JP2005326623A - 電子封印シール - Google Patents

電子封印シール

Info

Publication number
JP2005326623A
JP2005326623A JP2004144588A JP2004144588A JP2005326623A JP 2005326623 A JP2005326623 A JP 2005326623A JP 2004144588 A JP2004144588 A JP 2004144588A JP 2004144588 A JP2004144588 A JP 2004144588A JP 2005326623 A JP2005326623 A JP 2005326623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
pattern
capacitor
coil
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004144588A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4602695B2 (ja
Inventor
Seiichi Shirai
誠一 白井
Masamitsu Kobayashi
将允 小林
Tsutomu Shimamura
力 島村
Takuya Mori
森  拓也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GSCM KK
Original Assignee
GSCM KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GSCM KK filed Critical GSCM KK
Priority to JP2004144588A priority Critical patent/JP4602695B2/ja
Publication of JP2005326623A publication Critical patent/JP2005326623A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4602695B2 publication Critical patent/JP4602695B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 封印シールの偽造を防止すると共に、書類や物件を封印している対象物の開閉口の開封を確実に検知して、該書類の情報の漏洩や物件の改ざんを防止することを目的とする。
【解決手段】 この発明はフィルム状若しくはシート状の絶縁性基材2の裏面にコイル3を形成し、且つ、該絶縁性基材2の表裏両面にコンデンサパターン4,7を対峙して形成することにより、該絶縁性基材2を介してコンデンサ11が構成され、該コイル3と該コンデンサ11とで共振回路12が設けられてなる封印シール1であって、該コイルパターンと同じ側若しくは反対側に形成された該コンデンサ11の片側電極パターンと該コイル3の間を接続する配線パターン5が複雑に屈曲した形状を有しており、該配線パターン5側に粘着剤13若しくは接着剤6を塗布し、該封印シール1を封印対象物に貼着した後に該封印シール1を該対象物より剥離した際に該配線パターン5部が該絶縁性基材2より剥離して該対象物に付着し、前記共振回路12が破壊されるよう構成した電子封印シールを提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子封印シールに関するものであり、特に、確実に開封した事実を検出して開封したことを隠匿するなどの不正を防止する電子封印シールに関するものである。
従来、この種の電子封印シールは存在しない。重要書類やコンピュータ等の機械には封印が施されている。該封印は、開閉口に封印シールを貼着して該開閉口が開封された際に、該封印シールが破れる等して損壊されるよう形成されている。従って、該封印シールが損壊されているか否かによって該対象物の開閉口が開封されたか否かが判断される。即ち、該封印シールが損壊されていれば、該対象物の開閉口が開封されたと判断される。そして、該封印シールの損壊が認められなければ、該対象物は封印された状態が維持されていると判断される。
上記背景技術に説明したように、従来は、封印する対象物の開閉口に封印シールを貼着して該封印シールが損壊されているか否かによって該開閉口が開封されたか否かが判断されていた。然し乍ら、該封印シールを損壊せずに丁寧に対象物より剥離し、収容された書類の情報を盗み、又は、物件に改ざんを施した後、再度該封印シールを開閉口に貼着することにより、該情報の漏洩や物件の改ざん等の不正を発見することができないという欠陥があった。
更に、封印シールが偽造されることがあるので、該封印シールを剥離して書類や物件に不正を施した後、新たな偽造封印シールにて開閉口を封印することにより、該不正を発見することができないという問題も生じている。
例えば、パチンコの遊戯装置等には、該遊戯装置を制御するROMが取り付けられており、該ROMに封印シールが貼着されている。しかし、該封印シールを剥がし、そして該ROMを交換して該遊戯装置を改ざんした後、再び、封印シールを貼着する不正が施された場合は、該不正を発見することができない問題が生じている。
そこで、封印シールの偽造を防止すると共に、書類や物件を封印している封印対象物の開閉口の開封を確実に検知して、該書類の情報の漏洩や物件の改ざんを防止するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、フィルム状若しくはシート状の絶縁性基材の裏面にコイルを形成し、且つ、該絶縁性基材の表裏両面にコンデンサパターンを対峙して形成することにより、該絶縁性基材を介してコンデンサが構成され、該コイルと該コンデンサとで共振回路が設けられてなる封印シールであって、該コイルパターンと同じ側若しくは反対側に形成された該コンデンサの片側電極パターンと該コイルの間を接続する配線パターンが複雑に屈曲した形状を有しており、該配線パターン側に粘着剤若しくは接着剤を塗布し、該封印シールを封印対象物に貼着した後に該封印シールを該対象物より剥離した際に該配線パターン部が該絶縁性基材より剥離して該対象物に付着し、前記共振回路が破壊されるよう構成したことを特徴とする電子封印シールを提供するものである。
更に又、請求項2記載の発明は、上記フィルム状若しくはシート状の絶縁性基材の裏面にコイルを形成し、且つ、該絶縁性基材の表裏両面にコンデンサパターンを対峙して形成することにより、該絶縁性基材を介してコンデンサが構成され、該コイルと該コンデンサとで共振回路が設けられてなる封印シールであって、該コイルパターンと同じ側若しくは反対側に形成された該コンデンサの片側電極と該コイルパターンとの間を接続する配線パターンが該片側電極の周りを周回する形で配置され、且つ、該配線パターンが複雑に屈曲した形状を有しており、該配線パターン側に粘着剤若しくは接着剤を塗布し、該封印シールを該対象物に貼着した後に該封印シールを該対象物より剥離した際に該配線パターン部が該絶縁性基材より剥離して該対象物に付着し、前記共振回路が破壊されるように構成したことを特徴とする電子封印シールを提供するものである。
そして更に、請求項3記載の発明は、上記フィルム状若しくはシート状の絶縁性基材の裏面にコイルを形成し、且つ、該絶縁性基材の表裏両面にコンデンサパターンを対峙して形成することにより、該絶縁性基材を介してコンデンサが構成され、該コイルと該コンデンサとで共振回路が設けられてなる封印シールであって、該コイルパターンが該封印シールの片側の端に配置され、該コイルパターンの両面を紙若しくは絶縁性フィルムで被覆することにより該コイルパターン部が該対象物に貼着しないよう構成され、該コイルパターンと同じ側若しくは反対側に形成された該コンデンサの片側電極パターンとの間を接続する配線パターンが複雑に屈曲した形状を有しており、該配線パターン側に粘着剤若しくは接着剤を塗布し、該封印シールを封印対象物に貼着した後に該封印シールを該対象物より剥離した際に該配線パターン部が該絶縁性基材より剥離して該対象物に付着し、前記共振回路が破壊されるよう構成したことを特徴とする電子封印シールを提供するものである。
そして更に、請求項4記載の発明は、上記フィルム状若しくはシート状の絶縁性基材の裏面にコイルを形成し、且つ、該絶縁性基材の表裏両面にコンデンサパターンを対峙して形成することにより、該絶縁性基材を介してコンデンサが構成され、該コイルと該コンデンサとで共振回路が設けられてなる封印シールであって、該コイルパターンと同じ側若しくは反対側に形成された該コンデンサの片側電極と該コイルパターンとの間を接続する配線パターンが該片側電極及び該コイルパターンの周りを周回する形で配置され、且つ、該配線パターンが複雑に屈曲した形状を有しており、該配線パターン側に粘着剤若しくは接着剤を塗布し、該封印シールを該対象物に貼着した後に該封印シールを該対象物より剥離した際に該配線パターン部が該絶縁性基材より剥離して該対象物に付着し、前記共振回路が破壊されるよう構成されたことを特徴とする電子封印シールを提供するものである。
そして更に、請求項5記載の発明は、上記フィルム状若しくはシート状の絶縁性基材の裏面にコイルを形成し、且つ、該絶縁性基材の表裏両面にコンデンサパターンを対峙して形成することにより、該絶縁性基材を介してコンデンサが構成され、該コイルと該コンデンサとで共振回路が設けられてなる封印シールであって、該コンデンサが該コイルを挟んで両側に分割して配置され、該コイルパターンと同じ側若しくは反対側の該コンデンサの片側電極と該コイルパターンとを接続する配線パターンが該片側電極の周りを周回する形で配置され、且つ、該配線パターンが複雑に屈曲した形状を有しており、該配線パターン側に粘着剤若しくは接着剤を塗布し、該封印シールを該対象物に貼着した後に該封印シールを該対象物より剥離した際に該配線パターン部が該絶縁性基材より剥離して該対象物に付着し、前記共振回路が破壊されるよう構成されたことを特徴とする電子封印シールを提供するものである。
そして更に請求項6記載の発明は、上記フィルム状若しくはシート状の絶縁性基材の裏面にコイルを形成し、且つ、該絶縁性基材の表裏両面にコンデンサパターンを対峙して形成することにより、該絶縁性基材を介してコンデンサが構成され、該コイルと該コンデン
サとで共振回路が設けられてなる封印シールであって、該封印シールを対象物に貼着するための粘着剤若しくは接着剤の対象物に対する接着力が、コイルパターン及びコンデンサパターン並びに該コイルと該コンデンサ間を接続する複雑に屈曲した配線パターンと該絶縁性基材とを接着している接着剤の接着力よりも強固であることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の電子封印シールを提供するものである。
請求項1記載の発明は、フィルム状若しくはシート状の絶縁性基材にコイルとコンデンサよりなる共振回路を形成し、且つ、該コイルパターンと同じ側若しくは反対側に形成された該コンデンサの片側電極パターンと該コイルパターンの間を接続する配線パターンを複雑に屈曲した形状となるよう形成して電子封印シールを構成している。そして、該配線パターン側に粘着剤若しくは接着剤を塗布し、該封印シールを封印対象物に貼着した後に該封印シールを該対象物より剥離したとき、該配線パターン部の複雑に屈曲した形状により、該電子封印シールの接着力或いは該電子封印シールに対する引掛力と相俟って、該配線パターン部が該絶縁性基材より容易に剥離して該対象物に付着し、前記共振回路が破壊される。このため、該電子封印シールの共振回路はスキャナにより発信される所定の電波に対して共振しないため、該共振回路は認識されない。
従って、該スキャナにて共振回路が認識される場合は、封印対象物より電子封印シールが剥離されていないと判断され、一方、該共振回路が該スキャナにて認識されない場合には該封印対象物より該電子封印シールが剥離されて開封されたと判断できるため、確実に封印対象物の開封の有無を検知でき、不正開封による情報の漏洩や物件の改ざんを防止することができるという利点がある。更に、該電子封印シールの共振回路の共振周波数を変更することにより、該電子封印シールの偽造を防止することができる。
請求項2記載の発明は、絶縁性基材にコイルとコンデンサよりなる共振回路を形成し、且つ、該コイルパターンと同じ側若しくは反対側に形成された該コンデンサの片側電極パターンと該コイルパターンの間を接続する配線パターンが該片側電極の周りを周回する形で配置され、且つ、該配線パターンが複雑に屈曲した形状を有するよう形成して電子封印シールを構成している。該封印シールを封印対象物に貼着した後に該封印シールを該対象物より剥離したとき、該配線パターン部の複雑に屈曲した形状により、該電子封印シールの接着力或いは該電子封印シールに対する引掛力と相俟って、該配線パターン部が該絶縁性基材より容易に剥離し前記共振回路が破壊される。
従って、スキャナにて該共振回路が動作するかどうかを認識して、封印対象物の不正な開封による情報の漏洩や物件の改ざんを防止することができる。更に、コンデンサ電極の周りに配線パターンを配置したことにより、任意の方向から封印シールが剥離される場合にも配線パターンの切断が起こるので、より確実な封印対象物の開封に対する認識が可能となる。
請求項3記載の発明は、絶縁性基材にコイルとコンデンサよりなる共振回路を形成し、且つ、該コイルパターンと同じ側若しくは反対側に形成された該コンデンサの片側電極パターンと該コイルパターンの間を接続する配線パターンが複雑に屈曲した形状を有するよう形成して電子封印シールを構成している。
更に、コイルパターンが封印シールの片側の端に配置され、且つ、該コイルパターンの両側が紙若しくは絶縁性フィルムで被覆され、該封印対象物に貼着する際に粘着剤若しくは接着剤が塗布されないように構成されている。該封印シールを封印対象物に貼着した後に該封印シールを該対象物より剥離したとき、該配線パターン部の複雑に屈曲した形状により、該電子封印シールの接着力或いは該電子封印シールに対する引掛力と相俟って、該
配線パターン部が該絶縁性基材より容易に剥離して前記共振回路が破壊される。
従って、スキャナにて該共振回路が動作するかどうかを認識して、封印対象物の不正な開封による情報の漏洩や物件の改ざんを防止することができる。更に又、コイルパターン部が封印対象物に接着されないため対象物との間に空間が設けられるので、封印対象物が金属製のものであっても共振回路を正常に動作させることができ、より広範な封印対象物に適用することができる。
請求項4記載の発明は、絶縁性基材にコイルとコンデンサよりなる共振回路を形成し、且つ、該コイルパターンと同じ側若しくは反対側に形成された該コンデンサの片側電極パターンと該コイルパターンの間を接続する配線パターンが該片側電極及び該コイルパターンの周りを周回する形で配置され、且つ、該配線パターンが複雑に屈曲した形状を有するよう形成して電子封印シールを構成している。該封印シールを封印対象物に貼着した後に該封印シールを該対象物より剥離したとき、該配線パターン部の複雑に屈曲した形状により、該電子封印シールの接着力或いは該電子封印シールに対する引掛力と相俟って、該配線パターン部が該絶縁性基材より容易に剥離し前記共振回路が破壊される。
従って、スキャナにて該共振回路が動作するかどうかを認識して、封印対象物の不正な開封による情報の漏洩や物件の改ざんを防止することができる。更に、コンデンサ電極及び該コイルパターンの周りに配線パターンを配置したことにより、封印シールの周囲のどの方向から封印シールが剥離されても配線パターンの切断が起こるので、より確実な封印対象物の開封に対する認識が可能となる。
請求項5記載の発明は、絶縁性基材にコイルとコンデンサよりなる共振回路を形成し、且つ、該コンデンサが該コイルを挟んで両側に配置され、該コイルパターンと同じ側若しくは反対側に形成された両側の各該コンデンサの片側電極パターンと該コイルパターンの間を接続する配線パターンが両側の該片側電極及び該コイルパターンの周りを周回する形で配置され、且つ、該配線パターンが複雑に屈曲した形状を有するよう形成して電子封印シールを構成している。該封印シールを封印対象物に貼着した後に該封印シールを該対象物より剥離したとき、該配線パターン部の複雑に屈曲した形状により該電子封印シールの接着力或いは該電子封印シールに対する引掛力と相俟って、該配線パターン部が該絶縁性基材より容易に剥離して前記共振回路が破壊される。
従って、スキャナにて該共振回路が動作するかどうかを認識して、封印対象物の不正な開封による情報の漏洩や物件の改ざんを防止することができる。更に、各コンデンサ電極及び該コイルパターンの周りに配線パターンを配置したことにより、封印シールの周囲のどの方向から封印シールが剥離されても配線パターンの切断が起こるので、より確実な封印対象物の開封に対する認識が可能となる。
請求項6記載の発明は、絶縁性基材にコイルとコンデンサよりなる共振回路を形成し、且つ、該コイルパターンと同じ側若しくは反対側に形成された該コンデンサの片側電極パターンと該コイルパターンの間を接続する該配線パターンが複雑に屈曲した形状を有するよう形成して電子封印シールを構成している。更に、該封印シールを対象物に貼着するための粘着剤若しくは接着剤の対象物に対する接着力が、該コイルパターン、該コンデンサパターン及び該コイルと該コンデンサの片側の電極とを接続する複雑に屈曲した配線パターンと該絶縁性基材とを接着している接着剤の接着力よりも強固となるよう構成されている。
従って、該封印シールを封印対象物に貼着した後に該封印シールを該対象物より剥離したとき、該配線パターン部の複雑に屈曲した形状に加えて、該電子封印シールの対象物へ
の接着力或いは該電子封印シールに対する引掛力が強力に作用して、該配線パターン部が該絶縁性基材より容易に剥離して前記共振回路が破壊される。従って、スキャナにて該共振回路が動作するかどうかを認識して、封印対象物の不正な開封による情報の漏洩や物件の改ざんを防止することができる。
本発明は、不正な開封を防止する電子封印シールであって、フィルム状若しくはシート状の絶縁性基材と、該絶縁性基材に金属の薄膜にて形成されたコイル及びコンデンサ並びに両者を接続するための配線パターンから構成される共振回路とからなり、不正な開封を防止する目的を、電子封印シールが剥離される際に該共振回路が破壊されるように形成してその破壊をスキャナにて確認し、不正な開封の確実なる認識を可能にすることにより達成した。
以下、本発明の一実施例を図1乃至図14に従って詳述する。図1は本発明の電子封印シール1の裏面より見た平面図、図2は該電子封印シール1の横断面図である。該電子封印シール1はフィルム状若しくはシート状の絶縁性基材2の裏面に金属の薄膜にて形成されたコイル3と一方のコンデンサパターン4及びコイル3とコンデンサパターン4を接続する配線パターン5とが接着剤6にて貼着されている。更に、該配線パターン5はジグザグの屈曲した形状をとることにより配線長が長くなるよう配設されている。本実施例では、該コンデンサパターン4が絶縁性基材2の右側に配設されると共に、前記コイル3は、該コンデンサパターン4の左方に載設されているが、これに限定されることはない。
更に、該絶縁性基材2の表面には、前記コンデンサパターン4と同様の金属薄膜にて他方のコンデンサパターン7が接着剤8にて貼着されているとともに、該他方のコンデンサパターン7は前記絶縁性基材2を介して前記一方のコンデンサパターン4に対峙して配設されている。
又、該他方のコンデンサパターン7は、該コンデンサパターン7より左方に延設した延設部9に接続されている。更に、該延設部9の端部は接続子10にて前記コイル3の他端部に接続されている。従って、該一方のコンデンサパターン4と他方のコンデンサパターン7とは該コイル3を介して導通されるので、該コンデンサパターン4と7とにてコンデンサ11を構成して絶縁性基材2に共振回路12が設けられる。尚、該延設部9は該コンデンサパターン7と同様に接着剤8にて前記絶縁性基材2に貼着されている。
一方、該絶縁性基材2の裏面及び該コンデンサパターン4並びに該コイルパターン3と該コンデンサパターン4とを接続している配線パターン5の裏面には、粘着剤13が塗布され、前記電子封印シール1を封印する対象物の開閉口に貼付できるように形成されている。更に、該粘着剤13は、裏面のコイル3とコンデンサパターン4及び配線パターン5と該絶縁性基材2とを貼着する接着剤6よりも強力な接着力を有している。尚、該電子封印シール1の上面は表面保護紙14にて被覆されている。
このように構成された電子封印シール1は、図3に示すように、封印対象物15に貼着される。そして、スキャナ16の送信部17より、該電子封印シール1の共振回路12の共振周波数と同様の周波数の電波を送信することにより、該共振回路12が共振して電波が誘導され、該共振回路12より同様の周波数の電波を発信する。更に、該共振回路12より発信された電波を該スキャナ16の受信部18にて受信し、制御部19にて該発信電波を認識する。このときは、該電子封印シール1が剥離されていないことを認識するので封印対象物15の開閉口が封印された状態に保持されていることを確認することができる。
一方、該対象物15より該電子封印シール1が離脱されたときには、該対象物15と絶縁性基材2の裏面に形成されたコイルパターン3及びコンデンサパターン4並びに配線パターン5とを接着する粘着剤13は該コイルパターン3及びコンデンサパターン4並びに配線パターン5を絶縁性基材2に接着する接着剤6よりも強力な接着力を有するものが採択されているので、該コイルパターン3及びコンデンサパターン4並びに配線パターン5が該絶縁性基材2より剥離されて該対象物15に残留する。従って、共振回路12は、該コイルパターン3或いは該コンデンサパターン4或いは配線パターン5のジグザグの屈曲した部分の少なくともいずれかで切断されて破壊される。特に、該対象物15に粘着剤13により接着している部分の面積が該配線パターン5の形状を複雑にしてあることにより大きくなり、より確実にこれらが剥離し共振回路が破壊される。
斯くして、前記スキャナ16より共振電波を送信しても該共振回路12より共振電波を発信することはなく、該電子封印シール1が開封されたことを確認することができる。従って、確実に対象物15の開封を確認することができる。一方、該共振回路12はコイル3の巻回数或いはコンデンサの面積を変更すること等により、共振周波数を変化させることができるので、該電子封印シール1の偽造を防止することができる。
図4及び図5は他の実施例を示す。電子封印シール20の構造は図1及び図2に示す構造と略同じであり、コイルパターン22とコンデンサパターン23及び26で形成されるコンデンサ30とで共振回路が構成される。又、コイルパターン22とコンデンサパターン23とを接続する配線パターン24はジグザグの屈曲した形状をしているだけでなく、凹凸が付けられた構造となっている。従って、図1及び図2の実施例と同様に、前記電子封印シール20を前記封印対象物15に貼着した後、該封印対象物15より該電子封印シール20を離脱した際には、絶縁性基材21に接着されているコイルパターン22及びコンデンサパターン23並びに配線パターン24の接着剤25の接着力が、該電子封印シール20を該対象物15に接着する粘着剤32よりも弱いので、該コイルパターン22若しくは該コンデンサパターン23若しくは該配線パターン24の少なくともいずれかが剥離して該対象物15に残留するとともに、前記共振回路31が該コイルパターン22若しくは該コンデンサパターン23若しくは該配線パターン24の少なくともいずれかで切断し、該共振回路31が破壊される。従って、該電子封印シール20も前記電子封印シール1と同様の効果が期待できる。
更に、該電子封印シール20では、コイルパターン22と該コンデンサパターン23とを接続する配線パターン24がジグザグの屈曲した形状をしているだけでなく、凹凸が付加されているため、該配線パターンが剥離する際により切断され易い構造となっている。このため、前記電子封印シール1の効果に加えてより確実な電子封印シール20の開封を検知することができる。従って、不正な開封による情報の漏洩や改ざんを防止することができる。
図6及び図7は更に他の実施例を示す。同図に於いて、電子封印シール34の絶縁性基材35の表面に金属の薄膜にて形成したコイル36と一方のコンデンサパターン37とが接着剤38にて貼着され、該コイル36の一端部は該コンデンサパターン37から左方に延設された延設部39と接続されている。更に、該絶縁性基材35の裏面には、前記コンデンサパターン37と同様に金属の薄膜にて他方のコンデンサパターン40が接着剤41で貼着されると共に、該他方のコンデンサパターン40は前記絶縁性基材35を介して前記一方のコンデンサパターン37に対峙して配設されている。
又、他方のコンデンサパターン40はジグザグの屈曲した形状の配線パターン42に接続され、該配線パターン42の該コンデンサパターン40と接続されている側と反対の端
部において、接続子43を介して該コイルパターン36のもう一方の端とが接続されている。該配線パターン42は該コンデンサパターン40の周りを周回する形状で配設され、より広い接着面積を確保するようにしている。
従って、該一方のコンデンサパターン37と他方のコンデンサ40とは該コイル36及び該配線パターン42を介して導通されているので、該コンデンサパターン37と40にてコンデンサ44を構成して該絶縁性基材35に共振回路45が設けられる。
一方、該絶縁性基材35の裏面及び他方のコンデンサパターン40並びに配線パターン42の裏面には粘着剤46が塗布され、前記電子封印シール34を封印する対象物の開閉口に貼付できるように形成されている。更に、該粘着剤46は、他方のコンデンサ40及び配線パターン42を該絶縁性基材35に貼着している接着剤41よりも強力な接着力を有している。尚、該電子封印シール34の上面は表面保護紙47にて被覆されている。
従って、図1及び図2の実施例と同様に、前記電子封印シール34を前記封印対象物15に貼着した後、該封印対象物15より該電子封印シール34を離脱した際には、前記絶縁性基材35に対する前記他方のコンデンサパターン40及び配線パターン42の接着剤41の接着力が弱いので、該他方のコンデンサ40及び該配線パターン42は該絶縁性基材35から剥離し、該対象物15に残留すると共に前記共振回路45が他方のコンデンサパターン40若しくは配線パターン42の部位において切断され、該共振回路は破壊される。斯くして、該電子封印シール34も前記電子封印シールと同様の効果が期待できる。
図8及び図9は更に他の実施例を示す。電子封印シール48の絶縁性基材49の中央部にコイルパターン50を設け、該コイルパターン50の両側にコンデンサパターン51,52を配設し、接着剤53にて貼着している。該コンデンサパターン51の端部は該コイルパターン50の一方の端と配線パターン57により接続されている。該配線パターン57はジグザグの屈曲した形状を有しており、コンデンサパターン51及び52の周りを周回する形状で配設されている。更に、コンデンサパターン51の端部とコンデンサパターン52の端部とは、接続子58並びに59を介して連結パターン61により接続されている。又、該絶縁性基材49の表面にコンデンサパターン54が該コンデンサパターン51と、コンデンサパターン55が該コンデンサパターン52と夫々対峙して配設され、双方の該コンデンサパターン54,55は延設部62にて接続され、接着剤56にて貼着している。一方、該延設部62の中央部において前記コイル50のもう一方の端で接続子60により接続されて共振回路65が構成されている。更に、該絶縁性基材49の裏面及びコンデンサパターン51,52の裏面並びに配線パターン57の裏面に接着剤66が塗布されて電子封印シール48が構成されている。
前記粘着剤66は、該コンデンサパターン51及び52並びに配線パターン57と該絶縁性基材49とを貼着している接着剤53よりも強力な接着力を有している。尚、該電子封印シール48の上面は表面保護紙67にて被覆されている。
従って、図1及び図2の実施例と同様に、前記電子封印シール48を前記封印対象物15に貼着した後、該封印対象物15より該電子封印シール48を離脱した際には、該絶縁性基材49と該コンデンサパターン51及び52並びに該配線パターン57とを接着している接着剤53の接着力が弱いので、該コンデンサパターン51及び52並びに配線パターン57が剥離して該対象物15に残留するとともに、前記共振回路65が該コンデンサ51若しくは52或いは該配線パターン57の少なくともいずれかが切断するため、該共振回路65が破壊される。而して、該電子封印シール48も前記電子封印シール1と同様の効果が期待できる。
更に、該電子封印シール48は、配線パターン57がコンデンサパターン51及び52の周りに周回する形で配設されているため、該電子封印シール48が左右どちらの方向から剥がされても有効に配線パターン57が剥離することが期待できるため、剥がす方向によらない確実な開封検知が可能となる。
図10及び図11は更に他の実施例を示す。電子封印シール68の絶縁性基材69の裏面に金属の薄膜にて形成したコイル70と一方のコンデンサパターン71並びに該コイル70の一端と該一方のコンデンサパターン71との間を接続する配線パターン72とが接着剤73にて貼着されている。又、該配線パターン72は該コイルパターン70及び該一方のコンデンサパターン71の周りに周回する形で配設されている。
更に、該絶縁性基材69の表面には、前記コンデンサパターン71と同様の金属の薄膜にて他方のコンデンサパターン74が接着剤75にて貼着されると共に、該他方のコンデンサパターン74は前記絶縁性基材69を介して前記一方のコンデンサパターン71に対峙して配設されている。又、該他方のコンデンサパターン74は、該コンデンサパターン74より中央方向に延設した延設部76に接続されている。更に、該延設部76の端部は接続子77にて前記コイル70の他端部に接続されている。従って、該一方のコンデンサパターン71と他方のコンデンサパターン74とは該コイルパターン70を介して導通されるので、該コンデンサパターン71と74でコンデンサが形成され、該絶縁性基材69に共振回路79が設けられる。尚、該延設部76は該コンデンサパターン74と同様に接着剤75にて前記絶縁性基材69に貼着されている。
一方、該絶縁性基材69の裏面及び一方のコンデンサパターン71並びに配線パターン72の裏面には粘着剤80が塗布され、前記電子封印シール68を封印する対象物の開閉口に貼付できるように形成されている。更に、該粘着剤80は、一方のコンデンサパターン71及び配線パターン72を該絶縁性基材に貼着している接着剤73よりも強力な接着力を有している。尚、該電子封印シール68の上面は表面保護紙81にて被覆されている。
従って、図1及び図2の実施例と同様に、前記電子封印シール68を前記封印対象物15に貼着した後、該封印対象物15より該電子封印シール68を離脱した際には、前記絶縁性基材69に対する前記一方のコンデンサパターン71及び配線パターン72の接着剤73の接着力が弱いので、該一方のコンデンサパターン71及び該配線パターン72は該絶縁性基材69から剥離し、該対象物15に残留すると共に前記共振回路79が一方のコンデンサパターン71若しくは配線パターン72の部位において切断され、該共振回路79が破壊される。而して、該電子封印シール68も前記電子封印シールと同様の効果が期待できる。
図12、図13及び図14は更に又、他の実施例を示す。図12に示す電子封印シール82はその構成において、前記図1、図4及び図6の実施例で示したコイルパターンが片方の端にある前記電子封印シールと同様の構造を有している。但し、前記電子封印シールでは、対象物15に貼着する側の全面に粘着剤を塗布し、且つ、対象物15に全面を貼り付けていた。この実施例の電子封印シールは共振回路で構成され、前記スキャナ16よりの電波に反応することで封印シールを検知している。従って、封印する対象物15の材質が金属の場合には電波が遮蔽されるため、共振回路が動作しないので電子封印シールとして機能しない。図12及び図13の実施例では、コイルパターン部分83の両面を表面保護紙84にて被覆することにより、対象物15にコイル部分83が貼着しない構造としてある。即ち、該電子封印シール82の裏面に粘着剤85を塗布したのち、該コイルパターン部83を表面保護紙84にて被覆することにより該粘着剤85が表面保護紙に覆われるため、該コイルパターン部83は該対象物へは貼着しない。
一方、該コイル部分以外のところには、粘着剤85が塗布されているため該対象物15へ貼着することができる。図14に金属製の封印対象物85に該電子封印シール82を貼着した場合を示している。該電子封印シールのコイルパターン83は該対象物85から離れた位置にあるため、スキャナ16からの送信電波並びにコイルパターン85からの応答電波が遮蔽されないので、スキャナ16は該電子封印シール82からの応答を正常に検知することができる。このように、該電子封印シール82は前記電子封印シールと同様の効果が期待できることに加えて、封印対象物15の材質が紙、木材、プラスチックだけでなく金属の場合にも適用できる効果を有している。
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明の実施例を示し、電子封印シールの裏面より見た平面図。 図1の電子封印シールの縦断面図。 スキャナの回路ブロック図 本発明の他の実施例を示し、電子封印シールの裏面より見た平面図。 図4の電子封印シールの縦断面図。 本発明の他の実施例を示し、電子封印シールの裏面より見た平面図。 図6の電子封印シールの縦断面図。 本発明の他の実施例を示し、電子封印シールの裏面より見た平面図。 図8の電子封印シールの縦断面図。 本発明の他の実施例を示し、電子封印シールの裏面より見た平面図。 図10の電子封印シールの縦断面図。 本発明の他の実施例を示し、電子封印シール本体部の裏面より見た平面図。 図12の電子封印シールのコイル部を被覆している様子を示す断面図。 図13の電子封印シールを金属性対象物に貼着したときの状態を示す斜視図。
符号の説明
1,20,34,48,68,82 電子封印シール
2,21,35,49,69 絶縁性基材
3,22,36,50,70,83 コイル
4,7,23,25,37,40 コンデンサパターン
5,24,42,57,72 配線パターン
6,25,41,53,73 接着剤
13,32,46,66,80,85 粘着剤
12,31,45,65,79 共振回路
51,52,54,55,71,74 コンデンサパターン

Claims (6)

  1. フィルム状若しくはシート状の絶縁性基材の裏面にコイルを形成し、且つ、該絶縁性基材の表裏両面にコンデンサパターンを対峙して形成することにより、該絶縁性基材を介してコンデンサが構成され、該コイルと該コンデンサとで共振回路が設けられてなる封印シールであって、該コイルパターンと同じ側若しくは反対側に形成された該コンデンサの片側電極パターンと該コイルの間を接続する配線パターンが複雑に屈曲した形状を有しており、該配線パターン側に粘着剤若しくは接着剤を塗布し、該封印シールを封印対象物に貼着した後に該封印シールを該対象物より剥離した際に該配線パターン部が該絶縁性基材より剥離して該対象物に付着し、前記共振回路が破壊されるよう構成したことを特徴とする電子封印シール。
  2. 上記フィルム状若しくはシート状の絶縁性基材の裏面にコイルを形成し、且つ、該絶縁性基材の表裏両面にコンデンサパターンを対峙して形成することにより、該絶縁性基材を介してコンデンサが構成され、該コイルと該コンデンサとで共振回路が設けられてなる封印シールであって、該コイルパターンと同じ側若しくは反対側に形成された該コンデンサの片側電極と該コイルパターンとの間を接続する配線パターンが該片側電極の周りを周回する形で配置され、且つ、該配線パターンが複雑に屈曲した形状を有しており、該配線パターン側に粘着剤若しくは接着剤を塗布し、該封印シールを該対象物に貼着した後に該封印シールを該対象物より剥離した際に該配線パターン部が該絶縁性基材より剥離して該対象物に付着し、前記共振回路が破壊されるように構成したことを特徴とする電子封印シール。
  3. 上記フィルム状若しくはシート状の絶縁性基材の裏面にコイルを形成し、且つ、該絶縁性基材の表裏両面にコンデンサパターンを対峙して形成することにより、該絶縁性基材を介してコンデンサが構成され、該コイルと該コンデンサとで共振回路が設けられてなる封印シールであって、該コイルパターンが該封印シールの片側の端に配置され、該コイルパターンの両面を紙若しくは絶縁性フィルムで被覆することにより該コイルパターン部が該対象物に貼着しないよう構成され、該コイルパターンと同じ側若しくは反対側に形成された該コンデンサの片側電極パターンとの間を接続する配線パターンが複雑に屈曲した形状を有しており、該配線パターン側に粘着剤若しくは接着剤を塗布し、該封印シールを封印対象物に貼着した後に該封印シールを該対象物より剥離した際に該配線パターン部が該絶縁性基材より剥離して該対象物に付着し、前記共振回路が破壊されるよう構成したことを特徴とする電子封印シール。
  4. 上記フィルム状若しくはシート状の絶縁性基材の裏面にコイルを形成し、且つ、該絶縁性基材の表裏両面にコンデンサパターンを対峙して形成することにより、該絶縁性基材を介してコンデンサが構成され、該コイルと該コンデンサとで共振回路が設けられてなる封印シールであって、該コイルパターンと同じ側若しくは反対側に形成された該コンデンサの片側電極と該コイルパターンとの間を接続する配線パターンが該片側電極及び該コイルパターンの周りを周回する形で配置され、且つ、該配線パターンが複雑に屈曲した形状を有しており、該配線パターン側に粘着剤若しくは接着剤を塗布し、該封印シールを該対象物に貼着した後に該封印シールを該対象物より剥離した際に該配線パターン部が該絶縁性基材より剥離して該対象物に付着し、前記共振回路が破壊されるよう構成されたことを特徴とする電子封印シール。
  5. 上記フィルム状若しくはシート状の絶縁性基材の裏面にコイルを形成し、且つ、該絶縁性基材の表裏両面にコンデンサパターンを対峙して形成することにより、該絶縁性基材を介してコンデンサが構成され、該コイルと該コンデンサとで共振回路が設けられてなる封印シールであって、該コンデンサが該コイルを挟んで両側に分割して配置され、該コイル
    パターンと同じ側若しくは反対側の該コンデンサの片側電極と該コイルパターンとを接続する配線パターンが該片側電極の周りを周回する形で配置され、且つ、該配線パターンが複雑に屈曲した形状を有しており、該配線パターン側に粘着剤若しくは接着剤を塗布し、該封印シールを該対象物に貼着した後に該封印シールを該対象物より剥離した際に該配線パターン部が該絶縁性基材より剥離して該対象物に付着し、前記共振回路が破壊されるよう構成されたことを特徴とする電子封印シール。
  6. 上記フィルム状若しくはシート状の絶縁性基材の裏面にコイルを形成し、且つ、該絶縁性基材の表裏両面にコンデンサパターンを対峙して形成することにより、該絶縁性基材を介してコンデンサが構成され、該コイルと該コンデンサとで共振回路が設けられてなる封印シールであって、該封印シールを対象物に貼着するための粘着剤若しくは接着剤の対象物に対する接着力が、コイルパターン及びコンデンサパターン並びに該コイルと該コンデンサ間を接続する複雑に屈曲した配線パターンと該絶縁性基材とを接着している接着剤の接着力よりも強固であることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の電子封印シール。
JP2004144588A 2004-05-14 2004-05-14 電子封印シール Active JP4602695B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004144588A JP4602695B2 (ja) 2004-05-14 2004-05-14 電子封印シール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004144588A JP4602695B2 (ja) 2004-05-14 2004-05-14 電子封印シール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005326623A true JP2005326623A (ja) 2005-11-24
JP4602695B2 JP4602695B2 (ja) 2010-12-22

Family

ID=35473032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004144588A Active JP4602695B2 (ja) 2004-05-14 2004-05-14 電子封印シール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4602695B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007265145A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Toppan Forms Co Ltd 非接触通信媒体
JP2012514782A (ja) * 2009-01-05 2012-06-28 レオンハード クルツ シュティフトゥング ウント コー. カーゲー 多層フィルムエレメント

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1039758A (ja) * 1996-07-23 1998-02-13 Miyake:Kk 共振タグ
JPH11175650A (ja) * 1997-12-05 1999-07-02 Sensor Technos Kk Lc共振タグを用いた情報表示方法
JP2001175827A (ja) * 1999-12-21 2001-06-29 Microhouse:Kk 共振タグ
JP2001256455A (ja) * 2000-03-09 2001-09-21 Sony Chem Corp 情報記録タグ
JP2002049317A (ja) * 2000-05-23 2002-02-15 Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd 電気的引き剥がし検知シート

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1039758A (ja) * 1996-07-23 1998-02-13 Miyake:Kk 共振タグ
JPH11175650A (ja) * 1997-12-05 1999-07-02 Sensor Technos Kk Lc共振タグを用いた情報表示方法
JP2001175827A (ja) * 1999-12-21 2001-06-29 Microhouse:Kk 共振タグ
JP2001256455A (ja) * 2000-03-09 2001-09-21 Sony Chem Corp 情報記録タグ
JP2002049317A (ja) * 2000-05-23 2002-02-15 Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd 電気的引き剥がし検知シート

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007265145A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Toppan Forms Co Ltd 非接触通信媒体
JP2012514782A (ja) * 2009-01-05 2012-06-28 レオンハード クルツ シュティフトゥング ウント コー. カーゲー 多層フィルムエレメント
US8830138B2 (en) 2009-01-05 2014-09-09 Leonhard Kurz Stiftung & Co. Kg Multilayer film element
US9165241B2 (en) 2009-01-05 2015-10-20 Leonhard Kurz Stiftung & Co. Kg Multilayer film element

Also Published As

Publication number Publication date
JP4602695B2 (ja) 2010-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100724671B1 (ko) Rfid 태그
CN1998080B (zh) 篡改响应覆盖件
AU2010214781B2 (en) A radio frequency identification tag with tamper detection capability
US9617038B2 (en) Container including an inlet having an IC chip and an antenna for monitoring tamper events of the container
JP4249020B2 (ja) 電子モジュールの強度を強化した接触型・非接触型共用ハイブリッドスマートカード
JP5682389B2 (ja) Icタグ及びicタグを備える物品用ケース
JP2007533129A5 (ja)
JP2006260042A (ja) Rfidタグ
US20080290176A1 (en) Methods and devices with a circuit for carrying information on a host
MX2008010176A (es) Transpondedor de rfid destructible.
JP3854124B2 (ja) 非接触式icラベル
US6911911B2 (en) Label having an electronic circuit
JP4602695B2 (ja) 電子封印シール
JPH10293827A (ja) 非接触icカード封入体及び非接触icカード
JPH08115267A (ja) 情報秘匿機構
US20190311997A1 (en) Secure assembly of documents or media
JP4264206B2 (ja) 開封検知器及び開封検知方法
JP2005114925A (ja) 電子封印シール
JP2005278707A (ja) 電子封印シール
JP3926784B2 (ja) 電子封印シール
WO2014148500A1 (ja) 封緘鍵の製造方法、封緘鍵、および、封緘装置
JP2009198752A (ja) ラベル、シート状非接触データキャリア
JP2014160174A (ja) Icタグラベル
JP2007004046A (ja) 非接触型icラベル
JP2005284332A (ja) 非接触型icラベル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100930

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4602695

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250