JP2010113305A - 顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】照明光の波長の切り換えに際して、光学系の調整を必要とすることなく対物レンズの瞳面と照明光の集光位置とのずれを補償してエバネッセント照明を行うことが可能な低コストの顕微鏡を提供する。
【解決手段】複数の波長の照明光を出力可能な光源18と、対物レンズ6と、標本4をエバネッセント照明するために光源18からの照明光を対物レンズ6の瞳面Pの所定の領域に集光可能な集光光学系20と、を有しており、集光光学系20が、正レンズと負レンズとからなり全体として正の屈折力を有する接合正レンズを少なくとも1つ有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、顕微鏡に関する。
従来、蛍光色素で標識した標本に励起光を照射し、標本より生じた蛍光を観察する顕微鏡が知られている。斯かる顕微鏡において近年では、全反射を利用した照明(以下、「エバネッセント照明」という。)によって標本を励起することも行われている。この理由は、エバネッセント照明によれば標本の深さ方向における励起光の照明範囲を極めて浅くでき、標本のカバーガラスとの界面付近の情報をバックグラウンドの影響を受けることなく高感度に取得することが可能となるためである。
エバネッセント照明においては、照明光(レーザ光)を集光光学系によって対物レンズの後側焦点位置(瞳面)上であって光軸中心からずれた所定の位置に集光し、標本とカバーガラスとの境界面で全反射が生じる入射角度(臨界角)以上で照射することで、標本の媒質とカバーガラスの界面に生じたエバネッセント光によって標本が照明される。なお、照明光の標本への入射角度は、大き過ぎるとエバネッセント光の強度が低下してしまうため、臨界角程度に設定することが好ましい。
ここで、一般に対物レンズの瞳面の光軸方向位置は、照明光の波長に応じて変動する。このため、エバネッセント照明においてある波長の照明光が集光光学系によって対物レンズの瞳面に集光していた場合でも、照明光の波長を切り換えることで照明光の集光位置と対物レンズの瞳面とに大きなずれが生じることとなってしまう。したがって、特に照明光の標本への入射角度が臨界角に近過ぎる場合には、臨界角以上の入射角度の照明光だけでなく、臨界角よりも小さな入射角度の照明光も標本へ入射することとなり、この結果、標本のバックグラウンドが明るくなるため、標本像を観察することが困難になってしまう。
斯かる背景の下、照明光の波長の切り換えに際して、分散の異なるレンズどうしを接合してなる屈折力を持たない補正光学素子を光路内へ適宜挿脱することで、照明光の集光位置と対物レンズの瞳面とのずれを補正してエバネッセント照明を行う構成の顕微鏡が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2006−133638号
しかしながら上述のような従来の顕微鏡においては、使用する照明光の波長毎に複数種の補正光学素子を予め用意する必要があるため、低コスト化を図ることができない。また、照明光の波長の切り換えに際して使用者が補正光学素子の挿脱を行う必要があるため、作業が煩雑であった。
そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、照明光の波長の切り換えに際して、光学系の調整を必要とすることなく対物レンズの瞳面と照明光の集光位置とのずれを補償してエバネッセント照明を行うことが可能な低コストの顕微鏡を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、
複数の波長の照明光を出力可能な光源と、
対物レンズと、
標本をエバネッセント照明するために前記光源からの照明光を前記対物レンズの瞳面の所定の領域に集光可能な集光光学系と、
を有しており、
前記集光光学系が、前記光源の波長の切り換えによる前記対物レンズの瞳面の位置の変動を補償することを特徴とする顕微鏡を提供する。
本発明によれば、照明光の波長の切り換えに際して、光学系の調整を必要とすることなく対物レンズの瞳面と照明光の集光位置とのずれを補償してエバネッセント照明を行うことが可能な低コストの顕微鏡を提供することができる。
以下、本発明の各実施形態に係る顕微鏡を添付図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る顕微鏡の構成を示す図である。
図1に示すように本実施形態に係る顕微鏡1は、顕微鏡本体2と、制御装置3とから構成されている。
顕微鏡本体2は、標本4を載置するステージ5と、該ステージ5側から順に、対物レンズ6、蛍光キューブ7、結像光学系8、及び接眼鏡筒9を備えている。
蛍光キューブ7は、ダイクロイックミラー7a、エミッションフィルタ7b、及び波長選択フィルタ7cからなる。
結像光学系8は、蛍光キューブ7側から順に、結像レンズ10、ハーフプリズム11、ミラー12a、リレーレンズ13a、ミラー12b、及びリレーレンズ13bからなる。
接眼鏡筒9は、ミラー14、及び接眼レンズ15からなる。
顕微鏡本体2の側方には、標本4を照明するための照明装置16、並びに撮像素子(CCD)17が備えられている。
照明装置16は、複数の波長のレーザ光を出力可能なレーザ光源である光源18と、光源18からの光を対物レンズ6の瞳面Pに集光可能な集光光学系20とからなる。ここで、光源18には、該光源18から出力されたレーザ光を集光光学系20へ導く光ファイバ21が接続されている。そして光ファイバ21の射出端21aの光軸に垂直な方向における位置は、公知の調整機構によって使用者が調整することができる。この構成により、集光光学系20によるレーザ光の集光位置を光軸に垂直な方向へ調整することができる。
集光光学系20は、光源18側から順に、光源18からのレーザ光を平行光に変換するコリメータレンズ群GCと、コリメータレンズ群GCからの平行光を対物レンズ6の瞳面Pと共役な面(瞳共役面)に集光する第1レンズ群G1と、第1レンズ群G1からの光を反射するミラー22と、ミラー22で反射され前記瞳共役面に集光された光を平行光に変換する第2レンズ群G2と、第2レンズ群G2からの平行光を対物レンズ6の瞳面Pに集光する第3レンズ群G3とから構成されている。
制御装置3は、顕微鏡本体2に搭載された種々の電動要素を制御するパーソナルコンピュータ3aと、モニタ3b等からなる。
斯かる構成の本実施形態に係る顕微鏡1において、照明装置16の光源18から出力されたレーザ光は、光ファイバ21で導かれその射出端21aより射出された後、集光光学系20を介して蛍光キューブ7へ導かれる。ここで、光ファイバ21の射出端21aの光軸に垂直な方向における位置は、レーザ光が対物レンズ6の瞳面P内の全反射条件領域へ入射するように使用者によって予め調整されている。なお、全反射条件領域とは、対物レンズ6の瞳面Pにレーザ光を入射させた際に、このレーザ光を標本4に対して臨界角以上の入射角度で入射させることが可能な瞳面P上の輪帯形の範囲をいう。
蛍光キューブ7へ導かれたレーザ光は、蛍光キューブ7の波長選択フィルタ7cを透過しダイクロイックミラー7aで反射されることで、所定の励起波長の光が選択された後、対物レンズ6の瞳面Pにおける全反射条件領域の一点に集光される。
対物レンズ6の瞳面P上の全反射条件領域に集光されたレーザ光は、対物レンズ6を介して平行光となって標本4へ臨界角以上の入射角度で入射し、これにより標本4の媒質と標本4を保持する不図示のガラス基板との境界面において標本側へエバネッセント光が発生する。そしてこのエバネッセント光によって標本4の境界面近傍部分が照明され蛍光が発現し、当該蛍光が対物レンズ6で集光されて平行光となり、蛍光キューブ7のダイクロイックミラー7aとエミッションフィルタ7bを透過することで不要波長の光がカットされる。この蛍光は、結像光学系8の結像レンズ10を経た後、ハーフプリズム11によって反射光と透過光とに分離される。
ハーフプリズム11からの反射光は、撮像素子17の撮像面上に結像される(蛍光像I1)。これにより撮像素子17では標本4の蛍光像I1が撮像され、これをPC3aが画像処理してモニタ3bに表示させる。このようにして観察者は、エバネッセント照明による標本4の蛍光像I1をモニタ3b上で観察することが可能となる。
一方、ハーフプリズム11からの透過光は、ミラー12aで反射された後、一次像I2を形成し、さらにレンズ13aによって平行光に変換される。この平行光は、ミラー12bで反射された後、レンズ13bによって集光され接眼鏡筒9へ入射する。接眼鏡筒9へ入射した光は、ミラー14で反射された後に二次像I3を形成し、接眼レンズ15へ導かれる。これにより観察者は、エバネッセント照明による標本4の蛍光像(二次像I3)を接眼レンズ15を覗いて観察することが可能となる。
次に、本実施形態において最も特徴的な照明装置16の集光光学系20について説明する。
上述のように、一般に対物レンズの瞳面の光軸方向位置は、使用する照明光の波長に応じて変動するため、エバネッセント照明においてある波長の照明光が集光光学系によって対物レンズの瞳面の全反射条件領域に集光していた場合でも、照明光の波長を切り換えることで照明光の集光位置と対物レンズの瞳面とに大きなずれが生じることとなってしまう。
そこで本実施形態に係る顕微鏡1では、光源18から出力されるレーザ光の波長の切り換えに伴う対物レンズ6の瞳面Pの変動を、照明装置16の集光光学系20によって補償している。具体的には、集光光学系20によるレーザ光の集光位置と対物レンズ6の瞳面Pとのずれを所定の波長域にわたって小さく維持している。
本実施形態に係る顕微鏡1では、対物レンズ6として色収差の小さなアポクロマートの対物レンズ(倍率100倍、開口数1.49)を採用しており、その瞳面Pは後述する図3に示すようにレーザ光の波長400〜650nmの間で1〜2mm程度変動する。この瞳面Pの変動を補償するためには、集光光学系20の色収差を制御してレーザ光の集光位置と対物レンズの瞳面の位置とのずれを小さく維持する必要がある。
このため本実施形態における集光光学系20は、正レンズと負レンズとからなる接合正レンズを少なくとも1つ有するように構成されており、これによって色収差を良好に制御することができる。
また本実施形態に係る顕微鏡1において、集光光学系20の色収差をより良く制御するためには、接合正レンズが以下の条件式(1)〜(3)を満足するように構成されることが望ましい。これによって集光光学系の色収差を良好に制御することができる。
(1) νdh1 > 30
(2) νdh1−νdh2 > 10
(3) |(PhC1−PhC2)/(νdh1−νdh2)| < 0.030
ただし、
νdh1:接合正レンズにおける正レンズの硝材のνdhの値
νdh2:接合正レンズにおける負レンズの硝材のνdhの値
PhC1:接合正レンズにおける正レンズの硝材のPhCの値
PhC2:接合正レンズにおける負レンズの硝材のPhCの値
なお、条件式(1)〜(3)においてνdh(アッベ数に相当)及び部分分散比PhCは、硝材のd線(波長587.6nm)に対する屈折率をnd、h線(波長404.7nm)に対する屈折率をnh、C線(波長656.3nm)に対する屈折率をnCとしたとき、以下の式で定義される値とする。またこのことは後記第2実施形態において述べる条件式(4)においても同様である。
νdh = (nd−1)/(nh−nC)
PhC = (nh−nd)/(nd−nC)
上記条件式(1)は、集光光学系20の接合正レンズで生じる色収差を良好に制御するための条件式である。接合正レンズの色収差を制御するためには、正の単レンズの硝材として低分散ガラスを用いることが望ましい。条件式(1)の下限値を下回ると、接合正レンズの色収差を良好に制御することができなくなってしまう。
上記条件式(2)は、条件式(1)と同様に接合正レンズで生じる色収差を良好に制御するために、接合正レンズを構成する正の単レンズと負の単レンズの分散を規定する条件式である。接合正レンズにおいて、正の単レンズで生じた色収差を負の単レンズで補正するためには、負の単レンズの硝材として正の単レンズよりも分散の大きなガラスを用いることが望ましい。条件式(2)の下限値を下回ると、正の単レンズで生じた色収差を負の単レンズで補正することができなくなり、接合正レンズの色収差を良好に制御することができなくなってしまう。
上記条件式(3)は、接合正レンズで生じる色収差の二次スペクトルを小さくするための条件式である。当該二次スペクトルを小さくするためには、条件式(3)の左辺の値が小さいことが望ましい。条件式(3)の上限値を上回ると、接合正レンズで生じる色収差の二次スペクトルが大きくなり、広波長域で色収差を制御することが困難になってしまう。
また、本実施形態に係る顕微鏡1において集光光学系20は、上述のように光源18側から順に、光源18からのレーザ光を平行光に変換するコリメータレンズ群GCと、コリメータレンズ群GCからの平行光を対物レンズ6の瞳共役面に集光する第1レンズ群G1と、第1レンズ群G1からの光を反射するミラー22と、該ミラー22で反射され前記瞳共役面に集光された光を平行光に変換する第2レンズ群G2と、第2レンズ群G2からの平行光を対物レンズ6の瞳面Pに集光する第3レンズ群G3とから構成されている。このように、集光光学系20が第1レンズ群G1と第2レンズ群G2とからなるリレー光学系を備えることで、集光光学系20を照明装置16の筐体内に配置する際の自由度を向上させることができる。
また本実施形態に係る顕微鏡1において、広波長域の光に対して高い透過率を備えた集光光学系20を実現するために、近紫外域の波長(350〜400nm)の光の透過率が高い硝材を集光光学系20を構成するレンズの硝材として用いることが望ましい。
このため本実施形態では、集光光学系20を構成する全てのレンズの硝材について、波長380nmの光の透過率が硝材厚10mm当たり50%以上であって、波長400nmの光の透過率が硝材厚10mm当たり85%以上であることを満足するように構成されている。この構成により、広波長域の光に対して高い透過率を備え、十分な光量を確保した集光光学系20を実現することができる。
以下、本実施形態に係る顕微鏡1における照明装置16の集光光学系20のより詳細な構成を数値例とともに説明する。
図2は、本発明の第1実施形態に係る顕微鏡1における照明装置16の集光光学系20のレンズ構成を示す断面図である。
図2に示すように、集光光学系20におけるコリメータレンズ群GCは、光源18側から順に、光源18側に凸の負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとの接合正レンズL1と、光源18側に凸の負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとの接合正レンズL2とからなる。
第1レンズ群G1は、光源18側から順に、両凸形状の正レンズと像側に凸の負メニスカスレンズとの接合正レンズL3からなる。
第2レンズ群G2は、光源18側から順に、光源18側に凸の負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとの接合正レンズL4からなる。
第3レンズ群G3は、光源18側から順に、光源18側に凸の負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとの接合正レンズL5からなる。
次の表1に、本実施形態に係る顕微鏡1における照明装置16の集光光学系20の諸元の値を掲げる。
表1の[面データ]において、面番号は光源18側から数えたレンズ面の順番、rはレンズ面の曲率半径、dはレンズ面どうしの光軸上の間隔、ndはd線(波長587.6nm)に対する屈折率、νdはd線(波長587.6nm)に対するアッベ数をそれぞれ示している。なお、面番号「0」は光ファイバ21の射出端21aを示し、「NA」は集光光学系20の開口数を示している。
ここで、表1に掲載されている曲率半径rやその他長さの単位は一般に「mm」が使われる。しかしながら光学系は、比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるため、これに限られるものではない。なお、以上に述べた表1の符号は、後記第2実施形態の表2においても同様に用いるものとする。
(表1)第1実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
0) 0.00000 35.50000 1.0000000

1) 106.00000 2.00000 1.6133970 44.266
2) 27.00000 3.00000 1.4978200 82.557
3) -42.00000 0.50000 1.0000000
4) 230.00000 1.50000 1.5182300 58.890
5) 20.00000 3.50000 1.4978200 82.557

6) -44.44000 97.50000 1.0000000
7) 40.00000 4.00000 1.4978200 82.557
8) -21.00000 2.00000 1.6476900 33.787
9) -59.66492 164.00000 1.0000000

10) 97.50000 2.00000 1.6133970 44.266
11) 29.50000 5.00000 1.5690700 71.312
12) -118.75000 236.00000 1.0000000

13) 91.10000 2.00000 1.6133970 44.266
14) 42.20000 5.00000 1.4978200 82.557
15) -143.20000 131.03871 1.0000000

NA 0.14885

[条件式対応値]
(1)νdh1= 41.6 (接合正レンズL1)
41.6 (接合正レンズL2)
41.6 (接合正レンズL3)
35.7 (接合正レンズL4)
41.6 (接合正レンズL5)
(2)νdh1−νdh2= 20.0 (接合正レンズL1)
12.2 (接合正レンズL2)
25.7 (接合正レンズL3)
14.1 (接合正レンズL4)
20.0 (接合正レンズL5)
(3)|(PhC1−PhC2)/(νdh1−νdh2)|= 0.016 (接合正レンズL1)
0.006 (接合正レンズL2)
0.029 (接合正レンズL3)
0.015 (接合正レンズL4)
0.016 (接合正レンズL5)
図3は、本発明の第1実施例に係る顕微鏡1の波長400〜650nmにおける対物レンズ6の瞳面Pの光軸方向位置の変動(点線)と集光光学系20によるレーザ光の集光位置の変動(実線)を示すグラフである。
図4は、本発明の第1実施例に係る顕微鏡1における照明装置16の集光光学系20の分光透過率を示すグラフである。
図3より、本実施形態に係る顕微鏡1において上記レンズデータに基づく集光光学系20は、400〜650nmの波長域にわたって色収差を良好に制御し、レーザ光の集光位置と対物レンズの瞳面の位置とのずれを小さく維持できていることがわかる。そしてこれにより、レーザ光の集光位置と対物レンズ6の瞳面Pとのずれを0.7mm以内と小さく抑えることができていることがわかる。このため本実施形態に係る顕微鏡1では、光源18のレーザ光の波長を切り換えても、対物レンズ6の瞳面Pの変動を集光光学系20によって十分に補償することができる、したがってエバネッセント照明を維持することができ標本のバックグラウンドが明るくなってしまうことを防ぐことができる。
また図3より、特に450〜650nmの波長域においては、集光光学系20によるレーザ光の集光位置が対物レンズ6の瞳面Pと略同様の振る舞いで変動していることがわかる。このため本実施形態に係る顕微鏡1では、集光光学系20によって対物レンズ6の瞳面Pの変動をより効果的に補償することができる。
また図4より、本実施形態における集光光学系20は、広波長域の光に対して90%以上の高い透過率を備えており、波長400nmの光に対しても80%以上の透過率を実現できていることがわかる。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態に係る顕微鏡の構成を示す図である。
図5に示すように、本実施形態に係る顕微鏡30の全体的な構成は、上記第1実施形態と同様であるため同じ符号を付して説明を省略し、特徴的な構成を有する集光光学系40について以下に詳述する。
上記第1実施形態の集光光学系40において、広い波長域で色収差をさらに良好に制御するためには、負の屈折力を有する接合負レンズを導入しその色収差を大きくすることで、接合正レンズで生じる色収差を打ち消すことが好ましい。
そこで本実施形態における照明装置16の集光光学系40は、上記第1実施形態と同様の構成に加えて、正の単レンズと負の単レンズとからなり負の屈折力を有する接合負レンズを有し、当該接合負レンズが以下の条件式(4)を満足するように構成されている。
(4) |(PhC3−PhC4)/(νdh3−νdh4)| < 0.080
ただし、
νdh3:接合負レンズにおける正レンズの硝材のνdhの値
νdh4:接合負レンズにおける負レンズの硝材のνdhの値
PhC3:接合負レンズにおける正レンズの硝材のPhCの値
PhC4:接合負レンズにおける負レンズの硝材のPhCの値
上記条件式(4)は、集光光学系40の接合負レンズで生じる色収差の二次スペクトルを大きくするための条件式である。当該二次スペクトルを大きくするためには、条件式(4)の左辺の値が大きいことが望ましい。条件式(4)の上限値を上回ると、接合負レンズで生じる色収差の二次スペクトルが小さくなり、広波長域で集光光学系の色収差を制御することが困難になってしまう。この構成によって本実施形態における集光光学系40は、対物レンズ6の瞳面Pの変動を集光光学系40でさらに良好に補償する、即ちレーザ光の集光位置と対物レンズ6の瞳面Pとのずれをさらに小さくすることができる。
以下、本実施形態に係る顕微鏡30における照明装置16の集光光学系40のより詳細な構成を数値例とともに説明する。
図6は、本発明の第2実施形態に係る顕微鏡30における照明装置16の集光光学系40のレンズ構成を示す断面図である。
図6に示すように、集光光学系40におけるコリメータレンズ群GCは、光源18側から順に、光源18側に凸の負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとの接合正レンズL1と、光源18側に凸の負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとの接合正レンズL2とからなる。
第1レンズ群G1は、光源18側から順に、両凸形状の正レンズと像側に凸の負メニスカスレンズとの接合正レンズL3と、両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズとの接合負レンズL4と、両凸形状の正レンズと像側に凸の負メニスカスレンズとの接合正レンズL5とからなる。
第2レンズ群G2は、光源18側から順に、光源18側に凸の負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとの接合正レンズL6からなる。
第3レンズ群G3は、光源18側から順に、光源18側に凸の負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとの接合正レンズL7からなる。
次の表2に、本実施形態に係る顕微鏡30における照明装置16の集光光学系40の諸元の値を掲げる。
(表2)第2実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
0) 0.00000 35.50000 1.0000000

1) 106.00000 2.00000 1.6133970 44.266
2) 27.00000 3.00000 1.4978200 82.557
3) -42.00000 0.50000 1.0000000
4) 230.00000 1.50000 1.5182300 58.890
5) 20.00000 3.50000 1.4978200 82.557
6) -44.44000 96.00000 1.0000000

7) 20.35000 4.50000 1.4978200 82.557
8) -20.35000 1.50000 1.6133970 44.266
9) -607.57600 2.00000 1.0000000
10) 45.00000 5.00000 1.7173600 29.521
11) -12.50000 1.50000 1.7204670 34.708
12) 19.83600 7.00000 1.0000000
13) 68.64000 4.00000 1.4978200 82.557
14) -14.60000 1.50000 1.6133970 44.266
15) -43.10000 144.50000 1.0000000

16) 97.50000 2.00000 1.6133970 44.266
17) 29.50000 5.00000 1.5690700 71.312
18) -118.75000 236.00000 1.0000000

19) 91.10000 2.00000 1.6133970 44.266
20) 42.20000 5.00000 1.4978200 82.557
21) -143.20000 131.48597

NA 0.14885

[条件式対応値]
(1)νdh1= 41.6 (接合正レンズL1)
41.6 (接合正レンズL2)
41.6 (接合正レンズL3)
41.6 (接合正レンズL5)
35.7 (接合正レンズL6)
41.6 (接合正レンズL7)
(2)νdh1−νdh2= 20.0 (接合正レンズL1)
12.2 (接合正レンズL2)
20.0 (接合正レンズL3)
20.0 (接合正レンズL5)
14.1 (接合正レンズL6)
20.0 (接合正レンズL7)
(3)|(PhC1−PhC2)/(νdh1−νdh2)|= 0.016 (接合正レンズL1)
0.006 (接合正レンズL2)
0.016 (接合正レンズL3)
0.016 (接合正レンズL5)
0.015 (接合正レンズL6)
0.016 (接合正レンズL7)
(4)|(PhC3−PhC4)/(νdh3−νdh4)|= -0.107 (接合正レンズL4)
図7は、本発明の第2実施例に係る顕微鏡30の波長400〜650nmにおける対物レンズ6の瞳面Pの光軸方向位置の変動(点線)と集光光学系40によるレーザ光の集光位置の変動(実線)を示すグラフである。
図8は、本発明の第2実施例に係る顕微鏡30における照明装置16の集光光学系40の分光透過率を示すグラフである。
図7より、本実施形態に係る顕微鏡30において上記レンズデータに基づく集光光学系40は、上記第1実施形態と同様の効果を奏しており、400〜650nmの波長域にわたってレーザ光の集光位置と対物レンズ6の瞳面Pとのずれを0.15mm以内とさらに小さく抑えることができていることがわかる。そして当該波長域にわたってレーザ光の集光位置が対物レンズ6の瞳面Pと略同様の振る舞いで変動していることがわかる。このため本実施形態に係る顕微鏡30では、集光光学系40によって対物レンズ6の瞳面Pの変動をより好ましく効果的に補償することができる。
また図8より、本実施形態における集光光学系40は、広波長域の光に対して90%以上の高い透過率を備えており、波長400nmの光に対しても70%以上の透過率を実現できていることがわかる。
以上、上記各実施形態によれば、照明光の波長の切り換えに際して、対物レンズの瞳面と集光光学系による照明光の集光位置とのずれを、集光光学系によって補償してエバネッセント照明を行うことが可能な顕微鏡を実現することができる。そしてこの顕微鏡は、従来の顕微鏡のように補正光学素子等を別途必要としないため、低コスト化を図ることができる。また、従来の顕微鏡のような補正光学素子の光路内への挿脱作業や、その他の光学系の調整作業を必要とせず、作業の煩雑さを解消することができる。またこれにより、照明光の波長の切り換えを短時間で行うことができるため、生細胞等の標本を手早く観察することも可能となる。
本発明の第1実施形態に係る顕微鏡の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る顕微鏡1における照明装置16の集光光学系20のレンズ構成を示す断面図である。 本発明の第1実施例に係る顕微鏡1の波長400〜650nmにおける対物レンズ6の瞳面Pの光軸方向位置の変動(点線)と集光光学系20によるレーザ光の集光位置の変動(実線)を示すグラフである。 本発明の第1実施例に係る顕微鏡1における照明装置16の集光光学系20の分光透過率を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る顕微鏡の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る顕微鏡30における照明装置16の集光光学系40のレンズ構成を示す断面図である。 本発明の第2実施例に係る顕微鏡30の波長400〜650nmにおける対物レンズ6の瞳面Pの光軸方向位置の変動(点線)と集光光学系20によるレーザ光の集光位置の変動(実線)を示すグラフである。 本発明の第2実施例に係る顕微鏡30における照明装置16の集光光学系40の分光透過率を示すグラフである。
符号の説明
1,30 顕微鏡
2 顕微鏡本体
3 制御装置
4 標本
6 対物レンズ
8 結像光学系
18 光源
20,40 集光光学系
GC コリメータレンズ群
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
P 瞳面

Claims (6)

  1. 複数の波長の照明光を出力可能な光源と、
    対物レンズと、
    標本をエバネッセント照明するために前記光源からの照明光を前記対物レンズの瞳面の所定の領域に集光可能な集光光学系と、
    を有しており、
    前記集光光学系が、前記光源の波長の切り換えによる前記対物レンズの瞳面の位置の変動を補償することを特徴とする顕微鏡。
  2. 前記集光光学系が、正レンズと負レンズとからなり全体として正の屈折力を有する接合正レンズを少なくとも1つ有することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡。
  3. 前記集光光学系における前記接合正レンズが、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項2に記載の顕微鏡。
    νdh1 > 30
    νdh1−νdh2 > 10
    |(PhC1−PhC2)/(νdh1−νdh2)| < 0.030
    ただし、
    ndを硝材のd線に対する屈折率、nhを硝材のh線に対する屈折率、nCを硝材のC線に対する屈折率とし、νdh = (nd−1)/(nh−nC)、PhC = (nh−nd)/(nd−nC)と定義したとき、
    νdh1:前記接合正レンズにおける前記正レンズの硝材のνdhの値
    νdh2:前記接合正レンズにおける前記負レンズの硝材のνdhの値
    PhC1:前記接合正レンズにおける前記正レンズの硝材のPhCの値
    PhC2:前記接合正レンズにおける前記負レンズの硝材のPhCの値
  4. 前記集光光学系が、正レンズと負レンズとからなり全体として負の屈折力を有する接合負レンズをさらに有し、
    前記接合負レンズが、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の顕微鏡。
    |(PhC3−PhC4)/(νdh3−νdh4)| < 0.080
    ただし、
    νdh3:前記接合負レンズにおける前記正レンズの硝材のνdhの値
    νdh4:前記接合負レンズにおける前記負レンズの硝材のνdhの値
    PhC3:前記接合負レンズにおける前記正レンズの硝材のPhCの値
    PhC4:前記接合負レンズにおける前記負レンズの硝材のPhCの値
  5. 前記集光光学系は、前記光源側から順に、
    前記照明光を平行光に変換するコリメータレンズ群と、
    前記コリメータレンズ群からの前記平行光を前記対物レンズの瞳共役面に集光する第1レンズ群と、
    前記第1レンズ群によって前記瞳共役面に集光された前記照明光を平行光に変換する第2レンズ群と、
    前記第2レンズ群からの前記平行光を前記対物レンズの瞳面に集光する第3レンズ群とから構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の顕微鏡。
  6. 前記集光光学系を構成する全てのレンズの硝材は、波長380nmの光の透過率が硝材厚10mm当たり50%以上で、かつ波長400nmの光の透過率が硝材厚10mm当たり85%以上であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の顕微鏡。
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