けられている。この流向変更部材59は、筒状体をその軸線方向に沿って切断して形成され、開放口59aを有した断面U字状の部材で構成されている。この流向変更部材59は、開放口59aが撹拌棒52の先端52b側を向くように、その一端部が撹拌棒52の側壁に形成されたガス噴射口58縁部に固定されている。
ガス供給手段60は、図1に示すように、走行車1のエンジン3で構成され、このガス供給手段60としてのエンジン3からの排気ガスGを排出する排出口部2とシャフト51の流入口53とを接続する接続管61が設けられている。詳しくは、図1乃至図3,図5,図7及び図8に示すように、シャフト51の一端51aがわに、ガス供給手段60から発生させられたガスGが導入される導入口62及び導入口62から導入されたガスGを流入口53に導出させる導出口63が形成されたガス誘導部64が設けられ、導入口62に接続管61が接続されるとともに、導出口63がシャフト51の流入口53に接続されている。ガス誘導部64の導入口62及び導出口63は、管部材64aの開口で形成され、導出口63が形成された管部材64aと流入口53が形成されたシャフト51の一端部とがシャフト51のみが回転するように互いに挿通し合う関係で接続されている。実施の形態では、図8に示すように、流入口53が形成されたシャフト51の筒体55の一端部に導出口63が形成された管部材64aが挿通され、シャフト51の軸体55aが導出口63からガス誘導部64内に挿通されている。
また、ホッパ30の出口開口31上方であってアジテータ50の下方には、図1乃至図4,図7及び図10に示すように、アジテータ50で撹拌された籾殻Mを更に撹拌してガイド40に送出する撹拌器80が設けられている。この撹拌器80は、ホッパ30の走行方向に対して前後の壁部を貫通し軸線を中心に回転可能に軸支された撹拌器回転軸81と、撹拌器回転軸81の軸線と直交する軸線を有し基端部が撹拌器回転軸81に固定された複数の撹拌部材82とを備えて構成されている。撹拌器回転軸81は、ホッパ30の外側において撹拌器回転軸81の一端81a側及び他端81b側が夫々撹拌器軸受け83に回転可能に軸支されている。この撹拌器80は、アジテータ駆動部70によりアジテータ50と連動して駆動させられる。
アジテータ駆動部70は、図1,図2,図5,図7及び図9に示すように、モータ71と、モータ71の駆動により軸線を中心に回転させられるモータロッド72と、モータロッド72の回転により回転させられるモータスプロケット73と、アジテータ50のシャフト51の他端51bに設けられモータスプロケット73の回転により回転させられてシャフト51を回転せしめるアジテータスプロケット74と、アジテータスプロケット74と連動し撹拌器80を駆動させる撹拌器スプロケット75と、モータスプロケット73の回転をアジテータスプロケット74及び撹拌器スプロケット75に伝達する伝動機構90とを備えて構成されている。
実施の形態では、アジテータスプロケット74と撹拌器スプロケット75とは、アジテータスプロケット74及び撹拌器スプロケット75間に掛け亘され周回移動させられるチェーン76によって連動させられ、モータスプロケット73の回転が撹拌器スプロケット75に伝動機構90を介して伝達されている。即ち、モータスプロケット73の回転により伝動機構90を介して撹拌器スプロケット75が回転させられ、この撹拌器スプロケット75に連動してアジテータスプロケット74が回転させられる。また、実施の形態では、アジテータスプロケット74はシャフト51の軸体55aに設けられ、アジテータスプロケット74が回転すると、軸体55aが回転させられ、この軸体55aの回転により筒体55が回転させられる。
伝動機構90は、図9に示すように、モータスプロケット73と連動して回転させられる第一スプロケット91と、一端側に第一スプロケット91が設けられ第一スプロケット91の回転により軸線を中心に回転させられる第一ロッド92と、第一ロッド92の他端側に設けられ第一ロッド92の回転により回転させられる第二スプロケット93及び第三スプロケット94と、第二スプロケット93の回転により第二スプロケット93に連動して回転させられる第四スプロケット95と、第三スプロケット94の回転により第三スプロケット94に連動して回転させられる第五スプロケット96と、一端側に第四スプロケット95及び第五スプロケット96が設けられ第四スプロケット95または第五スプロケット96の回転により軸線を中心に回転させられる第二ロッド97と、第二ロッド97の他端側に設けられ第二ロッド97の回転により回転させられる第六スプロケット98とを備えて構成されている。
モータスプロケット72と第一スプロケット91とは各スプロケット72,91間に掛け亘され周回移動させられる第一チェーン99によって連動させられており、第六スプロケット98と撹拌器スプロケット75とは各スプロケット98,75間に掛け亘され周回移動させられる第二チェーン99aによって連動させられている。また、第二スプロケット93及び第四スプロケット95間に掛け亘され周回移動させられる第三チェーン99bと、第三スプロケット94及び第五スプロケット96間に掛け亘され周回移動させられる第四チェーン99cとは、何れか一方のみが取り付けられている。即ち、第三チェーン99bを取り付けた場合には、第一ロッド92の回転により第二スプロケット93が回転すると第三チェーン99bが周回移動し、これによって第四スプロケット95が回転するようになるが、第一ロッド92の回転により第三スプロケット94が回転しても第四チェーン99cが取り外されているので、第五スプロケット96は回転しなくなる。逆に、第四チェーン99cを取り付けた場合には、第一ロッド92の回転により第三スプロケット94が回転すると第四チェーン99cが周回移動し、これによって第五スプロケット96が回転するようになるが、第一ロッド92の回転により第二スプロケット93が回転しても第三チェーン99bが取り外されているので、第四スプロケット95は回転しなくなる。この第三チェーン99b及び第四チェーン99cの取り付け,取り外しは手動で行なう。また、第四スプロケット95は第五スプロケット96よりも大径に形成されており、これによって、第四スプロケット95の回転速度と第五スプロケット96の回転速度が異なるようになるので、第三チェーン99bを取り付けた場合と第四チェーン99cを取り付けた場合とで第二ロッド97の回転速度が異なるようになる。
また、ホッパ30の出口開口31を形成する出口開口形成部32には、出口開口31を開閉するシャッタ100と、シャッタ100を駆動させるシャッタ駆動部110とが備えられている。シャッタ100は、図2及び図10に示すように、軸線を貫通する通孔101を有した円柱形状に形成され、(例えば、前後方向幅約600mm、左右方向幅約70mmに形成され)、出口開口31内でその軸をホッパ30の走行方向に対して前後方向に沿わせて回転しうるように、両端に設けた回転軸102を出口開口形成部32に軸支してある。
シャッタ駆動部110は、図2及び図4に示すように、シャッタ100の通孔101がホッパ30及びガイド40に連通して出口開口31を開放する開放位置Kと通孔101を非連通状態にして出口開口31を閉塞する閉塞位置Hとの2位置にシャッタ100を位置させるようシャッタ100の回転軸102を回転させている。このシャッタ駆動部110は、一端111aが遊動可能に軸支されたシリンダ111に進退動可能に挿通されたピストン112を、出口開口形成部32後側から突出した回転軸102に固定されたクランク113に接続したものである。
更に、シャッタ100の上側であって撹拌器80の下側には、図2及び図10に示すように、出口開口形成部32後側にスライド可能に設けられ進出して出口開口31の開度を変えるスライド板120が設けられている。このスライド板120は、最大進出時に出口開口31を約5分の2閉じる長さに形成されているとともに、送りネジ機構121により進退動させられる。送りネジ機構121はスライド板120に設けた雌ネジ部122と、出口開口形成部32後側の取付部に回転可能に取付けられ雌ネジ部122に螺合する雄ネジ部123と、雄ネジ部123を回転させるハンドル124とで構成されている。
更にまた、機枠10の前部両側には、図1,図3及び図4に示すように、地面上を摺接しながら本装置Sを支持するとともに、溝形成部20の地面下に入り込む深さを一定に保持する脚状の支持スライダ130が設けられている。この支持スライダ130は、その接地位置を変えて溝形成部20の深さを調整できるように、上下位置調整可能に機枠10に取付けられている。また、機枠10には、本装置Sの非使用時に、本装置Sを支持しておく棒状の複数のスタンド(図示せず)が着脱可能に取付けられるようになっている。
従って、この実施の形態に係る籾殻暗渠形成装置Sを用いて、水田等に籾殻暗渠を形成するときは、以下のようにする。
水田等に籾殻暗渠を形成するときは、予めホッパ30内に籾殻Mを収容しておくとともに、スライド板120を送りネジ機構121のハンドル124操作により適宜の位置に進出させ、ホッパ30の出口開口31の開度を所要のものに設定しておく。更に、アジテータ駆動部70の第三チェーン99b及び第四チェーン99cの何れか一方を取り付け、何れか他方を取り外しておく。更にまた、埋設厚調整部43を下動させてガイド40から突出させ、溝形成部20の下端との距離を所望距離にしておく。詳しくは、ナット43cを緩めてプレート43aを下方に移動させ、所望位置において、ナット43cをボルト43bに螺合させて固定する。
籾殻Mをホッパ30に収容する際は、ホッパ30上部に設けられた篩34に籾殻Mを載置し、篩34をホッパ30の進行方向に対して左右に往復させて水平移動させる。これにより、異物や籾殻Mの塊等の篩34の網目よりも大きな塊がホッパ30内に入り込む事態を防止することができる。特に、冬季等は、湿った籾殻Mが凍結して大きな塊となることがあるが、この場合も、篩34にかけることにより、ホッパ30内に入り込む事態を防止することができる。
この状態で、籾殻暗渠形成箇所に本装置Sを配置し、シリンダ111を遊動させてシャッタ100を開放位置Kに設定して、アジテータ駆動部70によりアジテータ50及び撹拌器80を駆動するとともに、コンプレッサ(図示せず)を駆動しながら、本装置Sを走行車1で牽引していく。走行車1を走行させると、ガス供給手段60としてのエンジン3から排気ガスGが発生させられ、この排気ガスGが排出口部2から接続管61及びガス誘導部64を通ってシャフト51の流入口53から供給されるようになる。これによって、排気ガスGを有効利用することができるとともに、ガスGを発生させる装置等を別途設ける必要がないので、本装置Sを簡易な構成とすることができる。
本装置Sを走行車1で牽引していくと、溝形成部20で地面下が切り開かれて溝が形成されていくとともに、ホッパ30からガイド40を通して籾殻Mが溝内に充填されていき、籾殻暗渠が形成される。
この場合、シャッタ100の開放位置Kへの設定においては、シャッタ100はシャッタ駆動部110により出口開口31内で回転させられるので、籾殻Mの荷重が作用しても容易に動かすことができ、そのため、即座に通孔101が連通させられて、出口開口31が開放される。このため、本装置Sの牽引し始めから、確実に籾殻Mが供給される。また、シャッタ100を開放位置Kへ回転させる際に、シャッタ100の上部に籾殻Mの圧力がかかって籾殻Mが出口開口31を通過しづらくなる傾向があるが、ホッパ30の出口開口形成部32を正面及び背面視半球状に形成しているので、籾殻Mの圧力が分散され、そのため、籾殻Mが出口開口31をスムーズに通過できるようになる。特に、ホッパ30に収容される籾殻Mの容量が大きい場合に、より一層効果を奏する。
また、本装置Sの牽引行程では、ホッパ30の出口開口31上方において、アジテータ駆動部70によってアジテータ50のシャフト51が回転させられ、このシャフト51を中心に複数の撹拌棒52が回転させられて籾殻Mを撹拌するようになる。このとき、ガス供給手段60から発生させられたガスGは、ガス誘導部64を通ってシャフト51の流入口53から供給されるようになるので、シャフト51内にガスGを誘導しやすくなり、簡易な機構でシャフト51のみを回転させることができるようになる。そして、供給されたガスGは、シャフト51内部の第一ガス通路54を通り、この第一ガス通路54から撹拌棒52内部の第二ガス通路57に流入して第二ガス通路57を通り、複数のガス噴射口58から噴射され、流向変更部材59によってその流向がシャフト51を中心に外方に変更されるようになる。
この場合、撹拌棒52は複数のガス噴射口58からガスGを噴射しながらシャフト51を中心に回転するので、撹拌棒52の回転力に加えて、ガスGの噴射力によって籾殻Mを砕くようになり、そのため、籾殻Mの撹拌を確実に行なうことができるようになる。また、撹拌棒52から離間した籾殻MもガスGによって撹拌されるようになるので、籾殻Mの撹拌範囲が広域となり、この点でも、籾殻Mの撹拌を確実に行なうことができるようになる。更に、流向変更部材59によってその流向がシャフト51を中心に外方に変更されるので、籾殻Mをシャフト51を中心に外方に移動させることができ、そのため、籾殻Mを拡散させることができるので、より一層広範囲の籾殻Mを確実に撹拌することができる。このため、籾殻Mが撹拌棒52とガスGとで強力且つ広域に撹拌されるようになるので、籾殻Mがホッパ30の出口に集中して固くなって詰まったり停留したりしようとしても籾殻Mを崩してスムーズにガイド40に送ることができる。
アジテータ50で撹拌された籾殻Mは、ホッパ30の出口開口31近傍において撹拌器80によって更に撹拌される。これにより、より一層籾殻Mをスムーズにガイド40に送ることができる。この撹拌器80は、アジテータ駆動部70によってアジテータ50と連動しているので、本装置Sの構成を比較的簡易に構成することができる。
また、収容された籾殻Mによって湿度等が異なるため、アジテータ50及び撹拌器80にかかる抵抗が異なってくるので、この場合、アジテータ駆動部70の第三チェーン99bと第四チェーン99cとを適宜に選択することで、アジテータ50及び撹拌器80の回転速度を可変させることができる。これにより、アジテータ50及び撹拌器80を、使用する籾殻Mに対応して、適正な回転速度で回転させることができるので、より一層籾殻を確実に撹拌することができる。
ガイド40に送られた籾殻Mは、エアノズル45から噴射されるエアにより、ガイド40内から溝形成部20で形成した溝内に強制的に送られるので、ガイド40下面と溝の底面との間に籾殻Mが詰まってしまう事態が防止され、籾殻Mの充填が確実に行なわれる。また、ガイド40の後側が開放され、湾曲した案内面42によって籾殻Mが後側に導かれるので、籾殻Mが後側から排出されることになり、この点でも、ガイド40下面と溝の底面との間に籾殻Mが詰まってしまう事態が防止され、籾殻Mの充填が確実に行なわれる。
溝形成部20で形成された溝に籾殻Mが充填された状態で、走行車1を走行させていくと、ガイド40の後側に設けられた埋設厚調整部43が、籾殻Mの上部を均すように通過していく。これによって、籾殻Mの埋設厚さを、所望の厚さに容易に調整することができる。
そして、一つの籾殻暗渠を形成し終ったならば、シャッタ100を閉塞位置Hに設定する。この場合、シャッタ100はシャッタ駆動部110により出口開口31内で回転させられるので、籾殻Mの荷重が作用しても、容易に動き、そのため即座に通孔101が非連通状態にさせられて出口開口31が閉塞される。そのため、一つの籾殻暗渠形成の終了時の籾殻供給停止が確実に行なわれ、籾殻Mが多く出すぎる事態を防止することができる。
その後、本装置Sを持ち上げて走行車1とともに反転させ、次の籾殻暗渠形成個所に本装置Sを降ろし、再びシャッタ100を開放位置Kに設定して次の籾殻暗渠を形成していく。
尚、上記実施の形態において、溝形成部20を刃状に形成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、チェーン,ロータやオーガ等の掘削するタイプのものを用いても良く、適宜変更して差支えない。
また、上記実施の形態において、シャッタ駆動部110を、シリンダ111の遊動によりクランク113を回転させるように構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、クランク113をワイヤで引張して回転させるようにしても良く、また、クランク113をギヤドモータで回転させるようにしても良く、適宜変更して差支えない。
更に、上記実施の形態において、アジテータ駆動部70を上記の構成としたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、適宜変更して差支えない。
更にまた、上記実施の形態において、流向変更部材59を、筒状体をその軸線方向に沿って切断して開放口59aを有した断面U字状の部材で構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、適宜変更して差支えない。
尚また、上記実施の形態において、シャフト51を、ホッパ30の走行方向に対して前後の壁部を貫通して配設したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、ホッパ30の走行方向に対して左右の壁部を貫通して配設しても良く、また、ホッパ30の上部からホッパ30内に挿通させても良く、適宜変更して差支えない。
更に、上記実施の形態において、シャフト51を、筒体55,軸体55a,ナット55b及びネジ55cで構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、シャフト51を、一端51aに流入口53が形成されるとともに他端51bが閉塞され内部に第一ガス通路54が形成された筒体55のみで形成しても良く、適宜変更して差支えない。この場合、図13及び図14に示すように、軸受け56をガス誘導部64よりもホッパ30側に位置させ、導出口63が形成された管部材64aと流入口53が形成されたシャフト51の筒体55の一端部とをシャフト51のみが回転するように互いに挿通し合う関係で接続させ、アジテータ駆動部70を筒体55の他端51bに設けて、アジテータ駆動部70で筒体55を回転させるようにすれば良い。
更にまた、上記実施の形態において、導出口63が形成された管部材64aを流入口53が形成されたシャフト51の一端部に挿通させたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、導出口63が形成された管部材64aに流入口53が形成されたシャフト51の一端部を挿通させても良く、適宜変更して差支えない。
本発明の実施の形態に係る籾殻暗渠形成装置をその使用状態とともに示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る籾殻暗渠形成装置を示す側面断面図である。 本発明の実施の形態に係る籾殻暗渠形成装置を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る籾殻暗渠形成装置を示す背面図である。 本発明の実施の形態に係るアジテータを示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る撹拌棒を示し、(A)は平面図、(B)は正面断面図である。 本発明の実施の形態に係る籾殻暗渠形成装置の要部を示す側面断面図である。 図7中、一部拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係るアジテータ駆動部を示す図である。 本発明の実施の形態に係るシャッタ,スライド板及び撹拌器を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る篩を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係るガイドを示す斜視図である。 本発明の別のシャフトを示す図である。 図13中、一部拡大断面図である。 従来の籾殻暗渠形成装置の一例を示し、(A)は使用状態とともに示す図、(B)は、側面断面図である。
符号の説明
S 籾殻暗渠形成装置
M 籾殻
G ガス
K 開放位置
H 閉塞位置
1 走行車
2 排出口部
10 機枠
20 溝形成部
30 ホッパ
31 出口開口
32 出口開口形成部
34 篩
40 ガイド
43 埋設厚調整部
45 エアノズル
50 アジテータ
51 シャフト
52 撹拌棒
53 流入口
54 第一ガス通路
55 筒体
56 軸受け
57 第二ガス通路
58 ガス噴射口
59 流向変更部材
60 ガス供給手段
61 接続管
62 導入口
63 導出口
64 ガス誘導部
70 アジテータ駆動部
80 撹拌器
90 伝動機構
100 シャッタ
110 シャッタ駆動部

Claims (9)

  1. 液体燃料を燃焼させるエンジンを備え該エンジンからの排気ガスを排出口部から排出させて走行する走行車に付帯された籾殻暗渠形成装置であって、地面下に溝を形成する溝形成部と、籾殻を貯留するホッパと、該ホッパの出口開口に連通し該ホッパから流出する籾殻を上記溝形成部で形成した溝内に導く筒状のガイドと、上記出口開口上方に設けられ籾殻を撹拌するアジテータと、該アジテータを駆動するアジテータ駆動部とを備えた籾殻暗渠形成装置において、
    上記アジテータを、上記ホッパ内に挿通され軸線を中心に回転させられるシャフトと、該シャフトの軸線と交差する軸線を有し基端が該シャフトに固定された複数の撹拌棒とを備えて構成し、
    上記シャフトにガスの流入口を形成するとともに該シャフトの内部に該流入口から流入されたガスが通る第一ガス通路を形成し、上記撹拌棒の内部に上記第一ガス通路に連通する第二ガス通路を形成するとともに該撹拌棒の側壁に該第二ガス通路のガスを噴射するガス噴射口を形成し、上記シャフトの流入口からガスを供給するガス供給手段を設けたことを特徴とする籾殻暗渠形成装置。
  2. 上記ガス供給手段を上記走行車のエンジンで構成し、上記排出口部と上記流入口とを接続する接続管を設けたことを特徴とする請求項1記載の籾殻暗渠形成装置。
  3. 上記ガス噴射口を複数設けたことを特徴とする請求項1または2記載の籾殻暗渠形成装置。
  4. 上記撹拌棒のガス噴射口縁部に、該ガス噴射口からのガスの流向を上記撹拌棒の先端側に向かうように変更する流向変更部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載の籾殻暗渠形成装置。
  5. 上記流向変更部材を、筒状体をその軸線方向に沿って切断して形成され開放口を有した断面U字状の部材で構成し、上記開放口が上記撹拌棒の先端側を向くように上記流向変更部材の一端部を上記ガス噴射口縁部に固定したことを特徴とする請求項4記載の籾殻暗渠形成装置。
  6. 上記シャフトを上記ホッパの壁部を貫通させて配設し、上記ホッパの外側において上記シャフトの一端側及び他端側を夫々軸受けに回転可能に軸支し、上記流入口を上記シャフトの一端に形成し、上記シャフトの一端がわに設けられ上記ガス供給手段から発生させられたガスが導入される導入口及び該導入口から導入されたガスを上記流入口に導出させる導出口が形成されたガス誘導部を備えたことを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載の籾殻暗渠形成装置。
  7. 上記導出口を管部材の開口で形成し、該管部材と上記流入口が形成されたシャフトの一端部とを上記シャフトのみが回転するように互いに挿通し合う関係で接続したことを特徴とする請求項6記載の籾殻暗渠形成装置。
  8. 上記出口開口上方であって上記アジテータの下方に、上記アジテータで撹拌された籾殻を更に撹拌して上記ガイドに送出する撹拌器を設けたことを特徴とする請求項1乃至7何れかに記載の籾殻暗渠形成装置。
  9. 上記撹拌器を上記アジテータ駆動部により上記アジテータと連動させて駆動することを特徴とする請求項8記載の籾殻暗渠形成装置。
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