JPH11104863A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JPH11104863A
JPH11104863A JP9272449A JP27244997A JPH11104863A JP H11104863 A JPH11104863 A JP H11104863A JP 9272449 A JP9272449 A JP 9272449A JP 27244997 A JP27244997 A JP 27244997A JP H11104863 A JPH11104863 A JP H11104863A
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JP
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fuse
processing
control unit
laser
interval
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JP9272449A
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English (en)
Inventor
Yoichi Sasaki
陽一 佐々木
Masatoshi Shibutami
正俊 渋田見
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヒューズの間隔やヒューズ列の間隔を自動的に
算出し、その算出値より複数のレーザ光の間隔を制御す
るレーザ加工装置を提供する。 【解決手段】被加工物を搭載するステージと、レーザ光
源からのレーザ光を加工点に導く光学系と、ステージを
移動させレーザ光と加工点の位置を合わせる制御部と、
ヒューズの位置座標データファイル及び切断すべきヒュ
ーズの位置情報よりその位置座標を制御部に送信するデ
ータ制御部とを備え、データ制御部は、前記座標データ
ファイルからヒューズ間隔やヒューズ列間隔を算出し、
その間隔値よりレーザ光の間隔を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工装置に
関し、特に、半導体基板上に形成されたヒューズのう
ち、特定のヒューズを複数のレーザ光にて切断するレー
ザ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザを使用して被加工物を加工するレ
ーザ加工装置が知られている。半導体デバイスにおいて
は、ヒューズと呼ばれる配線を切断するのにレーザ加工
装置は使用される。例えば、D−RAMにおいては、設
計・製造時に各メモリセル列にヒューズを付設しておく
とともに予備のメモリセル列を配置しておく。検査時に
不良が判明したメモリセル列を該列のヒューズを切断す
ることによりデバイス中で隔離する。そして、予備のメ
モリセル列を不良列のアドレスに指定するためのヒュー
ズを選択的に切断することにより不良メモリセルを代替
させる。
【0003】このようにしてD−RAMの歩留まり向上
を図っている。なお、ヒューズの数は多数になる。この
ため、一般にヒューズは複数の列に整列し、各列には等
間隔にヒューズが配置される。このうち、切断すべきヒ
ューズは、不良メモリセル及びその代替メモりに対応す
るものであり、検査時の結果に基づき、その切断位置情
報を確保しておく。
【0004】また、ゲートアレイにおいては、プログラ
ムリンクと呼ばれる回路中のヒューズを切断して一部を
選択的に残すことにより、特定のプログラムをデバイス
中に造り込むことが行われる。このようなヒューズの切
断には、レーザ加工装置が一般に使用される。前者をレ
ーザリペア、後者をレーザトリミングと呼ぶ。このよう
な半導体デバイス中のヒューズは、一般にポリシリコン
やアルミニウムからなる細い線(幅0.8〜1.5ミク
ロン、厚み0.3〜1.0ミクロン、切断部の長さ3〜
10ミクロン)である。周知の配線形成工程にて配線を
形成するのと同時に半導体基板上に形成される。
【0005】このヒューズにYAGレーザやエキシマレ
ーザなどの加工レーザ光を集光させて照射し、ヒューズ
を構成する物質を光エネルギーによって昇温蒸発させて
除去することによりヒューズを切断する。ヒューズの配
置は、半導体デバイスあるいはデバイスをつくり込んで
あるウエハ上で明確化されており、全ヒューズの位置座
標は予め手入力でデータ制御部に入力されて、半導体デ
バイスごとにファイル化されている。
【0006】また、予め不良メモリ部を検査しておき、
不良メモリに対応した切断すべきヒューズの位置情報が
予めデータ制御部に入力される。位置情報は、切断すべ
きヒューズの間隔、本数などである。データ制御部は、
予め入力されたヒューズ座標データファイル及び位置情
報に基づいて切断すべきヒューズの位置座標を算出し、
その位置座標を制御部に送信する。
【0007】制御部はその位置座標を受け取ると、ウエ
ハが搭載されたステージを移動させ、レーザ光の照射さ
れる位置に切断すべきヒューズを導く。レーザ光の照射
位置とヒューズの位置合わせが完了すると、制御部はレ
ーザ光源にトリガ信号(レーザを発射させる信号)を出
力し、ヒューズの切断が行われる。ところで、前記した
とおり、一般にヒューズは膨大な数になるので複数の列
に整列して配置される。このヒューズの配列を一つのレ
ーザ光にて一列一列スキャンしながら所望のヒューズを
切断すると、膨大な時間を要してしまうことがある。そ
こで、複数のレーザ光にて加工する装置が提案されてい
る。
【0008】このようなレーザ加工装置は、例えば二つ
のレーザ光源を設置して二つのレーザ光が得られるよう
に構成されている。このような構成にすれば、レーザ光
を一度スキャンするだけで、2列のヒューズ列を同時に
処理することが可能となるため、ヒューズの処理能力が
格段に向上する。レーザ光の間隔は、レーザ光源の間隔
を変化させことにより制御する。即ち、予めヒューズ列
の間隔を算出しておき、算出された値を制御部に登録し
ておく。そして、照射される二つのレーザ光の間隔がウ
エハ上でヒューズ列の間隔と一致するように二つのレー
ザ光源の間隔を制御する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヒュー
ズ列の間隔は、同一半導体デバイスにおいても常に同じ
であるとは限らない。ヒューズは、一般に半導体デバイ
スのアクティブ領域以外(いわゆる空きスペース)に配
置される。空きスペースは、半導体デバイスに断片的に
生ずるのが一般的である。よって、一つの空きスペース
と別の空きスペースとで面積やヒューズの数が異なるこ
とは、容易に生じ得る。このような場合に、各空きスペ
ースに配置されるヒューズの間隔やヒューズ列の間隔
は、異なるのが一般的である。
【0010】提案されている複数のレーザ光にて加工す
る装置は、予めヒューズ間隔やヒューズ列の間隔を算出
し、算出された値を制御部に登録する。しかしながら、
上記のようにヒューズ列の間隔が半導体デバイス中にお
いてことなるので、ヒューズ列の座標とその間隔を対応
付けて登録せねばならないと言う問題が有った。このた
め、前記の登録作業は煩雑であり膨大な作業となってい
た。特に、近年メモリ数が増大し、それに伴いヒューズ
の数が増大する傾向にあるが、ヒューズの数が増大する
と、上記の問題は顕著となっていた。
【0011】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、自動的にヒューズ間隔やヒューズ列の
間隔を算出しそれを基に複数のレーザ光の間隔を制御す
ることが可能なレーザ加工装置を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1のレーザ加工装
置は、「複数のレーザ光源と、加工対象群の中に複数の
加工点を有する被加工物が搭載されるステージと、前記
複数のレーザ光源から出力される複数のレーザ光を前記
被加工物上の加工点に導く光学系と、前記ステージの位
置座標を計測し前記複数のレーザ光と前記ステージの少
なくとも一方を移動させてこれらの相対的な位置関係を
制御する制御部と、予め入力された前記加工対象群の座
標データファイル及び前記加工点の位置座標の基礎とな
る位置情報に従い前記加工点の座標を前記制御部に送信
するデータ制御部とを備え、前記データ制御部は、前記
座標データファイルを用いて前記加工点の間隔距離を算
出し、該間隔距離の値に基づいて前記複数のレーザ光の
間隔を自動制御する」ことを特徴とする。
【0013】この構成により、座標データファイルに従
って自動的にヒューズ列の間隔を算出し、それを基に複
数のレーザ光の間隔を制御することが可能となる。この
ため、ヒューズ列の座標とその間隔を対応させることな
くレーザ光の間隔を制御出来るので、ヒューズ列の座標
とその間隔を対応させる煩雑な作業が不要となる。ま
た、請求項2のレーザ加工装置は、「複数のレーザ光源
と、加工対象群の中に複数の加工点を有する被加工物が
搭載されるステージと、前記複数のレーザ光源から出力
される複数のレーザ光を前記被加工物上の加工点に導く
光学系と、前記加工対象群を自動認識し、その画像情報
を制御部に送信する自動認識手段と、前記ステージの位
置座標を計測し前記複数のレーザ光と前記ステージの少
なくとも一方を移動させてこれらの相対的な位置関係を
制御するとともに、前記自動認識手段から送信された前
記画像情報及び前記ステージの位置座標を重畳させた認
識情報をデータ制御部に送信する制御部と、前記認識情
報に基づき加工対象群の座標データファィルを作成し、
且つ、該座標データファイル及び予め入力された前記加
工点の位置座標の基礎となる位置情に従い加工点の座標
を前記制御部に送信するデータ制御部とを有し、さらに
前記データ制御部は、前記座標データファイルを用いて
前記複数のレーザ光の間隔値を算出し、前記複数のレー
ザ光の間隔を自動制御する」ことを特徴とする。この構
成により、自動的にヒューズ列の間隔を算出しそれを基
に複数のレーザ光の間隔を制御することが可能となるば
かりでなく、加工対象群のヒューズ座標データファイル
を自動的に作成することが可能となる。このため、ヒュ
ーズ座標データファイルを手作業で入力する工程すら不
要となる。
【0014】また、請求項3は、請求項2のレーザ加工
装置において、「前記自動認識手段は、前記加工対象群
の画像を取り込むCCDカメラと、取り込まれた前記画
像より画像情報を作成する画像処理ユニットからなる」
ことを特徴とする。これは、自動認識の具体的な構成を
示したものである。また、請求項4は、請求項1から請
求項3のいずれかに記載のレーザ加工装置において、
「前記データ制御部は、算出された前記加工点の前記間
隔距離の値を制御部に送信し、前記制御部は、算出され
た前記間隔距離の値に従い前記レーザ光源の位置を移動
制御することにより前記複数のレーザ光の間隔を自動制
御する」ことを特徴とする。これは、レーザ光の間隔を
制御する具体的な例を示したものである。
【0015】また、請求項5は、請求項1から請求項4
のいずれかに記載のレーザ加工装置において、「前記加
工対象群は半導体素子中に形成されたヒューズであり、
前記加工点は前記ヒューズのなかで実際に切断すべきヒ
ューズである」ことを特徴とする。これは、加工対象群
および加工点の具体的な例を示したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係るレーザ加工装置の全体構成を模式的に示すブロック
図である。二つの加工用レーザ光源1からパルス的に出
射されたレーザ光1’は、それぞれの光量可変部2で光
量が調節される。即ち、光量可変部2は、レーザ光の偏
向面に対して図示しない偏向板を回転させることによ
り、加工用レーザ光源1から出射されるそれぞれのレー
ザ光1’の光量を調節する。
【0017】光量が調節されて光量可変部2から出た複
数のレーザ光は、それぞれの可変アパーチャ3にて絞り
値が調節され、ダイクロイックミラー(Dichroic Mirro
r)4に照射される。ダイクロイックミラー4に照射され
たレーザ光は、反射されハーフミラー4’に導かれて大
部分のレーザ光は対物レンズ6に入射し、ステージ8上
に設置されたウエハ(被加工物)7の切断すべきヒュー
ズ(加工点)にそれぞれ集光される。このようにすれ
ば、2個のヒューズが同時に切断される。レーザ光の間
隔は、後述するように、レーザ光源1の位置を移動制御
することによって制御される。
【0018】なお、ここでは、D−RAMのパターンが
形成されたウエハを被加工物として用いている。このよ
うな被加工物においては、加工点が複数存在する。即
ち、ヒューズ(加工対象群)は複数の列に整列し、各列
には等間隔にヒューズが配置される。そして、ヒューズ
のうち、切断すべきヒューズ(加工点)が複数存在す
る。
【0019】ハーフミラー4’で反射される一部のレー
ザ光は、光量センサ5’に入射する。光量センサ5’
は、可変アパーチャ3を通過して照射されるレーザ光の
エネルギーを計測し、計測結果を制御部に9供給する。
ステージ8上には光量センサ5’とは別に、エネルギー
メータ5が設置されている。このエネルギーメータ5
は、対物レンズ6を介して照射されるレーザ光をダイレ
クトに受けてレーザ光のエネルギーを計測し、その結果
を制御部9に供給し、レーザ光源1の出力を制御する。
一般には、レーザ加工装置が使用開始される際にダイレ
クトのレーザ光をエネルギーメータ5にて計測する。本
実施形態では、レーザ光源1を2個配置させたが、それ
ぞれのレーザ光源から照射されるレーザ光のエネルギー
を計測し、それぞれのレーザ光源の出力を制御する。
【0020】加工用のレーザ光源1とは別に観察光源1
0が設置される。観察光源10から出射された観察光1
0’は、反射ミラー11で反射され対物レンズ6を介し
てウエハ7に照射される。その後、ウエハ7から反射さ
れてCCDカメラ12にて受光される。その画像は、T
Vモニタ13に送られ映像が表示される。これは、必要
に応じて、目視によるアライメントの確認するために配
置される。
【0021】データ制御部15は、ヒューズの位置座標
データファィル及びウエハ7上の切断すべきヒューズの
位置情報が予め入力される。ヒューズの位置座標データ
ファイルとは、半導体デバイス上又はウエハ上に配置さ
れたすべてのヒューズの座標とその形状(縦横の寸法な
ど)が記録されたファイルである。これらのヒューズの
うち、切断すべきヒューズは、不良メモリセル及びその
代替メモりに対応するものであり、予め行われる検査時
の結果に基づく切断位置情報を確保しておく。
【0022】データ制御部15は、ヒューズの位置座標
データファイルと切断すべきヒューズの位置情報を重畳
させることにより切断すべきヒューズの位置座標を算出
し、制御部9にその算出値を送信する。また、データ制
御部15は、ヒューズの位置座標データファイルよりヒ
ューズの間隔距離を算出し制御部に送信する。ヒューズ
の間隔距離は、ヒューズ列の間隔であっても、また、切
断すべきヒューズの間隔であっても構わない。要は加工
すべき半導体デバイスに最も適した算出値を採用するこ
とである。例えば、ヒューズが2列で比較的長く配置さ
れているならヒューズ列間隔を採用し、2個のヒューズ
が1組となり断片的にヒューズの組が半導体デバイスに
配置されているなら1組内のヒューズ間隔を採用し、切
断すべきヒューズが密集しているようならば切断すべき
ヒューズの間隔を採用すればよい。データ制御部15
は、採用されたヒューズの間隔距離を制御部9に送信す
る。
【0023】制御部9は、採用されたヒューズの間隔距
離をデータ制御部15より受け取っり、ウエハに照射さ
れる各レーザ光の間隔がその間隔距離になるようにレー
ザ光源の位置を移動制御する。また、制御部9は、実際
にヒューズを切断するときには、データ制御部15から
受け取った切断すべきヒューズの位置座標にステージ8
を移動させ、照射されるレーザ光の位置とヒューズの位
置とが合うように制御する。或いは、レーザ光を移動さ
せても良い。要は、これらの相対的な位置関係を制御す
ればよいのである。
【0024】図2は、本実施形態におけるヒューズ切断
のフローチャートを示す。ウエハをステージ上に設置し
た後、本実施形態のレーザ加工装置を動作させる。する
と、ヒューズ切断のシーケンスが開始される。まず、デ
ータ制御部は、予め入力されたヒューズの座標データフ
ァイルからヒューズの座標を読み込む。次いで、そのフ
ァイルからヒューズ間隔距離を算出する。このヒューズ
間隔距離は、前述したとおり、ウエハ上に配置された半
導体デバイスにおいて最も効率的なものを採用する。そ
して、算出されたヒューズ間隔によりレーザ光の間隔を
制御する。
【0025】次いで、切断すべきヒューズの位置情報と
ヒューズの座標データファイルから切断すべきヒューズ
の位置座標を算出する。それと同時に複数のレーザ光の
内、どのレーザ光を使用するか、或いは複数のレーザ光
を同時に使用するか決定する。これは、常に複数のレー
ザ光の位置がすべて切断すべきヒューズの位置にあると
は限らないからである。
【0026】次いで、複数のレーザ光のうち、少なくと
も一つが切断すべきヒューズの位置に設置されるよう
に、ステージを移動させる。そして、切断すべきヒュー
ズに対応するレーザ光を照射してヒューズを加工する。
未加工のヒューズが有れば、同様に切断する。すべての
切断すべきヒューズが加工されたなら終了する。
【0027】図3は、規則的に配列された幾つかのヒュ
ーズパターンの例を示す平面図である。長方形に図示さ
れているのがヒューズである。図3(a)において、ヒ
ューズは図面の横方向に配列した列の間隔がすべて等間
隔に配列されている。このようなヒューズパターンで
は、複数のレーザ光の間隔を固定して横方向にスキャン
すると効率的である。図では2つのレーザ光をスキャン
する場合を示した。一度のスキャンで2列のヒューズが
同時に加工できる。レーザ光の間隔は、このようなヒュ
ーズパターンを加工している間、常に同一で良い。
【0028】図3(b)において、ヒューズは図面の縦
方向に配列した列の間隔がすべて等間隔に配列されてい
る。このようなヒューズパターンでは、複数のレーザ光
の間隔を固定して縦方向にスキャンすると効率的であ
る。図では3つのレーザ光をスキャンする場合を示し
た。一度のスキャンで3列のヒューズが同時に加工でき
る。レーザ光の間隔は、このようなヒューズパターンを
加工している間、常に同一で良い。
【0029】図3(c)において、ヒューズは、或る縦
方向の一列と隣接する一方の縦方向の一列とが等間隔に
配列されている。しかし、すべての縦方向の列が等間隔
に配置されているのではなく、例えば、一方の縦方向の
一列と他方の一列とは間隔が異なって配置されている。
このようなヒューズパターンでは、、レーザ光をスキャ
ンするごとにレーザ光の間隔を制御して、縦方向に複数
のレーザをスキャンすると効率的である。図では2つの
レーザ光を2回スキャンする場合を示した。
【0030】実際の半導体デバイスでは、このようなヒ
ューズパターンが複数配置される。このヒューズ全部が
加工対象群である。実際に切断されるヒューズは、これ
らのヒューズのうち一部のヒューズである。 (第2の実施形態)図4は、本発明の第2の実施形態に
係るレーザ加工装置の全体構成を模式的に示すブロック
図である。第1の実施形態に係るレーザ加工装置と異な
る点は、ヒューズを自動認識し、その画像情報を制御部
に送信する自動認識手段(CCDカメラ12及び画像処
理ユニット14)が配置され、ヒューズの座標データフ
ァイルを自動的に作成する点にある。その他の構成は第
1の実施形態に係るレーザ加工装置と同じであり説明を
省略する。以下、ヒューズの自動認識に関して説明す
る。
【0031】符号10は観察光源である。観察光源10
から出射された観察光10’は、反射ミラー11で反射
され対物レンズ6を介してウエハ7に照射される。その
後、ウエハ7から反射されてCCDカメラ12にて受光
される。その画像は、TVモニタ13に送られ映像が表
示されると同時に、画像ユニット14に送信される。画
像処理ユニット14は、ヒューズのパターンをパターン
マッチングにより認識し、ヒューズの画像情報を作成す
る。ヒューズの画像情報とは、各ヒューズの形状、間
隔、個数、配列などの情報である。画像処理ユニット1
4で作成された画像情報は、制御部9に送られる。
【0032】制御部9は、画像処理ユニット14から受
け取ったヒューズの画像情報と、ステージ8から受け取
るステージの位置座標より、ウエハ7上のヒューズ位置
座標とヒューズ形状を認識して認識情報を作成し、その
認識情報をデータ制御部15に送る。データ制御部15
は、制御部9より受け取った認識情報からヒューズの位
置座標データファイルを作成する。ヒューズの位置座標
データファイルとは、半導体デバイス上又はウエハ上に
配置されたすべてのヒューズの座標とその形状(縦横の
寸法など)が記録されたファイルである。これらのヒュ
ーズのうち、切断すべきヒューズは、不良メモリセル及
びその代替メモりに対応するものである。この切断すべ
きヒューズの位置情報は、予め行われる検査時の結果に
基づくデータであり、データ制御部15に入力してお
く。
【0033】データ制御部15は、作成したヒューズの
位置座標データファイルと予め入力された切断すべきヒ
ューズの位置情報を重畳させることにより切断すべきヒ
ューズの位置座標を算出し、制御部9にその算出値を送
信する。また、データ制御部15は、ヒューズの位置座
標データファイルよりヒューズの間隔距離を算出し制御
部に送信する。ヒューズの間隔距離は、ヒューズ列の間
隔であっても、また、切断すべきヒューズの間隔であっ
ても構わない。要は加工すべき半導体デバイスに最も適
した算出値を採用することである。例えば、ヒューズが
2列で比較的長く配置されているならヒューズ列間隔を
採用し、2個のヒューズが1組となり断片的にヒューズ
の組が半導体デバイスに配置されているなら1組内のヒ
ューズ間隔を採用し、切断すべきヒューズが密集してい
るようならば切断すべきヒューズの間隔を採用すればよ
い。データ制御部15は、採用されたヒューズの間隔距
離を制御部9に送信する。
【0034】制御部9は、採用されたヒューズの間隔距
離をデータ制御部15より受け取っり、ウエハに照射さ
れる各レーザ光の間隔がその間隔距離になるようにレー
ザ光源の位置を移動制御する。また、制御部9は、実際
にヒューズを切断するときには、データ制御部15から
受け取った切断すべきヒューズの位置座標にステージ8
を移動させ、照射されるレーザ光の位置とヒューズの位
置とが合うように制御する。或いは、レーザ光を移動さ
せても良い。要は、これらの相対的な位置関係を制御す
ればよいのである。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のレーザ加
工装置は、自動的に複数のレーザ光の間隔を設定出来る
ので、ヒューズ間隔やヒューズ列間隔を登録する必要が
ない。このため、作業時間が短縮され、それに伴いスル
ープットの向上や加工された半導体デバイスのコストを
低下させる効果がある。の短縮する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るレーザ加工装置
の全体構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態におけるヒューズ切断のフロー
チャートを示す。
【図3】規則的に配列された幾つかのヒューズパターン
の例を示す平面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るレーザ加工装置
の全体構成を模式的に示すブロック図である。
【符号の説明】
1 加工用レーザ光源 1’ レーザ光 2 光量可変部 3 可変アパーチャ 4 ダイクロイックミラー 4’ ハーフミラー 5 エネルギーメータ 5’ 光量センサ 6 対物レンズ 7 ウエハ 8 ステージ 9 制御部 10 観察光源 10’ 観察光 11 反射ミラー 12 CCDカメラ 13 TVモニタ 14 画像処理ユニット 15 データ制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレーザ光源と、 加工対象群の中に複数の加工点を有する被加工物が搭載
    されるステージと、 前記複数のレーザ光源から出力される複数のレーザ光を
    前記被加工物上の加工点に導く光学系と、 前記ステージの位置座標を計測し前記複数のレーザ光と
    前記ステージの少なくとも一方を移動させてこれらの相
    対的な位置関係を制御する制御部と、 予め入力された前記加工対象群の座標データファイル及
    び前記加工点の位置座標の基礎となる位置情報に従い前
    記加工点の座標を前記制御部に送信するデータ制御部と
    を備え、 前記データ制御部は、前記座標データファイルを用いて
    前記加工点の間隔距離を算出し、該間隔距離の値に基づ
    いて前記複数のレーザ光の間隔を自動制御することを特
    徴とするレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 複数のレーザ光源と、 加工対象群の中に複数の加工点を有する被加工物が搭載
    されるステージと、 前記複数のレーザ光源から出力される複数のレーザ光を
    前記被加工物上の加工点に導く光学系と、 前記加工対象群を自動認識し、その画像情報を制御部に
    送信する自動認識手段と、 前記ステージの位置座標を計測し前記複数のレーザ光と
    前記ステージの少なくとも一方を移動させてこれらの相
    対的な位置関係を制御するとともに、前記自動認識手段
    から送信された前記画像情報及び前記ステージの位置座
    標を重畳させた認識情報をデータ制御部に送信する制御
    部と、 前記認識情報に基づき加工対象群の座標データファィル
    を作成し、且つ、該座標データファイル及び予め入力さ
    れた前記加工点の位置座標の基礎となる位置情に従い加
    工点の座標を前記制御部に送信するデータ制御部とを有
    し、 さらに前記データ制御部は、前記座標データファイルを
    用いて前記複数のレーザ光の間隔値を算出し、前記複数
    のレーザ光の間隔を自動制御することを特徴とするレー
    ザ加工装置。
  3. 【請求項3】 前記自動認識手段は、前記加工対象群の
    画像を取り込むCCDカメラと、 取り込まれた前記画像より画像情報を作成する画像処理
    ユニットからなることを特徴とする請求項2に記載のレ
    ーザ加工装置。
  4. 【請求項4】前記データ制御部は、算出された前記加工
    点の前記間隔距離の値を制御部に送信し、 前記制御部は、算出された前記間隔距離の値に従い前記
    レーザ光源の位置を移動制御することにより前記複数の
    レーザ光の間隔を自動制御することを特徴とする請求項
    1から請求項3のいずれかに記載のレーザ加工装置。
  5. 【請求項5】 前記加工対象群は半導体素子中に形成さ
    れたヒューズであり、前記加工点は前記ヒューズのなか
    で実際に切断すべきヒューズであることを特徴とする請
    求項1から請求項4のいずれかに記載のレーザ加工装
    置。
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