JP2010119945A - 塗装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータの駆動力を塗装ガンに伝達する機構の構成を簡素化すること。
【解決手段】Y軸用サーボモータ26の駆動力を、Y軸用ボールねじ軸18を介してハウジング20に伝達し、X軸用サーボモータ40の駆動力を、スプライン軸30、ナット32、プーリ44、タイミングベルト48、プーリ46、回転軸50、傘歯車52、54を介してX軸用ボールねじ軸58に伝達し、Y軸用サーボモータ26の駆動により、ハウジング20と塗装ガン62をY軸に沿って移動させ、X軸用サーボモータ40の駆動により、塗装ガン62をX軸に沿って移動させ、この過程で、塗装ガン62により、シート16上に塗装を施す。この際、ナット32の回転方向を傘歯車52、54で90度変換してX軸用ボールねじ軸58に伝達することで、X軸用サーボモータ40の駆動力を塗装ガン62に伝達する機構の構成を簡素化できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電解質膜等のワークに塗装を施す塗装装置に関する。
従来、電解質膜に触媒インクを塗布するに際して、スプレイガンによるスプレイ塗布が知られている(特許文献1参照)。
一方、スプレイガンから噴出される塗料を含む雰囲気中にワークを配置するに際して、塗料には引火性があるものが用いられるところから、スプレイガンを駆動する駆動機構やモータなどの駆動源をワークとともにケーシング内に収納するときには、駆動源としては、防爆仕様のものを用いる必要がある。しかし、駆動源を防爆仕様の構造にするとコストアップとなる。
そこで、自動車等のワークに塗装を施す塗装装置として、塗装ガンと塗装ガンを駆動する駆動機構を防爆構造のケーシング内に収納し、ケーシングの外部に、駆動機構に対して駆動力を付与する駆動源を配置し、駆動機構と駆動源とを連結する駆動軸を、ケーシングに形成された孔部に挿通し、防爆型の駆動源を不要として、塗装装置の価格を低廉化するようにしたものが提案されている(特許文献2参照)。
特開2003−211063号公報 特開平11−57554号公報
従来技術においては、ケーシングの外部に駆動源を配置し、防爆型の駆動源を不要としているので、塗装装置の価格を低廉化することができる。
しかし、従来技術では、左右往復用モータと揺動用モータの駆動力を塗装ガンに伝達するための機構として、それぞれ一対の傘歯車を有する伝達機構や一対の傘歯車を有する左右往復動機構を用いているので、構成が複雑となる。
本発明の目的は、モータの駆動力を塗装ガンに伝達する機構の構成を簡素化することができる塗装装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係る塗装装置は、ワークを収納するワーク収納室内に配置された第1のねじ軸と、前記第1のねじ軸と平行となって前記ワーク収納室内に配置されたスプライン軸と、前記ワーク収納室の外部に配置されて前記第1のねじ軸に連結され、前記第1のねじ軸を回転駆動する第1のモータと、前記ワーク収納室の外部に配置されて前記スプライン軸に連結され、前記スプライン軸を回転駆動する第2のモータと、前記第1のねじ軸のねじ部にねじ結合されて、前記第1のねじ軸の回転に伴って前記第1のねじ軸の軸方向に沿って移動するハウジングと、前記ハウジングに固定された軸受に回転自在に軸支され、且つ前記スプライン軸の歯とスプライン結合されて前記スプライン軸の回転に伴って回転し、前記第1のねじ軸の回転に伴って前記スプライン軸の軸方向に沿って移動する連結部材と、前記スプライン軸と直交する方向に配置された第2のねじ軸と、前記ハウジングに連結されて前記連結部材の回転力を、その回転方向を90度変換して前記第2のねじ軸に伝達する回転方向変換機構と、前記第2のねじ軸のねじ部にねじ結合されて、前記第2のねじ軸の回転に伴って前記第2のねじ軸の軸方向に沿って移動するとともに、前記ワーク収納室内に配置されたワークに対して塗装を施す塗装ガンとを備えてなる構成とした。
(作用)ワーク収納室の外部に配置された第1のモータの駆動力(回転力)を、第1のねじ軸を介してハウジングに伝達し、ワーク収納室の外部に配置された第2のモータの駆動力(回転力)を、スプライン軸と連結部材および回転方向変換機構を介して第2のねじ軸に伝達し、第1のモータの駆動により、ハウジングと塗装ガンを第1のねじ軸に沿って移動させ、第2のモータの駆動により、塗装ガンを第2のねじ軸に沿って移動させ、塗装ガンが第1のねじ軸または第2のねじ軸に沿って移動する過程で、塗装ガンにより、ワーク全面に亘って塗装を施すことができる。
この際、第1のモータの駆動力を塗装ガンに伝達する機構を、第1のねじ軸とハウジングおよび第2のねじ軸で構成し、第2のモータの駆動力を塗装ガンに伝達する機構を、スプライン軸と連結部材と回転方向変換機構および第2のねじ軸で構成し、回転方向変換機構を、連結部材の回転方向を90度変換するもので構成したため、各モータの駆動力を塗装ガンに伝達する機構の構成を簡素化することができる。
請求項2に係る塗装装置においては、請求項1に係る塗装装置において、前記ワーク収納室は、防爆構造で構成されている。
(作用)ワーク収納室を防爆構造としたときに、第1のモータと第2のモータをワーク収納室の外部に配置することで、第1のモータと第2のモータを防爆仕様のもので構成する必要がなくなり、塗装装置全体の構成を簡素化することができる。
本発明によれば、各モータの駆動力を塗装ガンに伝達する機構の構成を簡素化することができる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施例を示す塗装装置の要部断面平面図、図2は、塗装装置の要部断面側面図である。
図1において、塗装装置10は、ワーク収納室12を備えている。このワーク収納室12は、その内部が引火性の塗装液で充満する雰囲気下になるので、例えば、密閉された防爆構造で構成されている。ワーク収納室12の内部には、ワークを固定するためのホットプレート14が配置されている。
ホットプレート14は、略箱型形状に形成されて、ワーク収納室12の床にボルトとナットで固定されている。ホットプレート14の内部には、熱媒供給源(図示せず)から熱媒が供給され、ホットプレート14の上部には、ワークとして、例えば、燃料電池の電極に用いられる電解質膜シート16が固定される。この場合、ホットプレート14は、熱媒供給源から熱媒の供給を受けて、その表面温度が、例えば、60〜110℃に保たれており、この熱が電解質膜シート16に伝導されるようになっている。
ワーク収納室12のうちホットプレート14の周囲には、Y軸用ボールねじ軸(第1のねじ軸)18が配置されているとともに、Y軸用ボールねじ軸18と略直交する方向にハウジング20が配置されている。
Y軸用ボールねじ軸18の外周側には、ねじ部(雄ねじ)が形成されており、このねじ部には、ハウジング20のねじ部(雌ねじ)がねじ結合されている。Y軸用ボールねじ軸18は、軸方向一端側がカップリング22に連結され、軸方向他端側が軸受24に回転自在に軸支されている。カップリング22には、Y軸用サーボモータ26の回転軸28が連結されている。
Y軸用サーボモータ26は、ワーク収納室12の外部に配置されて、モータ駆動装置(図示せず)に接続されている。モータ駆動装置からのパルス信号により、Y軸用サーボモータ26が正回転または逆回転すると、Y軸用サーボモータ26の回転力がカップリング22を介してY軸用ボールねじ軸18に伝達され、Y軸用ボールねじ軸18が正回転または逆回転する。Y軸用ボールねじ軸18が正回転または逆回転すると、Y軸用ボールねじ軸18のねじ部とねじ結合されたハウジング20がY軸用ボールねじ軸18の軸方向(矢印Y方向)に沿って移動する。
また、ワーク収納室12には、スプライン軸(シャフト)30がY軸用ボールねじ軸18と平行になって配置されている。
スプライン軸30には、その軸方向一端側端部を除いて、複数の歯による雄スプライン(角形スプライン)が形成されており、この雄スプラインには、円環状のナット(支持部材)32が装着されている。ナット32は、内周側に、雄スプラインと結合可能な雌スプライン(角形スプライン)を備え、ハウジング20に固定された軸受34に回転自在に軸支されているとともに、雌スプラインがスプライン軸30の雄スプラインとスプライン結合されている。
スプライン軸30は、軸方向一端側がカップリング36に連結され、軸方向他端側が軸受38に回転自在に軸支されている。カップリング36には、X軸用サーボモータ40の回転軸42が連結されている。
このX軸用サーボモータ40は、ワーク収納室12の外部に配置されて、モータ駆動装置(図示せず)に接続されている。モータ駆動装置からのパルス信号により、X軸用サーボモータ40が正回転または逆回転すると、X軸用サーボモータ40の回転力(駆動力)がカップリング36を介してスプライン軸30に伝達され、スプライン軸30が正回転または逆回転する。スプライン軸30が正回転または逆回転すると、スプライン軸30の雄スプラインとスプライン結合されたナット32がスプライン軸30とともに正回転または逆回転する。
この際、ナット32は、ハウジング20の軸受34に軸支された状態で正回転または逆回転する。一方、ナット32は、Y軸用サーボモータ26が正回転または逆回転し、Y軸用ボールねじ軸18の正回転または逆回転に伴って、ハウジング20がY軸用ボールねじ軸18の軸方向(矢印Y方向)に沿って移動するときには、ハウジング20の軸受34に軸支された状態で、ハウジング20の移動に合わせて、スプライン軸30の軸方向(矢印Y方向)に沿って移動する。
また、ナット32外周面には、円環状のプーリ44がスプライン軸30の径方向に沿って固定されている。このプーリ44に相対向して、プーリ46が配置されており、プーリ44、46には、それぞれタイミングベルト46が装着されている。すなわち、スプライン軸30の回転力がナット32、プーリ44、タイミングベルト48を介してプーリ46に伝達されるようになっている。
プーリ46は、スプライン軸30と平行に配置された回転軸50の外周面に固定されている。回転軸50は、その一部が、傘歯車52、54とともに、直交軸ギヤボックス56内に収納されており、直交軸ギヤボックス56は、ハウジング20に固定されている。傘歯車52、54は、互いに直交する方向に配置されて、歯部が互いに噛み合わされている。傘歯車52は、回転軸50外周面に固定され、傘歯車54は、X軸用ボールねじ軸(第2のねじ軸)58の軸方向一端部外周に固定されている。X軸用ボールねじ軸(第2のねじ軸)58の軸方向他端部は、ハウジング20に固定された軸受60に回転自在に軸支されている。
すなわち、スプライン軸30が正回転または逆回転すると、スプライン軸30の回転力は、ナット32、プーリ44、タイミングベルト48、プーリ46、回転軸50を介して傘歯車52に伝達された後、その回転方向が、傘歯車54によって90度変換されて、X軸用ボールねじ軸58に伝達されるようになっている。
この場合、プーリ44、タイミングベルト48、プーリ46、回転軸50、傘歯車52、54は、ナット32の回転力を、その回転方向を90度変換してX軸用ボールねじ軸58に伝達する回転方向変換機構を構成することになる。
X軸用ボールねじ軸58の外周側には、ねじ部(雄ねじ)が形成されており、このねじ部には、塗装ガン62のねじ部(雌ねじ)がねじ結合されている。
塗装ガン62は、X軸用ボールねじ軸58の軸方向に沿って配置された塗布スプレイノズル64、66、68と、各塗布スプレイノズル64、66、68を支持するケース70を備え、ケース70には、X軸用ボールねじ軸58のねじ部(雄ねじ)とねじ結合されたねじ部(雌ねじ)が形成され、ケース70内には、各塗布スプレイノズル64、66、68に塗装液を供給するためのタンク(図示せず)が収納されている。
この塗装ガン62は、X軸用ボールねじ軸58が正回転または逆回転すると、X軸用ボールねじ軸58のねじ部のねじ部とねじ結合されたケース70がX軸用ボールねじ軸58の軸方向(矢印X方向)に沿って移動するとともに、各塗布スプレイノズル64、66、68からシート16上に塗装液を噴射して、シート16表面に塗装を施すことができる。
この際、シート16の全面に亘って塗装を施すために、塗装ガン62は、シート16の全面に亘って移動可能になっている。
すなわち、塗装ガン62の移動領域は、シート16よりも広い範囲に設定されている。具体的には、ハウジング20と塗装ガン62の、Y軸用ボールねじ軸18の軸方向における移動距離は、シート16のY軸方向における長さよりも長く設定され、塗装ガン62の、X軸用ボールねじ軸58の軸方向における移動距離は、シート16のX軸方向における長さよりも長く設定されている。
ここで、シート16のうちスプライン軸30に近い方を右端とし、スプライン軸30から離れる方を左端とし、X軸用ボールねじ軸58に近い方を前側とし、X軸用ボールねじ軸580から離れる方を後側として、シート16の右端から左端に向かって塗装を行うとともに、シート16の前側から後側に向かって塗装を行う場合、まず、塗装に先立って、塗装ガン62を第1のスタート位置に位置決めするために、Y軸用サーボモータ26とX軸用サーボモータ40をそれぞれ回転させて、塗装ガン62を直交軸ギヤボックス56近傍に配置するとともに、ハウジング20をY軸用サーボモータ26、X軸用サーボモータ40近傍に配置し、かつ塗装ガン62をシート16の右端前側の上方に位置決めする。
塗装ガン62を第1のスタート位置に位置決めした後、Y軸用サーボモータ26を正回転させると、Y軸ボールねじ軸18が正回転し、ハウジング20がY軸用ボールねじ軸18の軸方向に沿って、後側に移動する。このとき、各塗布スプレイノズル64、66、68からシート16上に塗装液を噴射すると、シート16のうち右端側の第1の領域に、前側から後側に亘って塗装を施すことができる。
塗装ガン62が第1のスタート位置から後側に移動したときに、Y軸用サーボモータ26の駆動を一旦停止した後、Y軸用サーボモータ26を逆回転させると、ハウジング20がY軸用ボールねじ軸18の軸方向に沿って、前側に移動し、塗装ガン62は第1のスタート位置に復帰する。
この後、X軸用サーボモータ40を一定回転数だけ正回転させると、スプライン軸30が一定回転数だけ正回転し、スプライン軸30の回転力が、ナット32、プーリ44、タイミングベルト48、プーリ46、回転軸50、傘歯車52、傘歯車54を介してX軸用ボールねじ軸58に伝達され、X軸用ボールねじ軸58が一定回転数だけ正回転する。
X軸用ボールねじ軸58が一定回転数だけ正回転すると、塗装ガン62が直交軸ギヤボックス56から離れる方向に、X軸用ボールねじ軸58の軸方向(X軸方向)に沿って移動し、塗装ガン62は、第1のスタート位置からX軸方向に沿って所定ピッチ(塗布スプレイノズル64、66、68全体の長さ(幅)に相当する距離)離れた第2のスタート位置に位置決めされる。
この後、Y軸用サーボモータ26を正回転させると、Y軸ボールねじ軸18が正回転し、ハウジング20がY軸用ボールねじ軸18の軸方向に沿って、後側に移動する。このとき、各塗布スプレイノズル64、66、68からシート16上に塗装液を噴射すると、シート16のうち右端側の第2の領域に、前側から後側に亘って塗装を施すことができる。
塗装ガン62が第2のスタート位置から後側に移動したときに、Y軸用サーボモータ26の駆動を一旦停止した後、Y軸用サーボモータ26を逆回転させると、ハウジング20がY軸用ボールねじ軸18の軸方向に沿って、前側に移動し、塗装ガン62は第2のスタート位置に復帰する。
この後、X軸用サーボモータ40を一定回転数だけ正回転させると、スプライン軸30が一定回転数だけ正回転し、スプライン軸30の回転力が、ナット32、プーリ44、タイミングベルト48、プーリ46、回転軸50、傘歯車52、傘歯車54を介してX軸用ボールねじ軸58に伝達され、X軸用ボールねじ軸58が一定回転数だけ正回転する。
X軸用ボールねじ軸58が一定回転数だけ正回転すると、塗装ガン62が直交軸ギヤボックス56から離れる方向に、X軸用ボールねじ軸58の軸方向(X軸方向)に沿って移動し、塗装ガン62は、第2のスタート位置からX軸方向に沿って所定ピッチ(塗布スプレイノズル64、66、68全体の長さ(幅)に相当する距離)離れた第3のスタート位置に位置決めされる。
この後、同様に、塗装ガン62を第3のスタート位置に位置決めした後、塗装ガン62を後側まで移動させ、塗装ガン62を第3のスタート位置に位置決めした後、第4、第5、…、第nのスタート位置(左端のスタート位置)に順次位置決めするとともに、第4、第5、…第nのスタート位置から塗装ガン62を後側に移動させることで、シート16全面に亘って塗装を施すことができる。
なお、塗装ガン62を移動させるに際しては、塗装ガン62を、シート16の左端上方から右端上方に移動させるとともに、後側上方から前側上方に移動させることもでき、また、X軸用サーボモータ40を回転させた状態で、Y軸用サーボモータ26を回転させることもできる。
本実施例においては、ワーク収納室12の外部に配置されたY軸用サーボモータ26の駆動力(回転力)を、Y軸用ボールねじ軸18を介してハウジング20に伝達し、ワーク収納室12の外部に配置されたX軸用サーボモータ40の駆動力(回転力)を、スプライン軸30、ナット32、プーリ44、タイミングベルト48、プーリ46、回転軸50、傘歯車52、54を介してX軸用ボールねじ軸58に伝達し、Y軸用サーボモータ26の駆動により、ハウジング20と塗装ガン62をY軸に沿って移動させ、X軸用サーボモータ40の駆動により、塗装ガン62をX軸に沿って移動させ、塗装ガン62がY軸またはX軸に沿って移動する過程で、塗装ガン62により、シート16全面に亘って塗装を施すことができる。
この際、Y軸用サーボモータ26の駆動力を塗装ガン62に伝達する第1の駆動力伝達機構を、Y軸用ボールねじ軸18、ハウジング20、X軸用ボールねじ軸58で構成し、X軸用サーボモータ40の駆動力を塗装ガン62に伝達する第2の駆動力伝達機構を、スプライン軸30、ナット32、プーリ44、タイミングベルト48、プーリ46、回転軸50、傘歯車52、54、X軸用ボールねじ軸58で構成したので、第1の駆動力伝達機構と第2の駆動力伝達機構の構成を簡素化することができる。
また、第2の駆動力伝達機構に属する回転方向変換機構の主要素を一対の傘歯車52、54で構成し、X軸用サーボモータ40の駆動に伴うスプライン軸30とナット32の回転力を、その回転方向を90度変換してX軸用ボールねじ軸58に伝達するようにしたので、回転方向変換機構の構成をより簡素化することができる。
さらに、Y軸用サーボモータ26とX軸用サーボモータ40をワーク収納室12の外部に配置したので、Y軸用サーボモータ26とX軸用サーボモータ40を防爆仕様のもので構成する必要がなくなり、塗装装置10全体の構成を簡素化することができる。
本実施例によれば、Y軸用サーボモータ26の駆動力を塗装ガン62に伝達する第1の駆動力伝達機構とX軸用サーボモータ40の駆動力を塗装ガン62に伝達する第2の駆動力伝達機構の構成を簡素化することができる。
また、X軸用サーボモータ40の駆動力を塗装ガン62に伝達する機構に属する回転方向変換機構を構成するに際しては、プーリ44、46、タイミングベルト48、回転軸50を用いる代わりに、ナット32の外周面に傘歯車52を直接固定する構成を採用することで、より構成を簡素化することが可能になる。
本発明の一実施例を示す塗装装置の要部断面平面図である。 塗装装置の要部断面側面図である。
符号の説明
10 塗装装置
12 ワーク収納室
14 ホットプレート
16 シート
18 Y軸用ボールねじ軸
20 ハウジング
26 Y軸用サーボモータ
30 スプライン軸
32 ナット
40 X軸用サーボモータ
52、54 傘歯車
56 直交ギヤボックス
58 X軸用ボールねじ軸
62 塗装ガン
64、66、68 塗布スプイノズル

Claims (2)

  1. ワークを収納するワーク収納室内に配置された第1のねじ軸と、前記第1のねじ軸と平行となって前記ワーク収納室内に配置されたスプライン軸と、前記ワーク収納室の外部に配置されて前記第1のねじ軸に連結され、前記第1のねじ軸を回転駆動する第1のモータと、前記ワーク収納室の外部に配置されて前記スプライン軸に連結され、前記スプライン軸を回転駆動する第2のモータと、前記第1のねじ軸のねじ部にねじ結合されて、前記第1のねじ軸の回転に伴って前記第1のねじ軸の軸方向に沿って移動するハウジングと、前記ハウジングに固定された軸受に回転自在に軸支され、且つ前記スプライン軸の歯とスプライン結合されて前記スプライン軸の回転に伴って回転し、前記第1のねじ軸の回転に伴って前記スプライン軸の軸方向に沿って移動する連結部材と、前記スプライン軸と直交する方向に配置された第2のねじ軸と、前記ハウジングに連結されて前記連結部材の回転力を、その回転方向を90度変換して前記第2のねじ軸に伝達する回転方向変換機構と、前記第2のねじ軸のねじ部にねじ結合されて、前記第2のねじ軸の回転に伴って前記第2のねじ軸の軸方向に沿って移動するとともに、前記ワーク収納室内に配置されたワークに対して塗装を施す塗装ガンとを備えてなる塗装装置。
  2. 前記ワーク収納室は、防爆構造で構成されてなる請求項1に記載の塗装装置。
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