JP2010112482A - 管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】継手構造を大型化することなく、上下方向に大きく偏った揺動を有効に許容できる管継手を提供する。
【解決手段】一方の管201に固定され、他方の管202側に拡径して開いた部分凹球面111a、111bを両管相互の接続部の上方及び下方に有する第1座体110と、他方の管202に固定され、一方の管201側に縮径し、かつ、部分凹球面111a、111bに対向させて設けられた部分凸球面121を有する環状の第2座体120と、部分凹球面111a、111bと部分凸球面121との間に挟持された互いに同径の3個以上の剛体球150と、剛体球150を両管相互の接続部の上方および下方に保持するリテーナ130と、一方の管201と第2座体120との間を全周に亘ってシールする環状のシール体140と、第1座体110と第2座体120を管軸方向に互いに近づけるべく付勢する付勢機構160と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用エンジンからの排気通路等を形成する上流側排気管と下流側排気管とを相互に接続する継手構造に関し、より詳細には、FF横置きエンジンに接続された排気マニホールドとその下流側の排気管とを相対的に揺動可能に接続する管継手に関する。
一般に車両用エンジンの排気系は、エンジンの排気ポートに接続された排気マニホールド(上流側排気管)とその下流側の排気管とが管継手を介して相互に接続されている。
この種の管継手は、多くの場合球面継手の構造を有し、排気マニホールドと排気管との相対的な揺動を可能にすることにより、排気系を流れる排気脈動に起因する振動や、路面からの衝撃に起因する振動や、車両走行に伴う各種慣性力に起因する曲げ応力などを吸収し軽減する機能を担っている。従来のこの種の管継手は、一方の管の端部に固定された球面状の凹面を有する座体と、他方の管の端部に固定された球面状の凸面を有するシール体とを備え、座体の凹面とシール体の凸面とを互いに圧接させて摺動可能に接続することにより、両管が相対的に揺動できるようにしている(たとえば、特許文献1)。
特開2003−41932号公報
FF横置きエンジンは、これに接続される排気管の管軸方向がクランク軸方向(左右方向すなわち管軸と略水平に略直交する方向)と直交しているため、車体前部にマウントされているエンジン本体がクランク軸方向よりもクランク軸の回転方向(上下方向)に格段と大きく振れ動く。このため、FF横置きエンジンに接続された上流側と下流側の排気管は、左右方向に対して上下方向に格段と大きく相対揺動することになる。このように上下方向に大きく偏って発生する両管相互の相対揺動を、上下左右全方向に均等に許容するように構成された従来の管継手で十分に吸収できるようにすると、左右方向への揺動の小ささの割に座体の部分が左右に大きく張り出して管継手が不必要に大型化することになる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、継手構造を大型化することなく、左右方向に対して上下方向に大きく偏った両管相互の揺動を有効に許容することができる新規な構造の管継手を提供することにある。
本発明の管継手は、以下のように構成される。
[構成1]
一方の管と他方の管を相対揺動可能に接続する管継手において、
前記一方の管の外周面に固定され、前記他方の管側に拡径して開いた部分凹球面を両管相互の接続部の少なくとも上方及び下方に有する第1座体と、
前記他方の管の外周面に固定され、前記一方の管側に縮径し、かつ、前記部分凹球面に対向させて設けられた部分凸球面を有する環状の第2座体と、
前記部分凹球面と前記部分凸球面との間に挟持された互いに同径の3個以上の剛体球と、
前記剛体球を両管相互の接続部の上方および下方に保持するリテーナと、
前記第1座体または前記一方の管と前記第2座体との間を全周に亘ってシールする環状のシール体と、
前記第1座体と前記第2座体を管軸方向に互いに近づけるべく付勢する付勢機構と、を有することを特徴とする管継手。
構成1の管継手は、一方の管と他方の管とを軸方向に互いに接近させる向きに弾力的に付勢して連結するとともに、シール体によって第1座体と第2座体との間を全周に亘ってシールすることにより、両管の接続部をシールする。第1座体の部分凹球面と第2座体の部分凸球面との相互の間隔は、リテーナに保持されている互いに同径の3個以上の剛体球によって常に一定に保たれる。すなわち、部分凹球面と部分凸球面間の距離は、剛体球の直径に相当する距離に保たれる。これにより、第2座体とシール体間の圧力(接触圧)が常に一定に保たれるので、シール体による両座体間のシール性が常に安定に保たれる。両座体と剛体球との間の摩擦力は両座体とシール体との間の摩擦力に比べて極小さいので、剛体球の存在によって両座体の相対揺動性が損なわれることはない。そして、3個以上の剛体球が両管相互の接続部の上方および下方に設けられていることにより、すなわち3個以上の剛体球のうちの何個かが接続部の上方に、残りの何個かが接続部の下方に、分けて配置されていることにより、左右方向に対して上下方向に大きく偏った両管相互の揺動を継手構造を大型化することなく有効に許容することができる。この管継手は、剛体球を3個以上備えたことにより、両管相互の相対揺動を常に安定した状態で許容することができる。
[構成2]
構成1を前提として、前記リテーナが、
前記剛体球を両管相互の接続部の上方に保持する第1保持部と、
前記剛体球を両管相互の接続部の下方に保持する第2保持部と、
両保持部を弾力的に連結する左右一対の連結部と、を有する、管継手。
構成2の管継手においては、3個以上の剛体球のうち、何個かを第1保持部によって保持し、残りの何個かを第2保持部によって保持する。そして、両保持部を左右一対の連結部により弾力的に連結することにより、左右方向に対して上下方向に大きく偏った両管相互の揺動を有効に許容する。この構成により管継手を小型・軽量化できる。
[構成3]
構成2を前提として、前記左右一対の連結部が、前記接続部を挟むようにして左右に設けられ、一方の連結部に前記シール体の左右一方の端部が係合するとともに他方の連結部に前記シール体の左右他方の端部が係合しており、前記左右一対の連結部と前記シール体とが互いに係合状態を保ったまま互いに摺動可能である、管継手。
構成3の管継手においては、シール体をリテーナの左右の連結部に掛け渡すようにして係合させることにより、シール体とリテーナとを簡易的に一体化することができる。そして、両管相互の接続を行う際、シール体とリテーナとを、簡易的に一体化した状態で、両管相互の接続部に装着することができる。これにより、シール体とリテーナの両管相互の接続部への装着作業を容易化できる。左右一対の連結部とシール体とが互いに係合状態を保ったまま互いに摺動可能であるので、装着後も両者の係合を解除する必要がない。
[構成4]
構成3を前提として、前記シール体が、
前記左右一対の連結部と係合している環状のシール材ホルダと、このシール材ホルダに保持されている環状のシール材とを有し、
前記シール材ホルダは、前記第1座体または前記一方の管に全周に亘って気密に接合され、
前記シール材は、前記第2座体に全周に亘って気密に摺接している、管継手。
構成4の管継手によれば、第1座体またはこれが固定されている一方の管とシール体との間を全周に亘って完全に気密にシールした状態で、第2座体に対するシール体の摺動性を確保しつつ、第2座体とシール体との間を全周に亘って気密にシールできる。
[構成5]
構成4を前提として、前記シール材の表面に潤滑材層が形成されている、管継手。
構成5の管継手によれば、シール材の第2座体に対する摺動性を向上させて、微少な振動に対する吸収性能を高めることができる。これにより、一方の管に微少な振動が発生したとしても、その微少な振動が他方の管に伝わるのを極力防止するとともに、異常音(軋み音)の発生を抑制することができる。
上記の構成の管継手によれば、継手構造を大型化することなく、左右方向に対して上下方向に大きく偏った両管相互の揺動を有効に許容することができる。
以下本発明を、図面を参照しながら、実施形態に即して詳細に説明する。
図1は本発明に係る管継手の正面図である。図2は本発明に係る管継手の管軸に沿った垂直方向(図1のA−A方向)の部分断面図である。図3は本発明に係る管継手の管軸に沿った水平方向(図1のB−B方向)の部分断面図である。図4は本発明に係る管継手の構成要素の一つであるリテーナとシール体の連結状態を示す斜視図である。図5は図4に示すリテーナとシール体の上半部の正面図である。
この管継手100は、下流側排気管(一方の管)201の端部に設けられた環状の第1座体110と、上流側排気管(他方の管)202の端部に設けられた環状の第2座体120と、両座体110、120間に挟持された複数(この例では4個とする。)の剛体球150と、剛体球150を両管201、202相互の接続部の上方および下方に保持するリテーナ130と、下流側排気管201と第2座体120との間を全周に亘ってシールする環状のシール体140と、両座体110、120を互いに近づける方向に弾力的に付勢する付勢機構160と、を備えている。排気管201、202はエンジンに接続された排気系の一部を構成するものである。また、この例では下流側排気管201の端部201aは拡径しており、上流側排気管202の端部202aを収容する形状になっている。
第1座体110は、下流側排気管201の端部201a外周面に全周に亘って気密に密着させて溶接固定されている。第1座体110は、縦長に形成された略長円形状の部分球殻部112を有している。部分球殻部112は、上流側排気管202側に拡径した部分凹球面111a、111bをその上部及び下部に有している。部分球殻部112の中央部には、下流側排気管201の端部201aが挿通される貫通孔112aが形成されている。部分球殻部112の上下方向中央の左右両端部は円弧状に若干くびれている。第1座体110は、部分球殻部112の上下方向中央の左右両端部を第2座体120側に屈曲させるようにして延長し、そこから左右外方に折り返すようにして形成された耳状の一対のフランジ部114を有している。フランジ部114には、それぞれ一箇所にボルト固定孔113(図3参照)が形成されている。フランジ部114の左右両端部はさらに第2座体120側に屈曲させるようにして延長されている。
第2座体120は、上流側排気管202の端部外周面に全周に亘って気密に密着させて溶接固定されている。第2座体120は、下流側排気管201側に突出(縮径)した球帯状の部分凸球面121を有している。第2座体120は、第1座体110のフランジ部114に対面して形成されたフランジ部124を有している。第2座体120のフランジ部124には、第1座体110のフランジ部114のボルト固定孔113と対応させてボルト挿通孔123が形成されている。フランジ部124の外周部はエンジン側に屈曲させるようにして延長され、そこから外側に断面U字形に袋状に折り返すようにして第1座体110側に更に延長されている。そして、この袋状に折り返された部分に第1座体110のフランジ部114の先端部が収容されている。
剛体球150は、両管201、202相互の接続部の上方と下方に、それぞれ2個ずつ、周方向における相互の位置関係を一定に保った状態で配置されている。これら4個の剛体球150の直径は互いに等しい。
リテーナ130は、剛体球150を両管201、202相互の接続部の上方に保持する第1保持部材130Aと、剛体球150を両管201、202相互の接続部の下方に保持する第2保持部材130Bと、両保持部材130A、130Bを上下方向に相対変位可能に弾力的に連結する左右一対のリテーナ連結スプリング131A、131Bとを有している。両保持部材130A、130Bは金属製の部材である。
両保持部材130A、130Bは横長の板状の部材本体134と、部材本体134の左右両端に一体形成された管状の連結部135とを有している。部材本体134は、その左右二カ所に、剛体球150を保持する貫通孔133を有している。貫通孔133の周縁部には偶数カ所に切り込みが形成されている。そして、貫通孔133の周縁部を切り込み二つ毎に互い違いに前後に折り曲げて剛体球150と嵌合させることにより、貫通孔133からの剛体球150の脱落を防止している。連結部135は上下に貫通している。そして、リテーナ連結スプリング131A、131Bの端部を連結部135に挿入した状態で連結部135を化締めることにより、リテーナ連結スプリング131A、131Bと保持部材本体134とが互いに連結されている。
左右一対のリテーナ連結スプリング131A、131Bは、両管201、202相互の接続部を挟むようにして左右に設けられ、一方のリテーナ連結スプリング131Aにシール体140の左右一方の端部(右端部)が係合するとともに他方のリテーナ連結スプリング131Bにシール体140の左右他方の端部(左端部)が係合している。左右一対のリテーナ連結スプリング131A、131Bとシール体140は係合状態を保ったまま互いに摺動可能である。
シール体140は、左右一対のリテーナ連結スプリング131A、131Bと係合している環状(筒状)のシール材ホルダ141と、シール材ホルダ141に保持されている環状のシール材142とを有する。シール材ホルダ141は、下流側排気管201の端部201aの外周に環装され、全周に亘って気密に溶接されて固定されている。シール材ホルダ141の左右両端部には外方に耳状に張り出すようにして係合部141a、141bが形成されている。係合部141a、141bの先端側は、後方に円弧状に湾曲しており、その湾曲した部分がリテーナ連結スプリング131A、131Bと摺動可能に係合している。シール材142は、第2座体120の部分凸球面121に全周に亘って気密に摺接している。シール材142の表面には潤滑材層が形成されている。これにより、下流側排気管201とシール体140との間を全周に亘って完全に気密にシールした状態で、第2座体120に対するシール体140の摺動性を確保しつつ、第2座体120とシール体140との間を全周に亘って気密にシールしている。
付勢機構160は、段付きボルト161と、ナット162と、コイルばね(弾性体)163とを有している。段付きボルト161は、第1座体110のフランジ部114のボルト挿通孔113に下流側排気管201側から挿入され、先端部に形成されたねじ部が第2座体120のフランジ部124のボルト固定孔123に挿通され離脱しないようにナット162に固定されることで、上流側排気管202と下流側排気管201とを相互に接続している。また、ボルト挿通孔113は段付きボルト161の径に対して余裕を持って形成されており、上流側排気管202と下流側排気管201の相対揺動を許容する構造となっている。コイルばね163は、段付きボルト161を取り巻くようにして設けられている。
上記のように構成された管継手100は、下流側排気管201と上流側排気管202とを軸方向に互いに接近させる向きに弾力的に付勢して連結するとともに、シール体140によって第1座体110と第2座体120との間を全周に亘ってシールすることにより、両管201、202相互の接続部をシールする。第1座体110の部分凹球面111a、111bと第2座体120の部分凸球面121との相互の間隔は、リテーナ130に保持されている互いに同径の4個の剛体球150によって常に一定に保たれる。すなわち、部分凹球面111a、111bと部分凸球面121間の距離は、剛体球150の直径に相当する距離に保たれる。これにより、第2座体120とシール体140間の圧力(接触圧)が常に一定に保たれるので、シール体140による両座体110、120間のシール性が常に安定に保たれる。両座体110、120と剛体球150との間の摩擦力は第2座体120とシール体140との間の摩擦力に比べて極小さいので、剛体球150の存在によって両座体110、120の相対揺動性が損なわれることはない。そして、剛体球150が両管201、202相互の接続部の上方および下方にのみ配置されていることにより、左右方向に対して上下方向に大きく偏った両管201、202相互の揺動を継手構造を大型化することなく有効に許容することができる。
また、この管継手100においては、シール体140をリテーナ130の左右のリテーナ連結スプリング131A、131Bに掛け渡すようにして係合させることにより、シール体140とリテーナ130とを簡易的に一体化することができる。そして、両管201、202相互の接続を行う際、シール体140とリテーナ130とを、簡易的に一体化した状態で、両管201、202相互の接続部に装着することができる。これにより、シール体140とリテーナ130の両管201、202相互の接続部への装着作業を容易化できる。左右一対のリテーナ連結スプリング131A、131Bとシール体140とが互いに係合状態を保ったまま互いに摺動可能であるので、装着後も両者の係合を解除する必要がない。
なお、本発明の管継手で使用される剛体球150としては、特に制限はないが、好ましくはステンレス鋼球、セラミックボールなどが使用され、より好ましくはシリコン窒化物製セラミックボールを使用する。シリコン窒化物製セラミックボールは硬質、かつ軽量であり耐久性にも優れており、円滑性により微少な振動を吸収しやすくなる。また、ボールとフランジの材質が異なることによりマイクロピット(微少な凹凸)の発生を防ぐことができ、性能が長期に亘って維持できる。
また、上記の各形態例で説明した環装部材として使用されるシール体の材料としては、たとえば無機質充填剤や炭化材などにて構成された耐熱シール材、ステンレス金網圧縮品もしくはステンレス金網圧縮品と耐熱樹脂との混合材などがあげられる。そして、これらのうちのいずれかの耐熱材料からなるシール体の表面に潤滑材層が形成されていることが好ましい。また、部分凹球面111a、111bや部分凸球面121に、耐熱性および潤滑性を有する層を形成してもよい。
また、本発明の管継手において、剛体球150が回転可能にリテーナ130に保持されるようにしてもよい。また、上記の例では、シール材ホルダ141を下流側排気管201に接合しているが、第1座体110に接合してもよい。
また、上記の例では、剛体球150の数が4個であり、そして両管201、202の接続部の上方と下方に2つずつ当分して配置した場合について説明したが、剛体球150の数は3個でも5個以上であってもよく、また偶数個の場合でも必ずしも上下に等分配置する必要はない。たとえば、剛体球150の数が3個の場合、そのうちの2つを接続部の上方または下方に、1つを接続部の上方または下方に配置することにより、両管201、202相互の相対揺動を常に安定した状態で許容することができる。
上記の例に示したリテーナ130は、第1保持部材130Aと、第2保持部材130Bと、リテーナ連結スプリング131A、131Bとを有し、これらを相互に連結し一体化してなるが、リテーナ130を金属製の一体成型品として実現してもよい。リテーナ130を一体成型品とすることにより、管継手100の部品点数を削減できる。
本発明に係る管継手の正面図 本発明に係る管継手の管軸に沿った垂直方向(図1のA−A方向)の部分断面図 本発明に係る管継手の管軸に沿った水平方向(図1のB−B方向)の部分断面図 本発明に係る管継手の構成要素の一つであるリテーナとシール体の連結状態を示す斜視図 図4に示すリテーナとシール体の上半部の正面図
符号の説明
100 管継手
110 第1座体
111a、111b 部分凹球面
112 部分球殻部
114 フランジ部
120 第2座体
121 部分凸球面
124 フランジ部
130 リテーナ
130A 第1保持部材(保持部)
130B 第2保持部材(保持部)
131A、131B リテーナ連結スプリング(連結部)
140 シール体
141 シール材ホルダ
142 シール材
150 剛体球
160 付勢機構
201 下流側排気管(一方の管)
202 上流側排気管(他方の管)

Claims (4)

  1. 一方の管と他方の管を相対揺動可能に接続する管継手において、
    前記一方の管の外周面に固定され、前記他方の管側に拡径して開いた部分凹球面を両管相互の接続部の少なくとも上方及び下方に有する第1座体と、
    前記他方の管の外周面に固定され、前記一方の管側に縮径し、かつ、前記部分凹球面に対向させて設けられた部分凸球面を有する環状の第2座体と、
    前記部分凹球面と前記部分凸球面との間に挟持された互いに同径の3個以上の剛体球と、
    前記剛体球を両管相互の接続部の上方および下方に保持するリテーナと、
    前記第1座体または前記一方の管と前記第2座体との間を全周に亘ってシールする環状のシール体と、
    前記第1座体と前記第2座体を管軸方向に互いに近づけるべく付勢する付勢機構と、を有することを特徴とする管継手。
  2. 前記リテーナは、
    前記剛体球を両管相互の接続部の上方に保持する第1保持部と、
    前記剛体球を両管相互の接続部の下方に保持する第2保持部と、
    両保持部を弾力的に連結する左右一対の連結部と、を有する、請求項1の管継手。
  3. 前記左右一対の連結部は、前記接続部を挟むようにして設けられ、一方の連結部に前記シール体の左右一方の端部が係合するとともに他方の連結部に前記シール体の左右他方の端部が係合しており、前記左右一対の連結部と前記シール体とが互いに係合状態を保ったまま互いに摺動可能である、請求項2の管継手。
  4. 前記シール体は、
    前記左右一対の連結部と係合している環状のシール材ホルダと、このシール材ホルダに保持されている環状のシール材とを有し、
    前記シール材ホルダは、前記第1座体または前記一方の管に全周に亘って気密に接合され、
    前記シール材は、前記第2座体に全周に亘って気密に摺接している、請求項3の管継手。
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