JPH11242786A - 非接触ラベルのアンテナ長の調整方法 - Google Patents
非接触ラベルのアンテナ長の調整方法Info
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- JPH11242786A JPH11242786A JP4267098A JP4267098A JPH11242786A JP H11242786 A JPH11242786 A JP H11242786A JP 4267098 A JP4267098 A JP 4267098A JP 4267098 A JP4267098 A JP 4267098A JP H11242786 A JPH11242786 A JP H11242786A
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- G06K19/06—Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
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- G06K19/07—Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
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- G06K19/0726—Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips the record carrier comprising an arrangement for non-contact communication, e.g. wireless communication circuits on transponder cards, non-contact smart cards or RFIDs the arrangement including a circuit for tuning the resonance frequency of an antenna on the record carrier
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ICチップに情報を確実に格納することがで
きると共に識別対象物の情報を確実に得ることができる
非接触ラベルのアンテナ長の調整方法を提供する。 【解決手段】 識別対象物の情報を格納するICチップ
2。送受信装置から送信される識別対象物の情報を受信
すると共にICチップ2の情報を送受信装置に送信する
アンテナ4を具備する。識別対象物に装着されて使用さ
れる非接触ラベルAのアンテナ長を調整する方法に関す
る。基材5に回路パターン6を設けて回路パターン6で
アンテナ4を形成する。回路パターン6の一部を切除す
ることにより、識別対象物1の種類に応じて回路パター
ン6を短縮する。電波に同調するようにアンテナ4の長
さを容易に識別対象物毎に最適化することができる。
きると共に識別対象物の情報を確実に得ることができる
非接触ラベルのアンテナ長の調整方法を提供する。 【解決手段】 識別対象物の情報を格納するICチップ
2。送受信装置から送信される識別対象物の情報を受信
すると共にICチップ2の情報を送受信装置に送信する
アンテナ4を具備する。識別対象物に装着されて使用さ
れる非接触ラベルAのアンテナ長を調整する方法に関す
る。基材5に回路パターン6を設けて回路パターン6で
アンテナ4を形成する。回路パターン6の一部を切除す
ることにより、識別対象物1の種類に応じて回路パター
ン6を短縮する。電波に同調するようにアンテナ4の長
さを容易に識別対象物毎に最適化することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体の情報を非接
触で得ることができる非接触ラベルのアンテナ長の調整
方法に関するものである。
触で得ることができる非接触ラベルのアンテナ長の調整
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、物体の種類を識別したり物体
の単価などの情報を得たりするために非接触ラベル(非
接触IDラベル)Aが用いられている。非接触ラベルA
は、情報の取得の対象となる物体である識別対象物(ア
プリケーション)1の表面に貼着するなどして識別対象
物1に装着されて使用されるものであり、識別対象物1
の情報が格納されたICチップ2と、ICチップ2に電
気的に接続されるアンテナ4とを基材5に設けることに
よって形成されている。
の単価などの情報を得たりするために非接触ラベル(非
接触IDラベル)Aが用いられている。非接触ラベルA
は、情報の取得の対象となる物体である識別対象物(ア
プリケーション)1の表面に貼着するなどして識別対象
物1に装着されて使用されるものであり、識別対象物1
の情報が格納されたICチップ2と、ICチップ2に電
気的に接続されるアンテナ4とを基材5に設けることに
よって形成されている。
【0003】このような非接触ラベルAのICチップ2
に識別対象物1の情報を格納するにあたっては、送受信
装置Bから識別対象物1の情報を含む特定周波数の電波
Dを送信すると共にこの電波Dを非接触ラベルAのアン
テナ4で受信し、受信した電波Dに含まれる情報をIC
チップ2に書き込むようにしている。また非接触ラベル
AのICチップ2に格納された識別対象物1の情報を得
るにあたっては、アンテナ4から識別対象物1の情報を
含む特定周波数の電波Eを送信すると共にこの電波Eを
送受信装置Bで受信し、受信した電波Eに含まれる情報
を取り出すようにしている。そして非接触ラベルAのア
ンテナ長は非接触ラベルAが受送信する電波D、Eの周
波数に同調させるように設定されている。
に識別対象物1の情報を格納するにあたっては、送受信
装置Bから識別対象物1の情報を含む特定周波数の電波
Dを送信すると共にこの電波Dを非接触ラベルAのアン
テナ4で受信し、受信した電波Dに含まれる情報をIC
チップ2に書き込むようにしている。また非接触ラベル
AのICチップ2に格納された識別対象物1の情報を得
るにあたっては、アンテナ4から識別対象物1の情報を
含む特定周波数の電波Eを送信すると共にこの電波Eを
送受信装置Bで受信し、受信した電波Eに含まれる情報
を取り出すようにしている。そして非接触ラベルAのア
ンテナ長は非接触ラベルAが受送信する電波D、Eの周
波数に同調させるように設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のように非
接触ラベルAのICチップ2に識別対象物1の情報を格
納するにあたって、送受信装置Bから送信される電波D
と、これを受信する非接触ラベルAのアンテナ4との同
調ずれが、識別対象物の誘電率に影響を受けて発生する
場合があり、そのため、アンテナ4における電波Dの受
信パワーが小さくなって受信しにくくなり、その結果、
ICチップ2に情報を書き込んで格納することができな
いことがあった。
接触ラベルAのICチップ2に識別対象物1の情報を格
納するにあたって、送受信装置Bから送信される電波D
と、これを受信する非接触ラベルAのアンテナ4との同
調ずれが、識別対象物の誘電率に影響を受けて発生する
場合があり、そのため、アンテナ4における電波Dの受
信パワーが小さくなって受信しにくくなり、その結果、
ICチップ2に情報を書き込んで格納することができな
いことがあった。
【0005】また上記のように非接触ラベルAのICチ
ップ2に格納された識別対象物1の情報を得るにあたっ
て、非接触ラベルAから送信される電波Eの周波数は、
識別対象物1の誘電率に影響を受けて初期の設定値(特
定周波数)から変化する場合があり、この周波数の変化
により非接触ラベルAから送信される電波Eとアンテナ
4との同調が損なわれて非接触ラベルAから送信される
電波Eが弱まって、送受信装置Bで受信しにくくなり、
その結果、識別対象物1の情報を確実に得ることができ
ないという問題があった。
ップ2に格納された識別対象物1の情報を得るにあたっ
て、非接触ラベルAから送信される電波Eの周波数は、
識別対象物1の誘電率に影響を受けて初期の設定値(特
定周波数)から変化する場合があり、この周波数の変化
により非接触ラベルAから送信される電波Eとアンテナ
4との同調が損なわれて非接触ラベルAから送信される
電波Eが弱まって、送受信装置Bで受信しにくくなり、
その結果、識別対象物1の情報を確実に得ることができ
ないという問題があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、ICチップに情報を確実に格納することができる
と共に識別対象物の情報を確実に得ることができる非接
触ラベルのアンテナ長の調整方法を提供することを目的
とするものである。
あり、ICチップに情報を確実に格納することができる
と共に識別対象物の情報を確実に得ることができる非接
触ラベルのアンテナ長の調整方法を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の非接触ラベルAのアンテナ長の調整方法は、識別対象
物1の情報を格納するICチップ2と、送受信装置Bか
ら送信される識別対象物1の情報を受信すると共にIC
チップ2の情報を送受信装置Bに送信するアンテナ4を
具備し、識別対象物1に装着されて使用される非接触ラ
ベルAのアンテナ長を調整する方法であって、基材5に
回路パターン6を設けて回路パターン6でアンテナ4を
形成し、回路パターン6の一部を切除することにより、
識別対象物1の種類に応じて回路パターン6を短縮する
ことを特徴とするものである。
の非接触ラベルAのアンテナ長の調整方法は、識別対象
物1の情報を格納するICチップ2と、送受信装置Bか
ら送信される識別対象物1の情報を受信すると共にIC
チップ2の情報を送受信装置Bに送信するアンテナ4を
具備し、識別対象物1に装着されて使用される非接触ラ
ベルAのアンテナ長を調整する方法であって、基材5に
回路パターン6を設けて回路パターン6でアンテナ4を
形成し、回路パターン6の一部を切除することにより、
識別対象物1の種類に応じて回路パターン6を短縮する
ことを特徴とするものである。
【0008】本発明の請求項2に記載の非接触ラベルA
のアンテナ長の調整方法は、識別対象物1の情報を格納
するICチップ2と、送受信装置Bから送信される識別
対象物1の情報を受信すると共にICチップ2の情報を
送受信装置Bに送信するアンテナ4を具備し、識別対象
物1に装着されて使用される非接触ラベルのアンテナ長
を調整する方法であって、基材5に回路パターン6を設
けて回路パターン6でアンテナ4を形成し、回路パター
ン6の一部を打ち抜くことにより、識別対象物1の種類
に応じて回路パターン6を短縮することを特徴とするも
のである。
のアンテナ長の調整方法は、識別対象物1の情報を格納
するICチップ2と、送受信装置Bから送信される識別
対象物1の情報を受信すると共にICチップ2の情報を
送受信装置Bに送信するアンテナ4を具備し、識別対象
物1に装着されて使用される非接触ラベルのアンテナ長
を調整する方法であって、基材5に回路パターン6を設
けて回路パターン6でアンテナ4を形成し、回路パター
ン6の一部を打ち抜くことにより、識別対象物1の種類
に応じて回路パターン6を短縮することを特徴とするも
のである。
【0009】本発明の請求項3に記載の非接触ラベルA
のアンテナ長の調整方法は、識別対象物1の情報を格納
するICチップ2と、送受信装置Bから送信される識別
対象物1の情報を受信すると共にICチップ2の情報を
送受信装置Bに送信するアンテナ4を具備し、識別対象
物1に装着されて使用される非接触ラベルのアンテナ長
を調整する方法であって、基材5に回路パターン6を設
けて回路パターン6でアンテナ4を形成し、基材5に回
路パターン6を横切るように切取り破線7を設け、切取
り破線7の位置で回路パターン6の一部を切除すること
により、識別対象物1の種類に応じて回路パターン6を
短縮することを特徴とするものである。
のアンテナ長の調整方法は、識別対象物1の情報を格納
するICチップ2と、送受信装置Bから送信される識別
対象物1の情報を受信すると共にICチップ2の情報を
送受信装置Bに送信するアンテナ4を具備し、識別対象
物1に装着されて使用される非接触ラベルのアンテナ長
を調整する方法であって、基材5に回路パターン6を設
けて回路パターン6でアンテナ4を形成し、基材5に回
路パターン6を横切るように切取り破線7を設け、切取
り破線7の位置で回路パターン6の一部を切除すること
により、識別対象物1の種類に応じて回路パターン6を
短縮することを特徴とするものである。
【0010】本発明の請求項4に記載の非接触ラベルA
のアンテナ長の調整方法は、識別対象物1の情報を格納
するICチップ2と、送受信装置Bから送信される識別
対象物1の情報を受信すると共にICチップ2の情報を
送受信装置Bに送信するアンテナ4を具備し、識別対象
物1に装着されて使用される非接触ラベルのアンテナ長
を調整する方法であって、基材5に回路パターン6を設
けて回路パターン6でアンテナ4を形成し、追加基材8
に延長回路パターン9を設けて追加アンテナ材10を形
成し、追加アンテナ材10を非接触ラベルAに取り付け
ると共に回路パターン6に延長回路パターン9を接続す
ることにより、識別対象物1の種類に応じて回路パター
ン6を延長回路パターン9で延長することを特徴とする
ものである。
のアンテナ長の調整方法は、識別対象物1の情報を格納
するICチップ2と、送受信装置Bから送信される識別
対象物1の情報を受信すると共にICチップ2の情報を
送受信装置Bに送信するアンテナ4を具備し、識別対象
物1に装着されて使用される非接触ラベルのアンテナ長
を調整する方法であって、基材5に回路パターン6を設
けて回路パターン6でアンテナ4を形成し、追加基材8
に延長回路パターン9を設けて追加アンテナ材10を形
成し、追加アンテナ材10を非接触ラベルAに取り付け
ると共に回路パターン6に延長回路パターン9を接続す
ることにより、識別対象物1の種類に応じて回路パター
ン6を延長回路パターン9で延長することを特徴とする
ものである。
【0011】本発明の請求項5に記載の非接触ラベルA
のアンテナ長の調整方法は、識別対象物1の情報を格納
するICチップ2と、送受信装置Bから送信される識別
対象物1の情報を受信すると共にICチップ2の情報を
送受信装置Bに送信するアンテナ4を具備し、識別対象
物1に装着されて使用される非接触ラベルAのアンテナ
長を調整する方法であって、基材5に回路パターン6を
設けて回路パターン6でアンテナ4を形成し、回路パタ
ーン6の一部を延長回路パターン9として形成すると共
に延長回路パターン9を回路パターン6の他の部分と重
ね合わせて形成し、延長回路パターン9を延ばすことに
より、識別対象物1の種類に応じて回路パターン6を延
長回路パターン9で延長することを特徴とするものであ
る。
のアンテナ長の調整方法は、識別対象物1の情報を格納
するICチップ2と、送受信装置Bから送信される識別
対象物1の情報を受信すると共にICチップ2の情報を
送受信装置Bに送信するアンテナ4を具備し、識別対象
物1に装着されて使用される非接触ラベルAのアンテナ
長を調整する方法であって、基材5に回路パターン6を
設けて回路パターン6でアンテナ4を形成し、回路パタ
ーン6の一部を延長回路パターン9として形成すると共
に延長回路パターン9を回路パターン6の他の部分と重
ね合わせて形成し、延長回路パターン9を延ばすことに
より、識別対象物1の種類に応じて回路パターン6を延
長回路パターン9で延長することを特徴とするものであ
る。
【0012】本発明の請求項6に記載の非接触ラベルA
のアンテナ長の調整方法は、請求項1乃至5のいずれか
の構成に加えて、識別対象物1の種類に応じたアンテナ
長を表示する目盛り11を基材5に設け、この目盛り1
1に基づいて回路パターン6の長さを調整することを特
徴とするものである。
のアンテナ長の調整方法は、請求項1乃至5のいずれか
の構成に加えて、識別対象物1の種類に応じたアンテナ
長を表示する目盛り11を基材5に設け、この目盛り1
1に基づいて回路パターン6の長さを調整することを特
徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。非接触ラベルAは図1(a)(b)に示すよう
に、基材5にICチップ2とアンテナ4を設けて形成さ
れている。基材5は合成樹脂等の短冊状の薄い二枚のフ
ィルム材5a、5aを貼り合わせて作成されており、こ
の二枚のフィルム材5a、5aの間にICチップ2とア
ンテナ4が挟み込まれている。また非接触ラベルAは、
識別対象物1の表面に貼り付けて装着しやすいように基
材5の外面に粘着層などを設けてシールのように形成す
るのが好ましい。
する。非接触ラベルAは図1(a)(b)に示すよう
に、基材5にICチップ2とアンテナ4を設けて形成さ
れている。基材5は合成樹脂等の短冊状の薄い二枚のフ
ィルム材5a、5aを貼り合わせて作成されており、こ
の二枚のフィルム材5a、5aの間にICチップ2とア
ンテナ4が挟み込まれている。また非接触ラベルAは、
識別対象物1の表面に貼り付けて装着しやすいように基
材5の外面に粘着層などを設けてシールのように形成す
るのが好ましい。
【0014】ICチップ2には識別対象物1の固有の情
報が格納されており、例えば、識別対象物1の種類や大
きさや構成材料名などの情報が格納されている。また識
別対象物1が商品(物品)であれば、ICチップ2には
識別対象物1の単価や商品コードなどの情報が格納され
ている。アンテナ4はICチップ2に電気的に接続され
るものであって、薄い導体の回路パターン6で形成され
ている。導体としては銅箔などの金属箔を用いることが
できる。またアンテナ4は基材5の長手方向と略平行で
基材5のほぼ全長に亘って配置される本体部15と、本
体部15の一方の端部から本体部15と略平行になるよ
うに折り返して形成される折り返し部16とから構成さ
れている。このように形成される標準的な非接触ラベル
Aのアンテナ4の長さは、送受信装置Bから非接触ラベ
ルAに送信される識別対象物1の情報を含む電波D、及
び非接触ラベルAから送受信装置Bに送信される識別対
象物1の情報を含む電波Eの特定周波数に同調するよう
に設定されている。
報が格納されており、例えば、識別対象物1の種類や大
きさや構成材料名などの情報が格納されている。また識
別対象物1が商品(物品)であれば、ICチップ2には
識別対象物1の単価や商品コードなどの情報が格納され
ている。アンテナ4はICチップ2に電気的に接続され
るものであって、薄い導体の回路パターン6で形成され
ている。導体としては銅箔などの金属箔を用いることが
できる。またアンテナ4は基材5の長手方向と略平行で
基材5のほぼ全長に亘って配置される本体部15と、本
体部15の一方の端部から本体部15と略平行になるよ
うに折り返して形成される折り返し部16とから構成さ
れている。このように形成される標準的な非接触ラベル
Aのアンテナ4の長さは、送受信装置Bから非接触ラベ
ルAに送信される識別対象物1の情報を含む電波D、及
び非接触ラベルAから送受信装置Bに送信される識別対
象物1の情報を含む電波Eの特定周波数に同調するよう
に設定されている。
【0015】図1(a)に示す実施の形態では、識別対
象物1の情報を非接触ラベルAから取得する現場におい
て、アンテナ4の折り返し部16の端部の回路パターン
6の一部を切除部25として刃物等で切除してアンテナ
長を短縮するようにしている。回路パターン6を切除す
るにあたっては、フィルム材5a、5aの一部を剥がし
て回路パターン6の端部の切除部25を露出させてから
行うようにする。
象物1の情報を非接触ラベルAから取得する現場におい
て、アンテナ4の折り返し部16の端部の回路パターン
6の一部を切除部25として刃物等で切除してアンテナ
長を短縮するようにしている。回路パターン6を切除す
るにあたっては、フィルム材5a、5aの一部を剥がし
て回路パターン6の端部の切除部25を露出させてから
行うようにする。
【0016】上記のように非接触ラベルAが送受信装置
Bと受送信する電波D、Eは、識別対象物1の誘電率に
影響を受けて初期の設定値(特定周波数)から同調ずれ
することがある。そこでこの実施の形態では周波数が変
化した電波D、Eに同調させるように回路パターン6の
一部を切除してアンテナ長を短縮するようにしており、
このことで周波数が変化した電波D、Eと短縮されたア
ンテナ4の同調ずれがなくなり、送受信装置Bから送信
される電波Dが非接触ラベルAで受信しやすくなると共
に非接触ラベルAから送信される電波Eが送受信装置B
で受信しやすくなるのであり、従って、非接触ラベルA
を貼着する識別対象物1の種類が異なっても、ICチッ
プ2に情報を確実に書き込んで格納することができると
共にICチップ2に格納された情報を確実に読み取るこ
とができるものである。
Bと受送信する電波D、Eは、識別対象物1の誘電率に
影響を受けて初期の設定値(特定周波数)から同調ずれ
することがある。そこでこの実施の形態では周波数が変
化した電波D、Eに同調させるように回路パターン6の
一部を切除してアンテナ長を短縮するようにしており、
このことで周波数が変化した電波D、Eと短縮されたア
ンテナ4の同調ずれがなくなり、送受信装置Bから送信
される電波Dが非接触ラベルAで受信しやすくなると共
に非接触ラベルAから送信される電波Eが送受信装置B
で受信しやすくなるのであり、従って、非接触ラベルA
を貼着する識別対象物1の種類が異なっても、ICチッ
プ2に情報を確実に書き込んで格納することができると
共にICチップ2に格納された情報を確実に読み取るこ
とができるものである。
【0017】このアンテナ長の短縮は識別対象物1に非
接触ラベルAを装着する前に予め行われるものである。
また識別対象物1の誘電率はアンテナ長の短縮の前に予
め測定しておき、この測定結果から非接触ラベルAが受
送信する電波D、Eの周波数が初期の設定値からどれぐ
らい変化するかを予測し、この予測結果から必要なアン
テナ長を割り出してアンテナ長を決定し、これに基づい
てどの位の長さの回路パターン6を切除するかを求める
ようにする。つまり識別対象物1の種類に応じて決まる
識別対象物1の誘電率に対応して必要なアンテナ長を決
定し、上記の標準の非接触ラベルAのアンテナ長を短縮
するのである。
接触ラベルAを装着する前に予め行われるものである。
また識別対象物1の誘電率はアンテナ長の短縮の前に予
め測定しておき、この測定結果から非接触ラベルAが受
送信する電波D、Eの周波数が初期の設定値からどれぐ
らい変化するかを予測し、この予測結果から必要なアン
テナ長を割り出してアンテナ長を決定し、これに基づい
てどの位の長さの回路パターン6を切除するかを求める
ようにする。つまり識別対象物1の種類に応じて決まる
識別対象物1の誘電率に対応して必要なアンテナ長を決
定し、上記の標準の非接触ラベルAのアンテナ長を短縮
するのである。
【0018】図2(a)(b)に他の実施の形態を示
す。この実施の形態ではドリル20等を用いて標準の非
接触ラベルAの回路パターン6の一部を打ち抜いて除去
して除去部26を形成し、アンテナ4の長さを短縮する
ようにしている。この実施の形態の場合、図2(d)に
示すように、ドリル20を近づける側のフィルム材5a
と回路パターン6のみを打ち抜くようにしてもよいが、
図2(e)に示すように、基材5を貫通するようにドリ
ル20を操作して回路パターン6を打ち抜くようにして
もよい。また回路パターン6の途中にドリル20を作用
させて回路パターン6を分断してアンテナ4の長さを短
縮するようにしてもよい。尚、必要なアンテナ長は上記
と同様に識別対象物1の種類に応じて決まる識別対象物
1の誘電率に対応して決定するようにしている。
す。この実施の形態ではドリル20等を用いて標準の非
接触ラベルAの回路パターン6の一部を打ち抜いて除去
して除去部26を形成し、アンテナ4の長さを短縮する
ようにしている。この実施の形態の場合、図2(d)に
示すように、ドリル20を近づける側のフィルム材5a
と回路パターン6のみを打ち抜くようにしてもよいが、
図2(e)に示すように、基材5を貫通するようにドリ
ル20を操作して回路パターン6を打ち抜くようにして
もよい。また回路パターン6の途中にドリル20を作用
させて回路パターン6を分断してアンテナ4の長さを短
縮するようにしてもよい。尚、必要なアンテナ長は上記
と同様に識別対象物1の種類に応じて決まる識別対象物
1の誘電率に対応して決定するようにしている。
【0019】この実施の形態では、回路パターン6の一
部を打ち抜いて除去してアンテナ4の長さを短縮するよ
うにしているので、上記実施の形態のように、フィルム
材5a、5aを剥がす必要がなく、アンテナ長の短縮を
簡単に行えるものである。図3に他の実施の形態を示
す。この実施の形態では図3(a)に示すように、予め
上記標準の非接触ラベルAの基材5に回路パターン6を
横切るようにミシン目のような複数本の切取り破線7を
設けておき、図3(b)に示すように、この切取り破線
7の位置で回路パターン6の折り返し部16の一部を基
材5とともに切除することにより、切除切欠部27を形
成してアンテナ4の長さを短縮するようにしている。切
取り破線7は回路パターン6の複数の箇所を横切るよう
に、また切取り破線7同士を結ぶように形成されてお
り、このことで回路パターン6を任意の位置で切除する
ことができるようになっている。またこの実施の形態に
おいても上記と同様にして、識別対象物1の種類に応じ
て決まる識別対象物1の誘電率に対応して必要なアンテ
ナ長を決定するようにしている。
部を打ち抜いて除去してアンテナ4の長さを短縮するよ
うにしているので、上記実施の形態のように、フィルム
材5a、5aを剥がす必要がなく、アンテナ長の短縮を
簡単に行えるものである。図3に他の実施の形態を示
す。この実施の形態では図3(a)に示すように、予め
上記標準の非接触ラベルAの基材5に回路パターン6を
横切るようにミシン目のような複数本の切取り破線7を
設けておき、図3(b)に示すように、この切取り破線
7の位置で回路パターン6の折り返し部16の一部を基
材5とともに切除することにより、切除切欠部27を形
成してアンテナ4の長さを短縮するようにしている。切
取り破線7は回路パターン6の複数の箇所を横切るよう
に、また切取り破線7同士を結ぶように形成されてお
り、このことで回路パターン6を任意の位置で切除する
ことができるようになっている。またこの実施の形態に
おいても上記と同様にして、識別対象物1の種類に応じ
て決まる識別対象物1の誘電率に対応して必要なアンテ
ナ長を決定するようにしている。
【0020】この実施の形態では、ミシン目のような切
取り破線7の位置で回路パターン6の一部を基材5とと
もに切除するので、上記実施の形態のように、フィルム
材5a、5aを剥がしたりドリル20を用いる必要がな
く、アンテナ長の短縮を指等で簡単に行えるものであ
る。尚、上記のようにアンテナ長を短縮するのは、標準
の非接触ラベルAが受送信する電波D、Eが識別対象物
1の誘電率に影響を受けて初期の設定値(特定周波数)
の同調ずれが発生し、高い方に特定周波数を調整する場
合である。
取り破線7の位置で回路パターン6の一部を基材5とと
もに切除するので、上記実施の形態のように、フィルム
材5a、5aを剥がしたりドリル20を用いる必要がな
く、アンテナ長の短縮を指等で簡単に行えるものであ
る。尚、上記のようにアンテナ長を短縮するのは、標準
の非接触ラベルAが受送信する電波D、Eが識別対象物
1の誘電率に影響を受けて初期の設定値(特定周波数)
の同調ずれが発生し、高い方に特定周波数を調整する場
合である。
【0021】図4に他の実施の形態を示す。この実施の
形態では、標準の非接触ラベルAに追加アンテナ材10
を貼り付けてアンテナ4の長さを長くするものである。
追加アンテナ材10は図4(b)(c)に示すように、
上記フィルム材5aと同様に形成される追加基材8の片
面に、上記回路パターン6と同様に形成される延長回路
パターン9を設けて作成されるものである。また延長回
路パターン9を設けた側の追加基材8の表面には粘着層
21が設けられており、追加アンテナ材10はシールの
ように貼り付け自在に形成されている。そしてフィルム
材5a、5aの一部を剥がして回路パターン6の折り返
し部16の端部を露出させた後、図4(a)に示すよう
に、剥がした部分において一方のフィルム材5aに追加
アンテナ材10の追加基材8を粘着層21で貼り付ける
と共に回路パターン6の端部に追加アンテナ材10の延
長回路パターン9の端部を接触させて接続するようにす
る。
形態では、標準の非接触ラベルAに追加アンテナ材10
を貼り付けてアンテナ4の長さを長くするものである。
追加アンテナ材10は図4(b)(c)に示すように、
上記フィルム材5aと同様に形成される追加基材8の片
面に、上記回路パターン6と同様に形成される延長回路
パターン9を設けて作成されるものである。また延長回
路パターン9を設けた側の追加基材8の表面には粘着層
21が設けられており、追加アンテナ材10はシールの
ように貼り付け自在に形成されている。そしてフィルム
材5a、5aの一部を剥がして回路パターン6の折り返
し部16の端部を露出させた後、図4(a)に示すよう
に、剥がした部分において一方のフィルム材5aに追加
アンテナ材10の追加基材8を粘着層21で貼り付ける
と共に回路パターン6の端部に追加アンテナ材10の延
長回路パターン9の端部を接触させて接続するようにす
る。
【0022】上記のように非接触ラベルAが送受信装置
Bと受送信する電波D、Eは、識別対象物1の誘電率に
影響を受けて初期の設定値(特定周波数)から同調ずれ
することがある。そこでこの実施の形態では周波数が変
化した電波D、Eに同調させるように回路パターン6に
延長回路パターン9を接続してアンテナ長を延長するよ
うにしており、このことで周波数が変化した電波D、E
と短縮されたアンテナ4の同調ずれがなくなり、送受信
装置Bから送信される電波Dが非接触ラベルAで受信し
やすくなると共に非接触ラベルAから送信される電波E
が送受信装置Bで受信しやすくなるのであり、従って、
非接触ラベルAを貼着する識別対象物1の種類が異なっ
ても、ICチップ2に情報を確実に書き込んで格納する
ことができると共にICチップ2に格納された情報を確
実に読み取ることができるものである。
Bと受送信する電波D、Eは、識別対象物1の誘電率に
影響を受けて初期の設定値(特定周波数)から同調ずれ
することがある。そこでこの実施の形態では周波数が変
化した電波D、Eに同調させるように回路パターン6に
延長回路パターン9を接続してアンテナ長を延長するよ
うにしており、このことで周波数が変化した電波D、E
と短縮されたアンテナ4の同調ずれがなくなり、送受信
装置Bから送信される電波Dが非接触ラベルAで受信し
やすくなると共に非接触ラベルAから送信される電波E
が送受信装置Bで受信しやすくなるのであり、従って、
非接触ラベルAを貼着する識別対象物1の種類が異なっ
ても、ICチップ2に情報を確実に書き込んで格納する
ことができると共にICチップ2に格納された情報を確
実に読み取ることができるものである。
【0023】このアンテナ長の延長は識別対象物1に非
接触ラベルAを装着する前に予め行われるものである。
また識別対象物1の誘電率はアンテナ長の延長の前に予
め測定しておき、この測定結果から非接触ラベルAが受
送信する電波D、Eの周波数が初期の設定値からどれぐ
らい変化するかを予測し、この予測結果から必要なアン
テナ長を割り出してアンテナ長を決定し、これに基づい
てどの位の長さの延長回路パターン9を接続するかを求
めるようにする。つまり識別対象物1の種類に応じて決
まる識別対象物1の誘電率に対応して必要なアンテナ長
を決定し、上記の標準の非接触ラベルAのアンテナ長を
延長回路パターン9により延長するのである。
接触ラベルAを装着する前に予め行われるものである。
また識別対象物1の誘電率はアンテナ長の延長の前に予
め測定しておき、この測定結果から非接触ラベルAが受
送信する電波D、Eの周波数が初期の設定値からどれぐ
らい変化するかを予測し、この予測結果から必要なアン
テナ長を割り出してアンテナ長を決定し、これに基づい
てどの位の長さの延長回路パターン9を接続するかを求
めるようにする。つまり識別対象物1の種類に応じて決
まる識別対象物1の誘電率に対応して必要なアンテナ長
を決定し、上記の標準の非接触ラベルAのアンテナ長を
延長回路パターン9により延長するのである。
【0024】図5に他の実施の形態を示す。この実施の
形態では、上記回路パターン6の折り返し部16の端部
側の一部を延長回路パターン9(図5(a)に斜線で示
す)として形成し、図5(b)に示すように、延長回路
パターン9を折り返し部16の他の部分に重ね合わせる
ように形成することによって、上記標準の非接触ラベル
Aを作成するようにしている。そしてフィルム材5a、
5aの一部を剥がして回路パターン6の折り返し部16
の端部を露出させた後、図5(b)に矢印で示すよう
に、重ねられた延長回路パターン9の一部を折り返し部
16の他の部分から引き剥がすようにして回路パターン
6を延長し、図5(c)のように、アンテナ4の長さを
長くするようにしている。この実施の形態においても上
記と同様にして、識別対象物1の種類に応じて決まる識
別対象物1の誘電率に対応して必要なアンテナ長を決定
し、延長回路パターン9によるアンテナ4の延長量を調
整するようにしている。
形態では、上記回路パターン6の折り返し部16の端部
側の一部を延長回路パターン9(図5(a)に斜線で示
す)として形成し、図5(b)に示すように、延長回路
パターン9を折り返し部16の他の部分に重ね合わせる
ように形成することによって、上記標準の非接触ラベル
Aを作成するようにしている。そしてフィルム材5a、
5aの一部を剥がして回路パターン6の折り返し部16
の端部を露出させた後、図5(b)に矢印で示すよう
に、重ねられた延長回路パターン9の一部を折り返し部
16の他の部分から引き剥がすようにして回路パターン
6を延長し、図5(c)のように、アンテナ4の長さを
長くするようにしている。この実施の形態においても上
記と同様にして、識別対象物1の種類に応じて決まる識
別対象物1の誘電率に対応して必要なアンテナ長を決定
し、延長回路パターン9によるアンテナ4の延長量を調
整するようにしている。
【0025】この実施の形態では、回路パターン6の一
部を延長回路パターン9として形成し、延長回路パター
ン9を延ばすことによりアンテナ長を延長するようにし
ているので、上記のような、追加アンテナ材10を別途
用意する必要がなく、コストの上昇を抑えることができ
るものである。尚、上記のようにアンテナ長を延長する
のは、標準の非接触ラベルAが受送信する電波D、Eが
識別対象物1の誘電率に影響を受けて初期の設定値(特
定周波数)の同調ずれが発生し、低い方に特定周波数を
調整する場合である。
部を延長回路パターン9として形成し、延長回路パター
ン9を延ばすことによりアンテナ長を延長するようにし
ているので、上記のような、追加アンテナ材10を別途
用意する必要がなく、コストの上昇を抑えることができ
るものである。尚、上記のようにアンテナ長を延長する
のは、標準の非接触ラベルAが受送信する電波D、Eが
識別対象物1の誘電率に影響を受けて初期の設定値(特
定周波数)の同調ずれが発生し、低い方に特定周波数を
調整する場合である。
【0026】図1乃至5の実施の形態において、予め標
準の非接触ラベルAの基材5の表面に複数個の目盛り1
1を設けておくのが好ましい。この目盛り11は種類の
異なる識別対象物1それぞれに応じたアンテナ長を表示
するものであって、例えば、一番左端の目盛り11が本
用のもの、左端から二番目の目盛り11が衣類用のもの
などとして表示されている。そして回路パターン6の折
り返し部16の端部や延長回路パターン9の端部をこの
目盛り11の位置に合わせるようにして、回路パターン
6を除去したり延長したりすることによって、アンテナ
4を識別対象物1の種類に応じた長さに設定することが
できるのである。
準の非接触ラベルAの基材5の表面に複数個の目盛り1
1を設けておくのが好ましい。この目盛り11は種類の
異なる識別対象物1それぞれに応じたアンテナ長を表示
するものであって、例えば、一番左端の目盛り11が本
用のもの、左端から二番目の目盛り11が衣類用のもの
などとして表示されている。そして回路パターン6の折
り返し部16の端部や延長回路パターン9の端部をこの
目盛り11の位置に合わせるようにして、回路パターン
6を除去したり延長したりすることによって、アンテナ
4を識別対象物1の種類に応じた長さに設定することが
できるのである。
【0027】そしてこのように非接触ラベルAを貼り付
ける識別対象物1の種類に応じたアンテナ長を表示する
目盛り11を基材5に設け、この目盛り11に基づいて
回路パターン6の長さを調整するので、目盛り11によ
って必要なアンテナ長を一目で把握することができ、簡
単にアンテナ長を調整することができるものである。
ける識別対象物1の種類に応じたアンテナ長を表示する
目盛り11を基材5に設け、この目盛り11に基づいて
回路パターン6の長さを調整するので、目盛り11によ
って必要なアンテナ長を一目で把握することができ、簡
単にアンテナ長を調整することができるものである。
【0028】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1乃至3に
記載の発明は、識別対象物の情報を格納するICチップ
と、送受信装置から送信される識別対象物の情報を受信
すると共にICチップの情報を送受信装置に送信するア
ンテナを具備し、識別対象物に装着されて使用される非
接触ラベルのアンテナ長を調整する方法であって、基材
に回路パターンを設けて回路パターンでアンテナを形成
し、回路パターンの一部を切除したり、回路パターンの
一部を打ち抜いたり、切取り破線の位置で回路パターン
の一部を切除したりすることにより、識別対象物の種類
に応じて回路パターンを短縮するので、識別対象物の誘
電率によって、送受信装置から非接触ラベルに送信され
る電波、及び非接触ラベルから送受信装置に送信される
電波の同調が変化したとしても、この電波に同調するよ
うにアンテナの長さを容易に識別対象物毎に最適化する
ことができ、非接触ラベルが受送信する電波とアンテナ
の同調ずれをなくしてICチップに識別対象物の情報を
確実に格納することができると共に非接触ラベルから識
別対象物の情報を確実に得ることができるものである。
記載の発明は、識別対象物の情報を格納するICチップ
と、送受信装置から送信される識別対象物の情報を受信
すると共にICチップの情報を送受信装置に送信するア
ンテナを具備し、識別対象物に装着されて使用される非
接触ラベルのアンテナ長を調整する方法であって、基材
に回路パターンを設けて回路パターンでアンテナを形成
し、回路パターンの一部を切除したり、回路パターンの
一部を打ち抜いたり、切取り破線の位置で回路パターン
の一部を切除したりすることにより、識別対象物の種類
に応じて回路パターンを短縮するので、識別対象物の誘
電率によって、送受信装置から非接触ラベルに送信され
る電波、及び非接触ラベルから送受信装置に送信される
電波の同調が変化したとしても、この電波に同調するよ
うにアンテナの長さを容易に識別対象物毎に最適化する
ことができ、非接触ラベルが受送信する電波とアンテナ
の同調ずれをなくしてICチップに識別対象物の情報を
確実に格納することができると共に非接触ラベルから識
別対象物の情報を確実に得ることができるものである。
【0029】また本発明の請求項4又は5に記載の発明
は、識別対象物の情報を格納するICチップと、ICチ
ップの情報を送受信装置に送信するアンテナを具備し、
識別対象物に装着されて使用される非接触ラベルのアン
テナ長を調整する方法であって、基材に回路パターンを
設けて回路パターンでアンテナを形成し、追加基材に延
長回路パターンを設けて追加アンテナ材を形成し、追加
アンテナ材を非接触ラベルに取り付けると共に回路パタ
ーンに延長回路パターンを接続したり、回路パターンの
一部を延長回路パターンとして形成すると共に延長回路
パターンを回路パターンの他の部分と重ね合わせて形成
し、延長回路パターンを延ばしたりすることにより、識
別対象物の種類に応じて回路パターンを延長回路パター
ンで延長するので、識別対象物の誘電率によって、送受
信装置から非接触ラベルに送信される電波、及び非接触
ラベルから送受信装置に送信される電波の同調が変化し
たとしても、この電波に同調するようにアンテナの長さ
を容易に識別対象物毎に最適化することができ、非接触
ラベルが受送信する電波とアンテナの同調ずれをなくし
てICチップに識別対象物の情報を確実に格納すること
ができると共に非接触ラベルから識別対象物の情報を確
実に得ることができるものである。
は、識別対象物の情報を格納するICチップと、ICチ
ップの情報を送受信装置に送信するアンテナを具備し、
識別対象物に装着されて使用される非接触ラベルのアン
テナ長を調整する方法であって、基材に回路パターンを
設けて回路パターンでアンテナを形成し、追加基材に延
長回路パターンを設けて追加アンテナ材を形成し、追加
アンテナ材を非接触ラベルに取り付けると共に回路パタ
ーンに延長回路パターンを接続したり、回路パターンの
一部を延長回路パターンとして形成すると共に延長回路
パターンを回路パターンの他の部分と重ね合わせて形成
し、延長回路パターンを延ばしたりすることにより、識
別対象物の種類に応じて回路パターンを延長回路パター
ンで延長するので、識別対象物の誘電率によって、送受
信装置から非接触ラベルに送信される電波、及び非接触
ラベルから送受信装置に送信される電波の同調が変化し
たとしても、この電波に同調するようにアンテナの長さ
を容易に識別対象物毎に最適化することができ、非接触
ラベルが受送信する電波とアンテナの同調ずれをなくし
てICチップに識別対象物の情報を確実に格納すること
ができると共に非接触ラベルから識別対象物の情報を確
実に得ることができるものである。
【0030】また本発明の請求項6に記載の発明は、識
別対象物の種類に応じたアンテナ長を表示する目盛りを
基材に設け、この目盛りに基づいて回路パターンの長さ
を調整するので、目盛りによって必要なアンテナ長を一
目で把握することができ、簡単にアンテナ長を調整する
ことができるものである。
別対象物の種類に応じたアンテナ長を表示する目盛りを
基材に設け、この目盛りに基づいて回路パターンの長さ
を調整するので、目盛りによって必要なアンテナ長を一
目で把握することができ、簡単にアンテナ長を調整する
ことができるものである。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、(a)は平
面図、(b)は断面図である。
面図、(b)は断面図である。
【図2】同上の他の実施の形態の一例を示し、(a)は
平面図、(b)は一部の断面図、(c)は平面図、
(d)は一部の断面図、(e)は一部の断面図である。
平面図、(b)は一部の断面図、(c)は平面図、
(d)は一部の断面図、(e)は一部の断面図である。
【図3】同上の他の実施の形態の一例を示し、(a)
(b)は平面図である。
(b)は平面図である。
【図4】同上の他の実施の形態の一例を示し、(a)は
平面図、(b)は追加アンテナ材を示す平面図、(c)
は追加アンテナ材を示す断面図である。
平面図、(b)は追加アンテナ材を示す平面図、(c)
は追加アンテナ材を示す断面図である。
【図5】同上の他の実施の形態の一例を示し、(a)は
平面図、(b)は一部の断面図、(c)は平面図であ
る。
平面図、(b)は一部の断面図、(c)は平面図であ
る。
【図6】同上の他の実施の形態の一例を示す平面図であ
る。
る。
【図7】標準の非接触ラベルを示す平面図である。
【図8】非接触ラベルの使用方法を示す説明図である。
1 識別対象物 2 ICチップ 4 アンテナ 5 基材 6 回路パターン 7 切取り破線 8 追加基材 9 延長回路パターン 10 追加アンテナ材 11 目盛り A 非接触ラベル B 送受信装置
Claims (6)
- 【請求項1】 識別対象物の情報を格納するICチップ
と、送受信装置から送信される識別対象物の情報を受信
すると共にICチップの情報を送受信装置に送信するア
ンテナを具備し、識別対象物に装着されて使用される非
接触ラベルのアンテナ長を調整する方法であって、基材
に回路パターンを設けて回路パターンでアンテナを形成
し、回路パターンの一部を切除することにより、識別対
象物の種類に応じて回路パターンを短縮することを特徴
とする非接触ラベルのアンテナ長の調整方法。 - 【請求項2】 識別対象物の情報を格納するICチップ
と、送受信装置から送信される識別対象物の情報を受信
すると共にICチップの情報を送受信装置に送信するア
ンテナを具備し、識別対象物に装着されて使用される非
接触ラベルのアンテナ長を調整する方法であって、基材
に回路パターンを設けて回路パターンでアンテナを形成
し、回路パターンの一部を打ち抜くことにより、識別対
象物の種類に応じて回路パターンを短縮することを特徴
とする非接触ラベルのアンテナ長の調整方法。 - 【請求項3】 識別対象物の情報を格納するICチップ
と、送受信装置から送信される識別対象物の情報を受信
すると共にICチップの情報を送受信装置に送信するア
ンテナを具備し、識別対象物に装着されて使用される非
接触ラベルのアンテナ長を調整する方法であって、基材
に回路パターンを設けて回路パターンでアンテナを形成
し、基材に回路パターンを横切るように切取り破線を設
け、切取り破線の位置で回路パターンの一部を切除する
ことにより、識別対象物の種類に応じて回路パターンを
短縮することを特徴とする非接触ラベルのアンテナ長の
調整方法。 - 【請求項4】 識別対象物の情報を格納するICチップ
と、送受信装置から送信される識別対象物の情報を受信
すると共にICチップの情報を送受信装置に送信するア
ンテナを具備し、識別対象物に装着されて使用される非
接触ラベルのアンテナ長を調整する方法であって、基材
に回路パターンを設けて回路パターンでアンテナを形成
し、追加基材に延長回路パターンを設けて追加アンテナ
材を形成し、追加アンテナ材を非接触ラベルに取り付け
ると共に回路パターンに延長回路パターンを接続するこ
とにより、識別対象物の種類に応じて回路パターンを延
長回路パターンで延長することを特徴とする非接触ラベ
ルのアンテナ長の調整方法。 - 【請求項5】 識別対象物の情報を格納するICチップ
と、送受信装置から送信される識別対象物の情報を受信
すると共にICチップの情報を送受信装置に送信するア
ンテナを具備し、識別対象物に装着されて使用される非
接触ラベルのアンテナ長を調整する方法であって、基材
に回路パターンを設けて回路パターンでアンテナを形成
し、回路パターンの一部を延長回路パターンとして形成
すると共に延長回路パターンを回路パターンの他の部分
と重ね合わせて形成し、延長回路パターンを延ばすこと
により、識別対象物の種類に応じて回路パターンを延長
回路パターンで延長することを特徴とする非接触ラベル
のアンテナ長の調整方法。 - 【請求項6】 識別対象物の種類に応じたアンテナ長を
表示する目盛りを基材に設け、この目盛りに基づいて回
路パターンの長さを調整することを特徴とする請求項1
乃至5のいずれかに記載の非接触ラベルのアンテナ長の
調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4267098A JPH11242786A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 非接触ラベルのアンテナ長の調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4267098A JPH11242786A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 非接触ラベルのアンテナ長の調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11242786A true JPH11242786A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=12642471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4267098A Withdrawn JPH11242786A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 非接触ラベルのアンテナ長の調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11242786A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001055990A1 (fr) * | 2000-01-26 | 2001-08-02 | Kabushiki Kaisha Miyake | Support de communication et systeme de communication utilisant un tel support |
WO2006114821A1 (ja) | 2005-04-01 | 2006-11-02 | Fujitsu Limited | 金属対応rfidタグ及びそのrfidタグ部 |
JP2007048183A (ja) * | 2005-08-12 | 2007-02-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 非接触icタグラベル |
JP2009049452A (ja) * | 2007-08-13 | 2009-03-05 | Toppan Forms Co Ltd | アンテナ部材 |
JP2009284182A (ja) * | 2008-05-22 | 2009-12-03 | Nec Tokin Corp | 無線タグおよび無線タグの使用方法 |
JP4795346B2 (ja) * | 2004-08-13 | 2011-10-19 | センサーマティック・エレクトロニクス・コーポレーション | セキュリティ・タグに使用するチューナブル・スパイラル・アンテナ |
WO2012137330A1 (ja) * | 2011-04-07 | 2012-10-11 | 富士通株式会社 | 金属用シート及びタグセット |
-
1998
- 1998-02-24 JP JP4267098A patent/JPH11242786A/ja not_active Withdrawn
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001055990A1 (fr) * | 2000-01-26 | 2001-08-02 | Kabushiki Kaisha Miyake | Support de communication et systeme de communication utilisant un tel support |
JP4795346B2 (ja) * | 2004-08-13 | 2011-10-19 | センサーマティック・エレクトロニクス・コーポレーション | セキュリティ・タグに使用するチューナブル・スパイラル・アンテナ |
JPWO2006114821A1 (ja) * | 2005-04-01 | 2008-12-11 | 富士通株式会社 | 金属対応rfidタグ及びそのrfidタグ部 |
US7741972B2 (en) | 2005-04-01 | 2010-06-22 | Fujitsu Limited | Metal-suitable RFID tag and RFID tag unit therefor |
KR100973243B1 (ko) | 2005-04-01 | 2010-07-30 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 금속 대응 rfid 태그 및 그 rfid 태그부 |
JP4536775B2 (ja) * | 2005-04-01 | 2010-09-01 | 富士通フロンテック株式会社 | 金属対応rfidタグ及びそのrfidタグ部 |
WO2006114821A1 (ja) | 2005-04-01 | 2006-11-02 | Fujitsu Limited | 金属対応rfidタグ及びそのrfidタグ部 |
JP2007048183A (ja) * | 2005-08-12 | 2007-02-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 非接触icタグラベル |
JP2009049452A (ja) * | 2007-08-13 | 2009-03-05 | Toppan Forms Co Ltd | アンテナ部材 |
JP2009284182A (ja) * | 2008-05-22 | 2009-12-03 | Nec Tokin Corp | 無線タグおよび無線タグの使用方法 |
WO2012137330A1 (ja) * | 2011-04-07 | 2012-10-11 | 富士通株式会社 | 金属用シート及びタグセット |
US8777117B2 (en) | 2011-04-07 | 2014-07-15 | Fujitsu Limited | Metal sheet and tag set |
JP5673801B2 (ja) * | 2011-04-07 | 2015-02-18 | 富士通株式会社 | 金属用シート及びタグセット |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050510 |