JP4119282B2 - 土質改良機及びこれに用いるコンベア装置 - Google Patents

土質改良機及びこれに用いるコンベア装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、土砂を土質改良材と混合して改質する土質改良機及びこれに用いるコンベア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、土砂を土質改良材と混合して改質する土質改良機として、土砂を受け入れるホッパと、このホッパ内の土砂を搬送する搬送コンベアと、この搬送コンベア上の土砂に土質改良材を供給する土質改良材供給装置と、搬送コンベアから導入された土砂及び土質改良材を混合し改良土を生成する混合装置と、この混合装置から導出された改良土を機外に搬送する排出コンベアとを備えたものがある。
【0003】
このような構成の土質改良機では比較的含水比の高い土砂を取り扱うことがあり、その場合、上記搬送コンベアや排出コンベアのコンベアベルトの内周面に土砂が入り込み付着する場合がある。そこで従来より、コンベアベルトの内周側に付着物を掻き取るスクレーパを設けたコンベアがある(例えば、特許文献1参照)。上記スクレーパは支持部材により戻り側のコンベアベルトの内周面に当接するように支持されており、このスクレーパがコンベアベルト内周面の付着物を除去することで、プーリ表面及びコンベアベルトが損傷するのを防止し、さらにコンベアベルトが蛇行するのを防止することができる。
【0004】
ところで、上記土質改良機に備えられるホッパは、通常、所定の高さを有する切り出し口を備えており、ホッパで受け入れた土砂は搬送コンベアによりこの切り出し口を介して切り出され混合装置に向けて搬送される。すなわち、上記切り出し口は混合装置へ搬送される土砂量を調整すると共に、混合装置へ搬送される土砂(大塊)の径を規制する役割を果たしており、切り出し口の高さより径の大きい大塊や異物は混合装置に導入されないようになっている。したがって、切り出し口を通過できない大塊や異物はホッパ内に滞留することとなる。そこで従来より、ホッパにおける上記切り出し口と対向する位置に排出口を有し、搬送コンベア(原料土搬送装置)を通常の搬送方向と反対方向に駆動することで、大塊や異物がホッパ内に滞留した場合にも上記排出口を介してホッパから排出することができるようになっている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−79134号公報
【特許文献2】
特開平11−165878号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では以下のような課題が存在する。
すなわち、上記特許文献1に示すようなスクレーパが戻り側のコンベアベルトの内周面に当接して付着物を掻き取る構造のコンベアにおいては、上記特許文献1には明確には記載されていないが、通常、コンベアベルトの移動に対して極力摩擦抵抗が少なくなるように戻り側のコンベアベルトの移動方向下流側に向けて拡開した形状(略くの字型形状)のスクレーパを、コンベアベルト面の変動に追従できるように、ベルトコンベア内に回動可能に設けた支持部材に対してさらに回動可能に取り付けている。そのため、特許文献1に示すようなスクレーパを備えたコンベアを特許文献2に示すように逆転させた場合、スクレーパの拡開部がコンベアベルトの移動方向上流側に向くため、コンベアベルトとスクレーパとの摩擦抵抗が増大する。この結果、スクレーパ(スクレーパと支持部材との連結部)及び支持部材が回動し、コンベアベルトを下方に強く押し付けてコンベアベルトを損傷させたり、反対にスクレーパ(スクレーパと支持部材との連結部)及び支持部材が反対方向に回動して上方に持ち上がり、上部のコンベアベルトの搬送面を支持するローラ等に衝突してそのローラ等を損傷させる恐れがあった。
【0007】
本発明の目的は、上記従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、搬送コンベアの損傷を防止することができる土質改良機及びこれに用いるコンベア装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、受け入れた土砂を土質改良材と混合して改質する土質改良機において、土砂受入用のホッパと、このホッパで受け入れた土砂を正転又は逆転方向に搬送可能な搬送コンベアと、この搬送コンベアのコンベアベルトの内側に設けられ、前記コンベアベルトの内周面に付着した付着物を除去するスクレーパと、一端側を前記搬送コンベアのコンベアフレームに回動可能に接続されると共に他端側を前記スクレーパに回動可能に接続され、前記スクレーパを前記コンベアベルトに当接するように支持する支持部材と、前記搬送コンベアの逆転時の前記スクレーパ及び前記支持部材の動きを規制する規制手段とを備えるものとする。
【0009】
本発明においては、ホッパで受け入れた土砂を搬送コンベアで正転方向に搬送する。その後、例えば土質改良材供給装置でこの搬送中の土砂に土質改良材を供給して混合装置へ導入し、混合装置ではこれら導入された土砂と土質改良材とを混合して改良土を生成し、排出コンベアで混合装置から導出された改良土を機外に搬送する。
【0010】
このようにして通常行われる土質改良作業において、ホッパで受け入れた土砂に径の大きな大塊又は異物が含まれていた場合、例えばホッパに設けられた切り出し口で引っかけホッパ内に留めることによって、このような大塊又は異物が混合装置に導入されることによる損傷等を回避する。そして、ホッパ内に滞留した大塊又は異物を搬送コンベアを逆転させ反対方向(すなわち混合装置と反対方向)に搬送して、ホッパから排出する。
【0011】
ここで、一般にスクレーパは通常時(すなわち正転時)にコンベアベルトの付着物を掻き取るものであるため、例えばコンベアベルトの移動方向下流側に向かって拡開した略くの字型形状をしており、コンベアベルトの移動に対して極力摩擦抵抗が少なくなるようになっている。このため、上記大塊又は異物混入時に搬送コンベアを逆転させた場合、上記スクレーパの拡開部がコンベアベルトの移動方向上流側に向くため、コンベアベルトとスクレーパとの摩擦抵抗が大きくなってしまう。その結果、スクレーパ(スクレーパと支持部材との連結部)及び支持部材が回動しコンベアベルトを下方に強く押し付けてコンベアベルトを損傷させたり、反対にスクレーパ(スクレーパと支持部材との連結部)及び支持部材が反対方向に回動して上方に持ち上がり上部のコンベアベルトの搬送面を支持するローラ等に衝突してそのローラ等を損傷させる恐れがあった。
【0012】
これに対し、本発明によれば、規制手段でスクレーパ及び支持部材の動きを規制してスクレーパ及び支持部材が上記のような動きをするのを防止するので、コンベアベルトの損傷及びローラ等の損傷を防止することができる。したがって、搬送コンベアの損傷を防止することができる。
【0013】
(2)上記(1)において、好ましくは、前記規制手段は、前記コンベアフレームと前記支持部材との回動角度を規制する第1の角度規制手段と、前記支持部材と前記スクレーパとの回動角度を規制する第2の角度規制手段とから構成されるものとする。
【0014】
(3)上記(1)又は(2)において、また好ましくは、前記スクレーパは、平面視略くの字型の拡開形状をしており、前記搬送コンベア正転時に拡開部が前記コンベアベルトの移動方向下流側を向くように配置されているものとする。
【0015】
(4)上記目的を達成するために、本発明は、受け入れた土砂を土質改良材と混合して改質する土質改良機のコンベア装置において、受け入れた土砂を搬送するコンベアベルトと、このコンベアベルトを正逆可能に駆動する駆動装置と、コンベアフレームと、前記コンベアベルトの内側に設けられ、前記コンベアベルトの内周面に付着した付着物を除去するスクレーパと、一端側を前記コンベアフレームに回動可能に接続されると共に他端側を前記スクレーパに回動可能に接続され、前記スクレーパを前記コンベアベルトに当接するように支持する支持部材と、逆転時の前記スクレーパ及び前記支持部材の動きを規制する規制手段とを備えるものとする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の土質改良機及びこれに用いるコンベア装置の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。本実施の形態の土質改良機は、例えば宅地建設用地等の表層を掘削した土砂を改質して地盤強化のために表層に埋め戻す改良土を生成したり、道路建設用地等で現場内の所定の箇所を掘削して得た土砂を改質して路床材として敷設する改良土を生成するといった表層地盤安定化処理等に用いられる自走式土質改良機である。
図1は本発明の土質改良機の一実施の形態である自走式土質改良機の全体構造を表す側面図、図2はその上面図、図3は図1中左側から見た正面図である。
これら図1乃至図3において、1は走行体で、この走行体1は、左・右1対の走行装置2と、この走行装置2の上部に略平行に延設した1対の本体フレーム3とで構成されている。また、4は走行装置2のトラックフレームで、このトラックフレーム4は、上記本体フレーム3の下部に連設している。5,6はそれぞれこのトラックフレーム4の両端に設けた従動輪(アイドラ)及び駆動輪、7はこれら従動輪5及び駆動輪6に掛け回した履帯(無限軌道履帯)、8は駆動輪6に直結した駆動装置である。9a,9bは本体フレーム3上に立設した複数の支持ポストで、これら支持ポスト9a,9bは、支持フレーム10,11を支持している。
【0017】
12は改質対象となる土砂を受入れるホッパで、このホッパ12は、上下が開口した概略枠型に形成されており、上記支持フレーム10により、本体フレーム3の長手方向一方側(図1及び図2中左側)に支持されている。また、改質対象となる土砂は、例えば油圧ショベル等の投入重機で投入される場合も多く、このホッパ12は、土砂投入の利便性への配慮として、上方に向けて拡開形状に形成されている。また、このホッパ12の後述する混合装置47側(図1及び図2中右側)側壁の下端部には所定の高さを有した図示しない切り出し口が設けてあり、ホッパ12で受入れた土砂は後述の搬送コンベア13によりこの切り出し口を介して切り出されて搬送されるようになっている。また、18はホッパ12の上記切り出し口と反対側(図1及び図2中左側)に開閉可能に設けた排出口であり(図3参照)、径が大きいために上記切り出し口で引っ掛かりホッパ12内に滞留した大塊や異物(以下、異物等と記述する)を排出するために設けられている(詳細は後述)。
【0018】
13はこのホッパ12で受入れた土砂を搬送する搬送コンベアで、この搬送コンベア13は、ホッパ12の下方から後述の混合装置47の入口筒体49(図4及び図5参照)上方にかけて略水平に延設されている。14はこの搬送コンベア13のコンベアフレームで、このコンベアフレーム14は、上記支持ポスト9a,9b等に支持されている。15A,15Bはそれぞれこのコンベアフレーム14の両端に設けた駆動輪及び従動輪、16はこれら駆動輪15A及び従動輪15Bに掛け回したコンベアベルト、17はこのコンベアベルト16の搬送面を支持する複数の支持ローラである。上記駆動輪15Aには、この駆動輪15Aを正逆可能に回転駆動することによりコンベアベルト16を正転方向又は逆転方向に循環駆動させる駆動装置19(後述の図6参照)が連結されている。また、この搬送コンベア13は、上記コンベアベルト16の内側にこのコンベアベルト16の内周面の付着物を除去するスクレーパ20を備えている(後述の図6乃至図9参照)。
【0019】
27は搬送コンベア13上の土砂に土質改良材を添加する土質改良材供給装置で、この土質改良材供給装置27は、水平断面が略方形の土質改良材の貯留タンク28と、この貯留タンク28内の土質改良材を下方に導出するスクリューフィーダ29と、貯留タンク28内の土質改良材を上記スクリューフィーダ29に導く漏斗の役割を果たす略四角錐形状のシュート30とで構成されている。また、貯留タンク28は、このシュート30上部のフランジ状の枠板31に連設した蛇腹部32と、この蛇腹部32の上部をカバーする天板部33とで構成されている。35はこの天板部33のほぼ中央に設けた土質改良材充填用の受入口の開閉蓋で、この開閉蓋35は、天板部33に蝶番36(図2参照)により取付けられている。
【0020】
37は天板部33の外周部に複数(この例では4つ)設けた取付部、38はこれら取付部37の下部に固定的に垂設した支柱で、この支柱38の上下には、それぞれ所定の位置にピン穴39(上側のもののみ図1に図示)が穿設されている。40は上記支持フレーム11に支持された略枠型の台板、41はこの台板40上に立設した複数のガイド筒で、このガイド筒41は、前述のシュート30の枠板31を支持している。また、このガイド筒41の先端付近には、図示しないピン穴が穿設されている。つまり、上記各支柱38は、それぞれこれらガイド筒41に上下方向にスライド可能に挿入されて台板40の下方にまで突出可能となっており、支柱38のスライドに伴って前述の蛇腹部32が伸縮することにより、貯留タンク28の高さが可変な構造となっている。
【0021】
42は支柱38をガイド筒41に固定するストッパピンで、このストッパピン42は、ガイド筒41の図示しないピン穴を介し支柱38のピン穴39に挿入するものである。すなわち、例えば稼動時等には、蛇腹部32を伸長させ、ガイド筒41のピン穴を介し支柱38の下側のピン穴39にストッパピン42を挿入することにより、図1に示す状態のように貯留タンク28の内部容積を十分確保する。一方、自走式土質改良機をトレーラ等で輸送するとき等には、蛇腹部32を限縮させ、ガイド筒41のピン穴を介し支柱38の上側のピン穴39にストッパピン42を挿入することにより、自走式土質改良機の全高を輸送制限をクリアする高さまで低くした状態で保持できるようになっている。
【0022】
43は上記スクリューフィーダ29のケーシングで、このケーシング43は、略円筒状に形成され、内部に図示しないスクリューを備えている。このスクリューは図示しない駆動装置により回転駆動され、これにより、スクリューフィーダ29は先のシュート30からケーシング43内に導入された土質改良材を図1中左側に移送するようになっている。そして、ケーシング43の長手方向一方側(図1中左側)下部に設けた図示しない土質改良材の出口から、搬送コンベア13の搬送方向下流側(図1中右側)端部付近を搬送される土砂に対し、土質改良材を一定量づつ添加するようになっている。なお、図1に示すように、スクリューフィーダ29は、その移送方向上流側(図1中右側)が移送方向下流側(図1中左側)に対して低くなるように配設されており、その分、土質改良材供給装置27の高さが低くなるよう配慮されている。
【0023】
45は自走式土質改良機の片側(図2中上側、図3中左側)に設けたクレーンで、このクレーン45は、自走式土質改良機幅方向一方側(図3中左側)の本体フレーム3に取付けた支持台46上に設けられている。また、このクレーン45は、支持台46から上方に立設した支持部45Aと、この支持部45Aに基端部が枢支接続され長手方向に伸縮するとともに略水平に旋回するアーム45Bと、このアーム45Bを俯仰動させるシリンダ45Cと、アーム45B先端に設けたウィンチ45Dとを備えている。通常、貯留タンク28内に土質改良材を充填する際には、上部の開閉蓋35を開け、このクレーン45によりフレキシブルコンテナを吊り上げて土質改良材受入口に挿入するようになっている。
【0024】
このとき、繁雑防止のため特に図示しないが、天板部33には、貯留タンク28の土質改良材受入口の略直下の位置に、先端を上方に向けたカッタが設けられている。これにより、クレーン45で土質改良材受入口に挿入されたフレキシブルコンテナは、その自重によりカッタに押し付けられて底部を切り裂かれ、ここから貯留タンク28内に土質改良材を流出するようになっている。
【0025】
47は搬送コンベア13から導入された土砂及び土質改良材を混合して改良土を生成する混合装置である。図4はこの混合装置47の全体構造を表す上面図、図5はこの混合装置47の内部構造を表す図4中V−V断面による側断面図である。
これら図4及び図5において、48はこの混合装置47の略箱状の本体で、この混合装置本体48には、その長手方向一方側(図5中左側)上部に土砂及び土質改良材の入口筒体49が、他方側(図5中右側)下部に改良土の出口筒体50が設けられている。
【0026】
51は混合装置本体48内に設けた複数(この例では2本)のパドルミキサで、このパドルミキサ51は、混合装置本体48の長手方向(図4及び図5中左右方向)に略平行に配設した中空の回転軸52(中実でも構わない)と、この回転軸52に放射状に複数設けたパドル53とで構成されている。このパドル53は、その平滑な面が、回転軸52の軸線方向(この場合図4及び図5中右方向)に対し、パドルミキサ51の回転方向を向くように所定角度傾斜しており、これにより上記入口筒体49から導入された土砂を出口筒体50に向けて混合しつつ移送できるようになっている。
【0027】
54はパドルミキサ51の回転軸52の両端付近を回転自在に支持する軸受、55は回転軸52の他端(図5中右端)に設けられたタイミングギア、56はパドルミキサ51の駆動装置で、この駆動装置56の出力軸56aは、回転軸52の他端に直結している。また、隣接する回転軸52,52のそれぞれに設けたタイミングギア55,55は互いに噛合しており、これにより隣接するパドルミキサ51,51がほぼ同一回転数で互いに反対方向に回転駆動するようになっている。
【0028】
このような構造により、混合装置47は、搬送コンベア13から入口筒体49を介して導入された土砂及び土質改良材をパドルミキサ51(厳密にはそのパドル53)により混合して改良土としつつ反対側に移送し、出口筒体50から下方に導出するようになっている。
【0029】
図1乃至図3に戻り、59は混合装置47から導出された改良土を機外に排出する排出コンベアで、この排出コンベア59は、混合装置47の上記出口筒体50の下方から外側(この場合図1中右側)に向かって所定距離略水平に延在した後、混合装置47の駆動装置56下方辺りから上り傾斜に延在している。
【0030】
60はこの排出コンベア59のコンベアフレームで、このコンベアフレーム60は、支持部材61,62等を介し、後述の動力装置68や本体フレーム3等から支持されている。63はこの排出コンベア59の搬送方向下流側(図1中右側)端部に設けた駆動輪、64は排出コンベア59の搬送方向上流側(図1中左側)に設けた従動輪(図3参照)、65は上記駆動輪63及び従動輪64に巻回されたコンベアベルトである。66はこのコンベアベルト65の搬送面を支持する複数の支持ローラ、67は駆動輪63に直結した駆動装置(図2参照)で、この駆動装置67により、駆動輪63を回転駆動してコンベアベルト65を循環駆動させるようになっている。
【0031】
68は先に触れた動力装置で、この動力装置68は、本体フレーム3の長手方向他方側(図1中右側)端部に支持部材69を介して支持されている。また、この動力装置68は、繁雑防止のため特に図示しないが、前述してきた各機器の駆動装置に供給する圧油を吐出する少なくとも1つの油圧ポンプと、この油圧ポンプを駆動するエンジンと、油圧ポンプから各駆動装置へ供給される圧油の方向及び流量(或いは方向のみ)をそれぞれ制御する複数のコントロールバルブ等とを内部に備えている。
【0032】
70はこの動力装置68の前方側(図1及び図2中左側)の区画に設けた運転席で、この運転席70には、上記走行装置2の駆動装置8を操作する1対の操作レバー71が備えられている。またこの運転席70の下方には、例えば混合装置47の駆動装置56等、他の各機器の駆動装置を操作する操作盤72(図1参照)が設けられている。
【0033】
以上のように構成された自走式土質改良機において、本実施の形態の最も大きな特徴は、搬送コンベア13の逆転時に前記のスクレーパ20がコンベアベルト16や支持ローラ17等を損傷しないようにしたことである。以下、この詳細について説明する。
【0034】
図6は搬送コンベア13の詳細構造を一部透視して示す上面図、図7はこの側面図である。
これら図6及び図7に示すように、前記のコンベアフレーム14は搬送コンベア13の短手方向(図6中上下方向)両側に対になって配置されており、前記の駆動輪15Aはこれらコンベアフレーム14,14間の長手方向他方側(図6及び図7中右側)端部に設けられ、従動輪15Bはコンベアフレーム14,14間の長手方向一方側(図6及び図7中左側)端部に設けられている。これら駆動輪15A及び従動輪15Bに掛け回した前記のコンベアベルト16の搬送面は、上記コンベアフレーム14,14間に長手方向に多数設けられた前記支持ローラ17により支持されている。
【0035】
このように構成された搬送コンベアにおいて、例えば比較的含水比の高い土砂等を搬送する場合には、その土砂がコンベアベルト16の内周面に入り込み付着する場合がある。前記のスクレーパ20はこのコンベアベルト16の内周面に付着した付着物を掻き取るためのものであり、搬送コンベア13の長手方向中央部よりも従動輪15B側において、コンベアベルト16の内側の支持ローラ17の下方にコンベアベルト16の戻り側の内周面に当接するようにスイングアーム75により支持されている。図8及び図9はこのスクレーパ20及びスイングアーム75の詳細構造を表す上面図及び側面図、図10は図8中X−X断面による横断面図である。
【0036】
これら図8乃至図10において、14Aはコンベアフレーム14,14間の搬送コンベア長手方向複数箇所に設けられた略L字型の鋼材であり(図6及び図7も参照)、この鋼材14Aには搬送コンベア短手方向(図8中上下方向)2箇所に従動輪15B側(図8中左側)に突出するようにブラケット76,76が設けられている。
【0037】
スクレーパ20は、コンベアベルト16の移動方向(図8及び図9中矢印ア方向)下流側に向かって拡開した略くの字型形状の掻き取り部20aと、この掻き取り部20aの内側に設けられ掻き取り部20aの強度を補充するように支持する支持部20bとから構成されている。上記掻き取り部20aはその搬送コンベア短手方向長さがコンベアベルト16の幅以上となるようになっており、この掻き取り部20aに掻き取られたコンベアベルト16の内周面の付着物がベルト側方に落ちるように便宜が図られている。また、上記掻き取り部20aには搬送コンベア短手方向の上記ブラケット76,76に対応した2箇所に駆動輪15A側(図8中右側)に突出するようにブラケット77,77が設けられている。
【0038】
スイングアーム75は、上記のブラケット76とブラケット77とを接続するアーム部材であり、搬送コンベア短手方向の2箇所に対になって配置されている。すなわち、スイングアーム75,75の駆動輪15A側(図8及び図9中右側)端部とブラケット76,76とがボルト78により回動可能に接続され、スイングアーム75,75の従動輪15B側(図8及び図9中左側)端部とブラケット77,77とがボルト79により回動可能に接続されている。なお、上記ボルト78,79のベルト幅方向内側にはナット80,81がそれぞれ2個ずつ螺合しており、ボルト78,79の抜け防止機能を果たしている。
【0039】
このような構成により、例えばコンベアベルト16の内周面の高さが多少変動するような場合にも、スイングアーム75の両端がブラケット76,77に対し回動することによってスクレーパ20は上記変動に追従してコンベアベルト16の内周面に当接できるようになっている。
【0040】
また、82はブラケット76の下端部に設けられこのブラケット76とスイングアーム75との回動角度を規制する角度規制部材(図9及び図10参照)、83はブラケット77の下端部に設けられこのブラケット77とスイングアーム75との回動角度を規制する角度規制部材である(図10参照)。上記角度規制部材82により、スイングアーム75はブラケット76に対して図9に示す状態より下方向への回動動作を規制され、且つ上方向への回動動作についても所定の回動角度以内(すなわちスイングアーム75とブラケット76とがほぼ水平となる状態まで)に規制されるようになっている。また、角度規制部材83により、スクレーパ20はこのスクレーパ20とスイングアーム75との間の上方の角度が180度よりも小さくなるようにその回動動作を規制されるようになっている。
【0041】
以上において、スイングアーム75は特許請求の範囲各項記載のスクレーパをコンベアベルトに当接するように支持する支持部材を構成し、角度規制部材82はコンベアフレームと支持部材との回動角度を規制する第1の角度規制手段を構成し、角度規制部材83は支持部材とスクレーパとの回動角度を規制する第2の角度規制手段を構成し、これら角度規制部材82,83は搬送コンベアの逆転時のスクレーパ及び支持部材の動きを規制する規制手段を構成する。また、搬送コンベア13は請求項4記載の土質改良機のコンベア装置を構成する。
【0042】
次に、上記構成の本発明の土質改良機及びこれに用いるコンベア装置の一実施の形態の動作及び作用を以下に説明する。
例えば油圧ショベル等によりホッパ12に改質対象となる土砂を投入すると、ホッパ12で受け入れられた土砂は、その下方の搬送コンベア13上に載置され、切り出し口から押し出されて搬送される。この搬送土砂に対し、スクリューフィーダ29が貯留タンク28内の土質改良材を一定量づつ供給する。そして、搬送コンベア13により混合装置47に導入された土砂及び土質改良材は、パドルミキサ51で均一に攪拌混合され、排出コンベア59上に改良土として導出される。この改良土は、排出コンベア59により搬送され、最終的に自走式土質改良機外に排出される。
【0043】
このようにして行われる土質改良作業において、ホッパ12に投入された土砂に切り出し口の高さより径の大きい異物等が混入していた場合、この異物等は切り出し口に引っ掛かり混合装置47に搬送されずにホッパ12内に滞留する。このように異物等がホッパ12内に滞留した場合、切り出し口と反対側の排出口18を開放し、搬送コンベア13を逆転する。これにより、その滞留した異物等は通常(正転時)の搬送方向とは反対方向に搬送され、排出口18を介してホッパ12外に排出される。
【0044】
ここで、スクレーパ20は搬送コンベア13の正転時にコンベアベルト16の内周面の付着物を掻き取るものであり、前述したようにコンベアベルト16の移動方向下流側に向かって拡開した略くの字型形状、すなわち正転時のコンベアベルト16の移動に対して極力摩擦抵抗が少なくなるような形状となっている。このため、上記異物等の滞留時に搬送コンベア13を逆転させた場合には、スクレーパ20の拡開部がコンベアベルト16の移動方向の上流側に向くこととなり、コンベアベルト16とスクレーパ20との摩擦抵抗が増大する。
【0045】
このとき、例えばスイングアーム75に角度規制部材82,83を設けていない構造の場合には、コンベアベルト16とスクレーパ20との摩擦抵抗の増大によりコンベアベルト16がスクレーパ20を巻き込み、スイングアーム75がブラケット76に対して下方向に大きく回動してスクレーパ20(正確にはスイングアーム75とスクレーパ20との連結部)がコンベアベルト16を下方に向かって強く押し付けるような状態となって、スクレーパ20がコンベアベルト16を損傷させる恐れがあった。また、反対にスイングアーム75がブラケット76に対して上方向に回動し、且つスイングアーム75とスクレーパ20との間の上方の角度が180度以上に大きく開くことで、スクレーパ20(正確にはスイングアーム75とスクレーパ20との連結部)が上方に持ち上がって支持ローラ17等に衝突し、この支持ローラ17等を損傷させる恐れがあった。
【0046】
これに対し、本実施の形態によれば、角度規制部材82によりスイングアーム75のブラケット76に対する図9に示す状態より下方向への回動動作が規制されるので、上述したように巻き込みによってスクレーパ20がコンベアベルト16を下方に向かって強く押し付けるような状態となるのを防止することができる。また、角度規制部材83によりスイングアーム75のブラケット76に対する略水平より上方向への回動動作についても規制され、且つ、スクレーパ20のスイングアーム75に対するスクレーパ20とスイングアーム75との間の上方の角度が180度以上に大きくなるような回動動作を規制されるので、上述したようにスクレーパ20が上方に持ち上がって支持ローラ17等に衝突するのを防止することができる。このようにして、本実施の形態によれば、搬送コンベア13の逆転時のスクレーパ20のコンベアベルト16への押し付け及び支持ローラ17等への衝突を防止できるので、コンベアベルト16や支持ローラ17等の損傷を防止することができる。したがって、搬送コンベア13の損傷を防止することができる。
【0047】
なお、上記本実施の形態においては、土質改良機に用いる搬送コンベアに対して本発明を適用したが、これに限らず、スクレーパを備え逆転可能なコンベアであれば適用することが可能である。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、スクレーパ及び支持部材の動きを規制手段で規制するので、搬送コンベアの逆転時にコンベアベルトとスクレーパとの摩擦抵抗が増大し、スクレーパがコンベアベルトを強く押し付けたり、スクレーパが上方に持ち上がりコンベアベルトの搬送面を支持するローラ等に衝突するのを防止することができる。これにより、コンベアベルトの損傷やローラ等の損傷を防止することができる。したがって、搬送コンベアの損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の土質改良機の一実施の形態の全体構造を表す側面図である。
【図2】本発明の土質改良機の一実施の形態の全体構造を表す上面図である。
【図3】本発明の土質改良機の一実施の形態の全体構造を表す図1中左側から見た正面図である。
【図4】本発明の土質改良機の一実施の形態を構成する混合装置の全体構造を表す上面図である。
【図5】本発明の土質改良機の一実施の形態を構成する混合装置の内部構造を表す図4中V−V断面による側断面図である。
【図6】本発明のコンベア装置の一実施の形態の全体構造を一部透視して示す上面図である。
【図7】本発明のコンベア装置の一実施の形態の全体構造を表す側面図である。
【図8】本発明のコンベア装置の一実施の形態を構成するスクレーパ及びスイングアームの詳細構造を表す上面図である。
【図9】本発明のコンベア装置の一実施の形態を構成するスクレーパ及びスイングアームの詳細構造を表す側面図である。
【図10】本発明のコンベア装置の一実施の形態を構成するスイングアームとブラケットとの連結部の構造を示す、図8中X−X断面による横断面図である。
【符号の説明】
12 ホッパ
13 搬送コンベア(コンベア装置)
14 コンベアフレーム
16 コンベアベルト
19 駆動装置
20 スクレーパ
75 スイングアーム(支持部材)
82 角度規制部材(規制手段;第1の角度規制手段)
83 角度規制部材(規制手段;第2の角度規制手段)

Claims (4)

  1. 受け入れた土砂を土質改良材と混合して改質する土質改良機において、
    土砂受入用のホッパと、
    このホッパで受け入れた土砂を正転又は逆転方向に搬送可能な搬送コンベアと、
    この搬送コンベアのコンベアベルトの内側に設けられ、前記コンベアベルトの内周面に付着した付着物を除去するスクレーパと、
    一端側を前記搬送コンベアのコンベアフレームに回動可能に接続されると共に他端側を前記スクレーパに回動可能に接続され、前記スクレーパを前記コンベアベルトに当接するように支持する支持部材と、
    前記搬送コンベアの逆転時の前記スクレーパ及び前記支持部材の動きを規制する規制手段とを備えたことを特徴とする土質改良機。
  2. 請求項1記載の土質改良機において、前記規制手段は、前記コンベアフレームと前記支持部材との回動角度を規制する第1の角度規制手段と、前記支持部材と前記スクレーパとの回動角度を規制する第2の角度規制手段とから構成されることを特徴とする土質改良機。
  3. 請求項1又は2記載の土質改良機において、前記スクレーパは、平面視略くの字型の拡開形状をしており、前記搬送コンベア正転時に拡開部が前記コンベアベルトの移動方向下流側を向くように配置されていることを特徴とする土質改良機。
  4. 受け入れた土砂を土質改良材と混合して改質する土質改良機のコンベア装置において、
    受け入れた土砂を搬送するコンベアベルトと、
    このコンベアベルトを正逆可能に駆動する駆動装置と、
    コンベアフレームと、
    前記コンベアベルトの内側に設けられ、前記コンベアベルトの内周面に付着した付着物を除去するスクレーパと、
    一端側を前記コンベアフレームに回動可能に接続されると共に他端側を前記スクレーパに回動可能に接続され、前記スクレーパを前記コンベアベルトに当接するように支持する支持部材と、
    逆転時の前記スクレーパ及び前記支持部材の動きを規制する規制手段とを備えたことを特徴とする土質改良機のコンベア装置。
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