JP2010112697A - 省エネ支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物の管理者が空調機の消費電力量についての情報(例えば、どの空調機の消費電力量を削減すべきか等)を把握可能にする。
【解決手段】省エネ支援装置20は、通信部31,32と、総電力量算出部36aと、低COP電力量算出部45bと、余地報生成部45cと、表示部42とを備える。通信部31,32は、空調機10a,10eについての運転データを取得する。総電力量算出部36aは、運転データに基づいて、空調機10a,10eの総消費電力量を求める。低COP電力量算出部45bは、運転データに基づいて、空調機10a,10eが所定値以下のCOPで運転していた時に消費した電力量である低COP消費電力量を求める。余地情報生成部45cは、総消費電力量及び低COP消費電力量に基づいて、省エネルギー化余地の大小を判断するための省エネ余地情報を生成し、表示部42はこれを表示する。
【選択図】図6

Description

本発明は、省エネ支援装置、特に、空調機の省エネルギー化を支援する省エネ支援装置に関する。
複数のオフィスや複数のテナントが入居しているビル等では、建物内の空調環境を効果的に調整するべく、所謂個別分散方式の空調機が良く用いられている。個別分散方式の空調機では、複数の空調機が建物内に設置されるため、個別分散方式の空調機が用いられたビルでは、ビル全体としての消費電力量において空調機の消費電力量が占める割合が、空調機の設置数の増加に伴い多くなる傾向にある。
一方、近年では、消費電力量の削減が掲げられており、例えば特許文献1(特開2004−85085号公報)に示されるように、空調機の消費電力量を推定し、該推定結果により空調機の運転に無駄があるか否かを判断する技術が知られている。
ところで、近年、空調環境を更に効果的に調整するべく、一建物内において、例えば部屋別やテナント別等のように、複数の空調機を複数系統に分けている場合がある。この場合、各空調機の利用のされ方が異なるため、例えば建物の管理者は、どの空調機の消費電力量を削減すべきかを把握することが困難となってしまう。
そこで、本発明は、建物の管理者が空調機の消費電力量に関する情報(例えば、どの空調機の消費電力量を削減すべきか等)を把握可能とする省エネ支援装置の提供を目的とする。
発明1に係る省エネ支援装置は、空調機の省エネルギー化を支援する装置である。省エネ支援装置は、取得部と、第1電力量算出部と、第2電力量算出部と、情報生成部と、報知部とを備える。取得部は、空調機についての運転データを取得する。第1電力量算出部は、取得部が取得した運転データに基づいて、空調機の総消費電力量あるいは基準消費電力量を、比較対象電力量として求める。第2電力量算出部は、取得部が取得した運転データに基づいて、低COP消費電力量を求める。低COP消費電力量は、空調機が所定値以下のCOPで運転していた時に消費した電力量である。情報生成部は、比較対象電力量及び低COP消費電力量に基づいて、省エネルギー化余地の大小を判断するための省エネ余地情報を生成する。報知部は、省エネ余地情報を報知する。
この省エネ支援装置によると、比較対象電力量及び低COP消費電力量に基づいて、省エネ余地情報が生成され、報知される。ここで、省エネ余地情報としては、例えば総消費電力量に対する低COP消費電力量の比率や、基準消費電力量と低COP消費電力量との差分が挙げられる。このような省エネ余地情報、つまりは空調機の消費電力量に関する情報により、ユーザは、省エネの余地がある空調機を容易に把握することができる。従って、ユーザは、省エネの余地が大きいと判断される空調機に対し、消費されるエネルギーを削減するべく、策を講じることができる。
発明2に係る省エネ支援装置は、発明1に係る省エネ支援装置であって、省エネ余地情報は、総消費電力量に対する低COP消費電力量の割合である。
この省エネ支援装置によると、総消費電力量に対する低COP消費電力量の割合が省エネ余地情報として報知される。これにより、ユーザは、空調機が効率の悪い運転をどの程度行っているかを知ることができるため、総消費電力量に対し、消費されるエネルギーを削減できる余地がどのくらいの割合あるかを把握することができる。
発明3に係る省エネ支援装置は、発明2に係る省エネ支援装置であって、省エネ余地情報は、総消費電力量を100%とした場合の低COP消費電力量を、パーセントで表した情報である。
この省エネ支援装置によると、総消費電力量に対する低COP消費電力量がパーセントで表されるため、ユーザは、空調機がどれくらいの割合で効率の悪い運転を行っているかを、容易に把握することができる。
発明4に係る省エネ支援装置は、発明1に係る省エネ支援装置であって、基準消費電力量は、空調機が所定値以下のCOPで運転していた時において、空調機のCOPが所定値であったと仮定した場合に消費されたであろう電力量である。そして、省エネ余地情報は、基準消費電力量と低COP消費電力量との差分である。
この省エネ支援装置によると、空調機が所定値以下のCOPで運転している時に実際に消費された低COP消費電力量と、この時に仮にCOPが所定値であったとして消費されたと推測される電力量(即ち、基準消費電力量)との差分が、省エネ余地の指標として報知される。これにより、ユーザは、空調機が効率の悪い運転をどの程度行っているかを知ることができるため、消費されるエネルギーを削減できる余地がどのくらいあるかを具体的に把握することができる。
発明5に係る省エネ支援装置は、発明1に係る省エネ支援装置であって、省エネ余地情報は、総消費電力量の絶対量と低COP消費電力量の絶対量とからなる情報である。報知部は、空調機についての総消費電力量の絶対量と低COP消費電力量の絶対量とが視覚的に把握可能なように、省エネ余地情報を表示する。
この省エネ支援装置によると、ユーザは、表示された低COP消費電力量の絶対量と総消費電力量の絶対量とから、空調機が効率の悪い運転をどの程度行っているかを視覚的に把握することができる。
発明6に係る省エネ支援装置は、発明1〜5のいずれかに係る省エネ支援装置であって、取得部は、複数の空調機から、各空調機の運転データを取得する。第1電力量算出部及び第2電力量算出部は、比較対象電力量及び低COP消費電力量それぞれを、空調機毎に算出する。情報生成部は、省エネ余地情報を、空調機毎に生成する。そして、報知部は、各空調機の省エネ余地情報を、比較可能に表示する。
この省エネ支援装置によると、複数の空調機それぞれにおける省エネ余地情報は、比較可能に表示される。そのため、ユーザは、各空調機において省エネ余地がどの程度あるかを一度に知ることができる。従って、ユーザは、各空調機の省エネ余地の程度を比較し、消費エネルギーを削減する対策を例えば省エネ余地の大きい順に優先順位をつけて行うことができる。
発明7に係る省エネ支援装置は、発明6に係る省エネ支援装置であって、報知部は、複数の空調機それぞれの省エネ余地情報を、低COP消費電力量の多い省エネ余地情報から順に1つの図表内に表示する。
この省エネ支援装置によると、ユーザは、低COP消費電力量の多い順に表示されている省エネ余地情報により、空調機全体のうちどの空調機の効率が一番悪いかや、どの空調機の効率が一番良いか等を、一度に知ることができる。従って、ユーザは、どの空調機から順に省エネ対策を行ったらよいかを、容易に判断することができる。
発明8に係る省エネ支援装置は、発明6または7に係る省エネ支援装置であって、報知部は、複数の空調機それぞれの省エネ余地情報を、1つの図表内に選択可能に表示する。報知部は、省エネ余地情報が選択された場合、選択された省エネ余地情報に対応する空調機についての低COP消費電力量の絶対量及び総消費電力量の絶対量を時系列的に表示する。
例えば、各空調機の省エネ余地情報が1ヶ月単位で表示されているとする。この中から任意の省エネ余地情報が選択されると、当該省エネ余地情報に対応する空調機についての低COP消費電力量及び総消費電力量(いずれも絶対量)が、日ごとの単位で表示されるようになる。つまり、選択された省エネ余地情報の詳細な内容が、時系列でより細かく表示される。これにより、ユーザは、いつの時点で効率の悪い運転が行われたのかを詳細に把握することができ、消費エネルギーを削減するための適切な策を講じることができる。
発明9に係る省エネ支援装置は、発明6〜8のいずれかに係る省エネ支援装置であって、取得部は、1つの空調対象空間内に設置された複数の空調機それぞれから、運転データを取得する。
ここでは、複数の空調機が、1つの空調対象空間内に設置されている。この省エネ支援装置によると、ユーザは、1つの空調対象空間内の各空調機における省エネの余地を知ることができ、空調対象空間内の温度や気流のバランス等を考慮しつつ消費エネルギーを削減する策を講じることができる。
発明10に係る省エネ支援装置は、発明1〜9のいずれかに係る省エネ支援装置であって、報知部は、省エネ余地情報を、日時に関する情報と共に表示する。
この省エネ支援装置によると、省エネ余地情報は、日時に関する情報と共に表示される。これにより、ユーザは、空調機が効率の悪い運転をいつ行ったかを知ることができる。
発明11に係る省エネ支援装置は、発明1〜9のいずれかに係る省エネ支援装置であって、報知部は、省エネ余地情報を、外気温度に関する情報と共に表示する。
この省エネ支援装置によると、省エネ余地情報は、外気温度に関する情報と共に表示される。これにより、ユーザは、どのような環境状態時に空調機の効率がダウンするかを知ることができる。
発明12に係る省エネ支援装置は、発明1〜11のいずれかに係る省エネ支援装置であって、第3電力量算出部を更に備える。第3電力量算出部は、高COP消費電力量を求める。高COP消費電力量は、空調機が所定値以上のCOPで運転していた時に消費した電力量である。情報生成部は、更に高COP消費電力量に基づいて省エネ余地情報を生成する。
この省エネ支援装置によると、低COP消費電力量だけではなく、更に高COP消費電力量に基づいて生成された省エネ余地情報が報知される。これにより、ユーザは、効率の悪い運転を行っている空調機を知るだけではなく、高COP消費電力量に着目して、効率の良い運転を行っている空調機を知ることができる。
発明13に係る省エネ支援装置は、発明12に係る省エネ支援装置であって、省エネ余地情報は、低COP消費電力量に関する低COP情報、及び高COP消費電力量に関する高COP情報を含む。報知部は、低COP情報及び高COP情報を視覚的に区別可能に表示する。
低COP情報としては、総消費電力量に対する低COP消費電力量の割合や、低COP消費電力量そのもの(即ち、絶対量)が挙げられる。高COP情報としては、総消費電力量に対する高COP消費電力量の割合や、高COP消費電力量そのもの(即ち、絶対量)が挙げられる。この省エネ支援装置によると、低COP情報及び高COP情報が視覚的に区別可能に表示されるため、ユーザは、各空調機の運転の効率の良さ及び悪さを一瞬にして容易に知ることができる。
発明14に係る省エネ支援装置は、発明12に係る省エネ支援装置であって、省エネ余地情報は、低COP消費電力量に関する低COP情報、及び高COP消費電力量に関する高COP情報を含む。報知部は、表示選択情報を更に表示可能である。表示選択情報は、低COP情報及び高COP情報のどちらを表示するかを選択するための情報である。報知部は、表示選択情報において低COP情報の表示が選択された場合、省エネ余地情報のうち低COP情報のみを表示する。また、報知部は、表示選択情報において高COP情報の表示が選択された場合、省エネ余地情報のうち高COP情報のみを表示する。
この省エネ支援装置によると、低COP情報の表示が選択されれば、低COP情報のみが表示され、高COP情報の表示が選択されれば、高COP情報のみが表示される。従って、ユーザは、好みや目的に応じて、低COP情報及び高COP情報のどちらを表示させるかを設定することができる。
発明15に係る省エネ支援装置は、空調機の省エネルギー化を支援する装置である。省エネ支援装置は、取得部、比較電力量算出部、COP電力量算出部、情報生成部、及び報知部を備える。取得部は、空調機についての運転データを取得する。比較電力量算出部は、取得部が取得した運転データに基づいて、空調機の総消費電力量あるいは基準消費電力量を比較対象電力量として求める。COP電力量算出部は、取得部が取得した運転データに基づいて、高COP消費電力量あるいは低COP消費電力量の少なくとも1つを求める。高COP消費電力量は、空調機が所定値以上のCOPで運転していた時に消費した電力量である。低COP消費電力量は、空調機が所定値以下のCOPで運転していた時に消費した電力量である。情報生成部は、COP電力量算出部による算出結果及び比較電力量算出部の算出結果に基づいて、省エネ余地情報を生成する。省エネ余地情報は、省エネルギー化余地の大小を判断するための情報である。報知部は、省エネ余地情報を報知する。
この省エネ支援装置によると、低COP消費電力量及び高COP消費電力量の少なくとも1つと比較対象電力量とに基づいて省エネ余地情報が生成され、報知される。ここで、省エネ余地情報としては、例えば総消費電力量に対する低COP消費電力量の比率や、総消費電力量に対する高COP消費電力量の比率、基準消費電力量と低COP消費電力量との差分等が挙げられる。このような省エネ余地情報、つまりは空調機の消費電力量に関する情報により、ユーザは、省エネの余地がある空調機を把握することができる。特に、高COP消費電力量に基づいて省エネ余地情報が生成された場合には、ユーザは、効率の良い運転を行っている空調機を知ることができる。
発明1に係る省エネ支援装置によると、ユーザは、省エネの余地がある空調機を容易に把握することができる。従って、ユーザは、省エネの余地が大きいと判断される空調機に対し、消費されるエネルギーを削減するべく、策を講じることができる。
発明2に係る省エネ支援装置によると、ユーザは、空調機が効率の悪い運転をどの程度行っているかを知ることができるため、総消費電力量に対し、消費されるエネルギーを削減できる余地がどのくらいの割合あるかを把握することができる。
発明3に係る省エネ支援装置によると、ユーザは、空調機がどれくらいの割合で効率の悪い運転を行っているかを、容易に把握することができる。
発明4に係る省エネ支援装置によると、ユーザは、空調機が効率の悪い運転をどの程度行っているかを知ることができるため、消費されるエネルギーを削減できる余地がどのくらいあるかを具体的に把握することができる。
発明5に係る省エネ支援装置によると、ユーザは、空調機が効率の悪い運転をどの程度行っているかを視覚的に把握することができる。
発明6に係る省エネ支援装置によると、ユーザは、各空調機の省エネ余地の程度を比較し、消費エネルギーを削減する対策を例えば省エネ余地の大きい順に優先順位をつけて行うことができる。
発明7に係る省エネ支援装置によると、ユーザは、どの空調機から順に省エネ対策を行ったらよいかを、容易に判断することができる。
発明8に係る省エネ支援装置によると、ユーザは、いつの時点で効率の悪い運転が行われたのかを詳細に把握することができ、消費エネルギーを削減するための適切な策を講じることができる。
発明9に係る省エネ支援装置によると、ユーザは、1つの空調対象空間内の各空調機における省エネの余地を知ることができ、空調対象空間内の温度や気流のバランス等を考慮しつつ消費エネルギーを削減する策を講じることができる。
発明10に係る省エネ支援装置によると、ユーザは、空調機が効率の悪い運転をいつ行ったかを知ることができる。
発明11に係る省エネ支援装置によると、ユーザは、どのような環境状態時に空調機の効率がダウンするかを知ることができる。
発明12に係る省エネ支援装置によると、ユーザは、効率の悪い運転を行っている空調機を知るだけではなく、高COP消費電力量に着目して、効率の良い運転を行っている空調機を知ることができる。
発明13に係る省エネ支援装置によると、ユーザは、各空調機の運転の効率の良さ及び悪さを一瞬にして容易に知ることができる。
発明14に係る省エネ支援装置によると、ユーザは、好みや目的に応じて、低COP情報及び高COP情報のどちらを表示させるかを設定することができる。
発明15に係る省エネ支援装置によると、ユーザは、省エネの余地がある空調機を把握することができる。特に、高COP消費電力量に基づいて省エネ余地情報が生成された場合には、ユーザは、効率の良い運転を行っている空調機を知ることができる。
本実施形態に係る省エネ支援システムの構成図。 本実施形態に係る室内機のレイアウト図。 本実施形態に係る省エネ支援装置の一部を構成するコントローラの内部構成を、概略的に示す図。 冷暖房のエンタルピ差を示すモリエル線図。 本実施形態に係る省エネ支援装置の一部を構成する補助装置の内部構成を、概略的に示す図。 省エネ余地情報が示された画面例。 本実施形態に係る省エネ支援装置の一連の動作を説明するためのフロー図。 図6の画面例において、省エネ余地情報が、空調機の総消費電力量そのものと低COP消費電力量そのものとを同時に表すような形態で示された画面例。 空調機の総消費電力量に対する低COP消費電力量の割合である省エネ余地情報が、横軸を外気温度として示された画面例。 図9の画面例において、省エネ余地情報が、空調機の総消費電力量そのものと低COP消費電力量そのものとを同時に表すような形態で示された画面例。 その他の実施形態(d)に係る省エネ支援装置の一部を構成するコントローラの内部構成を、概略的に示す図。 その他の実施形態(d)に係る省エネ余地情報の画面例。 その他の実施形態(e)において、省エネ余地情報が定格COP比で示された画面例。 その他の実施形態(f)に係る省エネ余地情報の画面例であって、省エネ余地情報がグラフで示された場合を示す図。 その他の実施形態(f)に係る省エネ余地情報の画面例であって、省エネ余地情報が表で示された場合を示す図。 その他の実施形態(g)に係る省エネ余地情報の画面例であって、省エネ余地情報がグラフで示された場合を示す図。 その他の実施形態(g)に係る省エネ余地情報の画面例であって、省エネ余地情報が表で示された場合を示す図。 その他の実施形態(h)に係る省エネ余地情報の画面例であって、複数の空調機の省エネ余地情報が1グラフでかつ消費電力量の絶対量で示された場合を示す図。 その他の実施形態(h)に係る省エネ支援装置の一部を構成する補助装置の内部構成を、概略的に示す図。 その他の実施形態(i)に係る省エネ余地情報の画面例であって、複数の空調機の省エネ余地情報が1グラフでかつ消費電力量の相対量で示された場合を示す図。 省エネ余地情報の表示方法の設定画面。 図18に係る複数の空調機の省エネ余地情報全てが1つのリストで表示された場合を示す図。 その他の実施形態(j)に係る省エネ余地情報の画面例であって、選択された省エネ余地情報に対応する空調機の総消費電力量の絶対量及び低COP消費電力量の絶対量が時系列的に表示される場合を示す図。 その他の実施形態(k)に係る省エネ余地情報の画面例であって、空調機が約100台設置されている場合に表示部に表示される省エネ余地情報の画面例。 その他の実施形態(l)に係る省エネ余地情報の画面例であって、高COP情報及び低COP情報のいずれかを選択するための表示選択情報と共に、空調機の省エネ余地情報が示された分布図とを有する画面を示す図。
以下、本発明に係る省エネ支援装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
(1)全体構成
図1は、本発明の一実施形態に係る省エネ支援装置20を有する省エネ支援システム1の構成図である。本実施形態に係る省エネ支援システム1は、複数のオフィスや複数のテナントが入居しているビル等の建物に用いられるシステムである。図1の省エネ支援システム1は、主として、空調機10a,10eと、省エネ支援装置20とで構成されている。
空調機10aにおいては、1台の室外機11aに4台の室内機12a,12b,12c,12dが接続され、空調機10eにおいては、1台の室外機11eに4台の室内機12e,12f,12g,12hが接続されている。つまり、本実施形態に係る各空調機10a,10eは、所謂個別分散方式の空調機である。各室外機11a,11eは、建物の屋上等といった建物該外に設置されており、各室内機12a〜12hは、建物内に設置されている。特に、本実施形態では、図2に示すように、室内機12a〜12dが建物の一室SqA内(即ち、1つの空調対象空間内)に設置されており、室内機12e〜12hが建物の一室SqE内(即ち、1つの空調対象空間内)に設置されている場合を例に採る。つまり、本実施形態では、一室に対し1つの室外機11a,11eが設置されるようにして、空調機が配置されている。尚、図1及び図2においては、1つの室外機11a,11eそれぞれに4台の室内機12a〜12d,12e〜12hが接続された例が示されているが、室外機11a,11e及び室内機12a〜12hの数は、これに限定されるものではない。また、本実施形態では、1つの建物内に2つの部屋SqA,SqEが設けられている場合を例に採り説明するが、1つの建物内に設けられている部屋の数はこれに限定されず、いくつであってもよい。
省エネ支援装置20は、各空調機10a,10bの省エネルギー化を支援するための装置である。省エネ支援装置20は、空調通信線91を介して各室外機11a,11eと接続されており、各室外機11a,11eに対し制御指令を送信したり、各空調機10a,10eの運転データを受信したりする。尚、運転データについては、「(2)省エネ支援装置の構成」における「(2−1)コントローラ」で説明する。また、省エネ支援装置20は、電力用配線92を介して電力量計50と接続されており、電力量計50から送られてくる各空調機10a,10eの消費電力を受信することができる。
ここで、電力量計50は、電源60の出力から各室外機11a,11eに延びる電源用配線93の途中に接続されており、電源60が各室外機11a,11eや各室内機12a〜12hに供給する電力を計測することができる。つまり、電力量計50は、各空調機10a,10eにおける消費電力を、計測することができる。
(2)省エネ支援装置の構成
次に、本実施形態に係る省エネ支援装置20の構成について説明する。本実施形態に係る省エネ支援装置20は、コントローラ30と補助装置40とで構成されている。
(2−1)コントローラ
コントローラ30は、図3に示すように、空調用通信部31、電力量計用通信部32(空調用通信部31及び電力量計用通信部32は、取得部に相当)、補助装置用通信部33、操作パネル34、記憶部35及び制御部36を有する。
空調用通信部31は、各空調機10a,10eと通信を行うためのものである。例えば、空調用通信部31は、空調通信線91を介して各室外機11a,11eに対し、各室内機12a〜12hの制御指令を送信したり、各室外機11a,11eから空調機10a,10eそれぞれについての運転データを受信したりする。
ここで、本実施形態に係る運転データとしては、空調機10a,10eの運転履歴に関するデータ及び運転状態に関するデータが挙げられる。具体的に、運転履歴に関するデータとしては、各室内機12a〜12hの電源のオン及びオフ、サーモオン及びオフ、各種運転モード(具体的には、冷房モードや暖房モード、送風モード等)、設定温度等が挙げられる。運転状態に関するデータとしては、空調機10a,10eに取り付けられている各種センサ及び各種計測器で検知された値(例えば、室内温度。即ち、吸い込み温度)が挙げられる。空調用通信部31は、上述したような運転データを各室外機11a,11eから受信する。この運転データにより、省エネ支援装置20は、各室内機12a〜12hの運転時間や室内膨張弁の開度、蒸発圧力Pe、凝縮圧力Pc等を把握することができる。更に、本実施形態に係る運転データとしては、空調機10a,10eの消費電力量が挙げられるが、該消費電力量は、電力量計用通信部32が電力量計50から取得する。
電力量計用通信部32は、電力量計50と通信を行うためのものである。電力量計用通信部32は、既に述べたように、運転データの1つである空調機10a,10eの消費電力量を、電力量計50から受信することができる。ここで、電力量計用通信部32が受信する消費電力量は、その時々において空調機10a,10eが消費したトータルの消費電力量に相当する。つまり、電力量計用通信部32が受信する消費電力量は、1台の室外機11aが消費した現在の電力量と、この室外機11aに接続されている4台の室内機12a〜12dそれぞれが消費した現在の電力量との合計値や、1台の室外機11eが消費した現在の電力量と、この室外機11eに接続されている4台の室内機12e〜12hそれぞれが消費した現在の電力に相当する。つまり、消費電力量は、その時々の一室SqA,SqEにおける各空調機10a,10eの消費電力量に相当する。電力量計用通信部32は、このような消費電力量を、例えば1分毎に取得することができる。
補助装置用通信部33は、補助装置40と通信を行うためのものである。例えば、補助装置用通信部33は、空調用通信部31が受信した運転データ、総電力量算出部36a(後述)として機能する制御部36が算出した総消費電力量Etl、空調能力算出部36b(後述)として機能する制御部36が算出した空調能力Q等を、補助装置40に送信する。
操作パネル34は、例えば液晶ディスプレイ及びマトリクススイッチ等で構成されるタッチパネルであって、各種画面を表示することができる。操作パネル34が表示する画面としては、制御部36が行う各室内機12a〜12hの気流制御に関する設定画面や、各室内機12a〜12hをオン及びオフさせるための画面等が挙げられる。この操作パネル34によると、省エネ支援システム1のユーザは、操作パネル34の画面上に表示された画面に直接触れることで、各室内機12a〜12hのオン及びオフ、気流制御に関する設定を行うことができる。更に、操作パネル34は、各室内機12a〜12hの各種運転モード、設定温度、室内温度等といった各空調機10a,10eの運転データを表示することができる。
記憶部35は、HDDやフラッシュメモリ等で構成され、各空調機10a,10eについての運転データを記憶することができる。つまり、記憶部35が記憶する運転データとしては、空調用通信部31が受信した各空調機10a,10eの運転データ(但し、空調機10a,10eの消費電力量を除く)、電力量計用通信部32が受信した各空調機10a,10eの消費電力量が挙げられる。更に、記憶部35は、総電力量算出部36a(後述)として機能する制御部36が算出した総消費電力量Etlを、記憶することができる。尚、記憶部35は、記憶部35自身の記憶容量を鑑みて、最新のデータから所定期間前までの運転データ及び総消費電力量Etlを記憶すると好ましい。
制御部36は、CPU及びRAMで構成されるマイクロコンピュータであって、接続された各種機器の制御を行う。具体的には、制御部36は、空調用通信部31、電力量計用通信部32及び補助装置用通信部33と接続されており、各通信部31〜33の通信制御を行う。また、制御部36は、各室内機12a〜12hのオン及びオフの制御、気流制御に基づく制御指令の生成を行う。特に、本実施形態に係る制御部36は、各空調機10a,10eにおける総消費電力量Etlの算出及び空調能力Qの算出を行う。このような動作を行うため、制御部36は、総電力量算出部36a(第1電力量算出部に相当)及び空調能力算出部36bとして機能する。
〔総電力量算出部〕
総電力量算出部36aは、各空調機10a,10eの消費電力量を含む運転データに基づいて、各空調機10a,10eの総消費電力量Etlを、比較対象電力量として算出する。具体的には、総電力量算出部36aは、1つの室外機11a,11eにおける系統毎の消費電力量の、所定期間内における積算値を、総消費電力量として算出する。つまり、総電力量算出部36aは、一室SqA,SqE毎の、所定期間内における各空調機10a,10eの総消費電力量Etlを算出する。従って、総消費電力量Etlには、各室外機11a,11eが消費した電力量の所定期間内における積算値である総消費電力量Eoと、各室内機12a〜12d,12e〜12fが消費した電力量の所定期間内における積算値である総消費電力量Elkとが含まれる。
尚、本実施形態に係る総消費電力量Etlは、各部屋SqA,SqEにおける空調機10a,10eそれぞれの成績係数(Coefficient Of Performance;以下、COPという)が低い状態での消費電力量と、COPが低い状態ではない場合の消費電力量との和に相当する。以下では、説明の便宜上、COPが低い状態での消費電力量を「低COP消費電力量」というが、低COP消費電力量の詳細については、“〔低COP電力算出部〕”で説明する。
ここで、総電力量算出部36aが電力量を積算する所定期間は、例えば1時間が挙げられる。つまり、総電力量算出部36aは、1時間の間に取得した電力量を積算していき、1時間が過ぎれば積算結果をリセットして、再度電力量の積算を行っていく。
〔空調能力算出部〕
空調能力算出部36bは、各空調機10a,10eの運転データに基づいて、各空調機10a,10eの空調能力Qを推定する。具体的には、空調能力算出部36bは、各室内機12a〜12hにおける蒸発器または凝縮器のエンタルピ差に冷媒循環量Gを乗じることによって空調能力を算出する。ここで、冷房時の空調能力Qcは、蒸発器のエンタルピ差Δicに冷媒循環量Gを乗じることによって算出され(Qc=Δic×G)、暖房時の空調能力Qhは、凝縮器のエンタルピ差Δihに冷媒循環量Gを乗じることによって算出される(Qh=Δih×G)。
尚、空調能力算出部36bは、上記演算において用いるエンタルピ差Δic、Δih、及び冷媒循環量Gを、空調用通信部31が取得した運転データに基づいて推定する。具体的に、エンタルピ差Δic、Δihは、空調用通信部31が取得した運転データ、即ち各空調機10a,10eの運転履歴に関するデータ及び運転状態に関するデータにより把握される蒸発圧力Pe、凝縮圧力Pc、及び制御目標値(過熱度SH、過冷却度SC)によって求められる。図4は、横軸をエンタルピ、縦軸を圧力として冷暖房のエンタルピ差を示したモリエル線図である。図4には、蒸発圧力Peや凝縮圧力Pc、過熱度SH、過冷却度SCと、エンタルピ差Δic、Δihとの関係が図示されている。
更に、空調能力算出部36bは、上記空調能力Qc,Qhの演算において、蒸発圧力相当飽和温度Te、凝縮圧力相当飽和温度Tcを用いて算出した冷媒循環量Gを用いる(G=f(Te,Tc)。尚、冷媒循環量Gの算出方法については、ARI:STANDARD for PERFORMANCE RATION OF POSITIVE DISPLACEMANT REFRIGERANT COMPRESSORS AND COMPRESSOR UNITS, Standard 540(2004)、Carl C. Hiller:DETAILED MODELING AND COMPUTER SIMULATION OF RECIPROCATING REFRIGERATION COMPRESSORS, Proc. of International Compressor Engineering Conference at Purdue (1976), pp12-16を参照のこと)。ここで、蒸発圧力相当飽和温度Te、凝縮圧力相当飽和温度Tcは、それぞれ凝縮圧力Pe、凝縮圧力Pcによって決定される変数である。
尚、上述した空調能力の推定動作は、電力量の積算と同様、例えば1時間毎に行われる。
(2−2)補助装置
補助装置40は、図5に示すように、コントローラ用通信部41、表示部42(報知部に相当)、操作部43、記憶部44及び制御部45を有する。
コントローラ用通信部41は、コントローラ30と補助装置用通信部33を介して通信を行うためのものである。例えば、コントローラ用通信部41は、各空調機10a,10eの運転データ、コントローラ30によって算出された総消費電力量Etl、空調能力等を受信する。
表示部42は、液晶ディスプレイで構成され、各種画面を表示することができる。本実施形態に係る表示部42が表示する画面としては、図6に示されるように、省エネ余地情報が示された画面p1が挙げられる。ここで、省エネ余地情報は、省エネ支援システム1のユーザに省エネルギー化を行わせるための指標となる情報であって、余地情報生成部45c(後述)として機能する制御部45によって生成される。尚、省エネ余地情報の詳細については、“〔余地情報生成部〕”で説明する。
操作部43は、例えば文字キーやテンキーを備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスとからなり、表示部42に表示された各種画面に基づいてユーザが各種条件の設定を行う場合に用いられる。特に、本実施形態に係る操作部43は、ユーザによりなされた省エネ余地情報の閲覧指示を受け付けることができる。このように、操作部43は、ユーザによってなされる様々な操作を受け付けることができる。
記憶部44は、コントローラ30における記憶部35と同様、HDDやフラッシュメモリで構成されている。記憶部44は、コントローラ用通信部41が受信した各空調機10a,10eの運転データ、総消費電力量Etl、空調能力等を記憶することができる。更に、記憶部44は、COP算出部45a(後述)として機能する制御部45が算出した各空調機10a,10eのCOP、低COP電力算出部45b(後述)として機能する制御部45が算出した低COP消費電力量や、省エネ余地情報を記憶することができる。
制御部45は、コントローラ30に係る制御部36と同様、CPU及びRAMで構成されるマイクロコンピュータであって、接続された各種機器の制御を行う。具体的には、制御部45は、コントローラ用通信部41、表示部42及び操作部43と接続されており、通信制御や表示制御等を行う。特に、本実施形態に係る制御部45は、省エネ支援システム1のユーザに対して省エネルギー化を支援するべく、省エネルギー化についての情報(つまり、省エネ余地情報)を生成し、これを表示部42に表示させる動作を行う。このような動作を行うため、制御部45は、COP算出部45a、低COP電力算出部45b(第2電力量算出部に相当)、余地情報生成部45c(情報生成部に相当)、及び画面情報生成部45dとして機能する。
〔COP算出部〕
COP算出部45aは、各空調機10a,10eのCOPを算出する。言い換えると、COP算出部45aは、1つの室外機11a,11eにおける系統毎、つまり一室SqA,SqE毎にCOPを算出する。ここで、各空調機10a,10eのCOPとしては、機器COPとシステムCOPとが挙げられるが、本実施形態では、COP算出部45aがシステムCOPを算出する場合を例に採る。システムCOPは、各空調能力Qを、各空調機10a,10eにおける総消費電力量Etlで除算することで求められる(システムCOP=Q/Etl)。
〔低COP電力算出部〕
低COP電力算出部45bは、コントローラ用通信部41がコントローラ30から受信した各空調機10a,10eの運転データに基づいて、各空調機10a,10eが所定値以下のCOPで運転していた時に消費した電力量である低COP消費電力量を求める。具体的には、低COP電力算出部45bは、コントローラ30の総電力量算出部36aにより運転データに基づいて算出された所定期間単位毎(つまり、1時間単位毎)の各空調機10a,10eの総消費電力量Etlの中から、COP算出部45aによって求められた各空調機10a,10eのCOPが定格COPの1/2以下である場合の総消費電力量Etlを抽出し、これを低COP消費電力量とする。例えば、部屋SqA内における空調機10aのとある1時間の間のCOPが定格COPの1/2以下である場合には、低COP電力算出部45bは、該当する時間の空調機10aの総消費電力量Etlを低COP消費電力量と決定する。
尚、既に述べたように、本実施形態に係る各室内機12a〜12hのCOP算出動作等が、1時間毎に行われることから、低COP電力算出部45bは、上記動作を1時間毎に行う。
〔余地情報生成部〕
余地情報生成部45cは、各空調機10a,10eの総消費電力量及び低COP消費電力量に基づいて、省エネルギー化余地の大小を判断するための省エネ余地情報を生成する。具体的には、余地情報生成部45cは、低COP電力算出部45bによって算出された低COP電力算出量を、各空調機10a,10e毎に1ヶ月単位で積算していく。また、余地情報生成部45cは、総電力量算出部36aにより求められた各空調機10a,10eの総消費電力量(つまり、COPが定格COPの1/2以下である場合の消費電力量と、COPが低い状態ではない場合の消費電力量との和)についても、各空調機10a,10e毎に一ヶ月単位で積算していく。そして、余地情報生成部45cは、各空調機10a,10e毎に、積算した1ヶ月間の総消費電力量に対し、積算した1ヶ月間の低COP消費電力量(つまり、COPが定格COPの1/2以下であった場合の総消費電力量)が占める割合を、省エネ余地情報として生成する。これにより、1ヶ月間において、空調機10a,10eそれぞれの1ヶ月あたりの総消費電力量を100%とした場合の、低COP消費電力量をパーセントで示した情報が、省エネ余地情報として得られる(図6参照)。このような省エネ余地情報を、余地情報生成部45cは、各空調機10a,10eについて、かつ所定期間(ここでは、1ヶ月単位)毎に生成する。
〔画面情報生成部〕
画面情報生成部45dは、余地情報生成部45cによって生成された省エネ余地情報が表示部42に表示されるための画面情報を生成する。具体的には、画面情報生成部45dは、図6に示すように、空調機10a,10e毎にかつ1ヶ月毎に生成された省エネ余地情報を、1つの建物内における各部屋SqA,SqEに設置された空調機10a,10e同士を比較可能に一画面に並べるべく、画面情報を生成する。これにより、表示部42には、図6に示すように、個々の空調機10a,10eの省エネ余地情報が一画面に表示されるため、省エネ支援システム1を利用するユーザは、どの部屋SqA,SqEに設置された空調機10a,10eにおいて省エネ余地の程度が高いのかを判断し易くなる。特に、図6には、空調機10a,10eそれぞれの総消費電力量(つまり、COPが定格COPの1/2以下である場合の消費電力量と、COPが低い状態ではない場合の消費電力量との和)に対する低COP消費電力量の割合が、横軸を月、縦軸を消費電力量比(%)として表示された画面p1の一例が示されている。つまり、図6では、空調機10a,10eの総消費電力量に対する低COP消費電力量の割合が、日時に関する情報と共にパーセントで表示されている。そのため、ユーザは、定格COPの1/2以下のCOPで運転している状態がどのくらいの割合でかついつ行われているかを判断し易くなる。
(3)省エネ支援装置の動作
次に、本実施形態に係る省エネ支援装置20が行う動作について、図7を用いて説明する。
ステップS1〜S2:省エネ支援装置20におけるコントローラ30は、各空調機10a,10eから運転データを例えば1分毎に取得すると(S1)、各空調機10a,10eの総消費電力量Etlを、例えば1時間単位毎に計算する。補助装置40は、コントローラ30が取得した運転データを用いて、各空調機10a,10eのCOPを1時間単位毎に算出する(S2)。尚、コントローラ30は、ステップS1,S2の動作を繰り返して行う。算出された1時間単位毎の総消費電力量Etl及びCOPは、コントローラ30の記憶部35に記憶されていく。
ステップS3〜S6:補助装置40の操作部43を介してユーザにより省エネ余地情報の閲覧指示があった場合(S3のYes)、補助装置40は、省エネ余地情報の表示動作を開始する。即ち、ステップS2で求めた1時間単位毎の各空調機10a,10eのCOPのうち、定格COPの1/2以下であるCOPがある場合(S4のYes)、補助装置40は、このCOPに対応する各空調機10a,10eの総消費電力量Etlを低COP消費電力量とする。補助装置40は、このようにして求めた低COP消費電力量を、各空調機10a,10e毎に、かつ1ヶ月単位で積算していく(S5)。また、補助装置40は、1時間毎に算出されたステップS2の空調機10a,10eの総消費電力量についても、空調機10a,10e毎に一ヶ月単位で積算していく。補助装置40は、ステップS4,S5の動作を、12ヶ月分行う(S6)。
ステップS7:ステップS6において、ステップS4,S5の動作を12ヶ月分行った後(S6のYes)、補助装置40は、全ての期間(即ち12ヶ月分)において、1ヶ月間の各空調機10a,10eの総電力消費量に対する低COP消費電力量の割合を省エネ余地情報として生成する。つまり、補助装置40は、省エネ余地情報の生成動作を、空調機10a,10e毎に、かつ1ヶ月単位毎に12ヶ月分行う。
ステップS8:補助装置40は、ステップS7で求めた各空調機10a,10eの省エネ余地情報を比較可能なように、各空調機10a,10eにおける省エネ余地情報を並べて表示する(図6)。
(4)効果
(A)
本実施形態に係る省エネ支援装置20によると、総消費電力量及び低COP消費電力量に基づいて、総消費電力量に対する低COP消費電力量の比率である省エネ余地情報が生成され、表示される。このような省エネ余地情報、つまりは空調機10a,10eの消費電力量に関する情報により、省エネ支援システム1を利用するユーザは、省エネの余地がある空調機10a,10eを容易に把握することができる。従って、ユーザは、省エネの余地が大きいと判断される空調機10a,10eに対し、消費されるエネルギーを削減するべく、策を講じることができる。
(B)
また、本実施形態に係る省エネ支援装置20によると、総消費電力量に対する低COP消費電力量の割合が省エネ余地情報として表示される。これにより、ユーザは、空調機10a,10eが効率の悪い運転をどの程度行っているかを知ることができるため、総消費電力量に対し、消費されるエネルギーを削減できる余地がどのくらいの割合あるかを把握することができる。
(C)
また、本実施形態に係る省エネ支援装置20によると、図6に示すように、COPが定格COPの1/2以下である場合の消費電力量(即ち、低COP消費電力量)がパーセントで表されるため、ユーザは、空調機10a,10eがどれくらいの割合で効率の悪い運転を行っているかを、容易に把握することができる。
(D)
また、本実施形態に係る省エネ支援装置20によると、図6に示すように、複数の空調機10a,10eそれぞれにおける省エネ余地情報は、比較可能に表示される。そのため、ユーザは、各空調機10a,10eにおいて省エネ余地がどの程度あるかを一度に知ることができる。従って、ユーザは、各空調機10a,10eの省エネ余地の程度を比較し、消費エネルギーを削減する対策を例えば省エネ余地の大きい順に優先順位をつけて行うことができる。
(E)
また、本実施形態では、図6に示すように、省エネ余地情報が、日時に関する情報と共に表示される。これにより、ユーザは、空調機10a,10eが効率の悪い運転をいつ行ったかを知ることができる。
<その他の実施形態>
(a)
上記実施形態では、省エネ支援装置20が、コントローラ30と補助装置40とで構成されている場合について説明した。しかし、省エネ支援装置20は、2つの装置に分かれて構成されているのではなく、1つの装置で構成されていてもよい。
(b)
上記実施形態では、図6に示すように、省エネ余地情報が、各空調機10a,10eの総消費電力量に対する低COP消費電力量の割合で示される場合について説明した。しかし、省エネ余地情報は、図8の画面p2に示すように、各空調機10a,10eの総消費電力量そのもの(即ち、総消費電力量の絶対量)と低COP消費電力量そのもの(即ち、総消費電力量の絶対量)とを同時に、つまりは1グラフ上で表すような形態であってもよい。つまり、この場合の省エネ余地情報は、総消費電力量の絶対量と低COP消費電力量の絶対量とからなる情報と言える。図8の画面p2では、各空調機10a,10eについての総消費電力量の絶対量が低COP消費電力量の絶対量とは異なる色で付されており、総消費電力量の絶対量及び低COP消費電力量の絶対量は視覚的に把握可能に表示されている。画面p2により、ユーザは、各空調機10a、10eが効率の悪い運転をどの程度行っているかを、視覚的に容易に把握することができる。
また、図8では、総消費電力量の絶対量及び低COP消費電力量の絶対量は、互いに異なる色が付されているが、互いに異なる模様が付されていても良い。
また、図6では、各空調機10a,10eの総消費電力量に対する低COP消費電力量の割合が棒グラフで示されているが、グラフの形態もこれに限定されず、例えば円グラフで示されても良い。
(c)
また、上記実施形態に係る図6では、省エネ余地情報が、横軸を月数(即ち、日付に関する情報)として示される場合について説明した。しかし、省エネ余地情報は、図9の画面p3に示すように、外気温度に関する情報と共に表示されてもよい。具体的に、図9では、横軸を外気温度、縦軸を消費電力量比(%)としており、図6と同様、省エネ余地情報を各空調機10a,10eの総消費電力量に対する低COP消費電力量の割合として示している。
更に、横軸を外気温度とする場合には、省エネ余地情報は、図10の画面p4に示すように、その他の実施形態(b)と同様、各空調機10a,10eの総消費電力量そのもの(総消費電力量の絶対量)と低COP消費電力量そのもの(低COP消費電力量の絶対量)とを同時に、つまりは1グラフ上で表すような形態であってもよい。
このように、省エネ余地情報が外気温度に関する情報と共に表示されることで、ユーザは、どのような環境状態時に空調機10a,10eの効率がダウンするかを知ることができる。
尚、横軸を外気温度とする場合には、総消費電力量及び低COP消費電力量は、単位を月数ではなく、外気温度毎に求められるとする。
(d)
上記実施形態では、省エネ余地情報が、各空調機10a,10eの総消費電力量に対する低COP消費電力量の割合で示される場合について説明した。しかし、省エネ余地情報は、基準消費電力量と低COP消費電力量との差分であってもよい。ここで、基準消費電力量とは、空調機10a,10eが所定値以下(具体的には、定格COPの1/2以下)のCOPで運転していた時において、その空調機10a,10eのCOPが所定値(具体的には、定格COP)であったと仮定した場合に消費された電力量である。即ち、基準消費電力量は、効率の悪い運転が行われなかった場合の、理想の電力量であると言える。言い換えると、基準消費電力量は、空調機10a,10eのCOPが理想値であった場合の消費電力量である。尚、所定値としては、定格COP以外に、建物全体の平均COPであることもできる。
この場合のコントローラ130の構成を、図11に示す。図11のコントローラ130は、空調用通信部131、電力量計用通信部132、補助装置用通信部133、操作パネル134、記憶部135及び制御部136を有しており、制御部136は、基準電力量算出部136a(第1電力量算出部に相当)及び空調能力算出部136bとして機能する。尚、空調用通信部131、電力量計用通信部132、補助装置用通信部133、操作パネル134、記憶部135、及び制御部136の空調能力算出部136bについては、上記実施形態において同じ名称を付けて付した図3に係る空調用通信部31、電力量計用通信部32、補助装置用通信部33、操作パネル34、記憶部35、及び制御部36の空調能力算出部36bそれぞれと同様である。基準電力量算出部136aは、空調機10a,10eの消費電力量を含む運転データに基づいて、各空調機10a,10eの基準消費電力量(比較対象電力量に相当)を算出する。つまり、基準電力量算出部136aは、COPの実際の値に関係なく、運転データに基づいて、COPが定格COPの1/2以下であったとする場合に各空調機10a,10eが消費するであろうと推定される理論値を求める。
尚、コントローラ130以外の省エネ支援装置の構成(即ち、補助装置40)については、上記実施形態と同様の構成を有するため、詳細な説明を省略する。
この場合に、補助装置40の表示部42に表示される省エネ余地情報の画面p5を、図12に示す。図12の画面p5では、基準消費電力量を白抜きで表し、基準消費電力量と低COP消費電力量との差分を、黒色で示している。尚、この場合においては、図10と同様に横軸を外気温度としており、COPは、外気温度が5℃刻みの値となる単位で計算されているものとする。
この省エネ支援装置によると、空調機10a,10eが所定値以下(即ち、定格COPの1/2以下)のCOPで運転している時に実際に消費された低COP消費電力量と、この時に仮にCOPが定格値であったとして消費されたと推測される電力量(即ち、基準消費電力量)との差分が、省エネ余地の指標として報知される。これにより、ユーザは、空調機10a,10eが効率の悪い運転をどの程度行っているかを知ることができるため、消費されるエネルギーを削減できる余地がどのくらいあるかを具体的に把握することができる。
(e)
上記実施形態では、省エネ余地情報が、空調機の総消費電力量に対する低COP消費電力量の割合で示される場合について説明した。しかし、省エネ余地情報は、定格COPに対する実際のCOPの割合(以下、定格COP比と言う)で示されていても良い。定格COP比が1より小さい場合には、実際のCOPが定格COPよりも低いことを意味し、定格COP比が1である場合には、実際のCOPが定格COPと等しいことを意味する。また、定格COP比が1より大きい場合には、実際のCOPが定格COPよりも高いことを意味する。
この場合の省エネ余地情報の画面p6を、図13に示す。図13では、各空調機における1年間の定格COP比を、定格COP比が1.0以上である場合、0.8以上1.0未満である場合、0.5以上0.8未満である場合、及び0.5未満である場合の、4つの場合についてパーセントで示している。尚、画面p6では、建物内に2台以上の空調機が設置されている場合の一例を図示している。このような画面p6によると、ユーザは、各空調機10a,10eが各COPで運転していた時にどれだけの電力を消費したかを、容易に把握することができる。
また、本発明に係る省エネ余地情報は、上述のように定格COP比を複数段階に分けて表されるのではなく、複数のCOP範囲における電力を比較できるように表示されてもよい。
(f)
上記実施形態では、図6に示すように、各空調機10a,10eの省エネ余地情報が、空調機10a,10e別のグラフで示された場合を例に取り説明した。しかし、省エネ余地情報は、図14(a)(b)に示すように、横軸に空調機、縦軸に消費電力量(kWh)または消費電力量比(%)とするグラフで示されても良い。つまり、各空調機10a,10eの省エネ余地情報は、1つのグラフで示されても良い。
また、図14(a)(b)に係る省エネ余地情報は、図15に示されるように表の形態で表されても良い。
尚、図14及び図15では、図13と同様、建物内に2台以上の空調機が設置されている場合の一例を図示している。
(g)
更に、省エネ余地情報は、図16に示すように、低COP電力消費量が、総消費電力量の10%以上であった空調機がどの程度あるかが分かるような形態で表示されてもよい。図16では、横軸を総消費電力量、縦軸を低COP消費電力量とし、各空調機の消費電力量を点で示し、各空調機10a,10eの総消費電力量“10%”を線で示している。この図16からすると、総消費電力量が“10%”以上であった空調機が、空調機10eの1台であったことがわかる。
また、図17は、図16を表で示したものである。図17によると、低COP消費電力量の比率が空調機10eにおいて最大(53.3%)であったことがわかる。
尚、図16及び図17では、上記実施形態にあわせて空調機が2台の場合を図示しているが、図16及び図17の形態は、空調機の数がこれより多くても、総消費電力量が10%以上である空調機を容易に把握することができる。
(h)
次に、空調機の設置台数が2台以上である場合の省エネ余地情報の表示例を示す。
図18の画面p7は、10台の空調機10a,10e,10f,10g,10h,10i,10j,10k,10l,10mが省エネ支援システム内に設置されている場合に、省エネ支援装置20の表示部42に表示される省エネ余地情報を表している。画面p7では、横軸に各空調機の名称10a〜10m、縦軸に消費電力量(kWh)を採っており、図14と同様、各空調機10a〜10mの省エネ余地情報を1グラフで表示している。しかし、図14では、各空調機10a,10eの低COP消費電力量のみを省エネ余地情報として表しているのに対し、図18の画面p7では、各空調機10a〜10mの省エネ余地情報を、各空調機10a〜10mの総消費電力量の絶対量及び低COP消費電力量の絶対量で表している。更に、図18の画面p7では、低COP消費電力量の多い省エネ余地情報から順に表されている。具体的に、画面p7においては、低COP消費電力量の一番多い空調機10eの省エネ余地情報が一番左に位置し、低COP消費電力量の一番少ない空調機10hの省エネ余地情報が、一番右に位置している。
図18に示される表示方法によると、ユーザは、全ての空調機10a〜10mのうちどの空調機の効率が極めて悪いかを等を、1グラフ上から一度に知ることができる。従って、ユーザは、どの空調機10a〜10mから順に省エネ対策を行ったらよいかを、容易に判断することができる。
また、図18では、各空調機10a〜10mの総消費電力量のうち低COP消費電力量ではない部分、即ち高COP消費電力量を、低COP消費電力量とは異なる色ないしは模様を付して表示している。高COP消費電力量とは、空調機10a〜10mが所定値以上のCOPで運転していた時に消費した電力量である。即ち、図18に係る省エネ余地情報は、低COP消費電力量の絶対量を示す低COP情報及び高COP消費電力量の絶対量を示す高COP情報を含んでおり、低COP情報及び高COP情報は、互いに視覚的に区別可能に表示されている。各空調機10a〜10mにおける低COP消費電力量と高COP消費電力量との合計値は、各空調機10a〜10mにおける総消費電力量と等しい。
尚、このようにして表示される高COP消費電力量は、図19に示される高COP電力算出部145e(第3電力量算出部に相当)によって算出される。高COP電力算出部145eは、低COP電力算出部145bと同様に制御部145の一機能であって、例えばコントローラ用通信部141がコントローラ30から受信した各空調機10a〜10mの運転データに基づいて、高COP消費電力量を算出する。具体的には、高COP電力算出部145eは、コントローラ30の総電力量算出部36aにより運転データに基づいて算出された所定期間単位毎(例えば、1時間単位毎)の各空調機10a〜10mの総消費電力量Etlの中から、COP算出部145aによって求められた各空調機10a〜10mのCOPが定格COPの1/2(所定値に相当)以上である場合の総消費電力量Etlを抽出し、これを高COP消費電力量として算出する。また、高COP消費電力量の他の算出方法として、高COP算出部145eは、総電力量算出部36aによって求められた各空調機10a〜10mの総消費電力量Etlから、低COP電力算出部145eによって求められた低COP消費電力量を減算することで、高COP消費電力量を求めても良い。
ここで、図19は、高COP電力算出部145bとしても機能する制御部145を備えた補助装置140の構成図である。図19の補助装置140は、コントローラ用通信部141、表示部142、操作部143、記憶部144及び制御部145を有しており、制御部145は、COP算出部145a、低COP電力算出部145b、余地情報生成部145c、画面情報生成部145d及び高COP電力算出部145eとして機能する。尚、コントローラ用通信部141、表示部142、操作部143、記憶部144、及び制御部145のCOP算出部145a、低COP電力算出部145b、余地情報生成部145c、画面情報生成部145dについては、上記実施形態において同じ名称を付けて付した図5に係るコントローラ用通信部41、表示部42、操作部43、記憶部44、及び制御部45のCOP算出部45a、低COP電力算出部45b、余地情報生成部45c、画面情報生成部45dそれぞれと同様である。特に、この場合の余地情報生成部145cは、低COP消費電力量だけではなく、更に高COP消費電力量に基づいて、図18に示されるような各空調機10a〜10mの省エネ余地情報を生成する。図18の場合、余地情報生成分145cは、低COP消費電力量の絶対量を低COP情報、高COP消費電力量の絶対量を高COP情報、これらの情報を含むものを省エネ余地情報として、当該省エネ余地情報を各空調機10a〜10m毎に生成する。
また、補助装置140以外の省エネ支援装置の構成(即ちコントローラ30)については、上記実施形態と同様の構成を有するため、詳細な説明を省略する。
このように、低COP情報及び高COP情報が色や模様によって視覚的に区別可能に表示されることにより、ユーザは、効率の悪い運転を行っている空調機を知るだけではなく、高COP消費電力量に着目して、効率の良い運転を行っている空調機を知ることができ、各空調機10a〜10mの運転の効率の良さ及び悪さを一瞬にして容易に知ることができる。
尚、上記説明では、省エネ余地情報が、低COP消費電力量の絶対量である低COP情報、及び高COP消費電力量の絶対量である高COP情報、の2つの情報を含む場合について説明した。しかし、省エネ余地情報は、上記2つの情報に加えて、中COP消費電力量の絶対量である中COP情報等を含んでいても良い。即ち、省エネ余地情報は、3つ以上に分類された情報で構成されていてもよい。この場合、COPが第1所定値以下である時の消費電力量を低COP消費電力量、COPが第1所定値以上かつ第2所定値以下である時の消費電力量を中COP消費電力量、COPが第2所定値以上である時の消費電力量を高COP消費電力量という。第2所定値は、第1所定値よりも高い値である。
(i)
図18では、低COP情報が総消費電力量の絶対量であって、高COP情報が高COP消費電力量の絶対量であると説明した。しかし、図20の画面p8に示すように、低COP情報は、総消費電力量に対する低COP消費電力量の割合をパーセントで表した情報であって、高COP情報は、総消費電力量に対する高COP消費電力量の割合をパーセントで表した情報であってもよい。低COP情報及び高COP情報からなる省エネ余地情報を、図18のように絶対量で表すか、それとも図20のように相対量で表すかは、ユーザが好みに応じて設定することができる。図21は、省エネ余地情報を、絶対量で表すのか、それとも相対量で表すのかを設定するための画面p9を示している。この画面p9は、図18や図20に示すような省エネ余地情が表示部42に表示される前に表示される。
更に、図21の画面p9によって、ユーザは、全ての空調機10a〜10mの省エネ余地情報を、図18,20,22に示すように1つの図表に表示するか否かを設定することができる。具体的に、図21の画面p9に係る“グラフ表示”がユーザによって選択されることで、表示部42は、全ての空調機10a〜10mの省エネ余地情報を図18,20に示すようにグラフで表示させることができ、“リスト表示”がユーザによって選択されることで、表示部42は、全ての空調機10a〜10mの省エネ余地情報を図22に示すようにリスト表示させることができる。また、画面p9上からは、ユーザは、全ての空調機10a〜10mの省エネ余地情報を、図18,20,22に示すように低COP消費電力量が多い順に並べて表示するのか、それとも低COP消費電力量に関係なく空調機10a〜10mの設置場所や名称等に応じて並べて表示するのかも、設定することができる。
尚、図22は、図18において1つのグラフ上に表示された全ての空調機10a〜10mの省エネ余地情報を、1つのリストとして表示した画面p10を示している。画面p10では、全ての空調機10a〜10mの空調機名称、設置場所、低COP消費電力量の絶対量、及び総消費電力量の絶対量が1レコードとして対応付けられている。画面p10に係る低COP消費電力量の絶対量及び総消費電力量の絶対量は、省エネ余地情報であって、画面p10では、低COP消費電力量の絶対量の多い空調機10e,10g・・・から順に上のレコードとして並んで表示されている。
(j)
また、図18,20,22の各画面p7,p8,p10上の省エネ余地情報は、選択可能に表示されていてもよい。図23は、図18の画面p7において、各室内機10a〜10mの省エネ余地情報を示している各グラフが選択可能に表示されており、画面p7上から任意のグラフが選択された場合に表示される画面p11等を示す図である。例えば、画面p7において、空調機10j(即ち、空調機名称“10j”)の省エネ余地情報を示すグラフが選択されたとする。この場合、選択された空調機10jについての低COP消費電力量の絶対量及び総消費電力量の絶対量が、時系列的に表示される(図23の画面p11,12,13参照)。
以下、具体的に説明する。図18では、各空調機10a〜10mの総消費電力量及び低COP消費電力量は、それぞれ1年間の間に消費された消費電力量の空調機10a〜10m毎の積算値、及びCOPが所定値以下で運転していた時に消費された電力量の1年間の積算値(空調機10a〜10m毎の低COP消費電力量の積算値)を表すとする。この図18において、室内機10jの省エネ余地情報を示しているグラフが選択されると、図23の画面p11に示すように、先ずは空調機10jの1月から12月までの月毎の総消費電力量の絶対量、ならびに低COP消費電力量の絶対量が表示される。即ち、画面p11は、空調機10jの月ごとの省エネ余地情報を表示していると言える。更に、画面p11上においても、各グラフは選択可能となっており、ユーザによって8月の省エネ余地情報を示すグラフが選択されると、図23の画面p12が表示される。画面p12には、空調機10jの8月中の総消費電力量の絶対量、ならびに低COP消費電力量の絶対量を、日毎に表したグラフが表示されている。画面p12においても、各グラフは選択可能となっており、ユーザによって8月2日の省エネ余地情報を示しているグラフが選択されると、図23の画面p13が表示される。画面p13は、空調機10jの8月2日における総消費電力量の絶対量及び低COP消費電力量の、1時間毎の数値を表したグラフが表示されている。
即ち、図23によると、画面p7上から任意の空調機10a〜10mの省エネ余地情報を示すグラフが選択されると、選択された省エネ余地情報に対応する空調機10a〜10mの詳細な省エネ余地情報(具体的には、総消費電力量の絶対量及び低COP消費電力量の絶対量)が、更に時間軸の細かいデータとして表示される。これにより、ユーザは、選択した空調機10a〜10mにおいて、いつの時点で効率の悪い運転が行われたのかを、詳細に視覚的に把握することができるため、消費エネルギーを削減するための適切な策を講じることができる。
尚、上記説明では、一例として、図18の画面p7に係るグラフの中から任意の省エネ余地情報が選択された場合について説明した。しかし、図20の画面p8に係るグラフ及び図22の画面p10に係るリストの中から任意の省エネ余地情報が選択された場合にも、図23と同様、選択された省エネ余地情報に対応する空調機10a〜10mについての総消費電力量の絶対量及び低COP消費電力量の絶対量が時系列的に表示されてもよい。
(k)
ここでは、上述したその他の実施形態(h)〜(j)よりも更に、設置されている空調機の台数が多い場合の、省エネ余地情報の表示方法について、図24を用いて説明する。以下では、設置された空調機の台数が100台以上である場合を例に取る。
図24の画面p14は、各空調機の省エネ余地情報を表した分布図p141と、省エネ余地情報を絶対量で表示するか、それとも相対量で表示するかをユーザが設定するための情報p142とを有している。分布図p141は、低COPでの運転時間の一日あたりの平均時間を横軸、一日あたりの低COP消費電力量の平均値(図24中では、省エネ余地(期間平均)と表示)を縦軸として、8月1日から31日まで(集計期間)の1ヶ月間の各空調機の省エネ余地情報を点で示している。分布図p141内の実線は、全ての空調機の低COP消費電力量の合計値を低COP運転時間毎に平均して求めた結果を示し、点線は、省エネ余地があると判断するための判定基準を示している。図24からすると、ユーザは、空調機の数が多くても、省エネ余地のある空調機がどの程度あるのかを知ることができる。
尚、分布図p141では、横軸及び縦軸を、それぞれ低COP運転時間の一日あたりの平均値、及び一日あたりの低COP消費電力量の平均値としているが、横軸及び縦軸は、それぞれ集計期間における低COP運転時間の積算値、及び低COP消費電力量の積算値であってもよい。
更に、図24では、分布図p141の横にリストp143が表示されている。リストp143は分布図p141と連動表示され、例えばリストp143にて任意のレコードが選択されると、選択されたレコードに対応する空調機の分布図p141上の省エネ余地情報が、他の省エネ余地情報とは異なる色で表示されるようになっている。この状態で、詳細表示ボタンb1が押されると、図23の画面p11〜p13に示したように、選択された空調機の省エネ余地情報が時系列的に表示されてもよい。
(l)
図18,20では、省エネ余地情報が、低COP消費電力量に関する低COP情報及び高COP消費電力量に関する高COP情報を含む場合を図示した。しかし、表示される省エネ余地情報は、低COP情報のみ、もしくは高COP情報のみであってもよい。尚、この場合に適用される省エネ支援装置は、その他の実施形態(h)で説明した図19に係る補助装置140と、図3に係るコントローラ30または図11に係るコントローラ130とで構成される。
図25に係る画面p15は、低COP情報及び高COP情報のどちらを表示するかを選択するための表示選択情報p151、各空調機の省エネ余地情報を表した分布図p152、省エネ余地情報を絶対量及び相対量のどちらで表示するかを設定するための情報p153を有している。図25では、表示選択情報p151において、“高COP運転時のみを抽出する”が選択されていることから、高COP情報の表示が選択されたこととなり、分布図p152上では、省エネ余地情報のうち高COP情報のみ(つまり、各空調機の高COP消費電力量の絶対値等)が表示されている。この時の分布図p152は、高COPでの運転時間の一日あたりの平均値を横軸、高COP消費電力量の一日あたりの平均時間(図25中では、エネルギー消費量(期間平均)と表示)を縦軸として、8月1日から31日まで(集計期間)の1ヶ月間の各空調機の省エネ余地情報(高COP情報のみ)を点で示している。分布図p152内の実線は、全ての空調機の高COP消費電力量の合計値を高COP運転時間毎に平均して求めた結果を示し、点線は、省エネをせずともよい、あるいは省エネルギー化の参考(模範)になると判断するための判定基準を示している。図25からすると、空調機の数が多くても、ユーザは、省エネルギー化を行わずともよい、あるいは省エネルギー化の参考(模範)になる空調機がどの程度あるのか等を知ることができる。
表示選択情報p151において、“低COP運転時のみを抽出する”が選択された場合には、省エネ余地情報のうち低COP情報のみ(つまり、各空調機の低COP消費電力量の絶対値等)が表示される。この場合、横軸及び縦軸は、図24と同様である。
このような表示選択情報p151によって、ユーザは、低COP情報及び高COP情報のどちらを抽出して省エネ余地情報として表示させるかを、切り替えることができる。即ち、ユーザは、好みや目的に応じて、低COP情報及び高COP情報のどちらを表示させるかを設定することができる。
更に、図25では、分布図p152の横にリストp154が表示されている。リストp154は分布図p152と連動表示され、例えばリストp154にて任意のレコードが選択されると、選択されたレコードに対応する空調機の分布図p152上の省エネ余地情報が、他の省エネ余地情報とは異なる色で表示されるようになっている。この状態で、詳細表示ボタンb2が押されると、図23の画面p11〜p13に示したように、選択された空調機の省エネ余地情報が時系列的に表示されてもよいし、更に/もしくは、選択された空調機についての蒸発温度及び凝縮温度等の各種パラメータや、高COP運転を行っていた時にどのような運転(設定温度や湿度、暖房冷房等の運転状態)を行っていたかを示すスケジュール情報が表示されてもよい。
(m)
上記実施形態では、低COP消費電力量のみが求められる場合について説明し、その他の実施形態(h)等では、低COP消費電力量及び高COP消費電力量が求められる場合について説明した。しかし、本発明に係る省エネ支援装置は、各空調機の運転データに基づいて高COP消費電力量のみが求められても良い。この場合、省エネ支援装置の構成要素の1つである補助装置は、図19において低COP電力量算出部145bが設けられていない構成を取る。
これにより、ユーザは、効率の良い運転を行っている空調機を知ることができる。また、ユーザは、効率の良い運転を行っている空調機以外は、省エネの余地があると判断することもできる。
(n)
上記実施形態では、図1に示すように、空調機10a,10eが所謂個別分散型の空調機である場合について説明したが、空調機のタイプは、これに限定されない。例えば、空調機は、1台の室外機に対し1台の室内機が接続された、所謂セパレート型の空調機であってもよい。この場合、本発明に係る省エネ支援装置は、各室内機または各室外機に接続され、各空調機についての省エネ余地情報を表示することができる。
(o)
上記実施形態では、図2に示すように、一室につき1つの系統の空調機が設置されている場合について説明した。つまり、上記実施形態では、1台の室外機11a及び4台の室内機12a〜12dからなる空調機10aが一室内SqAに、1台の室外機11e及び4台の室内機12e〜12hからなる空調機10eが一室内SqEにそれぞれ設けられている場合について説明した。しかし、本発明に係る省エネ支援装置は、一室内に(即ち、1つの空調対象空間内に)、複数系統の空調機が設置されている場合であっても適用することができる。
この場合、省エネ支援装置の空調用通信部及び電力量計用通信部(即ち、取得部に相当)は、一室内に設置された複数の空調機それぞれから運転データを取得し、余地情報生成部として機能する制御部は、各空調機について省エネ余地情報を生成する。この省エネ支援装置によると、ユーザは、一室内の各室内機における省エネの余地を知ることができ、室内の温度や気流のバランス等を考慮しつつ消費エネルギーを削減する策を講じることができる。
(p)
上記実施形態では、省エネ余地情報が、省エネ支援装置20における補助装置40の表示部42上に表示される場合について説明した。しかし、省エネ余地情報は、ユーザに報知されればよく、例えば音声でのアナウンス、音声及び表示との組み合わせによってユーザに報知されてもよい。
また、省エネ支援装置20は、省エネ余地情報を表示部42上に表示するのではなく、省エネ支援装置20とは別の他の装置に出力してもよい。例えば、省エネ支援装置20は、省エネ余地情報を、各ユーザが個々に所有する端末宛にメールを介して送信したり、プリンターに出力したりしてもよい。
(q)
上記実施形態では、電力量の積算及び空調能力の推定動作が、1時間毎に行われる場合について説明した。しかし、電力量の積算及び空調能力の推定動作が行われる時間間隔は、1時間に限定されず、例えば24時間毎に行われても良い。尚、24時間の間に運転データが変化するような場合には、空調能力の推定動作は、該運転データに基づいて適宜行われ、推定したその時々の推定結果の平均値が1日の空調能力として決定されてもよい。
(r)
上記実施形態では、図7に示すように、省エネ余地情報が1ヶ月毎に12ヶ月分表示されると説明した。しかし、省エネ余地情報が表示される単位及び量は、これに限定されない。例えば、省エネ余地情報は、1日毎に1ヶ月分表示されてもよい。
(s)
上記実施形態では、COP算出部45aが、各空調機10a,10eのシステムCOPを算出すると説明した。しかし、COP算出部は、各空調機10a,10eの機器COPを算出してもよい。機器COPは、空調能力算出部36bによって算出された各空調機10a,10eの空調能力Q(具体的には、QcやQh)を、各系統における室外機のみの総消費電力量Eo’で乗算することによって求められる(機器COP=Q/Eo’)。
ここで、機器COPの算出において用いる総消費電力量Eo’は、各室外機11a,11eの総消費電力量Eo(つまり、1系統における室外機全体の総消費電力量)から、1系統における室内ファン全てにおいて消費された電力量を減算することで算出される。また、これ以外の方法としては、1系統における室内ファン全てについて、室内ファンの定格電力に運転時間を乗算しておき、各室外機11a、11eの総消費電力量Eo(つまり、1系統における室外機全体の総消費電力量)から乗算結果全てを減算することで、総消費電力量Eo’を求める方法がある。更には、1系統における室内ファン全てにおいて消費された電力量を除いた、室外機1a,11eのみの電力量を測定可能な場合には、COP算出部は、直接測定した結果を用いて機器COPを算出してもよい。
また、上記実施形態では、システムCOPの算出方法として、各空調能力Qを各空調機10a,10eにおける総消費電力量Etlで除算すると説明した。しかし、システムCOPの算出方法は、これに限定されない。システムCOPの算出方法のその他の例としては、例えば1分毎における空調能力Qを同じく1分毎における消費電力量で乗算することで、先ずは1分毎におけるCOPを求め、この値を1時間分積算するといった方法が挙げられる。
(t)
上記実施形態に係る低COP電力算出部45bは、各空調機10a,10eのCOPが定格COPの1/2以下である場合の総消費電力量を、低COP消費電力量としていた。しかし、低COP消費電力量を決定する際の条件は、これに限定されない。例えば、低COP電力算出部は、各空調機10a,10eのCOPが定格COPの3/4以下や定格COP以下である場合の総消費電力量を、低COP消費電力量としてもよい。更に、低COP電力算出部は、定格COPに関係なく、各空調機10a,10eのCOPが目標とする下限のCOP以下(例えば、2.0以下)である場合の総消費電力量を、低COP消費電力量としてもよい。
本発明に係る省エネ支援装置は、ユーザが、省エネの余地がある空調機を容易に把握することができるという効果を有し、空調機の省エネルギー化を支援するための装置として適用することができる。
1 省エネ支援システム
10a,10e 空調機
11a,11e 室外機
12a,12b,12c,・・・12h 室内機
20 省エネ支援装置
30 コントローラ
31 空調用通信部
32 電力量計用通信部
33 補助装置用通信部
34 操作パネル
35 記憶部
36 制御部
36a 総電力量算出部
36b 空調能力算出部
40 補助装置
41 コントローラ用通信部
42 表示部
43 操作部
44 記憶部
45 制御部
45a COP算出部
45b 低COP電力算出部
45c 余地情報生成部
45d 画面情報生成部
145e 高COP電力算出部
p151 表示選択情報
特開2004−85085号公報

Claims (15)

  1. 空調機(10a,10e)の省エネルギー化を支援する省エネ支援装置(20)であって、
    前記空調機(10a,10e)についての運転データを取得する取得部(31,32)と、
    前記取得部(31,32)が取得した前記運転データに基づいて、前記空調機(10a,10e)の総消費電力量あるいは基準消費電力量を比較対象電力量として求める第1電力量算出部(36a,136a)と、
    前記取得部(31,32)が取得した前記運転データに基づいて、前記空調機(10a,10e)が所定値以下のCOPで運転していた時に消費した電力量である低COP消費電力量を求める第2電力量算出部(45b)と、
    前記比較対象電力量及び前記低COP消費電力量に基づいて、省エネルギー化余地の大小を判断するための省エネ余地情報を生成する情報生成部(45c)と、
    前記省エネ余地情報を報知する報知部(42)と、
    を備える、省エネ支援装置(20)。
  2. 前記省エネ余地情報は、前記総消費電力量に対する前記低COP消費電力量の割合である、
    請求項1に記載の省エネ支援装置(20)。
  3. 前記省エネ余地情報は、前記総消費電力量を100%とした場合の前記低COP消費電力量をパーセントで表した情報である、
    請求項2に記載の省エネ支援装置(20)。
  4. 前記基準消費電力量は、前記空調機(10a,10e)が所定値以下のCOPで運転していた時において、前記空調機(10a,10e)のCOPが所定値であったと仮定した場合に消費されたであろう電力量であって、
    前記省エネ余地情報は、前記基準消費電力量と前記低COP消費電力量との差分である、
    請求項1に記載の省エネ支援装置(20)。
  5. 前記省エネ余地情報は、前記総消費電力量の絶対量と前記低COP消費電力量の絶対量とからなる情報であって、
    前記報知部(42)は、前記空調機(10a,10e)についての前記総消費電力量の絶対量と前記低COP消費電力量の絶対量とが視覚的に把握可能なように、前記省エネ余地情報を表示する、
    請求項1に記載の省エネ支援装置(1)。
  6. 前記取得部(31,32)は、複数の前記空調機(10a,10e)から各前記空調機(10a,10e)の前記運転データを取得し、
    前記第1電力量算出部(36a,136a)及び前記第2電力量算出部(45b)は、前記比較対象電力量及び前記低COP消費電力量それぞれを前記空調機(10a,10e)毎に算出し、
    前記情報生成部(45c)は、前記省エネ余地情報を前記空調機(10a,10e)毎に生成し、
    前記報知部(42)は、各前記空調機(10a,10e)の前記省エネ余地情報を、比較可能に表示する、
    請求項1〜5のいずれかに記載の省エネ支援装置(20)。
  7. 前記報知部(42)は、複数の前記空調機(10a〜10m)それぞれの前記省エネ余地情報を、前記低COP消費電力量の多い前記省エネ余地情報から順に1つの図表内に表示する、
    請求項6に記載の省エネ支援装置(20)。
  8. 前記報知部(42)は、
    複数の前記空調機(10a〜10e)それぞれの前記省エネ余地情報を、1つの図表内に選択可能に表示し、
    前記省エネ余地情報が選択された場合、選択された前記省エネ余地情報に対応する前記空調機についての前記低COP消費電力量の絶対量及び前記総消費電力量の絶対量を時系列的に表示する、
    請求項6または7に記載の省エネ支援装置(20)。
  9. 前記取得部(31,32)は、1つの空調対象空間内に設置された複数の前記空調機(10a,10e)それぞれから、前記運転データを取得する、
    請求項6〜8のいずれかに記載の省エネ支援装置(20)。
  10. 前記報知部(42)は、前記省エネ余地情報を、日時に関する情報と共に表示する、
    請求項1〜9のいずれかに記載の省エネ支援装置(20)。
  11. 前記報知部(42)は、前記省エネ余地情報を、外気温度に関する情報と共に表示する、
    請求項1〜9のいずれかに記載の省エネ支援装置(20)。
  12. 前記空調機(10a〜10m)が前記所定値以上のCOPで運転していた時に消費した電力量である高COP消費電力量を求める第3電力量算出部(145e)、
    を更に備え、
    前記情報生成部(145c)は、更に前記高COP消費電力量に基づいて前記省エネ余地情報を生成する、
    請求項1〜11のいずれかに記載の省エネ支援装置。
  13. 前記省エネ余地情報は、前記低COP消費電力量に関する低COP情報及び前記高COP消費電力量に関する高COP情報を含み、
    前記報知部(42,142)は、前記低COP情報及び前記高COP情報を視覚的に区別可能に表示する、
    請求項12に記載の省エネ支援装置(20)。
  14. 前記省エネ余地情報は、前記低COP消費電力量に関する低COP情報及び前記高COP消費電力量に関する高COP情報を含み、
    前記報知部(42,142)は、
    前記低COP情報及び前記高COP情報のどちらを表示するかを選択するための表示選択情報、を更に表示可能であって、
    前記表示選択情報において前記低COP情報の表示が選択された場合、前記省エネ余地情報のうち前記低COP情報のみを表示し、
    前記表示選択情報において前記高COP情報の表示が選択された場合、前記省エネ余地情報のうち前記高COP情報のみを表示する、
    請求項12に記載の省エネ支援装置(20)。
  15. 空調機(10a,10e)の省エネルギー化を支援する省エネ支援装置であって、
    前記空調機(10a,10e)についての運転データを取得する取得部(31,32)と、
    前記取得部(31,32)が取得した前記運転データに基づいて、前記空調機(10a,10e)の総消費電力量あるいは基準消費電力量を比較対象電力量として求める比較電力量算出部(36a,136a)と、
    前記取得部(31,32)が取得した前記運転データに基づいて、前記空調機(10a,10e)が所定値以上のCOPで運転していた時に消費した電力量である高COP消費電力量、または前記空調機(10a、10e)が前記所定値以下のCOPで運転していた時に消費した電力量である低COP消費電力量の、少なくとも1つを求めるCOP電力量算出部と、
    前記COP電力量算出部による算出結果及び前記比較電力量算出部の算出結果に基づいて、省エネルギー化余地の大小を判断するための省エネ余地情報を生成する情報生成部(45c)と、
    前記省エネ余地情報を報知する報知部(42)と、
    を備える、省エネ支援装置。
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