JP2010118604A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形金型を使用した樹脂封止後に不要樹脂の除去を容易にすることができる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、樹脂封止前に、配線が形成され、電子部品17が搭載された基板10の表面のランナー部14に、マスク20を介して疎水性ガスを利用した疎水性大気圧プラズマ処理を行ってランナー部14を疎水性に改質したことを特徴する。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の製造工程における樹脂封止工程では、電子部品(半導体チップ)を搭載した配線基板やリードフレームを成形金型のパーティング面に搭載する。次いで、ランナーを介してゲートから成形金型のキャビティに溶融樹脂を供給し、電子部品を樹脂封止する。樹脂封止後、成形金型のランナーとゲートに対応する配線基板の表面部分(以下、「ランナー部」という。)から不要樹脂を除去する。不要樹脂の除去は、一例として固化したカルと配線基板を折り曲げることによって行われ、この作業は「ゲートブレイク」とも呼ばれている。従来、ゲートブレイクを容易にするため配線基板のランナー部の表面に、樹脂との密着性が弱い金メッキを施していた。そして、金メッキは、配線基板に電子部品が接続される配線を形成する工程において配線と共に形成していた。
一方、特許文献1は、配線基板に複数のチップを搭載した後に配線基板と樹脂との密着性を高める真空プラズマ処理を行い、その後、各チップの周りに大気圧プラズマ処理を行って配線基板と樹脂との密着性を低下する方法を提案している。これにより、注入された樹脂が隣のチップにまで拡がることを防止することができる。
その他の従来技術としては特許文献2及び特許文献3がある。
特開2007−142297号公報 特開2005−246667号公報 特開2002−83829号公報
パッケージの軽薄化に伴って樹脂成分の変更が試行されており、配線基板との密着性の高い樹脂も使用されるようになってきた。また、特許文献3に記載されているように、近年、配線基板と樹脂の密着性を向上させるために樹脂封止前に配線基板に親水性大気圧プラズマ処理を施すことも行われており、樹脂の密着性は益々高まっている。
このため、ランナー部と樹脂との密着性の低減に金メッキだけでは十分ではなくなり、ランナー部またはパッケージのゲートに樹脂が残るという問題が発生してきた。そして、それを防止するためにゲートブレイク時の折り曲げ力を増加することによって樹脂封止されるべき部分の樹脂剥がれや配線基板の変形が発生するという問題も発生してきた。更に、製造コストを低減するために、金メッキ量を減らしたい需要がある。
この点、特許文献1は、樹脂をディスペンサーノズルから滴下しており、成形金型もゲートブレイクの必要もなく、ランナー部には金メッキ自体を必要としない。しかし、成形金型を使用しないと樹脂の形状が一定とならないし、樹脂内のボイドを効率よく圧縮又は排出することができないという問題がある。また、樹脂密度を高くすることができないため、樹脂の架橋密度が低く水分の浸入を容易となり劣化しやすいという問題もある。
そこで、本発明は、成形金型を使用した製造方法により、樹脂封止後に不要樹脂の除去を容易にすることができる半導体装置の製造方法を提供することを例示的な目的とする。
本発明の一側面としての半導体装置の製造方法は、マスクを介した大気圧プラズマ処理によって配線基板又はリードフレームの表面のランナー部を疎水性に改質するステップと、電子部品を搭載した前記配線基板又はリードフレームを成形金型に搭載して型締めした後で前記ランナー部から溶融樹脂を注入して前記配線基板又はリードフレーム上の前記電子部品を樹脂封止するステップと、前記配線基板又はリードフレームの前記ランナー部から不要樹脂を除去するステップと、
を有することを特徴する。かかる半導体装置の製造方法は、大気圧プラズマ処理を使用するので真空チャンバを使用する真空プラズマよりも安価な表面処理を施すことができる。また、マスクを使用するので基板の表面のランナー部に高精度に疎水処理を施すことができ、樹脂封止されるべき基板表面部分の樹脂との密着性を維持することができる。更に、疎水処理を施すので基板の表面のランナー部に金メッキを施す必要がないので製造コストが低減することができる。また、疎水処理により、樹脂封止後に基板のランナー部から不要樹脂を容易に除去することができる。なお、改質ステップと、電子部品を配線基板又はリードフレームに搭載するステップの先後は問わない。
本発明の別の側面としての配線基板又はリードフレームは、電子部品が搭載され、樹脂封止される配線基板又はリードフレームであって、溶融樹脂を注入し、樹脂封止後に不要樹脂が除去されるランナー部を表面に有し、前記ランナー部は大気圧プラズマ処理によって疎水性に改質されていることを特徴とする。かかる基板も本来樹脂封止されるべき基板表面部分の樹脂との密着性を維持した状態で、前記基板の表面のランナー部に金メッキを不要にして製造コストが低減することができる。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、成形金型を使用した樹脂封止後に不要樹脂の除去を容易にすることができる半導体装置の製造方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図1は、実施例1による、配線基板を使用した半導体装置の製造方法を説明するためのフローチャートである。図2は、図1に示すS110の詳細を説明するためのフローチャートである。図1及び図2は、本実施例の半導体装置の製造方法の特徴的なフローのみを示しており、「S」はステップの略である。
まず、配線を形成することによって配線基板を製造する(S110)。本実施例において配線時にはランナー部に金メッキを行わない。従来のように、ランナー部に金メッキを施す必要がなく金の消費量を減らすことができるので、製造コストを低減することができる。但し、本発明は、配線基板が金メッキ部を有することを妨げるものではない。金メッキ部によってゲートブレイクが更に容易になる。
次に、配線基板に電子部品(半導体チップ)を搭載する(S120)。S120はダイボンディングとワイヤボンディング(又はその他のチップと配線基板との必要な電気的接続)を含む。ボンディングを先に行うと、以下の配線基板の表面処理(特に、親水化処理)S130において、電子部品も表面処理されて樹脂封止における樹脂との密着性が向上するというメリットがある。但し、S120はS130の後に行われてもよい。電子部品がない状態では配線基板は平坦であるのでS130におけるマスクを配線基板上に設置する作業が容易になるというメリットがある。
次に、配線基板の表面処理を行う(S130)。表面処理では、まず、配線基板のランナー部を遮蔽してランナー部以外の部分を露出する第1マスクを配置する(S131)。図3は、配線基板10上に第1マスク20を配置する前の平面図である。
配線基板10はサブストレート基板、BT(ビスマレイミド・トリアジン樹脂)基板、ガラスエポキシ基板などから構成される一般的には多層の電子基板である。配線基板10は、基部11を有する。基部11は、矩形の短冊形状を有し、長辺に平行な方向をX方向、短辺に平行な方向をY方向とする。
基部11の長辺12aは、第1マスク20の長辺22と同一線となる。基部11の中央にはX方向に複数の電子部品(半導体チップ)17が一定間隔で搭載されている。なお、電子部品17の数は限定されない。電子部品17は、その周囲の接続部18において基部11と電気的に接続(一例としてワイヤボンディング)される。各電子部品17の四隅の外側であって基部11の一対の平行な長辺12a及び12bの近傍には、配線基板10を不図示のボンディング装置に位置決めするための4つのパイロット孔(貫通孔)13が設けられている。なお、パイロット孔13の数は限定されない。
配線基板10は後段で樹脂封止される基板であり、その表面に、ランナー部14と、ランナー部以外の部分16と、を有する。後述する樹脂封止工程(パッケージング工程)S140では、成形金型によりキャビティが形成され、樹脂封止時に溶融樹脂がキャビティ63に注入される。ランナー部14は、樹脂封止時に溶融樹脂が注入される通路を形成し、樹脂封止後に樹脂が除去される部分である。ランナー部14は、各電子部品17に対して一つ設けられ、基部11の長辺12aに接続されている。なお、ランナー67及びランナー部14は一つに限定されない。ランナー部14の電子部品17に近い辺はゲート部(樹脂供給口)15である。ランナー部14は、後述する成形金型のカル66からゲート68までの樹脂の供給路である成形金型のランナー67に対応する配線基板10の表面の部分である。また、ゲート部15は後述する成形金型のゲート68に対応する部分である。
第1マスク20は、矩形の短冊形状を有する基部21と、基部21の長辺22から突出した矢印形状の突出部24と、を有する。第1マスク20は、突出部24によって、ランナー部14を遮蔽(閉口)するように配置され、本実施例では、第1マスク20の長辺22と配線基板10の長辺12aとの突き当てによって位置決めされる。即ち、突出部24はランナー部14に対応した大きさ及び形状を有する。
但し、配線基板10のランナー部14以外の部分を開口(露出)し、ランナー部14を閉口(遮蔽)できる限り、第1マスク20の形状は限定されない。例えば、基部21を基部11の周囲に配置するなどである。また、第1マスク20はステンレス製の板材から構成されてもよいし、テープ材から構成されてもよい。また粘着させても良い。
本実施例のランナー部14には金メッキを施していないが、金メッキを施してもよい。図4にその一例を示す。金メッキを施した配線基板10Aは、ランナー部14として機能する金メッキ部14Aを有する。配線基板10Aを使用する場合には第1マスクの突出部の形状は金メッキ部14Aに対応した大きさ及び形状となる。
次に、図5に示すように、親水性ガスを利用した親水性大気圧プラズマ処理を施し、基板10のランナー部以外の部分16を親水性に改質する(S132)。ここで、図5は、大気圧プラズマ処理装置30によるS132の処理を説明するための概略側面図である。Z方向はXY平面に垂直な方向である。
大気圧プラズマ処理装置30は、ノズル32、高周波電源34、ガス供給部36、移動機構38を有する。
ノズル32からはZ方向下向きに親水性ガスのラジカルG1が噴射される。高周波電源34は、親水性ガスをプラズマ化する電源である。ガス供給部36は親水性ガスを供給する。親水性ガスの種類は特に限定されない。例えば、親水性ガスは、アルゴンと酸素の混合ガス又は窒素ガスである。混合ガスの混合比は、例えば、流量でアルゴン2.14l/minに対して酸素2.7ml/minである。移動機構38は、ノズル32をX方向に移動する機構である。移動機構38は、基板10に対してノズル32幅が小さい場合には、Y方向にも移動可能な機構が必要となる。S132では、S131において第1マスク20によってランナー部14が高精度に遮蔽されているので基板10のランナー部以外の部分16のみが親水性に改質される。本実施例では、特許文献1に開示された真空プラズマと異なり、大気圧プラズマを使用しているので装置が小型且つ単純で製造コストを低減することができる。
次に、第1マスク20を配線基板10上から除去する(S133)。
なお、配線基板10の部分16を親水性に改質しなくても樹脂との密着性に問題がない場合にはS131〜S133を行うかどうかは選択的である。
また、本実施例では、配線基板10の表面をランナー部14とランナー部以外の部分16に分けているが、部分16のうち実際に樹脂封止される部分16aのみを親水性に改質してもよい。この場合、図6(a)に示すように、第1マスク20の代わりに、部分16aを露出(開口)するための開口部25を有し、それ以外の部分を遮蔽(閉口)する基部26を有する第1マスク20Aを使用してもよい。図6(b)は、第1マスク20Aを配線基板10の上に配置した状態を示す平面図である。
次に、配線基板10のランナー部以外の部分16を遮蔽してランナー部14を露出する第2マスク40を配置する(S134)。図7は、配線基板10の上に第2マスク40を配置した様子を示す平面図であり、配線基板10を点線で透過している。
第2マスク40は、矩形の短冊形状を有する基部41と、基部41の長辺42から退避した矢印形状の凹部44と、を有する。第2マスク40は、凹部44によって、配線基板10のランナー部14を露出(開口)するように配置されている。但し、配線基板10のランナー部14以外の部分を閉口(遮蔽)し、ランナー部14を開口(露出)できる限り、第2マスク40の形状は限定されない。第2マスク40はステンレス製の板材から構成されてもよいし、テープ材から構成されてもよい。また、粘着させてもよい。
なお、第2マスク40は、ランナー部14に金メッキを施した配線基板10Aに使用しても良い。
次に、図8に示すように、疎水性ガスを利用した疎水性大気圧プラズマ処理を施し、基板10のランナー部以外の部分を疎水性に改質する(S135)。ここで、図8は、大気圧プラズマ処理装置50によるS135の処理を説明するための概略側面図である。
大気圧プラズマ処理装置50は、ノズル52、高周波電源54、ガス供給部56、移動機構58を有する。ノズル52からはZ方向下向きに疎水性ガスのラジカルG2が噴射される。高周波電源54は、疎水性ガスをプラズマ化する電源である。ガス供給部56は疎水性ガスを供給する。疎水性ガスの種類は特に限定されず、例えば、CFガスを使用することができる。移動機構58は、ノズル52をX方向に移動する機構である。移動機構58は、基板10に対してノズル52幅が小さい場合には、Y方向にも移動可能な機構が必要となる。S135では、S134において第2マスク40によってランナー部以外の部分16が高精度に遮蔽されているのでランナー部14が疎水性に改質される。
次に、第2マスク40を基板上から除去する(S136)。
次に、熱硬化性樹脂(溶融樹脂)によって樹脂封止(パッケージング)を行う(S140)。図9は、樹脂封止装置60を利用したS140の詳細を説明するためのフローチャートである。
図10は、樹脂封止装置60の概略部分断面図である。樹脂封止装置60は、図10に示すように、成形金型と、樹脂注入部、加熱部を有する。
成形金型は、上型61と下型62から構成され、その間にキャビティ63を形成する。キャビティ63は、樹脂が注入されて成形品を形成するための空隙である。本実施例では、上型61が可動型であり、下型62が固定型であるが、これは逆であってもよい。図10は、可動型の開閉機構を省略している。
樹脂注入部は、ポット64、プランジャ65、カル66、ランナー67及びゲート68を有する。ポット64は、成形材料である溶融樹脂の供給路を規定するシリンダ部として機能する。プランジャ65は、ポット64内に配置され、ポット64内の溶融樹脂をキャビティ63に注入、加圧保持させるピストン部である。本実施例のプランジャ65は下から上に動作するロアプランジャであるが、本発明はアッパプランジャにも適用可能である。ランナー67はカル66からゲート68までの樹脂供給路である。ゲート68は、溶融樹脂をキャビティ63に供給する供給口でありZ方向の高さは小さい。また、ゲートブレイクし易い様に、幅も狭い。ポット64には円柱形状の樹脂タブレットTが供給され、加熱部69によって樹脂が溶融される。 加熱部69は、上型61と下型62の両型に設けられている。
図9を参照するに、接続部(ワイヤ)18によってボンディングされた電子部品17を搭載した配線基板10を下型62のパーティング面(上型61と合う上面)に搭載する(S142)。
次に、上型61を閉じて型締めする(S144)。図10は、この状態を示している。
次に、樹脂タブレットTを搭載したポット64内プランジャ65を上昇させ樹脂タブレットTに熱を加えながらカル66に押し付けて溶融させランナー67、ゲート68を介して溶融樹脂をキャビティ63内に注入する(S146)。この結果、溶融樹脂は基板10のランナー部14から注入されて基板上の電子部品17を樹脂封止する。
次に、上型61を上昇させて型開きをし、配線基板10を取り出して基板のランナー部14から不要樹脂を除去(ゲートブレイク)する(S148)。固まった樹脂をゲート68付近で折り曲げると配線基板10のランナー部14の上にある不要樹脂が剥離し、ゲート68付近で切断される。配線基板10のランナー部14には疎水処理が施されて樹脂との密着性が低いために、不要樹脂は簡単に(即ち、小さな力で)除去可能であり、配線基板10の変形がなく、ゲート残りもなく、不十分な剥離を回避することができる。上述したように、配線基板10のランナー部14と不要樹脂との間には金メッキが施されていないが、ランナー部と不要樹脂との間に金メッキが施された基板10Aを使用してもよい。一方、基板10のランナー部14以外の部分16と電子部品17の上面は親水処理が施されて樹脂との密着性は高いため、この部分の樹脂は剥離せず封止性能は維持される。
図11は、S146後の基板10Aの状態を示す平面図である。電子部品は樹脂Rによって封止されている。
本発明は配線基板又はリードフレームの部分に応じてマスクをすることで疎水性大気圧プラズマ処理と親水性大気圧プラズマ処理を行ったが、製品により親水性大気圧プラズマ処理だけであってもよい。
図12は、実施例2による半導体装置の製造方法を説明するためのフローチャートである。図13は、図12のS150の詳細を説明するためのフローチャートである。実施例2は、S120をS130の途中(S133とS134の間)で行う表面処理及びボンディング工程S150を有することを特徴とする。このように、親水性大気圧プラズマ処理が終了した後で疎水性大気圧プラズマ処理を行う前にボンディングを行ってもよい。
実施例1は配線基板10を使用したが、実施例3はリードフレームを使用する点で相違する。この場合、図1のS110,図2のS131、S132、S134、S135、図9のS142、S146、S148の「配線基板」を「リードフレーム」と読み替えればよい。リードフレームを成形する場合も同様に2種のマスクを使用して樹脂の密着性を上げたい部分に親水性大気圧プラズマ処理を行い、樹脂との密着性を下げたいランナー部に疎水性大気圧プラズマ処理を行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
実施例1の半導体装置の製造方法のフローチャートである。 図1に示す半導体装置の製造方法のS130の詳細を説明するためのフローチャートである。 図2のS131を説明する平面図である。 図3の基板の変形例の平面図である。 図2のS132を説明する側面図である。 図3の変形例の平面図である。 図2のS134を説明する部分透過平面図である。 図2のS135を説明する側面図である。 図1に示す半導体装置の製造方法のS140の詳細を説明するためのフローチャートである。 図1に示す半導体装置の製造方法のS140を行う樹脂封止装置の断面図である。 図9に示すS146後の基板の平面図である。 実施例2の半導体装置の製造方法を説明するためのフローチャートである。 図1に示す半導体装置の製造方法のS130の詳細を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10、10A 配線基板
14 ランナー部
14A 金メッキ部(ランナー部)
17 電子部品(半導体チップ)
20 第1マスク
30、50 大気圧プラズマ装置
24 突出部
40 第2マスク
44 凹部

Claims (7)

  1. マスクを介した大気圧プラズマ処理によって配線基板の表面のランナー部を疎水性に改質するステップと、
    電子部品を搭載した前記配線基板を成形金型に搭載して型締めした後で前記ランナー部から溶融樹脂を注入して前記配線基板上の前記電子部品を樹脂封止するステップと、
    前記配線基板の前記ランナー部から不要樹脂を除去するステップと、
    を有することを特徴する半導体装置の製造方法。
  2. 前記ランナー部と前記不要樹脂との間には金メッキが施されていないことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記改質ステップ後に、前記電子部品を前記配線基板に搭載することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記改質ステップ前に、前記電子部品を前記配線基板に搭載することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. マスクを介した大気圧プラズマ処理によってリードフレームの表面のランナー部を疎水性に改質するステップと、
    電子部品を搭載した前記リードフレームを成形金型に搭載して型締めした後で前記ランナー部から溶融樹脂を注入して前記リードフレーム上の前記電子部品を樹脂封止するステップと、
    前記リードフレームの前記ランナー部から不要樹脂を除去するステップと、
    を有することを特徴する半導体装置の製造方法。
  6. 電子部品が搭載され、樹脂封止される配線基板であって、
    溶融樹脂を注入し、樹脂封止後に不要樹脂が除去されるランナー部を表面に有し、
    前記ランナー部は大気圧プラズマ処理によって疎水性に改質されていることを特徴とする配線基板。
  7. 電子部品が搭載され、樹脂封止されるリードフレームであって、
    溶融樹脂を注入し、樹脂封止後に不要樹脂が除去されるランナー部を表面に有し、
    前記ランナー部は大気圧プラズマ処理によって疎水性に改質されていることを特徴とするリードフレーム。
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