JP2010121693A - 機械部品、機械部品の製造方法および時計 - Google Patents

機械部品、機械部品の製造方法および時計 Download PDF

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Abstract

【課題】シリコン製の部品に対し、割れを発生することなく打ち込み部品を良好に打ち込むことを可能にした機械部品と、この機械部品の製造方法、及び時計を提供する。
【解決手段】打ち込みによって打ち込み部品が取り付けられる機械部品130dである。貫通孔132aを有してなるシリコン製の基部品132と、貫通孔132aに取り付けられた、打ち込み部品131が打ち込まれる保持孔133aを有した筒状の部品133と、を備えてなる。
【選択図】図5

Description

本発明は、機械部品、機械部品の製造方法および時計に関する。
従来、時計などの小型の精密機械に用いられる機械部品として、歯車が多用されている。歯車は、一般に回転軸としての軸部材が嵌合されて用いられるが、このような軸部材の嵌合には、特に小型で高精密な機械部品の場合、打ち込み法が多く採用されている。
ところで、このような歯車等の高精密な機械部品としては、近年ではより高い加工精度が要求されるに伴い、シリコンを用いるのが一般的になっている(例えば、特許文献1参照)。また、シリコンはルビー等の結晶性材料に比べると摩耗し易いものの、金属に比べると摩耗しにくいことから耐久性に優れ、したがって歯車等の機械部品に多く用いられている。さらに、シリコンは金属に比べて軽いことから、慣性力を小さくした部品の材料に好適となり、この点からも歯車等の機械部品に多く用いられるようになっている。
特開2002−276771号公報
ところが、シリコンは脆性が高いといった欠点があることから、シリコンからなる歯車等の部品は、特に軸部材などを打ち込み法で嵌合させ、取り付けようとすると、打ち込み時にシリコンに割れが発生し易いといった問題がある。このような割れに対処するため従来では、例えば軸の打ち込み部分をバネにするといった手法も一部に採られている。しかし、このような手法を採用しても、シリコンの割れを確実に防止するには到っていないのが現状である。
また、打ち込み時の割れを防止するため、嵌合孔(打ち込み孔)となる貫通孔に対して軸部材の径を小さくしておき、嵌合後(打ち込み後)、接着等によって軸部材をシリコン部品に固定することも考えられる。しかし、その場合には、シリコン部品の貫通孔に対する軸部材の軸合わせが難しく、偏心し易いことから、歯車等の回転部材に適用した場合に、円滑に回転がなされなくなるといった新たな問題を生じてしまう。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、シリコン製の部品に対し、割れを発生することなく打ち込み部品を良好に打ち込むことを可能にした機械部品と、この機械部品の製造方法、及び時計を提供することにある。
前記課題を解決するため本発明の機械部品は、打ち込みによって打ち込み部品が取り付けられる機械部品であって、貫通孔を有してなるシリコン製の基部品と、前記貫通孔に取り付けられた、前記打ち込み部品が打ち込まれる保持孔を有した筒状の部品と、を備えたことを特徴としている。なお、前記筒状の部品は、円筒状以外にも、角筒状など種々の形状のものが適用される。
この機械部品によれば、シリコン製の基部品の貫通孔に、保持孔を有した筒状の部品が取り付けられているので、保持孔に打ち込み部品が打ち込まれた際、筒状の部品によって打ち込み時の負荷が吸収され、基部品に割れが生じるのが防止される。また、打ち込みによって打ち込み部品が取り付けられるので、打ち込み部品の軸合わせが容易になり、偏心する不都合が防止される。
また、前記機械部品においては、前記筒状の部品は、前記基部品の貫通孔に対して回動不能となるように形成されているのが好ましい。
基部品に対して筒状の部品が回動すると、例えば打ち込み部品として軸部材を取り付けた場合に、軸部材と基部品との間で回転力が良好に伝達されず、所望の動作がなされなくなるおそれがある。しかし、前記したように筒状の部品を基部品の貫通孔に対して回動不能にしていることにより、このようなおそれが防止され、軸部材と基部品との間で回転力が確実に伝達されるようになる。
また、本発明の機械部品は、前記の機械部品と、前記保持孔に打ち込まれて取り付けられた打ち込み部品と、を備えていてもよい。
その場合に、前記打ち込み部品は軸部材であってもよく、また、軸部材を保持するブッシュであってもよい。
このようにすれば、基部品に割れがなく、しかも打ち込み部品が打ち込まれてこれが一体化された良好な機械部品となる。
また、本発明の機械部品の製造方法は、打ち込みによって打ち込み部品が取り付けられる機械部品の製造方法であって、シリコン基板に貫通孔を形成して基部品を形成する工程と、前記基部品に電鋳加工を行い、前記打ち込み部品が打ち込まれる保持孔を有してなる筒状の電鋳部品を、前記貫通孔内に形成する工程と、を有することを特徴としている。
この機械部品の製造方法によれば、シリコン基板からなる基部品の貫通孔に、保持孔を有してなる筒状の電鋳部品を電鋳加工で形成するので、例えば筒状の部品を貫通孔に打ち込むことで保持孔を形成するのと異なり、シリコン基板に割れが生じるのを防止することができる。また、この方法で得られた機械部品にあっては、前記したように保持孔に打ち込み部品が打ち込まれた際、電鋳部品によって打ち込み時の負荷が吸収され、基部品に割れが生じるのが防止される。
また、前記機械部品の製造方法において、前記基部品を形成する工程では、前記貫通孔の開口形状を、非円形状に形成してもよい。
このように貫通孔を形成することで、この貫通孔内に形成する電鋳部品もその外形が非円形状になり、したがってこの電鋳部品は、基部品の貫通孔に対して回動不能になる。
また、前記機械部品の製造方法において、前記基部品を形成する工程の前に、前記シリコン基板の一方の面に導電膜を形成する工程と、該導電膜上に非導電膜を形成する工程と、を有し、前記基部品を形成する工程では、前記シリコン基板の他方の面側から、前記貫通孔を開口するようにし、前記電鋳部品を形成する工程では、前記導電膜を電極として前記電鋳加工を行うのが好ましい。
このようにすれば、導電膜を電極として利用することにより、専用の電極を形成する工程が省略され、したがって生産効率が向上する。
また、前記機械部品の製造方法において、前記基部品を形成する工程は、前記シリコン基板に第1の貫通孔を形成する工程と、前記第1の貫通孔にマスク材料を充填する工程と、前記マスク材料を充填した前記第1の貫通孔の周囲に、該第1の貫通孔に連続して該第1の貫通孔を拡径する第2の貫通孔を形成する工程と、を有し、前記筒状の電鋳部品を形成する工程では、前記マスク材料を残した状態で、前記第2の貫通孔内に電鋳物を形成するのが好ましい。
このようにすれば、マスク材料を残した状態で、第2の貫通孔内に電鋳物を形成するので、その後マスク材料を除去することにより、このマスク材料に対応した保持孔を電鋳物に形成することができる。したがって、保持孔を高精度で形成することができ、これにより基部品に対して高い精度で保持孔を形成することができる。
また、前記機械部品の製造方法においては、前記電鋳部品の保持孔に打ち込み部品を打ち込んで取り付ける工程を有するのが好ましい。
その場合に、前記打ち込み部品は軸部材であってもよく、また、軸部材を保持するブッシュであってもよい。
このようにすれば、基部品に割れがなく、しかも打ち込み部品が打ち込まれてこれが一体化された良好な機械部品を製造することができる。
本発明の時計は、前記の機械部品が、時計の組立部品に用いられていることを特徴としている。
この時計によれば、割れがない良好な機械部品がその組み立て部品として用いられているので、時計自体の精度向上や、生産性の向上が図られる。
本発明の機械部品によれば、打ち込み部品が打ち込まれた際に、シリコンからなる基部品に割れが生じるのが防止されているので、生産性が高く、したがって製造コストの低減化が図られた良好なものとなる。
本発明の機械部品の製造方法によれば、シリコン基板に割れが生じるのを防止することができ、したがって生産性を向上し、製造コストの低減化を図ることができる。
本発明の時計によれば、前記機械部品が用いられたことにより、時計自体の精度向上や、生産性の向上が図られたものとなる。
以下、本発明を詳しく説明する。
(機械式時計)
まず、本発明の機械部品が組立部品として用いられた、時計の一実施形態について説明する。なお、この実施形態では、時計が機械式時計である場合について説明する。
この機械式時計の概略構成について説明すると、図1〜図3に示すように、機械式時計のムーブメント100は、ムーブメント100の基板を構成する地板102を有している。地板102の巻真案内穴102aには、巻真110が回転可能に組み込まれている。文字板104(図2参照)は、ムーブメント100に取り付けられる。一般に、地板102の両側のうち、文字板104が配される側をムーブメント100の裏側と称し、文字板104が配される側の反対側をムーブメント100の表側と称する。ムーブメント100の表側に組み込まれる輪列を表輪列と称し、ムーブメント100の裏側に組み込まれる輪列を裏輪列と称する。
図1に示すようにおしどり190、かんぬき192、かんぬきばね194、裏押さえ196を含む切換装置により、巻真110の軸線方向の位置が決められている。きち車112は巻真110の案内軸部に回転可能に設けられている。巻真110が、回転軸線方向に沿ってムーブメント100の内側に一番近い方の第1の巻真位置(0段目)にある状態で巻真110を回転させると、つづみ車の回転を介してきち車112が回転する。丸穴車114は、きち車112の回転により回転する。また、角穴車116は、丸穴車114の回転により回転する。角穴車116が回転することにより、香箱車120に収容されたぜんまい122(図2参照)を巻き上げる。
二番車124は、香箱車120の回転により回転する。がんぎ車130は、四番車128、三番車126、二番車124の回転を介して回転する。香箱車120、二番車124、三番車126、四番車128は表輪列を構成する。
表輪列の回転を制御するための脱進・調速装置は、てんぷ140と、がんぎ車130と、アンクル142とを含む。てんぷ140は、図3に示すようにてん真140aと、ひげぜんまい140cとを含む。図2に示すように二番車124の回転に基づいて、筒かな150が同時に回転する。筒かな150に取り付けられた分針152が「分」を表示する。筒かな150には、二番車124に対するスリップ機構が設けられている。筒かな150の回転に基づいて、日の裏車の回転を介して、筒車154が回転する。筒車154に取り付けられた時針156が「時」を表示する。
図3に示すようにひげぜんまい140cは、複数の巻き数をもったうずまき状(螺旋状)の形態の薄板ばねである。ひげぜんまい140cの内端部は、てん真140aに固定されたひげ玉140dに固定され、ひげぜんまい140cの外端部は、てんぷ受166(図1参照)に固定されたひげ持受170に取り付けたひげ持170aを介してねじ締めにより固定されている。緩急針168は、てんぷ受166に回転可能に取り付けられている。また、てんぷ140は、地板102およびてんぷ受166に対して回転可能に支持されている。
図2に示すように香箱車120は、香箱歯車120dと、香箱真120fと、ぜんまい122とを備えている。香箱真120fは、上軸部120aと、下軸部120bとを含む。香箱真120fは、炭素鋼などの金属で形成されている。香箱歯車120dは黄銅などの金属で形成されている。
二番車124は、上軸部124aと、下軸部124bと、かな部124cと、歯車部124dと、そろばん玉部124hとを含む。二番車124のかな部124cは香箱歯車120dと噛み合うように構成されている。上軸部124aと、下軸部124bと、そろばん玉部124hは、炭素鋼などの金属で形成されている。歯車部124dはニッケルなどの金属で形成されている。
三番車126は、上軸部126aと、下軸部126bと、かな部126cと、歯車部126dとを含む。三番車126のかな部126cは歯車部124dと噛み合うように構成されている。
四番車128は、上軸部128aと、下軸部128bと、かな部128cと、歯車部128dとを含む。四番車128のかな部128cは歯車部126dと噛み合うように構成されている。上軸部128aと、下軸部128bは、炭素鋼などの金属で形成されている。歯車部128dはニッケルなどの金属で形成されている。
がんぎ車130は、上軸部130aと、下軸部130bと、かな部130cと、歯車部130dとを含む。がんぎ車130のかな部130cは歯車部128dと噛み合うように構成されている。図3に示すようにアンクル142は、アンクル体142dと、アンクル真142fとを備えている。アンクル真142fは、上軸部142aと、下軸部142bとを含む。
香箱車120は、図2に示すように地板102および香箱受160に対して回転可能に支持されている。すなわち、香箱真120fの上軸部120aは、香箱受160に対して回転可能に支持される。香箱真120fの下軸部120bは、地板102に対して、回転可能に支持される。二番車124、三番車126、四番車128、がんぎ車130は、地板102および輪列受162に対して回転可能に支持されている。すなわち、二番車124の上軸部124a、三番車126の上軸部126a、四番車128の上軸部128a、がんぎ車130の上軸部130aは、輪列受162に対して回転可能に支持される。また、二番車124の下軸部124b、三番車126の下軸部126b、四番車128の下軸部128b、がんぎ車130の下軸部130bは、地板102に対して、回転可能に支持される。
図3に示すようにアンクル142は、地板102およびアンクル受164に対して回転可能に支持されている。すなわち、アンクル142の上軸部142aは、アンクル受164に対して回転可能に支持される。アンクル142の下軸部142bは、地板102に対して、回転可能に支持される。
香箱真120fの上軸部120aを回転可能に支持する香箱受160の軸受部と、二番車124の上軸部124aを回転可能に支持する輪列受162の軸受部と、三番車126の上軸部126aを回転可能に支持する輪列受162の軸受部と、四番車128の上軸部128aを回転可能に支持する輪列受162の軸受部と、がんぎ車130の上軸部130aを回転可能に支持する輪列受162の軸受部と、アンクル142の上軸部142aを回転可能に支持するアンクル受164の軸受部には、潤滑油が注油される。また、香箱真120fの下軸部120bを回転可能に支持する地板102の軸受部と、二番車124の下軸部124bを回転可能に支持する地板102の軸受部と、三番車126の下軸部126bを回転可能に支持する地板102の軸受部と、四番車128の下軸部128bを回転可能に支持する地板102の軸受部と、がんぎ車130の下軸部130bを回転可能に支持する地板102の軸受部と、アンクル142の下軸部142bを回転可能に支持する地板102の軸受部には、潤滑油が注油される。この潤滑油は、精密機械用油であるのが好ましく、いわゆる時計油であるのが特に好ましい。
地板102のそれぞれの軸受部、香箱受160の軸受部、輪列受162のそれぞれの軸受部には、潤滑油の保持性能を高めるために、円錐状、円筒状、または円錐台状の油溜め部を設けるのが好ましい。油溜め部を設けると、潤滑油の表面張力により油が拡散するのを効果的に阻止することができる。地板102、香箱受160、輪列受162、アンクル受164は、黄銅などの金属で形成してもよいし、ポリカーボネートなどの樹脂で形成してもよい。
(がんぎ車の構造)
次に、本発明の機械部品の一実施形態としての、がんぎ車130の構造について説明する。
がんぎ車130は、図4に示すように、特殊なカギ型をした歯車部130dと、この歯車部130dに打ち込みによって取り付けられた軸部材131(打ち込み部品)とからなるものである。
歯車部130dは、図5、図6に示すようにその中心部に貫通孔132aが形成されてなるシリコン製の基部品132と、この貫通孔132a内に一体に形成された、筒状の電鋳部品133とからなるものである。貫通孔132aは、本実施形態では図6に示すようにその開口形状及び横断面形状(貫通孔132aの軸方向と直交する方向の断面形状)が、略円形状でその内周面に相対向して一対の切欠部132bを形成した形状になっており、これによって非円形状に形成されている。
電鋳部品133は、後述するように前記基部品132の貫通孔132a内に、電鋳加工によって形成されたもので、本実施形態ではNiからなっている。なお、この電鋳部品133としては、Niに限定されることなく、電鋳加工で形成可能な材料であれば種々のものが使用可能である。例えば、Cu、Co、Au等の金属や、Ni−W、Ni−B等の合金、あるいはNi−Al23、Ni−SiC等の複合物などが使用可能である。また、この電鋳部品133は、前記貫通孔132a内に電鋳加工で形成されたことにより、その外周形状が貫通孔132aの内周形状に対応した形状となっている。したがって、電鋳部品133は外周形状が非円形状に形成されたものとなり、これによって貫通孔132aに対して回動不能になっている。
また、この電鋳部品133には、その中心部に保持孔133aが形成されている。この保持孔133aは、その開口形状及び横断面形状が円形に形成されたもので、基部品132の貫通孔132aと同一の中心軸を有したものである。この保持孔133aには、図5に示したようにこの中心軸に沿って軸部材131が打ち込まれ、取り付けられている。
軸部材131は、前述したように上軸部130aと、下軸部130bと、かな部(がんぎかな)130cとを有し、さらに前記保持孔133aに打ち込まれる打ち込み部130eと、大径部130fとからなるものである。かな部130cは、図2に示したように四番車128の歯車部128dに歯合し、これによってこの四番車128の回転力を軸部材131に伝達し、歯車部130dを回転させるものである。
打ち込み部130eは、下軸部130bより大径の円柱状のもので、その外径が、前記電鋳部品133の保持孔133aの内径にほぼ一致して形成されたものである。また、大径部130fは、打ち込み部130eの上側(下軸部130bと反対の側)に設けられたもので、打ち込み部130eよりさらに大径に形成されたものである。このような構成によって打ち込み部130eは、後述するように電鋳部品133の保持孔133aに打ち込まれたことにより、該保持孔133aに保持固定されたものとなっている。また、この打ち込み部130eの上側に大径部130fが設けられていることにより、この大径部130fが電鋳部品133の上面に当接することで、軸部材131の打ち込みが完了するようになっている。
このような構成からなるがんぎ車130は、図4に示したようにその歯車部130dが、アンクル142に歯合するようになっている。アンクル142は、3つのアンクルビーム143によってT字状に形成されたアンクル体142dと、アンクル真142fとを備えたもので、軸であるアンクル真142fによってアンクル体142dが回転可能に構成されたものである。前記アンクルビーム143のうち2つのアンクルビーム143の先端には爪石144a、144bが設けられ、残りのアンクルビーム143の先端にはアンクルハコ145が取り付けられている。爪石144a、144bは、四角柱状に形成されたルビーであり、接着剤等によりアンクルビーム143に接着固定されている。
このようなアンクル142は、アンクル真142fを中心に回転したとき、爪石144aあるいは爪石144bががんぎ車130の歯車部130dに接触するようになっている。また、この際、アンクルハコ145が取り付けられたアンクルビーム143が、ドテピン(図示せず)に接触するようになっており、これによってアンクル142は、同方向にそれ以上回転しないようになっている。その結果、がんぎ車130の回転も一時的に停止するようになっている。ここで、がんぎ車130はその歯車部130dの先端130gが爪石144a、爪石144bに接触することから、この接触部が摺動面となり、特に摩耗が顕著になる。したがって、このがんぎ車130の歯車部130dについては、前述したように金属に比べて摩耗しにくいシリコンが用いられるようになっているのである。
(がんぎ車の製造方法)
次に、このようながんぎ車130の製造方法に基づき、本発明の機械部品の製造方法の一実施形態を、図7〜図9を参照して説明する。なお、図7〜図9では、各部材を分かり易くするため、図5に示したがんぎ車130とはその大きさや形状を変えて示している。
まず、図7(A) に示すように、シリコン基板10を用意する。そして、このシリコン基板10の一方の面上に導電膜11を形成する。この導電膜11については、例えば、金、銀、銅、ニッケルなどを用いて形成することができる。導電膜11の成膜については、スパッタリング、蒸着、無電解めっきなどの成膜法を用いることができる。また、導電薄膜11の膜厚については、数nm(不連続膜)〜数μmの範囲であるのが好ましい。
続いて、この導電膜11上に非導電膜12を形成する。この非導電膜12については、特に限定されることなく、レジストなどの樹脂材料や、シリコン酸化物等の無機絶縁材料など、種々のものを用いることができる。
次いで、シリコン基板10の他方の面上にフォトレジストをスピンコート法等によって塗布し、図7(B)に示すように第1のレジスト層13を形成する。そして、露光マスク14を用いてこの第1のレジスト層13を露光する。
続いて、現像液によって現像することにより、図7(C)に示すように開口15を形成したレジストマスク13aを形成する。
次いで、前記レジストマスク13aを用いてシリコン基板10をエッチングし、図7(D)に示すようにシリコン基板10をパターニングする。このパターニングでは、図5に示した電鋳部品133の保持孔133aに対応する第1の貫通孔10aを、シリコン基板10に形成する。エッチングについては、RIE(反応性イオンエッチング)等のドライエッチングが用いられる。
次いで、エッチング後の前記シリコン基板10上に、再度フォトレジストをスピンコート法によって塗布し、図7(E)に示すように前記第1の貫通孔10a内にフォトレジスト(マスク材料)を充填した状態で、第2のレジスト層16を形成する。その際、フォトレジストが第1の貫通孔10aを良好に充填するよう、予めシリコン基板10を加熱して脱泡処理を行うのが好ましい。また、フォトレジストの充填性(流動性)を高めるべく、粘度を低く調整しておくのが好ましい。
次いで、図7(F)に示すように露光マスク17を用い、前記第2のレジスト層16とその下地のレジストマスク13a(第1のレジスト層13)とを共に露光する。
続いて、現像液によって現像することにより、図8(G)に示すように前記第1の貫通孔10aの外側に略円環状の開口18を形成し、レジストマスク16aを形成する。この開口18には、その外周形状を図6に示した貫通孔132aの外周形状に対応させて、内周面に相対向する一対の切欠部(図示せず)を形成する。
次いで、前記レジストマスク16aを用いてシリコン基板10をエッチングし、図8(H)に示すようにシリコン基板10をパターニングする。このパターニングでは、フォトレジスト(マスク材料)を充填した第1の貫通孔10aの周囲に、該第1の貫通孔10aに連続してこれを拡径する第2の貫通孔10bを形成する。これにより、第2の貫通孔10bと第1の貫通孔10aとからなる貫通孔132aが形成される。そして、このように第2の貫通孔10bを形成することで、該第2の貫通孔10bの底部に導電膜11が露出する。
次いで、第2の貫通孔10bを形成した基板10を、図9(a)、(b)に示すように電鋳液に浸漬させ、導電膜11を電極して用いることにより、電鋳加工を行う。この電鋳加工では、まず、電鋳すべき金属材料によって電鋳液を選択する。例えば、ニッケル電鋳加工ではスルファミン酸浴、ワット浴、硫酸浴などが用いられる。
スルファミン酸浴を用いてニッケル電鋳を行う場合には、図9(a)に示すように、電鋳加工用の処理槽30の中にスルファミン酸ニッケル水和塩を主成分とするスルファミン酸浴31を入れる。また、電鋳すべき金属材料からなる陽極電極32をスルファミン酸浴31の中に浸漬させる。陽極電極32としては、例えば電鋳すべき金属材料からなるボールを複数用意し、この金属ボールをチタン等で作った金属製のかごの中に入れることで構成する。
そして、電鋳加工を行うシリコン基板10をスルファミン酸浴31の中に浸漬し、図9(b)に示すようにシリコン基板10に形成した導電膜11を電源33の陰極に接続し、陽極電極32を電源33の陽極に接続する。
すると、陽極電極32を構成する金属がイオン化してスルファミン酸浴31中を移動し、シリコン基板10の第2の貫通孔10b内に露出する導電性膜11上に金属として析出し、図8(I)に示すように第2の貫通孔10b内に電鋳部19が形成される。
なお、処理槽30に配管(図示せず)を介して弁(図示せず)を接続し、さらにこの配管に濾過用フィルタ(図示せず)を設けることにより、処理槽30から排出されるスルファミン酸浴31を濾過するのが好ましい。そして、このように濾過されたスルファミン酸浴31を、注入用配管(図示せず)によって処理槽30内に返送し、スルファミン酸浴31を循環させるのが好ましい。
次いで、処理槽30からシリコン基板10を引き上げ、純水等で洗浄した後、レジストマスク16a(第1のレジスト層13及び第2のレジスト層16)をアッシング処理や剥離液等によって除去する。これにより、第1の貫通孔10a内に充填されていたフォトレジストも除去され、これによって保持孔133aが形成される。続いて、レジストマスク16aを形成した側の面をCMP法(化学機械研磨法)等によって研磨し、シリコン基板10から突出した前記電鋳部19の突出部分を除去する。これにより、この電鋳部19とシリコン基板10とは面一に研磨され、電鋳部19は図8(J)に示すように保持孔133aを有した電鋳部品133となる。
次いで、シリコン基板10に形成した非導電膜12と導電膜11とをCMP法等によって除去し、図8(K)に示すように本発明に係る機械部品となるがんぎ車130の歯車部130d、すなわちシリコン基板10からなる基部品132と、電鋳部品133とからなる歯車部130dを形成する。
また、このようにして歯車部130dを形成したら、別に用意した図5に示す軸部材131(打ち込み部品)を、前記電鋳部品133の保持孔133a内に打ち込む。すなわち、図5に示すようにその下軸部130b側を保持孔133a内に挿入し、その状態で打ち込みを行うことにより、打ち込み部130eを保持孔133aに嵌合させる。また、このような打ち込みは、大径部130fを電鋳部品133の上面に当接させることにより、完了させることができる。
このようにして軸部材131を打ち込むことにより、この軸部材131は保持孔133a内に強固に嵌合し、ここに固定されるようになる。また、軸部材131を打ち込んだ際には、電鋳部品133によって打ち込み時の負荷が吸収されることにより、歯車部130dには割れが生じるのが防止される。また、打ち込みによって軸部材131(打ち込み部品)が取り付けられるので、打ち込み部品の軸合わせが容易になり、偏心してしまう不都合が防止される。
さらに、シリコン基板10に形成した第2の貫通孔10bに、保持孔133aを有してなる筒状の電鋳部品133を電鋳加工で形成するので、例えば筒状の部品を貫通孔に直接打ち込むことで保持孔133aを形成するのと異なり、シリコン基板10に割れが生じるのが防止される。
また、電鋳部品133が貫通孔132a(第2の貫通孔10b)に対して回動不能になっているので、軸部材131と歯車部130dとの間で回転力が良好に伝達されなくいなるといった不都合が確実に防止される。
なお、シリコン基板10からなる基部品132については、電鋳部品133を形成する前に、特殊なカギ型をした歯車部130dの形状に加工しておいてもよく、あるいは、電鋳部品133を形成した後に、歯車部130dの形状を加工してもよい。
このようにして得られた歯車部130d、あるいはこれに軸部材131を打ち込んでなるがんぎ車133にあっては、軸部材131が打ち込まれた際に、シリコンからなる基部品132に割れが生じるのが防止されているので、生産性が高く、したがって製造コストの低減化が図られた良好なものとなる。
また、これら歯車部130dやがんぎ車133の製造方法にあっては、シリコン基板10に割れが生じるのを防止することができ、したがって生産性を向上し、製造コストの低減化を図ることができる。
さらに、これら歯車部130dやがんぎ車133を機械部品として用いた時計にあっては、時計自体の精度向上や、生産性の向上が図られたものとなる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では本発明の機械部品をがんぎ車130やその歯車部130dに適用したが、これ以外の各種の歯車、例えば二番車124や三番車126、四番車128等にも、本発明を適用することができる。
また、前記実施形態では、電鋳部品の保持孔内に打ち込む打ち込み部品として、軸部材を用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、例えば打ち込み部品として、軸部材を保持するためのブッシュを用いることもできる。具体的には、図10に示すようにシリコンからなる基部品40の貫通孔40a内に、保持孔41aを有した筒状の電鋳部品41を形成し、さらにこの電鋳部品41の保持孔41a内に、打ち込み部品としてのブッシュ42を打ち込みにより取り付けてもよい。
ブッシュ42としては、例えばルビー等の結晶性材料が用いられる。そして、このようなブッシュ42を電鋳部品41の保持孔41a内に打ち込んだ後、さらにこのブッシュ42の内部孔42aに、軸部材43を打ち込みによって固定する。すると、ブッシュ42を打ち込んだ際には、電鋳部品41によって打ち込み時の負荷が吸収されるため、基部品40に割れが生じるのが防止される。また、軸部材43を打ち込んだ際にも、やはり電鋳部品41によって打ち込み時の負荷が吸収されるため、基部品40に割れが生じるのが防止される。
したがって、このようにブッシュ42を介して軸部材43を固定しても、シリコン製の基部品40に割れを生じさせることなく、軸部材43を打ち込みによって一体的に取り付け固定することができる。なお、このようなブッシュ42を用いた機械部品としては、特に機械式時計において、時計の姿勢差を克服するために発明された特殊な脱進器であるトゥールビヨンなどに好適に用いられている。
また、前記実施形態では、図6に示したように基部品132の貫通孔132aに一対の切欠部132bを形成し、これによって貫通孔132aの開口形状及び横断面形状を非円形状に形成し、これに対応させて電鋳部品133を形成することで、電鋳部品133を貫通孔132aに対して回動不能にしたが、電鋳部品133を貫通孔132aに対して回動不能に形成するのは、前記構成に限定されることなく、例えば貫通孔132aの開口形状を角形に形成し、これに対応させて電鋳部品133も角形に形成するなど、種々の構成を採用することができる。
本発明に係る機械式時計の、ムーブメント表側の平面図である(一部の部品を省略し、受部材は仮想線で示している)。 本発明に係る機械式時計の、香箱からがんぎ車の部分を示す概略部分断面図である。 本発明に係る機械式時計の、がんぎ車からてんぷの部分を示す概略部分断面図である。 本発明の機械部品の一実施形態としての、がんぎ車の概略構成を示す平面図である。 図4に示したガンギ車の側断面図である。 図4に示したガンギ車における、歯車部の概略構成を示す平面図である。 (A)〜(F)は図6に示した歯車部の製造方法を工程順に説明するための模式図である。 (G)〜(K)は図6に示した歯車部の製造方法を工程順に説明するための模式図であって、図7に続く工程を説明するための図である。 (a)、(b)は本発明に係る製造方法の電鋳工程を説明するための模式図である。 本発明の機械部品の他の実施形態を模式的に示す側断面図である。
符号の説明
10…シリコン基板、10a…第1の貫通孔、10b…第2の貫通孔、11…導電膜、12…非導電膜、40…基部品、40a…貫通孔、41…電鋳部品、41a…保持孔、42…ブッシュ(打ち込み部品)、130…がんぎ車(機械部品)、130d…歯車部(機械部品)、131…軸部材(打ち込み部品)、132…基部品、132a…貫通孔、133…電鋳部品(筒状の部品)、133a…保持孔、142…アンクル

Claims (12)

  1. 打ち込みによって打ち込み部品が取り付けられる機械部品であって、
    貫通孔を有してなるシリコン製の基部品と、
    前記貫通孔に取り付けられた、前記打ち込み部品が打ち込まれる保持孔を有した筒状の部品と、を備えたことを特徴とする機械部品。
  2. 前記筒状の部品は、前記基部品の貫通孔に対して回動不能に形成されていることを特徴とする請求項1記載の機械部品。
  3. 請求項1又は2に記載の機械部品と、前記保持孔に打ち込まれて取り付けられた打ち込み部品と、を備えたことを特徴とする機械部品。
  4. 前記打ち込み部品が、軸部材であることを特徴とする請求項3記載の機械部品。
  5. 前記打ち込み部品が、軸部材を保持するブッシュであることを特徴とする請求項3記載の機械部品。
  6. 打ち込みによって打ち込み部品が取り付けられる機械部品の製造方法であって、
    シリコン基板に貫通孔を形成して基部品を形成する工程と、
    前記基部品に電鋳加工を行い、前記打ち込み部品が打ち込まれる保持孔を有してなる筒状の電鋳部品を、前記貫通孔内に形成する工程と、を有することを特徴とする機械部品の製造方法。
  7. 前記基部品を形成する工程の前に、前記シリコン基板の一方の面に導電膜を形成する工程と、該導電膜上に非導電膜を形成する工程と、を有し、
    前記基部品を形成する工程では、前記シリコン基板の他方の面側から、前記貫通孔を開口するようにし、
    前記電鋳部品を形成する工程では、前記導電膜を電極として前記電鋳加工を行うことを特徴とする請求項6に記載の機械部品の製造方法。
  8. 前記基部品を形成する工程は、
    前記シリコン基板に第1の貫通孔を形成する工程と、
    前記第1の貫通孔にマスク材料を充填する工程と、
    前記マスク材料を充填した前記第1の貫通孔の周囲に、該第1の貫通孔に連続して該第1の貫通孔を拡径する第2の貫通孔を形成する工程と、を有し、
    前記筒状の電鋳部品を形成する工程では、前記マスク材料を残した状態で、前記第2の貫通孔内に電鋳物を形成することを特徴とする請求項6又は7に記載の機械部品の製造方法。
  9. 前記電鋳部品の保持孔に打ち込み部品を打ち込んで取り付ける工程を、有することを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載の機械部品の製造方法。
  10. 前記打ち込み部品が、軸部材であることを特徴とする請求項9記載の機械部品の製造方法。
  11. 前記打ち込み部品が、軸部材を保持するブッシュであることを特徴とする請求項9記載の機械部品の製造方法。
  12. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の機械部品が、時計の組立部品に用いられていることを特徴とする時計。
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