JP2010124884A - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像された動体の位置変化を良好に抽出する。
【解決手段】画像処理装置10は、静止画像に写ったゴルフクラブのヘッド及びゴルフボールの位置を入力するための入力装置15と、ゴルフクラブを振る被写体H及びゴルフボールを連続して撮像した複数の静止画像を「前半」、「インパクト前後」、「後半」の各グループに分け、各グループに対して個別に設けられた所定のスキップ量に基づいて複数の静止画像から一部の静止画像をピックアップし、ピックアップされた静止画像に写ったゴルフクラブのヘッド及びゴルフボールの位置を入力装置15を介して入力可能とするプロット操作画面を表示装置16に表示させ、複数の静止画像に対して入力されたゴルフクラブのヘッド及びゴルフボールの位置の位置を視覚化して同一画面上に表示させるCPU11と、を備える。
【選択図】図12

Description

本発明は、画像処理装置及びプログラムに関する。
ゴルフボールを打つためにゴルフクラブを振る動作(以下、ゴルフスイングと記載する)を行うヒトを静止画像又は動画等の画像として撮像してゴルフスイング中の姿勢やゴルフクラブのヘッドの位置等を確認可能とするゴルフスイングの解析システムが知られている。従来のゴルフスイングの解析システムとして、例えば動画上において動作する複数のポイントを数値化して所定の数値データと比較することでゴルフスイングを分析する構成(例えば特許文献1)、マイクを設けてゴルフクラブのヘッドがゴルフボールを打つ瞬間(インパクト瞬間)に生ずる音をマイクが取得したタイミングをインパクト瞬間と判断してゴルフスイングの分析を行う構成(例えば特許文献2)、ゴルフスイングの画像と分析結果を一画面上で対比して表示する構成(例えば特許文献3)等がある。
特許第2794018号公報 特開2006−263169号公報 特許2003−088604号公報
ところで、ゴルフスイングの解析システムにおいては、ゴルフクラブのヘッドの位置の変化(移動軌跡等)や、飛翔するゴルフボールの位置の変化(移動軌跡等)を知りたい、即ち視覚的に把握したいという需要がある。ゴルフクラブのヘッドの位置の変化や、ゴルフボールの位置の変化即ち飛び方を正確に把握することにより、ゴルフスイングの良し悪しや改善を要する点の把握ができるからである。
しかしながら、従来のゴルフスイングの解析システムによるゴルフクラブのヘッドの位置やゴルフボールの位置の変化の視覚化は不十分であることがあり、視覚化を行う構成のコストも高かった。例えば、画像のパターンを解析してゴルフクラブのヘッドの位置やゴルフボールの位置を自動的に抽出する構成の場合、画像の解析を行うアルゴリズムの構築やそのアルゴリズムを実行可能にするソフトウェアの開発に多大なコストを要することが多く、そのようなソフトウェアを用いたゴルフスイングの解析システムは極めて高価となる。しかも、画像のパターン解析によりゴルフクラブのヘッドの位置及びゴルフボールの位置の抽出を正確に行える確率は100%ではなく、誤った解析結果による誤ったゴルフクラブのヘッドの位置、ゴルフボールの位置を表示してしまうことがあった。
加えて、ゴルフスイングを撮像した動画の各フレームや複数枚の静止画像について全てゴルフクラブのヘッドの位置やゴルフボールの位置を抽出する処理の処理量は多大な時間を要する。特に、ゴルフボールは打たれるまで常に同一位置にあり、位置の抽出を行う必要がないにも関らず自動処理では打たれる前のゴルフボールも位置の抽出対象としてしまうために無駄な処理が発生し、非効率である。
前述の問題点は、ゴルフクラブのヘッドの位置やゴルフボールの位置を視覚化するゴルフスイング解析システムに限らず、動体の移動軌跡を撮像する構成において動体の移動軌跡を抽出するための処理において生ずる普遍的な問題である。
本発明の課題は、撮像された動体の位置変化を良好に抽出することである。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明による画像処理装置は、静止画像に写った動体の位置を入力するための操作入力手段と、前記動体を連続して撮像した複数の静止画像を複数のグループに分け、各グループに対応する複数の静止画像から一部の静止画像をピックアップし、ピックアップされた静止画像に写った前記動体の位置を前記操作入力手段を介して入力可能とする位置入力画面を表示手段に表示させ、複数の静止画像に対して入力された動体の位置を視覚化して同一画面上に表示させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記制御手段は、前記操作入力手段を介した入力内容に基づき前記静止画像に含まれる複数の動体の位置のうち一部の動体の位置に対する入力操作の実施又は不実施を判別することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像処理装置において、前記複数の静止画像は、所定のタイミングを撮像した静止画像に基づいてグループ分けされることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記制御手段は、前記同一画面上に表示された動体の位置を時系列に沿って結ぶ線を表示させることを特徴とする。
請求項5記載の発明によるプログラムは、コンピュータを、静止画像に写った動体の位置を入力するための操作入力手段、前記動体を連続して撮像した複数の静止画像を複数のグループに分け、各グループに対応する複数の静止画像から一部の静止画像をピックアップし、ピックアップされた静止画像に写った前記動体の位置を前記操作入力手段を介して入力可能とする位置入力画面を表示手段に表示させ、複数の静止画像に対して入力された動体の位置を視覚化して同一画面上に表示させる制御手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、撮像された動体の位置変化を良好に抽出することができる。
以下、図を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1に、本発明の一実施形態である画像処理装置を用いたゴルフスイング解析システム1を示す。ゴルフスイング解析システム1は、3台のカメラ2、3、4と、HUB5と、画像処理装置10と、プリンタ6と、ディスクライタ7と、を備える。
カメラ2、3、4は、ゴルフスイングを行う被写体H又はゴルフボールを載置するピンP及びその付近をそれぞれ異なる角度から撮像する。以下の説明において、ゴルフボールが飛翔する方向を前方、その反対側を後方とし、被写体Hから見てゴルフボールが載置される側を正面とする。本実施形態において、カメラ2,3,4は、1200[fps]のハイスピード動画撮影が可能なハイスピードデジタルカメラである。
カメラ2はゴルフスイングを行うヒトである被写体Hの正面側から被写体Hを撮像し、カメラ3は同被写体Hの後方から被写体Hを撮像する。カメラ4は被写体Hの正面側からピンP及びその付近を撮像することで、ゴルフボール及びゴルフボールを打つゴルフクラブのヘッドを撮像する。
カメラ2、3、4はバッファメモリ(図示略)を有し、各カメラは撮像画像をバッファメモリに格納し、後に外部へ転送出力する。
カメラ2、3、4は、動画撮像時の秒間撮像フレーム数(frame per second、以降fpsと記載)を300〜1200[fps]に設定することができる。本実施形態において、カメラ2、3は300[fps]、カメラ4は1200[fps]で撮像を行う。
HUB5は、3台のカメラ2、3、4と画像処理装置10との間に介在する集線装置であり、3台のカメラ2、3、4と画像処理装置10とを接続する。
画像処理装置10は、スイング解析を行う。スイング解析は、3台のカメラ2、3、4による撮像動画の記憶と、当該撮像動画をもとにした各種の処理を指す。スイング解析の詳細については後述する。
プリンタ6は、画像処理装置10が行う印刷処理により、印刷媒体(例えば紙等)に対して印刷を施す機器である。プリンタ6は、例えばページプリンタ等の印刷装置により構成される。
ディスクライタ7は、画像処理装置10の制御によりデジタルデータをDVDメディアに書き込む機器である。
次に、画像処理装置10の構成について説明する。図2は、画像処理装置10の構成を示すブロック図である。
画像処理装置10は、CPU11と、RAM12と、ROM13と、記憶装置14と、入力装置15と、表示装置16と、インターフェース17、18、19と、これらの各構成を相互接続するバス20と、を有する。
本実施形態において、画像印刷装置10は、例えば、パーソナルコンピュータ、デスクトップコンピュータ等の情報処理装置により構成される。
CPU11は、ROM13や記憶装置14からプログラム、データ等を読み込んで実行処理すると共に、画像処理装置10の各部や画像処理装置10に接続されている各構成の動作制御を行う。CPU11が読み込んだプログラム、データ等及びCPU11の処理において一時的に生じたパラメータ等はRAM12に格納される。
ROM13は、例えばROMチップ等であり、プログラム、データ等を書き換え不可能に記憶する。
記憶装置14は、例えばハードディスクドライブやフラッシュメモリ等であり、プログラム、データ等を書き換え可能に記憶することができる。
入力装置15は、例えばキーボードやマウス等であり、オペレータの手動による画像処理装置10に対する入力処理を可能とする。
表示装置16は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成され、画像処理装置10の画面出力処理に応じた内容を表示する。
インターフェース17、18、19は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のバスインターフェースであり、画像処理装置10と外部機器との接続を可能にする。カメラ2、3、4はHUB5を介してインターフェース17に接続され、プリンタ6はインターフェース18に接続され、ディスクライタ7はインターフェース19に接続される。
次に、スイング解析の処理内容について説明する。図3は、スイング解析の処理内容を示すフローである。
まず、3つのカメラ2、3、4による3方向からの撮影を行う(ステップS1)。撮影は、オペレータによる所定の入力操作により、画像入力装置10が3台のカメラ2、3、4を動作させて被写体Hを撮像する処理である。3台のカメラ2、3、4による撮像動画は、画像処理装置10に転送され、画像処理装置10は転送された撮像動画を記憶装置14に記憶する。
次に、画像処理装置10は静止画像生成を行う(ステップS2)。静止画像生成は、記憶装置14に記憶された各撮像動画から静止画像を生成する処理である。生成された静止画像は記憶装置14に記憶される。
次に、オペレータの入力内容に基づき画像処理装置10はスイング対象抽出を行う(ステップS3)。スイング対象抽出は、静止画像に分割された画像のうち、カメラ2が撮像した画像についてゴルフスイング中を撮像した画像の範囲(スイング対象)を決定する処理である。これは、カメラ2、3、4による動画撮像時にゴルフスイング中でない撮像画像が含まれることがあるために行われる処理である。ゴルフスイング中でない撮像画像として、例えば被写体Hが姿勢を整える動作を行っている最中や、被写体Hがその他の動作(例えば煙草を吸う等)を行っている最中の撮像画像等が挙げられる。カメラ3、4が撮像した画像についてはスイング対象抽出を行わないが、後述するスイング画像同期によってスイング対象が決定される。
次に、オペレータの入力内容に基づき画像処理装置10はスイング画像同期を行う(ステップS4)。スイング画像同期は、3方向からの静止画像を同期させる処理であり、カメラ2、3、4がそれぞれ撮像した画像の静止画像について、同じタイミングを撮像した静止画像を対応付ける。
次に、オペレータの入力内容に基づき画像処理装置10は移動状態プロットを行う(ステップS5〜7)。移動状態プロットは、3方向からの画像のそれぞれについて、所定の間引き数に基づきピックアップされた各静止画像におけるゴルフクラブのヘッドの位置を座標データとして記憶する処理である。インパクト位置以降の静止画像のうち、ゴルフボールが写っている静止画像についてはゴルフボールの位置についても座標データとして記憶する。ゴルフクラブのヘッドの位置及びゴルフボールの位置の入力はオペレータの手動入力による。移動状態プロットは、カメラ2、3、4の撮像した画像の静止画像それぞれに対して個別に行われる。
次に、画像処理装置10はスイングスピード解析を行う(ステップS8)。スイングスピード解析は、ゴルフスイング中のゴルフクラブのヘッドの移動速度の算出処理である。スイングスピード解析は、移動状態プロットによって入力されたゴルフクラブのヘッド位置に基づき行われる。
次に、画像処理装置10はスイングフォーム印刷を行う(ステップS9)。スイングフォーム印刷は、ゴルフスイング中の画像を所定のルールに基づきピックアップして印刷する処理である。
稼動状態プロット、スイング解析及びスイングフォーム印刷と並行して、又はこれらと別工程で、画像処理装置10は同期動画作成を行うことができる(ステップS10)。同期動画作成は、スイング画像同期が終了した静止画像を合成して一つの動画に変換し、その一つの動画ファイルの再生によって3つのカメラ2、3、4による撮像動画が同期して再生される動画ファイルを作成する処理である。
画像処理装置10による処理は、CPU11がスイング解析アプリケーション21を実行処理することで行われる。スイング解析アプリケーション21は記憶装置14に記憶され、CPU11によって読み出され、解釈処理される。
図4は、記憶装置14の記憶内容を示すブロック図である。記憶装置14は少なくとも、スイング解析アプリケーション21を記憶する。スイング解析アプリケーションは、撮影指示プログラム21a、スイング対象抽出プログラム21b、スイング画像同期プログラム21c、移動状態プロットプログラム21d、スイングスピード解析プログラム21e、スイングフォーム印刷プログラム21f、同期動画作成プログラム21g等の各種プログラム部品を含む。
ステップS1の撮影の処理内容は撮像支持プログラム21aに含まれる。ステップS2の静止画像生成及びステップS3スイング対象抽出の処理内容はスイング対象抽出プログラムに含まれる。ステップS4のスイング画像同期の処理内容はスイング画像同期プログラムに含まれる。ステップS5〜S7の移動状態プロットの処理内容は移動状態プロットプログラム21dに含まれる。ステップS8のスイングスピード解析の処理内容はスイングスピード解析プログラム21eに含まれる。ステップS9のスイングフォーム印刷の処理内容は、スイングフォーム印刷プログラム21fに含まれる。ステップS10の同期動画作成の処理内容は同期動画作成プログラム21gに含まれる。
図示しないが、記憶装置14は、3つの動画ファイル(ファイルFR、ファイルBK及びファイルBL)、生成される複数の静止画像、後述する基準位置情報テーブル、第1の座標データ、第2の座標データ、スキップ量情報テーブル、インパクト範囲情報テーブル及び各動画のfps等を記憶するための記憶領域を有する。
ここで、画像処理装置10が行う各処理において処理対象となるデータ(ファイル)及び処理結果となるデータ(ファイル)又は印刷物等のメディアについて説明する。
ステップS1の撮影によって3つの動画ファイルが記憶装置14に記憶される。以降の説明において、カメラ2の撮像による動画ファイルをファイルFR、カメラ3の撮像による動画ファイルをファイルBK、カメラ4の撮像による動画ファイルをファイルBLとする。
ステップS2によって各動画ファイルから静止画像が生成される。このとき、各静止画像ファイルには元となった動画ファイルの名称の末尾に番号を付したファイル名が付与される。番号は、初期値1の連番であり、各動画の最初のフレームに1が付与され、以降継続するフレームの番号は順次増加する。ファイルFRから生成された静止画像を例に挙げると、「FR0000001」、「FR0000002」…のように、7桁の連番による番号が元の動画ファイル名の末尾に付されたファイル名が付与される。
ファイルBK、ファイルBLを元に生成された静止画像についても同様である。以降の説明において、各静止画像に付与される元となった動画ファイルのファイル名の末尾に続く番号部分を「静止画像の番号」と記載し、元となった動画が「FR」の静止画像を「正面静止画像」と記載し、元となった動画が「BK」の静止画像を「後方静止画像」と記載し、元となった動画が「BL」の静止画像を「ボール静止画像」と記載する。
生成される静止画像の枚数は、各動画のfpsに応じる。例えば、300[fps]の動画を静止画像にした場合、1秒間の撮像動画に対応した静止画像は300[枚]生成される。つまり、一の静止画像は、元の動画における一の画像フレームに対応する。
画像処理装置10は、各カメラのfpsを変数で管理、記憶する。具体的には、カメラ2のfpsを変数FRfpsの値とし、カメラ3のfpsを変数BKfpsの値とし、カメラ4のfpsを変数BLfpsの値として記憶装置14に記憶する。CPU11は、FRfpsの値に応じた枚数の静止画像をファイルFRから生成し、BKfpsの値に応じた枚数の静止画像をファイルBKから生成し、BLfpsの値に応じた枚数の静止画像をファイルBLから生成する。
ステップS3のスイング対象抽出によって、基準位置情報テーブル情報が生成、更新される。
図5に基準位置情報テーブルの一例を示す。図5(a)は初期化された基準位置情報テーブルを示し、図5(b)はスイング対象抽出後の基準位置情報テーブルを示し、図5(c)はスイング画像同期後の基準位置情報テーブルを示す。
基準位置情報テーブルは、ゴルフスイング中の被写体Hの体勢のうち、「テークバック開始」、「振り下ろし開始」、「インパクト瞬間」、「フォロースルー終了」に対応する静止画像の番号を記憶するテーブルである。
「テークバック開始」は、被写体Hがゴルフボールを打つ前の動作としてゴルフクラブを後方経由で振り上げる動作(テークバック)を開始する動作シーンである。「振り下ろし開始」は、被写体Hがゴルフボールを打つため、テークバック後にゴルフクラブを振り下ろす動作を開始する動作シーンである。「インパクト瞬間」は、ゴルフクラブのヘッドがゴルフボールを打つ動作シーンである。「フォロースルー終了」は、ゴルフボールを打った後、被写体Hがゴルフクラブを前方へ振りぬく動作を終了する動作シーンである。
図5(a)、(b)、(c)に示すように、基準位置情報テーブルは、「正面静止画像」、「後方静止画像」及び「ボール静止画像」のそれぞれについて「テークバック開始」位置、「振り下ろし開始」位置、「インパクト瞬間」位置、「フォロースルー終了」位置に対応する静止画像の番号を記憶する。基準位置情報テーブルは記憶装置14に記憶される。
ステップS3のスイング対象抽出では、「正面静止画像」について、「テークバック開始」、「振り下ろし開始」、「インパクト瞬間」、「フォロースルー終了」に対応する静止画像を手動で指定する。このとき、「テークバック開始」に対応する静止画像、「フォロースルー終了」に対応する静止画像及びその間の静止画像がスイング対象となる。
ステップS4のスイング画像同期によって、図5(c)に示すように、「正面静止画像」、「後方静止画像」及び「ボール静止画像」のそれぞれについて、「テークバック開始」位置、「振り下ろし開始」位置、「インパクト瞬間」位置、「フォロースルー終了」位置に対応する静止画像の番号が記憶される。これに伴い、「後方静止画像」及び「ボール静止画像」のスイング対象も決定する。
ステップS5〜S7の移動状態プロットによって、各静止画像に写ったゴルフクラブのヘッド位置及びゴルフボールの第1の座標データが記憶される。
図6に、座標データの一例を示す。図6(a)はヘッド位置及びボール位置の座標データ(第1の座標データ)、図6(b)はラインの座標データ(第2の座標データ)である。
図6(a)に示すように、第1の座標データはファイル名ならびにヘッド位置及びボール位置のX座標及びY座標を示すパラメータを有するテーブルデータである。ヘッド位置はゴルフクラブのヘッドの位置を示し、ボール位置はゴルフボールの位置を示す。第1の座標データはX座標及びY座標によって表される。X座標及びY座標によりヘッド位置及びボール位置を特定するための原点は、あらかじめ静止画像の所定位置(例えば矩形の画像データの左下角の座標)に定められている。第1の座標データのヘッド位置及びボール位置のX座標及びY座標は全ての静止画像に対して記憶されるのではなく、前述のように所定の間引き数に基づいてピックアップされた各静止画像について記憶される。
図6(a)に示す第1の座標データは、「正面静止画像」の第1の座標データであるが、「後方静止画像」及び「ボール静止画像」についても同様の仕組みで第1の座標データが記憶される。
また、各静止画像の座標位置データを一画面上に表示することでゴルフクラブのヘッドの移動軌跡及びゴルフボールの移動軌跡を描画することができる。
図7及至図9に、ゴルフスイング中のゴルフクラブのヘッド及びゴルフボールの移動軌跡を描画した画面の一例を示す。図7は「正面静止画像」における移動軌跡を示し、図8は「後方静止画像」における移動軌跡を示し、図9は「ボール静止画像」における移動軌跡を示す。以降の説明及び図7〜9、図16〜18において、各静止画像の表示内容に含まれるゴルフクラブのヘッドに符号Wを付する。
ステップS5の移動状態プロット(正面)によって、「正面静止画像」におけるゴルフクラブのヘッドW及びゴルフボールの第1の座標データが記憶される。第1の座標でーたによって、図7に示すように「正面静止画像」におけるゴルフクラブのヘッドWの座標(プロットQ)及びゴルフボールの座標(プロットS)を描画することができ、プロットQからゴルフクラブのヘッドの移動軌跡Rを、プロットSからゴルフボールの移動軌跡Tを得ることができる。同様に、ステップS6の移動状態プロット(後方)によって「後方静止画像」の第1の座標データ及び移動軌跡が得られ、ステップS7の移動状態プロット(ボール)によって「ボール静止画像」の第1の座標データ及び移動軌跡が得られる。
図7〜9及び後述する図10〜12、図16〜18において、プロットQを白丸、移動軌跡Rを破線、プロットSを黒丸、移動軌跡Tを実線で示す。プロットQは移動軌跡R上のひとつの白丸にのみ付されているが、移動軌跡R上の白丸はいずれもプロットQである。プロットSは移動軌跡T上のひとつの黒丸にのみ付されているが、移動軌跡T上の黒丸はいずれもプロットSである。
図7及び図8に示すゴルフスイング中のゴルフクラブのヘッド及びゴルフボールの移動軌跡を描画した画面において、ラインLを描画することができる。ラインLは直線であり、ラインの一端側を開始位置、他端側を終了位置とし、開始位置及び終了位置を静止画像に対するX座標、Y座標として図6(b)に示す第2の座標データに記憶する。
図6(b)に示すように、第2の座標データはライン種類と、開始位置及び終了位置のX座標、Y座標とを対応付けるテーブル形式のデータである。ライン種類は、ラインLが垂直のラインLであるか斜めのラインLであるかを示すパラメータであり、垂直のラインLは図7に示すように「正面静止画像」に対して施され、斜めのラインLは図8に示すように「後方静止画像」に施される。図7に示すように一つの種類の静止画像に複数のラインLが施される場合、その開始位置及び終了位置の各座標は個別に第2の座標データに記憶される。
図6(a)、(b)に示す各座標データのX座標、Y座標にはそれぞれX又はYのアルファベット一文字と3桁の数値で表されたパラメータが記載されているが、実際の座標データはX座標、Y座標を示す値を記憶する。
ステップS8のスイングスピード解析によって、ゴルフクラブのヘッドの移動速度が得られる。スイングスピード解析で得られるゴルフクラブのヘッドの移動速度は、ゴルフスイング中全般に渡るゴルフクラブのヘッドの移動速度の平均である。
ステップS9のスイングフォーム印刷によって、所定のルールに基づきピックアップされた静止画像を印刷することができる。印刷は、「正面静止画像」、「後方静止画像」及び「ボール静止画像」のそれぞれについて個別に行うことができる。
ステップS10の同期動画作成によって、3つのカメラ2、3、4による撮像動画が同期して再生される一つの動画ファイルが生成される。同期動画作成によって得られた一つの動画ファイルは、ディスクライタ7を用いてDVDビデオディスクのデータとしてDVDメディアに記録する等の外部出力やその他の活用が可能である。
次に、ステップS5〜S7の移動状態プロットの詳細について説明する。移動状態プロットは、ピックアップされた「正面静止画像」のゴルフクラブのヘッド位置及びゴルフボールの位置について、オペレータがプロット操作画面を介してクリック操作することで行われる。その一例として、ステップS5の移動状態プロット(正面)について説明する。
図10及至図12にプロット操作画面の一例を示す。図10はテークバック開始から振り下ろし開始までのプロット操作後のプロット操作画面の一例を示し、図11はボール位置入力を伴うプロット操作画面の一例を示し、図12はボール位置入力中止後のプロット操作画面の一例を示す。図10〜図12に示す各静止画像は「正面静止画像」である。
図10及至図12に示すように、プロット操作画面は横方向に並んだ大きさの異なる2つの静止画像表示ウィンドウと、画像送りゲージ60とをその表示内容に含む。以後、図10〜図12左側の小さい静止画像を表示する静止画像表示ウィンドウを小窓、図10〜図12右側の大きい静止画像を表示する静止画像表示ウィンドウを大窓と記載する。大窓の下方に画像送りゲージ60が表示される。
大窓と小窓に表示される静止画像は同一である。つまり、大窓と小窓は静止画像を表示する際の縮尺が異なるのみである。
大窓に表示された静止画像に対してオペレータによるクリック操作が行われると、CPU11はクリックされた位置にプロットQを表示する。つまり、プロットQの表示位置を確認することで、オペレータはクリック操作した位置を確認することができる。以後、プロット操作画面における大窓の静止画像に対するクリック操作を「プロット操作」と記載する。
プロット操作に伴い、第1の座標データが更新、記憶される。CPU11は、プロット操作によりクリックされた位置から静止画像上のX座標及びY座標を算出し、ヘッド位置のX座標、Y座標としてプロット操作が行われた静止画像の番号に対応付けて記憶する。
CPU11は、小窓にもプロットQを表示する。このとき、大窓に表示された静止画像に対する大窓内のプロットQの位置関係と、小窓に表示された静止画像に対する小窓内のプロットQの位置関係はほぼ同一であり、オペレータは小窓に表示されたプロットQの位置を確認することによってもクリック操作した位置の凡そのイメージを確認することができる。
大窓に対してクリック操作が行われ、プロットQが表示された後、CPU11は所定の間引き数に基づいて決定された次の静止画像を表示する。所定の間引き数は、スキップ量情報テーブルとインパクト範囲情報テーブルにより決定する。
図13に、スキップ量情報テーブルの一例を示す。
スキップ量情報テーブルは、定義内容とスキップ量とを対応付けるテーブル形式のデータである。スキップ量情報テーブルは、その定義内容として「前半スキップ量」、「インパクト前後スキップ量」、「後半スキップ量」を有し、各定義内容にスキップ量を示す値が対応付けられている。
図14に、インパクト範囲情報テーブルの一例を示す。
インパクト範囲情報テーブルは、定義内容とスキップ量とを対応付けるテーブル形式のデータである。インパクト範囲情報テーブルは、その定義内容として「スイングインパクト前後の±範囲」、「ボールインパクト前後の±範囲」を有し、各定義内容に範囲を示す値が対応付けられている。
図15に、ゴルフスイング中のゴルフクラブのヘッド位置に対する定義の一例を示す。
図15に示すように、本実施形態では「インパクト瞬間」の静止画像の番号に対して静止画像の番号が所定のプラスマイナス範囲内に収まる静止画像の範囲を「インパクト前後」とする。「インパクト前後」のプラスマイナス範囲は、インパクト範囲情報テーブルによって決定される。「正面静止画像」及び「後方静止画像」における「インパクト前後」は「スイングインパクト前後の±範囲」の値によって決定し、「ボール静止画像」における「インパクト前後」は「ボールインパクト前後の±範囲」の値によって決定する。
つまり、本実施形態における「正面静止画像」の「インパクト前後」は、基準位置情報テーブルにおける「正面静止画像」の「インパクト瞬間」の静止画像の番号に対して10小さい静止画像の番号から10大きい静止画像の番号までの範囲である。同様に、「後方静止画像」の「インパクト前後」は、基準位置情報テーブルにおける「後方静止画像」の「インパクト瞬間」の静止画像の番号に対して10小さい静止画像の番号から10大きい静止画像の番号までの範囲であり、「ボール静止画像」の「インパクト前後」は、基準位置情報テーブルにおける「正面静止画像」の「インパクト瞬間」の静止画像の番号に対して20小さい静止画像の番号から20大きい静止画像の番号までの範囲である。
「インパクト前後」の先頭を「インパクト前」、「インパクト前後」の最後尾を「インパクト後」とする。
そして、「テークバック開始」の静止画像の番号から「振り下ろし開始」を経て「インパクト前」手前の静止画像の番号までを前半とし、「インパクト後」直後の静止画像の番号から「フォロースルー終了」の静止画像の番号までを後半とする。CPU11は複数の静止画像を「前半」、「インパクト前後」、「後半」の各グループのいずれかに所属するものとして扱う。
CPU11は、所定の間引き数として、前半に含まれる静止画像に対するプロット操作が行われた場合にはスキップ量情報テーブルの「前半スキップ量」と対応付けられたスキップ量の値(10)ずつ静止画像の番号を加算し、加算後の静止画像の番号を有する静止画像を大窓に表示する。例えば、プロット操作が行われた静止画像の番号が「0001558」だった場合、CPU11はプロット操作が行われた静止画像の番号「0001558」に10を加算した「0001568」の静止画像の番号を有する静止画像を次の静止画像として大窓に表示する。このとき、小窓の静止画像も併せて次の静止画像に更新される。大窓におけるプロットQの表示と次の静止画像の表示のサイクルタイムは任意に決定できるが、本実施形態では秒未満の時間内で行われる。
次の静止画像が大窓に表示されるとき、大窓に表示されていたプロットQの表示は削除される。一方、小窓に表示されたプロットQは継続して表示される。
次の静止画像の表示後、オペレータによって再度大窓に対してプロット操作が行われると、CPUは前述と同様の処理を行う。即ち、本実施形態において、前半に含まれる静止画像は、静止画像の番号について10番飛ばしでプロット操作が行われることとなる。
このとき、小窓には過去に行われたプロット操作によるプロットQが全て継続して表示される。つまり、オペレータは小窓に表示されたプロットQを確認することで、ゴルフクラブのヘッド位置の移動状態を確認することができる。
さらに、CPU11は、小窓に表示されているプロットQが複数の場合、プロット操作が行われた順にプロットQ同士を線で結ぶ表示を行う。即ち、小窓においては最初のプロット操作によるプロットQと2回目のプロット操作によるプロットQとが線で結ばれ、2回目のプロット操作によるプロットQと3回目のプロット操作によるプロットQとが線で結ばれ…と、以後継続してプロットQ同士が線で結ばれる。オペレータは小窓に表示されたプロットQ及びプロットQ同士を結ぶ線を確認することで、ゴルフクラブのヘッド位置の移動軌跡を確認することができる。本実施形態は、各プロットQの位置に基づきその軌跡を算出、描画された曲線によって各プロットQが結ばれるが、各プロットQを直線で結んでもよい。
「正面静止画像」のプロット操作は、基準位置情報テーブルにおける「正面静止画像」の「テークバック開始」の静止画像の番号を有する静止画像から開始される。プロット操作の進行に伴い、大窓に表示される静止画像が「インパクト前後」に含まれる静止画像となった場合、CPU11はスキップ量情報テーブルの「インパクト前後スキップ量」に対応付けられたスキップ量の値(1)ずつ静止画像の番号を加算して次の静止画像を決定する。
「インパクト瞬間」より後の静止画像については、ボール位置のプロット操作も併せて行う。CPU11は、プロット操作画面に表示されている静止画像がインパクト瞬間の静止画像の番号より後の静止画像の番号を有する静止画像の場合、プロット操作が1回行われると前述のようにヘッド位置のX座標及びY座標を座標テーブルに記憶し、小窓にヘッド位置のプロットQ及び線を表示するが、大窓及び小窓の静止画像を次の静止画像に更新せず待機する。その後、プロット操作がもう一度行われると、CPU11はそのプロット操作によるクリック位置からX座標及びY座標を算出し、ボール位置のX座標、Y座標としてそのプロット操作が行われた静止画像の番号に対応付けて第1の座標データに記憶する。ボール位置のプロットSは小窓に表示され、ボール位置のプロットS同士もヘッド位置のプロットS同士と同様に線で結ばれる。
ボール位置に対するプロット操作を行う静止画像が表示されている間、ヘッド位置のプロット操作に加えてボール位置のプロット操作を行うことを示すメッセージウインドウMが大窓内に表示される。
ボール位置に対するプロット操作は、「ボールプロット中止」のチェックボックス70がチェックされるまで継続される。オペレータによって「ボールプロット中止」のチェックボックス70がチェック(クリック操作)されると、CPU11は以後、各静止画像に対して1回のプロット操作が行われた時点で次の静止画像を表示し、ボール位置のプロット操作までの待機を行わなくなる。これに伴い、ボール位置のX座標、Y座標の算出及び第1の座標データの記憶も行われなくなる。つまり、CPU11は、入力装置15を介した「ボールプロット中止」のチェックボックス70への入力内容に基づきゴルフボールの位置に対する入力操作の実施又は不実施を判別する。
その後、大窓に表示される静止画像が「後半」に含まれる静止画像となった場合、CPU11はスキップ量情報テーブルの「後半スキップ量」に対応付けられたスキップ量の値(10)ずつ静止画像の番号を加算して次の静止画像を決定する。かようにして基準位置情報テーブルにおける「正面静止画像」の「フォロースルー終了」の静止画像の番号を有する静止画像までプロット操作が行われるまでCPU11は同様の処理を継続する。基準位置情報テーブルにおける「正面静止画像」の「フォロースルー終了」の静止画像の番号を有する静止画像までプロット操作が完了すると、ステップS5の移動状態プロット(正面)は終了する。
図16に小窓の拡大説明図を示す。
小窓に表示されるプロットQ及び線は、ヘッド位置のプロットQとボール位置のプロットSとを視覚的に区別可能に表示される。さらに、ヘッド位置のプロットQ及び線は、「テークバック開始」から「振り下ろし開始」直前までと、「振り下ろし開始」から「インパクト瞬間」直前までと、「インパクト瞬間」から「フォロースルー終了」までとを視覚的に区別可能に表示される。視覚的に区別可能な表示の方法として、例えばそれぞれ異なる色による表示を行う方法や、プロットQの形状をそれぞれ異なるものとすると共に線分の種類(実線、破線等)や線の太さをそれぞれ異なるものとする方法等が挙げられる。視覚的に区別可能であれば他の方法でもよい。
プロット操作は、やり直すことができる。オペレータによって画像送りゲージ60の左端の矢印ボタン61又はスクロールゲージ6464の左側に位置する空白部分63に対してクリック操作が行われると、CPU11はそのとき大窓及び小窓に表示されている静止画像から、その前に表示されていた静止画像(前の静止画像)へと変更する。このとき、前の静止画像に対するプロット操作によって記憶された第1の座標データのX座標、Y座標は削除されず、小窓のプロットQ及びプロットQ同士を結ぶ線も変更されない。
その後、オペレータによってプロット操作が行われると、CPU11はプロット操作が行われた静止画像の番号に対応する第1の座標データのX座標、Y座標を更新し、小窓に表示されるプロットQ及び線分が第1の座標データ更新後のX座標、Y座標の位置に対応するよう制御する。
プロット操作は、スキップすることができる。オペレータによって画像送りゲージ60の右端の矢印ボタン62又はスクロールゲージ64の右側に位置する空白部分63に対してクリック操作が行われると、CPU11は今表示している静止画像に対してプロット操作が行われていなくても次の静止画像を表示する処理を行う。このとき、小窓にプロットQが追加表示されることはない。つまり、オペレータによって画像送りゲージ60の右端の矢印ボタン62又はスクロールゲージ64の右側に位置する空白部分63に対してクリック操作が行われると、CPU11はプロット操作を一回分だけスキップしてプロット操作画面を表示する。
ステップS5の移動状態プロット(正面)が終了すると、CPU11はステップS6の移動状態プロット(後方)を行う。
図17に移動状態プロット(後方)時のプロット操作画面の一例を示す。
移動状態プロット(後方)の処理内容は、移動状態プロット(正面)と同様である。ただし、対象となる静止画像は「正面静止画像」でなく「後方静止画像」であり、基準位置情報テーブル、第1の座標データで扱う対象となるデータも「正面静止画像」でなく「後方静止画像」のものとなる。
ステップS6の移動状態プロット(後方)が終了すると、CPU11はステップS7の移動状態プロット(ボール)を行う。
図18に移動状態プロット(ボール)時のプロット操作画面の一例を示す。図18においてゴルフボールに符号Gを付する。
移動状態プロット(ボール)においてプロット操作の対象となる静止画像は「インパクト前後」に該当する「ボール静止画像」のみである。CPU11は、基準位置情報テーブルにおける「ボール静止画像」の「インパクト瞬間」の静止画像の番号と、インパクト範囲情報テーブルにおける「ボールインパクト前後の±範囲」の値を読み出して「ボール静止画像」の「インパクト前後」を決定し、その範囲内の静止画像についてプロット操作画面の表示、更新を行う。その他、第1の座標データで扱う対象となるデータが「正面静止画像」でなく「ボール静止画像」のものとなる。それ以外の処理内容は、前述の移動状態プロット(正面)と同様である。
移動状態プロットでは、図7、図8、図17及び図18に示すように「正面静止画像」又は「後方静止画像」に対してラインLを施すことができる。オペレータはラインLの開始位置でマウスをクリックし、マウスアイコンをラインLの終了位置までドラッグ&ドロップすることでラインLを施すことができる。CPU11は、ドラッグ&ドロップを伴うマウス操作について、クリック操作がなされた位置を開始位置、ドラッグ&ドロップ操作が終了した位置を終了位置とし、開始位置及び終了位置のX座標、Y座標を算出して第2の座標データに記憶する。
次に、ステップS5〜S7の移動状態プロットにおける画像処理装置10の処理の流れについて、図19及至22のフローチャートを用いて説明する。
図19は、移動状態プロットにおける処理の流れのうちステップS81からステップS92までを示すフローチャートである。図20は、移動状態プロットにおける処理の流れのうちステップS93からステップS102までを示すフローチャートである。図21は、移動状態プロットにおける処理の流れのうちステップS103からステップS112までを示すフローチャートである。
CPU11は、解析対象を管理するための変数(例えば変数ANAL)をRAM12に設定し、その初期値に「正面静止画像」を示す値を格納する(ステップS81)。例えば、変数ANALの値が0の場合「正面静止画像」、1の場合「後方静止画像」、2の場合「ボール静止画像」を示すとした場合、変数ANALの初期値は0である。
次に、CPU11は、移動対象プロットを行う対象となる静止画像の番号の範囲を読み出す(ステップS82)。
変数ANALが「正面静止画像」又は「後方静止画像」を示す値を格納している場合、移動対象プロットを行う静止画像の番号の範囲は、基準位置情報テーブルにおける各静止画像の「テークバック開始」の静止画像の番号から「フォロースルー終了」の静止画像の番号までとなる。変数ANALが「ボール静止画像」を示す値を格納している場合、移動対象プロットを行う静止画像の番号の範囲は、「インパクト瞬間」の静止画像の番号に対する誤差がインパクト範囲情報テーブルにおける「ボールインパクト前後の±範囲」の値以内である静止画像の番号の範囲となる。CPU11は、変数ANALが示す種類の静止画像に応じた静止画像の番号の範囲を読み出す。
次に、CPU11は、プロット範囲画像番号を管理するための変数(例えば変数STARPLOT、変数PLOT及び変数STOPPLOT)をRAM12に設定し、その初期値にステップS82で読み出した静止画像の番号の範囲の先頭及び末尾の番号を格納する(ステップS83)。変数STARPLOTは一つの種類の静止画像の移動状態プロットを開始する静止画像の番号を、変数PLOTはプロット操作を行う対象となる静止画像の番号を、変数STOPPLOTは一つの種類の静止画像の移動状態プロットを終了する静止画像の番号をそれぞれ管理するための変数である。CPU11は、変数ANALが示す静止画像の種類が「正面静止画像」又は「後方静止画像」である場合、変数STARPLOT及び変数PLOTに「テークバック開始」の静止画像の番号を、変数STOPPLOTに「フォロースルー終了」の静止画像の番号を格納し、変数ANALが示す静止画像の種類が「ボール静止画像」である場合、変数STARPLOT及び変数PLOTに「インパクト瞬間」から「ボールインパクト前後の±範囲」の値を減算した静止画像の番号を、変数STOPPLOTに「インパクト瞬間」から「ボールインパクト前後の±範囲」の値を加算した静止画像の番号を格納する。
次に、CPU11は、変数INPCをRAM12に設定し、基準位置情報テーブルから変数ANALが示す種類の静止画像の「インパクト瞬間」の静止画像の番号を読み出して変数INPCの初期値として格納する(ステップS84)。
次に、CPU11は、変数BPを初期値0でRAM12に設定する(ステップS85)。変数BPはボール位置のプロット操作の有無を管理するための変数である。そして、CPU11はプロット操作画面を表示装置16に表示させる(ステップS86)。
次に、CPU11は変数PLOTの値に対応した静止画像の番号を有する静止画像を読み出してプロット操作画面の大窓及び小窓に表示する(ステップS87)。そして、CPU11は変数SKIPをRAM12に設定し、スキップ量情報テーブルからその静止画像が属する範囲(前半、インパクト前後又は後半のいずれか一つ)に対応するスキップ量を読み出して変数SKIPの値として格納する(プロットスキップ量設定、ステップS88)。プロットスキップ量設定の処理の流れについては後述する。
次に、CPU11は変数PLOTの値が変数INPCの値と等しいか否か判定する(ステップS89)。変数PLOTの値が変数INPCの値と等しい場合(ステップS89:YES)、CPU11は変数BPの値を1にし(ステップS90)、プロット操作画面の大窓内にボール位置のプロット操作を行うことを示すメッセージウインドウMを表示する(ステップS91)
ステップS91の後又はステップS89において変数PLOTの値が変数INPCの値と異なる場合(ステップS89:NO)、CPU11は、プロット操作画面に対する入力操作が行われるまで待機する(ステップS92:NO)。プロット操作画面に対する入力操作が行われると(ステップS92:YES)、CPU11はその操作内容が、画像送りゲージ60に対する操作(ステップS93)、プロット操作(ステップS97)、ラインLの入力(ステップS103)、「ボールプロット中止」のチェックボックス70に対する入力(ステップS106)又はプロット操作画面の終了指示(ステップS108)のいずれであるかの判定と、操作内容に応じた処理を行う。
以下、プロット操作画面に対する入力操作が行われた(ステップS92:YES)後の処理について説明する。まず、CPU11は、操作内容が画像送りゲージ60に対する入力操作であるか否かを判定する(ステップS93)。操作内容が画像送りゲージ60に対する入力操作である場合(ステップS93:YES)、CPU11は変数SKIPの値を変数PLOTに加減算する(ステップS94)。ステップS94では、画像送りゲージ60に対する操作がプロット操作のやり直しである場合、CPU11は変数PLOTの値から変数SKIPの値を減算する処理を行い、画像送りゲージ60に対する操作がプロット操作のスキップである場合、CPU11は変数PLOTの値に変数SKIPの値を加算する処理を行う。その後、CPU11は変数PLOTの値が変数STARPLOTの値以上であって、かつ、変数STOPPOTの値以下であるか否か判定し(ステップS95)、変数STARPLOTの値以上であって、かつ、変数STOPPOTの値以下である場合(ステップS95:YES)、ステップS87の処理に戻る。変数STARPLOTの値未満又は変数STOPPOTの値を超える場合(ステップS95:NO)、CPU11は変数PLOTの値を補正し(ステップS96)、ステップS87の処理に戻る。ステップS96では、ステップS95の処理の直前にステップS94が行われ、かつ、ステップS94によって変数PLOTの値が減少した場合、CPU11は変数PLOTの値を変数STARPLOTの値とし、それ以外の場合、CPU11は変数PLOTの値を変数STOPPLOTの値とする。
操作内容が画像送りゲージ60に対する入力操作でなく(ステップS93:NO)、プロット操作である場合(ステップS97:YES)、CPU11はプロット操作が行われた位置のX座標、Y座標を算出し、そのX座標及びY座標をヘッド位置として変数PLOTの値の静止画像番号と対応付けて第1の座標データに記憶する(ステップS98)。次に、CPU11は変数BPの値が1であるか否か判定する(ステップS99)。変数BPの値が1である場合(ステップS99:YES)、CPU11は再度プロット操作が行われるまで待機する(ステップS100:NO)。そして、再度プロット操作が行われると(ステップS100:YES)、CPU11はプロット操作が行われた位置のX座標、Y座標を算出し、そのX座標及びY座標をボール位置として変数PLOTの値の静止画像番号と対応付けて第1の座標データに記憶する(ステップS101)。
ステップS101の後又はステップS99において変数BPの値が1でない場合(ステップS99:NO)、CPU11は変数PLOTの値に変数SKIPの値を加算し(ステップS102)、ステップS95へ移行する。
操作内容がプロット操作でなく(ステップS97:NO)、大窓内におけるマウスポインタのドラッグ&ドロップ操作即ちラインLの入力である場合(ステップS103:YES)、CPU11はドラッグ&ドロップの開始位置及び終了位置に応じたラインLの描画を大窓及び小窓に行い(ステップS104)、そのライン種類及び開始位置座標、終了位置座標を第2の座標データに記憶する(ステップS105)。その後、ステップS92に戻る。
操作内容がラインLの入力でなく(ステップS103:NO)、「ボールプロット中止」のチェックボックス70に対する入力である場合(ステップS106:YES)、CPU11は変数BPの値を0とする処理を行い(ステップS107)、ステップS92に戻る。
操作内容が「ボールプロット中止」のチェックボックス70に対する入力でなく(ステップS106:NO)、プロット操作画面の終了指示である場合(ステップS108:YES)、CPU11は、変数ANALの値が「正面静止画像」を示すか否かを判定する(ステップS109)。変数ANALの値が「正面静止画像」を示す場合(ステップS109:YES)、CPU11は変数ANALの値を「後方静止画像」を示す値に置き換え(ステップS110)、ステップS82の処理に戻る。ステップS109において変数ANALの値が「正面静止画像」を示さない場合(ステップS109:NO)、CPU11は、変数ANALの値が「後方静止画像」を示すか否かを判定する(ステップS111)。変数ANALの値が「後方静止画像」を示す場合(ステップS111:YES)、CPU11は変数ANALの値を「ボール静止画像」を示す値に置き換え(ステップS112)、ステップS82の処理に戻る。ステップS111において変数ANALの値が「後方静止画像」を示さない場合(ステップS111:NO)、CPU11は移動状態プロットを終了する。操作内容がプロット操作画面の終了指示でない場合(ステップS108:NO)、ステップS92に戻る。
次に、プロットスキップ量設定の処理の流れについて、図22のフローチャートを用いて説明する。
図22は、プロットスキップ量設定の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、CPU11は、スキップ量情報テーブル及びインパクト範囲情報テーブルを読み出す(ステップS121)。次に、CPU11は、変数ANALの値が「ボール静止画像」を示すか否か判定する(ステップS122)。変数ANALが「ボール静止画像」を示す場合(ステップS122:YES)、CPU11はインパクト範囲情報テーブルの「ボールインパクト前後の±範囲」の値を変数SIの値としてRAM12に設定する(ステップS123)。ステップS122において、変数ANALが「ボール静止画像」を示さない場合(ステップS122:NO)、CPU11はインパクト範囲情報テーブルの「スイングインパクト前後の±範囲」の値を変数SIの値としてRAM12に設定する(ステップS124)。
ステップS123又はステップS124の後、CPU11は、変数PLOTの値が変数INPCの値から変数SIの値を減算した値を下回るか否か判定する(ステップS125)。変数PLOTの値が変数INPCの値から変数SIの値を減算した値を下回る場合(ステップS125:YES)、CPU11は変数SKIPにスキップ量情報テーブルの「前半スキップ量」と対応付けられたスキップ量の値を格納し(ステップS126)、プロットスキップ量設定を終了する。
ステップS125において、変数PLOTの値が変数INPCの値から変数SIの値を減算した値以上である場合(ステップS125:NO)、CPU11は変数PLOTの値が変数INPCの値から変数SIの値を減算した値以上であって、かつ、変数INPCの値に変数SIの値を加算した値以下であるか否か判定する(ステップS127)。変数PLOTの値が変数INPCの値から変数SIの値を減算した値以上であって、かつ、変数INPCの値に変数SIの値を加算した値以下である場合(ステップS127:YES)、CPU11は変数SKIPにスキップ量情報テーブルの「インパクト前後スキップ量」と対応付けられたスキップ量の値を格納し(ステップS128)、プロットスキップ量設定を終了する。
ステップS127において、変数PLOTの値が変数INPCの値に変数SIの値を加算した値を超える場合(ステップS127:NO)、CPU11は変数SKIPにスキップ量情報テーブルの「後半スキップ量」と対応付けられたスキップ量の値を格納し(ステップS129)、プロットスキップ量設定を終了する。
本実施形態によれば、オペレータはプロット操作画面において各静止画像におけるゴルフクラブのヘッドの位置(プロットQの位置)、ゴルフボールの位置(プロットSの位置)を手動で入力することができ、CPU11は各静止画像とその静止画像に対するプロットQ又はプロットSの位置を第1の座標データに記憶し、同一の種類の静止画像に対して行われたプロットQ及びプロットSの位置を小窓に一括表示する。これによって、オペレータはゴルフクラブのヘッドの位置及びゴルフボールの位置の位置変化、移動軌跡を容易に確認することができる。
加えて、プロット操作画面でプロット操作のために表示される静止画像は、「前半」、「インパクト前後」又は「後半」のいずれかグループのスキップ量に応じた間引きを経てピックアップされた静止画像であるので、各静止画像が撮像したゴルフスイングのタイミングに応じた最適なインターバルでプロット操作を行うことができ、効率的なプロット操作を行うことができる。
さらに、プロット操作画面ではインパクト瞬間後からゴルフボールの位置に対するプロット操作を併せて行う制御がCPU11によってなされるが、オペレータは「ボールプロット中止」のチェックボックス70をクリック操作することで以降のゴルフボールの位置のプロット操作を省略することができる。これによって、ゴルフボールが移動しないインパクト瞬間前の静止画像や、インパクト瞬間後においてゴルフボールが静止画像の撮像範囲外へ移動したためにゴルフボールが写っていない静止画像についてゴルフボールの位置に対するプロット操作を省略することができ、一層効率的なプロット操作を行うことができる。
さらに、「前半」、「インパクト前後」又は「後半」のグループ分けは、「インパクト瞬間」及びその前後の範囲を基準に決定される。「インパクト瞬間」はゴルファーが特にゴルフクラブのヘッドの位置、ゴルフボールの位置を確認したい瞬間であり、「インパクト瞬間」とその前後をその他の「前半」、「後半」と区別した小さなスキップ量とすることにより、より精密な位置変化、移動軌跡を視覚化することができる。
さらに、プロットQ及びプロットSはそれぞれ個別に時系列に沿って線R、Tによって結ばれるので、移動軌跡をより明確に視覚化することができる。
さらに、プロット操作画面では、任意の線分であるラインLを入力することができ、ラインLは大窓及び小窓に表示される。これによって、ラインLを用いた静止画像の分析を行うことができる。例えば、ラインLに対するゴルフクラブのヘッドの位置のぶれや移動軌跡のずれを明確に視覚化することができる等が挙げられる。
加えて、定位置に表示されるラインLとプロット操作により更新される静止画像の変化とを対比して視覚的に確認することができる。例えば、最初の静止画像に写った被写体Hの姿勢をラインLで表し、その後プロット操作を行うに従って後の瞬間に写った被写体Hの姿勢が最初の姿勢に比してどの程度変化したかを視覚的に確認する等が挙げられる。
なお、ゴルフスイング中の被写体Hを撮像する場合、300[fps]以上の高いfps設定で撮像することにより、ゴルフクラブのヘッドがゴルフボールを打つ瞬間(「インパクト瞬間」)の撮像画像を好適に得ることができる。つまり、300[fps]以上の高いfpsでゴルフスイング中の被写体Hを撮像することにより、その撮像動画をfpsに応じた数の静止画像に変換した場合、「インパクト瞬間」を撮像した静止画像が極めて高い確率で含まれている。
仮に、300[fps]未満でゴルフスイング中の被写体Hを撮像した場合、その撮像動画を静止画像に変換した場合に「インパクト瞬間」の静止画像を得られない確率が飛躍的に高まる。
前述の実施形態における記述は、本発明の一例を示すものであり、これに限定しない。
例えば、本発明で扱う動画はゴルフスイングを撮影したものに限らず、動体の移動軌跡を撮像した複数の静止画像ならば適用可能である。
例えば、野球のバットのスイングの移動軌跡とボールの移動軌跡を撮影したり、テニスのラケットスイングの移動軌跡とボールの移動軌跡を撮影したり、卓球のラケットスイングの移動軌跡とボールの移動軌跡を撮影したり、アイスホッケーのラケットスイングの移動軌跡とパッド(ボール)の移動軌跡を撮影したりするものに適用可能である。
画像処理装置10は、CPU11が処理内容に応じたソフトウェアを読み出して実行処理するソフトウェア処理により画像処理装置10の各機能を実現しているが、機能毎に専用の構成を設けてもよい。
カメラは3台に限らず、2台又は4台以上でもよい。その他、前述の実施形態で記載した数値、式等はあくまで一例であり、各種条件に応じた最適な条件とすることを想定している。例えば、「インパクト瞬間」に限らず、精密な位置変化、移動軌跡を視覚化したい場合、そのグループのスキップ量を小さくすればよい。このように、本発明は動体の位置入力のルールを柔軟に設定、運用することができる。
本発明の一実施形態である画像処理装置を用いたゴルフスイング解析システムを示す図である。 画像処理装置の構成を示すブロック図である。 画像処理装置の処理内容を示すフローチャートである。 記憶装置の記憶内容を示すブロック図である。 基準位置情報テーブルの一例を示す図であり。図5(a)は初期化された基準位置情報テーブルの一例を示す図であり、図5(b)はスイング対象抽出後の基準位置情報テーブルの一例を示す図であり、図5(c)はスイング画像同期後の基準位置情報テーブルの一例を示す図である。 第1の座標データ及び第2の座標データの一例を示す図である。図6(a)は第1の座標データの一例を示す図であり、図6(b)は第2の座標データの一例を示す図である。 「正面静止画像」におけるゴルフクラブのヘッド及びゴルフボールの移動軌跡を描画した画面の一例を示す図である。 「後方静止画像」におけるゴルフクラブのヘッド及びゴルフボールの移動軌跡を描画した画面の一例を示す図である。 「ボール静止画像」におけるゴルフクラブのヘッド及びゴルフボールの移動軌跡を描画した画面の一例を示す図である。 テークバック開始から振り下ろし開始までのプロット操作後のプロット操作画面の一例を示す図である。 ボール位置入力を伴うプロット操作画面の一例を示す図である ボール位置入力中止後のプロット操作画面の一例を示す図である。 スキップ量情報テーブルの一例を示す図である。 インパクト範囲情報テーブルの一例を示す図である。 ゴルフスイング中のゴルフクラブのヘッド位置に対する定義の一例を示す図である。 小窓の拡大説明図を示す図である。 移動状態プロット(後方)時のプロット操作画面の一例を示す図である。 移動状態プロット(ボール)時のプロット操作画面の一例を示す図である。 移動状態プロットにおける処理の流れのうちステップS81からステップS92までを示すフローチャートである。 移動状態プロットにおける処理の流れのうちステップS93からステップS102までを示すフローチャートである。 移動状態プロットにおける処理の流れのうちステップS103からステップS112までを示すフローチャートである。 プロットスキップ量設定の処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
2、3、4カメラ
5 HUB
6 プリンタ
7 ディスクライタ
10 画像処理装置
11 CPU
12 RAM
14 記憶装置
15 入力装置
16 表示装置
17、18、19 インターフェース
20 バス
H 被写体
P ピン

Claims (5)

  1. 静止画像に写った動体の位置を入力するための操作入力手段と、
    前記動体を連続して撮像した複数の静止画像を複数のグループに分け、各グループに対応する複数の静止画像から一部の静止画像をピックアップし、ピックアップされた静止画像に写った前記動体の位置を前記操作入力手段を介して入力可能とする位置入力画面を表示手段に表示させ、複数の静止画像に対して入力された動体の位置を視覚化して同一画面上に表示させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記操作入力手段を介した入力内容に基づき前記静止画像に含まれる複数の動体の位置のうち一部の動体の位置に対する入力操作の実施又は不実施を判別することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記複数の静止画像は、所定のタイミングを撮像した静止画像に基づいてグループ分けされることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記同一画面上に表示された動体の位置を時系列に沿って結ぶ線を表示させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. コンピュータを、
    静止画像に写った動体の位置を入力するための操作入力手段、
    前記動体を連続して撮像した複数の静止画像を複数のグループに分け、各グループに対応する複数の静止画像から一部の静止画像をピックアップし、ピックアップされた静止画像に写った前記動体の位置を前記操作入力手段を介して入力可能とする位置入力画面を表示手段に表示させ、複数の静止画像に対して入力された動体の位置を視覚化して同一画面上に表示させる制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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