JP2002194767A - 自走式土質改良機及び自走式土質改良機の混合装置 - Google Patents

自走式土質改良機及び自走式土質改良機の混合装置

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JP2002194767A
JP2002194767A JP2000392772A JP2000392772A JP2002194767A JP 2002194767 A JP2002194767 A JP 2002194767A JP 2000392772 A JP2000392772 A JP 2000392772A JP 2000392772 A JP2000392772 A JP 2000392772A JP 2002194767 A JP2002194767 A JP 2002194767A
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JP
Japan
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soil
self
mixing device
propelled
conveyor
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Application number
JP2000392772A
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English (en)
Inventor
Kazumichi Hosoya
和道 細谷
Fujio Sato
藤男 佐藤
Hisanori Hashimoto
久儀 橋本
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】粘性の異なる様々な土砂を改質対象とする場合
であっても、高い生産性を確保できる自走式土質改良機
及びこれに用いる混合装置を提供する。 【解決手段】土砂ホッパ2により受け入れた土砂を混合
装置3により土質改良材と混合して改質する自走式土質
改良機において、混合装置3の土砂及び土質改良材を導
入する導入口37を移動可能に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受け入れた土砂を
土質改良材と混合して改質する自走式土質改良機及びこ
れに用いる混合装置に関し、さらに詳しくは、粘性の異
なる様々な土砂を改質対象とする場合であっても高い生
産性を確保できる自走式土質改良機及びこれに用いる混
合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、いわゆるリサイクル法の施行(平
成3年10月)といった廃棄物再利用促進の背景の下、
例えば、ガス管等の埋設工事、上下水道工事、及びその
他の道路工事・基礎工事等において発生する掘削土(い
わゆる建設発生土)を土質改良材とともに攪拌混合処理
し、リサイクル用の改良土とする自走式土質改良機のニ
ーズが拡がりつつある。
【0003】このような自走式土質改良機としては、例
えば特開平9−195265号公報に記載のように、土
砂ホッパに投入され搬送コンベアにより搬送される土砂
に土質改良材供給装置から土質改良材を供給し、その土
砂と土質改良材との混合物を混合装置によって解砕混合
して改良土を製造し、その改良土を搬出コンベアで搬出
するものが既に提唱されている。
【0004】なお上記混合装置は、混合装置本体内に複
数の回転打撃子を備えており、搬送コンベアにより搬送
され混合装置の一方側(上部側)に設けた導入口から導
入した土砂及び土質改良材を、この複数の回転打撃子で
打撃を加えることによって解砕混合して改良土を製造
し、混合装置の他方側(下部側)に設けた排出口から排
出するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては以下の課題が存在する。即ち、上記し
た近年の廃棄物再利用促進の機運の下、自走式土質改良
機により製造される改良土の用途拡大に伴い、改質対象
となる土砂の性状も極めて多種多様化してきている。例
えばある1つの土質改良業者で受け入れる土砂の種類の
範囲も広くなってきており、例えば砂含量が多く粘度が
低い砂質土や、比較的高い含水比の粘土、泥土、畑の土
等の粘度の高い土砂等、粘性の異なる様々な土砂を改質
対象とするようになってきている。この背景の例を挙げ
ると、土砂のリサイクルが盛んになるにつれて、種々の
異なる現場からの土砂を集めるようになったり、また同
一現場であっても土砂量を多くするために深く掘削する
と、深さによって土質が異なる等がその背景としてあ
る。
【0006】上記従来技術は、例えば高粘性の土砂を改
質対象とした場合、上記複数の回転打撃子に土砂が居付
いてしまい混合装置内から改良土がスムーズに排出され
ない場合がある。また、回転打撃子に土砂が居付いてし
まった場合、回転打撃子の回転軸を回転駆動させるモー
タへの負担が増大し、極端な場合には過負荷によりモー
タが停止してしまう可能性もある。このように混合装置
内で土砂の居付きが生じた場合、再び土質改良作業に復
帰するためには、作業者が上記の混合装置本体に別途設
けられたメンテナンス用のカバーを開いて手作業により
混合装置内の清掃を行う他なく、回転打撃子に付着した
高粘性の土砂を取り除く作業には長時間を要するため生
産性が低下する。
【0007】なお、特開2000−45327号公報に
記載のような、内部に設けられた攪拌手段により土砂及
び土質改良材を攪拌混合して改良土を製造する自走式土
質改良機の混合装置においても、攪拌手段に土砂が居付
いてしまうという同様の課題が存在する。
【0008】本発明の目的は、粘性の異なる様々な土砂
を改質対象とする場合であっても、高い生産性を確保で
きる自走式土質改良機及びこれに用いる混合装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、受け入れた土砂を混合装置により
土質改良材と混合して改質する自走式土質改良機におい
て、前記混合装置は、土砂及び土質改良材を導入する導
入口を移動可能に設ける。
【0010】例えば、内部に設けられた攪拌手段により
土砂及び土質改良材を攪拌混合して改良土を製造する自
走式土質改良機の混合装置においては、通常、土砂及び
土質改良材を導入する導入口は混合装置の一方側に設け
られるとともに、改良土を排出する排出口はその反対側
すなわち混合装置の他方側に設けられており、上記導入
された土砂及び土質改良材を、それら導入口と排出口と
の間の距離(=攪拌距離)だけ上記攪拌手段によって攪
拌混合する。
【0011】本発明においては、このような自走式土質
改良機において、導入口を混合装置の例えば長手方向に
移動可能に設けることにより、例えば改質する土砂の粘
性や製造する改良土の品質等に応じて導入口の位置を変
化させ攪拌距離を変えることができる。すなわち、例え
ば高粘性の土砂を改質(改良)する場合には、導入口の
位置を通常よりも排出口側に移動させることにより、攪
拌距離を適宜短くすることができ、これによって混合装
置内に設けられた攪拌手段に土砂が居付くことを抑制す
ることができるので、改良土を円滑に排出させることが
できる。
【0012】また、回転打撃子で解砕混合する方式の混
合装置の場合でも、導入口の位置を移動可能とすること
により導入口から排出口までの距離(=解砕混合距離)
を可変とすることができるので、上記同様、高粘性の土
砂に対してはこの距離を短くすることで回転打撃子への
土砂の居付きを抑制できる。
【0013】以上のように、粘性の異なる様々な土砂を
改質対象とする場合であっても、改良土の円滑な排出性
を確保し高い生産性を確保することができる。
【0014】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記導入口を前記混合装置の任意の位置に着脱可能に設
ける。
【0015】(3)上記目的を達成するために、また本
発明は、受け入れた土砂を混合装置により土質改良材と
混合して改質する自走式土質改良機において、前記受け
入れた土砂を前記混合装置に搬送する搬送コンベアをそ
の長手方向にスライド可能に設ける。
【0016】本発明においては、受け入れた土砂を混合
装置に搬送する搬送コンベアをその長手方向にスライド
可能に設けることにより、例えば改質する土砂の粘性や
製造する改良土の品質等に応じて混合装置に対する土砂
及び土質改良材の導入位置を変化させ、土砂及び土質改
良材を攪拌する攪拌距離あるいは解砕混合する解砕混合
距離を適宜変えることができる。したがって上記同様、
粘性の異なる様々な土砂を改質対象とする場合であって
も、攪拌距離あるいは解砕混合距離を適切に調整するこ
とによって混合装置内に設けられた攪拌手段あるいは回
転打撃子に土砂が居付くことを抑制することができるの
で、改良土を円滑に排出させることができる。したがっ
て、高い生産性を確保することができる。
【0017】(4)上記(3)において、好ましくは、
前記搬送コンベアをスライドさせる駆動手段をさらに設
ける。
【0018】(5)上記目的を達成するために、また本
発明は、受け入れた土砂を混合装置により土質改良材と
混合して改質する自走式土質改良機において、前記受け
入れた土砂を前記混合装置に搬送する搬送コンベアをそ
の長手方向に伸縮可能に設ける。
【0019】本発明においては、受け入れた土砂を混合
装置に搬送する搬送コンベアをその長手方向に伸縮可能
に設けることにより、例えば改質する土砂の粘性や製造
する改良土の品質等に応じて混合装置に対する土砂及び
土質改良材の導入位置を変化させ、土砂及び土質改良材
を攪拌する攪拌距離あるいは解砕混合する解砕混合距離
を適宜変えることができる。したがって上記同様、粘性
の異なる様々な土砂を改質対象とする場合であっても、
攪拌距離あるいは解砕混合距離を適切に調整することに
よって混合装置内に設けられた攪拌手段あるいは回転打
撃子に土砂が居付くことを抑制することができるので、
改良土を円滑に排出させることができる。したがって、
高い生産性を確保することができる。
【0020】(6)上記(5)において、好ましくは、
前記搬送コンベアを伸縮させる伸縮手段をさらに設け
る。
【0021】(7)上記目的を達成するために、本発明
は、受け入れた土砂を混合装置により土質改良材と混合
して改質する自走式土質改良機において、前記混合装置
をスライド可能に設ける。
【0022】本発明においては、混合装置をスライド可
能に設けることにより、混合装置と受け入れた土砂を前
記混合装置に搬送する搬送コンベアとの相対位置を変化
させることができる。したがって、例えば改質する土砂
の粘性や製造する改良土の品質等に応じて搬送コンベア
からの土砂及び土質改良材の導入位置を変化させ、土砂
及び土質改良材を攪拌する攪拌距離あるいは解砕混合す
る解砕混合距離を適宜変えることができる。これにより
上記同様、粘性の異なる様々な土砂を改質対象とする場
合であっても、攪拌距離あるいは解砕混合距離を適切に
調整することによって混合装置内に設けられた攪拌手段
あるいは回転打撃子に土砂が居付くことを抑制すること
ができるので、改良土を円滑に排出させることができ
る。したがって、高い生産性を確保することができる。
【0023】(8)上記(7)において、好ましくは、
前記混合装置をスライドさせる駆動手段をさらに設け
る。
【0024】(9)上記目的を達成するために、また本
発明は、受け入れた土砂を混合装置により土質改良材と
混合して改質する自走式土質改良機において、前記受け
入れた土砂を前記混合装置に搬送する搬送コンベアの土
砂排出位置をその長手方向に移動可能とする。
【0025】(10)上記目的を達成するために、また
本発明は、受け入れた土砂を土質改良材と混合して改質
する自走式土質改良機の混合装置において、土砂及び土
質改良材を導入する導入口を移動可能に設ける。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自走式土質改良機
の一実施の形態を図面を用いて説明する。図1は本発明
の自走式土質改良機の一実施の形態の全体構造を表す側
面図であり、図2は本発明の自走式土質改良機の一実施
の形態の全体構造を表す上面図である。これら図1及び
図2において、1は例えば油圧ショベル等により投入さ
れる改質対象土砂を所定の粒度に選別する篩ユニットで
あり、2はこの篩ユニット1で選別された土砂を受け入
れる土砂ホッパであり、3はこの土砂ホッパ2から導入
された土砂を所定の土質改良材と混合して下方へ排出す
る混合装置(処理槽)である。また、4は土砂ホッパ2
により受け入れた土砂を前記混合装置3へと搬送して導
入する搬送コンベアであり、5はこの搬送コンベア4に
より搬送される土砂に土質改良材を供給する土質改良材
供給装置である。
【0027】本実施の形態における自走式土質改良機
は、上記各機構(前記篩ユニット1、土砂ホッパ2、混
合装置3、搬送コンベア4、土質改良材供給装置5)に
より構成される土質改良機本体6と、この土質改良機本
体6の下方に設けられた走行体7と、前記混合装置3に
て製造され排出された改良土を自走式土質改良機後方側
(図1中右側)に搬送し排出する排出コンベア8とを備
える。
【0028】前記走行体7は、本体フレーム9と、走行
手段としての左・右無限軌道履帯10L,10Rとを備
えている。本体フレーム9は、例えば略長方形の枠体に
よって形成され、前記土質改良機本体6及び後述のパワ
ーユニット48等を搭載する車台を構成する土質改良機
取付け部9Aと、この土質改良機取付け部9A及び前記
左・右無限軌道履帯10L,10Rを接続するトラック
フレーム部9Bとから構成される。左・右無限軌道履帯
10L,10Rは、前記トラックフレーム部9Bに回転
自在に支持された駆動輪11及び従動輪(アイドラ)1
2の間に掛け渡されており、その出力軸が駆動輪11に
直結した左・右走行用油圧モータ13L,13R(左走
行用油圧モータ13Lのみ図1に図示)の駆動力により
循環駆動して自走式土質改良機を走行させるようになっ
ている。
【0029】前記篩ユニット1は、前記土質改良機取付
け部9Aの自走式土質改良機前方側(図1中左側)端部
の上方に搭載された上下方向に振動可能ないわゆる振動
篩である。詳細には、前記土質改良機取付け部9Aに立
設した支持ポスト14A,14Bの上に固定された支持
部材15にばね16を介して弾性的に支持された支持枠
体17と、この支持枠体17に装着された格子部材18
と、その重心が偏芯した振動軸(図示せず)を内部に挿
通した回転ドラム19と、この回転ドラム19を回転駆
動させる駆動力を発生する篩ユニット用油圧モータ20
(図2参照)とから構成されている。そして、篩ユニッ
ト1は篩ユニット用油圧モータ20の駆動力をベルト
(図示せず)を介して回転ドラム19に伝達して回転さ
せることにより回転ドラム19の内部に挿通された前記
振動軸を回転させ、支持枠体17ごと格子部材18を振
動させるようになっている。
【0030】また前記格子部材18は、自走土質改良機
前方側(図1中左側)が自走式土質改良機後方側(図1
中右側)よりも低く配設されており、振動することによ
り投入された土砂に含まれる格子部材18の格子の目よ
りも大きな成分を自走式土質改良機前方側(図1中左
側)へと移動・流下させて排出し、格子部材18の格子
の目よりも小さい成分を選別して下方に配設された土砂
ホッパ2へと導入するようになっている。
【0031】なお、繁雑防止のため詳細な図示は省略す
るが、篩ユニット1の上方には、前記支持部材15上に
別途設けられた支持部材を介して自走式土質改良機後方
側(図1中右側)及び自走式土質改良機幅方向(図2中
上下方向)両側をカバーする上方拡開形状のあおり21
が設けられている。これにより、油圧ショベル等による
篩ユニット1への土砂投入作業を円滑にするとともに、
篩ユニット1に投入される土砂がこぼれ落ち、周囲へ飛
散することを防止するようになっている。
【0032】前記土砂ホッパ2は、前記篩ユニット1の
傾斜に対応するように上部が傾斜して前記支持部材15
等に固定された上下開口の概略角筒形状の部材であり、
篩ユニット1からの土砂を円滑に導入するため上方に向
かって拡開となっている。詳細には、上方側の開口寸法
はその長手方向、幅方向ともに前記篩ユニット1の支持
枠体17よりもわずかに大きく、また下方側の開口幅は
搬送コンベア4の搬送ベルト24(後述)の幅よりもわ
ずかに小さくなっており、前記篩ユニット1により選別
された土砂を確実に導入し、かつ導入した土砂を搬送コ
ンベア4の搬送ベルト24上に確実に導出するようにな
っている。なお、この土砂ホッパ2の詳細構造について
は、図10(a)乃至図10(c)を用いて後述する。
【0033】前記搬送コンベア4は、前記支持ポスト1
4A,14Bを介して自走式土質改良機前方側(図1中
左側)に支持されており、前記ホッパ2の略直下から自
走式土質改良機後方側(図1中右側)に略水平に延在し
ている。また、搬送コンベア4は、コンベアフレーム2
2と、このコンベアフレーム22の両端に支持された駆
動ローラ23a及び従動ローラ23bと、これら駆動ロ
ーラ23a及び従動ローラ23bの間に巻回して設けら
れた搬送ベルト24と、前記コンベアフレーム22に所
定のピッチで設けられ前記搬送ベルト24を支持する支
持ローラ25と、搬送ベルト24の搬送方向下流側(図
1中右側)端部において自走式土質改良機幅方向(図2
中上下方向)両側に設けられた規制板26と、従動ロー
ラ23b側に設けられ搬送ベルト24の張りを調整する
張り調整機構67(詳細は後述)とを有している。
【0034】また、前記駆動ローラ23は搬送コンベア
用油圧モータ27の出力軸に直結しており、搬送コンベ
ア4は搬送コンベア用油圧モータ27が回転駆動するこ
とにより、搬送ベルト24の上側の搬送方向(図1中右
方向)に動く送り面24a及び下側の搬送方向と反対方
向(図1中左方向)に動く戻り面24b(後述の図7参
照)を循環駆動させ、土砂ホッパ2を介して送り面24
a上に載置された土砂を前記混合装置3の導入口37
(後述)に導くようになっている。
【0035】前記土質改良材供給装置5は、前記篩ユニ
ット1及び土砂ホッパ2よりも自走式土質改良機後方側
(図1中右側)に位置しており、前記土質改良機取付け
部9Aの長手方向ほぼ中間部上に搭載されている。詳細
には、土質改良機取付け部9A上に立設した複数本(例
えば4本)の支柱28上に設けられた略長方形状の台板
29に支持されている。またこの土質改良材供給装置5
は、内部に土質改良材を貯留する貯留タンク30と、こ
の貯留タンク30の下部に連設され、土質改良材を所定
量ずつ供給するフィーダ31とを備えている。
【0036】前記の貯留タンク30は土質改良材を貯留
するものであり、下部側の前記台板29上に設置された
有底筒形の下部タンク部30Aと、上部側の略円形の天
板部30Bと、これら下部タンク部30Aと天板部30
Bとの間に設けられた内部容積が可変な上部タンク部と
しての蛇腹部30Cとから構成され、その高さ寸法が可
変となっている。
【0037】また、前記天板部30Bには開閉蓋32が
設けられており、貯留タンク30内に土質改良材を供給
する際にはこの開閉蓋32を開き、フレキシブルコンテ
ナを例えばクレーンにより吊り上げて貯留タンク30の
内部に挿入するようになっている。挿入されたフレキシ
ブルコンテナは、自重の作用により前記貯留タンク30
の内部に設けられたカッタ34に押し付けられてその下
端部が切り裂かれ、内部の土質改良材が貯留タンク30
内へ供給されるようになっている。
【0038】また、繁雑防止のため特に図示しないが、
前記の下部タンク部30Aの底面には土質改良材供給開
口が開口しており、この土質改良材供給開口から土質改
良材を前記フィーダ31へ供給するようになっている。
そして円滑かつ確実に土質改良材をフィーダ31へ供給
するために、下部タンク部30A内の下部にはホッパ内
攪拌手段用油圧モータにより回転駆動されるホッパ内撹
拌手段(図示せず)が設けられており、貯留タンク30
内に供給された土質改良材は、フィーダ31を介して前
記搬送コンベア4の搬送ベルト24の送り面24aによ
り搬送される土砂に所定量ずつ供給されるようになって
いる。
【0039】以上説明した前記篩ユニット1、土砂ホッ
パ2、搬送コンベア4、及び土質改良材供給装置5が、
土砂と土質改良材との混合物を供給する混合物供給部と
しての機能を果たす。
【0040】図3は本発明の自走式土質改良機の一実施
の形態に備えられた混合装置3の詳細構造を表す側断面
図であり、図4は図3中矢印A方向から見た本発明の自
走式土質改良機の一実施の形態に備えられた混合装置3
の詳細構造を表す上面図であり、図5は図3中V−V断
面による本発明の自走式土質改良機の一実施の形態に備
えられた混合装置3の詳細構造を表す縦断面図である。
これら図3乃至図5において、混合装置3は、土質改良
機取付け部9Aの自走式土質改良機後方側(図3中右
側)に略水平に配設され、例えばトラフ状容器等からな
る混合装置本体35と、この混合装置本体35の自走式
土質改良機前後方向(図4中左右方向)両端からそれぞ
れ自走式土質改良機幅方向(図4中上下方向)両側に張
り出して設けられ、例えばボルト等により前記土質改良
機取付け部9A上面に取付けられるリブ36aにより補
強された取付け部36と、前記混合装置本体35の自走
式土質改良機前方側(図4中左側)上部に設けられ、前
記搬送コンベア4からの土砂及び土質改良材を導入する
導入口37(詳細は後述)と、前記混合装置本体35の
自走式土質改良機後方側(図3中右側)下部に設けられ
た排出口38と、混合装置本体35内に互いに平行に設
けられた偶数本(この例では2本)のパドルミキサ39
とを備えている。
【0041】前記パドルミキサ39は、回転軸40と、
この回転軸40に間欠的に多数設けられたパドル41と
を有しており、回転軸40の両端は、前記混合装置本体
35の自走式土質改良機前後方向(図3中左右方向)両
端に設けられた軸受42,42に回転自在に支持されて
いる。また、前記回転軸40,40の自走式土質改良機
後方側(図3中右側)端部は、それぞれ相互に噛合する
ギア43,43を介して混合装置用油圧モータ44,4
4の出力軸に直結しており、これら混合装置用油圧モー
タ44を回転駆動させることにより、図5に矢印で示す
ように、回転軸40,40が同時かつ相反対方向に回転
するようになっている。
【0042】このような構成により混合装置3は、混合
装置本体35の導入口37から導入された土砂及び土質
改良材をパドルミキサ39により(厳密にはパドル41
により)解砕し均一に攪拌混合して改良土を製造しつつ
前記排出口38に向けて移送し、前記排出口38から前
記排出コンベア8の搬送ベルト46(後述)上に排出す
るようになっている。なお、前記混合装置本体35は前
記導入口37及び排出口38以外の部位は密閉構造とな
っている(詳細は後述)が、混合装置本体35の側面又
は上面にはメンテナンス等のために図示しない開閉扉が
設けられている。
【0043】以上説明した混合装置3が、土砂と土質改
良材とを攪拌混合する処理機構部としての機能を果たす
ようになっている。
【0044】図1及び図2に戻り、前記排出コンベア8
は、排出コンベア用油圧モータ45によって搬送ベルト
46を循環駆動し、これによって前記混合装置3の前記
排出口38から搬送ベルト46上に落下してきた改良土
を自走式土質改良機後方側(図1中右側)に搬送するよ
うになっている。またこの排出コンベア8は、支持部材
47等によってパワーユニット48(後述)、前記土質
改良機取付け部9A等から吊り下げ支持されており、図
1に示すように混合装置3の下方位置において搬送方向
(図1中右方向)に小距離だけ水平に延在した後、斜め
に立ち上がるように配設されている。
【0045】以上説明した排出コンベア8が、改良土排
出部としての機能を果たすようになっている。
【0046】前記パワーユニット48は、図1に示すよ
うに前記混合装置3よりさらに自走式土質改良機後方側
(図1中右側)に位置しており、前記土質改良機取付け
部9Aの自走式土質改良機後方側(図1中右側)端部の
上部にパワーユニット積載部材49を介して搭載されて
いる。また繁雑防止のため特に図示しないが、パワーユ
ニット48の内部には、エンジンと、このエンジンによ
って駆動される少なくとも1つの油圧ポンプと、この油
圧ポンプからの圧油の方向及び流量を制御する複数のコ
ントロールバルブを備えた制御弁装置とが収納されてい
る。すなわち、油圧ポンプから吐出される圧油は、コン
トロールバルブを介してその流量及び方向を制御されて
自走式土質改良機に備えられた各油圧モータに供給さ
れ、これによって各油圧モータに対応する各機構が動作
するようになっている。
【0047】なお、上記各油圧モータとは、例えば前記
篩ユニット用油圧モータ20、混合装置用油圧モータ4
4、搬送コンベア油圧モータ27、排出コンベア用油圧
モータ45、左・右走行用油圧モータ13L,13R及
び前記図示しないホッパ内撹拌手段用油圧モータ等であ
り、これら各油圧モータに対応する各機構とは、それぞ
れ前記篩ユニット1、混合装置3、搬送コンベア4、排
出コンベア8、左・右無限軌道履帯10L,10R、及
び前記図示しないホッパ内撹拌手段等である。
【0048】また図1及び図2に示すように、パワーユ
ニット48の自走式土質改良機前方側(図1中左側)の
領域には、前記左・右無限軌道履帯10L,10Rを操
作する左・右操作レバー50L,50Rを備えた運転席
51が設けられている。
【0049】以上のような基本構成の本発明の自走式土
質改良機において、本実施の形態の最も大きな特徴は、
前記混合装置3の導入口37の位置可変構造及び前記搬
送コンベア4のスライド構造を備えたことである。以
下、これら2つの構造を順次説明する。 (1)混合装置3の導入口37の位置可変構造 先の図3乃至図5において、前述したように混合装置本
体35は導入口37及び排出口38以外の部位は密閉構
造となっているが、詳細には、その上部は混合装置本体
35の自走式土質改良機幅方向(図5中左右方向)両側
の壁面の上端を曲成して構成したフランジ部35a(図
5参照)に対して着脱可能なカバー35A,35B,3
5Cにより構成されている。さらに詳細には、これらカ
バー35A,35B,35Cは互いにほぼ同様の形状に
形成されており、前記混合装置本体35のフランジ部3
5aに対して例えばパッキン(図示せず)等を挟み、ワ
ッシャー52,52(図5参照)を介してボルト53
(図5参照)及びナット54(図5参照)により、図4
に示すようにそれぞれ複数箇所づつ(この例では4箇所
づつ)同様のピッチで締結されている。
【0050】また本実施の形態において、前記導入口3
7は、図4に示すように前記搬送コンベア4からの土砂
及び土質改良材を導入する開口部37aと、この開口部
37aの自走式土質改良機後方側(図4中右側)及び幅
方向(図4中上下方向)両側から上方に延在した上方か
ら見て略「コ」の字状の筒体37bと、開口部37aを
前記混合装置本体35のフランジ部35aに取付けるフ
ランジ部37cとからなる。すなわち導入口37は、前
記カバー35A,35B,35Cと同様、そのフランジ
部37cが混合装置本体35のフランジ部35aに対し
て例えばパッキン等を挟み、複数箇所(前記カバー35
A,35B,35Cと同様のピッチで4箇所)前記ワッ
シャー52を介して前記ボルト53及びナット54によ
り着脱可能に取付けられている。なお、図4に示すよう
に、導入口37のフランジ部37cは、その自走式土質
改良機前後方向(図4中左右方向)及び自走式土質改良
機幅方向(図4中上下方向)の寸法が前記カバー35
A,35B,35Cとほぼ同様の寸法で形成されてい
る。
【0051】すなわち、前記導入口37及びカバー35
A,35B,35Cは、通常それぞれ混合装置本体35
上部の領域ア,イ,ウ,エ(図3及び図4参照)に締結
されているが、上記構造により、カバー35A,35
B,35Cのいずれか1つと位置を交換して取付け可能
な構造となっており、導入口37の位置を領域ア,イ,
ウ,エに対して着脱可能な構造となっている。なお、各
カバー35A,35B,35Cの上部には、着脱時の便
宜のためにそれぞれ取っ手55が設けられている。
【0052】(2)搬送コンベア4のスライド構造 図6は本発明の自走式土質改良機の一実施の形態の土砂
及び土質改良材の搬送機構を抽出して表す一部透視側面
図であり、図7は図6中矢印B方向から見た本発明の自
走式土質改良機の一実施の形態の土砂及び土質改良材の
搬送機構を抽出して表す一部破断後面図であり、図8は
図6中矢印C方向から見た本発明の自走式土質改良機の
一実施の形態の土砂及び土質改良材の搬送機構を抽出し
て表す上面図である。但し繁雑防止のため、図7におい
ては前記混合装置3、規制板26及び搬送コンベア用油
圧モータ27を、図8においては前記あおり21及び搬
送コンベア用油圧モータ27を図示省略とする。これら
図6乃至図8において、前記支持ポスト14A,14A
及び14B,14Bの内側には、それぞれ軸受56,5
6及び軸受57,57が取付けられており、これら軸受
56,56及び軸受57,57によりガイドローラ5
8,58(図7参照)が回転自在に支持されている。
【0053】これらガイドローラ58,58は、図7に
示すようにそれぞれ前記軸受56,56又は軸受57,
57に接続される回転軸部58aと、前記搬送コンベア
4のコンベアフレーム22の下部に転動するローラ部5
8bと、コンベアフレーム22のサイドをガイドするガ
イド部58cとからなる。
【0054】また前記支持ポスト14A,14A間に
は、ビーム59が自走式土質改良機幅方向(図7中左右
方向)に渡され例えば溶接等により固定されている。こ
のビーム59の自走式土質改良機後方側(図6中右側)
及び前記搬送コンベア4のコンベアフレーム22の下部
には、それぞれブラケット60,61が複数個所づつ
(この例では2個所づつ)例えば溶接等により固定され
ており、これらブラケット60,61により、コンベア
スライド用シリンダ62の両端をピン63,63(図6
参照)を介して回動可能に支持している。
【0055】すなわち前記搬送コンベア4は、コンベア
スライド用シリンダ62が伸縮すると、前記ガイドロー
ラ58のガイド部58cにより自走式土質改良機幅方向
(図7中左右方向)への動きを規制されつつ、前記ガイ
ドローラ58のローラ部58b上を自走式土質改良機前
後方向(図6中左右方向)に略真っ直ぐにスライドする
ようになっている。
【0056】なお、搬送コンベア4のコンベアフレーム
22には所定のピッチで孔22aが複数設けられてお
り、また、前記支持ポスト14Aにはピン挿入孔14A
a(図7参照)が設けられている。そして、搬送コンベ
ア4をスライドさせた後、ピン挿入孔14Aaを介し、
このピン挿通孔14Aaの自走式土質改良機前後方向
(図6中左右方向)の位置に対応する前記孔22aにピ
ン64を差し込むことにより、搬送コンベア4を固定さ
せるようになっている。
【0057】本実施の形態においては、以上説明した
(1)及び(2)の構造により、導入口37を混合装置
3の前記領域ア,イ,ウ,エのうちのいずれかの領域に
自由に取付け、排出位置(すなわち、前記搬送ベルト2
4の送り面24aの図6及び図8中右側端部)が領域
ア,イ,ウ,エのうちの導入口37が取付けられた領域
の上方に来るように搬送コンベア4をスライドさせられ
るようになっている。これにより、混合装置3の土砂及
び土質改良材の導入位置(言いかえれば搬送コンベア4
の上記排出位置)を変化させ、適宜前記パドルミキサ3
9による土砂及び土質改良材の攪拌距離を変更可能な構
造となっている。
【0058】図9は、本発明の自走式土質改良機の一実
施の形態における土砂及び土質改良材の攪拌距離を短縮
した場合の土砂及び土質改良材の搬送機構を抽出して表
す一部透視側面図である。この図9では、混合装置3の
導入口37を前記カバー35Aと付け替えて土砂及び土
質改良材の導入位置を前記領域イに移動させるととも
に、搬送コンベア4をそれに追動させるように自走式土
質改良機後方側(図9中右側)にスライドさせて固定し
ている。すなわち、混合装置3に対して領域イから土砂
及び土質改良材を供給することにより、前記パドルミキ
サ39による土砂及び土質改良材の攪拌距離が前記領域
アの分だけ短縮されている。
【0059】このとき、搬送コンベア4が自走式土質改
良機前方側(図9中右側)にスライドする結果、前記土
砂ホッパ2の自走式土質改良機前方側(図9中左側)に
おいて、土砂ホッパ2から落下する土砂が搬送コンベア
4の前記搬送ベルト24(送り面24a)により受け止
められない領域(後述の第1ホッパ前端部2bの取付け
領域に相当し、図9中には破線で示す)が生じる。
【0060】ここで、図10(a)は本発明の自走式土
質改良機の一実施の形態における混合装置3の土砂及び
土質改良材の攪拌距離が通常の場合の土砂ホッパ2の組
立て構造を表す斜視図であり、図10(b)は本発明の
自走式土質改良機の一実施の形態における混合装置3の
土砂及び土質改良材の攪拌距離が通常の場合の土砂ホッ
パ2を分解した状態を表す斜視図であり、図10(c)
は本発明の自走式土質改良機の一実施の形態における混
合装置3の土砂及び土質改良材の攪拌距離を短縮した場
合の土砂ホッパ2の組立構造を表す斜視図である。まず
図10(a)に示すように、混合装置3の土砂及び土質
改良材の攪拌距離が通常である場合、すなわち搬送コン
ベア4をスライドさせず混合装置3上部のの前記領域ア
に導入口37を取付けた場合(先の図6の状態)におい
て、土砂ホッパ2は、前記支持部材15(図1参照)等
に固定して設けられた上方から見て略「コ」の字状のホ
ッパ本体2aと、その自走式土質改良機前方側(図10
(a)中矢印X側)端部に取付けられた同じく略「コ」
の字状の第1ホッパ前端部2bとからなる。これらホッ
パ本体2a及び第1ホッパ前端部2bは、略平板状の複
数の(この例では4つの)留め金具65を介し、例えば
ボルト(図示せず)等により締結されている。
【0061】このように搬送コンベア4をスライドさせ
ない通常の場合においては、搬送コンベア4の前記搬送
ベルト24(送り面24a)の搬送方向上流側(図10
(a)中矢印X側に相当)端部近傍が第1ホッパ前端部
2bの略直下に位置するため、第1ホッパ前端部2bか
ら落下する土砂は、搬送コンベア4の搬送コンベア24
(送り面24a)上に載置され、搬送ベルト24の循環
駆動により混合装置3の導入口37に向かって搬送され
るようになっている。
【0062】一方、例えば混合装置3の導入口37を、
例えば、先の図9に示したように前記領域イに取付け、
それとともに搬送コンベア4をその搬送方向下流側(図
10(a)中矢印Y側に相当)にスライドさせた場合、
前記搬送コンベア4の搬送ベルト24(送り面24a)
の搬送方向上流側(図10(a)中矢印X側に相当)端
部が前記ホッパ本体2aの下方に移動し、第1ホッパ前
端部2bから導出される土砂は前記搬送ベルト24の送
り面24a上に載置されず、そのまま例えば地面等に落
下して周囲に飛散する可能性がある。
【0063】このような場合には、図10(b)に示す
ように前記ホッパ本体2aから前記第1ホッパ前端部2
bを取外し、代わって図10(c)に示すように略
「L」の字状の留め金具66を介し、例えばボルト等に
より略平板状の第2ホッパ前端部2cが締結可能となっ
ている。これにより、前記第1ホッパ前端部2b下部の
寸法D分だけ、土砂ホッパ2の下部開口の自走式土質改
良機前方側(図10(c)中矢印X側)端部位置が、自
走式土質改良機後方側(図10(c)中矢印Y側)に移
動するようになっている。このように搬送コンベア4が
その搬送方向下流側(図10(c)中矢印Y側に相当)
にスライドした場合も、土砂ホッパ2から導出する土砂
は漏れることなく搬送コンベア4の搬送ベルト24(送
り面24a)上に載置されるようになっている。
【0064】なお、本実施の形態においては、先の図9
に示すように、搬送コンベア4を自走式土質改良機後方
側(図9中右側)にスライドさせることにより前記規制
板26と土砂ホッパ2の自走式土質改良機後方側(図9
中右側)の壁面との間に生じる間隙空間から搬送ベルト
24の送り面24a上を搬送される土砂がこぼれ落ちる
のを防止するために、上記間隙空間に対して前記規制板
26に連接して補助カバー26aが取付けられるように
なっている。
【0065】また先の図6において、搬送コンベア4の
前記従動ローラ23b側には、前述のように周知の、例
えばスクリューテークアップ等の張り調整機構67が備
えられている。この張り調整機構67は、従動ローラ2
3bを自走式土質改良機前後方向(図6中左右方向)に
スライドさせることにより、搬送ベルト24の張りを調
整するものである。詳細には、この張り調整機構67
は、ガイド部材67aを有する張り調整機構本体67b
と、前記従動ローラ23bを回転自在に支持するととも
にガイド部材67aに摺動する軸受部67cとを有す
る。そして繁雑防止のため詳細は図示しないが、張り調
整機構本体67bには、その先端部が前記軸受部67c
に回転自在に接続された棒ネジが自走式土質改良機前後
方向(図6中左右方向)に螺合されている。すなわち、
この棒ネジを回転させることにより、ネジの作用で棒ネ
ジ先端部に接続された前記軸受部67c及びこれに支持
された従動ローラ23bが自走式土質改良機前後方向
(図6中左右方向)にスライドし、搬送ベルト24の張
りを調整するようになっている。
【0066】上記において、前記コンベアスライド用シ
リンダ62が特許請求の範囲各項記載の搬送コンベアを
スライドさせる駆動手段を構成し、前記搬送ベルト24
の送り面24aにおける搬送方向下流側端部が搬送コン
ベアの土砂排出位置を構成する。
【0067】次に、本実施の形態の自走式土質改良機の
基本動作を以下に説明する。例えば油圧ショベルのバケ
ット等により自走式土質改良機の前記篩ユニット1に土
砂を投入すると、この篩ユニット1で選別されて前記格
子部材18を通過した土砂成分が下方の土砂ホッパ2へ
と導入される。土砂ホッパ2で受け入れられた土砂は、
その下方の搬送コンベア4によって自走式土質改良機後
方へ向かって搬送されるとともに、その表面に土質改良
材供給装置5により所定量の土質改良材が供給されて導
入口37を介して混合装置3へと導入される。
【0068】混合装置3へ導入された土砂及び土質改良
材は、パドルミキサ39で均一に攪拌混合されて改良土
となり、混合装置本体35の排出口38を介して排出コ
ンベア8の搬送ベルト46上に載置される。そして、改
良土は排出コンベア8によってさらに自走式土質改良機
後方へと搬送され、最終的に自走式土質改良機後部から
排出される。
【0069】ここで、上記基本動作のように内部に設け
られたパドルミキサ39により土砂及び土質改良材を攪
拌混合して改良土を製造する本実施の形態の自走式土質
改良機に備えられた混合装置3においては、通常、前述
のように土砂及び土質改良材を導入する導入口37は混
合装置3の自走式土質改良機前方側端部近傍(すなわち
前記領域ア)に設けられるとともに、改良土を排出する
排出口38はその反対側すなわち混合装置3の自走式土
質改良機後方側端部近傍に設けられており、上記導入さ
れた土砂及び土質改良材は、それら導入口37と排出口
38との間の距離(=攪拌距離)だけ前記パドルミキサ
39によって攪拌混合される。
【0070】本実施の形態においては、上記(1)の構
造により、導入口37が混合装置3の長手方向に配置さ
れた領域ア,イ,ウ,エに対して移動可能であるので、
例えば改質(改良)する土砂の粘性や製造する改良土の
品質等に応じて、前述のように導入口37の位置を変化
させて攪拌距離を変えることができる。すなわち、例え
ば高粘性の土砂を改質する場合には、導入口37の位置
を通常の位置(すなわち前記領域ア)よりも排出口38
側の位置(すなわち前記領域イ,ウ,エのいずれかの領
域)に移動させることにより、混合装置3内に設けられ
たパドルミキサ39による攪拌距離を適宜短くすること
ができ、パドルミキサ39に土砂が居付くことを抑制す
ることができるので、改良土を円滑に排出させることが
できる。これにより、本実施の形態においては、上記
(1)で説明した混合装置3の導入口37位置可変構造
を設けることにより、粘性の異なる様々な土砂を改質対
象とする場合であっても、改良土の円滑な排出性を確保
し高い生産性を確保することができる。
【0071】また本実施の形態においては、上記(2)
の構造により、受け入れた土砂を混合装置3に搬送する
搬送コンベア4がその長手方向にスライド可能であるの
で、例えば改質する土砂の粘性や製造する改良土の品質
等に応じ、混合装置3に対する土砂及び土質改良材の導
入位置(すなわち搬送コンベア4の搬送ベルト24(送
り面24a)の搬送方向下流側端部の位置)を変化さ
せ、パドルミキサ39による上記攪拌距離を適宜変える
ことができる。これにより、上記同様、粘性の異なる様
々な土砂を改質対象とする場合であっても、攪拌距離を
適切に調整することによってパドルミキサ39に土砂が
居付くことを抑制することができるので、改良土を円滑
に排出させることができ、高い生産性を確保することが
できる。
【0072】なお、本実施の形態においては、上記
(1)で説明した混合装置3の導入口37の位置可変構
造及び上記(2)で説明した搬送コンベア4のスライド
構造を併せて備える構造としたが、本発明の基本的な効
果である高い生産性の確保を得る限りにおいてはこれに
限られない。例えば混合装置3を単体で使用する場合
や、別途設置したベルトコンベア等から混合装置3に土
砂及び土質改良材を導入する場合においては、上記
(2)の構造は必ずしも必要なく、単に上記(1)の構
造を設ければ足りる。また、混合装置3の上面を土砂及
び土質改良材の移送方向に広く開口させた場合等におい
ては上記(2)の構造だけでも足り、その場合、例えば
その開口の両側にカバーを設けたり、あるいは搬送コン
ベア4の搬送方向下流側端部ごとカバーする例えばドー
ム状のカバーを設ける等の処置を施せば、上記のように
導入口37やカバー35A,35B,35Cを着脱しな
くても混合装置3周囲へ土砂等を飛散させることなく同
様の効果を得ることができる。
【0073】また以上において、上記(1)の混合装置
3の導入口37の位置可変構造に関し、先の図3及び図
4に示したように、導入口37を領域ア,イ,ウ,エの
4箇所に対して着脱可能な構造としたが、これに限られ
ず、例えば混合装置本体35の上面を構成する各カバー
の自走式土質改良機前後方向(図3中では左右方向)の
幅寸法を小さくして、より多数のカバーで混合装置本体
35の上面を構成するようにしてもよい。この場合、混
合装置本体35上面の任意の位置において、導入口37
の自走式土質改良機前後方向(図3中では左右方向)の
幅寸法分の複数のカバーを取外し、その複数のカバーと
導入口37を付け替えることにより、上記攪拌距離をさ
らに細かく調整することができる。さらに、導入口37
により搬送コンベア4により搬送されてきた土砂及び土
質改良材を導入する構成としたが、これにも限られず、
特に導入口37を介さなくともカバー35A,35B,
35Cを適宜並べ替え、前記領域ア,イ,ウ,エのうち
任意の領域を開口させ、この開口を介して土砂及び土質
改良材を導入するようにしてもよい。
【0074】また以上において、上記(2)の搬送コン
ベア4のスライド構造に関し、先の図6及び図7に示し
たように、コンベアフレーム22をガイドローラ58上
をスライドする構造としたが、これにも限られず、例え
ばコンベアフレーム22側に車輪を設け、別途設けた支
持ポスト14A,14Bにより支持されたレール上を移
動する構造としてもよい。また例えば、別途設けた支持
ポスト14A,14Bにより支持される鋼鈑に対して搬
送コンベア4をシリンダ昇降式に設け、かつ前記戻り面
24bを支持ローラ等により補強する等すれば、移動の
際に上記シリンダを縮短させ、鋼鈑上に前記戻り面24
bを接触させて搬送ベルト24の循環駆動によりクロー
ラのように自力で移動する構造等も考えられる。要する
に、搬送コンベア4がその搬送方向に対して移動可能な
構造であればよい。
【0075】さらに以上において、搬送コンベア4を固
定させるためにピン64を用いる構造としたが、これに
も限られず、例えばコンベアフレーム22を支持ポスト
14A,14Bに対してクランプやボルトにより固定す
る構造としてもよく、要は搬送コンベア4が土砂及び土
質改良材を搬送するために十分な安定性が確保できる固
定構造であればよい。また、前記コンベアスライド用シ
リンダ62,62の保持力のみで十分な安定性が得られ
る場合は、別途固定構造を設けなくてもよい。
【0076】また以上において、第1ホッパ前端部2b
及び第2ホッパ前端部2cにより、土砂ホッパ2の下部
開口の自走式土質改良機前方側端部位置を2段階に可変
な構造を説明したが、さらに多段階に下部開口の自走式
土質改良機前方側端部位置を調整する必要がある場合に
は、自走式土質改良機前後方向の寸法がそれぞれ異なる
ホッパ前端部をさらに複数個用意し、それらを前記ホッ
パ本体2aに着脱する構造とすればよい。さらに、他に
も例えば土砂ホッパの自走式土質改良機後方側の側壁を
自走式土質改良機後方に向かって平行移動可能に設ける
構造等も考えられ、要するに土砂ホッパから落下する土
砂を漏れることなく混合装置3に供給できる構造であれ
ばよく、この他にも本発明の技術的思想を逸脱しない範
囲で種々の変形例が考えられる。以下、そのような一例
を図11を用いて説明する。
【0077】図11は本発明の自走式土質改良機の一実
施の形態における自走式土質改良機前方側に長い搬送コ
ンベアを設けた変形例の土砂及び土質改良材の搬送機構
を抽出して表す一部透視側面図である。なお、先の図6
と同様の部分には同様の符号を付し説明を省略するとと
もに、必要に応じて先の各図面も参照する。この図11
において、本変形例では、予め自走式土質改良機前方側
(図11中左側)の寸法が上記一実施の形態の搬送コン
ベア4よりも長く形成された搬送コンベア4Aと、及び
単に一体に形成された土砂ホッパ2Aとを用いているこ
と以外は、上記一実施の形態と同様である。
【0078】上記構造によれば、搬送コンベア4Aが自
走式土質改良機後方側(図11中右側)にスライドして
も、予め長く設けられた搬送コンベア4Aの自走式土質
改良機前方側(図11中左側)端部近傍が土砂ホッパ2
Aの下部開口の自走式土質改良機前方側(図11中左
側)をカバーするので、一体構造の土砂ホッパ2Aを用
いても、土砂ホッパ2Aから落下する土砂を漏れること
なく搬送コンベア4Aの搬送ベルト24(送り面24
a)上に載置させることができる。本変形例によって
も、上記一実施の形態と同様の効果が得られる。
【0079】本発明の自走式土質改良機の他の実施の形
態を図12を用いて説明する。本実施の形態は、搬送コ
ンベア4Bをその搬送方向に伸縮可能に設けた実施の形
態である。図12は、本発明の自走式土質改良機の他の
実施の形態の土砂及び土質改良材の搬送機構を抽出して
表す一部透視側面図である。図中、先の図6と同様の部
分には同様の符号を付し説明を省略するとともに、必要
に応じて先の各図面も参照する。図12に示すように本
実施の形態において、搬送コンベア4Bは、前記支持ポ
スト14A,14A間、支持ポスト14B,14B間に
それぞれ掛け渡され、例えば溶接等により固定された支
持ビーム68,69上に搭載されており、この支持ビー
ム68,69に対してコンベアフレーム22Bが例え
ば、ボルトなどにより固定されている。また上記一実施
の形態とは逆に、搬送方向上流側(図12中左側)に搬
送コンベア用油圧モータ27と直結した駆動ローラ23
aを、搬送方向下流側(図12中右側)に従動ローラ2
3bを設けている。
【0080】この従動ローラ23b側には、前記張り調
整機構67とほぼ同様の構造のコンベア伸縮機構70が
設けられている。このコンベア伸縮機構70は、従動ロ
ーラ23bを自走式土質改良機前後方向(図12中左右
方向)にスライドさせることにより、搬送コンベア4B
の土砂及び土質改良材の排出位置(すなわち、搬送ベル
ト24の送り面24aの搬送方向下流側(図12中右
側)端部の位置)を搬送方向(図12中左右方向)に移
動させるものである。
【0081】このコンベア伸縮機構70は、ガイド部材
70aを有するコンベア伸縮機構本体70bと、前記従
動ローラ23bを回転自在に支持するとともにガイド部
材70aに摺動する軸受部70cとを有する。そして、
上記一実施の形態に用いた張り調整機構67と同様、コ
ンベア伸縮機構本体70bには、その先端部が前記軸受
部70cに回転自在に接続された棒ネジ(図示せず)が
自走式土質改良機前後方向(図12中左右方向)に螺合
されており、この棒ネジを回転させることにより、ネジ
の作用で棒ネジ先端部に接続された前記軸受部70c及
びこれに支持された従動ローラ23bを自走式土質改良
機前後方向(図12中左右方向)にスライドさせ、搬送
コンベア4Bを搬送方向(図12中左右方向)に伸縮さ
せるようになっている。
【0082】また、コンベアフレーム22B,22B間
の下部には変曲ローラ71,71が回転自在に支持され
ており、搬送ベルト24の戻り面24bは、これら変局
ローラ71,71により進行方向を略直角に屈曲され、
下方に略「U」の字状のバッファ部24b’を構成して
いる。このバッファ部24b’の下端にはその変曲部分
の内周側に転動するように張り調整ローラ72が支持さ
れており、さらにこの張り調整ローラ72の中心軸72
aからは、支持部材73を介して錘74が垂下してい
る。すなわち、この錘74の重量により支持部材73、
張り調整ローラ72を介して前記バッハ部24b’に張
力を与え、この張力を前記変曲ローラ71,71により
略直角方向に変換して搬送ベルト24全体に張力を与え
るようになっている。本実施の形態においては、この錘
74の重量を調整することにより搬送ベルト24の張り
調整を行うようになっている。
【0083】なお、本実施の形態においては、先の図1
1で説明した変形例と同様、一体的に形成した土砂ホッ
パ2Aを用いている。また、上記一実施の形態と同様、
搬送コンベア4Bの搬送方向右側(図12中右側)端部
が搬送方向下流側(図12中右側)に伸張した結果、前
記規制板26と土砂ホッパ2Aとの間に生じる間隙空間
に対して、補助カバー26a(図9参照)を取付けるよ
うになっている。その他の構成は上記一実施の形態と同
様である。
【0084】上記において、コンベア伸縮機構70が特
許請求の範囲各項記載の搬送コンベアを伸縮させる伸縮
手段を構成する。
【0085】本実施の形態においては、受け入れた土砂
を混合装置3に搬送する搬送コンベア4Bの搬送方向下
流側端部を搬送コンベア4Bの長手方向に伸縮可能に設
けたので、上記一実施の形態における上記構造(2)と
同様、例えば改質する土砂の粘性や製造する改良土の品
質等に応じて混合装置3に対する土砂及び土質改良材の
導入位置(言いかえれば搬送コンベア4Bの排出位置、
すなわち搬送コンベア4Bの搬送ベルト24(送り面2
4a)の搬送方向下流側端部の位置)を変化させ、土砂
及び土質改良材を攪拌する攪拌距離を適宜変えることが
できる。これにより、上記各実施の形態及び変形例と同
様、粘性の異なる様々な土砂を改質対象とする場合であ
っても、攪拌距離を適切に調整することによって混合装
置3内に設けられたパドルミキサ39に土砂が居付くこ
とを抑制することができるので、改良土を円滑に排出さ
せることができ、高い生産性を確保することができる。
【0086】なお、本実施の形態においても、上記一実
施の形態と同様、本発明の基本的な効果である高い生産
性の確保を得る限りにおいては、上記(1)の構造は必
ずしも必要ない。例えば混合装置3の上面を土砂及び土
質改良材の移送方向に広く開口させた場合等においては
上記の搬送コンベア4の伸縮構造だけでも足りる。
【0087】また、上記においては、搬送コンベア4B
を伸縮させるために、コンベア伸縮機構70を設ける構
造としたが、これに限られず、例えば前記従動ローラ2
3bを支持する軸受にシリンダを接続し、このシリンダ
を伸縮させることにより従動ローラ23bをスライドさ
せる構造としてもよい。また、例えば前記コンベア伸縮
機構本体70bに両端を回転自在に支持されたボールネ
ジを設け、このボールネジを例えば電動で回転させるこ
とにより、これに螺合した前記軸受部70cをスライド
させるようにしてもよい。要は搬送コンベア4Bがその
搬送方向の下流側に伸縮する構造であればよい。
【0088】本発明の自走式土質改良機のさらに他の実
施の形態を図13乃至図15を用いて説明する。本実施
の形態は、混合装置3Aをその土砂及び土質改良材の移
送方向にスライド可能に設けた実施の形態である。図1
3は本発明の自走式土質改良機のさらに他の実施の形態
の土砂及び土質改良材の搬送機構を抽出して表す一部透
視側面図であり、図14は本発明の自走式土質改良機の
さらに他の実施の形態に備えられた混合装置3Aの詳細
構造を表す上面図であり、図15は図14中XV−XV断面
による本発明の自走式土質改良機のさらに他の実施の形
態に備えられた混合装置3Aの詳細構造を表す側断面図
である。図中、先の図4乃至図6と同様の部分には同様
の符号を付し説明を省略するとともに、必要に応じて先
の各図面も参照する。図13に示すように、前記土質改
良機取付け部9A,9A間には、ビーム75が掛け渡さ
れ例えば溶接等により固定されている。このビーム75
の自走式土質改良機後方側(図13中右側)及び混合装
置3Aの混合装置本体35の下部には、それぞれブラケ
ット76,77が溶接等により固定されており、これら
ブラケット76,77は、混合装置スライド用シリンダ
78の両端をピン79,79(図13参照)を介して回
動可能に支持している。
【0089】また図14及び図15に示すように、混合
装置本体35の自走式土質改良機前後方向(図14中左
右方向)両端には、ブラケット80がそれぞれ自走式土
質改良機幅方向(図14中上下方向)両側に張り出し、
リブ80aにより補強されて設けられている。また、自
走式土質改良機幅方向一方側(図14中下側)のブラケ
ット80及び自走式土質改良機幅方向他方側(図14中
上側)のブラケット80の端部近傍には、それぞれ車輪
81A,81Bが回転自在に支持されている。
【0090】この自走式土質改良機幅方向一方側(図1
4中下側)のブラケット80,80に支持された車輪8
1A,81Aは、それぞれ後述するレール82Aのレー
ル部82Ab上を転動するローラ部81Aaと、レール
部82Abの両サイドをガイドするガイド部81Abと
からなる。また、自走式土質改良機幅方向他方側(図1
4中上側)のブラケット80,80に支持された車輪8
1B,81Bは、例えばコーナー部分に面取り等を施し
た略円柱形状のローラである。
【0091】また、図15に示すように、前記土質改良
機取付け部9A,9A上には、それぞれレール82A,
82Bが設けられている。このうち、自走式土質改良機
幅方向一方側(図15中左側)の土質改良機取付け部9
A上に設けられたレール82Aは、土質改良機取付け部
9A上部に例えば溶接等により取付けられた取付け部8
2Aaと、この取付け部82Aaの幅方向(図15中左
右方向)略中央に上方に向かって突出した断面が略台形
のレール部82Abとからなる。また、自走式土質改良
機幅方向他方側(図15中右側)の土質改良機取付け部
9A上に設けられたレール82Bは断面が略長方形状
で、同様に例えば溶接等により土質改良機取付け部9A
に対して取付けられている。
【0092】すなわち、前記混合装置3Aは、車輪81
A,81Bにより土質改良機取付け部9A,9A上に設
けられたレール82A,82B上を走行可能な構造とな
っており、前記混合装置スライド用シリンダ78が伸縮
することにより、自走式土質改良機前後方向(図13中
左右方向)にスライドするようになっている。このと
き、混合装置3Aの自走式土質改良機幅方向一方側(図
15中左側)の車輪81Aの前記ガイド部81Abが、
前記レール82Aのレール部82Abの両サイドをガイ
ドすることにより、混合装置3Aがスライドする際の自
走式土質改良機幅方向(図15中左右方向)の動きを規
制し、混合装置3Aは自走式土質改良機前後方向(図1
3中左右方向)に略真っ直ぐにスライドするようになっ
ている。
【0093】なお、自走式土質改良機幅方向一方側(図
15中左側)においては、レール部82Abの上面の幅
は前記車輪81Aのローラ部81Aaの幅よりも小さ
く、車輪81Aのガイド部81Ab,81Abとレール
部82Abの両サイドのテーパ部分との間には、少なく
とも一方側に隙間が生じ、この隙間によりガイド部81
Abがレール部82Abにせることを防止するようにな
っている。一方、前述のように自走式土質改良機幅方向
他方側(図15中右側)においては、前記車輪81B及
びレール82Bは平面で接しており、上記のように混合
装置3Aがスムーズにスライドするように配慮されてい
る。
【0094】また、繁雑防止のため特に図示しないが、
混合装置3Aの自走式土質改良機幅方向他方側(図14
中上側)のブラケット80,80にはピン挿入孔が設け
られており、また自走式土質改良機幅方向他方側(図1
5中右側)のレール82Bには所定のピッチで複数のピ
ン孔が設けられている。すなわち、混合装置3Aをスラ
イドさせた後にピン83を前記図示しないピン挿入孔を
介してこのピン挿通孔の自走式土質改良機前後方向(図
13中左右方向)の位置に対応する前記ピン孔に差し込
むことにより、混合装置3Aを固定させるようになって
いる。
【0095】また、本実施の形態においては、図13に
示すように搬送コンベア4Cは、特にスライド機構・伸
縮機構等を備えておらず、先の図12で説明した実施の
形態と同様、前記支持ポスト14A,14A間、支持ポ
スト14B,14B間に設けられた支持ビーム68,6
9上に搭載されている。なお、その他の構成は上記一実
施の形態と同様である。
【0096】上記において、混合装置スライド用シリン
ダ78が特許請求の範囲各項記載の混合装置をスライド
させる駆動手段を構成する。
【0097】本実施の形態においては、混合装置3Aを
スライド可能に設けることにより、混合装置3Aと搬送
コンベア4C(厳密にはその排出位置、すなわち搬送ベ
ルト24の送り面24aの搬送方向下流側端部位置)と
の相対位置を変化させることができる。したがって、例
えば改質する土砂の粘性や製造する改良土の品質等に応
じて搬送コンベア4Cからの土砂及び土質改良材の導入
位置を変化させ、パドルミキサ39による攪拌する攪拌
距離を適宜変えることができる。これにより、上記各実
施の形態及び変形例と同様、粘性の異なる様々な土砂を
改質対象とする場合であっても、攪拌距離を適切に調整
することによって混合装置3A内に設けられたパドルミ
キサ39に土砂が居付くことを抑制することができるの
で、改良土を円滑に排出させることができ、高い生産性
を確保することができる。
【0098】なお、本実施の形態においても、上記一実
施の形態及び図12の実施の形態と同様、本発明の基本
的な効果である高い生産性の確保を得る限りにおいて
は、上記(1)の構造は必ずしも必要ない。例えば混合
装置3の上面を土砂及び土質改良材の移送方向に広く開
口させた場合等においては上記の混合装置3Aのスライ
ド構造だけでも足りる。
【0099】また上記のように、本実施の形態において
は、混合装置3Aに車輪81A,81Bを設け、レール
82A,82B上を移動する構造としたが、これに限ら
れず、例えば上記一実施の形態の(1)の構造のよう
に、例えば混合装置3Aを土質改良機取付け部9A,9
Aにより両端を回転自在に支持されたローラで支持し、
このローラ上を移動する構造としてもよく、要は混合装
置3Aがその土砂及び土質改良材の移送方向に移動可能
であればよい。
【0100】また、混合装置3Aをその土砂及び土質改
良材の移送方向に略真っ直ぐに移動させるために、前記
車輪81Aに前記レール82Aのレール部82Abの両
サイドをガイドするガイド部81Abを設ける構造とし
たが、これにも限られない。例えば、レール82Aを2
本設け、そのレール部82Abの片側の側面をガイドす
るガイド部を有する車輪を4本の前記ブラケット80に
設ける構造としてもよく、要するに、混合装置3Aがス
ライドする際の幅方向の動きが規制される構造を設けれ
ばよい。またこの場合、4つの車輪は全て同様の形状と
なるので製作が容易となる。
【0101】また上記の混合装置3Aの固定構造に関し
ても、上記一実施の形態と同様、他の構造としても構わ
ない。例えばクランプやボルトにより固定する構造とし
てもよいし、混合装置3Aの車輪81A,81Bにブレ
ーキを設ける構造としても構わない。要するに、混合装
置3Aが土砂及び土質改良材を攪拌混合するために十分
な安定性を確保できればよく、前記混合装置スライド用
シリンダ78の保持力のみで十分な安定性が得られる場
合においては、別途固定構造を設けなくてもよい。
【0102】さらに、前記レール部82A,82Bを土
質改良機取付け部9Aに対して溶接により取付ける構造
としたが、これにも限られず、例えばレール82A,8
2Bに座ぐり付きのボルト穴を複数箇所設け、例えば六
角穴付きボルト等により締結する構造としてもよい。要
は、車輪81A,81Bが何らかの障害物と干渉するこ
となく円滑に転がるように、土質改良機取付け部9A,
9Aに対してレール82A,82Bが取付けられていれ
ばよい。
【0103】ここで、以上3つの実施の形態及び1つの
変形例においては、上記(1)の導入口37の位置可変
構造と、搬送コンベア4,4Aのスライド構造、搬送コ
ンベア4Bの伸縮構造、あるいは混合装置3Aのスライ
ド構造とを組合せたものを説明したが、上記各構造は、
前述したように単独で設けても本発明の基本的な効果を
得られる構造であるとともに、任意に組み合わせること
も可能な構造である。そして、上記各構造を適宜組合せ
ることにより、混合装置3(又は混合装置3A)に対す
る搬送コンベア4(又は搬送コンベア4A,4B,4
C)の上記排出位置の相対位置を変化させるためのスト
ロークをより十分に確保することができる。
【0104】また以上の各実施の形態及び変形例を適用
してパドルミキサ39による攪拌距離を調整することに
加え、混合装置用油圧モータ44の回転数の制御を行う
ことにより、改質する土砂の粘性や製造する改良土の品
質等に応じ、土質改良作業の条件をより細かく調整する
ことがきる。例えば、ローム質土のような混合時間を多
分に必要としない土砂を改質する場合等においては、攪
拌距離を短縮し混合装置用油圧モータ44の回転数を上
昇させることにより、改良土をより円滑かつ速やかに排
出することもできる。
【0105】また、走行手段として左・右無限軌道履帯
10L,10Rを備える自走式土質改良機を例にとって
説明したが、これにも限られず、ホイール式等で走行手
段を構成する自走式土質改良機に上記各実施の形態及び
変形例の構造を適用してもよいことは言うまでもない。
さらに、土砂ホッパ2,2A上に設ける篩ユニット1を
振動篩としたが、これにも限られず固定篩としても良
い。これらの場合も同様の効果を得る。
【0106】さらに、例えば回転打撃子を内部に設け、
この回転打撃子で土砂及び土質改良材を解砕混合するい
わゆる解砕方式の混合装置を備えた自走式土質改良機に
上記各実施の形態及び変形例の構造を適用した場合にお
いても、導入口の位置を移動可能とする等、導入口から
排出口までの距離(=解砕混合距離)を可変とする本発
明の技術的思想を取り入れることにより、回転打撃子へ
の土砂の居付きを抑制でき、同様の効果を得ることがで
きる。
【0107】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、導入口
を混合装置の例えば長手方向に移動可能に設けることに
より、例えば改質する土砂の粘性や製造する改良土の品
質等に応じて導入口の位置を変化させ攪拌距離を適宜変
えることがでる。これによって混合装置内に設けられた
攪拌手段に土砂が居付くことを抑制することができるの
で、改良土を円滑に排出させることができ、粘性の異な
る様々な土砂を改質対象とする場合であっても、改良土
の円滑な排出性を確保し高い生産性を確保することがで
きる。
【0108】請求項3に記載の発明によれば、搬送コン
ベアをその長手方向にスライド可能に設けることによ
り、混合装置に土砂及び土質改良材を導入する位置を適
宜変えることができる。これにより、粘性の異なる様々
な土砂を改質対象とする場合であっても、攪拌距離を適
切に調整することによって攪拌手段に土砂が居付くこと
を抑制でき、改良土を円滑に排出できるので、高い生産
性を確保することができる。
【0109】請求項5に記載の発明によれば、搬送コン
ベアをその長手方向に伸縮可能に設けることにより、混
合装置に対する土砂及び土質改良材の導入位置を適宜変
えることができる。これにより、粘性の異なる様々な土
砂を改質対象とする場合であっても、攪拌距離を適切に
調整することによって攪拌手段に土砂が居付くことを抑
制でき、改良土を円滑に排出できるので、高い生産性を
確保することができる。
【0110】請求項7に記載の発明によれば、混合装置
をスライド可能に設けることにより、混合装置と搬送コ
ンベアとの相対位置を変化させることができる。したが
って、搬送コンベアからの土砂及び土質改良材の導入位
置を変化させ、攪拌距離を適宜変えることができる。こ
れにより、粘性の異なる様々な土砂を改質対象とする場
合であっても、攪拌距離を適切に調整することによって
攪拌手段に土砂が居付くことを抑制でき、改良土を円滑
に排出させることができるので、高い生産性を確保する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態の全
体構造を表す側面図である。
【図2】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態の全
体構造を表す上面図である。
【図3】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態に備
えられた混合装置の詳細構造を表す側断面図である。
【図4】図3中矢印A方向から見た本発明の自走式土質
改良機の一実施の形態に備えられた混合装置の詳細構造
を表す上面図である。
【図5】図3中V−V断面による本発明の自走式土質改
良機の一実施の形態に備えられた混合装置の詳細構造を
表す縦断面図である。
【図6】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態の土
砂及び土質改良材の搬送機構を抽出して表す一部透視側
面図である。
【図7】図6中矢印B方向から見た本発明の自走式土質
改良機の一実施の形態の土砂及び土質改良材の搬送機構
を抽出して表す一部破断後面図である。
【図8】図6中矢印C方向から見た本発明の自走式土質
改良機の一実施の形態の土砂及び土質改良材の搬送機構
を抽出して表す上面図である。
【図9】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態にお
ける土砂及び土質改良材の攪拌距離を短縮した場合の土
砂及び土質改良材の搬送機構を抽出して表す一部透視側
面図である。
【図10】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態に
おける混合装置の土砂及び土質改良材の攪拌距離が通常
の場合の土砂ホッパの組立て構造を表す斜視図、本発明
の自走式土質改良機の一実施の形態における混合装置の
土砂及び土質改良材の攪拌距離が通常の場合の土砂ホッ
パを分解した状態を表す斜視図、及び本発明の自走式土
質改良機の一実施の形態における混合装置の土砂及び土
質改良材の攪拌距離を短縮した場合の土砂ホッパの組立
構造を表す斜視図である。
【図11】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態に
おける自走式土質改良機前方側に長い搬送コンベアを設
けた変形例の土砂及び土質改良材の搬送機構を抽出して
表す一部透視側面図である。
【図12】本発明の自走式土質改良機の他の実施の形態
の土砂及び土質改良材の搬送機構を抽出して表す一部透
視側面図である。
【図13】本発明の自走式土質改良機のさらに他の実施
の形態の土砂及び土質改良材の搬送機構を抽出して表す
一部透視側面図である。
【図14】本発明の自走式土質改良機のさらに他の実施
の形態に備えられた混合装置の詳細構造を表す上面図で
ある。
【図15】図14中XV−XV断面による本発明の自走式土
質改良機のさらに他の実施の形態に備えられた混合装置
の詳細構造を表す側断面図である。
【符号の説明】
3 混合装置 3A 混合装置 4 搬送コンベア 4A〜C 搬送コンベア 37 導入口 62 コンベアスライド用シリンダ(駆動手段) 70 コンベア伸縮機構(伸縮手段) 78 混合装置スライド用シリンダ(駆動手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 久儀 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D040 AB07 CD07 EB04 4G037 AA06 EA03 4G078 AB20 BA01 BA07 DA01 EA10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受け入れた土砂を混合装置により土質改良
    材と混合して改質する自走式土質改良機において、 前記混合装置は、土砂及び土質改良材を導入する導入口
    を移動可能に設けたことを特徴とする自走式土質改良
    機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自走式土質改良機におい
    て、前記導入口を前記混合装置の任意の位置に着脱可能
    に設けたことを特徴とする自走式土質改良機。
  3. 【請求項3】受け入れた土砂を混合装置により土質改良
    材と混合して改質する自走式土質改良機において、 前記受け入れた土砂を前記混合装置に搬送する搬送コン
    ベアをその長手方向にスライド可能に設けたことを特徴
    とする自走式土質改良機。
  4. 【請求項4】請求項3記載の自走式土質改良機におい
    て、前記搬送コンベアをスライドさせる駆動手段をさら
    に設けたことを特徴とする自走式土質改良機。
  5. 【請求項5】受け入れた土砂を混合装置により土質改良
    材と混合して改質する自走式土質改良機において、 前記受け入れた土砂を前記混合装置に搬送する搬送コン
    ベアをその長手方向に伸縮可能に設けたことを特徴とす
    る自走式土質改良機。
  6. 【請求項6】請求項5記載の自走式土質改良機におい
    て、前記搬送コンベアを伸縮させる伸縮手段をさらに設
    けたことを特徴とする自走式土質改良機。
  7. 【請求項7】受け入れた土砂を混合装置により土質改良
    材と混合して改質する自走式土質改良機において、 前記混合装置をスライド可能に設けたことを特徴とする
    自走式土質改良機。
  8. 【請求項8】請求項7記載の自走式土質改良機におい
    て、前記混合装置をスライドさせる駆動手段をさらに設
    けたことを特徴とする自走式土質改良機。
  9. 【請求項9】受け入れた土砂を混合装置により土質改良
    材と混合して改質する自走式土質改良機において、 前記受け入れた土砂を前記混合装置に搬送する搬送コン
    ベアの土砂排出位置をその長手方向に移動可能としたこ
    とを特徴とする自走式土質改良機。
  10. 【請求項10】受け入れた土砂を土質改良材と混合して
    改質する自走式土質改良機の混合装置において、 土砂及び土質改良材を導入する導入口を移動可能に設け
    たことを特徴とする自走式土質改良機の混合装置。
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