JPH1039758A - 共振タグ - Google Patents

共振タグ

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JPH1039758A
JPH1039758A JP8225804A JP22580496A JPH1039758A JP H1039758 A JPH1039758 A JP H1039758A JP 8225804 A JP8225804 A JP 8225804A JP 22580496 A JP22580496 A JP 22580496A JP H1039758 A JPH1039758 A JP H1039758A
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resonance
tag
circuit
resonance circuit
resonance tag
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JP8225804A
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English (en)
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Yoshinori Hatanaka
芳紀 畑中
Shinya Uchibori
晋弥 内堀
Masashi Nishimura
雅志 西村
Masamitsu Kobayashi
将允 小林
Tsutomu Sakamoto
力 阪本
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SENSOR TECHNOS KK
Miyake Inc
Original Assignee
SENSOR TECHNOS KK
Miyake Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特定の周波数をもつ共振タグを被貼着物か
ら剥がすだけで周波数が変化し、また、共振タグの適所
に切断のための切れ目を設け、該切れ目に沿って切り取
ることで容易に共振現象が起きなくさせたり、予め設定
した周波数帯へと変更させたりできる共振タグを提供す
る。 【構成】 検知装置から発信される特定の周波数の電
波に共振するコイル部とコンデンサー部からなる共振回
路において、コイル部外側にコンデンサー部を配置し、
回路端子部に少なくとも1つ以上の導通短絡部を設け、
各々接着力の異なる接着剤等を用いて積層構成したこと
を特徴とする共振タグ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は検知装置から発信される
特定の周波数の電波に共振する共振回路を構成する共振
タグにおいて、該共振タグの共振周波数を検出すること
により、該共振タグが装着された物品の識別及び改ざん
の有無を確認することを可能とする共振タグに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的によく知られている共振タ
グは誘電体としてポリエチレン等のポリオフィレン系樹
脂フィルムまたは他の合成樹脂フィルム等を介し、アル
ミ箔等の金属箔を熱圧着等の方法により貼り合わせた材
料を共振回路とし、共振タグのサイズを小型化すること
を目的に螺旋状に配置したコイル部中心にコンデンサー
部を配置して製造されるものがある。
【0003】共振タグは公知のようにビデオレンタル
店、CDショップ等にて、商品に取り付けられ、万引き
防止に利用するシステムにて用いている。この共振タグ
はレジでの清算処理時に取り外されるが、未清算で該共
振タグを商品に取り付けたまま店内に設備された検知装
置を内蔵するゲートを通過するとブザー等による警告が
なされる。
【0004】また、上記清算処理の方法において、該共
振タグを取り外すのではなく、専用機を用いて強度な磁
力によって共振回路機能を破壊する作業を行う場合や検
知装置によって形成された電磁界内で該共振タグが共振
現象を起こさないようにするため、電波を遮蔽する金属
箔を材料とするものを該共振タグに被覆する場合があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
共振タグで共振現象を消去させるために専用機を用いて
機能を破壊する作業を伴う手間と専用機本体や、また該
共振タグを被覆するためのものが必要である不都合があ
った。したがって、本発明においては共振タグを被貼着
物から剥離する際に、従来の共振タグとは異なる接着層
の構成によって導通短絡部を自然に破壊できることによ
り、周波数が変化し、本来の特定周波数では検知不可能
とすることができる。また、共振タグの適所に切断のた
めの切れ目を設け、該共振タグを切り取ることにより簡
易にその機能を消去することができるだけでなく、コン
デンサー部に設けた任意の箇所を適宜切断することによ
り、指定の周波数へ変化させることができるという本発
明の効果が従来品にはない。
【0006】また、開封許可の制限を行うために共振タ
グを開口部へ貼着して利用した際、厳重管理を怠った場
合において、偽造・改ざんしようとする者が慎重かつ丁
寧に該共振タグを剥がし、被貼付物を改ざんした後に予
め用意しておいた外見上同一の偽タグを貼付したり、元
のタグを貼り直したりすれば、その事実を知り得られな
い問題がある。したがって、共振タグを剥がそうとした
痕跡が残る材料からなる基材から構成される共振タグに
より、目視による発見が可能となる効果を付加し、剥が
そうとした際の該共振タグの裂傷による切断で機能が消
去され、あるいは周波数が変化したことによって、開封
されようとしたことが検知装置によっても確認できると
いう本発明の効果は従来品にない。
【0007】本発明は上記の問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は共振タグを利用することで簡易に共振タ
グの機能を消去したり、周波数を変更できることによ
り、あらゆる被貼着物等の管理や偽造・改ざんの有無を
検証することができる共振タグを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明にかかる共振タグとは次の特徴を持っている。検
知装置から発信される特定の周波数の電波に共振する共
振回路において、コンデンサー部をコイル部の外側に配
置し、少なくとも一カ所以上の回路端子部にそれぞれ導
通短絡部を設け、各々接着力の異なる接着剤等を用いて
積層構成した該共振回路を基材に接着剤を用いて積層し
たので、該共振タグを被着体から剥離しようとした際に
導通短絡部が容易に破壊されることによって周波数が変
化し、本来の特定周波数で検知することができなくなる
ものである。
【0009】さらに該共振回路を構成する最下層の金属
箔は被貼着物に残留する接着層に積層されたままとなる
ため、金属箔の一部に「開封厳禁」等の警告文字を加工
しておくことにより、被貼着物から剥離した際に該被貼
着物に接着層とともに残留するため、改ざん・偽造しよ
うとする者への警告となり、また爾後を目視確認できる
ことが可能である。警告文字に限らず、ロゴマークやそ
の他のメッセージでもよい。
【0010】市販されている剥離剤を用いて、共振タグ
を破損することなく剥離しようとする改ざんに対して、
被着体へ貼着される接着層を接着力や耐薬品性の異なる
複数種類の接着剤等を部分的に用いて構成することも有
効である。
【0011】また、コンデンサー部をコイル部の外側に
配置した共振タグであるため、該共振タグの適所に少な
くとも1つ以上の切断のための切れ目を設けたことによ
り、任意の箇所を切断することで、該共振タグの機能を
消去あるいは予め設定した周波数帯への変更が簡易に行
えることを特徴とする。さらに従来の一般的とされる共
振タグの共振回路の配置では金属等により蔽遮される欠
点があったが、コンデンサー部は金属等による影響を受
けにくいため、該コンデンサー部を金属部分に貼付する
ことが可能である。
【0012】さらに共振タグを構成する基材が剥離され
た痕跡が残る材料からなり、被着体に貼付される側の粘
着層は用途に応じて強度を変化させることが好ましく、
いずれの場合も基材表面にマークや文字等を印刷しても
よい。
【0013】
【作用】本発明は、上記手段を構じたので、共振タグは
次のように利用する。検知装置から送信される特定の周
波数の電波がつくる領域内に特定の周波数帯で共振現象
を起こす共振タグが入ると、この領域内の変化を信号と
して検知装置が受信する。すなわち、検知装置が信号を
検出し、アラーム等の外部出力により警告が発生してい
る状態では該共振タグがその領域内に存在していること
となる。
【0014】各々接着力の異なる接着層を用いて構成さ
れる共振タグを開封を制限する箱等の開口部に貼付して
利用する場合に改ざん目的に被貼着物から該共振タグを
剥がそうとした際に、最下層に接着力の強い接着層を積
層することで、共振回路を構成する下層の金属箔のみが
該共振タグの最下層にある接着層に残留するため、導通
短絡部が破壊され、共振タグが破損する。したがって、
その後剥がした基材(共振回路の上層を含み)を残留物
に被覆復元しても周波数が変化しているため、該共振タ
グが共振現象を起こす周波数帯での検知が行われず、改
ざんが施されたことが検知装置によってわかる。また、
最下層の接着層に残留する金属箔を警告表示の文字型に
加工しておけば剥がした際に表出されるため、改ざんし
ようとする者への警告にも利用できる。
【0015】共振タグを構成する共振回路のコイル部と
コンデンサー部を除く部分に切れ目を設けた場合には、
改ざん目的に剥がそうとした際にこの切れ目がきっかけ
となることで共振回路を破壊しやすくすることができ
る。共振回路を構成するコイル部に切断のための切れ目
を設けた場合には、この切れ目に沿って、切り取ること
によって共振タグの共振現象を起こさなくすることがで
きる。コンデンサー部とコイル部の外側に配置した共振
タグにおいて、コイル部とコンデンサー部の間に切断の
ための切れ目を設けた場合にはこの切れ目に沿って切り
取ることによって、該共振タグの共振現象を起こさなく
することができる。コンデンサー部の任意の箇所に少な
くとも1つ以上の切断のための切れ目を設けた場合に
は、この切れ目を切り取ることによって該共振タグの共
振現象を起こす周波数帯を予め設定した周波数帯へ変更
することができる。また該共振タグのコイル部とコンデ
ンサー部の間に切れ目を設けておけば、最終的に共振現
象を起こさなくすることも可能である。
【0016】共振タグを切断することによって次のよう
な利用方法が考えられる。例えば、箱の開封を制限する
場合に開口部等に共振タグを貼付する。改ざん・偽造し
ようとする者が箱に貼られてある該共振タグを剥がそう
とすると切断のために設けた切れ目部分よりいずれかの
部分が裂傷し、該共振タグが破壊されるか、特定の検知
装置によって検出できない共振現象が起きることとな
る。仮に外見上、同一のタグを貼付したり、元のタグを
貼り直しても、特定の検知装置をもって検出できないた
め爾後、改ざんの有無が確認できる。さらに該共振タグ
の基材を剥離された痕跡が残る材料より構成しておけ
ば、目視による確認も可能となる。また、周波数の変更
を可能とした共振タグを値札等の商品管理用タグに内蔵
して利用した場合には、該商品管理用タグの表面及び裏
面に必要とされる商品情報を印刷し、出荷時の検品管理
等の商品管理作業から、店頭での万引き防止等のシステ
ムへ応用していくことが可能であり、商品に取り付ける
該共振タグは1個で複数の目的に使用可能となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明にかかる共振タグを図面に示し
た実施例に基づきさらに詳細に説明する。図1は本発明
の共振タグの基本構造を示す断面図である。共振回路6
はアルミや銅等の金属箔を材料とし、これらを所定のパ
ターンに形成した金属箔4aを誘電体としてのフィルム
5の一方に接着層3bを用いて積層し、またフィルム5
のもう一方の面に接着層3cを用いて金属箔4bを積層
して構成される。前記一体化された共振回路6の金属箔
4a側に接着層3aを用いて基材2を積層し、物品に貼
付できるようにするため、金属箔4b側に接着層3dを
積層して剥離紙7を付設する。共振タグ1を構成する接
着層3a,3b,3c、3dは使用する際の効果を期待
して各々接着力の異なる構成としている。接着力は構成
されるいずれの接着層のなかで接着層3cが最も弱いも
のとする。接着層3cは剥離する外力に対して非常に弱
く、被貼着物から共振タグ1を剥がそうとすると共振回
路6を構成している接着層3cより剥離し、導通短絡部
9a、9b、9cを設けることで、正しく共振現象を起
こすしくみをなす共振回路6の金属箔4a(フィルム
5)側と金属箔4b側に破壊することとなり、接着層3
dの接着力が強いため、金属箔4bが被貼着物に貼着し
た接着層3dに残留する。金属箔4aとフィルム5を積
層させている接着層3bの接着力は非常に強くするのは
確実に導通短絡部を破壊することと、これらを被貼着物
に残留させないためである。接着層3b、3cの接着力
が相互に入れ替わっても同様の効果が期待できる。
【0018】図2は本発明の共振タグの第1実施例を示
す分解斜視図である。共振タグ1に内蔵される共振回路
6は金属箔4aを誘電体としてのフィルム5の一方に接
着層3bを用いて積層し、フィルム5のもう一方に接着
層3cを用いて金属箔4bを積層して構成する。前記一
体化された共振回路6はコイル部10の外側にコンデン
サー部11を配置しており、回路端子部8a,8b,8
cを設け、それぞれを圧接することにより、導通短絡部
9a,9b,9cを設けている。該共振回路6上に基材
2を接着層3aを用いて積層し、該共振回路6を物品に
貼付できるようにするため、もう一方に異なる耐薬品
性、接着力を有する複数の接着剤3e、3fより構成さ
れる接着層3dを積層して剥離紙7を付設する。基材2
はその下の共振回路6の保護及び隠蔽目的で用いられる
ものでマークや文字等の印刷を施すことができる。該基
材2の材質としては、通常ラベルとして使用される一般
的な印刷が可能な公知の合成樹脂材や紙材等を使用する
ことができる。ただし、改ざん・偽造を防止するために
本実施例の共振タグ1を被貼着物から原形を維持したま
ま剥がすことができない性質を有する脆性のポリ塩化ビ
ニルや未伸延のポリエチレンフィルム等を利用してもよ
く、該基材2においては特に限定はされない。また、該
基材2の形状は図面に示した四角形に限らず被貼着物の
形状等に応じて円状等の適宜形状のものを用いることが
できる。
【0019】図3は本発明の上記第1実施例における共
振タグ剥離によって共振回路が破壊された際の斜視図で
ある。例えば、改ざん対策に製作した共振タグ1を貼着
後、共振タグ1を剥がそうと基材2を摘まんで剥がすと
基材2に共振回路6の一部である金属箔4a、粘着層3
b)フィルム5(図示せず)が積層されたまま同時に持
ち上がることとなる。この外力によって導通短絡部9
a、9b、9cが破壊され、特定の周波数が得られなく
なるため、改ざんが行われたことが検知装置で判別でき
ることとなる。また、基材2を剥がした際に被貼着物に
残留する接着層3d上には共振回路6の一部である金属
箔4bと粘着層3cが積層している。さらに金属箔4b
の一部を「開封厳禁」等の警告表示の文字型に加工して
おくと、同様に接着層3d上に残留するため目視させる
ことが可能である。
【0020】図4は本発明の共振タグの第2実施例を示
す共振回路の底面斜視図である。共振タグ21における
金属箔の積層による共振回路26はコイル部210とコ
ンデンサー部211から構成され、共振回路26の金属
部を除く基材22に切れ目212を施す。例えば、改ざ
ん目的に共振タグを剥がそうとした際にこれらの切れ目
212がきっかけとなることで共振回路26が破壊され
やすくなる。共振回路26を構成するコイル部210と
コンデンサー部211のいずれかの箇所が切断されると
特定の検知装置では検出できなくなるため、改ざんがな
されたことを確認できるものである。
【0021】図5は本発明の共振タグの第3実施例を示
す共振回路の底面斜視図ある。共振タグ31におけるコ
イル部310とコンデンサー部311から構成される共
振回路36において、コイル部310に切断のための切
れ目312を施す。コイル部310に設けた切れ目31
2に沿って切断した場合は共振現象が起きなくなるた
め、例えば、商品の引き渡し時に共振タグ機能を消去
(無効力化)する必要がある際に利用できる。
【0022】図6は本発明の共振タグの第4実施例を示
す共振回路の底面斜視図である。共振タグ41における
コイル部410とコンデンサー部411から構成される
共振回路46において、コイル部410とコンデンサー
部411の連結箇所に切断のための切れ目412を施
す。コイル部410とコンデンサー部411より構成さ
れる共振回路46は双方により共振現象の発生が可能と
されるため、共振回路46に設けた切れ目412に沿っ
て切断した場合には共振現象が起きなくなる。
【0023】図7は本発明の共振タグの第5実施例を示
す共振回路の底面斜視図である。共振タグ51における
コイル部510とコンデンサー部511から構成される
共振回路56において、コンデンサー部511に切断の
ための切れ目512a、512b、コイル部510とコ
ンデンサー部511の連結箇所に切れ目512cを施
す。切れ目512a及び切れ目512bから切り取ると
共振回路56がもつ本来の周波数帯とは異なる予め設定
した周波数帯で共振現象を起こすが、切れ目512cか
ら切り取ると共振現象が起きないため、いずれの検知装
置を用いても検出は不可能となるものである。
【0024】第3、第4、第5実施例において、基材3
2、42、52にも切れ目を入れておくと切断が容易に
できる。
【0025】図8は本発明の共振タグの第1、2、3、
4実施例による使用例である。開封許可を制限するよう
な物品60の開封口60aを封印する位置に共振タグ
1、21、31、41を貼付する。例えば、第1実施例
による共振タグ1の場合、不正な開封をするために共振
タグ1を剥がそうとした際に共振回路6が破壊され周波
数に変化が起き、本来の特定周波数による検知装置では
検知できなくなるため、爾後一度剥がした共振タグ1を
目視で判別できないように、その上に被覆復元しても検
知装置によって改ざんの有無がわかる。また、第2実施
例による共振タグ21は上記目的と同様に使用した場合
に、共振タグ21を剥がそうとすると基材に設けた切れ
目によって、共振タグに裂傷が生じ切断破壊されること
で機能が消去されるため、検知装置によって改ざんの有
無がわかる。第3、4実施例による共振タグ31、41
は例えば万引き防止システムを導入している店舗など
で、店頭での商品開封を断る際に利用できる。予め「開
封厳禁」等の注意書やその他商品情報を印刷した共振タ
グ31、41を物品60の開封口60aに貼付してお
く。これによって故意に商品を開封することを防止し、
またその商品を清算処理する場合には共振タグに設けた
切れ目に沿って切断することで機能を消去すれば、万引
防止システムのゲートを正常に通過できるものである。
【0026】図9は本発明の共振タグの第5実施例によ
る商品管理用タグとしての使用例である。上記実施例に
おいて共振回路56を内蔵する基材52は前記第1、
2、3、4実施例にある共振タグに使用する基材とは異
なり、1枚のシート体を折り曲げ、重ね合わせて形成し
ているが、2枚以上のシート体を重ね合わせたものの間
に共振回路を複数配列し、ロール状に連続して加工した
ものを供給してもよい。ロール状による長尺の共振タグ
群を使用に応じて切り取れるように1片ごとにミシン目
を入れておいてもよい。例えば、5MHzの周波数帯で
共振現象を起こす共振回路56はコンデンサー部511
に設けた切れ目512aに沿って切り取ると、予め設定
していた8.2MHzの周波数帯に変更ができる。さら
に512bを切り取ると、10.5MHzの周波数帯へ
変更でき、最終的にコイル部510とコンデンサー部5
11の間に設けた切れ目512cに沿って切り取ると共
振現象が起きなくすることが可能となる。また、基材5
2の表面は商品情報等を印刷してもよいことからバーコ
ード印字等を施すことによって、POSシステムと関連
が実現するため、製造元での出荷管理から店頭での在庫
管理、清算業務及び万引き防止のシステムへの応用まで
の複数の商品管理への兼用利用が本実施例による商品管
理タグ1枚で可能となる。また内蔵される共振回路56
の切れ目512a、512b、513cと同じ位置に基
材52にもミシン目を入れておくと切り取りやすくな
る。本発明の実施例を図面にしたがって説明したが、本
発明はこれらの例に限られるものではない。
【0027】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明の共振タグ
によれば、共振回路を構成する接着層に接着力の差をつ
けたり、異なる種類の接着剤を複数使用することによ
り、共振タグを剥がそうとした際に共振回路に設けた導
通短絡部が外力によって簡易に破壊され、周波数を変化
させることで検知不可能にすることができる。また、共
振回路の適所に設けた切り取るための切れ目により、共
振タグを切り取ることによって容易に共振現象を起こさ
ないようにしたり、予め設定した周波数帯へ変更したり
することが可能となる。改ざん防止を目的に特定の検知
装置を用いて非接触で検品を行うことができるだけでな
く、共振タグの表面に印刷を施せる構造とした商品管理
用タグとして利用した場合には、出荷時から販売までの
商品管理及び万引き防止システムへと応用ができるもの
である。商品に取り付けるタグの個数は1枚で全ての機
能を満たすため、従来と比較して簡易的かつ混乱を避け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の共振タグの第1実施例の基本構造を示
す断面図である。
【図2】本発明の共振タグの第1実施例を示す分解斜視
図である。
【図3】本発明の共振タグの第1実施例による剥離時の
共振回路の斜視図である。
【図4】本発明の共振タグの第2実施例を示す共振回路
の斜視図である。
【図5】本発明の共振タグの第3実施例を示す共振回路
の斜視図である。
【図6】本発明の共振タグの第4実施例を示す共振回路
の斜視図である。
【図7】本発明の共振タグの第5実施例を示す共振回路
の斜視図である。
【図8】本発明の共振タグの第1、2、3、4実施例に
よる使用例である。
【図9】本発明の共振タグの第5実施例による使用例で
ある。
【符号の説明】
1−−−−共振タグ 2−−−−基材 3−−−−粘着層 4−−−−金属箔 5−−−−フィルム 6−−−−共振回路 7−−−−剥離紙 8−−−−回路端子部 9−−−−導通短絡部 10−−−コイル部 11−−−コンデンサー部 12−−−切れ目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 将允 東京都調布市国領町8−1−35,9−906 (72)発明者 阪本 力 千葉県浦安市堀江6−13−36−201

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検知装置から発信される特定の周波数
    の電波に共振するコイル部とコンデンサー部からなる共
    振回路において、コンデンサー部をコイル部の外側に配
    置し、少なくとも一カ所以上の回路端子部にそれぞれ導
    通短絡部を設け、各々接着力の異なる接着層にて積層構
    成したことを特徴とする共振タグ。
  2. 【請求項2】 共振回路のコイル部とコンデンサー部
    を除く部分に切れ目を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の共振タグ。
  3. 【請求項3】 共振回路のコイル部に切断のための切
    れ目を設けたことを特徴とする請求項1、2に記載の共
    振タグ。
  4. 【請求項4】 共振回路のコイル部とコンデンサー部
    の間に切断のための切れ目を設けたことを特徴とする請
    求項1、2、3に記載の共振タグ。
  5. 【請求項5】 予め設定した周波数帯に変化させるべ
    く、共振回路のコンデンサー部の適所に少なくとも1つ
    以上の切断のための切れ目を設けたことを特徴とする請
    求項1、2、3、4に記載の共振タグ。
  6. 【請求項6】 共振タグの基材及び該基材に積層する
    粘着剤において剥離された痕跡が残る材料からなること
    を特徴とする請求項1、2、3、4あるいは5に記載の
    共振タグ。
JP8225804A 1996-07-23 1996-07-23 共振タグ Pending JPH1039758A (ja)

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