JP2010118650A - 半導体装置及びその作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストの増大と製品の納入遅延の問題を防止するために、素子の形成後に素子の特性値を変更することが可能な構成を提供することを目的とする
【解決手段】複数のダイオードを直列接続する。そして、前記複数のダイオードの一部を配線で短絡させることにより機能しない状態とさせておく。具体的には、ダイオードと配線とを並列接続させる。ダイオードと配線とを並列接続することによって、配線に優先的に電流が流れるので、ダイオードが存在しないものとみなせる。そして、配線の一部を切断することによって、切断されていた配線と並列接続されたダイオードが機能する状態となる。
【選択図】図1

Description

技術分野は、半導体装置、半導体装置の作製方法、回路、回路の作製方法、ダイオード、ダイオードの作製方法、アンテナ、又はアンテナの作製方法等に関する。
ユビキタスコンピューティングの実現を目指して、アンテナを介して無線通信を行う半導体装置(RFIDタグ、無線タグ、ICチップ、無線チップ、非接触信号処理装置、半導体集積回路チップともいう)の開発が進められている。(例えば特許文献1)
特開2007−5778号公報
半導体装置に用いる素子の特性値は、設計時に定めたパラメータによって概ね決定されるため、素子の形成後に素子の特性値を変更することは通常できない。
しかし、実際に半導体装置を作製すると、回路が設計時に定めたパラメータどおりの動作をしない場合がある。
そして、回路が設計時に定めたパラメータどおりの動作をしない場合は、設計変更と半導体装置の作製とを再度行う必要が生ずるので、製造コストの増大と製品の納入遅延の問題が生ずる。
そこで、製造コストの増大と製品の納入遅延の問題を防止するために、素子の形成後に素子の特性値を変更することが可能な構成を提供することを目的とした発明を開示する。
なお、本明細書で開示する特性値を変更することが可能な素子には、ダイオードを用いた素子と、アンテナを用いた素子と、の2種類がある。
上記課題を解決するために、複数のダイオードを直列接続する。
そして、複数のダイオードの一部を配線で短絡させておく。具体的には、ダイオードと配線とを並列接続させる。
複数のダイオードを短絡させておくことによって、配線により短絡したダイオードを機能しない状態とさせておく。
ダイオードと配線とを並列接続することによって、配線に優先的に電流が流れるので、ダイオードが存在しないものとみなせる。
そして、複数のダイオードを有する素子の閾値電圧又は電流値が所望の値にならない場合に、配線の一部を切断することによって、切断されていた配線と並列接続されたダイオードが機能する状態となるので、複数のダイオードを有する素子の閾値電圧又は電流値を調整することができるようになる。
なお、複数のダイオードを有する素子の閾値電圧又は電流値が所望の値にならない場合とは、例えば、配線で短絡させていないダイオードにリークがある場合、配線で短絡させていないダイオードの個々の閾値電圧又は電流値が設計時に想定していた閾値電圧又は電流値にならない場合等がある。
また、配線により短絡させられていないダイオードを初期ダイオードとし、配線により短絡させられているダイオードを予備ダイオードとし、初期ダイオードを第1のユニットとし、配線と予備ダイオードからなる構成を第2のユニットとすると、複数の第1のユニットと複数の第2のユニットとが直列に接続されていることになる。
なお、本明細書において、複数の〜と〜群とは同義である。(例えば、複数のダイオードとダイオード群は同義であり、複数の小ループと小ループ群も同義である。)
また、配線に替えてスイッチング素子を配置しても閾値電圧又は電流値の調整が可能である。
ただし、スイッチング素子とスイッチング素子用のコントローラを形成する必要とするため、他の回路を配置する面積が奪われてしまうので、設計上不利である。
さらに、スイッチング素子を用いる方法では、複数のダイオードの一部を短絡させた状態において、スイッチング素子のゲート端子にコントローラを用いて常に電圧を印加した状態とする必要があるので、消費電力が上昇してしまう。
よって、消費電力及び設計の利便性の観点を考慮すると、配線を用いる構成の方が好ましいといえる。
ただし、スイッチング素子を用いる構成は、何度でも閾値電圧又は電流値の調整ができる点で好ましい。
つまり、いずれの方法とも一長一短があるので必要に応じて最適な構成を使い分ければ良いといえる。
ここで、配線を用いる構成の場合の切断方法は、レーザーカット、ハサミによる切断、カッターによる切断、針による切断等の様々な方法が適用できる。
ただし、ハサミ、カッター、針等を用いると切断時の応力により、切断対象の配線の周りに配置された回路又は層間絶縁膜まで破壊されてしまうおそれがある。
また、封止を行った後に、ハサミ、カッター、針等を用いた切断を行うと、封止がやぶられてしまうので封止の意味がなくなってしまう。
よって、レーザーカットの方が、応力破壊及び封止破壊の問題を生じることなく切断を行えるので好ましい。
特に、薄膜を用いた半導体装置においては、レーザーカットが好ましい方法であるといえる。
なぜなら、レーザーカットを用いることにより、配線が層間絶縁膜、封止材料等に覆われた状態であっても配線のみを選択的に切断することができるからである。
なお、ポリイミド等の層間絶縁膜に用いられる材料、プリプレグ、エポキシ等の封止に用いられる材料等は、波長355nmのYAGレーザでは切断でき、波長1064nm、532nmのYAGレーザ、波長1047nmのYLFレーザ等では切断できない。
よって、層間絶縁膜及び封止を破壊することなく配線のみを選択的に切断するためには、波長1064nm、532nmのYAGレーザ、波長1047nmのYLFレーザ等を用いると好ましい。層間絶縁膜及び封止を破壊しても問題ない場合はどのようなレーザを用いても良い。
ダイオードとしては、トランジスタをダイオード接続した構成、PIN接合ダイオード、PN接合ダイオード、ショットキーダイオード等の如何なるダイオードも用いることができる。
他の回路要素であるトランジスタ、抵抗素子、容量素子を形成する際に同時にダイオードを形成するためには、トランジスタをダイオード接続した構成、PIN接合ダイオード、PN接合ダイオード等が優れている。
また、配線と並列接続されるダイオード(予備ダイオードとする)の電流の流れる方向と垂直方向の幅をそれぞれ、配線と並列接続されないダイオード(初期ダイオードとする)の電流の流れる方向と垂直方向の幅よりも小さくすると好ましい。
予備ダイオードの電流の流れる方向と垂直方向の幅を小さくすることによって、予備ダイオードの面積が縮小できるので半導体装置の高精細化に寄与することができる。
さらに、予備ダイオードの電流の流れる方向と垂直方向の幅を小さくすれば、予備ダイオードに流れる電流量が少なくなるので、配線を切断して予備ダイオードを機能させたときの閾値電圧の補正量が小さくなる。
閾値電圧の補正量が小さくなることによって、閾値電圧又は電流値の細かい電圧調整が可能になる。
なお、ダイオードの電流の流れる方向と垂直方向の幅とは、例えば、トランジスタからなるダイオードで考えると、トランジスタのチャネル幅である。
また、面積の縮小の観点からすると、初期ダイオードの電流の流れる方向と垂直方向の幅を、予備ダイオードの電流の流れる方向と垂直方向の幅よりも小さくしても良い。
即ち、初期ダイオードの電流の流れる方向と垂直方向の幅と、予備ダイオードの電流の流れる方向と垂直方向の幅と、を異なるようにすれば良い。
また、発明の適用範囲はダイオードだけでなくアンテナにも及ぶ。
アンテナの場合は、アンテナの長さを増やすことができるので、インダクタンスを増加させることができる。(アンテナを直列接続した素子の場合は、素子の長さと表記する。)
アンテナの長さとは、アンテナ内におけるアンテナの入力端子からアンテナの出力端子までの最短距離である。
インダクタンスとは、アンテナ(又はアンテナを有する素子)の電流が変化するとき、アンテナ(又はアンテナを有する素子)に生ずる起電力と、電流の変化する速さとの比を示す。
以上のような構成によって、特性値(閾値電圧、電流値、インダクタンス等)を変更可能な半導体装置を提供することができるようになる。
例えば、以下のような発明を提供することができる。
発明の1つとして、直列接続されたダイオード群の一部が配線と並列接続されている素子を有することを特徴とする半導体装置を提供することができる。
また、発明の1つとして、第1のダイオード群と第2のダイオード群とが直列に接続された素子を有し、前記第2のダイオード群はそれぞれ、配線と並列接続されており、前記第2のダイオード群の電流の流れる方向と垂直方向の幅はそれぞれ、前記第1のダイオード群の電流の流れる方向と垂直方向の幅よりも小さいことを特徴とする半導体装置を提供することができる。
また、発明の1つとして、直列接続されたダイオード群の一部が配線と並列接続されている素子を有する半導体装置の作製方法であって、前記配線を切断することによって、前記素子の閾値電圧又は電流値を調整することを特徴とする半導体装置の作製方法を提供することができる。
また、発明の1つとして、第1のダイオード群と第2のダイオード群とが直列に接続された素子を有し、前記第2のダイオード群はそれぞれ、配線と並列接続されており、前記第2のダイオード群の電流の流れる方向と垂直方向の幅はそれぞれ、前記第1のダイオード群の電流の流れる方向と垂直方向の幅よりも小さいことを特徴とする半導体装置の作製方法であって、前記配線を切断することによって、前記素子の閾値電圧又は電流値を調整することを特徴とする半導体装置の作製方法を提供することができる。
さらに、前記ダイオード及び前記配線は、薄膜からなり、前記切断は、レーザーカットにより行われると好ましい。
また、発明の1つとして、直列接続されたアンテナ群の一部が配線と並列接続されていることを特徴とする半導体装置を提供することができる。
また、発明の1つとして、大ループと、前記大ループと接続される小ループ群と、を有するアンテナを有することを特徴とする半導体装置を提供することができる。
また、発明の1つとして、直列接続されたアンテナ群の一部が配線と並列接続された素子を有し、前記配線を切断することによって、前記素子のインダクタンスを調整することを特徴とする半導体装置の作製方法を提供することができる。
また、発明の1つとして、大ループと、前記大ループと接続される小ループ群と、を有するアンテナを有し、前記大ループの一部を切断することによって、前記アンテナのインダクタンスを調整することを特徴とする半導体装置の作製方法を提供することができる。
複数の素子を直列接続し、前記複数の素子の一部を配線と並列接続させた構成とすることによって、素子の形成後に素子の特性値を変更することが可能な構成を提供することができる。
素子の形成後に素子の特性値を変更させるためには、レーザーカット等により配線を切断すれば良い。
特に、薄膜を用いた半導体装置において、層間絶縁膜形成後、封止後等であっても切断が可能になるレーザーカットを用いると好ましい。
また、ダイオードを用いる場合、予備ダイオードの電流の流れる方向と垂直方向の幅をそれぞれ、初期ダイオードの電流の流れる方向と垂直方向の幅よりも小さくすることによって、半導体装置の高精細化に寄与することができるとともに、閾値電圧又は電流値の細かい調整が可能になる。
なお、直列接続の構成は、ダイオードだけでなくアンテナに適用しても良いし、他の素子に適用しても良い。
直列接続したダイオード群の一例 直列接続したダイオード群の一例 直列接続したダイオード群の特性の一例 直列接続したダイオード群の上面図の一例 直列接続したダイオード群の下面図の一例 直列接続したダイオード群の上面図の一例 直列接続したダイオード群の上面図の一例 直列接続したダイオード群の下面図の一例 直列接続したダイオード群の上面図の一例 半導体装置の作製方法を示す断面図の一例 半導体装置の作製方法を示す断面図の一例 半導体装置の作製方法を示す断面図の一例 半導体装置の作製方法を示す断面図の一例 半導体装置の作製方法を示す断面図の一例 半導体装置の作製方法を示す断面図の一例 半導体装置の作製方法を示す断面図の一例 半導体装置の作製方法を示す断面図の一例 半導体装置の作製方法を示す断面図の一例 半導体装置の作製方法を示す断面図の一例 アンテナの一例 アンテナの一例 アンテナの一例 半導体装置の作製方法を示す断面図の一例 半導体装置の作製方法を示す断面図の一例 半導体装置の作製方法を示す断面図の一例 半導体装置の作製方法を示す断面図の一例 アンテナを介して無線通信を行う半導体装置の一例 直列接続したダイオード群の一例 直列接続したダイオード群の一例
実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
但し、発明の趣旨から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。
従って、発明の範囲は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
なお、以下に説明する構成において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を異なる図面間で共通して用い、その繰り返しの説明は省略する。
また、以下の実施の形態は、いくつかを適宜組み合わせて実施することができる。
(実施の形態1)
本実施形態では、図1〜3を用いて複数のダイオードからなる素子について説明する。
図1(A)〜(D)は、複数のダイオードを直列接続し、前記複数の素子の一部を配線と並列接続させた構成である。
図1(A)は、ダイオードを示しており、ダイオードとして、トランジスタをダイオード接続した構成、PIN接合ダイオード、PN接合ダイオード、ショットキーダイオード等を用いることができる。
図1(B)は、Nチャネル型トランジスタをダイオード接続した構成を示している。
図1(C)は、Pチャネル型トランジスタをダイオード接続した構成を示している。
図1(D)は、PINダイオードを示している。
なお、本実施の形態においては、ダイオードが8個直列接続された構成としたが、ダイオードの数は8個に限定されない。
図1(A)〜(D)において、ダイオード11〜18が直列接続されている。
また、INは複数のダイオードからなる素子の入力端子であり、OUTは複数のダイオードからなる素子の出力端子である。
INは、ダイオード11の入力端子に電気的に接続されている。
OUTは、ダイオード18の出力端子に電気的に接続されている。
ここで、ダイオード11〜14を初期ダイオードとし、ダイオード15〜18を予備ダイオードとする。
そして、予備ダイオードであるダイオード15〜18はそれぞれ、破線部21〜24で囲まれた配線と並列接続された状態となっている。
予備ダイオードが配線と並列接続された状態となっていることによって、配線に優先的に電流が流れるので、予備ダイオードは機能しない。
一方、図2(A)〜(D)に示すように、破線部21〜24の配線を切断することによって、予備ダイオードが機能するようになる。
例えば、図2(A)のように破線部21の配線を切断すれば、ダイオード15が機能するようになるので、機能するダイオードの数は5つになる。
さらに、図2(B)のように破線部22の配線を切断すれば、ダイオード16も機能するようになるので、機能するダイオードの数は6つになる。
さらに、図2(C)のように破線部23の配線を切断すれば、ダイオード17も機能するようになるので、機能するダイオードの数は7つになる。
さらに、図2(D)のように破線部24の配線を切断すれば、ダイオード18も機能するようになるので、機能するダイオードの数は8つになる。
なお、図2では左から順に配線の切断を行う様子を示したが、切断された配線と並列に接続されていた予備ダイオードが機能するようになるので、必ずしも図2に示した順番で切断を行わなくても良い。
ここで、配線の切断方法は、レーザーカット、ハサミによる切断、カッターによる切断、針による切断等の様々な方法が適用できる。
ただし、ハサミ、カッター、針等を用いると切断時の応力により、切断対象の配線の周りに配置された回路又は層間絶縁膜まで破壊されてしまうおそれがある。
また、封止を行った後に、ハサミ、カッター、針等を用いた切断を行うと、封止がやぶられてしまうので封止の意味がなくなってしまう。
よって、レーザーカットの方が、応力破壊及び封止破壊の問題を生じることなく切断を行えるので好ましい。
特に、薄膜を用いた半導体装置においては、レーザーカットが好ましい方法であるといえる。
なぜなら、レーザーカットを用いることにより、配線が層間絶縁膜、封止材料等に覆われた状態であっても配線のみを選択的に切断することができるからである。
なお、ポリイミド等の層間絶縁膜に用いられる材料、エポキシ等の封止に用いられる材料等は波長355nmのYAGレーザでは切断でき、波長1064nm、532nmのYAGレーザー、波長1047nmのYLFレーザ等では切断できない。
よって、層間絶縁膜を破壊することなく配線のみを選択的に切断するためには、波長1064nm、532nmのYAGレーザ、波長1047nmのYLFレーザ等を用いると好ましい。層間絶縁膜を破壊しても問題ない場合はどのようなレーザを用いても良い。
図3にダイオードの数を増やすことによって、複数のダイオードからなる素子の閾値電圧がどのように変化するかを示す。
図3の横軸は電圧Vであり、縦軸は電流Iである。
また、m、m+1、m+2、m+3、m+4(mは自然数)は、ダイオードの数を示す。
また、Vm、Vm+1、Vm+2、Vm+3、Vm+4は、それぞれ、ダイオードの数がm、m+1、m+2、m+3、m+4のときの複数のダイオードからなる素子の閾値電圧を示す。
そして、図3から、ダイオードの数が増えるほど、複数のダイオードからなる素子の閾値電圧が高くなっていくことが分かる。
以上のように、配線を切断することによって予備ダイオードを機能させていくことによって、複数のダイオードからなる素子の閾値電圧を調整することができる。
また、初期ダイオードのいずれかが破壊されてリークが生じてしまった場合に、予備ダイオードを機能させることによって、複数のダイオードからなる素子のリペア工程を行うことも可能である。
特に、薄膜トランジスタのゲート絶縁膜は小さな電圧で破壊されやすいので、薄膜トランジスタを用いたダイオードの場合はリペア工程が重要になる。
本実施の形態は、他の全ての実施の形態と組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態2)
本実施の形態では、図1〜3に対応するNチャネル型薄膜トランジスタを用いたダイオードを直列接続した素子の上面図と下面図について説明する。
図4、図6、図7、図9が上面図であり、図5、図8が下面図である。
なお、図4〜図9に示した薄膜トランジスタはトップゲート型であるが、ボトムゲート型も当然適用できる。
さらに、薄膜トランジスタ以外のスイッチング素子も当然適用できる。
図4〜図9に示した素子は、半導体層350a〜h、ゲート電極550a〜h、配線850a〜eを有する。
また、図6、図9に示した破線部21〜24は図1〜3の破線部21〜24に対応する。
そして、半導体層350a〜d、ゲート電極550a〜d、配線850a〜dで構成される部分が、図1〜3の初期ダイオード部分に対応する。
さらに、半導体層350e〜h、ゲート電極550e〜h、配線850eで構成される部分が、図1〜3の予備ダイオード部分に対応する。
なお、ゲート電極はゲート絶縁膜を介して半導体層と重なる位置に配置されている。
また、半導体層のソース領域及びドレイン領域はそれぞれ層間絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して配線と電気的に接続されている。
また、ゲート電極は、配線と電気的に接続されている。
ここで、図4〜6に記載の素子は、初期ダイオードと予備ダイオードのチャネル幅(電流の流れる方向と垂直方向の幅)が同じになるように形成されている。
ここで、図7〜9に記載の素子は、初期ダイオードと予備ダイオードのチャネル幅(電流の流れる方向と垂直方向の幅)が異なるように形成されている。
具体的には、図7〜9に記載の素子は、初期ダイオードのチャネル幅8001よりも、予備ダイオードのチャネル幅8002が狭くなるように形成されている。
初期ダイオードのチャネル幅8001よりも、予備ダイオードのチャネル幅8002が狭くなるように形成されていることによって、予備ダイオードの面積が縮小できるので半導体装置の高精細化に寄与することができる。
さらに、予備ダイオードのチャネル幅を小さくすれば、予備ダイオードに流れる電流量が少なくなるので、配線を切断して予備ダイオードを機能させたときの閾値電圧又は電流値の補正量が小さくなる。
閾値電圧又は電流値の補正量が小さくなることによって、閾値電圧の細かい電圧調整が可能になる。
なお、本実施の形態ではNチャネル型薄膜トランジスタを例として説明したが、どのようなトランジスタであっても、予備ダイオードの電流の流れる方向と垂直方向の幅をそれぞれ、初期ダイオードの電流の流れる方向と垂直方向の幅よりも小さくすることによって同様の効果を得られる。
即ち、予備ダイオードの電流の流れる方向と垂直方向の幅をそれぞれ、初期ダイオードの電流の流れる方向と垂直方向の幅よりも小さくすることによって、半導体装置の高精細化に寄与することができるとともに、閾値電圧又は電流値の細かい調整が可能になる。
本実施の形態は、他の全ての実施の形態と組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態3)
本実施の形態では、半導体装置の作製方法の一例について説明する。
まず、基板100上に下地絶縁膜200を形成し、下地絶縁膜200上に島状半導体層301〜305を形成する。(図10)
なお、島状半導体層301はNチャネル型薄膜トランジスタ用の半導体層である。
また、島状半導体層302はPチャネル型薄膜トランジスタ用の半導体層である。
また、島状半導体層303は容量素子用の半導体層である。
また、島状半導体層304はPINダイオード用の半導体層である。
また、島状半導体層305は抵抗素子用の半導体層である。
本実施形態では、5種類の素子を同時に作製する方法を例示しているが、5種類のうちのいくつかだけを作製しても良い。(例えば、Nチャネル型薄膜トランジスタ、Pチャネル型薄膜トランジスタ、容量素子のみを作製するなど)
基板100の裏面側からレーザーカットする場合は、レーザーカット箇所を視認でき且つレーザ光を透過させる必要があるので、基板100として透光性の基板を用いると好ましい。
基板100の表面側からレーザーカットする場合は、基板100は、可視光に対して透光性を有さなくても良いし、可視光に対して透光性を有していても良い。
透光性の基板としては、ガラス基板、石英基板、プラスチック基板等を用いることができる。
透光性を有さない基板としては、金属基板等を用いることができる。
下地絶縁膜200は、酸化珪素膜、窒化珪素膜、窒素を含む酸化珪素膜、酸素を含む窒化珪素膜等を用いることができる。
下地絶縁膜200は、単層でも積層でもどちらでも良い。
下地絶縁膜200は、CVD法、スパッタ法等で形成することができる。
下地絶縁膜200の膜厚は10nm〜500nmが好ましい。
なお、下地絶縁膜200の形成を省略しても良い。
基板100の材料と同様に、基板100の裏面側からレーザーカットする場合は、レーザーカット箇所を視認でき且つレーザ光を透過させる必要があるので、下地絶縁膜200として透光性の絶縁膜を用いると好ましい。
なお、酸化珪素膜、窒化珪素膜、窒素を含む酸化珪素膜、酸素を含む窒化珪素膜等は、透光性の絶縁膜である。
島状半導体層301〜305は、シリコン、シリコンゲルマニウム、酸化物半導体、有機物半導体等を用いることができる。
島状半導体層301〜305は、非晶質、微結晶、多結晶、単結晶等の結晶状態を用いることができる。
島状半導体層301〜305は、CVD法、スパッタ法、蒸着法等で形成することができる。
島状半導体層301〜305の膜厚は10nm〜1000nmが好ましい。
配線又はゲート配線をカットする際、島状半導体層301〜305が、カット箇所と重なる位置にあると、島状半導体がカットされて素子破壊が生ずるおそれがある。
よって、島状半導体層301〜305を、カット箇所と重ならない位置に配置すると好ましい。
次に、島状半導体層301〜305上にゲート絶縁膜400を形成し、ゲート絶縁膜400上にマスク111、マスク112、及びマスク114を形成し、マスク111、マスク112、及びマスク114を用いて島状半導体層303及び島状半導体層305に導電性を付与する不純物元素を含む不純物を添加する。(図11)
また、不純物を添加した後、マスク111、マスク112、及びマスク114を除去する。
なお、マスク111は、島状半導体層301と重なる位置に形成される。
また、マスク112は、島状半導体層302と重なる位置に形成される。
また、マスク114は、島状半導体層304と重なる位置に形成される。
ゲート絶縁膜400は、酸化珪素膜、窒化珪素膜、窒素を含む酸化珪素膜、酸素を含む窒化珪素膜等を用いることができる。
ゲート絶縁膜400は、単層でも積層でもどちらでも良い。
ゲート絶縁膜400は、CVD法、スパッタ法等で形成することができる。
ゲート絶縁膜400の膜厚は10nm〜200nmが好ましい。
基板100の材料と同様に、基板100の裏面側からレーザーカットする場合は、レーザーカット箇所を視認でき且つレーザ光を透過させる必要があるので、ゲート絶縁膜400として透光性の絶縁膜を用いると好ましい。
なお、酸化珪素膜、窒化珪素膜、窒素を含む酸化珪素膜、酸素を含む窒化珪素膜等は、透光性の絶縁膜である。
マスク111、マスク112、及びマスク114は、フォトレジスト等の有機物を使用することができる。
フォトレジストを用いる方法に替えて、インクジェット法を用いてポリイミド、アクリル等の有機物を塗布してマスクを形成する方法等を適用しても良い。
半導体に導電性を付与する不純物元素には、ドナー元素(N型)とアクセプター元素(P型)とがある。
ドナー元素(N型)には、リン、砒素等がある。
アクセプター元素(P型)には、ボロン等がある。
質量分離を行うイオン注入法を用いて添加を行う場合は、ドナー元素及びアクセプター元素をそれぞれ単体で添加することができる。
熱拡散法、質量分離を行わないイオンドーピング法等を用いて添加を行う場合は、フォスフィン(リン)、ジボラン(ボロン)等を用いることができる。
なお、島状半導体層303は容量素子の一部であり、島状半導体層304は抵抗素子の一部であるので、添加する元素はドナー元素(N型)でもアクセプター元素(P型)でもどちらでも良い。
抵抗値の調整は比較的ドナー元素の方が行いやすいので、ドナー元素の方が好ましい。
次に、ゲート絶縁膜400上にゲート電極501〜503及びゲート配線を形成する。(図12)
なお、ゲート電極501は島状半導体層301と重なる位置に形成される。
また、ゲート電極502は島状半導体層302と重なる位置に形成される。
また、ゲート電極503は島状半導体層303と重なる位置に形成される。
ゲート電極501〜503及びゲート配線は、タングステン、モリブデン、アルミニウム、チタン、シリコン等を用いることができる。
ゲート電極501〜503及びゲート配線は、単層でも積層でもどちらでも良い。
ゲート電極501〜503及びゲート配線は、CVD法、スパッタ法等で形成することができる。
ゲート電極501〜503及びゲート配線の膜厚は100nm〜1000nmが好ましい。
配線をカットする際、ゲート電極501〜503又はゲート配線が、カット箇所と重なる位置にあると、ゲート電極501〜503又はゲート配線がカットされてショートが生ずるおそれがある。
よって、ゲート電極501〜503及びゲート配線を、カット箇所と重ならない位置に配置すると好ましい。
ただし、ゲート配線をカットする場合は、もちろんゲート配線がカット箇所と重なる位置になるように配置する。
次に、マスク122〜125を形成し、マスク122〜125及びゲート電極501をマスクとして用いて、島状半導体層301の領域301a及び領域301bにドナー元素(N型)を添加する。(図13)
また、ドナー元素(N型)の添加後、マスク122〜125を除去する。
マスク及びドナー元素(N型)は前述したものを適用できる。
なお、マスク122は島状半導体層302と重なる位置に形成される。
また、マスク123は島状半導体層303と重なる位置に形成される。
また、マスク124は島状半導体層304と重なる位置に形成される。
また、マスク125は島状半導体層305と重なる位置に形成される。
また、領域301a及び領域301bは、島状半導体層301内のゲート電極501と重ならない位置である。
次に、マスク131、マスク133、マスク134、及びマスク135を形成し、マスク131、マスク133、マスク134、及びマスク135及びゲート電極502をマスクとして用いて、領域302a、領域302b、及び領域304aにアクセプター元素(P型)を添加する。(図14)
また、アクセプター元素(P型)の添加後、マスク131、マスク133、マスク134、及びマスク135を除去する。
マスク及びアクセプター元素(P型)は前述したものを適用できる。
なお、マスク131は島状半導体層301と重なる位置に形成される。
また、マスク133は島状半導体層303と重なる位置に形成される。
また、マスク134は島状半導体層304と重なる位置に形成される。
また、マスク135は島状半導体層305と重なる位置に形成される。
また、領域302a及び領域302bは、島状半導体層302内のゲート電極502と重ならない位置であり、Pチャネル型薄膜トランジスタのソース領域及びドレイン領域となる位置である。
また、領域304aは、PINダイオードのP型不純物領域となる位置である。
次に、ゲート電極501〜503及びゲート配線を覆うサイドウォール形成用絶縁膜を設け、前記サイドウォール形成用絶縁膜をエッチバックすることによって、ゲート電極501〜503の側壁にサイドウォールを形成する。(図15)
なお、ゲート電極501の側壁には、サイドウォール601a及びサイドウォール601bが形成される。
また、ゲート電極502の側壁には、サイドウォール602a及びサイドウォール602bが形成される。
また、ゲート電極503の側壁には、サイドウォール603a及びサイドウォール603bが形成される。
また、ゲート電極、ゲート配線、又はサイドウォールが形成されていない位置と重なる位置のゲート絶縁膜400が除去され、ゲート絶縁膜401〜403が形成される。
なお、ゲート絶縁膜401は、島状半導体層301と重なる位置に形成される。
また、ゲート絶縁膜402は、島状半導体層302と重なる位置に形成される。
また、ゲート絶縁膜403は、島状半導体層303と重なる位置に形成される。
但し、ゲート絶縁膜400が除去されない条件を用いてエッチバックを行ってもよい。
サイドウォール形成用絶縁膜としては、酸化珪素膜、窒化珪素膜、窒素を含む酸化珪素膜、酸素を含む窒化珪素膜等を用いることができる。
サイドウォール形成用絶縁膜は、単層でも積層でもどちらでも良い。
サイドウォール形成用絶縁膜は、CVD法、スパッタ法等で形成することができる。
サイドウォール形成用絶縁膜の膜厚はゲート電極の高さよりも厚ければ良い。
次に、マスク142、マスク144、及びマスク145を形成し、マスク142、マスク144、マスク145、ゲート電極501、サイドウォール601a、サイドウォール601b、ゲート電極503、サイドウォール603a、及びサイドウォール603bをマスクとして用いて、領域301e、領域301f、領域304b、領域303a、及び領域303bにドナー元素(N型)を添加する。(図16)
また、ドナー元素(N型)の添加後、マスク142、マスク144、及びマスク145を除去する。
マスク及びドナー元素(N型)は前述したものを適用できる。
なお、マスク142は島状半導体層302と重なる位置に形成される。
また、マスク144は島状半導体層304と重なる位置に形成される。
また、マスク145は島状半導体層305と重なる位置に形成される。
また、領域301c及び領域301dは、Nチャネル型薄膜トランジスタのLDD領域となる位置である。
また、領域301e及び領域301fは、Nチャネル型薄膜トランジスタのソース領域及びドレイン領域となる位置である。
また、領域303a及び領域303bは、容量素子のコンタクト領域となる位置である。
また、領域304bは、PINダイオードのN型不純物領域となる位置である。
次に、島状半導体層、ゲート電極、及びサイドウォールを覆う層間絶縁膜701を形成し、前記層間絶縁膜701にコンタクトホールを形成し、前記層間絶縁膜701上に配線801a〜c、配線802a〜c、配線803a〜b、配線804a〜b、及び配線805a〜bを形成する。(図17及び図18)
なお、図18は、図10〜図17とは別の位置の断面図である。
なお、配線801aは島状半導体層301のソース領域又はドレイン領域の一方とコンタクトホールを介して電気的に接続されている。
また、配線801bは島状半導体層301のソース領域又はドレイン領域の他方とコンタクトホールを介して電気的に接続されている。
また、配線801cはゲート電極501とコンタクトホールを介して電気的に接続されている。
また、配線802aは島状半導体層302のソース領域又はドレイン領域の一方とコンタクトホールを介して電気的に接続されている。
また、配線802bは島状半導体層302のソース領域又はドレイン領域の他方とコンタクトホールを介して電気的に接続されている。
また、配線802cはゲート電極502とコンタクトホールを介して電気的に接続されている。
また、配線803aは島状半導体層のコンタクト領域とコンタクトホールを介して電気的に接続されている。
また、配線803aが島状半導体層のコンタクト領域をそれぞれ接続するように配置されていることにより、島状半導体層303を有する素子がトランジスタとしてではなく、容量素子として機能する。
また、配線803bはゲート電極503とコンタクトホールを介して電気的に接続されている。
また、配線804aは島状半導体層304のP型不純物領域とコンタクトホールを介して電気的に接続されている。
また、配線804bは島状半導体層304のN型不純物領域とコンタクトホールを介して電気的に接続されている。
また、配線805a及び805bは島状半導体層305とコンタクトホールを介して電気的に接続されている。
ここで、島状半導体層301を有する素子は、Nチャネル型薄膜トランジスタである。
また、島状半導体層302を有する素子は、Pチャネル型薄膜トランジスタである。
また、島状半導体層303を有する素子は、容量素子である。
また、島状半導体層304を有する素子は、PINダイオードである。
また、島状半導体層305を有する素子は、抵抗素子である。
層間絶縁膜701は、酸化珪素膜、窒化珪素膜、窒素を含む酸化珪素膜、酸素を含む窒化珪素膜、ポリイミド、アクリル、シロキサンポリマー等を用いることができる。
層間絶縁膜701は、単層でも積層でもどちらでも良い。
層間絶縁膜701は、CVD法、スパッタ法等で形成することができる。
層間絶縁膜701の膜厚は200nm〜5μmが好ましい。
基板100の材料と同様に、基板100の裏面側からレーザーカットする場合は、レーザーカット箇所を視認でき且つレーザ光を透過させる必要があるので、層間絶縁膜701として透光性の絶縁膜を用いると好ましい。
なお、酸化珪素膜、窒化珪素膜、窒素を含む酸化珪素膜、酸素を含む窒化珪素膜、ポリイミド、アクリル、シロキサンポリマー等は、透光性の絶縁膜である。
配線は、アルミニウム、チタン、モリブデン、タングステン、金、銀、銅等の金属、若しくはITO(酸化インジウム錫)のような透明導電物を用いることができる。
配線は、単層でも積層でもどちらでも良い。
配線は、CVD法、スパッタ法等で形成することができる。
配線の膜厚は100nm〜5000nmが好ましい。
なお、層間絶縁膜に用いられる材料、封止に用いられる材料等は、波長355nmのYAGレーザでは切断でき、波長1064nm、532nmのYAGレーザ、波長1047nmのYLFレーザ等では切断できない。
よって、層間絶縁膜を破壊することなく配線のみを選択的に切断するためには、波長1064nm、532nmのYAGレーザ、波長1047nmのYLFレーザ等を用いると好ましい。層間絶縁膜を破壊しても問題ない場合はどのようなレーザを用いても良い。
また、配線の上面側からレーザ光を照射する場合は、配線上であって配線と重なる位置に遮光性の膜を配置しない構成とすることが重要である。
一方、配線の下面側からレーザ光を照射する場合は、配線下であって配線と重なる位置に遮光性の膜を配置しない構成とすることが重要である。
つまり、レーザ光の照射経路に遮光性の膜を配置しない構成とすることが重要である。
具体的には、ゲート材料、アンテナ材料等の反射性導電膜(金属膜)を配線と重ならない位置に配置するとともに、絶縁膜として透光性の絶縁膜を用いれば良い。
レーザ光の照射経路に遮光性の膜を配置しない構成とすることによって、レーザーカット箇所の視認性を確保して正確なアライメントができるようになるとともに、配線のみを選択的にレーザーカットすることができるようになる。
次に、層間絶縁膜701上に形成された配線800a及び配線800b上に層間絶縁膜702を形成し、層間絶縁膜702にコンタクトホールを形成し、層間絶縁膜702上にアンテナ900を形成する。(図19)
なお、配線800a及び配線800bは、配線801a〜c、配線802a〜c、配線803a〜b、配線804a〜b、及び配線805a〜bと同時に形成された配線である。
なお、図19は、図10〜図18とは別の位置の断面図である。
また、アンテナ900の一方の端子は、コンタクトホールを介して配線800aと電気的に接続される。
また、アンテナ900の他方の端子は、コンタクトホールを介して配線800bと電気的に接続される。
また、層間絶縁膜702は、層間絶縁膜701と同様の材料を用いて形成することができる。
アンテナ900は、アルミニウム、チタン、モリブデン、タングステン、金、銀、銅等を用いることができる。
アンテナ900は、単層でも積層でもどちらでも良い。
アンテナ900は、CVD法、スパッタ法等で形成することができる。
アンテナ900の膜厚は1μm〜10μmが好ましい。
この後、アンテナ上に保護膜を形成し、封止等を行うことによって、アンテナを介して無線通信を行う半導体装置が完成する。
なお、本実施の形態ではアンテナを介して無線通信を行う半導体装置を例示したが、同様の方法を用いれば、他の半導体装置(例えば、表示装置、CPU等)も形成することができる。
本実施の形態は、他の全ての実施の形態と組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態4)
本実施の形態では、アンテナの上面形状について例示する。
図20は、図19のアンテナ900、配線800a、配線800bを上面から見た図である。
図20(A)に示すアンテナ900は直線形状部分を有する。
直線形状部分を有するアンテナは、電波を受信する方式を適用しやすいので、高周波の通信(例えばUHF帯)に適している。
図20(B)に示すアンテナ900は螺旋形状部分を有する。
螺旋形状部分を有するアンテナは、磁波を受信する方式を適用しやすいので低周波の通信(例えばHF帯)に適している。
なお、図20(B)の螺旋は、矩形状であるとともに、複数の巻き数を有している。
また、図20(C)に示すアンテナ900は、曲線状であり、巻き数が1つである。
なお、図20(B)の螺旋は、図20(C)に示すアンテナ900のように曲線状であっても良いし、巻き数が1つでも良い。
本実施の形態のアンテナ形状は例示である。
よって、それぞれのアンテナ形状に一長一短があるので、必要に応じて適宜最適な形状のアンテナを適用すればよい。
本実施の形態は、他の全ての実施の形態と組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態5)
本実施の形態では、アンテナのインダクタンス調整について説明する。
この場合、アンテナ900aとアンテナ900bを直列接続させ、アンテナ900bを破線部8003で示す配線と並列に接続しておく。(図21(A))
例えば、螺旋形状のアンテナを図21(B)のように直列接続しておき、第2の端子である配線800cを破線部8003の位置で短絡させておく方法を適用できる。
なお、第1の端子である配線800aはアンテナ900aと電気的に接続されている。
ここで、重要な点は、破線部8003の長さが、アンテナ900bの螺旋形状がなす長さと比較して短いことである。
破線部8003の長さが、アンテナ900bの螺旋形状がなす長さと比較して短いので、アンテナ900bの抵抗値が非常に高いものとみなせて、破線部8003に優先的に電流が流れることになる。
具体的には、破線部8003の長さよりアンテナ900bの螺旋形状がなす長さが100倍以上あれば、アンテナ900bの抵抗値が非常に高いものとみなせる。
そして、破線部8003をカットすることによって、アンテナ900bが機能するようになるので、アンテナの長さが伸びる結果、アンテナのインダクタンスを上昇させることができる。
さらに別の例を図22に示す。
図22(A)において、破線部8004a、破線部8004b、破線部8004cと並列に接続されるアンテナが予備アンテナである。
具体的には、図22(B)のような形状において、破線部8004a、破線部8004b、破線部8004cを切断することによってアンテナ長を長くすることができる。
図22(B)の形状は、大ループ8005の一辺に、小ループ群8006が接続された構成であるといえる。
なお、図22(B)では矩形ループの一辺に小ループ群を設けた構成としたが、曲線ループの場合であれば、曲線ループを構成する線に小ループ群を設ければ良い。
即ち、大ループと接続される小ループ群を設け、大ループの一部を切断することによって、小ループを開放していけば良い。
小ループを開放することによってインダクタンスが調整される。
本実施の形態では、アンテナとしての用途を示した。
一方、アンテナはコイルの一態様である。
したがって、本実施の形態及び他の実施の形態で開示したアンテナの形状は、コイル全般に適用可能である。
本実施の形態は、他の全ての実施の形態と組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態6)
本実施の形態においては、実施の形態3(図10〜図19)の変形例であって、可撓性を有する半導体装置を作製する方法の一例について説明する。
アンテナ900を形成後、アンテナ上に保護膜703を形成した図を示す。(図23)
保護膜703は、層間絶縁膜701、層間絶縁膜702と同様に形成することができる。
図23において、図10〜図19と異なる点は、基板100と下地絶縁膜200との間に剥離層150が形成されている点である。
剥離層150としては、金属膜の上に絶縁膜が積層された構造、単層の半導体膜、単層の金属膜等を適用することができる。
金属膜の上に絶縁膜が積層された構造について、金属膜としては、タングステン膜、モリブデン膜、チタン膜、タンタル膜等を用いることができる。
金属膜は、CVD法、スパッタ法等で形成することができる。
金属膜の膜厚は、100nm〜1000nmが好ましい。
そして、金属膜を形成後、シリコンターゲットを、酸素を含むアルゴンガスでスパッタリングすることによって、酸化珪素からなる絶縁膜を形成することができる。
このとき、金属膜の表面は酸素によって酸化されるので、後の剥離工程において力学的な力による剥離が可能になる。
なお、シリコンターゲットを、窒素を含むアルゴンガスでスパッタリングすることによって、金属膜の表面を窒化させるとともに、窒化珪素膜からなる絶縁膜を形成しても良い。
また、絶縁膜形成前に、金属膜表面に酸素プラズマ処理又は窒素プラズマ処理を行うことにより、剥離層を形成しても良い。
シリコンからなる剥離層を用いる場合は、後の剥離工程において、フッ化ハロゲン(例えば、一フッ化塩素(ClF)、三フッ化塩素(ClF3)、一フッ化臭素(BrF)、三フッ化臭素(BrF)、一フッ化沃素(IF)、三フッ化沃素(IF))を用いることによって、シリコンがエッチングされて剥離を行うことができる。
なお、フッ化ハロゲンはシリコン、金属(例えば、アルミニウム等)等をエッチングする作用を有する。
よって、シリコンのかわりに金属(例えば、アルミニウム等)を剥離層として用い、剥離層のエッチング材料としてフッ化ハロゲンを用いる構成としても良い。
次に、保護膜703上に繊維体313に有機樹脂314を含浸させた封止材料を熱圧着する。(図24)
有機樹脂314は、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂等を用いることができる。
熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂、またはシアネート樹脂等がある。
熱可塑性樹脂としては、ポリフェニレンオキシド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、またはフッ素樹脂等がある。
熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂を用いることによって、熱圧着が可能となるので製造工程が簡便になるので有利である。
また、繊維体313は、織布または不織布である。
織布は、複数の繊維を織って布状にしたものである。
不織布は、複数の繊維を織らずに融着、接着、絡ませる等の方法で布状にしたものである。
繊維としては、ポリビニルアルコール系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリエチレン系繊維、アラミド系繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維、ガラス繊維、または炭素繊維等を用いることができる。
ガラス繊維の例としては、Eガラス、Sガラス、Dガラス、Qガラス等を用いたガラス繊維等がある。
なお、複数の繊維の材料を一種類だけ用いて繊維体を形成しても良いし、複数の繊維の材料を複数種類用いて繊維体を形成しても良い。
また、封止材料としては、エポキシ樹脂、アラミド樹脂等の絶縁体を用いても良い。
ところで、有機樹脂が含浸された繊維体からなる絶縁体はプリプレグとも呼ばれる。
プリプレグとして、代表的には繊維体にマトリックス樹脂を有機溶剤で希釈したワニスを含浸させた後、乾燥して有機溶剤を揮発させてマトリックス樹脂を半硬化させたものがある。
プリプレグを用いて封止を行うことによって、圧力、応力から回路を保護できるので好ましい。
次に、封止材料の熱圧着後、力学的な力を加える(引っ張る、押す等)ことにより基板100を分離する剥離工程を行う。(図25)
このとき、剥離層の金属膜表面が酸化又は窒化されているので、金属膜と絶縁膜との密着性が弱くなっている。
よって、力学的な力を加えることによって、基板100が選択的に分離されることになる。
側面から水を注入しながら基板100を選択的に分離しても良い。
水を注入すると剥離界面に水が侵入するので、回路側と基板側が水によって電気的に接続された状態となる。
剥離時には静電気が生ずるが、水で電気的な接続をとることによって、剥離時の静電気破壊の問題を防止しやすくなる。
なお、水の導電性を向上させるために、食塩水、炭酸水等の水溶液を用いても良い。ただし、食塩は回路に悪影響を与えるので、炭酸水が好適であると言える。
なお、剥離層として積層構造を用いる代わりに単層の膜を形成した場合は、フッ化ハロゲンでシリコンからなる剥離層が選択的にエッチングされ、基板100が選択的に分離されることになる。
このように、剥離層を用いて少なくとも基板100を選択的に分離する工程を剥離工程という。
また、剥離工程により基板が選択的に分離された回路を剥離回路と呼ぶことにする。
また、基板が分離されて皮のように薄い回路だけが残ることからピール回路と呼んでも良い。
なお、基板をエッチング液によって除去してピール回路を作製する方法、可撓性基板に回路を形成したピール回路を作製する方法等の他の方法を用いてピール回路を形成しても良い。
薄膜トランジスタを有するピール回路は非常に薄いので、引っ張り、外部からの圧力等に対して非常に脆い。
一方、繊維体に有機樹脂を含浸させた絶縁体は、繊維体を有するため、引っ張り耐性が強く、外部からの圧力を拡散することができる。
したがって、薄膜トランジスタを有するピール回路を、繊維体に有機樹脂を含浸させた絶縁体で挟み込むことによって、引っ張り及び外部からの圧力から保護することができるようになる。
そこで、剥離工程の後、下地絶縁膜200の下に繊維体315に有機樹脂316を含浸させた封止材料を熱圧着する。(図26)
繊維体315は繊維体313と同様に形成することができる。
有機樹脂316は有機樹脂314と同様に形成することができる。
なお、封止材料プリプレグを用いたが、繊維体を有しないエポキシ樹脂、アラミド樹脂等の絶縁体を用いても良い。
ただし、ピール回路を用いる際にプリプレグを適用することによって、引っ張り及び外部からの圧力等に対して耐性を有するフレキシブルな半導体装置を適用することができるので好ましい。
また、ピール回路は非常に脆いため、カット方法はレーザーカットが好ましい。
ハサミ、カッター、針等では、配線以外もカットしてしまう。
また、ハサミ、カッター、針等で切断したときの圧力又は応力によって脆いピール回路が破壊される可能性が高いからである。
なお、封止後もレーザーカットを行うためには、封止材料を、透光性を有する材料とすれば良い。
プリプレグ、アラミド樹脂等の封止材料は透光性を有する。
エポキシ樹脂は、透光性を有するものと、透光性を有さないものが市販されているので、透光性を有するものを使用すれば良い。
本実施の形態は、他の全ての実施の形態と組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態7)
本実施の形態では、アンテナを介して無線通信を行う半導体装置の一例について説明する。
本実施の形態の半導体装置は、アンテナ1001、共振容量1002、リミッタ回路1003、スイッチ1004、復調回路1005、変調回路1006、整流回路1007、電圧検出回路1008、定電圧回路1009と、論理回路1010とを有する。(図27)
Vddは、一定の電源電位又は高電源電位である。
また、Vssは、低電源電位又はGND(グランド、V=0)である。
なお、VddがVssより相対的に電位が高ければ、Vdd及びVssの電圧の値は限定されない。
アンテナ1001は電磁波の送受信を行う部分であり、他の実施形態に示したアンテナを適用することができる。
特に、インダクタンスの調整可能なアンテナを用いると好ましい。
なお、アンテナ1001の一方の端子は、共振容量1002、リミッタ回路1003、スイッチ1004、復調回路1005、変調回路1006、整流回路1007に電気的に接続されている。
また、アンテナ1001の他方の端子は、Vssに電気的に接続されている。
共振容量1002は、送受信する電磁波の共振周波数の調整のために設けられている。
共振容量1002には、容量素子を用いれば良い。
容量素子はどのようなものであっても良いが、例えば実施の形態3に記載のものが適用できる。
共振容量1002の一方の端子は、リミッタ回路1003、スイッチ1004、復調回路1005、変調回路1006、整流回路1007に電気的に接続されている。
また、共振容量1002の他方の端子は、Vssに電気的に接続されている。
リミッタ回路1003は、過電流が復調回路1005、変調回路1006、整流回路1007等に流れることにより、これらの回路が破壊されてしまうことを防止するために設けられている。
その為、リミッタ回路1003の一方の端子は、アンテナ1001の一方の端子と、復調回路1005、変調回路1006、整流回路1007の入力端子と、の間の点に電気的に接続するように設けられていれば良い。
なお、リミッタ回路1003の他方の端子は、過電流をVssに流すために、Vssと電気的に接続されている。
リミッタ回路1003としては、例えば、ダイオードを直列に接続したもの等が適用できる。
ダイオードとしては、過電流に対する破壊強度の強いPINダイオード、PNダイオード等が好ましい。
また、リミッタ回路1003として、閾値電圧の調整可能なダイオードからなる素子を用いると好ましい。
リミッタ回路1003の閾値電圧が設計時に想定していたものよりも低いと、過電流でないものが過電流として検知されてVssに流れていってしまう。
過電流でないものがVssに流れてしまうと他の回路の動作が止まってしまう。
よって、閾値電圧が設計時に想定していたものよりも低い場合は、閾値電圧を上昇させる方向に調整が必要となるからである。
スイッチ1004は、電圧検出回路1008からの信号に応じて、アンテナから伝わってくる信号をVssに流すことによって、他の回路を保護するために設けられている。
よって、スイッチ1004のソース又はドレインの一方が、アンテナ1001の一方の端子と、復調回路1005、変調回路1006、整流回路1007の入力端子と、の間の点に電気的に接続するように設けられている。
また、スイッチ1004のソース又はドレインの他方は、Vssに電気的に接続されている。
また、スイッチ1004のゲートは、電圧検出回路1008におけるトランジスタと抵抗素子との接続点に電気的に接続されている。
スイッチ1004としては、トランジスタを用いることができる。
なお、図27ではスイッチ1004をNチャネル型としているが、Pチャネル型でも構わない。
復調回路1005は、復調を行う回路である。
変調回路1006は、変調を行う回路である。
整流回路1007は、アンテナから送られてきた信号を整流する回路である。
整流回路1007は、ダイオードの入力端子にアンテナの端子の一方が電気的に接続されている。
また、ダイオードの出力端子は、Vdcを出力すると共に、容量素子を介してVssに電気的に接続されている。
整流回路1007に閾値電圧が調整可能なダイオードからなる素子を適用することで整流回路の出力の閾値電圧を高くすることができる。
整流回路1007の出力の閾値電圧を高くすることによって、過電流が流れるのを防止することができる。
ただし、整流回路1007の出力の閾値電圧を高くすると、半導体装置の通信距離が低下してしまう。
よって、過電流を防止するための電圧検出回路1008に設けられたダイオードの閾値電圧を調整した方が有利である。
したがって、整流回路1007に調整可能なダイオードからなる素子を適用せず、電圧検出回路1008に調整可能なダイオードからなる素子を適用する構成が好ましいといえる。
電圧検出回路1008は、第1及び第2の抵抗素子と、Pチャネル型トランジスタと、ダイオードからなる素子とを有する。
まず、整流回路1007の出力Vdcは、第1の抵抗素子の端子の一方と、Pチャネル型トランジスタのソース又はドレインの一方と電気的に接続されている。
また、第1の抵抗素子の端子の他方は、Pチャネル型トランジスタのゲートと、ダイオードからなる素子の入力端子に電気的に接続されている。
また、Pチャネル型トランジスタのソース又はドレインの他方は、第2の抵抗素子の端子の一方と、スイッチ1004のゲートと、に電気的に接続されている。
また、ダイオードからなる素子の出力端子と、第2の抵抗素子の端子の他方と、はVssに電気的に接続されている。
ここで、第1の抵抗素子によって、Vdcよりも電圧降下した電圧がダイオードからなる素子の入力端子に印加される。
そして、Vdcよりも電圧降下した電圧がダイオードからなる素子の閾値電圧よりも小さければ、ダイオードからなる素子に電流が流れない。
ダイオードからなる素子に電流が流れなければ、Pチャネル型トランジスタは非導通状態となる。
一方、Vdcよりも電圧降下した電圧がダイオードからなる素子の閾値電圧よりも大きくなれば、ダイオードからなる素子に電流が流れる。
そして、ダイオードからなる素子に電流が流れると、Pチャネル型トランジスタが導通状態となる。
Pチャネル型トランジスタが導通状態となると、スイッチ1004が導通状態になり、アンテナからの信号が整流回路に入力される前にVssに流れることになる。
つまり、スイッチ1004と電圧検出回路1008とにより、リミッタ回路1003とは別のリミッタ回路が形成されていることになる。
ここで、第1の抵抗素子は、Pチャネル型トランジスタのゲートと、Pチャネル型トランジスタのソース又はドレインの一方との電位に差を付けるために設けられている。
また、第2の抵抗素子は、スイッチ1004のゲートに電圧を印加するために設けられている。
なお、本実施の形態では、ダイオードからなる素子として、図1(B)のようなNチャネル型トランジスタをダイオード接続したダイオードを直列接続した素子を用いている。
電圧検出回路1008は、整流回路の出力電圧を検出するものなので、電圧検出回路に印加される電圧はリミッタ回路1003に入力される電圧よりも低い。
また、整流回路1007で整流された電流が定電圧回路1009を介して論理回路に流れていくので、整流された電流は精密に制御されている方が好ましい。
よって、電圧検出回路1008には、PINダイオード、PNダイオード等よりも、閾値電圧が設計により制御しやすいトランジスタからなるダイオードを用いた方が好ましい。
つまり、リミッタ回路1003にはPINダイオードを用いてアンテナから直接流れてくる大きな電流をリミットするとともに、電圧検出回路にはトランジスタからなるダイオードを用いて整流回路から流れる小さな電流を精密制御する構成が好ましいと言える。
なお、上記記載はPINダイオード、PNダイオード等の適用を妨げる趣旨ではないので、電圧検出回路1008にも、PINダイオード、PNダイオード等を適用しても良い。
定電圧回路1009は、Vdcを所望の電圧に変換して論理回路に供給するために設けられている。
論理回路1010は、復調回路からの信号に応答した信号を供給するために設けられている。
以上のように、アンテナを介して無線通信を行う半導体装置に発明を適用すると非常に好ましい。
本実施の形態は、他の全ての実施の形態と組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態8)
他の実施の形態において、直列接続された初期ダイオード群からなるユニットと、直列接続された予備ダイオード群からなるユニットと、を直列に接続した構成を例示した。
しかし、配線により短絡した予備ダイオードと、配線により短絡されていない初期ダイオードと、が直列に接続されていれば閾値電圧の調整が可能になる。
例えば、配線により短絡した予備ダイオードと、配線により短絡されていない初期ダイオードと、を交互に並べても良い。(図28(A))
また、配線により短絡した予備ダイオードと、配線により短絡されていない初期ダイオードと、が不規則に並んでいても良い。(図28(B))
また、配線により短絡したダイオードのみを直列接続しておいても良い。(図28(C))
また、初期ダイオードが1つで予備ダイオードが複数の構成としても良い。(図29(A))
また、初期ダイオードが複数で予備ダイオードが1つの構成としても良い。(図29(B))
また、初期ダイオード及び予備ダイオードの両方とも1つとする構成としても良い。(図29(C))
また、調整可能な素子の技術的思想をアンテナに適用する場合でも、ダイオードと同様の配置が可能である。
なお、発明が本実施の形態に例示した構成に限定されないことは当然である。
本実施の形態は、他の全ての実施の形態と組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態9)
アンテナを介して無線通信を行う半導体装置(RFIDタグ、無線タグ、ICチップ、無線チップ、非接触信号処理装置、半導体集積回路チップ)は、物品又は生物(ヒト、動物、植物等)の表面に貼る、又は物品又は生物(ヒト、動物、植物等)の内部に埋め込む等の利用形態を取ることができる。
アンテナを介して無線通信を行う半導体装置を用いることによって、非接触での情報管理が可能になる。
非接触であるため、いつでもどこでも利用者が意識せずに情報通信技術を活用できる環境(ユビキタスコンピューティング)につながっていく。
また、アンテナを介して無線通信を行う半導体装置以外の半導体装置にも適用可能である。
アンテナを介して無線通信を行う半導体装置以外の半導体装置としては、表示装置、フォトIC、CPU等様々なものがある。
本実施の形態は、他の全ての実施の形態と組み合わせて実施することが可能である。
11 ダイオード
12 ダイオード
13 ダイオード
14 ダイオード
15 ダイオード
16 ダイオード
17 ダイオード
18 ダイオード
21 破線部
22 破線部
23 破線部
24 破線部
45 マスク
100 基板
111 マスク
112 マスク
114 マスク
122 マスク
123 マスク
124 マスク
125 マスク
131 マスク
133 マスク
134 マスク
135 マスク
142 マスク
143 マスク
144 マスク
145 マスク
150 剥離層
200 下地絶縁膜
301 島状半導体層
301a 領域
301b 領域
301c 領域
301d 領域
301e 領域
301f 領域
302 島状半導体層
302a 領域
302b 領域
303 島状半導体層
303a 領域
303b 領域
304 島状半導体層
304a 領域
304b 領域
305 島状半導体層
313 繊維体
314 有機樹脂
315 繊維体
316 有機樹脂
350a 半導体層
350b 半導体層
350c 半導体層
350d 半導体層
350e 半導体層
350f 半導体層
350g 半導体層
350h 半導体層
400 ゲート絶縁膜
401 ゲート絶縁膜
402 ゲート絶縁膜
403 ゲート絶縁膜
501 ゲート電極
502 ゲート電極
503 ゲート電極
550a ゲート電極
550b ゲート電極
550c ゲート電極
550d ゲート電極
550e ゲート電極
550f ゲート電極
550g ゲート電極
550h ゲート電極
601a サイドウォール
601b サイドウォール
602a サイドウォール
602b サイドウォール
603a サイドウォール
603b サイドウォール
701 層間絶縁膜
702 層間絶縁膜
703 保護膜
800a 配線
800b 配線
800c 配線
801a 配線
801b 配線
801c 配線
802a 配線
802b 配線
802c 配線
803a 配線
803b 配線
804a 配線
804b 配線
805a 配線
805b 配線
850a 配線
850b 配線
850c 配線
850d 配線
850e 配線
900 アンテナ
900a アンテナ
900b アンテナ
1001 アンテナ
1002 共振容量
1003 リミッタ回路
1004 スイッチ
1005 復調回路
1006 変調回路
1007 整流回路
1008 電圧検出回路
1009 定電圧回路
1010 論理回路
8001 初期ダイオードのチャネル幅
8002 予備ダイオードのチャネル幅
8003 破線部
8004a 破線部
8004b 破線部
8004c 破線部
8005 大ループ
8006 小ループ群

Claims (9)

  1. 直列接続されたダイオード群の一部が配線と並列接続されている素子を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 第1のダイオード群と第2のダイオード群とが直列に接続された素子を有し、
    前記第2のダイオード群はそれぞれ、配線と並列接続されており、
    前記第2のダイオード群の電流の流れる方向と垂直方向の幅はそれぞれ、前記第1のダイオード群の電流の流れる方向と垂直方向の幅よりも小さいことを特徴とする半導体装置。
  3. 直列接続されたダイオード群の一部が配線と並列接続されている素子を有する半導体装置の作製方法であって、
    前記配線を切断することによって、前記素子の閾値電圧を調整することを特徴とする半導体装置の作製方法。
  4. 第1のダイオード群と第2のダイオード群とが直列に接続された素子を有し、
    前記第2のダイオード群はそれぞれ、配線と並列接続されており、
    前記第2のダイオード群の電流の流れる方向と垂直方向の幅はそれぞれ、前記第1のダイオード群の電流の流れる方向と垂直方向の幅よりも小さいことを特徴とする半導体装置の作製方法であって、
    前記配線を切断することによって、前記素子の閾値電圧を調整することを特徴とする半導体装置の作製方法。
  5. 請求項3又は請求項4において、
    前記ダイオード及び前記配線は、薄膜からなり、
    前記切断は、レーザーカットにより行われることを特徴とする特徴とする半導体装置の作製方法。
  6. 直列接続されたアンテナ群の一部が配線と並列接続されている素子を有することを特徴とする半導体装置。
  7. 大ループと、前記大ループと接続される小ループ群と、を有するアンテナを有することを特徴とする半導体装置。
  8. 直列接続されたアンテナ群の一部が配線と並列接続された素子を有し、
    前記配線を切断することによって、前記素子のインダクタンスを調整することを特徴とする半導体装置の作製方法。
  9. 大ループと、前記大ループと接続される小ループ群と、を有するアンテナを有し、
    前記大ループの一部を切断することによって、前記アンテナのインダクタンスを調整することを特徴とする半導体装置の作製方法。
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