JP2010121973A - 計器用文字盤及びこれを用いた車両用計器 - Google Patents

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Abstract

【課題】指針回動領域と装飾用リング状突条部とが一体成形された計器用文字盤を提供する。
【解決手段】 本発明の計器用文字盤2は、透光性基板18を絞り成形することによって、指針回動領域部と、指針回動領域部を囲む帯状内周壁部12と、帯状内周壁部12を囲む帯状外周壁部14と、帯状内周壁部12と帯状外周壁部14との間に配置される帯状頂壁部15を具備せしめると共に、帯状頂壁部15が頂部となり、かつ、帯状内周壁部12と帯状外周壁部14との間隔を、帯状頂壁部15の反対側に向けてハ字状に拡がるように離間せしめ、少なくとも帯状頂壁部15の裏面側を含む帯状領域に表面側から透過して入射した光を表面側に反射する装飾用リング状反射帯17が印刷により形成されてなる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、計器用文字盤及びこれを用いた車両用計器の改良に関する。
従来から、スピードメータ、タコメータ等の車両用計器に用いられる計器用文字盤には、この計器用文字盤の装飾のため、計器用文字盤の指針回動領域を金属光沢を有する装飾用リング状突条部によって包囲する構成のものが知られている。
従来、この種の計器用文字盤では、文字盤本体に指針回動領域を包囲するようにして係合穴を形成し、この係合穴に装飾用リング部材を係止させて装飾用リング状突条部を形成する構成を採用している。
その装飾用リング部材は、断面が放物線形状の輪郭を有する山型形状とされ、その底部には係合穴に係止される係合爪が形成されている。
その装飾用リング部材は、例えば、黒色でかつメッキが付着しない非メッキ性の樹脂材料を用いたリング状内側樹脂部材とメッキが付着するメッキ性の樹脂材料を用いたリング状外側樹脂部材とから構成されている。
この装飾用リング部材はリング状内側樹脂部材を形成した後、このリング状内側樹脂部材に、メッキ性の樹脂材料からなるリング状外側樹脂部材を射出成形するといういわゆる二色成形法により形成される。
この装飾用リング部材は、その後、メッキ浴槽に浸漬され、そのリング状外側樹脂部材の表面にメッキ膜が成膜され、これにより、リング状外側樹脂部材の表面に金属光沢を有する装飾用リング状反射帯が形成される。
この従来のものによれば、装飾用リング部材を構成するリング状外側樹脂部材の表面のみにメッキ膜を形成するので、装飾用リング部材の外周面部をマスクする製造方法に較べて、安価に製造できるという長所がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−147296号公報
しかしながら、この従来の計器用文字盤は、計器用文字盤本体と装飾用リング部材との二部品からなり、この計器用文字盤本体に装飾用リング部材を組み付けて計器用文字盤を組み立てるため、従来の黒色塗装による製造方法に較べて安価に製造できるといっても限度がある。
価格競争が一層激化し、企業努力が一層要求される今日、品質を極力低下させることなくより一層安価に製造できる計器用文字盤が要請されている。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、品質を極力低下させることなく製造コストの大幅な低減を図ることのできる計器用文字盤及びこれを用いた車両用計器を提供することを目的とする。
請求項1に記載の計器用文字盤は、透光性基板を絞り成形することによって、指針回動領域部と、該指針回動領域部を囲む帯状内周壁部と、該帯状内周壁部を囲む帯状外周壁部と、前記帯状内周壁部と前記帯状外周壁部との間に配置される帯状頂壁部を具備せしめると共に、前記帯状頂壁部が頂部となり、かつ、前記帯状内周壁部と前記帯状外周壁部との間隔を、前記帯状頂壁部の反対側に向けてハ字状に拡がるように離間せしめ、少なくとも前記帯状頂壁部の裏面側を含む帯状領域に表面側から透過して入射した光を前記表面側に反射する装飾用リング状反射帯が印刷により形成されてなることを特徴とする。
請求項2に記載の計器用文字盤は、前記指針回動領域部が大径指針回動領域部と小径指針回動領域部とからなり、前記帯状内周壁部と前記帯状外周壁部と前記帯状頂壁部とが前記大径指針回動領域部を包囲する装飾用大径リング状突条部と前記小径指針回動領域部を包囲する装飾用小径リング状突条部とからなることを特徴とする。
請求項3に記載の計器用文字盤は、前記装飾用大径リング状突条部と前記装飾用小径リング状突条部との連結部に段差が存在することを特徴とする。
請求項4に記載の車両用計器は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の計器用文字盤を有することを特徴とする。
請求項1ないし請求項3に記載の計器用文字盤は、透光性基板を絞り成形することによって、指針回動領域部と、この指針回動領域部を囲む帯状内周壁部と、この帯状内周壁部を囲む帯状外周壁部と、その帯状内周壁部とその帯状外周壁部との間に配置される帯状頂壁部を形成したので、かつ、少なくともその帯状頂壁部の裏面側を含む帯状領域に表面側から透過して入射した光を表面側に反射する装飾用リング状反射帯を印刷により形成したので、組立工数の削減、管理コストの削減を図ることができ、安価に製造できるという効果を奏する。
また、装飾用リング状反射帯が透光性基板の裏面に形成されているので、外部からの紫外線が直接に当たらないために劣化を防止できる効果に加えて、外観上深みを与えることができる効果、装飾用リング状反射帯が傷付きにくいという効果も奏する。
また、透光性平板を成形加工する際、表面側に較べて裏面側の伸び量が少ないので、成形加工により帯状内周壁部と帯状外周壁部と帯状頂壁部とによって装飾用リング状突条部を形成する際、装飾用リング状反射帯にクラックが生じるのを極力回避することができる。
請求項2、請求項3に記載の発明によれば、特に、大径指針回動領域部を包囲する装飾用大径リング状突条部と小径指針回動領域部を包囲する装飾用小径リング状突条部との連結部に段差が存在し、この部分で表面が三次元方向への複雑な伸びが発生する計器用文字盤を製作する際も表面側が裏面側に較べて大きく伸びるので、この連結部に存在する装飾用リング状反射帯にクラックが生じるのを回避することができる。
請求項4に記載の車両用計器は、安価に製造できるという効果を奏する。
以下に、本発明に係わる計器用文字盤及びこれを用いた車両用計器を図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明に係わる車両用計器としてのコンビネーションメータを示す斜視図である。この図1において、符号1はコンビネーションメータである。このコンビネーションメータ1は計器用の計器用文字盤2を有する。
計器用文字盤2は左右一対の指針回動領域を有し、ここでは、この計器用文字盤2に、左右一対の指針回動領域として、スピードメータ用の大径指針回動領域部3、燃料メータ用の小径指針回動領域部4、タコメータ用の大径指針回動領域部5、水温メータ用の小径指針回動領域部6が形成されている。
この各指針回動領域部3〜6には、指針回動領域構成要素として目盛り7が円弧状に付されると共に、この目盛り7に沿って適宜箇所に指針回動領域構成要素として文字8が付されている。各指針回動領域部3〜6の中心部には、図2〜図4に示すように軸部挿通穴9が形成されている。この軸部挿通穴9には回動軸(図示を略す)が挿通され、この回動軸の先端には図1に示すように適宜形状の指針10が設けられている。
その各指針回動領域部3〜6は、装飾用リング状突条部によって包囲されており、この装飾用リング状突条部は、図1、図2、図4に示す大径指針回動領域部3、5を包囲する装飾用リング状突条部11aと、図1、図2に示す小径指針回動領域部4、6を包囲する装飾用リング状突条部11bとから構成されている。
その装飾用リング状突条部11aと装飾用リング状突条部11bとは互いに連結されている。その装飾用リング状突条部11aと装飾用リング状突条部11bとの連結部11cは図5に拡大して示すように、段差部となっている。
その図4に示す装飾用リング状突条部11aが拡大して図6に示されており、その装飾用リング状突条部11aは大径指針回動領域部3、5を包囲する帯状内周壁部12と、この帯状内周壁部12を包囲する帯状外周壁部14と、帯状内周壁部12と帯状外周壁部14との間に位置する帯状頂壁部15とから構成されている。その帯状内周壁部12とその帯状外周壁部14とは、帯状頂壁部15が頂部となるようにして下方に向かって開放する環状中空部13を介して互いに対向されるように、かつ、その帯状内周壁部12とその帯状外周壁部14との間隔が帯状頂壁部15の反対側に向けてハ字状に拡がるように離間せしめられている。その帯状頂壁部15は、山形形状で頂部から中腹部を経て帯状内周壁部12、帯状外周壁部14につながっている。
装飾用リング状突条部11bも、図5に示すように、同様に、小径指針回動領域部4、6を包囲する帯状内周壁部12と、この帯状内周壁部12を包囲する帯状外周壁部14と、帯状内周壁部12と帯状外周壁部14との間に位置する帯状頂壁部15とから構成されている。その帯状内周壁部12とその帯状外周壁部14とは、帯状頂壁部15が頂部となるようにして下方に向かって開放する環状中空部13を介して互いに対向されるように、かつ、その帯状内周壁部12とその帯状外周壁部14との間隔が帯状頂壁部15側に向けてハ字状に拡がるように離間せしめられている。その帯状頂壁部15は、山形形状で頂部から中腹部を経て帯状内周壁部12、帯状外周壁部14につながっている。
大径指針回動領域部3、5、小径指針回動領域部4、6には、図4〜図6に示すように、装飾用リング状突条部11a、11bに沿ってかつ目盛り7の形成領域に傾斜壁部16が形成されている。ここでは、大径指針回動領域部5の目盛り7は、図1、図2に示すように、白色目盛り領域7aとレッドゾーンとしての赤色目盛り領域7bとから構成されている。
各指針回動領域部3〜6はその中心部から所定半径までの領域が黒色領域Q1とされ、この黒色領域Q1から所定範囲の領域が輪帯状の紫色領域Q2とされている。この紫色領域Q2は半径方向内方が色濃く、半径方向外方に向かって色が薄くなるようにグラデーションが施されている。その紫色領域Q2の外側であってかつ装飾用リング状突条部11a、11bにより囲まれた領域、装飾用リング状突条部11a、11bの外側の領域は、それぞれ黒色領域Q3、Q4とされている。その黒色領域Q1、Q3、紫色領域Q2は、目盛り7、文字8、傾斜壁部16と共に指針回動領域構成要素の一部を担っている。
その装飾用リング状突条部11a、11bは、装飾用リング状反射帯17を有する。ここでは、この装飾用リング状反射帯17は帯状内周壁部12と帯状外周壁部14と帯状頂壁部15とによって囲まれた裏面側には少なくとも帯状頂壁部15の裏面側を含む帯状領域に表面側から透過して入射した光を表面側に反射するように印刷により形成されている。なお、この装飾用リング状反射帯17は表面側に形成しても良いが、裏面側に形成することにすると、紫外線による劣化を防止できる効果に加えて、外観上深みを与えることができる効果、装飾用リング状反射帯が傷付きにくいという効果がある。
その計器用文字盤2は図3に示すように所定の印刷が施された透光性基板18を絞り成形することによって形成される。
以下、透光性基板18に装飾用リング状反射帯17、目盛り7、文字8、紫色領域Q2、黒色領域Q1、Q3、Q4を形成する手順を図7を参照しつつ概略説明する。
図7(a)に示す透明の透光性基板18を準備し、この透光性基板18の裏面18bの側に図7(b)に示すように装飾用リング状反射帯対応部17’をシルク印刷により形成する。その装飾用リング状反射帯対応部17’の印刷材料にはアルミナ粉を有する材料を用いる。
この透光性基板18の裏面側でかつ装飾用リング状反射帯対応部17’の内側でしかも文字8に対応する箇所に、図7(c)に示すようにリング状拡散帯8’がシルク印刷により形成される。
この透光性基板18の表面18aの側には、図7(d)に示すようにスモーク領域18’がシルク印刷により形成される。このスモーク領域18’はウオーニング図形に対応する形状を有するが、図1、図2ではウオーニング図形は省略されている。
更に、透光性基板18の表面側には、図7(e)に示すように、表面側から見て装飾用リング状反射帯対応部17’に包囲されるようにして、赤色目盛り領域7bに対応するレッドゾーン7b’がシルク印刷により形成される。
ついで、透光性基板18の表面側には、図7(f)に示すように、表面側から見て装飾用リング状反射帯対応部17’に包囲されるようにして、紫色領域Q2に対応するリング状の紫色領域対応部Q2’がシルク印刷により形成される。
その後、透光性基板18の表面側には、装飾用リング状反射帯対応部17’に対応する箇所、リング状拡散帯8’に対応する箇所、リング状拡散帯8’とスモーク領域18’とスモーク領域18’と紫色領域Q2とをほぼ除く領域で黒領域色Q1、Q3、Q4に対応する箇所に黒色領域対応部Q5が図7(g)に示すようにシルク印刷により形成される。
ついで、透光性基板16は、装飾用リング状反射帯対応部17’に対応する箇所を除く箇所が透明合成樹脂材料19によりハードコーティングされる。なお、この図7は、透光性基板18への印刷を概念的に説明するためのものである。
このようにして、図3に示す透光性基板18が製造される。この透光性基板18を後述する成形金型にセットして成形を行うことにより、図1、図2に示す計器用文字盤2が製造されるものであり、以下、その計器用文字盤2の成形工程を、図8〜図13を参照しつつ説明する。
図8〜図13において、符号20は計器用文字盤2の成形に用いる成形金型である。この成形金型20は、下型21と上型22とから大略構成されている。下型21は作業位置と成形位置との間で水平方向にスライド可能とされている。図8はその下型21が作業位置でスライド停止された状態を示している。
下型21には取り付け板23と入れ子24と位置決めピン25と空気通路26とが設けられている。入れ子24は計器用文字盤2の指針回動領域部3〜6の形状に対応する形状を有している。その図8〜図13に示す入れ子24には、指針回動領域部6に対応する形状が概略示されている。取り付け板23、入れ子24には図示を略す空気通路が適宜箇所に適宜個数設けられている。
上型22には加熱板27と空気通路28とが適宜箇所に適宜個数設けられている。加熱板27には空気通路28に通じる空気孔(図示を略す)が適宜箇所に適宜個数設けられている。その透光性基板18は、図9に示すように、作業位置で、表面18aを上側にして、位置決めピン25により所定位置に位置決めされて下型21にセットされる。
その下型21の温度は、あらかじめ、例えば、80度Cに維持されている。加熱板27は、あらかじめ、例えば、200度Cに維持されている。透光性基板18を下型21にセットした状態で、図示を略すスタートボタンを操作すると、下型21が作業位置から成形位置に向かってスライドされ、上型22の真下でスライド停止される。
ついで、上型22が図10に示すように下降して型締めされる。次に、透光性基板18の表面18aの側は、空気通路28を介しての真空引きにより加熱板27に吸着される。これと共に、透光性基板18は空気通路26を介しての空気の圧送により裏面18bの側から加圧されて加熱板27にぴったりと密着される。
この図10に示す状態で、透光性基板18は、所定時間維持されて加熱される。その後、透光性基板18は空気通路28を通じての真空引きによる吸着と空気通路26を介しての空気の圧送による加圧とが解除される。
次に、透光性基板18は、図11に示すように、空気通路26を介しての真空引きにより下型21に向かって吸引される。これと同時に、透光性基板18は空気通路28を介しての空気の圧送により下型21に向かう方向に加圧される。
これにより、透光性基板18は、入れ子24の形状に沿う形状に変形され、入れ子24にぴったりと密着される。その結果、加熱された透光性基板18を加圧して裏面18bの側から表面18aの側に向かって突出しかつ裏面18bに装飾用リング状反射帯17を有する装飾用リング状突条部11a、11bと指針回動領域を構成する指針回動領域部3〜6とを備えた計器用文字盤2が成形される。成形金型20は図11に示す状態に所定時間維持される。
ついで、計器用文字盤2は空気通路26を通じての真空引きによる吸着と空気通路28を介しての空気の圧送による加圧とが解除される。ついで、上型22が図12に示すように上昇され、成形金型20が型開きされ、上型22が上昇待機位置で停止される。
ついで、下型21が作業位置に向かってスライドされると同時に、空気が空気通路26を介して計器用文字盤2に向かって圧送され、計器用文字盤2が下型21から離型される。その後、下型21は作業位置でスライド停止される。ついで、作業者は安全装置を解除し、図13に示すように、計器用文字盤2を下型21から取り外す。
これにより、図14に部分的に拡大して示すように、装飾用リング状突条部の裏面側に装飾用リング状反射帯が指針回動領域を構成する指針回動領域部と一体に形成された計器用文字盤2が形成されるものである。
なお、その図14において、符号29は図7に示す透明樹脂材料19によりハードコーティングされたハードコート部を示しており、このハードコート部29は装飾用リング状突条部11a、11bの成形によりクラックが生じないように、装飾用リング状突条部11a、11bの帯状内周壁部12よりも内側に形成されている。
また、帯状内周壁部12はその裾部から中腹部までが黒色領域Q3の一部となっており、その中腹部から帯状頂壁部15の頂部を経て帯状外周壁部14の裾部までが、計器用文字盤2を正面から見た場合に、透光性基板18を透過して入射した光を反射する装飾用リング状反射帯17となるものである。
以上説明したように、この発明の実施の形態によれば、透光性基板を絞り成形することによって、指針回動領域部と、この指針回動領域部を囲む帯状内周壁部と、この帯状内周壁部を囲む帯状外周壁部と、その帯状内周壁部とその帯状外周壁部との間に配置される帯状頂壁部を形成したので、かつ、少なくともその帯状頂壁部の裏面側を含む帯状領域に表面側から透過して入射した光を表面側に反射する装飾用リング状反射帯を印刷により形成したので、組立工数の削減、管理コストの削減を図ることができ、安価に製造できるという効果を奏する。
また、装飾用リング状反射帯が透光性基板の裏面に形成されているので、紫外線による劣化を防止できる効果に加えて、外観上深みを与えることができる効果、装飾用リング状反射帯が傷付きにくいという効果も奏する。
また、透過性基板を成形加工する際、表面側に較べて裏面側の伸び量が少ないので、成形加工により装飾用リング状突条部を形成する際、装飾用リング状反射帯にクラックが生じるのを極力回避することができる。
更に、大径指針回動領域部を包囲する装飾用大径リング状突条部と小径指針回動領域部を包囲する装飾用小径リング状突条部との連結部に段差が存在する計器用文字盤を製作する際、この連結部に存在する装飾用リング状反射帯にクラックが生じるのを回避することができる。
また、従来は、指針回動領域毎に別々に装飾用リング状突条部を形成しなければならず、組み付け工数に時間がかかるという不都合があったが、この発明の実施の形態では、左右一対の指針回動領域を有する計器用文字盤を一度に形成できるので、より一層安価に製造できるという効果を奏する。
また、この発明の実施の形態に係わる車両用計器は、安価に製造できる。
本発明に係わる計器用文字盤を用いた車両用計器の概略構成を示す斜視図である。 本発明に係わる計器用文字盤の平面図である。 本発明に係わる透光性基板の概略構成を示す平面図である。 図2のX−X線に沿う計器用文字盤の断面図である。 図2のY−Y線に沿う計器用文字盤の断面図である。 図4に示す計器用文字盤の部分拡大断面図である。 図3に示す透光性基板に形成される指針回動領域構成要素の印刷手順を模式的に概略示す説明図であって、(a)は透明な透光性基板を示す部分断面図、(b)は(a)に示す透光性基板の裏面にシルク印刷により装飾用リング状反射帯対応部を形成した状態を示す部分断面図、(c)は文字に対応する箇所にシルク印刷によりリング状拡散帯を形成した状態を示す部分断面図、(d)は透光性基板の表面にシルク印刷によりウオーニング図形に対応する形状のスモーク領域を形成した状態を示す部分断面図、(e)は透光性基板の表面にシルク印刷によりレッドゾーンを形成した状態を示す部分断面図、(f)は透光性基板の表面にシルク印刷により紫色領域に対応するリング状の紫色領域対応部を形成した状態を示す部分断面図、(g)は透光性基板の表面の残余の部分に黒色領域に対応する黒色領域対応部をシルク印刷により形成したした後、ハードコーティングを行った状態を示す部分断面図である。 本発明に係わる計器用文字盤の成形工程を説明するための図であって、作業開始直前の成形金型を示す図である。 本発明に係わる計器用文字盤の成形工程を説明するための図であって、下型に透光性基板をセットした状態を示す説明図である。 本発明に係わる計器用文字盤の成形工程を説明するための図であって、成形金型の型締め状態を示す図である。 本発明に係わる計器用文字盤の成形工程を説明するための図であって、透光性基板の成形状態を示す図である。 本発明に係わる計器用文字盤の成形工程を説明するための図であって、成形金型の型開き状態を示す図である。 本発明に係わる計器用文字盤の成形工程を説明するための図であって、成形金型から計器用文字盤を取り外す状態を示す図である。 図2に示す計器用文字盤の装飾用リング状突条部の一部を破断して部分的に拡大して示す斜視図である。
符号の説明
2…計器用文字盤
12…帯状内周壁部
13…環状中空部
14…帯状外周壁部
15…帯状頂壁部
17…装飾用リング状反射帯
18…透光性基板

Claims (4)

  1. 透光性基板を絞り成形することによって、指針回動領域部と、該指針回動領域部を囲む帯状内周壁部と、該帯状内周壁部を囲む帯状外周壁部と、前記帯状内周壁部と前記帯状外周壁部との間に配置される帯状頂壁部を具備せしめると共に、
    前記帯状頂壁部が頂部となり、かつ、前記帯状内周壁部と前記帯状外周壁部との間隔を、前記帯状頂壁部の反対側に向けてハ字状に拡がるように離間せしめ、
    少なくとも前記帯状頂壁部の裏面側を含む帯状領域に表面側から透過して入射した光を前記表面側に反射する装飾用リング状反射帯が印刷により形成されてなることを特徴とする計器用文字盤。
  2. 前記指針回動領域部が大径指針回動領域部と小径指針回動領域部とからなり、前記帯状内周壁部と前記帯状外周壁部と前記帯状頂壁部とが前記大径指針回動領域部を包囲する装飾用大径リング状突条部と前記小径指針回動領域部を包囲する装飾用小径リング状突条部とからなることを特徴とする請求項1に記載の計器用文字盤。
  3. 前記装飾用大径リング状突条部と前記装飾用小径リング状突条部との連結部に段差が存在することを特徴とする請求項2に記載の計器用文字盤。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の計器用文字盤を有することを特徴とする車両用計器。
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