JP2010120079A - 微細加工装置および微細加工方法 - Google Patents

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Kazuhiro Hayasaka
和寛 早坂
Seitaro Miyashiro
晴太郎 宮代
Yoshiaki Kokushi
義明 国師
Isato Saito
伊徳 斎藤
Yuji Koshizaki
祐司 越崎
Akira Mori
彰 森
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Abstract

【課題】ワーク上の絶対的な加工位置に対して精度の高い位置決めを簡易に行うことができる微細加工装置、微細加工方法および微細加工プログラムを提供すること。
【解決手段】載置されたワークWを加工するレーザ光を出射するレーザ光源11と、ワークWの加工領域を含むワークW上の画像を取得する撮像部22と、レーザ光源11とワークWとの間に配置され、前記レーザ光が照射可能な全領域のうち、少なくともワークWの加工領域に対応させて前記レーザ光を透過させる透過領域16以外の領域で前記レーザ光をマスクする液晶マスク13と、撮像部22で取得された画像の領域と液晶マスク13の領域との位置関係を対応付ける対応付け部41と、対応付け部41による位置関係をもとに、液晶マスク13の透過領域16を前記画像上の加工領域に一致させるマスク制御部42と、少なくとも透過領域16に前記レーザ光を照射する加工制御部43と、を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、半導体チップやMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)チップなどが形成されたワーク上に光を照射して微細加工を行う微細加工装置、微細加工方法および微細加工プログラムに関するものである。
従来から、レーザ光を用いて各種のレーザ加工を行うものが知られている。たとえば、ヒューズ切断方式による冗長回路を有する半導体デバイスに対してレーザ光を照射してヒューズ切断を行うヒューズ切断装置が知られている(特許文献1)。
また、液晶マスクを介して被照射物の表面にレーザ光を照射することによって微細なパターニングを行うレーザ描画装置が知られている(特許文献2)。
特開平5−267465号公報 特開2001−205846号公報
しかしながら、上述した特許文献1では、ワークに対する精度の高い微細加工を行うことが困難である。特に、微小なスポット径をもつレーザ光を、例えば±5μm程度の高精度で高速に位置決めすることは困難である。この場合、ワークに対して精度の高い微細加工を行おうとすると、ワークを載置するXYステージなどの装置が複雑かつ大型化するという問題点があった。
一方、上述した特許文献2では、ワークに対して精度の高い微細加工を簡易に行うことができる。しかし、この精度の高い微細加工は、加工パターンを精度高くできるものであって、ワーク上の絶対的な加工位置に対して精度高く位置決めされて微細加工を行うことは困難であった。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ワーク上の絶対的な加工位置に対して精度の高い位置決めを簡易に行うことができる微細加工装置および微細加工方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかる微細加工装置は、載置されたワークを加工する所定光を出射する光源と、前記ワークの加工領域を含む前記ワーク上の画像を取得する撮像部と、前記光源と前記ワークとの間に配置され、前記所定光が照射可能な全領域のうち、少なくとも前記ワークの加工領域に対応させて前記所定光を透過させる透過領域以外の領域で前記所定光をマスクする液晶マスクと、前記撮像部で取得された画像の領域と前記液晶マスクの領域との位置関係を対応付ける対応付け部と、前記対応付け部による位置関係をもとに、前記液晶マスクの透過領域を前記画像上の加工領域に一致させるマスク制御部と、少なくとも前記透過領域に前記所定光を照射する加工制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる微細加工装置は、上記の発明において、前記撮像部が取得した画像の中から所望の加工領域の検出処理を行う画像処理部を備え、前記マスク制御部は、前記画像処理部が検出した所望の加工領域を前記画像上の加工領域として前記液晶マスクの透過領域を位置決めすることを特徴とする。
また、この発明にかかる微細加工装置は、上記の発明において、前記対応付け部は、前記撮像部で取得された画像の領域全体と前記液晶マスクの領域全体とを座標変換して前記位置関係を対応付けることを特徴とする。
また、この発明にかかる微細加工装置は、上記の発明において、前記マスク制御部は、前記透過領域に所定の透過パターンを形成することを特徴とする。
また、この発明にかかる微細加工装置は、上記の発明において、前記液晶マスクは、前記ワーク全体をカバーする領域を有することを特徴とする。
また、この発明にかかる微細加工装置は、上記の発明において、前記ワークを載置して該ワークを移動する移動部を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる微細加工装置は、上記の発明において、前記所定光はレーザ光であり、前記レーザ光を前記液晶マスク上でラスタスキャンするスキャン光学系と、前記スキャン光学系を駆動制御するスキャン制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる微細加工方法は、ワークの加工領域を含む前記ワーク上の画像を取得する撮像ステップと、前記ワークを加工する所定光を出射する光源と前記ワークとの間に配置された液晶マスクの領域と前記撮像ステップで取得された画像の領域との位置関係を対応付ける対応付けステップと、前記対応付けステップによって対応付けされた位置関係をもとに、前記液晶マスクの透過領域を前記画像上の加工領域に一致させるマスク制御ステップと、少なくとも前記透過領域に前記所定光を照射する加工制御ステップと、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、撮像部が、ワークの加工領域を含む前記ワーク上の画像を取得し、対応付け部が、前記ワークを加工する所定光を出射する光源と前記ワークとの間に配置された液晶マスクの領域と前記撮像部で取得された画像の領域との位置関係を対応付け、マスク制御部が、前記対応付け部によって対応付けされた位置関係をもとに、前記液晶マスクの透過領域を前記画像上の加工領域に一致させ、加工制御部が、少なくとも前記透過領域に前記所定光を照射して微細加工を行うようにしているので、ワーク上の絶対的な加工位置に対して精度の高い位置決めを簡易に行うことができる。
以下、図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態である微細加工装置および微細加工方法について説明する。なお、この実施の形態では、レーザ光を照射してIDマークを半導体チップ上に形成するレーザマーカである微細加工装置を例にあげて説明するがこれに限定されるものではない。
図1は、この発明の実施の形態である微細加工装置の構成を示す模式図である。図1に示すように、この微細加工装置1は、レーザ光を出射するレーザ光源11、レーザ光を加工対象であるワークW上に導くレーザ光学系10、ワークW上の加工領域を含む処理対象領域を撮像する撮像部22、ワークWをXY平面上に移動させるXYステージ30、記憶部50、入出力部60、および各部を制御する制御部40を有する。
レーザ光源11は、たとえば、532nmのレーザ光を出射する半導体励起レーザであり、制御部40の制御のもと、光源駆動部11aによって駆動制御される。
レーザ光学系10は、レーザ光源11側から、スキャナ12、液晶マスク13、縮小光学系14、ハーフミラーM1、対物レンズ15が順次配置される。スキャナ12は、ガルバノスキャナやポリゴンミラーなどによって実現され、制御部40の制御のもと、スキャン駆動部12aによって駆動制御され、所定領域にレーザ光をスキャンする。
液晶マスク13は、スキャナ12を介して入力されるレーザ光に対して該レーザ光を透過させる透過領域16と該レーザ光を遮断する遮断領域とを形成する。この液晶マスク13を用いることによって、レーザ光照射領域の微細なパターンを形成することができる。なお、液晶マスク13は、制御部40の制御のもと、液晶駆動部13aによって透過領域16の形成が制御される。
縮小光学系14は、液晶マスク13を透過したレーザ光を集光して縮小し、ハーフミラーM1を介して対物レンズ15に入射する。対物レンズ15は、入力されたレーザ光をワークW上に集光して照射する。
照明光源21は、撮像部22によってワークW上の処理対象領域を撮像するための照明光を出射し、たとえば、白色光源によって実現される。ハーフミラーM2は、照明光源21から出射された照明光をハーフミラーM1および対物レンズ15を介してワークW上に照射する。撮像部22は、CCDカメラなどによって実現され、対物レンズ15、ハーフミラーM1,M2を介して入力されるワークW上の処理対象領域の画像を撮像し、制御部40に出力する。なお、照明光源21は、制御部40の制御のもと、光源駆動部21aによって駆動制御される。ここで、撮像部22が撮像する処理対象領域の画像は、光軸C1を有し、光軸C1方向を向いた画像となり、レーザ光の光軸と撮像光軸とが同じ同軸画像となる。
制御部40は、たとえばCPUなどによって実現され、入出力部60からの指示のもとに、各部を制御して微細加工処理を行う。ここで、制御部40は、記憶部50に記憶されたIDマーク処理などの加工処理情報51をもとに、所定の加工処理を行う。また、この加工処理を行う際、記憶部50に記憶されたIDマークパターンなどのパターン情報52を用いて処理する。
制御部40は、対応付け部41、マスク制御部42、加工制御部43、画像処理部44を有する。対応付け部41は、撮像部22が取得した画像である処理対象領域と、液晶マスク13のマスク領域との位置関係を一致させる対応付けを行う。ここで、対応付け部41は、図2(a)に示すように、画像の処理対象領域E1とマスク領域E2との位置関係を一致させる処理を行うが、処理対象領域E1とマスク領域E2との大きさが異なる場合には、座標変換処理を行って一致させる。具体的には、処理対象領域E1の画像ドット間隔とマスク領域E2の透過ドット間隔とを一致させる座標変換処理を行う。
画像処理部44は、撮像部22が撮像した処理対象領域E1の画像から、図2(a)に示すように、画像上の加工領域E3を検出する。この加工領域E3は、処理対象領域E1の画像に対してパターンマッチング処理などを行って検出される。
マスク制御部42は、画像処理部44が検出した加工領域E3に対応する透過領域E4以外のマスク領域E2をマスクし、レーザ光を遮断する。さらに、マスク制御部42は、この透過領域E4内に、加工領域E3に対応したIDマークパターンPTをパターン情報52から取得して形成する。たとえば、図2(b)に示すように、透過領域E4内に2次元コードとしてのドットパターンであるIDマークパターンPTを形成する。図2(b)では、●で示したドットが透過ドットとなり、レーザ光はこの透過ドットを透過する。
加工制御部43は、図2(c)に示すように、液晶マスク13のマスク領域E2内の透過領域E4のみにレーザ光L1をスキャンするように制御する。このスキャンによって、たとえば、図2(b)に示したIDマークパターンPTが加工領域E3に対応したワークW上の領域に形成される。
なお、この実施の形態では、たとえば50μm×50μmの加工領域E3内に、2次元コードのIDマークパターンPTを形成するものである。
ここで、図3に示すフローチャートを参照して、制御部40による微細加工処理手順について説明する。まず、ワークWは、XYステージ30の所定位置に載置される。この状態で、制御部40が入出力部60からワークWに対する微細加工処理の指示を受けると、記憶部50内の図示しない微細加工処理プログラムを読み込み、あるいは制御部40内の図示しないROMに予め記憶された微細加工処理プログラムを用いて、微細加工処理を開始する。図3において、まず、制御部40は、撮像部22を介して、XYステージ30のワークW全体をモニタし、最初の処理対象領域E1の中心が、ほぼ光軸C1の中心となるようにXYステージ30を移動して粗動位置決めを行う(ステップS101)。なお、ワークW全体の形状等が既知の場合やワークWの概略載置状態が固定である場合には、ワークW全体の確認あるいは認識のための撮像部22による初期のモニタを行う必要はない。
その後、光源駆動部21aを介して照明光源21を点灯し、光軸C2を介し、撮像部22によって、粗動位置決めされたワークWの処理対象領域E1の画像を取得する(ステップS102)。その後、取得された処理対象領域E1の画像領域と液晶マスク13のマスク領域E2との位置関係の対応付けを行う(ステップS103)。なお、この対応付け処理は、撮像部22のズーム倍率などが既知で固定されており、既に対応付けが行われている場合には省略することができる。
その後、画像処理部44は、取得された処理対象領域E1の画像領域から加工領域E3を抽出する(ステップS104)。その後、マスク制御部42は、抽出された加工領域E3に対応する液晶マスク13の領域を透過領域E4とし、この透過領域E4以外の領域をマスクするとともに、この透過領域E4内に、加工領域E3に形成すべき透過パターン、すなわちIDマークパターンPTを形成する(ステップS105)。すなわち、処理対象領域E1内の加工領域E3と液晶マスク13の透過領域E4とが位置決めされる。すなわち、XYステージ30による位置決め精度が粗くても、この加工領域E3と透過領域E4との位置決め、換言すれば液晶マスク13の透過領域E4の位置補正によってワークWに対する絶対位置を精度高く位置決めすることができる。
その後、加工制御部43は、レーザ光源11からレーザ光を出射させるとともに、スキャナ12を駆動させ、透過領域E4内にレーザ光をスキャンすることによって、IDマークパターンPTが加工領域E3に対応するワークW上の領域に形成される(ステップS106)。なお、スキャンが終了した場合、レーザ光の照射およびスキャンは停止させることが好ましい。ただし、レーザ光の安定化を考慮して、スキャンのみを停止させ、レーザ光の照射は、その照射位置を液晶マスク13上のマスク領域に指向させておいてもよい。
その後、次の処理対象領域E1があるか否かを判断し(ステップS107)、次の処理対象領域E1がある場合(ステップS107,Yes)には、ステップS101に移行して上述した処理を繰り返し、次の処理対象領域E1がない場合(ステップS107,No)には、本処理を終了する。
なお、上述した実施の形態では、処理対象領域E1内に1つの加工領域E3を有するものであったが、これに限らず、1つの処理対象領域E1内に複数の加工領域E3を有するものであってもよい。特に、液晶マスク13のマスク領域E2が大きければ大きい程、処理対象領域E1を広げることができ、複数の加工領域E3を同時に加工処理することができる。この場合、各加工領域E3に形成されるIDマークパターンPTは異なる。もちろん、同じIDマークパターンPTであってもよい。さらには、異なるカテゴリーの加工処理、たとえば、ヒューズ切断などの加工処理を同時に行ってもよい。
この実施の形態では、レーザ光が照射されるワークW上の微細位置決めをXYステージ30の高精度移動によって実現するのではなく、XYステージ30の粗動によって大まかなワークWの位置決めを行った後、撮像部22が撮像したワークWの画像をもとに、液晶マスク13の透過領域E4の高精度位置補正を行うことによって、最終的にワークWの加工位置に対するレーザ光の照射位置を高精度に位置決めしている。
このため、複雑かつ大型化する高精度位置調整ができるXYステージを用いなくてもよく、かつXYステージの高速移動が可能であるため、高速かつ高精度の微細加工処理を簡易な装置で行うことができる。
なお、液晶マスク13のマスク領域E2の基準位置とレーザ光の照射位置P1との間に位置ずれがある場合には、この位置ずれをオフセット量としてレーザ光の照射位置P1を光学系であるスキャナ12によって補正してもよいし、液晶マスク13の基準位置にオフセット量を加味して補正してもよい。
また、上述した実施の形態では、IDマークパターンを形成する装置であったが、ワークW上のヒューズを切断する装置としても用いることができる。図4では、加工領域に対応する透過領域E4内に、ヒューズとして用いられる信号ライン71を切断するように、透過領域E4を形成し、この透過領域E4全体にレーザ光L2をスキャンすることによって、信号ライン71を溶断する。
このヒューズとしての信号ラインは、IC回路上に個別のIDを電気的に形成するためのものであり、複数設けられ、溶断の有無によって全体としてビット情報を形成するものである。たとえば、溶断した信号ラインの電気信号ビットはハイレベルとなり、溶断しない信号ラインの電気信号ビットはローレベルとなる。なお、ここでは、ヒューズとしての信号ラインのサイズは、幅4μmで長さ10μmである。IDを形成するビット数は、たとえば、通常8ビット単位であり、信号ラインの数は、たとえば16本、32本、64本形成される。そして、この複数のヒューズ用の信号ラインは、2mm角のICの一部に形成される。
なお、図5に示すように、レーザ光をスキャンせずに、透過領域E4を覆うスポットサイズをもつレーザ光L3を照射することによって信号ライン71を溶断するようにしてもよい。もちろん、上述した実施の形態で示したIDマークパターンPTを形成する場合にも適用することができる。
また、レーザトリマーとしても適用することができる。このレーザトリマーは、IC回路上に複数の冗長回路を設け、複数の信号ラインの中から所望の信号ラインを導電テストによって選択し、不必要な信号ラインをレーザ光で溶断し、用途に適合した回路のみを動作させるために、トリミングを行うものである。この場合、トリミング線の線幅は1μm〜10μmであり、2mm角のIC回路1つに、8個程度の溶断部分がある。この溶断部分が透過領域E4となり、この透過領域E4の位置決めを行うことによって、微細加工が行われる。同様にして、IC回路などの半導体チップに限らずMEMSチップなどに対する微細加工にも適用することができる。要は、レーザ光を含み光を用いてワークWに対して凹凸形状や溶断を行うことができるものであれば、全てこの実施の形態を適用することができる。
なお、上述した実施の形態では、落射照明によってワークW上の処理対象領域E1を撮像するようにしていたが、この場合、暗視野画像を取得すると、ワークW表面の状態を立体的な画像として得ることができ、加工領域E3を確実に検出することができるので、好ましい。暗視野画像は、ワークWの表面に対して斜めから照明光を照射することによって得られる。すなわち、照明光をハーフミラーM1,M2および対物レンズ15を介さずにワークWを照射する。
また、上述した実施の形態では、XYステージ30を用いるようにしていたが、これに限らず、XYステージ30に替えて単にワークを載置する載置板としてもよい。この場合、図6に示すように、載置板は、載置されたワークWの処理対象領域E1が液晶マスク13のマスク領域E2内に収まるように位置決めできることが好ましい。換言すれば、液晶マスク13のマスク領域E2が処理対象領域E1を覆う大きさを有すればよい。この場合の位置決めは、液晶マスク13内で、透過領域E4を加工領域E3に一致させる領域補正を行えばよい。
なお、上述した実施の形態では、ハーフミラーM1を用いていたが、これに限らず、たとえば、ダイクロイックミラー、偏光ビームスプリッター、ショートパスフィルタなどを用いてもよい。
また、上述した実施の形態では、レーザ光源11を用いてレーザ光を出射するようにしていたが、これに限らず、ワークWに対して強度の高い光を出射することができる光源および光学系であればよい。
さらに、上述した実施の形態では、加工領域E3の抽出を、周囲の回路パターンなどを用いてパターンマッチングを行うようにしていたが、これに限らず、加工領域E3に所定のパターンを付しておくようにしてもよい。この場合、加工領域E3の抽出処理を確実に行うことができる。
この発明の実施の形態である微細加工装置の構成を示す模式図である。 処理対象領域、加工領域、および透過領域の関係を示す図である。 制御部による微細加工処理手順を示すフローチャートである。 信号ラインを溶断する場合の微細加工を説明する模式図である。 レーザ光のスポット径を大きくした場合における微細加工の一例を示す模式図である。 XYステージを用いない場合における処理対象領域とマスク領域との関係を示す模式図である。
符号の説明
1 微細加工装置
10 レーザ光学系
11 レーザ光源
11a,21a 光源駆動部
12 スキャナ
12a スキャン駆動部
13 液晶マスク
13a 液晶駆動部
14 縮小光学系
15 対物レンズ
21 照明光源
22 撮像部
40 制御部
41 対応付け部
42 マスク制御部
43 加工制御部
44 画像処理部
50 記憶部
51 加工処理情報
52 パターン情報
60 入出力部
M1,M2 ハーフミラー
C1,C2 光軸
W ワーク
E1 処理対象領域
E2 マスク領域
E3 加工領域
E4 透過領域
PT IDマークパターン

Claims (8)

  1. 載置されたワークを加工する所定光を出射する光源と、
    前記ワークの加工領域を含む前記ワーク上の画像を取得する撮像部と、
    前記光源と前記ワークとの間に配置され、前記所定光が照射可能な全領域のうち、少なくとも前記ワークの加工領域に対応させて前記所定光を透過させる透過領域以外の領域で前記所定光をマスクする液晶マスクと、
    前記撮像部で取得された画像の領域と前記液晶マスクの領域との位置関係を対応付ける対応付け部と、
    前記対応付け部による位置関係をもとに、前記液晶マスクの透過領域を前記画像上の加工領域に一致させるマスク制御部と、
    少なくとも前記透過領域に前記所定光を照射する加工制御部と、
    を備えたことを特徴とする微細加工装置。
  2. 前記撮像部が取得した画像の中から所望の加工領域の検出処理を行う画像処理部を備え、
    前記マスク制御部は、前記画像処理部が検出した所望の加工領域を前記画像上の加工領域として前記液晶マスクの透過領域を位置決めすることを特徴とする請求項1に記載の微細加工装置。
  3. 前記対応付け部は、前記撮像部で取得された画像の領域全体と前記液晶マスクの領域全体とを座標変換して前記位置関係を対応付けることを特徴とする請求項1または2に記載の微細加工装置。
  4. 前記マスク制御部は、前記透過領域に所定の透過パターンを形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の微細加工装置。
  5. 前記液晶マスクは、前記ワーク全体をカバーする領域を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の微細加工装置。
  6. 前記ワークを載置して該ワークを移動する移動部を備えたことを特徴とする請求項1〜4に記載の微細加工装置。
  7. 前記所定光はレーザ光であり、
    前記レーザ光を前記液晶マスク上でラスタスキャンするスキャン光学系と、
    前記スキャン光学系を駆動制御するスキャン制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の微細加工装置。
  8. ワークの加工領域を含む前記ワーク上の画像を取得する撮像ステップと、
    前記ワークを加工する所定光を出射する光源と前記ワークとの間に配置された液晶マスクの領域と前記撮像ステップで取得された画像の領域との位置関係を対応付ける対応付けステップと、
    前記対応付けステップによって対応付けされた位置関係をもとに、前記液晶マスクの透過領域を前記画像上の加工領域に一致させるマスク制御ステップと、
    少なくとも前記透過領域に前記所定光を照射する加工制御ステップと、
    を含むことを特徴とする微細加工方法。
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