JP2010126903A - マンロック - Google Patents

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Abstract

【課題】出入りが容易なマンロックを提供する。
【解決手段】シールドマシン10の隔壁2に設けられ機内側から切羽側に出入りするための隔壁扉3と、機内側に設けられた圧力調整可能なエアロックチャンバ4と、そのエアロックチャンバ4と上記隔壁扉3とを接続し気密に形成された通路5とを有し、その通路5が、上記シールドマシン10のスキンプレート6と、そのスキンプレート6内の前部に同心的に設けられた筒状のギヤケース7との間を通り掘進方向前後に延びるマンロック1において、上記通路5の断面を拡大すべく、該通路5を区画する壁の一部を上記スキンプレート6から形成したものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、シールドマシンの隔壁に設けられ機内側から切羽側に出入りするためのマンロックに関するものである。
シールドマシンの隔壁に、作業員が機内側から切羽側に出入りするためのマンロックが設けられることがある(例えば、特許文献1参照)。
そのようなマンロックの一例を図6に基づき説明する。図6は、シールドマシンの前部上方を示す側断面図である。
図6に示すように、スキンプレート101の前部に隔壁102が設けられ、その隔壁102に前方(切羽側、FACING SIDE)にカッタチャンバ104が区画される。その隔壁102の後方のスキンプレート101内には、スキンプレート101の構造を保持するためのフレーム材105やカッタ駆動部のギヤケース106などが設けられる。ギヤケース106は、スキンプレート101と同心的な筒状に形成されており、そのギヤケース106の上方にマンロック107が設けられる。
マンロック107は、隔壁102に設けられ機内側から切羽側に出入りするための隔壁扉108と、圧力調整可能なエアロックチャンバ109と、それらエアロックチャンバ109と隔壁扉108とを接続し気密に形成された通路110とを備える。
エアロックチャンバ109は、仕切壁111により前室112と後室113とに区画される。前室112には、通路110が連通し、それら前室112と通路110とにより、その内部がカッタチャンバ104と同圧まで加圧されるメインルーム(MAIN ROOM)が構成される。他方、後室113には機内との入口扉116が設けられ、その後室113により、メインルームよりも低い所定圧まで加圧されるサブルーム(SUB ROOM)が構成される。
作業員が機内からカッタチャンバ104に出る場合、まず作業員は、機内から後室(サブルーム)113に入り、その後室113内で待機して体を順応させた後、仕切壁111を通り後室113から前室112に移り、その前室112で待機する。その後、前室112から通路110を通行して隔壁扉108からカッタチャンバ104に出る。
以上のマンロック107は、従来、シールドマシンの鋼構造物(スキンプレート101やフレーム材105など)とは別物と判断し、構造物の中にほぼ円筒形の構造を持つマンロック107を装備していた。例えば、円筒形の通路110とエアロックチャンバ109とを、鋼構造物とは別に予め工場などで製造しておき、それら通路110およびエアロックチャンバ109を、現場でシールドマシンのフレーム材105などに各々取り付けるようにしていた。
特開2000−96984号公報
しかしながら、上述のマンロック107は、通路110が狭く通行のための充分な出入口スペースが確保できずに使い勝手の悪いマンロックとなっていた。
また、図6のマンロック107では、予め製造された通路110を、シールドマシンの鋼構造物に組み付けているので、その組み付けを容易にするためには通路110を円筒状などの単純な構造にする必要があり、そのような円筒状の通路110は作業員の出入りがし難い、という問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、出入りが容易なマンロックを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、シールドマシンの隔壁に設けられ機内側から切羽側に出入りするための隔壁扉と、機内側に設けられた圧力調整可能なエアロックチャンバと、そのエアロックチャンバと上記隔壁扉とを接続し気密に形成された通路とを有し、その通路が、上記シールドマシンのスキンプレートと、そのスキンプレート内の前部に同心的に設けられた筒状のギヤケースとの間を通り掘進方向前後に延びるマンロックにおいて、上記通路の断面を拡大すべく、該通路を区画する壁の一部を上記スキンプレートから形成したものである。
好ましくは、上記通路が上記シールドマシンの上部に配置され、該通路の天井が上記スキンプレートにより形成されたものである。
好ましくは、上記エアロックチャンバは、気密扉が設けられた仕切壁によって2室に仕切られ、その2室のうちの一方に上記通路が連通するように接続されたものである。
本発明によれば、マンロックを使用する際に作業員が容易に通行して出入りすることができるという優れた効果を発揮するものである。
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
本実施形態のマンロックは、例えば、トンネルを掘るためのシールドマシンに適用される。シールドマシンは、泥土圧式シールドマシンや泥水式シールドマシンが考えられるが、これに限定されない。
図1および図2に基づき、シールドマシンの概略構造を説明する。なお、図1において、左方が掘進方向の前方であり、右方が掘進方向の後方である。
図1に示すように、本実施形態のシールドマシン10は、外殻をなす筒状のスキンプレート6と、そのスキンプレート6の前方に配置され地山を掘削するカッタ8と、そのカッタ8の後方に設けられスキンプレート6内を切羽側(図1の左側)と機内側(図1の右側)とに区画する隔壁2と、その隔壁2の後方に設けられカッタ8を駆動するカッタ駆動部9と、隔壁2に設けられたマンロック1とを備える。
スキンプレート6は、掘進方向に沿って延びる円筒状に形成される。スキンプレート6の前端部には隔壁2が配置され、その隔壁2よりも後方のスキンプレート6内には、スキンプレート6の構造を保持するためのフレーム材61(リングガーダ)が設けられる。そのフレーム材61は、スキンプレート6の内周面に沿って形成される。それらフレーム材61とスキンプレート6と隔壁2とは、溶接により接合され一体的な鋼構造物をなす。なお、図例のスキンプレート6は、隔壁2から所定長さ後方に離れた位置(後述するギヤケース7の後端とほぼ同位置)で前後に分割された部材を接合することで一体的に形成されている。
スキンプレート6内には、その内周面に沿って複数のシールドジャッキ13が設けられる。それらシールドジャッキ13は、図示しないエレクタにより組み立てられた既設セグメントに反力を取りつつシールドマシン10に推進力を付与する。また、スキンプレート6内には、隔壁2とカッタ8との間に形成されるカッタチャンバCから掘削土砂を排出して後方に搬送するためのスクリューコンベア14が設けられる。
図2に示すように、カッタ8は、中心部81(回転軸)から放射状に延びる複数本(図例では6本)のカッタスポーク82を有する。各カッタスポーク82の前面には、長手方向(径方向)に沿って複数のカッタビット83が設けられる。カッタ8の中心部81には、前方に突出するフィッシュテールビット84と、図示しない作泥材の注入口が設けられる。
図1に戻り、カッタ8には、カッタ8から後方に隔壁2に向かい延びる、センタパイプ85と支持ビーム87とが各々設けられる。
センタパイプ85は、カッタ8の中心部81から後方に隔壁2を貫通して機内まで延び、その先端部に、ロータリジョイント86が設けられる。
支持ビーム87は、一端がカッタスポーク82の長手方向の中間部に接合され、他端がカッタ駆動部9の後述するリング体91に接合される。図例の支持ビーム87は、カッタスポーク82からリング体91に向かい内周側に傾斜する。
カッタ駆動部9は、カッタ8の支持ビーム87が接合されたリング体91と、そのリング体91およびカッタ8を支持する旋回環92(ベアリング)と、その旋回環92を介してカッタ8に回転駆動力を付与する駆動モータ93と、その駆動モータ93の後述するピニオン97や旋回環92などを覆う筒状のギヤケース7とを有する。
リング体91は、スキンプレート6と同心的なリング状に形成され、隔壁2に回転可能に設けられる。
旋回環92は、リング体91が接合された外輪94と、スキンプレート6側に固定された内輪95とを有し、それら外輪94と内輪95との間には図示しない転動体が設けられる。外輪94の外周面には、駆動モータ93のピニオン97に歯合するギヤ部96が形成される。
駆動モータ93は、旋回環92の外周(外輪94)に沿って複数設けられ、周方向に間隔を隔てて配置される。各駆動モータ93の出力軸には、旋回環92の外輪94のギヤ部96に歯合するピニオン97が設けられる。駆動モータ93は、例えば電動モータや油圧モータなどからなる。
これら駆動モータ93、旋回環92の内輪95およびリング体91が、スキンプレート6または隔壁2に設けられたギヤフレーム98により支持され、そのギヤフレーム98がギヤケース7により覆われる。
ギヤケース7は、スキンプレート6と同心的な円筒状に形成され、隔壁2から後方に延びる。すなわち、ギヤケース7は、スキンプレート6内の前部に配置されており、そのギヤケース7の外周面が、スキンプレート6の内周面から径方向内側に離間する。ギヤケース7内には、旋回環92や駆動モータ93のピニオン97などが収容される。そのギヤケース7の上方にはマンロック1が配置される。
マンロック1は、隔壁2に設けられた隔壁扉3と、機内側に設けられ内部の圧力が調整可能なエアロックチャンバ4と、それらエアロックチャンバ4と隔壁扉3とを接続する通路5とを有する。本実施形態のマンロック1では、エアロックチャンバ4がギヤケース7の後方に設けられ、通路5がエアロックチャンバ4から隔壁扉3までギヤケース7とスキンプレート6との間を通り掘進方向前後に延びる。また、隔壁扉3と通路5とがギヤケース7の上方のほぼ同じ上下位置に設けられ、エアロックチャンバ4が、シールドジャッキ13との干渉を避けるために通路5および隔壁扉3に対して下方にオフセットした位置に設けられる。
図3に示すように、エアロックチャンバ4は、両端が閉塞された筒体状のチャンバ本体41と、そのチャンバ本体41内に外部(機内)から出入りするための機内扉42と、チャンバ本体41から通路5に出入りするための連通口(以下、チャンバ側連通口という)43と、チャンバ本体41内を2つに仕切る仕切壁44と、その仕切壁44に設けられた気密扉(以下、仕切扉という)45とを有する。
チャンバ本体41は、断面が上下に長いトラック状(図4参照)に形成され、前後方向に延びる。チャンバ本体41は、ギヤケース7の後方に僅かに離間して、かつ上下の中心がギヤケース7の上端にほぼ一致するように配置される。チャンバ本体41は、上述したギヤフレーム98やスキンプレート6のフレーム材61により支持される。
そのチャンバ本体41は、気密(エアタイト)に形成された所謂圧力容器であり、所定の耐圧性能(例えば、0.6MPa程度)を有する。
本実施形態のチャンバ本体41は、その内部の圧力を2段階に調整するために、仕切壁44によって内部が前後に2室(空間)に区画される。その仕切壁44よりも後方(機内側)をサブルーム46という。また、仕切壁44よりも前方を前方室47といい、その前方室47と通路5とを合わせたものをメインルーム5、47という。詳しくは後述するが、メインルーム5、47内はカッタチャンバCとほぼ同圧まで加圧され、サブルーム46内はメインルーム5、47内よりも低い所定圧まで加圧される。
それらサブルーム46と前方室47とには、内部に加圧ガス(例えば圧縮空気)を供給するための送気ライン461、471と、内部から加圧ガスをパージするための排気ライン462、472とが各々設けられる。各送気ライン461、471は、チャンバ本体41の外部に設けられた送気設備411(コンプレッサなど)に各々接続される。各排気ライン462、472は、チャンバ本体41のサブルーム46と前方室47とに各々形成された排気口463、473に接続される。また、これらサブルーム46および前方室47には、その内部の圧力を検出するためのメータ464(図4参照)が各々設けられる。
機内扉42は、機内からサブルーム46に出入するためのものであり、チャンバ本体41の後面に設けられる。その機内扉42は、内開きに開く開戸として構成される。具体的には、機内扉42は、チャンバ本体41の後面に形成された出入口421と、その出入口421をサブルーム46側から気密に閉塞するための扉本体422と、その扉本体422を開閉可能に支持するヒンジ423と、扉本体422を閉塞状態で保持するためのロック機構424(図4参照)とを有する。
仕切扉45は、サブルーム46から前方室47に出入りするためのものであり、仕切壁44に設けられる。仕切扉45は、機内扉42とほぼ同様の構造を有する。すなわち、仕切扉45は、前方室47内に内開きに開く開戸として構成され、仕切壁44に形成された出入口451を前方室47側から気密に閉塞するための扉本体452と、ヒンジ453と、ロック機構(図示せず)とを有する。
チャンバ側連通口43は、チャンバ本体41の前面の上部に形成される。チャンバ側連通口43は、後述するフランジ部材57を介して通路5の通路側連通口56に接続され、それら連通口43、56により前方室47と通路5とが連通する。
通路5は、チャンバ本体41と同様の耐圧性能を有するよう気密に形成され、チャンバ本体41の前面から隔壁2までギヤケース7に沿って前後に延びる。
本実施形態では、通路5の断面を径方向外側にスキンプレート6まで拡大すべく、通路5を区画する壁の一部がスキンプレート6から形成される。図例では、通路5がシールドマシン10の上部に配置され、通路5の天井がスキンプレート6により形成される。
より具体的には、通路5は、スキンプレート6から形成された天井(上壁)と隔壁2から形成された前壁とに、下方を区画する床53(下壁)と後方を区画する後壁54と左右の側方を区画する2つの側壁55、55(図5参照)とを組み合わせて構成される。それら床53と後壁54と側壁55、55とは、例えば鋼製の板材からなり、スキンプレート6や隔壁2に溶接接合されると共に互いに溶接接合される。すなわち、床53と後壁54と側壁55、55とは、鋼製の隔壁2、スキンプレート6およびフレーム材61などと共に鋼構造物をなす。
後壁54は、隔壁2から後方に離間してギヤケース7の後端とほぼ同じ位置に配置される。後壁54は、上端がスキンプレート6に接合され、そのスキンプレート6からギヤケース7の近傍まで下方に延びる。
その後壁54の下部には、エアロックチャンバ4のチャンバ本体41が接合されており、かつそのチャンバ本体41を通路5に連通するための連通口(通路側連通口56)が形成される。
具体的には、後壁54に、通路側連通口56を囲い後方に突出する円筒状のフランジ部材57が設けられ、そのフランジ部材57にチャンバ本体41がボルト接合される。
床53は、スキンプレート6の頂部から下方に離間してギヤケース7の僅かに上方の位置に配置される。床53は、前端が隔壁2に接合され、その隔壁2から後壁54まで後方に延びる。図4および図5に示すように、図例の床53は、ほぼ水平に形成されており、左右方向の一方の縁部(図5では左側縁部)がスキンプレート6に沿った曲線状に形成される。
側壁55、55は、スキンプレート6の内周に沿って互いに離間して配置される。側壁55、55は、上端がスキンプレート6に接合され、そのスキンプレート6から径方向内側に床53まで径方向に沿って延びる。
以上のように構成された通路5は、図3に示すように、前後の長さと上下の長さとが前方室47とほぼ同じであり、左右の長さが前方室47よりも長い。
隔壁扉3は、通路5からカッタチャンバCに出入するためのものであり、隔壁2の上端部(通路5の前壁)に設けられる。図2に示すように、図例の隔壁扉3は、隔壁2の左右方向の中心よりも図2の左側(掘進方向に向かい右側)にオフセットして配置される。
より具体的には、図3に示すように、隔壁2に、隔壁扉3よりも大径の取付穴21と、その取付穴21の外周から後方に延びる筒状のボス部22とが各々形成され、そのボス部22に、取付穴21より大径で出入口31を有するリング板23がボルト接合され、そのリング板23に隔壁扉3が取り付けられる。
その隔壁扉3は、外開きにカッタチャンバC側に開く開戸として構成される。すなわち、隔壁扉3は、隔壁2(リング板23)の出入口31をカッタチャンバC側から液密(かつ気密)に閉塞するための扉本体32と、その扉本体32を開閉可能に支持するヒンジ33と、扉本体32を閉塞状態で保持するためのロック機構34とを有する。
以上のマンロック1を製造する場合には、まず、スキンプレート6や隔壁2にフレーム材61などが接合されて鋼構造物が製造される際に、それらフレーム材61と共に、通路5の床53と後壁54と側壁55、55となる板材がスキンプレート6や隔壁2に各々接合され、これにより通路5が鋼構造物(溶接構造物)の一部として形成される。次に、その鋼構造物に、工場などで別途製造されたエアロックチャンバ4が組み付けられて、エアロックチャンバ4と通路5とが接続される。
次に、図3に基づき本実施形態のマンロック1の作用を説明する。
マンロック1は、シールドマシン10の掘進時に切羽などで異常が生じて作業員が機内からカッタチャンバCに出入りするときなどに使用される。
例えば、作業員が機内からカッタチャンバCに出る場合、まず、エアロックチャンバ4のサブルーム46内が機内と同圧にされる。次に、作業員が機内扉42からサブルーム46に入り、その後、サブルーム46が所定圧(例えば、カッタチャンバCの圧力(切羽の土水圧)の半分程度)まで加圧され、そのサブルーム46内で作業員が所定時間(数時間)待機する。また、メインルーム5、47がサブルーム46と同圧まで加圧される。
サブルーム46での待機が終了した後、作業員は仕切扉45を通りサブルーム46から前方室47に入り、その後、前方室47および通路5(つまり、メインルーム)がカッタチャンバCと同圧まで加圧され、その前方室47内で作業員が所定時間(数時間)待機する。
前方室47での待機が終了した後、作業員は通路5を通り隔壁扉3からカッタチャンバCに出る。
ここで、本実施形態のマンロック1は、通路5の天井をスキンプレート6で形成することにより、通路5の縦断面が拡大され、天井が高く形成されている。そのため、作業員は通路5を容易に通行することができる。
このように、本実施形態では、鋼構造物もマンロック1の一部として使用することによって、スキンプレート側とマンロック側との二重の構造物が不要となった。
その結果、マンロック1の出入口スペース(通路5の内部スペース)を、充分に確保でき、出入りが容易な使い勝手の良いマンロック1になり、マンロック1を使用する際に作業員が通路5を容易に通行して出入りすることができる。
すなわち、従来の図6のマンロック107は、別体で製造した通路110を、スキンプレート101の鋼構造物に組み付けているので、その組み付けを容易にするために通路110を単純な形状としていた。そのため、通路110と、スキンプレート101およびギヤケース106との間に無駄なスペースSが生じていた。
これに対して、本実施形態では、通路5を鋼構造物としたので、組み付けの容易性を考慮する必要がなく、通路5の形状を比較的自由に設計でき、無駄スペースSを有効活用して断面の大きな通路5を形成することができる。
また、本実施形態のマンロック1では通路5が拡大されていることから、作業員は、エアロックチャンバ4の前方室47のみならず通路5内でも待機することが可能であり、マンロック1内の待機環境を改善することができる。すなわち、マンロック1内での待機中、作業員は高圧下で狭いスペースに長時間(数時間)閉じこめられるため、待機は作業員にとって負担となっていたが、本実施形態のマンロック1では、従来に比べて、通路5が拡大され待機スペースが広くなっているため、従来よりも作業員の負担を軽減することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されず、様々な変形例や応用例が考えられるものである。
例えば、通路の断面が拡大されて容積が増えることから、その増えた容積の分だけエアロックチャンバを小さく形成してもよい。一例として、通路により増える容積の分だけ、エアロックチャンバを掘進方向前方に縮小することが考えられる。この場合、マンロックの省スペース化を図ることができ、エアロックチャンバの後方に余剰のスペースを確保できる。
また、エアロックチャンバは、2室に仕切られたものに限定されず、1室または3室以上のものでもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係るシールドマシンの側断面図である。 図2は、図1のII方向矢視図である。 図3は、本実施形態のマンロックの側断面図である。 図4は、図3のIV方向矢視図である。 図5は、図3のV方向矢視図である。 図6は、従来のマンロックの側断面図である。
符号の説明
1 マンロック
2 隔壁
3 隔壁扉
4 エアロックチャンバ
5 通路
6 スキンプレート
7 ギヤケース
10 シールドマシン
45 仕切扉(気密扉)

Claims (3)

  1. シールドマシンの隔壁に設けられ機内側から切羽側に出入りするための隔壁扉と、機内側に設けられた圧力調整可能なエアロックチャンバと、そのエアロックチャンバと上記隔壁扉とを接続し気密に形成された通路とを有し、その通路が、上記シールドマシンのスキンプレートと、そのスキンプレート内の前部に同心的に設けられた筒状のギヤケースとの間を通り掘進方向前後に延びるマンロックにおいて、
    上記通路の断面を拡大すべく、該通路を区画する壁の一部を上記スキンプレートから形成したことを特徴とするマンロック。
  2. 上記通路が上記シールドマシンの上部に配置され、その通路の天井が上記スキンプレートにより形成された請求項1記載のマンロック。
  3. 上記エアロックチャンバは、気密扉が設けられた仕切壁によって2室に仕切られ、その2室のうちの一方に上記通路が連通するように接続された請求項1または2記載のマンロック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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