JP2007048183A - 非接触icタグラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】 物品に貼着した場合の共振周波数変化に対応して、周波数を段階的に調整できる非接触ICタグラベルを提供する。
【解決手段】 本非接触ICタグラベル1は、ベースフィルム11に形成されたアンテナコイル2に処理機能、記憶機能、入出力制御機能を備えるICチップ3が結合され、前記ベースフィルム11のアンテナコイル2と反対側面に物品貼着用の粘着剤層を有する非接触ICタグラベルにおいて、前記アンテナコイル2の外周域には、ベースフィルムの反対側面の導電性層との間でコンデンサを形成する周波数調整パターン5,6が形成されており、当該周波数調整パターンを切断してコンデンサ容量を調整することにより、共振回路の共振周波数が調整可能にされていることを特徴とする。非接触ICタグラベル1には、Q値を調製する調製用抵抗パターンを併せて設けることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、非接触ICタグラベルに関する。詳しくは、ベースフィルムにアンテナコイルと平面状のコンデンサと抵抗を内蔵する非接触ICタグラベルにおいて、共振周波数を一定範囲で調整して周波数のマッチングを可能にするとともに、必要により先鋭度を調整して良好な通信状態を確保できる非接触ICタグラベルに関するものである。
本発明の非接触ICタグラベルは、通常の非接触ICタグラベルとして用いられるが、特に被着する物体が多種類にわたり、被着体によって共振周波数が変化する場合に好適に利用できるものである。本発明の技術分野は非接触ICタグラベルの製造や利用に関し、主要な利用分野は商品の品質、在庫管理、運送や流通、工場工程管理等の分野となる。
非接触ICタグラベルは、情報を記録して保持し非接触で外部装置と情報交換できるので、運送や物流等における認識媒体として、あるいは商品の品質、在庫管理等の各種目的に多用されるようになってきている。
しかし、非接触ICタグラベルは誘電体である物品に被着して使用するため、実際に使用する場合は、自由空間(真空)に対して電波を放射することを前提として設計した共振周波数に対して、現実の交信周波数は多少(0.1〜1MHz程度)低下することが知られている。交信周波数の変化は所定の発振周波数のリーダライタに対する読み取り性能も低下するので、結局、通信距離の低下となる。
特に、牛乳パックや酒パック、ペットボトル、大根のように液体容器や水分の多いもの、に貼り付けた場合は、コイルを通る電磁波が減少して誘起電力も低下する。この場合は通信距離が極端に低下し、リーダライタ(R/W;外部情報記録再生装置)との通信が確保できなくなる問題がある。
一般に、非接触ICタグラベルの周波数特性はICチップまたは回路の浮遊容量や外部環境(前記のように貼着する被着体の誘電率等)により決定される。非接触ICタグは、ベースフィルムにアンテナコイルを形成し、当該アンテナコイルにICチップを結合し、さらに表面保護シートを被覆するので、外部環境に対応するように後から回路の設計変更や部品の交換は不可能である。ICチップの容量(C成分)やアンテナ回路のインダクタンス(L成分)変動は、ある程度予測し調整できるが被着体の状態までは予測不可能だからである。
被着体の状況に応じて共振周波数の異なる非接触ICタグラベルを使用すること、すなわち、共振周波数の異なる非接触ICタグラベルを多種類製造して準備することはできるが、物品に貼着する際に、特性を調査し多種類の非接触ICタグラベルの中から適合するものを選んで使用することは手間がかかり、現実的には不可能である。そこで、非接触ICタグラベルの共振周波数を被着体に貼着後も調整可能とすることが求められる。本発明はそのような要求を満たすことを目的とするものである。
ところで、非接触ICタグのアンテナコイルは、以下の3種類が可能である。
(1)捲線方式
導線などを絶縁物質で被覆し、数回〜数十回巻いたもの。基本的にアンテナの両端はICチップの端子部に直接接続するので、調整可能なコンデンサの付加機能加工を行った例は見られない。
(2)導電性印刷インキを用いた方式
シルクスクリーンインキ等に銀などの粒子を含ませ、導電性を持たせた材料である。これをシルクスクリーン印刷と同様の方法でアンテナ状に印刷する。一般的にアンテナの両端とICチップの端子部を繋ぐ際には導電性接着剤や異方性導電フィルム等を利用する。 この場合も、調整可能なコンデンサの付加機能加工を行った例は見られない。
(3)フォトエッチング方式
基材に銅箔やアルミ箔をラミネートまたは蒸着させ、銅箔またはアルミ箔のアンテナ部を除いた部分をエッチングして除去し、アンテナを形成する方法である。一般的にアンテナの両端とICチップの端子部を繋ぐ際には導電性接着剤や異方性導電フィルム等を利用する。この場合には、コンデンサの付加機能加工を行うことが可能である。
しかし、上記形態の非接触ICタグでは、それぞれ次のような問題がある。
(1)捲線方式
アンテナの断面積が大きく抵抗が小さいため、以下(式1)のように抵抗Rに反比例する共振回路の先鋭度(Q値)が大きくなる傾向がある。この場合、ICタグとリーダライタ(R/W)とで共振周波数が合った状態では良好な通信を行うことができるが、共振周波数が僅かにずれても通信ができなくなる可能性が高くなる。従って、Q値が大きくなると、R/Wとのマッチング範囲が狭くなる。先鋭度(Q値)は、アンテナコイルのインダクタンス(L)とコンデンサ容量(C)と抵抗成分(R)との関数で表されるが、捲線方式ではLやCを可変にして調整することが困難であるため、同じ仕様の通信方式を用いたICチップでも異なるメーカー毎にR/Wとマッチングをとるためにアンテナ設計を行う必要が生じる。非接触ICタグの場合、並列共振回路となり、この場合の先鋭度(Q値)は、以下のようになる。
Q=(1/R)×(√C)×(1/√L) 式1
(2)導電性印刷インキを用いた方式
導電性印刷インキの場合は、アンテナ抵抗が大きいため、共振回路の先鋭度が小さくなる傾向がある。Qが小さくなるとR/Wとのマッチング範囲が広くはなるが、ICチップを動作させるために最低限必要な電圧が得られなくなる可能性が高くなる。先鋭度Qは前記(式1)の通りアンテナコイルのインダクタンス(L)とコンデンサ容量(C)と抵抗成分(R)との関数で表されるが、導電性印刷インキを用いた方式ではLやCを可変にして調整することが困難であるため、異なるメーカー毎にR/Wとのマッチングをとるためのアンテナ設計を行う必要が生じる。
(3)フォトエッチング方式
アンテナの抵抗は上記2種類の中間に位置しており、共振回路の先鋭度(Q値)は中間的なものとなる。R/Wとのマッチング範囲は広くはなく狭くもない。Q値を大きくするために外付けコンデンサを設けることができ、小さくするために外付けコンデンサを削ることもできる。ただし、コンデンサの静電容量を変えてQ値を変更すると、以下(式2)で示される共振周波数(f)が変化してしまい、R/Wとの適合性が得られなくなる可能性がある。
f(Hz)=(1/2π)×(1/√(LC)) 式2
そこで、本発明では最も柔軟に対応でき、一般的にも広く採用されているフォトエッチング方式によるアンテナコイルに付加機能を持たせて、所定の適合した共振周波数への調整が非接触ICタグの設計段階のみならず、非接触ICタグラベルとして完成後にも被着体の状況に応じて可能とし、かつその後に共振周波数を変えずにQ値を変えることもできる非接触ICタグの実現を課題とするものである。
前記したような周波数低下の問題は、従来から知られその対策が検討されている。例えば、特許文献1では、情報記録媒体の自由空間に対する共振周波数を外部情報記録再生装置(R/W)の発振周波数よりも高周波側にずれるように設定することを提案している。 被着物品が同一物品であって、一定の誘電体である場合には、このような手段も効果的と考えられる。しかし、非接触ICタグラベルの貼着される物品は様々であって、一定の周波数低下を生じる場合には限られない。
また、非接触ICカードの分野では、共振周波数をアンテナコイルに並列して設けたコンデンサの周波数調整パターンを切断して調整することが、特許文献2、特許文献3、特許文献4等のように提案されている。特許文献2は、共振周波数調整用コンデンサパターンを設けることを記載しているが、段階的に調整することまでは言及していない。
特許文献3の技術は、ICカードの製造段階で、コンデンサ容量を調整するものであって、ICカードの完成後に調整することは困難である。特許文献4も非接触型ICカードの製造過程において、コンデンサ容量と抵抗値を最適な値に調整するもので、非接触ICカードの完成状態において、共振周波数やQ値を調整可能とすることについては記載していない。
特開2003−16412号公報 特開2000−123136号公報 特開2000−235635号公報 特開2001−10264号公報
なお、非接触ICタグの周波数帯は現在、135KHz帯以下と、13.56MHz帯、UHF帯に属する860MHz〜960MHz帯、及び2.45GHz帯との4種類がある。13.56MHz以下は電磁誘導方式を使用する。電磁誘導方式は磁力を電気に変換する方式でありコイル形状、すなわちループ状のアンテナを使用する。
したがって、本発明の非接触ICタグラベルは、主として13.56MHz帯以下に使用されるものに関する。
なおまた、本明細書で「非接触ICタグラベル」とは、非接触ICタグが物品貼着用の粘着剤層を有する形態を意味するものとする。
一般に、R/Wの共振周波数に対して、LSIであるICチップの容量、アンテナ回路の容量が一定で不変である場合には、設計段階において調整用コンデンサを設ける必要は少ない。しかし、実際には、LSIの容量C1と、ICタグのアンテナ回路の容量C2にはバラツキが生じる。このロット毎や個体差によるバラツキは無視できない。このバラツキの調整のため、非接触ICカードの設計においては、特許文献4等のように調整用コンデンサを設ける技術が開示されている。
非接触ICタグラベルでは被着体により共振周波数が顕著に変化することが明らかにされている。従来の非接触ICタグラベルでは、被着体である物品により変化する共振周波数に対応する手段が設けられていなかった。予め、共振周波数を発振周波数よりも高めに設定する手段、等が採用される場合もあったが、誘電体である物品により変化する共振周波数に対応することは困難であった。
そこで、本発明では非接触ICタグラベルを被着体に貼着後にも、被着体の状況に応じて共振周波数を調整し、なおかつ必要ならQ値も調整可能とし、最適な通信状態を確保可能とすることを課題として研究し、本発明の完成に至ったものである。
本発明の要旨の第1は、ベースフィルムに形成されたアンテナコイルに処理機能、記憶機能、入出力制御機能を備えるICチップが結合され、前記ベースフィルムのアンテナコイルと反対側面に物品貼着用の粘着剤層を有する非接触ICタグラベルにおいて、前記アンテナコイルの外周域には、ベースフィルムの反対側面の導電性層との間でコンデンサを形成する周波数調整パターンが形成されており、当該周波数調整パターンを切断してコンデンサ容量を調整することにより、共振回路の共振周波数が調整可能にされていることを特徴とする非接触ICタグラベル、にある。
本発明の要旨の第2は、ベースフィルムに形成されたアンテナコイルに処理機能、記憶機能、入出力制御機能を備えるICチップが結合され、前記ベースフィルムのアンテナコイルと反対側面に物品貼着用の粘着剤層を有する非接触ICタグラベルにおいて、前記アンテナコイには、アンテナコイルの抵抗値を調整する調整用抵抗パターンが形成されており、当該調整用抵抗パターンを切断して抵抗値を調整することにより、共振回路の先鋭度が調整可能にされていることを特徴とする非接触ICタグラベル、にある。
本発明の要旨の第3は、ベースフィルムに形成されたアンテナコイルに処理機能、記憶機能、入出力制御機能を備えるICチップが結合され、前記ベースフィルムのアンテナコイルと反対側面に物品貼着用の粘着剤層を有する非接触ICタグラベルにおいて、前記アンテナコイルの外周域にはベースフィルムの反対側面の導電性層との間でコンデンサを形成する周波数調整パターンが形成され、アンテナコイルの内周域には抵抗値を調整する調整用抵抗パターンが形成されており、当該周波数調整パターンと調整用抵抗パターンを切断して共振回路の共振周波数および先鋭度が調整可能にされていることを特徴とする非接触ICタグラベル、にある。
上記において、周波数調整パターンが、略等しい調整量の容量からなる複数のパターンからなるようにすれば、周波数変動の目安にすることができ便利である。また、調整用抵抗パターンがアンテナコイルから分岐した複数の回路からなるようにすれば、多段階でQ値を調製できる。
上記において、アンテナコイル、周波数調整パターン、調製用抵抗パターンの全てがフォトエチングにより形成されていれば、製造工程を容易にすることができる。また、周波数調製パターンと調製用抵抗パターンにミシン目線が形成されていれば、切り取りを容易にすることができる。
本発明の非接触ICタグラベルは、アンテナパターンに周波数を段階的に調整する周波数調整パターンがラベルの外周域に切り取り可能に設けられているので、被着体に貼着する前、あるいは被着体に貼着した後であっても、ICタグラベルの外周域から切り取りして周波数を簡単に調整できる。
本発明の非接触ICタグラベルは、被着体の状態により周波数を調整可能にされているので、周波数の異なる多数種類のICタグラベルを準備し選択して使用する必要がなく、コスト低減や作業の効率化を図ることができる。
本発明の非接触ICタグラベルは、アンテナパターンに先鋭度(Q値)を調製する調整用抵抗パターンが切り取り可能に設けられているので、製造段階において、あるいは被着体に貼着する前後であっても、必要によりICタグラベルの表面から抵抗値を調製して先鋭度を調整できる。
非接触ICタグラベルの場合、設計や製造段階以降においても、前記のように共振周波数の調整が必要となることが明らかである。そこで、本発明は被着体の状況に応じて、非接触ICタグラベルの使用段階においても、共振周波数の調整を可能とすること、共振周波数の調整だけでは不十分な場合は、先鋭度(Q値)調整をも可能にしようとするものである。
本発明の非接触ICタグラベルに関し、以下図面を参照して説明する。
図1は、本発明の非接触ICタグラベルの実施形態を示す平面図、図2は、同断面図、図3は、非接触ICタグの等価回路を示す図、図4は、共振周波数の調整方法を示す図、図5は、Q値の調整方法を示す図、図6は、周波数調整パターンと調製用抵抗パターンにミシン目線を設けた図、である。
図1は、本発明の非接触ICタグラベルの実施形態を示す平面図である。
図1中、実線で示した回路はベースフィルム11のICチップ3実装側の回路、破線で示した回路はベースフィルム11のICチップ3実装側とは反対側面(背面)の回路を示している。図1のように、本発明の非接触ICタグラベル1は、ベースフィルム11面にアンテナコイル2を形成し、当該アンテナコイル2の両端部2a,2bにICチップ3を装着している。ICチップ3は、処理機能、記憶機能、入出力制御機能を備える通常のものである。アンテナコイル2はベースフィルム11の両面にラミネートした金属箔の表面側をフォトエッチングして形成された平面状のものである。金属箔としては、アルミニュウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)等を使用できる。
以上の構成は、通常の非接触ICタグラベルと同様のことである。
本発明の非接触ICタグラベル1の特徴は、(1)アンテナコイル2の外周域に周波数調整パターン5,6が切り取り可能に設けられていることと、(2)アンテナコイル2の内周または外周域に先鋭度(Q値)を調整する調整用抵抗パターン7が切り取り可能に設けられていることにある。周波数調整パターン5,6をアンテナコイル2の外周域に設けるのは、非接触ICタグラベル1の完成後または物品に被着後であっても外周域から切り取り易くするためである。
周波数調整用パターン5,6と調整用抵抗パターン7は、双方設けてもよく、周波数調整用パターン5,6または調製用抵抗パターン7だけであっても構わない。図1の場合は、双方を設けた例を示している。
アンテナコイル2のX点とY点間をつなぐ導線8は、ベースフィルム11の背面を通るように形成される。短絡を防止するためである。これにはスルーホールを介して接続してもよいし、導通部材8を使用してもよい。周波数調整パターン5(a〜f)、およびX点から先の導線10はベースフィルム11の表面に形成するが、対面する周波数調整パターン6(a〜f)、およびP点とQ点間の導線9と周波数調整パターン6(a〜f)に接続する部分はベースフィルム11の背面に形成する。導線9はP点部分のスルーホールによりアンテナコイル2に接続する。
周波数調整パターン5(a〜f)と周波数調整パターン6(a〜f)がベースフィルム11を介して対面して形成され、これによりベースフィルム11を誘電体としてコンデンサが形成される。周波数調整パターン5(a〜f)はそれぞれ孤立したパターンである必要があるが、周波数調整パターン6は対応する個々に孤立したパターンではなく、面状のパターンであっても構わない。あるいは、櫛状の線状調製パターン5,6が重なるように形成してもよく、櫛状の線状調製パターン5と面状パターン6が重なるようにしてもよい。ただし、非接触ICタグラベル1の外周から切断し易い形状に設計する必要がある。
図1の場合、周波数調整パターンは、6個形成されているがパターンの数や1個のパターンの面積は任意に設定できる。1個のパターンの面積が大きければ周波数のシフト量も大きくなる。通常は、一定周波数、例えば0.3MHz単位や0.5MHz単位程度で変動するような略等面積のパターンにする。ただし、ICチップ3のC成分やアンテナコイル2のL成分との関係もあり無制限に調製できるものではない。微調製単位にすれば、数個から十数個程度のパターンの数となる。コンデンサ容量はパターンの大きさのみではなく、絶縁層であるベースフィルム11の誘電率や厚みが影響するので、それらの要素を十分考慮する必要がある。
アンテナ回路に共振回路を形成する抵抗値(R成分)の調製用抵抗パターン7も、各種の形態を採用できる。図1の場合はアンテナコイル2から分岐して梯子状の回路がアンテナコイル2の内周域に8段に形成されている。調製用抵抗パターン7も外周域であっても良いが、製造時に調製した後は、Q値は、みだりに調製しないことが本来は好ましいと考えられる。また、外周域の場合は、非接触ICタグラベル1の面積の拡大を生じる問題がある。ただし、内周域にある場合であっても、製品化後等に止むを得ない事情がある場合は、切り刃等により切断して調製することは可能である。
調製用抵抗パターン7の段数や回路の幅等は任意に調製できるものである。調製用抵抗パターン7は、ICチップ3面側に形成するのがアンテナコイル2との接続が容易となる。抵抗値の変化量は抵抗パターンの大きさや線の太さで変わる。
図2は、非接触ICタグラベルの断面図であり、図1のA−A線断面を示している。
アンテナコイル2を形成したベースフィルム11の上面は接着剤層15を介して表面保護シート14で被覆されている。アンテナコイル2やICチップ3が損傷しないようにするためである。表面保護シート14には、ベースフィルム11と同一の基材や他のプラスチックフィルムまたは紙基材が使用される。ICチップ3はフェイスダウンの状態でアンテナコイル2の端部2a,2bに装着されている。
図示の都合上、接着剤層15とベースフィルム11またはアンテナコイル2間は隙間が空いているように図示されているが、実際は密着しているものである。
ベースフィルム11のアンテナコイル2とは反対側面には、前記のように表面側周波数調整パターン5に対面する周波数調整パターン6が設けられている。ベースフィルム11の被着体側となる面には粘着剤層16を有している。当該粘着剤層16は、離型面を有する剥離紙17にあらかじめ粘着剤層16を塗工しておき、これをICタグラベル1のベースフィルム11に貼着させる場合が多い。
図3は、非接触ICタグの等価回路を示す図である。LSIであるICチップ3に対して、アンテナコイル2によるインダクタンスL、回路全体の抵抗Rと調製用抵抗Rad、主としてICチップに基づく容量や回路に生じる浮遊容量等の回路全体の静電容量Cと調製用パターン5,6の容量Cad、とにより並列共振回路を形成している。
ここで、並列回路が共振するのは、インピーダンスZ(式3)が見かけ上最大になる場合、すなわち、複素数成分が0になるときであり、そこから共振周波数を導き出すことができる(式4、式5)。なお、ωcは角共振周波数、fcは共振周波数を示す。
Z=1/[1/R+i(ωcC−(1/ωcL))] 式3
ωc=1/(LC)1/2 =2πfc 式4
fc=1/(2π(LC)1/2 ) 式5
[なお、(式5)は前記した(式2)と同一のものである。]
このときのCが共振時の回路全体の静電容量であり、これを導けば、
C=1/((2πf)2 L) 式6
となる。
一般に、アンテナ共振回路において、LSIであるICチップは、40〜50pFのC成分を有し、アンテナコイル2自体のC成分は、実質的に0または0とみなせる。また、コイル(3〜4ターン)のインダクタンスL成分は、1〜4μH程度となる。
いま、アンテナコイルのL成分を2.0μHとした場合、13.56MHzとするための計算上の必要C成分は、(式2)より68.9pFとなる。この値はICチップのC成分より大きめであり、大きめの成分を調製パターンによるCad成分とすればよい。
また、周波数を14.06MHz(0.5MHz高くする)とするためのC成分は、同様に64.1pFとなる。周波数を14.56MHz(さらに0.5MHz高くする)とするためのC成分は、同様に59.7pFとなる。したがって、C成分を減らせば共振周波数は高くなる。2.0MHz程度を調製するためには、20〜30pF程度の調製量を考慮する必要がある。コイルのL成分が小さければ周波数の調製範囲を広くできる。
図4は、共振周波数の調整方法を示す図である。周波数調整パターン5(a〜f)を単位サイズ毎に切り取りすることによりコンデンサ容量が変化し周波数調整が可能となる。本発明では、非接触ICタグラベル1の完成後に、被着体の状況に応じて周波数を調製することが主目的なので、調製パターン5を切断しない状態で所定の共振周波数(例えば、13.56MHz)に設定されていることが好ましい。
周波数調整パターン5(a〜f)を切断する毎に、Cadは減少するので、(式2)より周波数は高周波側にシフトすることになる。しかし、全部切断してもICチップ3のC成分が残るのでシフト量に限界は生じる。
周波数調整パターン5(a〜f)の切り取りは、図4のC1,C2,C3,C4,C5,C6部分の導線10を矢印に沿って鋏20や切り刃等により切断する。切断する際は、表面保護シート14面からベースフィルム11と共に(剥離紙9が付いている場合は当該剥離紙と共に)切断する。周波数調整パターン6(a〜f)の接続側までは切断しない方がよい。誤って導線9を切断しないためである。
図5は、調製用抵抗パターンの調整方法を示す図である。抵抗値を調製する場合は梯子状に形成された調製用抵抗パターン7を必要な調製抵抗値に応じて切断線7C1,7C2,・・,7C8のいずれかの部分で切断することにより全体の抵抗値を調製することができる。図5中、点7aと点7b間の抵抗は、全部の梯子状形状が残っている場合が、電流の流れる経路が多く抵抗値は最小となる。7C8で切断した場合は、梯子状形状が無くなるので、点7aと点7b間の抵抗は最大となる。抵抗パターンがほぼ一定の線幅と線長の形状に形成できれば、切断箇所による抵抗値の変化が予測(算出)できるので、(式1)によりQ値を計算し所定の特性に調製できる。Radを増減できれば、Q値を調製できることになる。切断は切り刃のような刃物でもよいし、抜き型を使用するものであってもよい。
図6は、周波数調整パターンと調製用抵抗パターンにミシン目線を設けた図である。
周波数調整パターン5と調製用抵抗パターン7には、図6のように、あらかじめ切り取り用ミシン目線12,13を設けるものであってもよい。周波数調整パターン5は、導線10を切断すればよいので、ミシン目線を12C1、12C2、・・12C8のように形成しておく、調製用抵抗パターン7は、パターンの周囲を囲むようにミシン目線13C1、13C2のように設けてもよく、図5と同様に、13C3、13C4、・・、13C8のように線状のミシン目線を設けてもよい。ただし、いずれの場合も導線10や調製用抵抗パターン7自体を損傷しないようにすることが必要である。このようにしておけば、挟20や切り刃等の道具を持ち合わせしない場合であっても容易に調製できる。
本発明の非接触ICタグラベルの製造は、所定パターンのフォトマスクを準備する必要があることと、ベースフィルム11の両面の金属箔のエッチングが必要となること、の他は通常の非接触ICタグラベルの製造工程で製造することができる。ICチップ3の特性に応じて、周波数調製パターン5,6やQ値調製のため調製用抵抗パターン7を切断する工程を、表面保護シートのラミネート前の工程に追加することもできる。
非接触ICタグラベルに使用するその他の材料について説明する。
(1)ベースフィルム
プラスチックフィルムを幅広く各種のものを使用でき、以下に挙げる単独フィルムあるいはそれらの複合フィルムを使用できる。
ポリエチレンテレフタレート(PET)、PET−G(テレフタル酸−シクロヘキサンジメタノール−エチレングリコール共重合体)、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、ポリスチレン系、ABS、ポリアクリル酸エステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリウレタン、等である。
(2)表面基材
プラスチックフィルムや紙基材を幅広く各種のものを使用できる。プラスチックフィルムとしては、上記に挙げたものを使用でき、紙基材としては、以下のもの等を使用できる。表面にプリンター印字をする場合は、上質紙、コート紙等の紙基材が特に好ましい。
上質紙、コート紙、クラフト紙、グラシン紙、合成紙、ラテックスやメラミン含浸紙。
(3)接着剤、粘着剤
本明細書で接着剤という場合は、溶剤型や重合型、紫外線硬化型、エマルジョン型、熱溶融型等の各種のものをいい、いわゆる粘着剤型のものをも含むものとする。いずれであっても、双方の材料間を接着すれば目的を達成できるからである。
また、本明細書で粘着剤という場合は、徐々に粘度が顕著に上昇することなく、いつまでも中間的なタック状態を保つものをいうものとする。
接着剤、粘着剤の樹脂組成物としては、天然ゴム系、ニトリルゴム系、エポキシ樹脂系、酢酸ビニルエマルジョン系、アクリル系、アクリル酸エステル共重合体系、ポリビニルアルコール系、フェノール樹脂系、等の各種材料を使用できる。
以下、実際の実施形態について実施例を用いて説明する。
ベースフィルム11として、厚み20μmの透明2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを使用し、その両面に厚み12μmの銅箔を電着して使用した。
このベースフィルム11のICチップ3装着面側に、図1のように、線幅2mmで、ほぼ4ターンとなるようにアンテナコイル2、アンテナコイル接続端子2a,2b、6個の分岐した等面積パターンからなる周波数調製パターン5(a〜f)と導線10、および8個の分岐を有する梯子状の調製用抵抗パターン7をフォトエッチングして形成した。
アンテナコイル2自体の外形は、ほぼ45mm×76mmの大きさとなり、アンテナコイル2のL成分(インダクタンス)は、1.44μH、アンテナコイル2のC成分(静電容量)は無視できる程度のものであった。
ベースフィルム11のICチップ3装着面と反対側面(背面)には、表面側と対向する位置に6個の周波数調製パターン6(a〜f)を表面側調製パターン5に対向して同一形状に設けるとともに、導線9を同様にフォトエッチングして形成した。X,Y間は導通部材8により接続した。エッチング後の銅箔厚みは、表裏いずれの箇所においても約12μmを維持していた。
上記ベースフィルム11のアンテナコイル両端部2a,2bに、平面サイズが1.0mm角、厚み250μmのICチップ3をACF(ソニーケミカル株式会社製「FP20626」)を使用してアンテナコイル接続端子2a,2bに実装した。これには、まずフェイスダウンの状態で仮接着させてから熱圧(200°C、500gf/cm2 、20秒)をかけて本接着した。ICチップ(ISO1443TypeB)3の固有静電容量は、50pFのものである。
アンテナコイル2のL成分は、1.44μHであるから、13.56MHzの共振周波数を得るためには、(式6)から回路全体の静電容量が、95.6pFであることが必要になる。ICチップ3の固有静電容量が、50pFであるから、外付けコンデンサ容量としては45〜46pFが必要となる。
周波数調製パターン5(a〜f)の1個の面積は48mm2 (6mm×8mm)となるようにし、対向する背面の調製パターン6(a〜f)も同一とした。これによる単位パターンのコンデンサ容量は約7.7pF、合計のコンデンサ容量(Cad)は約46.2pFとなる。ICチップ3の固有静電容量50pFとの合計量(C+Cad)は96.2pFとなる。従って、周波数調製パターン5を切断しない状態で、ほぼ13.56MHzの共振周波数が得られる状態になる。
一方、梯子状の調製用抵抗パターン7は線幅1mmとし、8個の正方形が連結した梯子状パターンとなるように形成した。1個の枠は一辺が4mmの正方形となるようにした。
次に、ポリエステル系ホットメルト接着剤を介し、厚み20μmの透明PETフィルムを表面保護シート14として積層し熱プレスした。最後にベースフィルム11の背面に、厚み32μmの粘着剤層16を介して剥離紙17を積層する粘着剤加工をし、大きさ58mm×100mmに断裁して剥離紙付き非接触ICタグラベル1を完成した。
完成した非接触ICタグラベル1について周波数調製パターン5の切断(カット)による周波数の変化を試験した。その結果、図4のC1でカットした場合、コンデンサ容量の合計量(C+Cad)は88.5pFとなり、共振周波数は14.10MHzとなった。 C2でカットした場合、コンデンサ容量の合計量(C+Cad)は80.8pFとなり、共振周波数は14.75MHzとなった。従って、1カット毎に、ほぼ0.5〜0.8MHz程度、共振周波数が高くなることが確認できた。これにより、被着体による周波数の低下にも十分対応できる。現実の周波数変動範囲が、0.1〜1MHz程度の範囲であれば、調製量はより少ない範囲でよく周波数調製パターン5,6の大きさはより小さくすることができる。
一方、調製用抵抗パターン7の両端7a,7b間(図5参照)の合成抵抗(調製パターンを切断しない場合)は、0.81mΩであった。一方、最先端部の抵抗を、図5の7C1のカット線で切断したときは、0.95mΩ、7C2のカット線で切断したときは、1.11mΩ、7C3のカット線で切断したときは、1.30mΩ、・・、7C8のカット線で切断したときは約2.8mΩ、となった。順次、枠状パターンの切断を多くすることにより抵抗値が増大することが認められた。これにより抵抗値が可変(抵抗値が増大する方向のみ)であり、(式1)より先鋭度Qを調製できることが確認できた。なお、アンテナコイル2全体の抵抗値は、R=0.57Ω(Radがない場合)程度であった。
以上の結果から、本発明の非接触ICタグラベル1は、被着体の状況に応じて周波数調製パターン5を切断(カット)することにより、適切な周波数に調製できることが確認できた。また、必要により先鋭度Qも調製できることが確認できた。これらの調製は、非接触ICタグラベルを被着体に貼着する際、または貼着後であっても可能なため、異なる周波数のラベルをあらかじめ準備する等の手間を省略することができる。
本発明の非接触ICタグラベルの実施形態を示す平面図である。 同断面図である。 非接触ICタグの等価回路を示す図である。 共振周波数の調整方法を示す図である。 Q値の調整方法を示す図である。 周波数調整パターンと調製用抵抗パターンにミシン目線を設けた図である。
符号の説明
1 非接触ICタグラベル
2 アンテナコイル
3 ICチップ
5,6 周波数調整パターン
7 調整用抵抗パターン
8 導線または導通部材
9,10 導線
11 ベースフィルム
12 切り取り線
13 切り取り線
14 表面保護シート
15 接着剤層
16 粘着剤層
17 剥離紙
20 はさみ


Claims (8)

  1. ベースフィルムに形成されたアンテナコイルに処理機能、記憶機能、入出力制御機能を備えるICチップが結合され、前記ベースフィルムのアンテナコイルと反対側面に物品貼着用の粘着剤層を有する非接触ICタグラベルにおいて、前記アンテナコイルの外周域には、ベースフィルムの反対側面の導電性層との間でコンデンサを形成する周波数調整パターンが形成されており、当該周波数調整パターンを切断してコンデンサ容量を調整することにより、共振回路の共振周波数が調整可能にされていることを特徴とする非接触ICタグラベル。
  2. ベースフィルムに形成されたアンテナコイルに処理機能、記憶機能、入出力制御機能を備えるICチップが結合され、前記ベースフィルムのアンテナコイルと反対側面に物品貼着用の粘着剤層を有する非接触ICタグラベルにおいて、前記アンテナコイには、アンテナコイルの抵抗値を調整する調整用抵抗パターンが形成されており、当該調整用抵抗パターンを切断して抵抗値を調整することにより、共振回路の先鋭度が調整可能にされていることを特徴とする非接触ICタグラベル。
  3. ベースフィルムに形成されたアンテナコイルに処理機能、記憶機能、入出力制御機能を備えるICチップが結合され、前記ベースフィルムのアンテナコイルと反対側面に物品貼着用の粘着剤層を有する非接触ICタグラベルにおいて、前記アンテナコイルの外周域にはベースフィルムの反対側面の導電性層との間でコンデンサを形成する周波数調整パターンが形成され、アンテナコイルの内周域には抵抗値を調整する調整用抵抗パターンが形成されており、当該周波数調整パターンと調整用抵抗パターンを切断して共振回路の共振周波数および先鋭度が調整可能にされていることを特徴とする非接触ICタグラベル。
  4. 周波数調整パターンが、略等しい調整量の容量からなる複数のパターンからなることを特徴とする請求項1または請求項3記載の非接触ICタグラベル。
  5. 調整用抵抗パターンがアンテナコイルから分岐した複数の回路からなることを特徴とする請求項2または請求項3記載の非接触ICタグラベル。
  6. アンテナコイル、周波数調整パターン、調製用抵抗パターンの全てがフォトエチングにより形成されたものであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1の請求項に記載の非接触ICタグラベル。
  7. 周波数調製パターンにミシン目線が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項3記載の非接触ICタグラベル。
  8. 調製用抵抗パターンにミシン目線が形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3記載の非接触ICタグラベル。

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